橋本駅 (神奈川県)
橋本駅 | |
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南口(2005年11月23日) | |
はしもと Hashimoto | |
所在地 | 相模原市緑区橋本 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 京王電鉄(駅詳細) |
橋本駅(はしもとえき)は、神奈川県相模原市緑区橋本にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京王電鉄の駅である。
乗り入れ路線
JR東日本の横浜線と相模線、京王電鉄の相模原線の2社3路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。
JR東日本の駅は横浜線を所属線としている[1]。また相模線は当駅が終点であるが、一部時間帯の列車は横浜線八王子方面へ直通する。
駅構造
JR東日本
JR 橋本駅 | |
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北口(2005年11月23日) | |
はしもと Hashimoto | |
所在地 | 相模原市緑区橋本六丁目1-25 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ハモ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面5線 |
乗車人員 -統計年度- |
60,122人/日(降車客含まず) -2010年- |
開業年月日 | 1908年(明治41年)9月23日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■横浜線 |
キロ程 | 33.8 km(東神奈川起点) |
◄相模原 (2.8 km) (1.9 km) 相原► | |
所属路線 | ■相模線 |
キロ程 | 33.3 km(茅ヶ崎起点) |
◄南橋本 (2.0 km) (- km) (相原)*► | |
備考 | みどりの窓口 有 |
* 朝夕の一部列車が八王子駅まで乗り入れ |
3面5線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。1 - 3番線を横浜線、4・5番線を相模線が使用している。ただし、直通運転の関係上、茅ヶ崎方面からの八王子行の列車は5番線から発車する。1番線が単式ホームの他は2・3番線、4・5番線とも島式ホームである。
ホームの相模原・南橋本寄りにもう一方の連絡通路があり、エスカレーターとエレベーターが設置されている。
のりば
北口側から
1 | ■横浜線 | 上り | 町田・新横浜・東神奈川・横浜・桜木町方面 |
2 | ■横浜線 | 待避線 | 町田・東神奈川方面(当駅始発) (※朝の始発1本のみ橋本発八王子行がある) |
3 | ■横浜線 | 下り | 相原・八王子方面 |
4 | ■相模線 | 海老名・茅ヶ崎方面 | |
5 | ■相模線 | 海老名・茅ヶ崎方面 | |
■横浜線 | 下り | 相原・八王子方面(相模線からの直通電車) |
- 2番線は主に、早朝の下り当駅始発八王子行を除きすべてが町田・東神奈川方面へ向かう電車である。朝夕ラッシュ時などの一部時間帯は、出入庫の関係で当駅始発や当駅止まり、折り返し電車が存在する。快速運転時間帯の日中は下りの場合、当駅止まりの後に折り返しとなり、降りた同じホームで後続の快速電車に乗り換えることができる。一方、上りの場合、快速は隣のホーム1番線に停車するため、階段を使って乗り換える必要がある。通過駅の矢部・淵野辺・古淵の各駅を利用する場合は、当駅よりも隣駅の相模原で乗り換えた方が便利である。
- 南東方向には、主に横浜線の車両を留置している鎌倉車両センター橋本派出所がある。
- 1番線ホームと2番線ホームの間にホームがない線路がある。旅客案内以外ではこのホームがない線路を2番線と呼び、2番線ホームを3番線・3番線ホームを4番線…とホームに対し線路の番号を1つ大きくした番号を用いることがある。この線路はかつて貨物の取り扱いをしていた頃に貨車や機関車の入換線や待避線として使用されたり、臨時列車の一時留置などに使用されていたが、近年ではあまり使用されていない。ただし、南東の車両留置線が工事などで使用できない場合は稀に横浜線の車両が留置されることがある。
- 相模線ホーム側隣の2線は留置線と八王子寄りの引き上げ線1本があり、主に相模線の車両が使用している。なお、八王子寄りの引き上げ線は1984年まで存在していた国鉄橋本工場の専用線の一部を転用したものである。
駅構内設備
- KIOSK - 改札階改札入って右手ほか。
- 飲食店 - 1番線隣接の「味の食彩館はしもと」内にあり、一部店舗は改札内からの利用が可能。
- みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)は1か所2窓口で、びゅうプラザ(旅行センター)併設型である。過去には自動券売機コーナーの隣に窓口が一つあるのみで、周辺に大学が多い上に京王線との乗換駅であることから、新年度初めには通学定期券の購入者が長蛇の列をなす光景が見られたが、2007年3月15日に自動券売機コーナーに指定席券売機が1台設置されたことにより、若干の混雑の緩和がなされ、2008年11月にびゅうプラザ併設型に改装した際に窓口や指定席券売機の設置数を増やした。
- JR改札前の通路は、JR利用者だけでなく、京王線やバスの利用者が通行するため、非常に混雑する。この通路沿いにいわゆる駅ナカ店舗がある。下記に一覧を示す。
-
JR橋本駅ホーム(2・3番ホーム八王子方より)(2005年11月23日)
-
相模線ホームは電化の際に嵩上げされた跡がある(2005年2月26日)
-
JR橋本駅構内(2007年7月16日)
-
JR橋本駅改札(2008年10月30日)
京王電鉄
京王 橋本駅 | |
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ホーム | |
はしもと Hashimoto | |
◄多摩境 (2.5km) | |
所在地 | 相模原市緑区橋本二丁目3-2 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
所属路線 | ■相模原線 |
キロ程 |
22.6km(調布起点) 新宿から38.1 km |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
87,242人/日 -2011年- |
開業年月日 | 1990年(平成2年)3月30日 |
島式ホーム1面2線の高架駅。ホームが3階、改札およびJR線のりばへの連絡通路が2階となる。エスカレーターとエレベータが設置されている。
ホーム部分の屋根は、側壁により支持されているため、ホーム上に柱はない。
のりば
1・2 | ■相模原線 | 京王多摩センター・調布・明大前・笹塚・新宿・都営新宿線方面 |
駅構内設備
- 京王リテールサービス(売店「A LoT」、2・3階)
- 京王クラウン街には、京王ストア・TSUTAYA・ルパ・京王観光・啓文堂書店・マクドナルド・なか卯・ドトールコーヒー・マツモトキヨシ・ガスト・歯科医院などがある。
- 2階(改札階)コンコース(京王ストア前に出る出口前)に三菱東京UFJ銀行のATMが、コンコース(京王ストア口前付近)と改札内に東京都民銀行のATMが、TSUTAYAの前にみずほ銀行のATMが設置されている。
-
京王橋本駅構内(2007年7月16日)
-
橋本駅のホームから見た京王相模原線の終端
利用状況
- JR東日本 - 2010年度の一日平均乗車人員は60,122人であり、横浜線内では、町田駅、八王子駅に次いで3番目に多く、相模線内では最も多い。また、相模原市内のJRの駅では最も多く、市役所などがある隣駅の相模原駅よりも多い。
- 京王電鉄 - 2011年度の一日平均乗降人員は87,242人であり、同社の駅の中では、新宿駅、渋谷駅、吉祥寺駅、下北沢駅、調布駅に次いで6番目に多く、調布駅を除いた相模原線の駅では第1位である。
近年の一日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | JR東日本 | 京王電鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1998年 | 47,340 | 34,716 | [2] |
1999年 | 47,026 | 34,463 | [3] |
2000年 | 47,613 | 35,130 | [3] |
2001年 | 49,028 | 36,527 | [4] |
2002年 | 50,265 | 37,585 | [4] |
2003年 | 52,261 | 39,444 | [5] |
2004年 | 53,550 | 40,459 | [5] |
2005年 | 54,854 | 41,699 | [6] |
2006年 | 56,286 | 42,167 | [6] |
2007年 | 58,080 | 43,233 | [7] |
2008年 | 59,081 | 43,890 | [7] |
2009年 | 59,049 [1] | ||
2010年 | 60,122 [2] |
乗降人員の推移(京王)
- 2011年度:87,242人
- 2010年度:88,065人
- 2009年度:88,427人
- 2008年度:88,320人
- 2007年度:87,044人
- 2006年度:84,043人
- 2005年度:82,555人
- 2004年度:80,105人
- 2003年度:78,072人
- 2002年度:74,185人
- 2001年度:72,138人
- 2000年度:69,406人
- 1999年度:68,148人
- 1998年度:68,565人(京王電鉄が1999年度に発表した資料の数値。2000年度発表のものは、「67,917人」となっている)
- 1997年度:66,733人
- 1996年度:65,411人
- 1995年度:63,007人
- 1994年度:59,798人
- 1993年度:55,492人
- 1992年度:49,822人
- 1991年度:41,400人
- 1990年度:30,205人(駅開設年度)
リニア中央新幹線誘致
東京都 - 大阪市の間をほぼ直線で結んだ建設ルートが予定されるリニア中央新幹線は、経由地である神奈川県・相模原市付近を通過することが想定されており、橋本駅が建設候補地となっている。2012年2月に神奈川県が『橋本駅をリニア中央新幹線中間停車駅とするよう』、JR東海側に要請する方向で調整が進んでいることを明らかにした[8]。駅前の相原高校が、駅建設予定地となっている。
なお、橋本駅は、県の「北のゲート」としての構想から、相模線の複線化、倉見駅への東海道新幹線新駅設置とともに、検討が行われている。
また、橋本駅以外にも、在日米軍相模総合補給廠の一部返還が予定される相模原駅などは、小田急電鉄多摩線の延伸とともにリニア中央新幹線の誘致も求める声があった[9]。ただし相模原駅となると米軍補給廠の真下を横断することとなり、安全保障上の観点から米軍の同意を取り付けることは非現実的であるという見方もあり[10]、立ち消えとなっている[11]。
駅周辺
神奈川県の北の入口と位置付けられ、県や市、民間が主体となった再開発が進む。
駅の北口付近には超高層マンションが立ち並び、建設ラッシュが続く。駅の西、かつての国鉄車両センター跡地にも超高層マンションやハイテクパーク、コーナン、橋本郵便局、相模原北警察署が完成。駅北方は以前からの住宅街である。当駅を核とした市街地域や住宅地域は、北部へ境川を越えて西部に拠点のない町田市まで広がっている。駅の南西部は、比較的新しく開発された住宅地が津久井方面へ広がっている。かつての大山街道である旧国道16号線沿いには宿場町のイメージが残る。相原高校の南には工場地帯が広がる。南口南東部の大工場地帯は、当駅付近が首都圏都市再生特別法に指定されたことを受けて超高層マンションや大型ショッピングセンター、電機メーカー研究所、接着剤メーカーなどが進出、または進出する予定である。また、中心市街地活性化法では相模原市の第一の都市核として認定されている。
北口
北口には再開発の際にペデストリアンデッキが設けられ、その下はバスターミナル・タクシー乗り場になっている。このペデストリアンデッキから直接「ミウィ」、「イオン」橋本店(2002年10月26日に「ビブレ」から改称後、2011年3月1日に店舗ブランドがイオンに統一されたため「サティ」から改称)および、飲食店等の入ったビル「味の食彩館はしもと」に行くことができる。
- 橋本駅北口再開発ビル
- ミウィ橋本
- 相模原市橋本図書館
- 杜のホールはしもと
- 横浜銀行 橋本支店
- みずほ銀行 橋本支店
- 三菱東京UFJ銀行 橋本支店
- りそな銀行 橋本支店
- 八千代銀行 橋本支店
- 庄や 橋本北口店
- 大庄水産 橋本店
- SING橋本
- スーパーアルプス 橋本店
- MOVIX橋本(シネマコンプレックス)
- フィットネスクラブ リーヴ橋本(フィットネスクラブ) ほか
- 橋本本町郵便局
- 橋本神明大神宮
- 東横イン 橋本駅北口
- 国道16号(東京環状)
南口
- アリオ橋本
- 神奈川県立相原高等学校
- 相模原協同病院
- 表忠碑 - 病院付近にある。山縣有朋 書。
- 国道16号(東京環状)
- 国道129号
- 国道413号
- ホームセンターコーナン 相模原西橋本店
- スーパーアルプス 西橋本店
- ロイヤルホームセンター 相模原橋本店
- 神奈川県立橋本高等学校
- サンエールさがみはら
- ラ・フロール
- 東急ストア 橋本店
- コナミスポーツクラブ
- ガロパ
- コジマ NEW橋本店
- セキド
- 神奈川県警察 相模原北警察署
- 山梨信用金庫 橋本支店
- 西武信用金庫 橋本支店
- 橋本郵便局
- 橋本公園
- 相模原北公園
- 職業能力開発総合大学校 相模原キャンパス
- 正継寺
バス路線
神奈川中央交通(一部相模神奈交バス・津久井神奈交バス)・京王バス南により運行されている。
橋本駅北口
- 1番のりば
- 橋01 久保沢・相模中野経由 三ヶ木行
- 橋08 久保沢経由 若葉台住宅行
- 橋14 久保沢経由 城山行
- 橋50 若葉台住宅経由 三ヶ木行(深夜バス)
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
- 6番のりば
- 橋75 久保ヶ谷戸経由 多摩美術大学行
- 橋76 三ツ目山公園・多摩境駅経由 神奈中多摩車庫行
橋本駅南口
- 1番のりば
- 橋08 久保沢経由 若葉台住宅行
- 橋28 町屋本町経由 若葉台住宅行
- 〈空港連絡バス〉成田空港行(予約制)
- 2番のりば
- 橋57 榎戸経由 望地キャンプ場入口行
- 橋59 葛輪経由 水郷田名行
- 3番のりば
- 橋30 相模川自然の村行(相模原市コミュニティバス)
- 橋34 作の口経由 上溝行
- 橋36 六地蔵経由 上大島行
- 橋40 峡の原車庫行
- 4番のりば
- 橋27 原宿五丁目行
- 橋33 西橋本経由 上大島行
- 橋41 上の原行
- 5番のりば
- 橋05 小沢行
- 橋05 小沢行
このほか、当駅終着のバスがある。運行はいずれも京王バス。
- NT01 多摩センター駅→京王堀之内駅→南大沢駅→だいり谷戸公園→多摩境駅→橋本駅(平日運行、深夜バス)
- 深夜急行バス 新宿駅西口→稲城駅→若葉台駅→永山駅→多摩センター駅→京王堀之内駅→南大沢駅→多摩境駅→橋本駅(平日運行、中央自動車道経由)
歴史
- 1908年(明治41年)9月23日 - 横浜鉄道 東神奈川駅 - 八王子駅間の開通時に開業。当初計画では駅設置の予定はなかった。
- 1910年(明治43年)4月1日 - 鉄道院が借り上げ。
- 1917年(大正6年)10月1日 - 国有化され、国有鉄道横浜線の駅となる。
- 1931年(昭和6年)4月29日 - 相模鉄道相模線が厚木駅から延伸開業。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 相模鉄道相模線が国有化、国鉄相模線となる。
- 1945年(昭和20年)5月 - 国鉄橋本工場(後の国鉄大宮工場橋本車両センター)が操業開始、工場へ続く側線が完成。
- 1980年(昭和55年)3月 - 現在の駅舎(2代目)に改築。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1990年(平成2年)3月30日 - 京王相模原線が南大沢駅から延伸開業。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカードSuica供用開始。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 京王電鉄でICカードPASMO供用開始。
- 2009年(平成21年)12月 - 2010年(平成22年)1月 - JR橋本駅に第二面から第一面、第三面に待合室が設置される。
駅名の由来
江戸時代に、橋本付近を流れる境川にかかる両国橋一帯のことを「橋本宿」と呼んだことから、「橋本」となる。
その他
- 相模線の乗換階段のところに「SuicaやPASMOなどで厚木駅で下車する場合は乗換改札機と駅改札機の2回、カードを読ませる」旨の掲示がある。
- JR線の長距離乗車券では和歌山線の橋本駅と区別するため、「(横)橋本」と印字される。
- 過去には小田急多摩線や西武多摩川線の延伸も計画されていた。
- 神奈川県内に所在する京王電鉄の駅は当駅と若葉台駅、京王稲田堤駅(いずれも相模原線)のみである。
隣の駅
脚注
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)221,225ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度)223,227ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成15年度)221,225ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成17年度)223,227ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成19年度)225,229ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成21年度)239,243ページ
- ^ 神奈川は橋本駅を要請へ リニア中間駅、JR東海に 産経新聞 2012年2月1日閲覧
- ^ リニア新幹線の中間駅はどうなる? p.2 日経BP社 ケンプラッツ 2009年2月6日
- ^ “相模経済新聞 リニア中央新幹線駅 候補地巡り橋本と相模原が誘致合戦”. 相模経済新聞 (2009年4月13日). 2009年6月11日閲覧。
- ^ リニア中央新幹線「相模原駅」橋本が有力 相模経済新聞 2011年6月20日