小屋
小屋(こや hut )とは、建築物のうち、小さく、簡単な作りのものを指す。
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概要[編集]
小屋は、簡易的な構造からなる建築物の一種で、その多くでは「雨や日差しを遮る屋根」と、この屋根を支える柱ないしその柱を代用する壁などで構成され、その多くでは設備的に付加された要素が少なく、住居性(中に居ることによる快適さ)の面では建築物一般の内でも低い部類に入る。建物内部はあまり区分けされず、部屋は狭いものが1つであるか、ごく少ない。
いわゆる「掘っ立て小屋」(ほったてごや:柱を立てるのに礎石を使わず穴を掘って地面に突き立てるだけの簡単な構造に由来→掘立柱)に代表されるように、その立て方も建物一般に比較して簡略的で、ともすれば「粗末な」建物だとみなされる。
現代ではいわゆるプレハブ工法のように、部品として別の場所で作られた壁を支えとして組み立てられる建築物も小屋の範疇ではあるが、更には建物自体をコンテナ状の枠組みに照明機器のほか窓・扉など幾らかの必要に応じた設備を付与したものをそのまま持ってきて設置したとしても小屋の範疇となる。
その用途は、簡易的な住居としてや、単に荷物を保管しておくための倉庫(物置)として、また人里離れた場所には狩猟や林業の作業期間だけ利用する仮住居ないし天候が崩れた場合の避難場所としての山小屋などが挙げられる。このほか、動物(家畜)を飼うことに供されるものもこのように呼ばれ、所謂「鳥小屋」や「犬小屋」などが見出される。
比喩表現としての「小屋」[編集]
大きな建物との対比として、小さい建物を小屋と言う場合がある。その一方で、興行活動において演芸を披露する施設を「小屋」(音楽業界では「ハコ」とも)と呼ぶ場合があり、イベントを開催する多目的ホールやライブハウスをこのように呼ぶことがある。古くは、地域巡業を生業とする旅芸人などが一時的に汎用の小屋に間借りしたり仮設建物を建てて利用したことにも関連する模様。
また、小さい住居もこのように呼ばれうる。日本では俗に「起きて半畳、寝て一畳」(半畳に掛かる言葉としては「座って」とするものもある)ともいうが、単に大きな家に住めないほど貧乏である場合と、いわゆる「清貧」に代表される高潔さの表れとして、小屋のように慎ましい住居に満足を見出す者も見られないではない。
小屋と風習[編集]
日本では古く、女性が生理の際に入る建物を小屋といった。これは特に月小屋ないし他屋と呼ばれ、月経の血が穢れとみなされたことにちなむ。この風習では同じ火(かまど)で煮炊きした物を食べることが禁忌とみなされていたため、その間は一人で炊事したものを食べた。各地にこの習慣があった。現存するものは少なくなっているものの、地方に取り壊されずに残っているものもある。