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バキシリーズの登場人物では漫画『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『バキ外伝-疵面(スカーフェイス)-』に登場する人物について説明する。
- キャラクター名 / 使用する格闘技・流派(無記載の場合は不明、あるいは戦闘を行わないキャラクター)
- 声優の表記は「TV版 / OVA版」。表記がない場合は声の出演なし。声優名が一つしか書いていない場合は、特筆の無い限り「TV版」の声優である。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 主人公
- 範馬刃牙(はんま ばき) / トータル・ファイティング (声:菊池正美、[OVA]山口勝平)
- 主人公。地下闘技場のチャンピオンとして君臨する高校生。父・勇次郎の打倒を目指している。詳細はリンク先を参照。
- 範馬勇次郎(はんま ゆうじろう) / 地上最強の生物 (声:乃村健次)
- 刃牙の父にして地上最強の生物。「オーガ」の異名を持つ。詳細はリンク先を参照。
[編集] グラップラー刃牙
[編集] 地下闘技場編
- 徳川光成(とくがわ みつなり) (声:楠見尚己、[OVA]龍田直樹)
- 地下闘技場トーナメントの主催者[1]。世界中の格闘技者の情報量はもちろん、金の方も世界トップクラスを誇る日本最後の大物。300年前後楽園に闘技場を開設した徳川光圀の子孫であり、徳川家十三代目当主である。キャラクターの原型は板垣のデビュー作である『メイキャッパー』に登場した新栄食品株式会社の社長。愚地独歩やマホメド・アライの大ファン。
- そもそも地下闘技場とは、元和偃武に伴って戦いと言う自己表現を失った武芸者のために、徳川家光が腹心徳川頼房の子徳川光圀に命じ、後楽園に造らせた闘技場の後継で、光成が東京ドームの地下に建設費協力を条件に増築したものである(日経連をはじめとした一大権力が噛んでいるらしい)。作中の設定では、光圀は闘技場の充実のため、日本各地の武芸者をスカウトしにあの有名な旅を行った。しかし文明開化の影響で明治22年決闘罪が制定。しかし光成の父光信は治安維持を理由に法を黙認させる。それが原因で暗殺されかかったこともあるという。
- 因みに、最大トーナメントにて光成は麻酔銃と猛獣用の罠を用いて勇次郎を捕縛しているが、作中(武器や複数の人員を動員した場合を含め)勇次郎に勝利した唯一の人物といえない事もない。
- 愚地独歩(おろち どっぽ) / 神心会空手 (声:麦人、[OVA]飯塚昭三)
- 神心空手総帥。「武神」「人喰いオロチ」など数々の異名を持つ。詳細はリンク先を参照。
- 愚地夏恵 (おろち なつえ) (声:水原リン)
- 独歩の妻。長年を独歩と暮らし、戦いの前には火打石をかけてやる。50代になっている今もなお独歩とはアツアツだが、とうとう子供はできなかった(克巳は養子である)。「私のスーパー独歩ちゃん」と彼を信頼しているが、一方で傷つく彼を心配する。ドリアンの襲撃を受け、その後しばらく登場せず生死すら不明だったが、ピクル編で無事に姿を表した。
- 加藤清澄(かとう きよすみ) / 神心会空手 (声:室園丈裕、[OVA]田中和実)
- 「神心会のデンジャラス・ライオン」の異名を持つ。型やルールに捉われた空手に嫌気がさした事から神心会を脱会し、裏社会に身を投じていた。その中で「チャカ(拳銃)とポントウ(日本刀)で磨かれた喧嘩空手」を体得し、その実践的な空手が評価されたのか、愚地の誘いで地下闘技場選手となる。同期の末堂を倒した闘技場チャンピオンの刃牙に対抗心を抱く。トーナメントでは夜叉猿Jr.に敗北。死刑囚編では克己に釣り道具を利用した即興の暗器[2]を作るなど黒格闘を伝授。その後ドリアンを追い詰め戦いを挑むも惨敗、神心会道場内のサンドバッグ内に詰め込まれた状態で発見される。最後は意識のない状態のまま遊園地まで運ばれ、闘争本能のみでドリアンに襲い掛かった。その執念にドリアンは敗北を認める。
- 独歩への尊敬心は篤く、一番の師匠思いを自称している。また、物語の途中からは気兼ねもない様子で道場などに出入りしている事から、どうやら神心会に復帰した模様。一匹狼を気取る面があるが末堂厚や花田順一とは気が合うらしく、特に花田は自ら「親友」と呼んでいる。刃牙とも観戦中に気安く話すシーンがある。
- 作者の自衛隊時代に同名の先輩がいたという。
- 末堂厚(すえどう あつし) / 神心会空手 (声:永野善一、[OVA]戸谷公次)
- 本シリーズにおいて主人公バキが最初に対戦した相手である。フルコンタクト系空手全国一を争う「リアルファイトトーナメント空手道選手権大会」(会場は日本武道館)にて三連覇を達成していた全日本王者。トーナメントに参戦した刃牙に決勝戦で対戦し、テンプレートの装着、顔面殴打まで解禁したラフファイトで闘うも敗れる。勇次郎と独歩の立ち会いでは、窮地に立たされた独歩を見て勇次郎に殴りかかるが、一撃で倒された。死刑囚編ではドリアンに遊園地での戦いを挑むも、走行中のジェットコースターから突き落とされ敗れる。その後しばらく登場せず生死すら不明だったが、ピクル編で門下生に稽古をつけている姿が確認された。
- 戦いの時は激情しているのがほとんどだが、本当に強いのは冷静な状態に返った時であり、怒りが頂点に達するとこの状態になる。3分でレスラーを「2度とステーキが食えない」状態まで追い込んだ。ただし、これらの実力が発揮されるのは、あくまでルールの存在する世界の中だけである。
- 身長205cm、体重130kg。ベンチプレスで270kgを持ち上げ、100mは裸足で11秒を切る驚異的な身体能力を誇る。
- モデルは空手家の八巻建志と作者が発言している。
- 松尾(まつお)(声:小野健一)
- 地下闘技場の案内人
- 鎬昂昇(しのぎ こうしょう) / 鎬流空手 (声:中田和宏、[OVA]塩沢兼人)
- 空手家。「紐切り鎬」の異名を持つ。身長177cm、体重81kg。手足の指を鍛え上げることによって手刀足刀、貫き手を「斬撃」と呼ばれるほどの切れ味に昇華させている。この斬撃によって相手の神経を切断する技「紐切り」を得意としており、異名もそれに由来する[3]。サン・フェルミン祭にて、戦う相手に渇望していた鎬は、牛を紐切りで倒したことを見初めた徳川にスカウトされ地下闘技場選手になる。その後裏社会でしか存在し得ない異端の空手家として刃牙と対戦、驚異のスピードで放たれる紐切りで片目の視力を奪い一時は圧倒する。しかし紐切りの際、指を神経にかける一瞬だけ貫き手の動作が止まるという弱点を見破られ敗北した。
- その後、最大トーナメント編で再登場。刃牙戦で得た教訓から、逆手に構えた貫き手を回転させる事で神経を引き千切る改良型の紐切りを完成させていた。さらに新たな必殺技、古流殺法「眼底砕き」を体得、大会に挑んだ。
- トーナメント初戦で実兄である紅葉と激突。幼少の頃から心身ともに優れたものを持ち合わせた兄に対してコンプレックスを抱いていたが、意地と根性で追い詰め克服を果たす。その後の渋川戦では古流武術の秘技「眼底砕き」を炸裂させるが、歴然とした経験の差を見せ付けられ敗退した。続く死刑囚編では、コンプレックスから解き放たれたためか心身共に充実し、更にバスケットボールや空中に浮かぶ紙片をも切断する程の斬撃技を身に付け、神心会特別講師として招かれるまでとなる。実力の向上に自信をつけた昂昇は、「今のわたしなら烈海王にだって勝てる」と自負し、最凶死刑囚の一人であるドイルを襲撃する。更に磨きがかかった斬撃技の数々でドイルを終始圧倒したものの、「試合」や「クリーンファイト」などは全く考慮に無いドイルの戦法(本人にその自覚や物事の分別が無い事から性格といった方が近い)を見抜けず、胸部に仕込まれた爆薬を顔に受け敗北を喫した。
- しかしその後のピクル編において、烈海王よりも早くピクルの元に辿り着くなど、確かに彼を上回っている面もある。
- 鎬紅葉(しのぎ くれは) / 医学・アスリート (声:宮本充)
- 医者兼格闘家。別名「スーパー・ドクター」。身長184cm、体重131kg。血液型はAB型。普段は端正な顔立ちと紳士的な振る舞いで女性看護士たちの人気の的になっている優男だが、屈強な「超肉体」を持つアスリートの一面を持つ。その「筋肉の要塞」と称される極限まで鍛え上げられた肉体は、ヘヴィ級ボクサーの瞬発性、スプリンターの機動性、アマチュアレスラーの柔軟性、マラソンランナーの持久性の全てを兼ね備えた究極の身体能力を誇る。日本中の医者にその名が知られている医学界の権威で、地下闘技場のドクターも彼を知っていた。鎬昴昇の実兄であり、口はばからず彼を馬鹿にするかのような発言をするが内実かけがえのない弟として溺愛している。
- 当初は人の痛みを何とも思わない冷酷な医者(アニメ版では無免許医という設定も追加)であり、膨大な数の犠牲者を伴う不正な治療によって人体を研究し、転移しかけた癌を数十秒で摘出する技術を会得した。その技術は人体の治療・修復のみならず人体の破壊にまで及び、医学を応用した格闘術をもって戦う。また、天才医師である紅葉ならではの技として相手の体内にある水分を振動させ、身体に内部からダメージを与える技「打震」という必殺技を持つ。そのトリッキーな攻撃は刃牙を多いに苦しめ、勇次郎をも唸らせたが、刃牙が繰り出した剛体術によって敗北。胃を破られ地獄の苦しみを味わう。その姿に刃牙を応援に来た紅葉の被害者達は怖気づくが、その中の少女・康子は紅葉の、被害者の実験から身に着けた技術で何十倍が助かっているという言葉を受け取り、「今度は、自分たちを役立ててほしい」という言葉により改心する。
- 最大トーナメントでは弟の昂昇を他人に傷つけられたくなく、徳川に頼み兄弟対決を行った。しかし「兄を乗り越える」という弟の執念は彼の技を全て受けきらせ、その執念の前に「偉大な弟よ」と強く抱きしめ、敗北を認めた。勇次郎の乱入のときでは、既に敗退した選手達8人と共に、勇次郎を倒そうとしたが、自分以外の全員があっさり返り討ちに会うのを見て戦意喪失。かつて握力勝ちした経験から「そそられていた」と勇次郎からアプローチをかけられ恐れて後退していたところを、弟・昂昇に助けられる。
- 現在は一線から退き、怪我をした格闘家を治療するためにしばしば登場する。ジャック・ハンマーに骨延長を施した。バキ外伝 -疵面 スカーフェイス-では、花山の脳から弾丸を抜くと言う手術を手がけている。
- 本部以蔵(もとべ いぞう) / 本部流柔術 (声:小室正幸)
- 柔術家。どこの流派にも属さず独自に超実践柔術を追求し続ける人物。武術界においてそこそこ知られた人物らしく、多くの空手家を破壊したと言われる。かつて勇次郎と立ち合い、敗れたことから、打倒勇次郎を目指して様々な格闘技と対戦。本部流実戦柔術を開発する。腕を上げ勝算があると見て再び勇次郎に挑み、その打撃を見切るも温存していた「背」の力で逆転される。その後持ち前の知識を活かし、他の格闘家同士の対戦で繰り出される多くの必殺技や奥義の数々を補足説明し始めるようになり、格闘漫画などでは定番の解説役の位置につくようになる。最大トーナメント編では格闘家として舞台に立つものの、力士の金竜山を相手に小指をとるという失策により敗れ、一回戦にて姿を消す。
- ところが死刑囚編において、最凶死刑囚最後の一人・柳龍光と相対し、武器や環境を駆使し圧倒的な強さで粉砕するという事態が発生。その話の掲載時、連載雑誌の目次の作者コメント欄に「本部が強くて何が悪い」との作者によるコメントが寄せられ、実践派格闘家としての能力が再評価された。また、本部が柳龍光を圧倒した理由について作中では「柳が武器に依存しすぎたため」と語られており、日本刀・鎖分銅・鎌など武器を使いながら、精神性の違いを見せ付けた。骨法の堀辺正史がモデル。
- マウント斗羽(マウント とば) / プロレス (声:島香裕)
- 本名は斗羽正平。身長209cm、体重150kg。30年間に渡って第一線で王道プロレスを行い続けている日本プロレス界の象徴。しかしその内実は圧倒的な体力と超一流のテクニックを兼ね備えた実力派の格闘士である。眼力には確かなものを持つ刃牙ですらこの事実は見抜けず、本気を出した斗馬の実力に予想外の苦戦を強いられた。全身の筋肉に血液を流入させ驚異的なパンプアップを図る事ができる。地下闘技場編ではプロレスの強さを証明するために花田を路上で倒して出場。最大トーナメント編ではリザーバー(補欠選手)として出場した。ただその重量から膝など体への負担は限界ぎりぎりで、刃牙戦、烈戦の両方でそこを利用されて敗れている。
- アメリカではジャイアント・デビルと呼ばれ蛮勇を奮ってきた最強プロレスラーだったが師、力剛山が極道に殺されたことによって、師の「明るく楽しいプロレス」を引き継ぐ一方「プロレスラーは喧嘩では絶対に負けてはいけない」という信念を持つ。ただ格闘士の本能として、「一度だけ全力で戦いたい」という思いがあり、それが選手としての出場を決意させた。
- ジャイアント馬場の死去・アントニオ猪木の引退を受けて発表された外伝では、トーナメント戦後、猪狩と決着をつけるために対決。最後は卍固めを受け、試合の最中に力尽きて亡くなる(結果は引き分けに終わった)。彼の死に日本中が悲しんだが、実はその死は偽装で、フランスモンパルナスの森で、夢であった画家となり「斗羽正平」として平和に暮らしている。
- キャプテン・ストライダム (声:中村秀利)
- 壮年のアメリカ軍大佐。ベトナム戦争中、勇次郎と対峙。その後、彼の友人兼監視役となり、勇次郎が動く度にそのフォローをし、ヘリコプターや車などの手配をしてやっている。同名の日本のロックバンド・キャプテンストライダムの元ネタとなっている。勇次郎と刃牙との決闘を監視。
- 後にピクルと出会い、彼を刃牙達と戦わせるべく来日を手配。また、彼のことを刃牙に教えた。
- 松本梢江(まつもと こずえ) (声:小島幸子、[OVA]冬馬由美)
- 刃牙の下宿先の女主人の一人娘で、刃牙と同じ学校に通う高校生。刃牙に好意を寄せ、また刃牙も梢江を好きになって、自然と恋人同士の関係となる。最初のうちは平和主義者で大人しそうな性格だったが、刃牙を巡る様々な格闘家達との交流の中でその性格は徐々に変化していき、自分との恋愛よりも戦うことを優先しがちな刃牙らへの不満からか、格闘家達に抗議する光景がみられるようになる。
- ヤングチャンピオンで連載された外伝『バキSAGA』では、全編に亘って刃牙との濃厚なセックスを披露したほか、勇次郎をして「いい女」と言わしめるほどの女傑振りを発揮している。
- しかしアライJr.の登場で彼女の周辺は急変する。彼は現れるとすぐに彼女に執拗にアプローチを加えはじめ、これに対して刃牙は梢江に冷たい態度で答えている。これは、勇次郎との決戦が近い事を予感していた刃牙が、彼女を巻き込みたくないが為の配慮である。さらにアライは彼女を手に入れるため、最強を手に入れるために刃牙に勝負を挑む。この行動に梢江の心は本人の気づかないところで揺らされていたらしく、敗北し涙と鼻水ででぐしゃぐしゃになったアライを抱きしめるに至る。
- 展開の都合上、第三部現在は刃牙の周辺には現れていない。チャンピオン本誌に於いては、陰ながら刃牙を見守っていると書かれている。
- 余談だが、「可愛くない」「不細工」ともっぱらの評判である。世界一美しいと語ったアライjrの弁はお世辞であるとのこと。
- 松本絹代(まつもと きぬよ) (声:日野由利加、[OVA]高木早苗)
- 梢江の母親。かつて地下闘技場で戦って、死んだ戦士の妻である。刃牙にかつての夫の姿を重ね合わせている。刃牙が現在住んでいる家の大家。
- ムサシ (声:藤本隆行)
- 刃牙が旅の途中で出会った犬。刃牙と共に松本家に住んでいる。
- 花田純一(はなだ じゅんいち)/ 本部流柔術(声:清水敏孝)
- 本部流免許皆伝の前座プロレスラー。師匠からは「格闘技の大天才」と言われる実力派で、大勢のメインプロレスラー達を一人で倒す実力を持つ。女好き。本来ならば刃牙と闘うはずだったが、プロレスを舐めたことによりマウント斗羽にトレーニングの帰り道で制裁を受け、重傷を負い欠場した。(アニメではこのくだりがカット)その後は本部の下で再修業を行なっているようである。最大トーナメントでは出場権をかけた加藤との試合で金的への打撃を受け、自ら敗北を認める。最近はアライ編終盤で久々に登場。
- 久隅公平(くずみ こうへい) / プロレス (声:永野善一、[OVA]中尾みち雄)
- 地下闘技場で力士・龍金剛と闘い敗北したプロレスラー。更に退場時、鎬昴昇と悶着を起こし、紐切りで視神経を切断されてしまった。最大トーナメント編では猪狩のセコンドを務めていたが、視力は完全には回復しなかったらしく、眼鏡をかけていた。
- 龍金剛(りゅうこんごう) / 相撲(声:[OVA]川津泰彦)
- 地下闘技場で久隅公平と戦い勝利する。
[編集] 幼年編
- 朱沢江珠(あけざわ えみ)(声:日野由利加)
- 刃牙の母親。朱沢グループの会長。勇次郎に振り向いてほしいがために刃牙を鍛え上げるが最後は「母」として刃牙を救うべく勇次郎に挑むが殺されてしまう。
- 栗谷川等(くりやがわ ひとし)(声:小室正幸)
- 朱沢江珠の部下。江珠の命令で、刃牙を様々な強者達と闘わせる様に仕組んでいた。自身も不良や花山組の若衆に引けをとらないほどの体術の心得がある。
- 木戸(きど)(声:楠見尚己)
- 少年課の刑事。ドリアンの徳川邸襲撃後の事情聴取のシーンに再登場している。
- 北沢(きたざわ)(声:川村拓央)
- 刃牙の通う中学の不良。番長格らしく、百名前後の舎弟を擁する。アニメの初代EDにも登場していた。
- 清水治郎(しみず じろう)(声:伊井篤史)
- 藤木組若頭、清水組々長。75歳。日本刀を愛用し、手入れを欠かさない。
- 花山薫(はなやま かおる) / 喧嘩師 (声:中田雅之)
- 藤木組系花山組組長。弱冠15歳で組長の座に就き、既に数々の武勇伝を持つ「日本一の喧嘩師」。美学にまで昇華する非武装へのこだわり、圧倒的な喧嘩の強さから刃牙の興味の対象となる(刃牙曰く「好き者同士」)。当初花山は刃牙を軽視していたが、彼が範馬勇次郎の息子である事を知り翻意。天性のパワーと驚異的なタフネス、必殺の握撃で刃牙を苦しめた。詳細はリンク先を参照。
- 花山の母(声:堀越真己)
- 癌を患い、5年も寝たきりだったが35歳で亡くなった。
- 木崎(きざき) (声:山野井仁)
- 藤木組系花山組若頭の中年男性。花山薫が幼い頃から身の回りの世話をしており、花山の人並み外れた怪力に初めて気付いた人物。刃牙からは代貸しとも言われる。最大トーナメント編では花山のセコンドを務める。ピクル編ではピクルに殴り飛ばされた花山を庇おうと果敢にも素手でピクルに殴りかかったが、直後に右腕を握り潰された。アニメ版では容姿が色黒で体格のいい男性へと変更されている。
- ユリー・チャコフスキー / ボクシング (声:高塚正也)
- ボクシング世界ジュニアウェルター級チャンピオン。モンゴル系ロシア人で誇り高き騎馬民族「ヂギール」の末裔。その実力はヘビー級ボクサーとも互角以上に渡り合えると評され、ジュニアウェルター級に在籍しながら6階級制覇を目指す。刃牙との初対決ではパンチのみで容易く圧倒し、プロボクサーの貫禄を見せ付ける。しかし最終目標のヘビー級タイトルマッチ直前、会場内で花山薫と接触。「決して心は折れない」というヂギール戦士の誇りを見せるも、花山の握撃によって腕を破壊され選手生命を絶たれてしまう。後に復活し、自分を遥かに超える実力を身に付け、逞しく成長した刃牙に自ら協力を申し出た。ニーナという妹が一人いる。
- 一度だけだが、コミックスのキャラクター紹介欄に「ユリー・アルバチャコフ」という誤記があった(勇利アルバチャコフは「チャコフ・ユーリ」というリングネームを名乗った事がある)。
- 安藤玲一(あんどうれいいち)/ 山岳監視員 (声:北川勝博)
- 飛騨の山小屋に暮らす2メートルを越す巨人。その体格は夜叉猿と比較しても遜色が無い。勇次郎とは旧知の仲であり、息子である刃牙の事も良く知っている。熊程度なら素手で倒せる実力を持つ。しかし夜叉岩にキャンプをはった刃牙を助けに行った際、夜叉猿から襲撃を受け右手の指4本を食いちぎられ、さらに腸を掴み出される重症を負う。その後消毒のため傷口を散弾銃の炸薬で焼き、ヘリに救助される。この出来事が刃牙の強さへの執念をより強め、自らに過酷な肉体鍛錬を課す要因となる。その後回復した安藤が山に戻った頃には、刃牙は夜叉猿と互角に戦うほどの実力を身に付けていた。また勇次郎が過去に戦い、死亡させた雌の夜叉猿の遺骨を預かっている。
- 最大トーナメント編では夜叉猿Jr.を搬送する役目を負っていた。
- 死刑囚編終盤でも再々登場を果たし、柳の毒手によって瀕死の身となった刃牙の治療を行う。しかし自然の力を使っても手遅れであり、烈へ引き渡すこととなった。
- 夜叉猿(やしゃざる) / 野生 (声:柳沢栄治)
- 飛騨の奥山に代々住まう謎の霊長類。推定年齢150歳。ゴリラより遙かに巨大な体格を持ち、より人間に近い二本足歩行が可能。雑食性で人間もよく獲って食べていたといわれ、地元の伝説や童謡にその存在が語り継がれている。若き日の範馬勇次郎をも満足させる程の戦闘力を有する。刃牙との死闘を通じて友情が芽生えるが、後に勇次郎によって殺されてしまう。過去に妻も勇次郎の手によって殺害されている。
- その正体は、平均身長が3メートル近くあったという古代の巨大類人猿ギガントピテクスの生き残りであるとする説が有力。知能も高く、先祖を祀る習慣がある。
- 朱沢鋭一 (あけざわえいいち)(声:真殿光昭)
- 江珠の婚約者で朱沢グループの総帥だったが勇次郎に殺された。
- Sir(声:塚田正昭)
- 「兵士の中の兵士」と呼ばれる男。ストライダムとは旧知の間柄。かつてコンゴ内戦に従軍し、ガイアに重傷を負わされた経験がある。
- ガイア / 環境利用闘法 (声:遊佐浩二)
- 自らを「神」と名乗る男。多重人格であり、本来の人格(ガイア)は普段は気弱な衛生兵「ノムラ」の人格に隠れている。体格は比較的小柄で(幼年編時代の刃牙とさほど身長差が無い)傭兵時代に負った後遺症が原因で頭髪が一本も無い。幼年編では北海道の大雪山系の奥地で活動する自衛隊最高精鋭部隊の隊長(アニメ版では傭兵)を務めている。
- 傭兵時代は戦場では勇次郎に匹敵する実力者と評され、「ミスター戦争(ウォーズ)」の異名を持つ。ウガンダ内戦で捕虜として捕らえられ、処刑されかけた経験を境に、危険に対する機知能力が異常発達した。自らに向けられる殺気を瞬時に読み取る事で攻撃を予知し、高精度の回避・反撃が可能。また、植物や水など周辺にある全ての物体を武器として利用する「環境利用闘法」の達人。主な技に、植物の蔓を使った捕縄術「蔓技(つるぎ)」、水(場所によっては砂や砂利など)を超高速で叩き付ける「水弾」、特殊な呼吸法で常人の呼吸一日分の空気を一瞬で吐き出し爆音を生む「鼓膜破り」などがある。さらには自身のアドレナリンをコントロールする事で超人的な身体能力を発揮する。刃牙戦においては刃牙を仮死状態に追い込むも、ガイア曰く「不自然に鍛え上げられた」刃牙の肉体が秘める闘争本能、想像を絶する強靭さの前に敗北。後に勇次郎に戦いを挑むも惨敗した。その後しばらく登場が無く、1シリーズのみの出番かと思わせたが、死刑囚編で再登場。競技場の砂で姿を消す技術などでシコルスキーを圧倒、真の恐怖と敗北を味わわせた。現在は自衛隊を退役し、環境利用闘法の指導者を務めている。ピクル編に於いては烈海王、愚地独歩・克己親子、鎬昂昇、ジャック・ハンマー、渋川剛気、寂海王ら7人の闘士らと同様にピクルの檻に潜入。「ピクルハウス」と呼ばれる木の幹を利用したピクルの寝ぐらに擬態し、他の闘士が次々と登場する中でもずっと隠れたままで様子を窺っていたが、最後に潜入してきた勇次郎の言動から自分の存在が既に勇次郎にはバレてしまっていると悟り、全員が撤収した後、ピクルには手を出さずに自らもこっそりと撤収した。
- ナイフ使い (声:松本大)
- 自衛隊の最高精鋭部隊の一人。愛用のナイフは関の刀匠の特注品。アニメでは名前が真田と判明している。
- 倉石 (声:大川透)
- 自衛隊の最高精鋭部隊の一人。投げ技を主体とした戦場格闘技の達人。
- 双子の兵士 兄(声:西村朋紘)弟(声:並木伸一)
- 自衛隊の最高精鋭部隊のメンバー。アニメでは名前が千葉と判明している。全身に仕込んだ武器を駆使し、二人一組で戦う。
- 金本 (声:大川透)
- 弓の達人。愛用の強弓は鉄工所に特注したもので、引き分けに200キロを要する。
- 黒川 (声:柳沢栄治)
- 拓真館居合術の師範。自分より若年だが自分を負かした刃牙の強さを素直に認める、江珠を殺害した勇次郎に自首する様に薦めるなど、破天荒な人物が多い「刃牙シリーズ」の登場人物の中では比較的良識があり実直な人柄といえる。
- ディクソン / ブラジリアン柔術 (声:北川勝博)
- 700戦無敗、格闘技界最強とされるブラジルの格闘家。「アミーゴ」が口癖。しかし裏の世界ともいえる地下闘技場では惨敗し、重傷を負う。刃牙に地下闘技場の存在を教えた。
- モデルはヒクソン・グレイシー[4]。
- 猪狩完至(いがり かんじ) / プロレス (声:大川透)
- マウント斗羽と並ぶプロレス界二大巨頭の一人にして元地下闘技場戦士。身長191cm、体重105kg。勝利のためにはいかなる卑劣な行為も辞さず、その情け容赦の無さは加藤をして「こんなエゲツない野郎は初めて見た」と言わしめた程。しかしその全ては自身の誇りであるプロレスそのものと、ファンへの熱い思いからである。
- 幼年編の終盤で初登場、最大トーナメントでは敢えて本名で出場した。「大人の力」、そして「人間力」を駆使した心理戦を展開し、実力では確実に自身を上回る刃牙をおおいに苦しめた。最終的には刃牙に敗北を喫するものの、その勝利への貪欲さは刃牙を精神的に大きく成長させた。しかし、最凶死刑囚編ではシコルスキーと戦い屈辱的な敗北を喫する(以降、顔に大きな傷が出来る)。その後は持ち前の執念からシコルスキーを執拗に追跡し、彼を完全なる敗北の道へと追いやることに成功した。座右の銘は「燃える闘魂」。
- 加納秀明(かのう しゅうめい) (声:小野健一)
- 徳川邸警備隊長。割と大柄で、自信家。地下闘技場正ファイターの1人だったが、徳川邸の庭で刃牙と対決し、敗北する。
- 相手の構えを真似て、攻撃を防御する防御法をとる。攻撃については「完全な防御術さえ身につけるなら攻撃など単純な一撃で事足りる」と言い、刃牙に自慢の初弾を喰らわすが、大したダメージを与えられず、刃牙に挑発され、攻撃しにいったが、回避され右肩の骨を外されてしまう。また、別の場面では徳川邸にて猪狩に対して挑発をする場面も見受けられた。
- ドリアンの徳川邸襲撃の際顔から血を流して倒れている加納の姿が見受けられる。生死不明。
[編集] 最大トーナメント編
[編集] Aブロック
- 範馬刃牙
- リンク先を参照。
- アンドレアス・リーガン(アニメ版:アルテミス・リーガン) / プロレス (声:橋本真也)
- 元ボクサーのプロレスラー。身長2m40cm、体重310kg。と作中最大の体格を誇り、他選手を(マウント斗馬でさえ)「チビ」と呼ぶなど見下した態度をとる。しかし一回戦で刃牙の強さを身をもって感じ、その巨体と強さ故に幼い頃から「本気を出してはいけない」と言われ続け、鬱屈を重ねてきた苦悩を告白。真正面からの戦いに応じた刃牙に完全KOされるが、生まれて初めて全力を尽くした事に満足そうな表情を見せた。その後烈とタクタロフの揉め事に仲裁に入るが、タクタロフの怒りを買い腕を破壊される。アニメ版ではプロレスラー橋本真也が声優として参加している。また、橋本はアニメのアイキャッチも担当した。
- ズール / バーリトゥード (声:川村拓央)
- ブラジルに移った強靭な肉体を持つ黒人奴隷の子孫(アニメではアフリカの部族の戦士)であり、野生的とさえいえる闘争本能をむき出しにして戦う。普段はジャングルの中で獣を狩る事で大人数の家族を養っている。徳川曰く「オーガも仕留めた獣の数では一歩譲る」との事。トーナメント初戦ではシットパイカーを一方的に打ちのめし圧勝。続く二回戦ではゴング前に攻撃を仕掛け、刃牙を失神させる(不意打ちとはいえ、本編中刃牙に勝利した数少ないキャラクターの一人である)。これを徳川は油断があった刃牙の落ち度と断じ、ズールの勝利を認めた。だがズール本人は決着を認めず、再び刃牙に襲い掛かり、結局三本勝負となってしまう。マウントポジションによる滅多打ちや、喉への噛み付きなどで、刃牙を圧倒するが最終的に刃牙が放った金的蹴り(寸止め)により戦意喪失、降参した。格闘家の決着は必ずしも試合での勝敗ではないということを見せる結果となる。その勝負は本来敵の立場にある、猪狩完至が祝福してくれた神々しい戦いとして記録されている。
- デントラニー・シットパイカー / ムエタイ
- 一回戦でズールと対戦するが、一方的にパウンドの連打を受け惨敗。
- ロブ・ロビンソン / キックボクシング (声:松本大)
- キックボクシング世界統一王者。普段は陽気で軽い感じの男だが、試合に臨む際は別人のような殺気を放つ。トーナメントでは一回戦で猪狩と対戦。試合前に猪狩を「オジさん」と呼ぶなど軽口を叩いていたが、試合では猪狩の気迫に気圧されたうえジャーマン・スープレックスで完全KOされた。その後は勇次郎乱入時に紅葉の集めた9人の内の1人として登場。しかし勇次郎の一撃により大腿骨開放性骨折の重傷を負う。また、最凶死刑囚編の序盤に再登場するがここでもドイルに首を掻っ切られて惨敗した。生死は不明だがオリバが調べていたドイルのデータ中には「ロブ・ロビンソンを殺害」ではなく「襲撃」と記されている。脇役としては異例の3度の登場回数を誇るも、全て瞬殺された稀有なファイター。
- 猪狩完至
- 幼年編を参照。
- 本部以蔵
- 地下闘技場編を参照。
- 金竜山(きんりゅうざん) / 相撲 (声:川村拓央)
- 大相撲現役横綱。「相撲は格闘技である」という強い信念から、力士が持つ真の強さを見せるために参戦を決意した。トーナメント初戦では本部以蔵と対戦。小指を取りに来た本部以蔵を小指一本で投げ飛ばし、四股の体勢からの踏みつけで勝利を収めた。続く猪狩完至戦でも当初は圧倒的な実力差を見せつけるが、猪狩が足で簡易的な土俵を作り出すことにより戦況が一変。土俵から出まいと堪えてしまう力士の本能的な癖から、猪狩の小手投げを耐え肘関節を破壊される。そのまま劣勢を引きずり、最後は猪狩のダブルアーム・スープレックスにより万事休すと思われたが、起死回生の河津掛けを仕掛ける事で形勢逆転。そのまま猪狩の顔面を地面に叩き付けていれば勝負の行方は分からなかったが、ここで突如猪狩に対して予想外のかばい手を取り、自らの片腕と引き換えに猪狩を助ける形に。試合自体は続行可能であったが、セコンドについていた金竜山の親方は、「ダブルアーム・スープレックスを受ける体勢とは、相撲における「五輪砕き」の形であり、(そのまま押し合うと頚椎が圧迫される非常に危険な状態のため)力士にとってはその型に入られた時点で既に敗北を意味する」と説明し(現実の大相撲でも、栃赤城がこの状態に持ち込み、決まり手として勝っている)、勝負の決着を宣言する。試合後金竜山は髷を引きちぎり、親方に力士としての再出発を誓い、猪狩は金竜山に優勝を誓った。その後、9人掛けで勇次郎に挑むが返り討ちにされ、脊髄損傷の重傷を負う。
[編集] Bブロック
- セルゲイ・タクタロフ / サンボ
- サンボ全ロシアチャンピオン。日本へは自分を試しにやって来たという。半裸で、「氷点下25度の吹雪の中、坂の頂上から岩を満載したトロッコを引き上げる」など、過酷な訓練を積んでいる。リーガンの腕を「首狩り十字固め」で破壊する実力者だが、最大トーナメント1回戦、烈海王に良い様にあしらわれ、「転蓮華」によって首を壊され敗北した。その後、ガーレンの控え室で制裁を受けた状態で再登場。
- 烈 海王(れつ かいおう) / 中国拳法(白林寺) (声:安井邦彦)
- 中国拳法の達人。リンク先を参照。
- ラベルト・ゲラン(アニメ版:ロバート・ゲラン) / プロボクシング
- 3階級制覇を果たしたボクサー。公式試合は70勝だが、喧嘩なら2000勝らしい。最大トーナメント一回戦で加藤と対戦するはずだったが、試合前に夜叉猿Jrに倒される。通称は「パナマの鉄拳」。
- 加藤清澄
- 地下闘技場編を参照。
- 花山薫
- リンク先を参照。
- 稲城文之信(いなぎ ぶんのしん) / 日本拳法 (声:川村拓央)
- 日本古来の総合格闘技、「日本拳法」の達人。日本刀を正拳突きで叩き折る実力を持つ。一回戦で花山薫と対戦。背骨を砕かれるが、それでも尚、花山に関節技をかけようとして力尽きた。
- ローランド・イスタス(アニメ版:ローランド・グスタフ)/ ランカシャーレスリング(キャッチ・アズ・キャッチ・キャンスタイル)(声:柳沢栄治)
- ビル・ライレー・ジム出身。関節愛好家(ジョイントフェチ)の異名を持ち、人間の関節やドアノブ、玩具のネジなど、あらゆる繋がっているものを見ると、素手で解体せずにはいられない奇癖を持つ。その奇癖の末に関節技に特化したキャッチ・アズ・キャッチ・キャンスタイルを習得し、「ライオンに関節技を仕掛けた」というエピソードがある。トーナメントでは克巳に右目を潰されて敗北した。
- 愚地克巳(おろち かつみ) / 神心会空手 (声:藤原啓治)
- 独歩の養子。「空手界の最終兵器」の異名を持つ。リンク先を参照。
[編集] Cブロック
- 李猛虎(り もうこ) / テコンドー (声:永野善一)
- 韓国海兵隊に所属するテコンドー選手。階級は軍曹。1回戦でアイアン・マイケルと対戦し、攻撃範囲が狭いというボクシングの弱点を突き、序盤は優勢に立つ[5]が、壁をキャンバス替わりに使うというマイケルの機転によってKO負けを喫す。
- その後、9人掛けで勇次郎に最初に攻撃を仕掛けるが一瞬にして倒される。
- アイアン・マイケル(アニメ版:イアン・マクレガー) / プロボクシング (声:小形満)
- ボクシング世界ヘビー級王者。「ボクシングが格闘技世界一であることを証明したい」と参加。一方セコンドのサムは「ボクシングは単なる喧嘩の技術から芸術まで昇華させた」としてそのチャンピオンに傷をつけたくないとトーナメント出場を懸念していた。二回戦で千春にサラシデスマッチにもちこまれダウンも、ジョン・L・サリバン(アニメ版ではジョニー・L・ドノヴァン)の亡霊に励まされて復活。圧倒するも、途中でグローブをはずしたことが災いし、頭突きで拳を砕かれる。サムは即座にタオルを投げるが、マイケルはこれを拒否。正々堂々の殴り合いに突入するが、もうひとつの拳を砕かれるとサムはマイケルの将来を思い決死の覚悟で試合に乱入し、マイケルを止める。これによって勝ちを失ったマイケルにサリバンはあきれかえるも、サムの怒号(アニメではパンチ)でかき消され、二人は和解する。
- その後勇次郎の乱入を止めようとするがボクシングを挑まれあっけなく倒される。
- 後の『範馬刃牙』では全盛期時代の彼がリアルシャドーで登場。刃牙の「蹴り」により倒される。その後、刃牙の入った合衆国アリゾナ州立刑務所に本物の彼が収監されていた。ボクサーとして表舞台に戻ることが彼の目標であり、オリバやゲバルに通じる刑務所内のランキングには参加していない。しかしボクシング協会は犯罪者である彼の復帰を望んでおらず、送り込まれた刺客、唇(リップ)・歯(トゥース)・舌(タング)の三人に、もはや戦いとは呼べないほどの凄惨なリンチを受けることとなる。だがゲバルの乱入により、選手生命は取り留めた。その後、懲罰房に入れられていた時に刃牙とオリバが戦いを始め、その巻き添えで彼の房の壁が壊され。そこから外に出て、2人の戦いを目撃した彼は、刃牙が正面からの殴り合いを挑もうとするのを見て、自らが良く知るボクシングの階級制度を理由に無謀だと訴える。しかし、その訴えが刃牙を止めることは無く、誰も止められない戦いが始まってしまった。
- 柴千春(しば ちはる) / 暴走族 (声:西村朋紘)
- 暴走族「機動爆弾巌駄無(がんだむ)」の特攻隊長(アニメでは「特攻」という言葉はあまり使われない)。格闘技経験は全くゼロの素人。その強さの秘密は並々ならぬ不良根性。畑中公平戦で腕を破壊されると、その腕を自ら更に破壊し、怖気づいた畑中を蹴り倒す。過去の抗争で敵のバイクに轢かれても戦い続ける(アニメ版では刃牙と同じエンドルフィンの力を思わせる描写となっている)など、その耐久力は格闘のプロと比較しても勝るとも劣らない。
- だがアイアン・マイケルとの対戦では自分で割った石膏で殴りつけ、砂で目潰しを行い、その隙に互いの足をサラシで巻きつけるサラシデスマッチを決行。他ナイフを隠し持っていたり(使用したのは足のサラシを外す時のみ)、反則だらけの試合をする。最後はマイケルが「ブルックリン代表の喧嘩小僧(ファイティングキッズ)」を自称したことに感じる物があったのか、同じ不良同士として「きれいな喧嘩」をしようと宣言し、マイケルと真っ向から殴りあい、頭突きでマイケルの両拳を粉砕。セコンドの乱入(マイケルの反則はこれ一本である。)によって反則勝ちとなった。格闘では語られることの少ない「根性」というものを見せつける事となった。ボロボロになりながらも勝利した後の姿は、キリストにも似た崇高な姿と称された。
- かろうじてマイケルに勝利したがドクターにより試合続行不可能を宣告され、リザーバーのガーレンと交代する。本人は納得いかずガーレンにかかっていったが投げで天井に突き刺されてしまった。だが、結果としては公式戦では無敗のまま試合を終えた事になった。
- 強くなるために鍛錬をつむことすら女々しいとする花山薫の人間像に憧れていて、格闘技を学ぶことすら女々しいと公言している。マイケル戦の前には試合を花山に贈ると述べ、試合後花山からの賛辞を受けて涙を流した。背中にキングギドラ(アニメでは三つ首のドラゴンと説明)の入れ墨を彫っている。
- マイケルとの殴り合いから目覚めたのか、死刑囚編ではナイフを使って喧嘩をしようとした若者を「負い目のなさが勝ちを生むんだ」と叱りつけている。その後は花山と親交を持っているようである。バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-では、総動員で参戦し、花山側に着いた。
- 畑中公平(はたなか こうへい) / 全日本柔道 (声:平川大輔)
- 1回戦で柴千春と対決。打撃対策は重ねたようであるが、千春の全く予測できない攻撃に対処できず、腕を破壊したものの敗れる。
- 三崎健吾(みさき けんご) / 少林寺拳法 (声:山野井仁)
- 護身のスペシャリスト。真の護身を証明するため、敢えて破門(少林寺拳法は他流試合を禁止している)となりトーナメントに参戦。1回戦でマイク・クインと対戦。相手を全く傷つける事なく関節技でギブアップ勝ちを奪い、刃牙には「綺麗な戦い」と評される。2回戦ではジャック・ハンマーと対戦。序盤は圧倒的速度を誇る「飛燕の連撃」により優勢に見えるも、ジャックには全く通用せず「ショセン遊戯ノ域ハ出テイナイ」と評され、噛み付きにより敗退。
- マイク・クイン / アメリカンプロレスリング (声:川村拓央)
- 「ニューヨークの鋼鉄人」のニックネームを持つプロレスラー。ボクシングの経験もあり、ゴールデングローブにも出場している。1回戦で三崎健吾に完敗したうえ、無傷なのに勇次郎が乱入したときに集結した敗者に含まれていなかったりと、出番は少なかった。
- セルジオ・シルバ / ブラジリアン柔術 (声:斉藤瑞樹)
- 柔術ブラジル選手権無差別級を3連覇した達人。ジャック・ハンマーのパンチに倒される。その回転っぷりは有名。
- ジャック・ハンマー / ピット・ファイティング (声:坂口候一)
- 範馬勇次郎の息子であり、刃牙の異母兄。勇次郎が16歳の時にベトナムで出会ったジェーンが、獄中で出産した子供。「ジャック・範馬」とも名乗る。“己の身体を盾として勇次郎に利用され、戦士としての生き方を全う出来なかった”母の無念を心に引き摺っており、刃牙と同じく勇次郎超えを最大の目標とする。「今日強くなれるならば明日はいらない」と公言し、限界を超えた量を投与する狂気のステロイド・パワーと戦慄の噛み砕き(バイティング)で刃牙と最大トーナメント優勝を争う。その絶対的強さへの執着心は範馬勇次郎にも劣らない。トーナメント決勝では刃牙に敗れているが、刃牙は自分が勝利したと思っていないような発言が見られる。その一方、決勝戦にて刃牙に時に兄として、時に1人の戦士として接し、戦いを負え傷ついた刃牙がチャンピオンベルトを持てない状態の時に優しく手を差し伸べた。
- 刃牙に敗れた直後、父勇次郎に戦いの疲れやダメージが残ったままで挑戦するが、頸静脈を噛み千切られたうえ、歯を折られる程の打撃で返り討ちに遭う。
- 1日に複数回の異常ドーピングを行い、人知を超えた戦闘能力を誇る。副作用のほとんどを常識はずれのトレーニング量と執念で克服し、勇次郎同様、北極熊を素手で倒している。以前は身長193cm、体重116kgだったが紅葉による骨延長手術などで肉体をさらに改造、より強大な体を得た(推定213cm)。その後、小豚の丸焼き(烤乳猪)を10秒で完食するなど豪快な食事シーンを見せる。手術後はややキャラクターが変更されており、以前と比較すると少し砕けた印象となった。
- 死刑囚編以降猪狩と一緒に登場することが多く、猪狩のジムらしき場所でトレーニングを行っているシーンがある。
- 範馬勇次郎が刃牙の挑戦を認めた事に対して、納得がいかない様子である。
- ピクル編ではピクルに夜這いを仕掛け、ピクルと克巳戦後に地下で1人となったピクルに挑む。これは、ピクルとの戦いを翌日に決意した刃牙を先んじることとなった。顔の一部を食べられつつ、ドーピングしたパワー(最早ドーピングは必要なくなっていたが、マックシングのパワーを得る為に敢えて使っていた)で圧倒してピクルの耳を食いちぎる。そのことがピクルの逆鱗に触れ、「白亜紀時代の本来の動き」によってピクルに瞬殺される(その際にとどめの一撃で顎をバラバラに粉砕された)。しかし、意識の無いながら執念の「ファックユー」でピクルの捕食を諦めさせ、病院で一命をとりとめた。意識を取り戻すと、病院を抜け出し再びピクルに戦いを挑み、彼の「不自然さ」に一度はピクルを恐怖させるが返り討ちに合い、生涯二度目の「日に二度敗れる」。三度目の戦いに挑もうと病院を抜け出そうとするが、ジャックがピクルに二回目に倒された後、大切に大切に保存食として丁寧に扱われていた事を弟のバキに告げられると、泣き叫びついに戦う事をやめた。
- 範馬の血が流れているが、勇次郎やバキに出る背中の「鬼の顔」は見られない。
- ちなみに顔は父・勇次郎に非常に似ており、バキと違い父親似である模様。しかし、ピクルに負けたことについて、勇次郎から「血が薄い」と言われている。(直接言われてはいない)
[編集] Dブロック
- ジャガッタ・シャーマン / ムエカッチュアー
- 素手で殴り合うムエタイ、ムエカッチュアーの格闘家。天内悠をトーナメントに途中参加させようとした勇次郎により、文字通り潰された選手。フランシス・シャビエル同様台詞も見せ場もなく終わる。
- 山本稔(やまもと みのる) / シュートレスリング (声:松本吉朗)
- 格闘技色の強いレスリングの使い手。刃牙は「バランスがいい」と評し勇次郎もその名を知っていたことからそれなりの実力はあったようだが、天内の空中殺法の前になす術無く倒される。
- リチャード・フィルス / バウンサー (声:中田雅之)
- シカゴのナイトクラブでバウンサーを務め「地球一のタフガイ」の異名を持つ。相手の攻撃をよけた事がないのが自慢(タンク・アボットに似た男に殴られている描写がある)。戦闘の場には常にタキシードで登場する。トーナメント1回戦で同じく私服で登場した独歩と、西部劇の喧嘩を思わせる壮絶な殴り合いを繰り広げるが独歩の貫手に敗れる。その後、勇次郎戦で拳を砕かれ睾丸を蹴り潰された。
- 愚地独歩
- リンク先を参照。
- ロジャー・ハーロン / アマチュアレスリング (声:小形満)
- アメリカのオリンピック代表選手。身長195cm、体重139kg。渋川に対戦する事になっても、年齢差を鼻にかけるような事はなかったが、いかんせん力量の差が大きすぎていい所なしで敗れる。
- 渋川剛気(しぶかわ ごうき) / 渋川流柔術[6] (声:中博史)
- 実戦合気柔術の達人。1926年生まれ。身長155cm、体重47kg。警視庁にて逮捕術の指導員を務める。彼の柔術の前にはどんな攻撃も通用しないらしく、事実、作中トップクラスの怪力を誇るビスケット・オリバですら何も出来なかった。
- モデルは、養神館合気道を創設した合気道の塩田剛三[7]。ちなみにこの塩田剛三の本が刃牙の書架に存在している。
- 護神流合気柔術開祖の御子柴喜平に教えを請い、その後御子柴との立ち合い、気圧された御子柴が振るった刀を自らの背中に受け、それをもって「免許皆伝」として渋川流を立ち上げる。以後、自らの合気道・護身術を研鑽し続けた結果、最大トーナメント終盤、師・御子柴の言う「富士の頂」に到達し、「真の護身」に開眼する。御子柴によると、真に護身を身に付けた者であれば、もはや技術すら必要とせず、「そもそも危険のある方向に近づくことすらできない」のであり、その言葉通り、渋川はジャック・ハンマー戦直前、「真の護身」の正体に直面することになる。しかし渋川は、あえてそれに従うことをせず、ジャック・ハンマーとの準決勝に臨み、敗北。この力はトーナメント後も発揮され、範馬勇次郎との接触直前には想像を絶するような事態に遭遇することとなる。ただこの護身術は攻撃の意思を持たない行動については通じないらしく、「菩薩拳」や「やかんパス」などの技はまともに食らっていた。
- かつて柳龍光(詳細は後述)との戦いにより左目を失い、義眼である。
- 普段気さくな好々爺であるが、エキサイトすると本来の好戦的な性格を露にする。
- 「達人」「武の体現」など様々な異名がある。愛用の眼鏡はべっこうのいい所を使った最高級品らしい。
- 鎬紅葉
- 地下闘技場編を参照。
- 鎬昴昇
- 地下闘技場編を参照。
[編集] リザーバー・その他
- フランシス・シャビエル / カポエイラ
- リザーバー。しかし控え室で夜叉猿Jr.の襲撃を受け重傷を負う。栗木と違って台詞も見せ場もなく終わる。
- 栗木拓次 / 伝統派空手
- リザーバー。しかし控え室で夜叉猿Jr.の襲撃を受け、その後、恐怖で錯乱し斗羽に襲い掛かった後、逃亡。
- マウント斗羽
- 地下闘技場編を参照。
- 夜叉猿Jr. / 魔獣 (声:柳沢栄治)
- 幼年編に登場した夜叉猿の子供。勇次郎に殺された両親の仇をとる為、地下闘技場に姿を現す。夜叉猿の力を熟知する安藤が設計した収容コンテナをいとも簡単に破壊するなど、父親以上の身体能力を持っている。一応、リザーバーという立場であったが、他のリザーバー2人を襲撃後、試合会場に乱入し、加藤清澄を攻撃。刃牙が肉体と魂で説得を試みようとしたが、その途中で愚地克巳に撃退される。刃牙と友情が芽生えたのか、大会終了後のチャンピオンズロードにも顔を見せている。トーナメント後は、かつての父のねぐらに戻り、静かな生活を送っているようである。
- 天内悠(あまない ゆう) / ボディガード(天内流格技) (声:高塚正也)
- 大統領のボディーガードとして活躍していたが、勇次郎の推薦によりトーナメントに参加。ジャガッタをつぶした勇次郎にびんたをかまし、ノーモーションジャンプの衝撃でコンクリートの床を踏み抜くといった演出で読者を期待させる。
- 天内は戦いには「愛」こそが必要であり、人を喜ばせることと倒すことは表裏一体であると説く。つまり喜ばせたい相手が何を望んでいるか事前に察知して満たしてやるのも、戦う相手が何を望んでないか事前に察知して先手を打つのも、相手の心を察すること、「愛」がなければできないという。それは天内の戦法にも現れている。驚異的な跳躍力から繰り出されるノーモーションジャンプにより格闘技の想定していない空中戦に持ち込み一回戦の山本を倒し、その空中戦の通用しなかった愚地独歩にも長い手足から繰り出される通常ありえないような関節技や空手技が一切使えない強力な寝技で封じるなど、トーナメントでもトップクラスの能力をもっていた。しかし膝が破壊され、空手が明らかに不可能にもかかわらず戦おうとした独歩に対して天内は「これでは残酷なコロセウムの戦いだ。自分の勝利を認めてくれ」と哀願したため、勇次郎に体に深くめり込む程の手刀を受け、髪の毛の一部を頭皮ごと引き千切られて柵に叩き付けられると言う無惨な方法で倒される。生死不明(アニメ版ではエピローグでマクレガー(マイケル)やリーガンらと同じ飛行機でアメリカに帰るシーンがある)。
- アレクサンダー・ガーレン(アニメ版:アンドレアノフ・ガーランド) / レスリング (声:柳沢栄治)
- ロシアという「国家」に対して絶対的な忠誠心を持っており「ロシアに服従したい。己がロシアの支配下にあるという証が欲しい」という理由で手に枷を付けるのを大統領に要求する程の愛国者。シベリアの鉱山で永久凍土にトラック2000台分の大きさのクレーターを2年で掘り上げた。体格、身体能力共に作中トップクラスであり「只の一度もレスリングの練習をした事が無い」、つまり持って生まれた身体能力だけで世界最強のレスリング選手として君臨している。最大トーナメントにはロシア民族の最強を示す為に徳川光成の主催者推薦として参戦(アニメでは「最後のリザーバー」と呼ばれている)。柴を天井に突き刺し、花山のパンチを意に介さず逆に投げ一発で沈め、スペシャルマッチで行われた体長25m以上の巨大アナコンダを相手にレスリングで圧勝。そのままジャック・ハンマーとの怪物対決に突入し、互角の戦いを繰り広げた。しかし「ロシアの明日のために」戦うガーレンと、「今日の最強のために」戦うジャックとの差がでてしまったのか、途中からドーピングの効果が開放され始めたジャックに完敗。ロシア民族の最強を示す事は叶わなかった。ジャックとの戦いの最中、左手小指と薬指を噛み切られ欠損。続編でも治療はしていない模様。
- 最凶死刑囚編でも序盤に登場するが、天井から襲ってきたシコルスキーに倒され、車椅子の生活となって療養中。
- 大蛇(アナコンダ) / 野生
- リザーバーとして登場したガーレンとのスペシャルマッチに現われた、体長25mを越す巨大な蛇。スタッフの小坊主を飲み込みかけるなど大暴れした後ガーレンと決し敗れる。その後、大会が終わって勢揃いする選手たちに混じってチャンピオンロードに現れる。(尾だけ見える)
- 作者によると映画『アナコンダ』を見て、「これは強そうだ」と思い登場させた[8]。
- 御輿芝喜兵 (みこしばきへい) / 護身流合気柔術 (声:北村弘一)
- 護身流合気柔術開祖で渋川剛気の師匠。
- ジェーン (声:日野由利加)
- ベトナム戦争時代、アメリカ兵を相手に素手で戦っていた勇次郎が出会った、反アメリカの女傭兵。アメリカによるベトナムへの攻撃を「弱い者イジメ」と評し、自分が殺したアメリカ兵の死体に対して怒りを込めて大量の銃弾を撃ち込んだりしていた。
- しかしその正体はカナダ出身の軍人であり、本名はダイアン・ニール。超大国アメリカを危惧する国連が、一国家にも匹敵する戦闘力を秘めた存在である勇次郎を確保する作戦に就いていた。しかし、これらを勇次郎に全て見破られていた挙句、アメリカ軍による一斉砲撃に際してその身を掴まれて砲撃の爆音にさらされ、結果として恐怖に屈した自分自身をさらけ出したことで戦士としての使命も生き方も全う出来ぬまま勇次郎に一方的に敗北し、犯される。その後、彼女自身は無事だったものの勇次郎によって味方部隊は壊滅し、その件に対する責任を上層部より問われ、軍刑務所に投獄され獄中にて勇次郎の子、ジャックを出産した。
- ジャックが最大トーナメント決勝戦後に勇次郎と戦い、敗れて救急車で搬送される際、その様子を見つめるジェーンらしき女性が防犯カメラの映像に映っていた。
- ジョン博士 (声:樫井笙人)
- 学会から追い出されていたときジャックと出会い彼を強くする名目で新薬を渡した。しかし強くなりすぎたジャックに苦悩し自殺した。
[編集] バキ
[編集] 最凶死刑囚編
- スペック
- 米国の死刑囚。5人の死刑囚の中で、最大の体格と残虐性を誇る。水面下数百メートルの潜水艦に設けられた監獄に閉じ込められていたが、脱走して生身で深海から脱出。驚異的な心肺能力を持ち、全力で5分間の無呼吸運動が可能。当初はバキを付け狙っていたが、乱入してきた花山薫と戦う事になる。花山と正面から殴り合い、一度は敗れるも、警察署で拳銃などの武器を強奪して活用し、花山をあと一息で倒せるところまで追い詰める。しかし止めを刺そうとした際、花山の中で過去に苦い敗北を喫した相手、範馬勇次郎とスペックが重なり、そのトラウマを振り払うかのような花山の猛反撃を受け、最終的に花山に喉元を握り潰され完全に敗北する。それから急激に老化し骨と皮だけになってしまう。その驚異的身体からは想像できないが、実は97歳の老人であった。身体中に様々なデザインのタトゥーを入れているのが特徴。
- ドリアン / 中国拳法(白林寺)
- 米国の死刑囚。外見は思慮深い哲人風だが、死刑執行時に10分間の吊首に耐える超人で、その場に居合わせた警官らを全員殺害する比類なき凶悪さを発揮する。愚地独歩を好敵手として認め、激闘を繰り広げた。特殊繊維(アラミド繊維をチタニウムと焼結させた、目に見えないほど細く頑丈なもの)などの隠し武器と催眠術を用いて戦う。しかし独歩との勝負ではまったく歯がたたずに最後は泣きじゃくりながら敗北。
- その正体は、欧米人として初の中国拳法の最高位「海王」の称号を得た拳法家「怒李庵 海王」であった。アニメ版では、中国拳法説明の際、己の拳足のみで山に穴をうがつエピソードほか、アニメオリジナルシナリオで烈小龍を海王に推した人物として登場している。大擂台賽編では壊れた精神のまま擂台に上がり、楊海王にあっけなく敗北。口髭を吹き矢に使用する、絞首刑を執行されても心臓が動いている等の場面が復讐の兇獣にも描かれている。
- ヘクター・ドイル
- 英国の死刑囚。身長は推定185cm前後、体重は80kg以上。外見は死刑囚の中でも最も若く見え、女装しても違和感のない中性的な容姿。電気椅子にも耐える強靭な肉体と、体の各所に仕込まれたギミックが武器。「もう一人のミスター・アンチェイン」を自称している。手首と肘に刃物、腕にはスプリング、胸には爆薬と、全身が文字通りの凶器となっている。ロブ・ロビンソンを瞬殺する。また、警察署にてビスケット・オリバを襲撃し彼に傷を負わせている(結果的にオリバはほとんどダメージを負っていなかった)。ホテルにストライダムといる所を鎬昂昇に襲撃されるが爆薬を使用し撃破する。烈海王に左目を潰され圧倒され、とどめをさされる瞬間にジャック・ハンマーが乱入(烈に麻酔の注射をする)し、負けを免れた。心神会本部を愚地克巳もろとも爆破し、逃走中に愚地独歩と戦い失神させられる。後に愚地克巳と戦いを通じて友情を結び、克巳の手引きで中東へと脱出するための貨物船に乗り込もうとするが、死刑囚の柳龍光に襲撃され、右目に毒を受ける。その後海岸沿いの洞窟に潜伏していたが、オリバに発見・保護されて治療をうける事になる。
- 余談だが英国には反逆罪と軍法以外で死刑制度が存在しておらず、脱獄時の会話からも軍関係者であることが伺える。
- シコルスキー
- ロシアの死刑囚。驚異的な手先の握力を持ち、ロック・クライミングの達人にも脱出不可能な、弾道ミサイル基地のサイロから何の道具もなしに、100kgを超える体格で、僅かな壁の傷や錆などを使い登攀で脱走し、ガーレンを瀕死の重傷に追い込んだ。その卓越した身体能力は、犯罪に手を染めなければロシアに幾つもの金メダルをもたらしたと言われる。得意技は岩のように硬く握られた拳による打撃で、中指の第二関節を突き出したその握り拳(カーヴィング・ナックル)は刃物のように敵を切り裂く。猪狩を屈辱的な方法で倒し、その顔に深い傷を残すものの、その後は範馬勇次郎に顎で使われ梢江を拉致。怒り狂った刃牙とオリバにアジトを襲撃されて敗北、捕獲される。後日脱走し、柳龍光とともに、色を知って成長を遂げた刃牙に攻撃を仕掛けるが、一蹴される。
- その後、ジャック・ハンマーに遭遇。応戦するも気絶させられ、地下闘技場に運び込まれる。そこで、大観衆を前にジャック・ハンマーと再度対戦するが、圧倒的な実力差に効果的な反撃を行うことができず苦戦する。最終的には、ジャック・ハンマーと交替し再登場を果たしたガイアと戦うものの、ガイアの繰り出す環境利用闘法に苦しめられ、攻撃されるのが分かっているのに全く対処できないという真の恐怖を味わい、心の底から敗北を認め、崩れ落ちる。
- 柳 龍光(やなぎ りゅうこう) / 空道(くうどう)[9]
- 日本の死刑囚。「猛毒柳」「空師」の異名を取り、渋川剛気とは顔見知りでかつて彼の左眼球を潰した男。体格は160cmに満たない。「空道」と呼ばれる殺法の達人であり、手に真空状態を作る「空掌」「毒手(陰手)」「鞭打」などの多彩な技を使いこなす。「猛毒」とは酸素を示しており、酸素比率6%以下の大気(人間が一度でも吸うと意識を失ってしまう)[10]を手の中に作って相手に吸わせる。看守の耳に口を当て息を吹き込んだだけ片方の耳から脳を吹き飛ばすほどの肺活量を持つ。
- 空掌を使い防弾ガラスの独房を破壊して脱走。刃牙の所属する高校で渋川と刃牙二人を相手にし、手玉に取って一度は刃牙を完全KOする。その後、シコルスキーとともに刃牙に再戦を挑むが逆に手玉に取られた上に逃げられるという屈辱を味わう。このとき刃牙に毒を浴びせるが、すぐには効かなかった為戦況を有利にする事はできなかった。この後、亡命しようとしたドイルを処刑するために船内で襲撃。ドイルの視力を奪い首を刀で狙うも、鉄骨の入った腕で防御されその隙に逃がしてしまう。その後、宿敵渋川に呼び出され決着を付けるべく夜の公園で待つものの、渋川より先に本部以蔵に乱入され戦闘になる。武器や公園の遊具を応用した戦術に手玉に取られ、刀で右大腿部を貫かれ、鎖分銅に左頬を抉られ、挙句の果てに毒手である右手を切断されるなど、予想外の大苦戦の末取り押さえられる(本部曰く、毒手や凶器に頼りすぎて、本来の強さを見失っていたのが敗因)。直後に現れた勇次郎から敗北を宣告され、「この勝負の勝ち負けを決めるのはアンタではない」と気丈にも反論するが、その態度が却って勇次郎の怒りを買ってしまい、強烈な一撃を顔面に浴びて倒れる。その後の生死は不明。
- 園田盛男 (そのだもりお)
- 警視庁警視正。死刑囚事件の担当。
- マイケル・ホールズ
- アリゾナ州立刑務所所長。オリバに会いにきた園田を空港で迎えた。刃牙入所の際、身体検査で得られたデータを見て、刃牙にそれが囚人達の中でもずば抜けていると言う。そして、オリバから自分の所へ刃牙を連れて来る様言われたことを伝えた。その後、ボクシング協会から100万ドルの寄付と共に、彼らが恐れる「ボクシング界へと復帰を試みる犯罪者」すなわちアイアン・マイケルの選手生命を絶つ様依頼を受け、「マウス」を使うことを決める。
- その後、オリバとゲバルの戦いから2日後に刃牙が試みた「外出」に対し、銃を手にした看守を率いて阻止しようとするも、銃を過信して看守共々刃牙に近づいた挙句その間合いに入ってしまい、世界初の「素手の犯人に銃を突きつける人質」となってしまった。その刃牙からの挑発を受け続けたオリバから刃牙との戦いを大々的に配信するアイディアを持ち掛けられ、囚人に道路を作らせるよりは大儲けと承諾するが、2人が勝手に戦いを始めた為その目論見は水泡に帰す。そして翌日、オリバから刃牙を出所させるよう、囚人全員の脱走よりはいいだろうと半ば脅され、刃牙を出所させた。
- ビスケット・オリバ(声:屋良有作)
- アリゾナ州立刑務所の囚人。リンク先を参照。
- ジェフ・マークソン
- かつてマンハッタンで浮浪者から金を脅し取っていた悪徳警官だったがその現場をオリバに見つかり、先制攻撃を加えるがそれは全く効かず、逆に全身に死を免れる範囲内で最大限の攻撃を受け、それ以来まともな手足が一本も残されていない人生を送っていた(装具を用いているのか、手足を動かす時に音が出る)。オリバを恨み独自にオリバの力量や行動パターンを研究した末散弾銃と爆弾を手にビルを制圧。何人もの人間を殺し駆けつけた警官隊にオリバを来させるよう要求し、彼に銃口を向けて全裸にしてから銃撃するが、予想通り体に小さな傷を付けただけであった。そして、切り札である日本刀を手にオリバの心臓を狙うが止められ、胸に強烈な拳を受けビルから転落し、地面に激突するより早く絶命した。
- マスター国松(マスター くにまつ) / 空道[9]
- 「大日本武術空道」のマスターで、柳龍光の師匠。空掌や鞭打の技量は柳に一歩譲り、かつて左腕を落とされている(その左腕は柳が戦利品として持ち帰り、柳の隠れ家に今も骨だけの状態で飾られている)。表向き世界各国の軍人や警官に武術を指導しているが、本来の姿は掃除屋、すなわち暗殺者。殺人や大麻喫煙など犯罪行為が多いが、司法、警察関係に顔が利くため法に問われない模様。なお、『バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-』では源王会8代目会長グランドマスターの弟子であることが判明し、会長の暗殺を依頼した清水を殺害するという凶悪な一面を見せており、グランド・マスターが犯した犯罪行為を司法関係のコネを使ってもみ消す事後処理をしている。
[編集] 中国大擂台賽編 / 神の子激突編
- 郭 海皇(かく かいおう) / 中国拳法
- 齢146を数える中国武術界の頂点。海王の中の海王であり、全ての海王を統べる「海皇」の称号を持つ。普段は車椅子に乗っており、骨に皮がへばりついただけという印象の老人。単純な筋力だけならば日常生活でも不便を感じる程度の力しかないが「必要なとき、必要な術を、必要な速度で発揮する」という理合に基づき、パワーやスピードといった人智を大きく超えた強さを持つ。最大の特徴は極限の脱力「消力(シャオリー)」にあり、殆どの打撃を無効化することが出来るほか、「打撃力は筋肉の弛緩と緊張の触れ幅の大きさである」との理論の元、コンクリート壁に数メートルのヒビを入れる打撃力を発揮する。
- 100年に一度開かれる大擂台賽の前大会の優勝者であり、その当時は全身を鋼のような筋肉で覆いつくし、ビスケット・オリバのように力と筋肉のみを信仰するパワーファイターであった。そしてそのパワーを持って「理合」が嘘っぱちである事を証明するために道場破りを続けていたが、ある時「本物」に出会い、手も足も出ずに敗れる。それを境に腕力に頼る事を捨て、理合を手に入れる事に人生の大半を費やし、箸と椀に重量を感じるようになった頃、大男をいとも簡単にねじ伏せる「理」を手にすることに成功する。一見人格者のような振る舞いをみせるが、目的を達する為にはどのような事をも行い、失敗をした者には容赦の無い制裁を加えることをも厭わず、敗者には目をくれることもない。
- 外国勢が大躍進する今回の大擂台賽においては、海皇の称号を中国の外に出さないために暗躍し、範馬勇次郎との対決を果たす。激戦の末敗れそうになるが、勇次郎の放つ止めの一撃が当たろうかという瞬間、自身の護身の集大成である「擬態死」を用いて難を逃れ、結果、勝負なし(引き分け)となる。大擂台賽終了後は、勇次郎と互いに実力を認め合い、勇次郎に海皇の名を名乗ることも許した。ピクル編に於いては烈海王に請われる形で自ら神心会本部道場に赴き、愚地克巳の天賦の才を認めた上で彼に「マッハ突き」の更なる進化への一助を与えた。
- 劉 海王(りゅう かいおう) / 中国拳法(白林寺)(声:小形満)
- 白林寺の総帥で、100歳を超える拳法の達人。烈海王やドリアン海王など優秀な人材を育て上げた名手で、100歳を超えてなお筋骨隆々の巨体を誇る。大擂台賽にて勇次郎との対戦が実現したものの、圧倒的な力量の差で、顔面の生皮を剥がされるという無残な敗北を遂げてしまった。最大トーナメントから端々で登場してきたが、本編に直接関わったのは大擂台賽編からである。武術における試し割りの必要意義を認めている。アニメ32話では原作におけるドリアンが海王だとあかされる際の烈の回想エピソードが追加されその際登場している。
- 龍書文(ろん しょぶん) / 居合拳法
- 郭春成の友人であり、居合拳法の使い手。また、ビスケット・オリバとの対戦中の台詞「心涼しきは無敵なり」は桜井章一の「心温かきは万能なり」という名言に影響されたものと考えられる。
- 15歳から19歳までの間に全台湾擂台賽で連続優勝を果たし、それから更に台湾黒社会でバーリ・トゥードの賭博試合をする事25年、無敗を保ってきた天才拳法家。別名「凶人・書文」。そして、劇中三人目の「Mr.不可拘束(ミスター・アンチェイン)」。中国連合結成にあたり招集され、オリバと「アンチェイン」の名をかけて闘う。
- 手をポケットに隠したまま腰を切って加速させる高速の「抜拳術」は見切り難く、その貫き手はオリバの鋼鉄の肉体をも切り裂く(ただしオリバが本気を出すと通用しない)。オリバの頭突きによって敗れるも、ハンドポケットの流儀は貫き通す。
- 郭春成(かく しゅんせい) / 中国拳法
- 郭海皇が120歳の時の息子。別名「狂獣・春成」。浅黒い皮膚と長い髪、甘いマスクを持つ美青年。中国連合結成の際、龍書文とともに招集される。好戦的。刃牙との一戦が行われたが、崩拳(中段突)にカウンターを合わされ、さらに倒れる際左アッパー、回し蹴りを喰らい僅か2秒で撃沈させられる。
- 範 海王(はん かいおう) / 中国拳法(拳王道)
- 李海王の兄。拳王道という流派の出身。マホメド・アライJr.に完全に粉砕された。
- 李 海王(り かいおう) / 中国拳法(薬硬拳)
- 範海王の弟。薬硬拳という流派の出身。柳龍光と同じく毒手の使い手であるが、両手とも毒手であり、柳の毒手とは違う理論によって編み出された「陽手」を持つ。柳の毒によって衰弱した刃牙と対戦したが、毒手の理論を逆利用されて敗れる。勇次郎には、「三流拳法家」と酷評されたものの、サンドバッグのカバーに指一つで穴を開けてしまうなど、実力は高かった。
- サムワン海王(サムワン かいおう) / 中国拳法(ムエタイとのハイブリッド)
- タイ出身の海王。年端も行かぬ少年の時分に、巨大なコブラと戯れる姿を中国拳法の師に見初められ、訓練を受ける。後に海王となり、大擂台賽へと参加。
- スポーツ科学による効率よく肉体使用する方法が武術においても有効であり気や発勁をまやかしとする持論の持ち主で、郭海皇と対戦するが拳を放った直後、トランクスを脱がされ睾丸にデコピン一閃とあっけなくあしらわれ、敗退後には勇次郎に突かかって返り討ちに合う(勇次郎曰く「その姿勢は間違っていない」)など、過去の板垣作品のムエタイ使いの例に漏れずかなり悲惨なやられ方だった。登場後少しして行われた人気投票において、並み居る旧キャラらを押しのけ、9位という快挙を成し遂げる。
- 楊 海王(よう かいおう) / 中国拳法(金剛拳)
- 打撃、軋轢、砲撃、台風時の岩や流木の落下する中で滝行という荒行で「五体の金剛石化」を目指す金剛拳の使い手。
- 一回戦でドリアン海王と対戦。一蹴するも大擂台賽の試合と思えぬ一方的な戦いに納得がいかず、オリバに事を問い詰めた挙句オリバの思惑通り彼と対戦するが(ただし、会場でのアナウンスではオリバの側から物言いがあったということになっている)、頑丈さへの自信と慢心から先手を譲ったため、上から潰された。
- 寂 海王(じゃく かいおう) / 中国拳法(空拳道)
- 唯一の日本人海王で、日本生まれの中国拳法・空拳道の使い手。全国に2万人の弟子を持ち、日本の未来を救うために弟子たちの講師となるべき強い格闘家を探し「強いだけではつまらんぞ」と呼びかけスカウトして廻っている。烈海王らと対戦し、更にスカウトを試みる。指導者・教育者としての表の顔と、卑劣な奇襲攻撃をも辞さぬ裏の顔を併せ持つ一筋縄ではいかない人物。
- 徐 海王(じょ かいおう) / 中国拳法(竜王拳)
- 巨漢の海王。竜王拳という流派の出身。マホメド・アライJr.に翻弄され敗北。
- 孫 海王(そん かいおう) / 中国拳法(節拳道)
- 節拳道という流派の出身。五指の指輪を破壊するほどの握力自慢だが、対戦した烈に挑まれた握力勝負で簡単に捻じ伏せられ、同じく握力を武器とする花山には遠く及ばないと酷評された上、「海王を返上して基礎からやり直せ」と一蹴される。
- 陳 海王(ちん かいおう) / 中国拳法(三合拳)
- 「拳」「気」という中国武術の要素に環境利用の「地」を取り入れた「三合拳」の使い手。寂に勧誘の隙をついた関節技をかけられ敗退。楊の敗因について「気と拳の融合のみでは不完全」という三合拳の理念に基づいた発言をしている。勧誘されたものの、擂台賽終了後にそのまま寂とともに日本に渡ったかは不明。
- 毛 海王(もう かいおう) / 中国拳法(受柔拳)
- 受柔拳という流派の出身。太身・糸目。一回戦最後の試合で範海王と対戦する予定だったが、中国連合軍の人数あわせのため郭海皇に倒される。
- マホメド・アライ / ボクシング(マホメド・アライ流拳法)
- 米国の伝説的ボクサー。またの名をキャシアス・クレイ。ボクシング史上最高のチャンピオンとして国民的な人気を誇り、あの勇次郎ですら敬意を表している。ボクシングの型を超えた全局面闘法「モハメド・アライ流拳法」を創るのが彼の悲願であったが、ベトナム戦争への兵役拒否での長い投獄生活によるブランクでその夢は絶たれてしまう。その夢は息子に託された。
- 引退後は幾多の激闘を通じてパンチドランカーを患っているかのように思われていたが実はそのダメージは息子のアライJr.とのスパーリングによって受けたものであった。その後、必死のリハビリ・トレーニングを重ねた結果1分間なら現役時代と変わらぬファイトができるようになる。それは自身に致命傷を与えた息子へのリベンジのためであり、血縁をものともせぬ闘争心を伺わせるものだった。だが同時に狡猾な策士としての一面を持ち、それゆえ事が自分の思い通りに進んだ時などで、気味が悪い程の満面の笑みを浮かべる事がある。
- 刃牙と息子アライJr.の決戦終盤に、不十分な覚悟で戦うアライJr.を刃牙が本気で殺そうとしているのを見て、自分が刃牙に返り討ちにあって死ぬことを覚悟の上で乱入し、刃牙にパンチを叩き込む。これによって決戦はアライJr.の反則負けになるが、結果としてアライJr.が殺されることだけは避けられた。
- マホメド・アライJr. / マホメド・アライ流拳法
- マホメド・アライの息子。父が完成することのできなかったマホメド・アライ流拳法を完成させ、その拳速は人間の反応速度を超えている。大擂台賽へと挑み、日米連合の一員として完全勝利を収める。
- 大擂台賽終了後、再び日本へと渡る。刃牙と戦い「最強」の称号を手に入れるため、また、梢江を手に入れるため、かつての刃牙のライバル達と次々と対戦し、梢江にアプローチを続ける。独歩と渋川に一度勝利するも、ジャック・ハンマーとの戦いに敗れ、重傷を負う。さらに独歩・渋川との再戦で徹底的に痛めつけられ、父マホメド・アライにも完敗。一時絶対安静を余儀なくされるが、刃牙との決戦が決まり、無理をおしてのトレーニングを12時間続けていたら完治してしまった。地下闘技場での決戦の際、死ぬ覚悟なしで戦っていたことを見抜かれ、これに対してマホメド・アライ流拳法のスタイルから「たとえ自分が瀕死に追い込まれても、(自分は)殺されずに(相手を)殺る」と決意するが、裸絞めでの絞殺一歩手前にまで追い込まれ完敗。刃牙から「相手の命を奪おうとしているのに、自分の命は差し出していない」という批判を受ける。実力的には作中屈指のものを持っているが、真剣勝負に対する認識の甘さ故に敗戦を重ねている。
[編集] 範馬刃牙
[編集] 異"種"格闘技編
- 規格外象
- 東アフリカ・タンザニア連合共和国セレンゲティ国立公園で発見された超規格外アフリカゾウ。正式な体長は不明。
- 977頭の動物及び41名の人間を殺害。また、1日平均21.2トンもの食料を喰らうため、放っておけば2年後には公園の90%が砂漠化し、生態系が壊滅すると言われていた。
- 事態を重く見た公園のレンジャーと軍隊からハンティングされるが、銃火器や装甲車も問題にせず、これをほぼ全滅せしめる。その直後、乱入してきた範馬勇次郎によって、素手で倒された。
- サマン
- セレンゲティ国立公園のレンジャー。規格外象ハンティングに参加した中で勇次郎を除く唯一の生存者。
- 記者会見においてハンティングの様子を正直に話し「ミサイルを使うべきだった」と語ったが、伝聞と航空写真程度でしか象を知らないマスコミからは非難の的にしかならなかった。同様に、最後は一人の男(勇次郎)が象を倒したという結末も信用されず、自ら予想した通り嘘つき扱いされている。が、幼い息子のフリオのみは理解を示しており、サマンも彼に対してのみ、勇次郎に関する事実を詳細に話している。
- 鮎川ルミナ
- 刃牙の近所に住む小学生。いじめっ子の同級生に強要され、刃牙に刃物で喧嘩を売る。ルミナ本人は「小学生の自分に本気になる訳が無い」と期待していたが、当の刃牙には本気の対戦者とみなされ、尻に強烈な平手を受ける。その後は圧倒されうろたえるいじめっ子を尻目に、拳を交えた男同士として刃牙と友情を結び、リアルシャドーに立ち会うなどした。
- ボクシング通を自称しており、刃牙のリアルシャドーの動きから、想定する相手がアイアン・マイケルであることを見抜いた。同様に、想像上の巨大カマキリ(後述)との対戦も克明に看取るなど、非凡な眼力があるようである。
- ピクル編でも登場し、ファミレスで刃牙にピクルと対戦しないのかとしきりに尋ねていた。
- カマキリ / 昆虫 カマキリ科
- 生物学的な詳細はカマキリのついての記事を参照。草むらで捕えた本物を基に、刃牙の強大な想像力で作り出した幻。刃牙曰くカマキリは昆虫界における格闘のプロであり、同じ体重ならばカマキリが最強であるとの事で、カマキリがその身体能力をそのままに人間と同等以上の体重(100kg)まで巨大化したらどうなるか、実験された[11]。脳震盪を誘う、視界の死角に入る、などの対人間用の闘法が通じないため、刃牙を苦しめる。これに対し、刃牙は蟷螂拳に酷似した格闘スタイルを選択。さらに鳥が虫を捕食するかのようなスタイルへと進化し、完全勝利した。
[編集] アメリカ刑務所編
- ジョージ・ボッシュ
- アメリカ合衆国大統領。J・F・ケネディが狙撃された通りでのパレード中に、刃牙により誘拐される。連れ込まれた喫茶店で、刃牙に自分をアリゾナ刑務所に収監するよう要求され、それを飲む。また純・ゲバルが合衆国からの独立を望んだ際は軍事力で一蹴しようとするが、それより先に自宅をゲバルに襲撃されて制圧(家族を人質にされた)されている。
- 半ばあてつけのように、「独立を妨害しない限りはあなたを守る」と言うゲバルの部下レッセンを呼び出して自分の命を狙うように仕向けた勇次郎と戦わせようとするが、「(勇次郎と戦う事は)自殺行為」と言われ、勇次郎から逃げる最良の手段としてレッセンに蹴り飛ばされ2階の窓から落下した。(落下するよりも早く屋外に出た勇次郎に拾われて怪我はしなかった)
- 約束を破ったりはしないものの、人格的に陰湿であったり政治家としては思考が短絡的な人物として描かれる。
- J・ゲバル(純・ゲバル) / 無隠流忍術(基本的には流儀流派は無いと自称している)
- アリゾナ刑務所に収監されている囚人だが、実際は南米のとある島の大統領。本名は純。日系三世。「死ぬとき以外は地に身体を預けない」というポリシーを持つため、普段はロッカーの中で立って寝ている。祖父より教え込まれた無隠流忍術を流派とする。元々は自分の島で海賊の頭目をしていたが、17歳で島の独立を目指して組織をつくり、素手による戦闘術を構成員に教え込む。結果、組織は訓練によって幾人もの死者を出しながらも自ら離脱するものは一人もおらず、最終的には組織員全員が素手でのハイジャックや原子力発電所の奪取が可能(素手の戦闘術を備えていれば、厳重な武器チェックがある場所にも容易に出入り可能であるため)になるに至る。
- その構成員をアメリカ各州に2名ずつ配置し、かつ自身はボッシュ大統領自宅へ赴く事で、大統領個人への脅迫によって島の独立を米国から勝ち取った。その後、島の住人からオリバの強さを聞き、闘いを挑むため刑務所に入った模様である。刑務所内で刃牙を含む多くの囚人や看守が見守る中オリバと対戦し互角以上に渡り合った末、決め技で勝ったかのように見えたが、勝利後の光景は全てゲバルが見た「夢」であり、実際にはオリバからのカウンターパンチを顔面に受けて失神し敗北。しかし試合内容には満足したらしく、密かにロッカーの下に用意していた抜け穴から脱獄して故郷に帰った。この際、オリバとマリア宛に島の紙幣を残しており、彼なりの自国への招待状であった。
- 刑務所内では「ミスター2(セカン)」と呼ばれていた。これは刑務所内のランキングがオリバに次ぐ2位であると言う意味ではなく、2人目のミスターアンチェインであると言う意味である。実際、その待遇はオリバほどではないが、喫煙や私語が許され、豚肉など苦手なメニューの時は別メニューの食事が用意されるなど普通の囚人と比べ優遇されていた。
- 近代格闘技の死角は「支え」であるという持論を持ち、足場を斜めではなく縦に利用し、地球の核と一直線になるようにパンチを放つのを得意としているようである。
- 「今日は死ぬにはいい日だ」を口癖にしている。作中ではベトナム戦争に赴く米兵の言葉と紹介されているが、実際はネイティブアメリカンの言葉である。
- キャラクター設定、名前等チェ・ゲバラをリスペクトした要素が多く見られる。
- カモミール・レッセン
- ボッシュの警護を担当する大統領警護官だが、実はゲバルの島の出身者にして、ゲバルがボッシュの元へと送り込んだ部下。シークレットサービスに潜伏し、島の独立を勝ち取るためにボッシュを脅迫した。ただし、独立との引き換え条件として、ボッシュがゲバルと敵対しない限り彼の命を守ることを第一としている。
- ボッシュがゲバルへのあてつけに自身を勇次郎に襲わせた(それによりレッセンと戦わせようとした)時は、そのボッシュの行動を「自殺」であるとして、自殺の意図のある者を守る事はできないと、警護を拒否。2階の窓から下の庭に向けて蹴り飛ばした。しかし実はそれは、ボッシュが大怪我をするのを覚悟の上で「勇次郎による確実な死」から回避させるための行動であった。それでもボッシュが庭の地面に激突するより早く勇次郎がボッシュを捕まえてしまうが、その行動は勇次郎をして「正しい」と評価されるもので、ゲバルへの興味を抱かせた。
- サミュエル
- アリゾナ州立刑務所副所長。ホールズがアイアン・マイケルの件の依頼を受けた際、苦手としている「マウス」の三人に同行して、刑務所中庭での彼らによるマイケルへの壮絶かつ一方的な攻撃を目の当たりにし、「やめてくれ」と訴えるも当の「マウス」からは聞き入れられなかった。そして、彼らがマイケルの選手生命を絶つべく、右腕の腱をナイフで切断しようとした時、突如としてゲバルが現れる。そして、ゲバルの手で「マウス」が一蹴された後はそのゲバルから、後始末を任される。
- 唇(リップ)・歯(トゥース)・舌(タング) / カウンセリングデータファイター
- 「マウス(口)」と呼ばれる一卵性三生児の看守。その名はホールズいわく「キング・オブ・コンビネーション」である口を構成する部分に由来する。リップがリーダー格。それぞれの格闘技の能力はさほどではないが、三人同時における連携・コンビネーション攻撃を行うことで、相手を倒す。ホールズの依頼で、アイアン・マイケルと戦う。一対一の戦闘方法しか想定されていない格闘技の弱点を突き、マイケルを手玉に取る。だがその実一人がやられてしまうと非常に脆く、突如現れたゲバルに一蹴されてしまった。
- マリア
- オリバの恋人。長らくオリバの妄想の産物だと思われていたが、オリバとゲバルとの対決にて姿を現す。昔は誰もが振り返る美人だったが、病に冒され、投薬の副作用で肥満化。キングサイズのベッドを一人で埋め尽くすほどの巨体になってしまう。しかし、強靭な精神力を持っており、美しかった頃の気高さを失っていない。かなり気難しい性格。極度の肥満体ゆえに自力で歩くことは困難だが、オリバと刃牙の戦いの終わりを察した際には、戦いの場へと自ら歩いて向かい、オリバの敗北を目の当たりにした。
[編集] ピクル編
- ピクル
- ティラノサウルスと一緒に塩分の濃い氷に閉じ込められていた原人。そのため、便宜上の呼称をピクルスから取った。体格はおよそ200cm130kg。元々成長過程のある時期までは四足歩行で過ごしていたと推測され、状況によって二足歩行と四足歩行を使い分ける。骨格はやや四足獣に近く、特に頸椎が異常なまでに太く頑強で頭部への打撃はほとんど通用しない。力を認めた強敵は心中で恐竜になぞらえることが多い。
- ストライダムが日本に連れて来たところ、空港でいきなり女子アナに襲いかかりレイプするなど、野生の本能を発揮し、刃牙を含めた多くの人物を驚かせた。このため、名だたる格闘士8名と勇次郎に、収監施設(在日米軍基地内)への「夜這い」をかけられる。勇次郎との邂逅では彼をも超える怪力を見せつけたが、「合気」で転ばされる。その直後に現れた米兵の懇願により戦いは中断。
- この後、ピクルが自分を襲う者しか口にしないことが判明。あらゆる野生動物がピクルを恐れて戦闘を拒否するため、ピクル餓死の危険性が浮上したが、これは恐怖を知らぬシベリアトラを捕食することで一時的に解決。
- 次に、光成の手引きで地下闘技場にて烈海王と対戦。烈を好敵手と認め、それを殺して食わねばならぬ宿命に涙を流すが、結局は殆どダメージを受けぬまま烈をKO。ひとしきり号泣のち、烈の左肩と右足を食する(後の描写から、麻酔注射で邪魔されなければ全身を食するつもりであったことが伺える)。
- その直後、収監所を脱走。通行人を捕えて服を奪い、変装して繁華街に繰り出す。交通規則を知らないため牛肉を積んだトラックに跳ねられたことを「襲われた」と解釈し、トラックを破壊して積載肉を食した。引き続き繁華街を徘徊していたところ、神心会門下生や花山に足止めされ、刃牙と邂逅する。喜んでこれを地下闘技場へ案内し、一撃で失神させた。
- 今後は地下ではなく地上の東京ドームで愚地克巳と対戦。幾度もダウンを奪われるがやはりダメージを殆ど受けておらず、烈戦同様涙しながら克巳の右腕を噛み千切る。だが、小さな体で恐竜を連想させるほどの攻撃を繰り出す克巳がそれまで積み重ねた努力を本能で理解し、生涯初めて獲物を食さずに立ち去った。
- 尚、噛み付き攻撃を除くと、相手(特に強敵)を食す時は、烈は足、克巳は右腕など相手の武器から食い千切っている。
- アルバート・ペイン
- 外伝「ピクル」から引き続き登場した人物。ノーベル化学賞を受賞した科学者。ピクルと共に来日し、ピクルがどのようにして仮死状態で生きていたのかを説明した。また、光成やストライダムの協力を得て地下闘技場をピクルの餌場として使い、様々な野生動物での失敗を経てシベリアトラを食べさせた。この件で世間から批判された際には「希少な野生動物よりたった1人しかいないピクルの方が大切」と主張した。
- 野生動物やその運動能力の高さに詳しく、それゆえに人間ではピクルに決して敵わないと考えている。グラップラーの強さを知る光成らはこれを素人考えと一蹴したが、ピクルに関する理解は誰よりも深く、烈海王が捕食される結末を予言し、的中させた。また、ピクルを自ら麻酔注射で昏倒せしめるなど、油断のならない人物。
- シベリアトラ
- ピクルの食糧確保に苦慮した果て、ようやく確保できた全長4.7m、体重490kgの「餌」。ライオン等の野生動物がピクルを恐れて逃げ出す中、シベリアにて向かう所敵無しで恐れ知らずだったためにピクルに容赦なく襲い掛かり、結果としてピクルに返り討ちにされ、餌となった。その間の思考は作中で言語化されている。なお、独歩の「虎殺し」の相手と比較すると全長・体重ともに倍近く、地下闘技場編で紅葉が殺したサーカスの虎(「世界最大」という触れ込み)よりも大きい。
- 希少動物であるシベリアトラをピクルの餌にしたことで世間は騒然となり、ペインや光成が警察の事情聴取を受けた他、TVのワイドショーの司会者もこの件やペインの発言を出演者共々酷評した(独歩が「虎殺し」を事実として公言しない理由のひとつとしていた社会からの反発が現実のものになったといえる)。
- 愚地克巳の母親
- 愚地克巳の実母。夏恵に呼ばれて克巳に会いにきた。
[編集] 『バキ外伝 -疵面(スカーフェイス)-』
- 花山薫
- この作品の主人公。この外伝では、ヤクザとしての生活と戦いを見せる。詳細はリンク先を参照。
- 木崎
- 花山組の若頭。本編でも初期のころから登場していた。花山の補佐役として行動を共にすることが多い。花山を「二代目」として心から信頼し、ほれ込んでいる様。
- ヒロシ
- 花山の中学・高校時代の下っ端で、花山に顎を割られて以来、花山薫を研究していた男。3年間体を鍛え上げ、藤木組の構成員を倒して代紋のついたバッジを奪う「金バッジ狩り」になり、ついには花山に対決を挑むも、まったく歯が立たなかった。しかし花山に名前を覚えられていた事に感激し、最後は感謝した。
- 上田光輝(うえだ みつてる)
- 特技は喧嘩。ヤクザを夢見て花山組に入ろうとするが、「一から修行だな」と言われ、不服であった。だが、その後花山と出会い、花山の実力を知り男を磨く為に花山組傘下となる。実力は本物で、手刀で瓶を切り、電話帳を破り、10円玉を曲げられる。[12]現在は、花山組で最末端の下っ端となっていると思われ、彼の登場で下から二番目に格上げされた田中KENと共に行動することが多い。
- 田中KEN(たなか けん)
- 花山組構成員。17歳。花山組では、上田より1つ先輩の下っ端。未成年だが煙草を吸っている。堀尾吉晴、レックスとは同級生だった。初めての舎弟が嬉しかったのか上田に関しては親身で、いい兄貴分に成長している。生死をさまよう手術を受けた直後の花山に呼び出しを受けても、何の疑いもなく外出の用意を持っていくなど、少々考えの足りないところがある。
- 堀尾吉晴(ほりお よしはる)
- 17歳。田中KEN、レックスとは幼馴染み。レックスの痛風を治すために東京に来た。
- 犬(いぬ)
- 堀尾吉晴が飼っている犬。強い男を目の前にすると震えるなどの反応を示す。吉晴曰く「特別強い男を見分けるための探知機みたいなもの」。田中KENには少しも反応せず、レックスには狂ったように吼えて反応する。
- 登倉竜士(とくら りゅうじ)
- 17歳。通称、レックス。その呼び名のとおり花山と比べても2回りほども大きな体格を持ち、顔に大きな傷がある。堀尾、田中とは幼馴染であり、「地元最強のタメ年」として名を馳せていた。彼自身は子供っぽく、温和で気のいい性格なのだが、13歳の頃より患った痛風に苦しんでおり、電車まで脱線させる(死者はいないようである)ほどの大暴れをしていた(徳川によると、「範馬刃牙」で5人の死刑囚が東京に侵入していたのと同時期である)。
- 痛風による苦痛を紛らわせるため、格闘による痛みを求めて堀尾と主に強者を探し、花山と闘って目的を遂げた。その後は花山と友人関係となり、共に酒を飲んだり、凶弾の嵐に倒れた花山を特殊部隊から助け、敵討ちに出向くなどしている。空港内で源王会会長と対峙したときには、敵に対して非常に凶悪で好戦的な態度を見せている。戦闘においても驚異的な潜在能力を発揮し、源王会会長を震撼させている。
- ホホジロザメ / ネズミザメ科
- 生物学的詳細は、ホホジロザメの項を参照。作中の漁師によれば、最強の生物とのこと。岩に引っかかった釣り針をはずすために素潜りをしていた花山に襲いかかったが、目玉を潰されたうえ眼窩から手を突っ込まれ、脳を握りつぶされて敗北。
- 花山景三(はなやま けいぞう)
- 花山薫の父親。藤木組舎弟頭、花山組初代組長。匕首の達人で、死の直前の討ち入りでは片手で源王会七代目会長を討ち取っている。敵対組織「源王会」への討ち入り前に、身の危険を案ずる妻(花山の母)を張り倒して出ようとする際、母を守ろうとする花山に左腕を捕まれる。息子の力に驚くものの、本気を出せと命じ、握撃で腕を潰される。妻に手当を受けるよう懇願されるが、息子の成長の証であるとして応じず、その成長を喜んでいた。そして最後に優しい父の表情をのぞかせ、花山に母を頼むとのみ伝えてそのまま討ち入りへ向かい、帰らぬ人となった。享年41。花山の母親想いをより強固なものとした一因と考えられる。
- 清水治郎(しみず じろう)
- 藤木組若頭、清水組々長。グラップラー刃牙幼年編にも登場し、花山の強さを説いた。マスター国松が源王会8代目会長の弟子である事を知らずに暗殺を依頼したため、逆に罠にはめられてしまい、部下共々凶弾に倒れる。しかし、死の間際に秋田組長に重要な手掛かりを残した。
- 秋田太郎(あきだ たろう)
- 藤木組五代目組長。81歳。花山一家の良き理解者で、花山から非情に慕われている。花山達を含む極道のトップに君臨する人物であり、田中曰く「ゴッドファーザー」。清水の死を皮切りに、源王会並びにマスター国松との全面戦争を決意する。趣味は魚釣り。
- 源王会会長(げんのうかいかいちょう) / 詳細不明[13]
- 巨大暴力組織「源王会」の八代目会長。花山景三に殺害された七代目の後任を務める。身体的には推定1M以下の小男で、歯がなく、頭髪もカツラ。過剰な男性ホルモンの分泌を抑えるため、大量のホルモン剤を服用している。オカマ言葉をしゃべるが、戦闘能力は極めて高く「世界最強の暗殺者」「偉大なる指導者(グランドマスター)」等と呼ばれる。片手で人頭を握りつぶす超握力を持つほか、忍術を使い、指や掌を鳴らして周囲の者に幻覚を見せることが可能。性格は猟奇的で、自らの愛玩するペット(レッサーパンダなど、ペットとしては珍しいものを飼っている)のペンギンを調理させて食べたりしていた。また花山と市街地で戦った時にはカップルを人質にとった挙句に殺害するなど凶悪性を見せている。勇次郎を崇拝しており、自邸に巨大な肖像画を掲額している。
- マスタージハド
- 国松の身辺警備をしている黒いスーツを着た部下。アラブ系らしくモミあげ髭に褐色の肌をしている。意識しなければトイレでカレーを食べられるほどの状況適応能力の持ち主。手術後復活した花山に本拠地にしていたビルを襲撃され、部下もほぼ皆殺しにされる。最終的に司令室に乗り込んだ花山と一騎打ちになり、拳銃で応戦。花山のパンチを3度に渡ってかわしながら推定17発[14]の弾丸を撃ち込む戦闘能力を見せるも、顔面に花山の拳を喰らい、そのまま壁を突き破ってビルから落下した。その後の生死は不明。
- アーサー中尉
- マスタージハドの部下。マスタージハドと花山薫との戦闘を見て頭を抱え込んで縮こまり援護をしなかったり、マスタージハドに勝機が見えた途端に加勢し始めるなど国松の部下にしては臆病である。マスタージハドが倒された際に、花山に睨まれ悲鳴をあげて降参する。最後にオフィスが描写された時にはいなかったため、花山にそのまま倒されたのか、見逃されて逃亡したのかは不明。
[編集] 参考
- ^ 作中では「地下闘技場場長」「地下闘技連会長」の肩書で呼ばれることがある。
- ^ 恐らくはほとんど同じ耳を削ぐ暗器が夢枕獏の獅子の門第1巻(初版は1985年)に登場している。
- ^ ちなみに紐切りの際は首に攻撃して神経を切断することが多いが、首に視神経は通っていない。
- ^ 徳間書店『板垣恵介の格闘士列伝』211ページ。
- ^ その後登場する猪狩アライ状態に酷似している
- ^ 実在する渋川流とはなんの関係もない
- ^ 徳間書店 『板垣恵介の激闘達人列伝』14頁
- ^ 大田出版『QuickJapan44』
- ^ a b 実在する大道塾の空道とは全く関係がない
- ^ ちなみに「酸素比率6%以下の大気」であるが、これ自体が人間の意識を奪う毒であるという描写は、作中のフィクションである。これを吸うと人間は反射的に深呼吸してしまい、肺の中の空気を全て入れ替えてしまう事により、意識を失うというのが事実である(掌の中の空気だけでは、肺の空気すべてを入れ替えるには足りない)。
- ^ 作中で昆虫の脅威の能力について解説があるが、実は昆虫の能力はその身体の小ささに由来する。筋肉や骨の強さは、その重量ではなく断面積に比例するからである。仮にカマキリのサイズが20倍になったとしたら、筋力は400倍になるものの、体重は8000倍になってしまい、体重に比しての力は20分の1になってしまい、カマキリは自分の体重すら支えられない状態になる。
- ^ 余談だが、日本に於いて通貨を削ったり、曲げたり、穴を開けたりするのは貨幣損傷等取締法に抵触する犯罪である。
- ^ マスター国松が自分の殺人術は彼から習ったものが多いと言っている
- ^ 34話の銃声より。