河津掛け
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河津掛け(かわづがけ)とは、相撲の決まり手のひとつである。柔道でも横捨身技の1つとして存在するが、現在のルールでは反則となる禁止技。相手が外掛けや切り返しで攻めてきたところを逆に相手の内股に足を掛け、腕を相手の首に巻いて自分の後方に倒す技。河津とはカエル(かわず)に由来するといわれる。「河津」と表記するのは、曽我物語にある河津祐泰と俣野景久が相撲を取った話で、河津祐泰が今でいう河津掛けを繰り出したことに由来するという。
[編集] 大相撲での使用例
大相撲ではあまり見ることの無い珍しい決まり手の一つだが、かつて元関脇陸奥嵐(1975年7月場所11日目、対大関魁傑(現放駒)戦[1])や、元大関貴ノ浪(現音羽山)が得意としていた技だった。最近では、2008年7月場所千秋楽で、前頭16枚目将司が同8枚目高見盛に勝った一番がある。
特に貴ノ浪の場合、大相撲注目の大一番で2度もこの決まり手で勝利している。1度目は1994年1月場所、当時関脇だった貴ノ浪が、まだ一度も勝てていなかった元横綱曙に対し、土俵際で奇襲の河津掛けを打つと曙が思わず横転、初めて曙に勝利した。この場所貴ノ浪は13勝2敗の好成績をおさめ、場所後大関昇進を果たした。2度目は1996年1月場所千秋楽、同じ二子山部屋の元横綱貴乃花との優勝決定戦で、貴乃花の外掛けを土俵ギリギリに詰まりながらも左足一本で残し、捨て身の右河津掛けによって貴乃花に勝利、貴ノ浪自身初めての幕内優勝を果たした。
[編集] 柔道での河津掛
柔道では河津掛は横捨身技に分類されるが、試合では講道館ルール、国際柔道連盟ルール共に禁止技である(禁止されたのは1955年5月)。なお柔道の技名は原則送り仮名を送らないことになっているので、河津掛と表記する。 試合で見られる例としては大内刈や内股など相手の股下に足を差し入れる技を掛けた時に足が絡んでしまい、そのまま後に倒れ込むケースである。河津掛は警告または反則負けとなる重大な反則であるので、これらの技を掛ける時には足が絡まないよう注意しなければならない。
[編集] 相撲以外での使用
また、プロレスの力道山はルー・テーズのバックドロップを、河津掛けで防いだことが知られている。これを攻撃技「河津落とし」に発展させたのがジャイアント馬場で、馬場の影響で日米で多くのレスラーが使うようになった。なお、アメリカでは「ラシアン・スイープ」と呼んでいる。
子供の相撲でも大抵は禁じ手にされる技である。
[編集] 関連項目
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大相撲の決まり手一覧 |
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