雪男
雪男(ゆきおとこ)は、降雪の多い地方にいると言われている未確認動物の総称。
[編集] 概要
ヒマラヤ山脈のイエティ、ロッキー山脈のビッグフットなどを指すことが多い。
それぞれの雪男の共通点として、人里離れた山奥に住む、全身毛むくじゃら、直立二足歩行するという特徴が挙げられる。体色については、白、茶色、灰色など諸説あり、共通認識とはなっていない。
目撃証言はあるが、ヒグマやハイイログマ(グリズリー)等の見間違いも数多く含まれているとされている。それ以外の正体としては、毛皮を着た猟師や猿人やギガントピテクス(アジアに生息していた巨大類人猿の化石種)の生き残り、未発見の生物などが挙げられる。
ヨーロッパにおいてゴリラが、ギリシア時代からの記録がありながら19世紀末まで架空の生物だと思われていたという例もあるので、雪男についても実在を強く信じる人間は少なからずいる。
一方、ヒマラヤ地域ではヒグマの姿をシェルパに見せたところ、彼らはヒグマを「イエティ」と認知したことが判明している。ブータンで「雪男」を指すとされた「メギュ」、チベットでの「テモ」もヒグマを指す名称だった。
また1959年日本の登山隊に地元住民が雪男の毛皮だとしてヒグマの毛皮を差し出したことも知られている。多くの登山家達が資金繰り(エベレスト登山の場合、現在登山料は団体割引を使っても最低一人10,000米ドル)に悩んだあげく、故意であるかは別にして地元で雪男と呼ばれていたヒグマを未確認生物に仕立て上げ、資金源にしていたのが現実だと考えられる。
なお「イエティ」「ビッグフット」は本来は性別を指定しない言葉の筈なので「雪男」という性別を限定している訳し方は本来は適切ではない。中国では「野人」と呼ぶがそいう表現が本来は正しい。 日本国内では中国山地のヒバゴンも雪男とされる。また富山県では、雪の夜に現れる大入道を雪男という[1]。 ロシアで行われた雪男に関する国際会議では生存確率は95%という結果が出た。
[編集] 脚注
- ^ 日野巌・日野綏彦 「日本妖怪変化語彙」『動物妖怪譚』下、村上健司校訂、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、310頁。ISBN 978-4-12-204792-1。