文字多重放送
文字多重放送(もじたじゅうほうそう、英:Teletext)とは、ラジオ又はテレビ放送にて、放送信号に文字コードや図形情報や番組その他の情報を多重(重畳)する放送である。
概要
ラジオ放送では、「割り当てられたチャンネル内の空き周波数、ステレオ放送に用いる副搬送波の高域」に、NTSC方式のアナログテレビ放送では「垂直同期と有効映像範囲の間に残されている余白の走査線(垂直帰線区間の21H)」にデジタル化した情報を重畳している。
ただ民放地方局(主に東名阪以外の民放各局)で、キー局制作の字幕放送付加番組を時差ネットで放送する場合、設備やシステムの都合などにより、字幕放送に対応できない事もある[1]。
NHKについては、一部地域で独自番組を放送するために時差放送となるものも含め、すべての字幕放送付加番組に対応している[2]。
もともと「字幕放送」は聴覚障害者のテレビ視聴を支援するために行われているが、ワンセグの開始以降は、聴覚に異常がなくても、周囲の音が大きく音声が聞き取りにくい場所や、公共の場所(公共交通機関車内など)などの音を大きく出せない場所でのテレビ視聴の際にも、ヘッドホン・イヤホン利用の他、字幕放送が行われていれば一つの選択肢として有効になっている。また、用語の漢字表記等(特に番組独自用語)を知りたい時にも有効な手段といえる。他にも、海外のテレビドラマや映画作品がテレビ放送される際、2か国語放送と同時に実施されているときに併用することで、擬似的に字幕スーパー版として視聴するという方法もある。
歴史
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世界初の文字放送(テレテキスト)は、BBC(英国放送協会/イギリス)のシーファクス(Ceefax)である[3]。シーファクスは1974年9月23日にサービスを開始し、BBCの視聴者に対し様々な情報を提供した[3]。2012年10月23日、サービスを終了した[3]。
日本では漢字の様に文字数が多く、ビット誤りが起きた際の誤字が人間側で容易に(想像による)訂正できない文字が使われていたため当初はパターン方式での放送が検討された[4]。NHK方式以外にも朝日放送と松下電器(現在のパナソニック)が開発した方式もあった[5]が、1983年10月3日、東京と大阪のNHK総合テレビで、パターン方式による試験放送を開始[6]。聴覚障害者を主な対象として、連続テレビ小説『おしん』のセリフの字幕放送を行ったのが最初とされる。本格的な文字多重放送は1985年11月29日にNHKと日本テレビが開始したのが最初である。NHKは1986年11月29日にハイブリッド方式にてニュース・天気・生活情報などを提供する本格的な文字放送を全国で開始した[7][8]。2008年3月31日、地上デジタル放送への完全移行の準備のため、字幕サービスを除く文字多重放送の番組が全て終了し、データ放送に集約された。
テレビ放送における文字多重放送
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デジタル放送の字幕放送
概要
- アナログ放送では字幕放送に対応するために文字放送の表示に対応する必要があったため対応するテレビは少なかったが、デジタル放送では受信機の構成要件のうち必須として扱われていたためデータ放送とともに対応する受信機が広く普及する結果となった。
- 日本国内のテレビではNHK・民放各局(一部独立UHF局を除く)[要検証 ]・放送大学(地上波・BSとも)で、主に日本語のものを実施している。
- 2012年の時点で、NHK総合・NHK Eテレ・東京キー局5系列のほとんどのゴールデンタイムの番組、朝昼夕夜のニュース番組(一部地域の地域情報番組も含む)と一部の深夜番組にも導入している。
- ワンセグ放送でも字幕放送は実施されているが、ワンセグ端末の字幕表示は規格上オプション機能であるため、字幕非対応の端末もある。auやソフトバンク・NTTドコモ(P901iTVを除く)、PHSはウィルコムの機種やニンテンドーDS用チューナー、ワンセグ付きポータブルDVDプレーヤー等、おおむねの端末は字幕表示に対応している。
- 録画機器においては、アナログ放送時代のVHS/ベータマックスにおいては、直接的には文字放送の字幕信号を録画することができないため、文字放送内蔵テレビ・またはチューナーの外部出力端子から、VHSの外部入力端子に接続するか、S-VHSでは字幕放送の信号も録画できるようになっていた[9]が、デジタル放送以後のHDD・DVD・BDにおいては直接字幕放送の信号も記録できるようになっておりテレビを受信している時同様に字幕のオン・オフの切り替えができる。一部の機種ではDRモード以外のモードでは「字幕焼きこみ」をオンにすることで(字幕をオフにすることはできない)字幕が記録できるようになっている。
運用開始とその拡大
- NHKはデジタルBS2とデジタル衛星ハイビジョン(BShi)(本放送開始当初から2011年3月31日まで)で本放送開始の2000年12月1日から、デジタル総合テレビとデジタルEテレ(同)で本放送開始の2003年12月1日から、BS1とBSプレミアム(BS2とBSハイビジョンの実質的な統合)で2011年4月1日から実施している。
- 日本の民放BSデジタル局(スカパー!(旧・スカパー!e2)に属するチャンネル以外)では、BS-i(現・BS-TBS)とBSジャパンが2000年12月1日の開局当初から開始し、BS日テレ・BS朝日・BSフジも、翌2001年までに開始した。さらに2012年に入ってからはトゥエルビとDlife(同年3月17日の開局と同時)で開始。2015年12月1日からはWOWOWでも開始した[10]。
- 日本のCS放送でスカパー!プレミアムサービス(旧・スカパー!HD/SD)およびスカパー!(旧・スカパー!e2)(BSに属するチャンネルも含む)において一部のチャンネル(テレ朝チャンネル1・2、アニマックス、囲碁・将棋チャンネル、衛星劇場、エムオン!、MTV、GAORA、キッズステーション、J SPORTS、時代劇専門チャンネル、スーパー!ドラマTV、sky・A sports+、釣りビジョン、ディズニー・チャンネル、ディズニージュニア、TBSチャンネル1・2[13]、東映チャンネル、日本映画専門チャンネル、ファミリー劇場、フジテレビワンツーネクスト[14])で日本語のクローズドキャプションによる字幕放送を行っている。スカパー!SDでは一部チャンネル(スター・チャンネル)で英文によるクローズドキャプションを行っている。なおケーブルテレビでの配信を利用したものである場合はセットトップボックスの機械の性質上、字幕・クローズドキャプションを提供していない所が多い。
- 独立局でも、2010年代末よりの地上デジタル放送対応の放送設備更新により、文字多重放送に対応する局が多くなった。
- 2011年3月3日には、日本テレビが「耳の日・地デジ推進」キャンペーンとして、その日のほぼ全部の番組を字幕対応とした。この日は普段字幕放送を行っていない『ズームイン!!SUPER』・『スッキリ!!』・『PON!』・『DON!』・『情報ライブ ミヤネ屋』・『NEWS ZERO』(『NEWS ZERO』は2012年4月より毎日実施)の各番組も、リアルタイム字幕放送となった[15]。2013年・2014年・2015年にも実施、普段字幕放送を行っていない『ZIP!』・『スッキリ!!』・『PON!』・『ヒルナンデス!』・『情報ライブ ミヤネ屋』(『ミヤネ屋』は2014年10月より毎日実施)の各番組も、リアルタイム字幕放送となった。
- 2010年4月1日から、NHKオンデマンドにおける一部の番組で、パソコン向け字幕サービスの試行が開始された。これは、NHKの放送で使用されている字幕素材を、他の形式に自動変換する技術の実現に伴うもの[16]。
- 字幕放送の付いている民放の番組でも、ほとんどのCMで字幕は表示されていない。しかし、2010年以降、主に一社提供番組において、本編が字幕放送対応の場合は、字幕放送対応CMを放映している場合もある。その場合にはCM冒頭に「字幕」と左上あるいは右上に表示される。2010年3月22日、パナソニックは日本初のコマーシャル内での字幕放送「テレビCM字幕放送」を一社提供番組『パナソニック ドラマシアター』で行った[17][18]。その後、2010年11月8-12日及び2013年4月よりライオンが『ライオンのごきげんよう』にてCM字幕放送を行っている[19][20][21]。このほかテレビCM字幕放送を実施している番組としては『A-Studio』(TBS系列、花王の一社提供番組)[22]や『日曜劇場』(TBS系列、スポンサーに連なった東芝のみ)及び『奇跡の地球物語〜近未来創造サイエンス』(テレビ朝日系列、キヤノンの一社提供番組)、『〜世界にひとつ〜ミラクルレシピ!』[23]→『ごはんジャパン』(テレビ朝日系列、味の素の一社提供番組)、『サザエさん』(フジテレビ系列、スポンサーに連なった東芝と日清食品のみ)などがある。また、2015年4月5日にTBS系列で放送された改編期特番『テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース 今夜一挙公開』では、本編中のCMで字幕放送を行った。
実態
- 民放では本放送が字幕放送対応番組であっても、地方局での遅れ放送や再放送では字幕放送は実施されない場合もある。字幕データは映像と別に管理されていることと、字幕製作会社との契約上、遅れ放送・再放送時も字幕の使用料を支払わなければいけないため。
- 日本で一般に字幕放送と呼ばれる日本の規格では、音声が出る前に字幕情報を伝送する必要があり、また漢字かな混じり文は速記するのに向いていないことから、初期の字幕対応番組は一部のアニメや時代劇などに限られていた。
- その後、1997年に放送法が改正され、字幕付き放送[25]を増やすことに関する努力規定が盛り込まれ、スローペースではあるが字幕放送対応番組は増えている。
- NHKが音声を直接文字情報に変換する技術を開発し[26]、2000年3月にニュースにリアルタイム字幕を付加し始めたのを皮切りに、民放局においてもニュースへのリアルタイム字幕が一部で加えられている。
- 地上デジタル放送用のテレビ受像機では、字幕放送表示機能を標準装備しており[27]、アナログ放送のそれのように専用のチューナーを必要としない。
- 総務省による「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」[28]では、NHK、地上波民放・衛星放送[29]による放送は2017年度までに、7時から24時まで放送される字幕付加可能な番組[30]全てに、NHKはこれに加え定時ニュース全てと、災害などの緊急時にはできる限り全てに字幕付加することと定められている。
着色・表現
- 多くの番組は字幕のバックは黒(テレビによっては灰色)で画面に透かす形で文字情報を入れているが、NHKの一部番組(特にドラマやバラエティーなど)やテレビ東京の一部番組、リアルタイム字幕放送ではバックを黒色(画面透かしなし)にするものも増えてきている。NHKのフィギュアスケート中継や水泳選手権中継ではリアルタイム字幕放送でバックを青(画面透かしなし)にしてより明るく見やすいようにしている。なおワンセグ端末では、映像への字幕の乗畳は端末依存となっているため、表示方法は端末によって異なる。
- 一部の出演者や登場人物のセリフには色が付く場合がある(リアルタイム字幕放送及び同様の形式を除く。但し、NHKの『大相撲中継』では本編内容・解説者・リポートのアナウンサーで、『ひるブラ』ではアナウンサー・中継ゲスト・スタジオゲストで色分けされている)。一例として、司会者や主人公のセリフの色は黄色である事が多い。また主人公に準ずる人物やその他の司会者のセリフの色は、緑色や青色(水色)が使われる事が多い[31]。また赤色(桃色)のものもあるが、使用されるのはごく一部の番組で滅多に使用されない(使用例として、フジテレビ系『爆笑レッドカーペット』で超新塾など5人組グループのネタ披露時がある)。
- 爆発音などの効果音は多くの局では「(爆発音)」などの形で表現されるが、MBS制作のアニメなどの準キー局の制作番組では「ドカーン!」など、漫画のような擬音表現が使われている。セリフがない場合のBGMは音符(♪〜、♬〜)で表す場合が多い。また、携帯電話・固定電話(電話のマークは点滅で表示する場合もある)・VTR・テレビ・無線・マイク・ラジオなどから出る音声を表示する字幕は専用マークが使われる。さらにナレーションの台詞の字幕には〈〉で囲んであったり、人物の心の声や回想シーンの中での声は《》で囲むことがある。またTBS制作の番組の場合、人が騒がしい時は「(人が騒いでいる)」や風が強い場合は「(風が強く吹いている)」など、詳細に解説する役割もある。
- 前述の通り、字幕の文字には台詞の主によって黄色・水色・緑色・桃色の色分けが施される場合が殆どだが、必ずしも全ての番組にそれを行われているとは限らない。基本的に黄・青・緑はその番組のレギュラー出演者(登場人物)に使われるが、それに該当されると思われる人物の台詞が白色である事も少なくない。
- またレギュラー出演者に限らず、一部の番組ではその回のゲスト出演者に字幕の着色をなされたりする(日本テレビ系では『アナザースカイ』、フジテレビ系では『ウチくる!?』など)。一つの番組において色が付けられるレギュラー出演者は基本的に固定されているが『探偵!ナイトスクープ』(一部のネット局では字幕無しで放送)や『はねるのトびら』のような、レギュラーの中でコーナー進行役が入れ替わる番組には進行担当に応じて台詞に色を付けるといったものも存在する。〈〉で囲まれる事で判別が安易なナレーションに色が付けられる番組もある(フジテレビ系『ちびまる子ちゃん』、テレビ朝日系『シルシルミシルさんデー』、NHKEテレの主な福祉番組など)。特殊な例では『トリビアの泉』など、特定の効果音に対して色が付けられる番組もある。
- 字幕の文字には、縁取り文字と、そうでない文字がある。かならず縁取り文字を使う局(NHKやフジテレビなど)もあれば、縁取り文字を使わない局(日本テレビやTBSテレビなど)、リアルタイム字幕放送でのみ縁取り文字を使う局(テレビ朝日やテレビ東京など)もある。
- 字幕の文字が長方形で囲われることもあるが、民放ではめったに見られない。NHKが多用している(「心の声」、「回想」など)。
- 字幕を表示する行数は、キー局では2行が基本となっている(日本テレビでは3行にまたがることもある)。ローカル局では、3行(場合によっては4行)にまたがることが多い[32]。
- 字幕に半角文字が使われることもしばしばある。事情は文字種や局によって異なる。
- 数字
2桁以上の場合に半角が用いられることが多いが、日本テレビ等、普段は全角文字を使い、スペースに応じて半角を使う局もある。 - カタカナ
スペースに応じて半角を使う局が多いが、カタカナ単語の文字数によって半角を使う局もある。例えばNHKでは、一部子供向け番組やリアルタイム字幕放送時以外を除き3文字以上のカタカナ単語は半角になり、テレビ東京では、リアルタイム字幕放送時を除き2文字以上のカタカナ単語は半角になる。 - 英字
スペースに応じて半角を使う局が多いが、テレビ東京では、2文字以上の英単語や文は半角になる(子供向け番組で、英字に振り仮名が振られる場合を除く)[33]。フジテレビでは、4文字以上の英単語や文は半角になる。[34]
- 数字
- 字幕の句点(。)については使用する局と省略する局がある。ただし語り・歌詞など、句点と閉じ括弧が連続する場合はどの局も基本的に句点を省略する。読点(、)はリアルタイム字幕放送実施時以外は原則省略とし、台詞・ナレーションが複数ページにまたがる場合は「➡」(右矢印マーク)を付与する。
現在使用中の「字幕放送」テロップ
- 民放各局の「字幕放送」テロップは一部の番組を除いて提供クレジット用のものを使って表示されている。
- 番組によっては最初の冒頭だけでなく本編の途中(例:2時間以上の番組の場合、毎正時ごとに)にも再度表示される事もある(主にフジテレビが多い)[48]。
- TBS系列、フジテレビ系列、テレビ朝日系列のアナログ放送では2009年1月11日までは「アナログ」のテロップと同時に字幕放送マークを表示していた。
- 以前は日本テレビとテレビ朝日(一部の番組のみ)は「字幕放送」テロップの上に、TBSとフジテレビは字幕放送マークの下にそれぞれハイビジョン制作のマークも一部番組を除き一緒に表示されていた。
NHK
- 2003年4月頃〜。アナログ・デジタルテレビ放送全波共通で「字幕放送」(その下に下線が入り、画面右上に表示。地上デジタル放送・BSデジタル放送とも16:9画面の右端の位置で表示。地上デジタル放送では開始当初4:3の映像の収まる範囲内で表示されているため少し中央寄りであったが、2011年11月28日付の放送から16:9画面の右端に表示位置を変更した。なお、一部地域では時差放送含むローカル放送のみ4:3SD位置のままで表示されていたところがあったが、それらの地域でも段階的に16:9画面の右端に表示位置を変更した)。それ以前は地上・BSアナログ放送は「文字放送<上段>・字幕<下段>」、BSデジタル放送は「●字幕●」(左右端は半月の形をした記号)と画面右下に表示していた。連続テレビ小説など連日放送するドラマ番組は当初は月曜放送分のみ表示していたが、現在は放送回毎に表示している(副音声解説放送も同様)。
日本テレビ
- 2004年2月29日〜。「字幕放送」(ネット送出〈2004年8月頃〜〉・ローカル送出共に)(黒文字表示に白い縁取り。なお、よく見るとそれぞれの文字の1画に色が付いている。「字」には赤色(■)、「幕」には黄色(■)、「放」には緑色(■)、「送」には青色(■)〈ハイビジョン制作のマークでも同じ黒文字表示に白い縁取りである〉、かつてはこれと同じ書体で「文字放送〈上段〉・字幕〈下段〉」だったが各系列局でそれぞれ異なっていた)。ytvと中京テレビも同様のデザインである(ytv送出分は日本テレビより字体がややスリム)。表示位置は通常画面左下だが、番組によっては左上や右上に表示する事もある(アナログ・デジタルで表示位置が異なる)。NNN夜のニュースでは若干小さめである。データ放送も付随する番組では「字幕放送」の下に「dデータ放送」も同時に表示される(日本テレビ送出分・ytv送出分とも)。なお、生放送番組(NNNストレイトニュースなどごく一部の番組を除く)ではマスター送出でなく副調整室(スタジオサブ)から番組テロップの一部として表示される。なお、2015年9月1日から副音声による解説放送も実施する番組では、上記に記載のフォントから「(完全黒文字で)字幕・解説放送[副音声]」に変更された。
- かつて中京テレビなどの一部の局ではテープの絵のリール部分に"字 幕"の文字を入れていたものを表示していた。
- STVでは自社製作番組のみ「字・字幕放送」(紫色の背景色つき)として表示している。ただし、『ハイ!STVです』のみ番組編集時に字幕放送のテロップがあらかじめ挿入されている。
TBS
- 1994年10月3日〜。四角枠に「字幕」(ネット送出・ローカル送出共に画面右上に表示)。2005年2月より若干表示フォントが変更された(サイズが小さめになった)。2008年7月下旬より地上デジタルでは表示位置が若干右寄りに変更(SDサイズの右上→HDサイズの右上、灰色の縦帯(サイドパネル)に跨るようになった。放送局ロゴのウォーターマークとは重ならない位置で表示)。BS-TBS・BS日テレ(現在は使用していない)・秋田放送(日本テレビ系列、TBS系列・民教協他に使用)も同様のデザインである。それ以前は「この番組は文字放送で字幕が見られます」の後、■の中に「字」<上段>・文字放送<下段>と表記されていた。
- MBS送出の番組では枠の角が丸い。CBC送出の番組では四角枠の中が灰色(半透明)であったが、2013年10月よりMBS送出に近いタイプに変更されている。
- MBSではかつては画面下に「この番組は文字放送でご覧になれます」(2000年以前)→▽の中に「文字<上段>・字幕<下段>」(2001年頃)と表記される事もあった。
- TBSチャンネルでは2012年7月から字幕放送を開始しているが、地上波・BSと異なり、「字幕」のマーク表示を行っていない。
- データ放送が実施される場合でも、TBSは長らくテロップを出さなかったが、2014年4月からは、「字幕」の下に「d/データ」とカラーで表示されるようになった。一方、MBS・CBCでは、過去に「字幕」のテロップに続いて、「字幕」と同じデザインで「データ放送」のテロップが出ていた。その際MBSはフェードで切り替え、CBCはクロスカットで切り替えた。MBSは2014年から、「データ放送」の表記をTBSに倣い「d/データ」のデザインに切り替えた(表示方法は従来通り)。
- RCC送出の番組では自社制作の全国ネット、他局制作の遅れネットおよび両者の再放送を問わず「字幕」マークの表示を行っていない(TBS経由で送り出すリアルタイム字幕放送のプロ野球全国ネット中継を除く)。
フジテレビ
- 1994年10月3日〜。長方形枠に「字幕放送」(ネット送出・ローカル送出共に、表示位置はほとんどが画面右上だが番組によっては右下か左上に表示する事もある。番組によってはハイビジョン制作やdデータ放送のテロップと同時に表示する事がある。デジタル放送ではサイズが若干大きくなっている。当初は映画のスクリーンを模した物だった。2008年12月以降はアナログ放送では4:3ノーマルサイズと16:9レターボックスサイズで表示位置が異なる。デジタル放送は映像サイズに関係なく常に16:9での表示となっている)。かつては■の中に「字」に「この番組は文字多重でお送りしています」(1990年頃まで)と、後に「字」に文字放送(1994年9月頃まで)と表記されていた。東海テレビ・テレビ西日本もほぼ同様。かつては関西テレビもアナログ放送のみフジテレビと同様のデザイン(デジタルはアナログ放送とは異なる書体)だったが、2009年7月14日のアナログ・デジタル統合マスターに更新された後はアナログ・デジタルともサイズが小さめとなっている。データ放送が実施される場合は「データ放送」の下に「字幕放送」のテロップが出る。ただし、その場合は「字幕放送」のテロップに囲いはつかない。秋田テレビでは、同時ネット以外の番組を放送する場合、独自の表示スタイルを表示する場合がある。北海道文化放送(自社送出の遅れネット・再放送のみ)[49]、BSフジは字幕放送マークの表示がない。
- 副音声解説放送も実施する場合、長方形枠に「字幕/解説放送」を画面表示している。
- また、民教協の番組でフジテレビが使用されているものに似たものを全国の民教協に加盟している局で使用している(納品時に既に表示〈VTR編集時に予め挿入〉されているから)。
テレビ朝日
- 2004年2月9日〜。ひよこの絵入り[50]で「字幕」のみのもの(ネット送出・ローカル送出共に)。通常は画面右上に表示されるが、系列局もしくは番組によっては左上や右下に表示する場合がある。但し、全国放送の字幕放送番組でも番組によっては各局ローカル別で表示するか表示されない事がある(表示されていない場合でも新聞などのテレビ欄に字幕放送の示すマークが付いている番組は受信可能)[51]。それ以前は四角枠に「文字放送<上段>・字幕<下段>」で、民教協の番組では現在でもこのデサインが使われているが2007年10月まではABCとメ〜テレ制作のネット送出・ローカル送出ではこのデサインが使われていた[52]。
- また、これと同じ白文字のみの書体[53]として「アナログ」(アナログ放送のみ)、「dデータ放送」、「解説放送」のマークも表示され、アナログ放送では「アナログ」の下段に「字幕」と表示している。また、地上デジタル放送で「dデータ放送」がある場合はそのマークの右側に表示している。また、アナログ放送、地上デジタル放送共に「解説放送」がある場合は「字幕」の下段に「解説放送」のマークが表示される。2008年7月23日まで表示されていた「ハイビジョン制作」は「字幕」の上段(字幕は下段右寄り)に表示していた[54]。さらに独自の表示を行っている放送局もあり、北海道テレビではネオバラエティなどが字幕放送を行っている番組にも拘らず全く表示されない(現在は解消されているが、テレビ朝日送出のものが表示されない一部同時ネット番組と時差ネット番組では現在でも自社独自での表示は行なっていない。自社独自での表示は基本的に自社制作の単発番組に限られ、字幕マークはテレビ朝日と同様、ひよこの絵入り付きで白文字のみとなっている。以前は自社製作のスペシャルドラマ放送時などは長方形枠に「字幕放送」と表記していた)場合や、愛媛朝日テレビなどゴシック体で「字幕放送」と表記されているだけの場合もある。
- BS朝日では「この番組は字幕放送を行っています リモコンのボタンで操作してください」という旨の断り書きを表示している。
- CS放送のテレ朝チャンネルと朝日ニュースターでは2012年7月から字幕放送を実施しているが、字幕放送マークの表示は一切行なっていない。
- 過去には、秋田朝日放送では一部の番組で「<字幕放送>」と表示されていたが、2009年1月18日よりテレ朝と同じもので縁を太くしたものを使用している(ただし、海外ドラマの一部ではTBSと同じものを使用している)。
テレビ東京
- 2007年8月1日〜、長方形四角枠に「字幕」。1985年12月12日(?)から2007年7月までは正方形四角枠に「字幕放送」と表示していた(現在でもテレビ北海道で毎月1回放送している自己批評番組『こんにちはTVhです。』でこのデザインがVTR編集時に挿入されている)。
- 2008年12月までは全国放送(テレビ大阪送出の全国ネット番組も含む)・ローカル放送を問わず各局ローカルでの送出[55]であったが、2009年1月から一部の同時ネット番組で、同年6月からはすべての番組でTXN地上波系列各局および独立U局(びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山・ぎふチャン)向けにも制作局側で出すテロップをそのままネット送出で表示するようになった(時差ネット番組、各局ローカルの自社制作番組はこれまでどおり自社送出であるが、時差ネット番組でもそのまま制作局出しのものが流れることがある)。
- 地上波は午前7時半から24時(午前0時)台までは字幕に対応しているが、25時(午前1時)台から午前7時半の間の時間帯で字幕対応をしているのは2012年12月現在、水曜日深夜27:05からのドラマシリーズ(『ドラマ24』の再放送)、月2回の日曜日6:20からの自己批評番組『ウオッチ!7』および、土曜日4:58(早朝)からの『東京スカイツリー受信確認テスト』(NHK・民放キー局共同制作による全チャンネル同時放送)の3番組にとどまっている(関東での場合)[56]。
- なお、TXN地上波系列各局、BSジャパン共デザインは全く同じである。かつてはテレビ北海道自社送出分のテロップはテレビ東京・BSジャパン送出のものよりかなり横長であったが、現在はテレビ東京・BSジャパン送出と同じ大きさとしながら縁取りがやや太めである。現在は遅れネット番組[57]や自社製作の単発番組のときしか見られない。テレビ大阪送出分のテロップ[58]も、かつてはテレビ東京・BSジャパン送出のものより少々横長であったが、現在はサイズが若干大きめである。
- BSジャパンでは以前はサイズは若干大きめであったが、2007年8月のデザイン変更後はテレビ東京地上波と同じ大きさである。表示位置は番組によりアナログ・デジタル放送で異なり(画面左上・左下・右上・右下のいずれか)、以前はアナログ・デジタルとも常に4:3画面の範囲内で表示していたが、デジタル完全移行後は16:9画面の端の位置に変更された(テレビ東京出しの場合)。すでに、テレビ愛知・テレビ北海道・TVQでは、アナログ放送がレターボックス形式になった2010年7月5日から、テレビ大阪では2012年2月頃から16:9画面の端に位置を変更している。なお、テレビせとうちとBSジャパンではデジタル完全移行後も4:3画面の範囲内だが、今後、16:9画面の端に変更する可能性がある。
- リアルタイム字幕放送を行う平日夕方のニュース番組枠『NEWSアンサー』については、マスター送出でなく、副調整室(スタジオサブ)から番組テロップの一部として同じデザインのものがキャスター名のテロップと共に表示される。そのため、同時ネット局も東京送出のスタジオサブのものがそのまま流れる(2010年7月5日以降は、テレビ東京からのマスター送出より先に16:9画面の端に表示)。
- TVQ制作の『未来の主役 地球の子どもたち』(TXN各局で放送)については、同じデザインのものがあらかじめVTR編集時に埋め込んである。
- テレビ愛知制作の『トミカヒーロー レスキューフォース』以降の特撮・アニメ番組については、2008年以前から同じデザインのものを制作局のテレビ愛知側がネット送出で出している(同時ネットのTXN各局のみ。サイズは大きめ)。
BS12トゥエルビ
BS-TBSと同じく四角枠に「字幕」。
Dlife
フジテレビと同じく長方形枠に「字幕放送」。書体はテレビ朝日と同じく白文字のみ。
アナログ放送の文字放送(モジネット)
- 文字多重放送は「文字放送」とも言われていたが、文字放送という単語は文字多重放送の中でも「画面全体に文字や簡易図形を表示するもの」を指す事が多い。放送局或いはその子会社が、テレビ放送の補完的サービスとして、通常のテレビ番組とは独立した番組(独立番組)として制作・放送してきた。
- 株式市況、ニュース・天気予報、フライトインフォメーションや、番組連動の字幕放送を放送していた。しかし、2003年12月に始まった地上デジタル放送のデータ放送やインターネットの普及により、民放は独立番組の放送を徐々に終了させていった。NHK総合テレビで独立番組を放送してきた日本文字放送(テレモ日本)も、2008年3月31日をもって放送を終了した。
- 字幕放送は、番組番号999#で行われていた。文字放送対応チューナーで999#を入力するか、字幕ボタンを押せば番組と連動した字幕放送を見る事ができた。なお、生放送番組などではリアルタイム字幕放送(画面表示までには若干のタイムラグが発生する)が行われていた。アナログ放送では表示のために、追加の電子回路、コンピュータが必要だったので対応するテレビが少なかった。
- 基本的に000-999の最大1000番組分が割り当てられ、そのうちの000が目次、999が字幕放送(のちに899が標準目次チャンネル[61]となった)の番組番号となっていた。そのため、通常の文字放送は001-998の998番組(のちに997番組)が割り当てられていた。
- NHK総合テレビの場合は、000-899までは日本文字放送(テレモ。放送終了後の2009年にNHK情報ネットワークと合併、NHKグローバルメディアサービスとなり法人消滅)に割り当てられており、NHK本体は900-999の100チャンネルが割り当てられていた。
コールサイン
かつては独自放送が行われていた関係で、主に大都市圏の放送局では「JO○○-TCMx」(xは独立系事業者が放送を行う場合に付与される連番。以下同じ)というコールサインが付与されていた。
その後、放送法改正で字幕放送が「本来業務」に加えられ実質義務化された関係で、字幕放送分のコールサインは本体に包含され、それ以外の独立データ放送部分のコールサインが「JO○○-TDMx」と改められた。このとき、字幕放送のためだけにTCMコールサインを取得していた放送局はコールサインが廃止された。
2011年7月24日(宮城・岩手・福島は2012年3月31日)の全国地上アナログ放送終了に伴い、TDMコールサインは完全廃止となった。なお、デジタルテレビ放送は字幕も独立データも最初から含まれているため、独立したコールサインは無い。
海外における実施
テレテキスト
- 文字多重放送の英名(teletext)。一般にはテレビ放送に多重される文字多重放送の事を指す。日本では「文字放送」と同義語として使われるが、ヨーロッパでは「文字多重放送」と同義語として使われる事が多い。
- ただ地上デジタル放送が始まってからは、それに対応するデータ放送への移行などから、字幕放送以外の独立番組が相次いで終了した。因みに、かつて海外向け国際放送のNHKワールドで放送されていた「NHK文字ニュース」は、地上アナログ放送の901#(ヘッドライン)と902#で放送されている内容が、BGMを加えた上でそのまま放送されていた(2007年度いっぱいで事実上終了)[62]。
クローズドキャプション
字幕放送のこと。狭義には北米で行われている字幕放送を指す。
FM文字多重放送
NHKによって開発された、FM文字多重放送技術(DARC=Data Radio Channel)について、日本国内の状況について述べる。その受信端末であるパパラビジョン、パパラジーコムについても本項で扱う。
概要
- 「見えるラジオ」という愛称で、エフエム東京(TOKYO FM)が1994年10月1日に開始したのを始めとしてJFN系列のラジオ局が用いて放送していた。わかりやすい愛称のため、FM文字多重放送一般を指す言葉として用いられる事があるが、TOKYO FMの登録商標(第4005056号)である。なお、TOKYO FM・JFN系列では、Air-G'を除き2014年3月31日を以てサービスを終了した[63]。これについてTOKYO FMは「近年のインターネット環境の浸透で、携帯電話などで様々な情報を見ることができるようになり、見えるラジオの役割を果たし終えるのが妥当と考える」としている。
運用
- NHKは1996年3月に全国8つの基幹局(関東・東海・近畿)で開始したが、ワンセグで情報が得られる様になったこと、地上デジタル音声放送実用化試験放送が始まった(2011年3月31日終了)こと、また、受信料収入減少による経費削減などの理由により2007年3月31日に終了することが決定したため、他の地域では実現しないまま終了を迎えた。
- J-WAVEは「アラジン」という名称を用いていた(2010年9月30日終了)。
- FM802は「Watch-Me」という名称を用いていた(2004年4月30日終了)。
- Kiss-FM KOBEでは、JFN加盟前に「KIWI」という名称で文字多重放送を行っていたことがある。
- その他、コミュニティFMでは、FM-HANAKO(大阪府守口市。2007年4月30日終了)・FM aiai(兵庫県尼崎市。2007年4月30日終了)・FMかしま(茨城県鹿嶋市。2009年9月30日終了)が過去にFM文字多重放送を行っていた。
受信機
- 受信端末としては、大型のパパラビジョンと小型のパパラジーコムがあった[64]。「パパラビジョン」は大型電光掲示板であり、避難所のように多くの人を対象とするところに向いている[64]。一方「パパラジーコム」はビデオデッキほどの大きさの小型端末で、家庭やオフィスなど狭い場所に設置できた[64]。
- FM文字多重放送対応のラジオはインターネットオークションや中古販売を除いて2015年現在は入手が困難となっている。受信設備を新規に導入するには、FM文字多重放送を使い渋滞情報などを受信できるVICS対応のカーナビがある(但し、FMチューナー一つを占有してしまうため、ラジオ放送やFM VICSなどと同時に利用できない場合がある)。
- タクシーの助手席側サンバイザー下部に表示器を設置し、ニュースや天気予報、地元企業の広告を流すものがあった。
- 鉄道車両や高速バス・路線バスの中には「見えるラジオ」を受信して文字ニュースを車内案内表示器で流すものがある(遠州鉄道の1000形以降の全ての鉄道車両、JR北海道の一部特急車両、JR九州の特急列車(787系・883系・885系)、阪急8000系8040形、阪急8300系8315編成、阪急8200系や遠州鉄道の全ての一般路線バス・高速バス・コミュニティバス、京浜急行バスの高速バスなど)。
- 新潟県中越地震で被害を受けた市町村向けに新潟県ではFM文字多重対応ラジオの貸し出しを行っていた[64]。
その他
- RDSという文字放送システムが欧州や北米では採用されており、カーステレオや携帯電話などFM受信装置の多くが対応している。
- ファクシミリ放送:実用化に向けた実験が行われているが、家庭向けの実用放送は行われず、業務用が主。
- 電話投票:日本中央競馬会(JRA)が日本文字放送(旧中部文字放送・旧西日本文字放送を含む)で競馬関連情報を提供していた時期に専用の電話回線付き端末ソフト「ホームマスター」を使って、各競馬場のオッズを参考にしながら馬券を購入できるシステムがあった。地上デジタルテレビ放送への完全移行に伴う処置として2008年にアナログ文字放送が廃止されたのと併せてこのサービスも廃止されている。
脚注
- ^ これは、テープネット・ラインネット・各種通信回線で放送素材を送受信する際に、媒体・機器の都合で字幕のデータを同梱しないことがあるため。通常同時ネットされている字幕放送付加番組が、ローカルのプロ野球中継などに差し替えた関係で時差放送となった場合、再放送の場合も同様。すべての番組までは対応できていないが、徐々に改善されつつある(一部の民放地方局では、ほぼすべての番組で対応しているところもある)。
- ^ 開始当初は、時差放送となる字幕放送付加番組はすべて対応出来たわけではなかった。ただし、現在でもごく一部の地方局やリアルタイム字幕放送のある番組では対応できない場合がある。
- ^ a b c 世界初の文字放送、英Ceefaxが38年の歴史に幕 AFPBB News、AFP通信、2012年10月25日。
- ^ 山田宰(2011) 「4. テレビ文字多重放送の研究開発を振り返って(<小特集>テレビデジタル時代いまアナログ時代を振り返る)」, 『映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア』 65(7), 907-911, 2011-07-01
- ^ 沼口安隆・吉岡仗治(1978)「4.1 多重放送(4.新しい放送システムの研究)(<特集>テレビジョン年報)」, 『テレビジョン学会誌』 32(7), 577-579, 1978-07-01
- ^ 「放送技術のあゆみ」, 『NHKの放送技術2014』, 44-45, NHK広報局
- ^ NHK放送文化研究所・歴史
- ^ NHK佐賀放送局 | 佐賀放送局の歩み
- ^ はてなキーワード「字幕放送」・横田<miskij>萬や 文字放送と字幕放送
- ^ WOWOWが邦画および洋画吹き替え版の字幕付き放送を12月1日に開始(AV Watch)
- ^ BS日テレではかつて、紀行番組や平日昼のニュース番組で字幕放送を付加していたが、2011年10月から2015年3月までは字幕放送付加番組は無かった
- ^ NHKでは通常番組の他、一部紀行番組やスポーツ中継におけるリアルタイム字幕放送も実施。
- ^ 現時点ではTBSチャンネル1のみ実施。
- ^ 現・スカパー!におけるハイビジョン放送開始前の試験電波で実施されているが、現時点ではごく一部のオリジナル番組(ドラマおよび『向谷鉄道倶楽部 presents 駅弁倶楽部』)に留まっている。
- ^ 日本テレビ | “耳の日”地デジ推進・字幕放送キャンペーン
- ^ ◆NODで字幕サービスを試行〜NOD字幕自動変換技術を開発〜 - NHK INFORMATION「技術情報」(2010年3月31日)
- ^ パナソニック、日本初の「テレビCM字幕放送」を実験 -AV Watch(2010年3月19日)
- ^ 日本初・「テレビコマーシャル字幕放送 実験」を実施 | プレスリリース | Panasonic(2010年3月19日)
- ^ 字幕付きCM:「ごきげんよう」で試験実施--フジテレビ - 毎日jp(毎日新聞)(2010年11月6日夕刊)
- ^ フジテレビ系バラエティ番組「ライオンのごきげんよう」で全国放送初の「字幕つきテレビコマーシャル」トライアル放送を実施(2010年11月1日)
- ^ フジテレビ系バラエティ番組「ライオンのごきげんよう」で4月より「字幕付きテレビコマーシャル」トライアル放送を再開 ライオン株式会社 2013年3月27日
- ^ 字幕付きCM放送中…高齢者にも配慮(読売新聞 2013年9月6日21面)
- ^ 味の素(株)、食品業界で初めて字幕TVCM放映開始(味の素株式会社 広報部 2014年4月2日)
- ^ 字幕つきCM、普及に協議会 テレビ局など今秋設置へ 朝日新聞 2014年6月26日
- ^ 放送法で盛り込まれた努力規定は「聴覚障害者に対する説明」であって、正確には字幕放送と限られてはいない。
- ^ 『ニュース音声自動字幕化のための音声認識・音声信号処理』、NHK放送技術研究所 研究年報1999
- ^ なるほど!地上デジタル放送ガイド-地デジの魅力を一挙ご紹介!
- ^ 視聴覚障害者向け放送普及行政の指針 総務省 2007年10月30日策定、2012年10月2日改定
- ^ 県域放送はできる限り目標に近づくように、独立局及び衛星放送についてはこの年次を弾力的に捉える。
- ^ 「外国語の番組」「複数の人が同時に話すなど、技術的に字幕を付加することができない」「多くが楽器による演奏」「権利処理の理由などにより字幕を付加することができない」番組を除く。
- ^ 少なくとも例外はあり、主人公が三世代に渡るMBS制作のアニメ『機動戦士ガンダムAGE』は、第一世代目の主人公であるフリット・アスノの台詞の色は黄色で、他の主人公は水色(アセム・アスノ)や緑色(キオ・アスノ)で色分けされていた。また、2011年12月9日に日本テレビ系列において放送された『らんま1/2』や同日に放送された『天空の城ラピュタ』は、主人公の台詞の色はあろう事かそれぞれ青(水色)で誤表記され、ヒロインの台詞の色はそれぞれ黄色で誤表記されていた。尚、『ラピュタ』に至っては2013年8月2日の放送も同様であった。
- ^ HTB制作「おにぎりあたためますか」で確認
- ^ 「モヤモヤさまぁ〜ず2」にて確認。
- ^ 「ネプリーグ」のワンコーナー「イングリッシュブレインンタワー」で確認できることが多い。
- ^ 見えない場所からの声や周りの声で使われる三本線の記号を使用する場合や、映画などの回想時の台詞の場合は省略する。
- ^ ただし、必殺仕事人などでのABCテレビとの共同制作の場合は、クレジット上位のABCの様式に従い句点は省略される。また、土曜ワイド劇場もABCが制作局の場合は省略される。
- ^ ナレーション(<>でカッコくくりをするもの)でも2015年秋ごろまでは句点くくりをしていたが、現在は句点を省略している。ただし、MBS制作でも情熱大陸や世界の日本人妻は見た!などの一部番組では、通常のセリフの箇所でも句点は省略する。
- ^ 2014年2月2日放送のRCC制作の全国ネット番組『世界が知りたいニッポンの技〜美と食の匠たち…ひろしま篇』で確認。
- ^ ナレーション(<>でカッコくくりをするもの)でも句点くくりをする。
- ^ 自社制作番組「おにぎりあたためますか」で確認。
- ^ 自社制作番組「熱烈!ホットサンド!Z」で確認。
- ^ ただし、省略する局でもリアルタイム字幕放送を実施する場合は原則付与する。
- ^ 例外として民教協制作の番組でABCが担当する場合はテレビ朝日の様式に従い句点が付与される。
- ^ 日曜朝7時のアニメで適用。ただし、自社制作の全国ネットの不定期番組(例:2014年9月7日放送の『武士ごはんランキング』)の場合はテレビ朝日の様式に従い句点が付与される。
- ^ ただし、サワコの朝などのMBSとの共同制作の場合は、クレジット上位のMBSの様式に従い句点が付与される。また、必ずしも「➡︎」が省略されるわけではなく、「。」の代わりで用いられることもある。
- ^ 2014年8月31日放送のSBS制作の全国ネット番組『ニッポン人も!外国人も! WE ARE 富士山LOVERS』で確認。ただし、民教協制作の番組でSBSが担当する場合はテレビ朝日の様式に従い句点が付与される。
- ^ 2014年6月8日放送のRSK制作の全国ネット番組『特命!うどん県JAPAN ブラジルの奇跡!?』で確認。
- ^ "リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク". 2013-4-1. フジテレビ。
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の日付が不正です。 (説明);|series=
は必須です。 (説明)"土曜ワイド劇場 おかしな刑事". 22 June 2013. テレビ朝日。{{cite episode}}
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は必須です。 (説明) - ^ 但し、ローカルでのプロ野球中継に伴う全国放送の遅れネット番組はネット回線からの収録となるためそのままフジテレビ出しのテロップが表示される。
- ^ 但し、民教協番組では、「ひよこ」の絵が入らないバージョンが表示される。
- ^ 白文字のみ。同様にBS朝日ではデータ放送と双方向番組で表示。ABC送出分も2008年6月23日に福島区の新社屋移転よる新マスター運用開始に伴い、これまでの細い黒縁付きのものからテレビ朝日と同じく白文字のみの表示に変更された。
- ^ 2007年11月からはメ〜テレも黒縁が付きながらもテレビ朝日と同様のデザインとなり、ひよこの絵入りも入った(九州朝日放送でも同様)。その後、ほとんどの系列局でテレビ朝日と同じひよこの絵入りの字幕マークを採用するようになってきた(局により白文字のみと黒縁を付けているところで分かれている)。一方でABCは「字幕」の表示に変更したものの、こちらはひよこの絵入りが入っておらず、従来のABC自社送出の枠デザインをそのまま使用しているが、プロ野球中継ではマスター送出でなく副調整室から解説者・実況アナウンサー・スタッフ紹介および制作クレジットとともに表示される(5.1サラウンドのテロップでも同様)。
- ^ 提供クレジットも2014年度10月期(厳密には同1日の0時またぎの『マツコ&有吉の怒り新党』放送分)より。のち翌11月頃より若干のぼかしを入れ修正(フィギュア中継や『アメトーーク!』等を除く)。
- ^ 通常、マスター提供クレジットテロップの表示はフェードイン〜フェードアウトだが、「字幕」のみの表示はカットイン〜カットアウトである(この場合、地上デジタル放送ではサイズが大きめになっている)。但し、「ハイビジョン制作」(デジタル放送ではさらに「dデータ放送」の組み合わせの場合もあり)マークの同時表示の場合はフェードイン〜フェードアウトである。なお、ハイビジョン制作テロップを表示しなくなった2008年7月24日以降はこれまでカットイン〜カットアウトで表示していた「字幕」のみの表示もすべてフェードイン〜フェードアウトとなった。
- ^ これは同時ネット局でも字幕放送が行われていない中部・近畿地方の一部の独立UHF局に配慮しているための名残りである。なお、2008年4月時点でびわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山・ぎふチャンの4局は字幕放送を行っている。
- ^ ただし、深夜で本放送を行った番組が夕方やゴールデンで放送される場合は当然字幕対応はされる。
- ^ 主な例ではYOSAKOIソーラン祭りの特番が組まれた関係で時差放送となった『日曜ビッグバラエティ』や2013年3月9日放送の『「明日をあきらめない…がれきの中の新聞社」〜河北新報のいちばん長い日〜』(再放送)が該当。
- ^ 縁取りは長らく極太だったが、2012年3月以降は極細(テレビ東京よりもさらに細め)に変更されている。
- ^ 北海道内の民放のアナログ放送において、字幕放送は全道で受信可能だったが、音声多重放送は道央圏限定だった。これはアナログ放送時代、道内各局が全道の送信所や中継所へ向けて番組を送出するため、NTT中継回線を使用していたことによる。
- ^ 新世紀プログレッシブ採用でBSデジタル放送に高画質対応する「プロビジョン(ガゼット)シリーズ」を発売
- ^ 文字放送普及推進協議会が、モジネット普及に際して、使いやすさの向上を目的として目次を分野別に掲載したページ[60]
- ^ 国内放送波の放送休止やスポーツ中継など、編成の都合で総合テレビやBS1でのニュース番組の同時放送が共にない場合に限り放送されていた。
- ^ FM文字多重放送(見えるラジオ)サービス終了のお知らせ TOKYO FM、2013年4月1日
- ^ a b c d JAPAN FM NETWORK. “JFN38局では、新潟県中越地震被災地に「パパラビジョン」と「パパラジーコム」を設置、被災地の地域情報伝達にご利用頂きました。”. 2015年4月9日閲覧。
外部リンク
- 字幕制作 株式会社NHKグローバルメディアサービス
- 九州電力 字幕放送とは?
- テレビ朝日クリエイト 字幕制作部
- 現在字幕放送を実施している番組の掲載ホームページ(NHK・民放キー局)
- 民放地方局の番組案内
- 字幕付きCMに関する取り組みについて - 一般社団法人日本民間放送連盟
- ニューメディアブーム - NHKニュース(動画・静止画) NHKアーカイブス