ドーム
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ドーム(英:dome)は、建築における屋根の形式のひとつで、半球形をした屋根のことである。
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[編集] 概要
ドームは、アーチをその頂部を中心として水平に回転させた形状をしている。構造的にもアーチと類似しており、自重やその他の荷重をドームの面内に沿って下部に伝えるため、面外に屋根を支える支柱や壁が不要である場合が多い。このため、大空間を覆う屋根として適しており、かつ、構造上、高さが必要で荘厳な空間が形成されることから、歴史的に、古代ローマのパンテオンをはじめとする宗教建築に多く用いられてきた。
日本語では、丸(円)屋根(まるやね)、丸(円)天井(まるてんじょう)、穹窿(きゅうりょう)等とも言う。イタリアの教会堂のドームに対しては、イタリア語のクーポラ(cupola)という呼び方が用いられることがある。日本ではかつて溶鉱炉のことをキューポラと呼んだが、これは溶鉱炉の丸屋根の呼称を、溶鉱炉自体の名称と誤認したためである。なお、英語 dome はイタリア語で教会堂のことを duomo (ドゥオーモ)と呼ぶことに影響を受けている。どちらも語源はギリシア語 domos (家、住居)であり、イタリア語の用法は元来「神の家」の意であった。
ドームと同様にアーチを基本形とした屋根で、アーチを水平に押し出した形状のかまぼこ形の屋根は、ヴォールトと呼ばれる。
[編集] 種々のドーム
[編集] ジオデシック・ドーム
ジオデシック・ドームはバックミンスター・フラーによって考案されたドームである。正三角形に組み合わせた構造材を多数並べることによってドーム構造を形成している。60個の炭素原子からなる分子、C60はジオデシック・ドームに良く似た構造をしているため、バックミンスター・フラーにちなみ、フラーレンと呼ばれている。
[編集] たまねぎドーム
ロシア建築、特にロシアの伝統的な教会・宮殿建築特有の屋根形状である。楕球と円錐を組み合わせたような形状で、タマネギの根に似ていることからこう呼ばれる。塔などに被せられる。 ちなみに、ロシア語でドームと言うと「家・住居・館」などの意味になる。
[編集] エア・ドーム
東京ドームの様に、屋内を陽圧にすることで空気圧により屋根の自重を支えているドーム建築であり、膜構造の一種である。東京ドームではドーム内外の気圧差は0.3%である。内部の空気を極力逃がさない様に、出入り口は回転ドアになっている。
[編集] 木質ドーム
集成材の登場により、近年では木質材料によるドームが建設されるようになった。 出雲ドーム(島根県)・大館樹海ドーム(秋田県)・木の花ドーム(宮崎県)・瀬戸大橋記念公園マリンドーム(香川県)などの例がある。
[編集] 天体観測ドーム
天体観測ドームは天文台の象徴である。その働きは、天体望遠鏡を格納し風雨日射から守り、全天を向く天体望遠鏡について360度方位を変える。望遠鏡の筒先方向にはスリットと呼ばれる細い隙間とその蓋を持つ。近年、高精度な天体観測の実現のためには、ドーム内外の温度差をなくす重要性が重視されてきた。昼間から夜間の外気温を予想して同じ温度になるように積極的な空調を施す場合もある。すばる望遠鏡のドームのように、地表付近の乱れた気流をドーム上方に流さないために茶筒型をした物も現れている。
[編集] ドームを持つ有名な建築物
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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(フィレンツェ) |
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モントリオール・バイオスフェア |
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[編集] 関連項目

