「チコちゃんに叱られる!」の版間の差分
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かつて[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で「[[笑う犬]]」シリーズなど数々のバラエティ番組を手がけた[[小松純也]](現在は[[共同テレビジョン]]所属)がNHKのチーフプロデューサー (CP) である[[水高満]]と飲んでいたときに、小松が「5歳児の女の子にクイズを出され、知らないと『ボーッと生きてんじゃねえよ!』としかられる番組をやりたい」と話したことをきっかけに企画が始まったもので<ref name="nikkansports20180720">{{Cite news|author=梅田恵子|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/column/umeda/news/201807190000915.html|title=大人気チコちゃん制作者が語る神ワザ神ボイス神設定|newspaper=日刊スポーツ|date=2018-07-20|accessdate=2018-09-29}}</ref><ref name="tokyo-np20180728">{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2018072802000162.html|author=砂上麻子|title=そこのあなた! ボーッと見てると分かりません!! 毒舌が話題「チコちゃんに叱られる!」|newspaper=東京新聞|date=2018-07-28|accessdate=2018-09-29}}</ref>、小松がプロデューサーとして番組制作に携わる。ただし、NHKと共同テレビジョンの共同制作という形ではなく、番組そのものは[[NHKエンタープライズ]]の単独制作名義となっており、これに番組制作会社(共同テレビジョンの子会社である[[ベイシス]]など)が協力するという制作体制となっている。 |
かつて[[フジテレビジョン|フジテレビ]]で「[[笑う犬]]」シリーズなど数々のバラエティ番組を手がけた[[小松純也]](現在は[[共同テレビジョン]]所属)がNHKのチーフプロデューサー (CP) である[[水高満]]と飲んでいたときに、小松が「5歳児の女の子にクイズを出され、知らないと『ボーッと生きてんじゃねえよ!』としかられる番組をやりたい」と話したことをきっかけに企画が始まったもので<ref name="nikkansports20180720">{{Cite news|author=梅田恵子|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/column/umeda/news/201807190000915.html|title=大人気チコちゃん制作者が語る神ワザ神ボイス神設定|newspaper=日刊スポーツ|date=2018-07-20|accessdate=2018-09-29}}</ref><ref name="tokyo-np20180728">{{Cite news|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2018072802000162.html|author=砂上麻子|title=そこのあなた! ボーッと見てると分かりません!! 毒舌が話題「チコちゃんに叱られる!」|newspaper=東京新聞|date=2018-07-28|accessdate=2018-09-29}}</ref>、小松がプロデューサーとして番組制作に携わる。ただし、NHKと共同テレビジョンの共同制作という形ではなく、番組そのものは[[NHKエンタープライズ]]の単独制作名義となっており、これに番組制作会社(共同テレビジョンの子会社である[[ベイシス]]など)が協力するという制作体制となっている。 |
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番組は数問の問題が出題された後、最後に視聴者からのお便り{{Refnest|group="注釈"|お便りの内容は何でもよいが、番組では唯一の条件として実年齢にかかわらず「'''5才'''」と書くことを求めている<ref>[https://cgi2.nhk.or.jp/prog/form.cgi?p=P4382&tb=f1&f=P4382 おたより募集]</ref>。}}を紹介するコーナー「ひだまりの縁側で…」が挿入される。また、放送時間を拡大したスペシャル版では、ゲストがチコちゃんと狭い部屋で一対一で向き合い、チコちゃんからの質問に答えるコーナー「チコの部屋」が挿入される<ref name="release20180718">{{Cite press release |url=https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2018/07/007.pdf|format=PDF|title=チコちゃんに叱られる 夏の拡大スペシャル|publisher=日本放送協会広報局|date=2018-07-18|accessdate=2018-09-29}}</ref>。 |
番組は数問の問題が出題された後、最後に視聴者からのお便り{{Refnest|group="注釈"|お便りの内容は何でもよいが、番組では唯一の条件として実年齢にかかわらず「'''5才'''」と書くことを求めている<ref>[https://cgi2.nhk.or.jp/prog/form.cgi?p=P4382&tb=f1&f=P4382 おたより募集]</ref>。}}を紹介するコーナー「ひだまりの縁側で…」が挿入される。また、放送時間を拡大したスペシャル版では、ゲストがチコちゃんと狭い部屋で一対一で向き合い、チコちゃんからの質問に答えるコーナー「チコの部屋」が挿入される<ref>コーナーのロゴ、コーナー中のBGMが[[テレビ朝日]]のトーク番組『[[徹子の部屋]]』をパロディしている。</ref><ref name="release20180718">{{Cite press release |url=https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2018/07/007.pdf|format=PDF|title=チコちゃんに叱られる 夏の拡大スペシャル|publisher=日本放送協会広報局|date=2018-07-18|accessdate=2018-09-29}}</ref>。 |
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== 設定・制作 == |
== 設定・制作 == |
2018年10月28日 (日) 04:23時点における版
チコちゃんに叱られる! Don’t sleep through life! | |
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ジャンル | クイズバラエティ番組 |
演出 | 河井二郎ほか |
出演者 |
岡村隆史 塚原愛 チコちゃん(声:木村祐一)ほか |
ナレーター | 森田美由紀 |
オープニング | 「『カリキュラマシーン』オープニングテーマ」(西六郷少年少女合唱団) |
エンディング | 「おいらロボコン ロボットだい!」(作曲:菊池俊輔) |
製作 | |
製作総指揮 | 水高満、西ヶ谷力哉 |
プロデューサー | 小松純也(共同テレビ)ほか |
制作 | NHK総合テレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
公式ウェブサイト | |
特番時代 | |
放送期間 | 当該項目参照 |
放送時間 | 当該項目参照 |
放送分 | 30 / 45分 |
回数 | 3 |
レギュラー放送(本放送) | |
放送期間 | 2018年4月13日 - |
放送時間 | 金曜日19:57 - 20:42 |
放送分 | 45分 |
レギュラー放送(再放送) | |
放送期間 | 2018年4月14日 - |
放送時間 | 土曜日8:15 - 9:00 |
放送分 | 45分 |
特記事項: レギュラー放送は土曜日の放送が本放送となる地域あり |
『チコちゃんに叱られる!』(チコちゃんにしかられる)は、NHK総合テレビで放送されているクイズバラエティ番組である。
概要
「好奇心旺盛でなんでも知っている5歳」という設定の着ぐるみの少女・チコちゃんが、岡村隆史(ナインティナイン)をはじめとする大人の解答者たちに、素朴かつ当たり前過ぎてかえって答えられないような疑問を投げ掛け、回答者が答えに詰まると、チコちゃんの顔がCGによって突然真っ赤になり巨大化し、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」の決めぜりふと共に叱られてしまい、その後専門家に取材をしたVTRを流して答えを掘り下げるという構成で進められる番組[注釈 1][1][2]。2017年3月以降の3回の単発放送を経て、2018年4月13日からレギュラー放送が開始された。放送時間は、本放送が毎週金曜19:57 - 20:42で、再放送が土曜(本放送の翌日)8:15 - 9:00だが、本放送時間帯は各地域放送局で独自番組が放送される場合があるため、土曜日の放送が本放送になる地域もある[1]。タイトルロゴに描かれた「Don’t sleep through life!」は「ボーッと生きてんじゃねえよ!」の意訳[注釈 2]。岡村にとっては、これがはじめてのNHKでのレギュラー番組である[3]。
かつてフジテレビで「笑う犬」シリーズなど数々のバラエティ番組を手がけた小松純也(現在は共同テレビジョン所属)がNHKのチーフプロデューサー (CP) である水高満と飲んでいたときに、小松が「5歳児の女の子にクイズを出され、知らないと『ボーッと生きてんじゃねえよ!』としかられる番組をやりたい」と話したことをきっかけに企画が始まったもので[4][5]、小松がプロデューサーとして番組制作に携わる。ただし、NHKと共同テレビジョンの共同制作という形ではなく、番組そのものはNHKエンタープライズの単独制作名義となっており、これに番組制作会社(共同テレビジョンの子会社であるベイシスなど)が協力するという制作体制となっている。
番組は数問の問題が出題された後、最後に視聴者からのお便り[注釈 3]を紹介するコーナー「ひだまりの縁側で…」が挿入される。また、放送時間を拡大したスペシャル版では、ゲストがチコちゃんと狭い部屋で一対一で向き合い、チコちゃんからの質問に答えるコーナー「チコの部屋」が挿入される[7][8]。
設定・制作
チコちゃんに「一昔前にいた、ちょっとこまっしゃくれたおませな女の子」という設定を与えているため、チコちゃんの衣装や髪型に昭和のイメージを与えているといい[4]、番組セットにもレトログッズをちりばめている。チコちゃんを「5歳児」に設定したのは、5歳ぐらいが「ヘンな言葉覚えて大人をしかったとしてもイラッとこない感じとか、背伸びしてもかわいい感じ」「まだ社会生活や規律に染まっていない」点にあるという[4][9]。
チコちゃんの顔はCGで無限に変化できる[4][10]が、これは映像や着ぐるみ、CG合成などの案があったなかで、NHKアートの技術担当者やNHK放送技術研究所にも相談して、通常のバラエティーでどこまでできるのかを試した結果であるという[11]。実際の収録現場での様子は秘匿されている部分も多いが、水高CPの説明によると、スタジオでの収録時には着ぐるみのチコちゃんがいて、ボイスチェンジャーで変換させた木村祐一の声を同時収録であてており、チコちゃんの顔(表情)は収録後にCGで組み替え(メイク)するという[12]。
チコちゃんの声に木村を起用した意図について、水高CPは木村のアドリブ力の高さ[注釈 4]と(チコちゃんの見た目との)ギャップの激しさを挙げている[4][5][11]。木村自身は女の子を演じることについて「いろんな人に聞いてください、板尾(創路)さんとかYOUとかに。『キム兄は女子だよね』って言いますから」「女子会に参加できるタイプなんです」などと、元々女子的なキャラクターを持ち合わせていることを述べている[13]。
また、解説VTRのナレーションを担当する森田美由紀(NHKアナウンサー)は、「そんなことも知らずに、やれ○○だとか、○○などと言っている日本人のなんと多いことか」「今こそ全ての日本国民に問います!」と“全国民”に対して上から目線で淡々と毒を吐くスタイルだが、これは番組からの「NHKスペシャル風にやってほしい」とのリクエストに応じたもので、水高CPによると「おちゃらけたバラエティーのナレーションではなくて、真面目に淡々と読む、だけど言っていることは変、という方が面白いというのがあって、“ザ・NHK”に読んでもらった方が、その面白さが増す」との意図で起用したものであるという[14]。
問題・回答のVTRは問題ごと別々のディレクターを中心としたチームが担当し[注釈 5]、取材前に「面白そうに膨らませるポイント」をスタッフ全員で共有した上で取材に臨んでいるといい、その上で「NHKは真摯に取材し伝える」という基本線を崩さないように、疑問に関しての取材と回答VTRは “芯のしっかり通ったもの” を作った上で、それを崩しているという。なお、回答VTRの演出スタイルは担当ディレクターの作家性に委ねられているという[12]。
出演者
- チコちゃん(声:木村祐一)
- 岡村隆史(ナインティナイン) - レギュラー解答者
- 塚原愛(NHKアナウンサー) - アシスタント
- 森田美由紀(NHKアナウンサー) - ナレーション
- 鶴見辰吾、山西惇、かたせ梨乃、つぶやきシロー、池田鉄洋、目黒祐樹 - 解説VTR内の寸劇「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」「連続テレビ小説 きっとこんな感じなんじゃないか劇場」に出演する俳優。
- キョエちゃん(声:未公表)
各回内容・ゲスト出演者
放送日はいずれも本放送(レギュラー放送時は金曜日の放送)を行った日付としている。出演者のうち「†」が付いた人物は放送時と同時期に放送していた連続テレビ小説に出演していた俳優。
2017年(パイロット版)
放送日時 | ゲストパネラー | 問題 | チコちゃんの解答 | VTRゲスト |
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3月24日 22:45 - 23:15 |
田中美佐子 高橋みなみ 茂木健一郎 |
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8月2日 19:30 - 20:15 |
財前直見 関根麻里 石原良純 |
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12月27日 19:30 - 20:15 |
かたせ梨乃 SHELLY 大竹まこと |
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2018年
# | 放送日 | ゲストパネラー | 問題 | チコちゃんの解答 | VTRゲスト |
---|---|---|---|---|---|
0[注釈 8] | 4月7日 (8:15 - 9:00) |
高橋みなみ 大竹まこと |
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1 | 4月13日 | 田中美佐子 佐藤健† |
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2 | 4月20日 | 三田寛子 大竹まこと |
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3 | 4月27日 (20:00 - 20:45) [注釈 11] |
若槻千夏 島崎和歌子 |
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4 | 5月4日 (19:30 - 20:45) [注釈 12] |
木村佳乃 河北麻友子 滝藤賢一† |
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5 | 5月11日 | 紫吹淳 大竹まこと |
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6 | 5月18日 | かたせ梨乃 カンニング竹山 |
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7 | 5月25日 | 田中美佐子 夏菜 |
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8 | 6月1日 | 森泉 天野ひろゆき |
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9 | 6月8日 | 高橋みなみ 大竹まこと |
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10 | 6月15日 (19:30 - 20:15) [注釈 16] |
安田美沙子 北斗晶 |
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11 | 6月22日 (19:30 - 20:15) [注釈 16] |
YOU 田中直樹 |
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12 | 6月29日 | かたせ梨乃 天野ひろゆき |
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13 | 7月13日 (20:00 - 20:45) [注釈 11] |
田中美佐子 矢作兼 |
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14 | 7月20日 | 藤本美貴 大竹まこと |
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15 | 7月27日 | 島崎和歌子 間宮祥太朗† |
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16 | 8月17日 (19:30 - 20:42) [注釈 20] |
浅野ゆう子 若槻千夏 国分太一 |
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17 | 8月24日 | 朝比奈彩 長嶋一茂 |
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18 | 8月31日 | 関根麻里 八嶋智人 |
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19 | 9月7日 (20:00 - 20:45) [注釈 11] |
足立梨花 小峠英二 |
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20 | 9月14日 | 橋本マナミ ムロツヨシ |
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21 | 9月21日 | キムラ緑子† 中村倫也† |
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22 | 9月28日 | 夏菜 天野ひろゆき |
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23 | 10月5日 | 鈴木紗理奈 カンニング竹山 |
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24 | 10月12日 | 高橋みなみ 立川志らく |
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25 | 10月19日 | 中川翔子 泉谷しげる |
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26 | 10月26日 | 村上佳菜子 中尾彬 |
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- 第17回(8月24日放送分)の放送内容は「第13回」として7月6日(再放送7日)に放送予定だった[16]が、6日・7日とも平成30年7月豪雨等の報道のため放送延期となった[17]。このため、番組公式サイトの放送回数表記は一時ずれていた。
テーマ曲
- オープニングテーマ『「カリキュラマシーン」オープニングテーマ』
- 作曲:宮川泰 / スキャット:西六郷少年少女合唱団
- エンディングテーマ『おいらロボコン ロボットだい!』(『がんばれ!!ロボコン』2代目オープニングテーマ)
- 作曲:菊池俊輔
水高CPによれば、オープニングテーマに『カリキュラマシーン』のテーマを用いたのは、パイロット版の際に充ててみたところ番組のイメージに合致したことに加え、番組としての『カリキュラマシーン』自体が当時としては非常にアバンギャルドな子ども向け番組であり、クリエーションもしっかりしていたことへの精神的なリスペクトの意味が込められているという[12]。
放送
- 本放送 - 金曜 19:57 - 20:42
- 再放送 - 本放送の翌土曜 8:15 - 9:00
- 本放送の時間帯はローカル放送の枠となっているため、金曜夜に地域別番組を放送した地域ではこの再放送時間帯分が本放送になる。
評価
レギュラー放送開始後の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)はおおむね2桁の数値を挙げているが、本番組の特徴として「本放送(金曜日)より再放送(土曜日)の視聴率の方が高い」という傾向が見られる[18]。これについて、スポーツ報知では、再放送が高視聴率を挙げる連続テレビ小説(レギュラー放送開始時は『半分、青い。』)の直後に放送されること、土曜朝という時間帯が視聴者層[注釈 34]に合致したこと、番組から伝わる「ライブ感」[注釈 4]を挙げている[18]。
2018年7月度のギャラクシー賞月間賞に選出されているが、選考する放送批評懇談会は選出理由として「民放カルチャーをうまくNHK化し、各局がのどから手が出るほどほしい3世代視聴を実現している」と述べている[19]。
コラムニストの木村隆志は自身の連載コラムの中で、本番組を民放のバラエティ番組と比較して「番組で取り上げる題材が『役に立つ情報』ではなく『普通の雑学』である」「ネタや笑いの手数が圧倒的に少ない」「『あおり』『ひっぱり』などの(視聴者が)嫌悪しがちな演出がない」点を指摘し、「当番組のヒットは、『大量のタレントを起用した演出過多な民放バラエティに対する不満』の表れに見える」「『チコちゃんに叱られる!』を見るたびに、民放バラエティに一石を投じる番組だなと感じてしまう」と述べている[20]。
テレビ番組に関する著述を多く手がけるフリーライターの木俣冬は、番組の人気の理由について「チコちゃんがかわいい」「扱われる題材がユニーク」「『ボーッと生きてんじゃねえよ!』と叫べる爽快感」「誰もが5歳児の自由な発想に戻って柔軟に考える楽しさ」「NHKらしくない(民放のバラエティーのノウハウを取り入れた構成)」という5点を挙げた上で、誰でも5歳を設定することで、誰でも参加できる真の公共性というNHKらしさを獲得しているという極めておもしろい番組であると評している[12]。
受賞
- 2018年7月度 - ギャラクシー賞 月間賞受賞[21]
スタッフ
- 構成:海老克哉
- CG:中野大亮、砂川匠
- キャラクターデザイン:オオシカケンイチ
- 着ぐるみ造型:服部弘弐
- リサーチャー:近江谷志織
- サウンドエディター:荷田一隆
- ディレクター:上原伸、古賀光輝(アクロ)、熊澤美麗、武田晋助、佐藤智之、吉濱明秀、池ヶ谷実希、山本泰輔、大川剛史、隅田隆之、臼杵花絵、関根健二、神戸謙太郎、桒田洸治、高野信行
- 演出:河井二郎(共同テレビ)/吉川修(しーん)、相澤幸一(アクロ、P担当回あり)、澤田親宏、古賀光輝(アクロ)、谷口欽也(アリソデナサソ)、尾形征輝
- プロデューサー:小松純也(共同テレビ/ベイシス)/稲葉友紀子(しーん)、中島由布子(共同テレビ)、永辻貴子(アクロ)、木村修二・本永巳樹(共にアリソデナサソ)
- 制作統括:水高満、西ヶ谷力哉
- 制作協力:ベイシス/しーん、アクロ、アリソデナサソ[注釈 35]
- 制作:NHKエンタープライズ
- 制作・著作:NHK
他番組・他局とのコラボ等
2018年8月4日以降、本番組の再放送直後に生放送される『週刊まるわかりニュース』では冒頭でメインキャスターの井上二郎(NHKアナウンサー)が本番組のエンディングの内容に関連したコメントを述べることがある。
2018年9月12日に放送されたNHKの生活情報番組『ガッテン!』では、本番組のオープニングで流れている『「カリキュラマシーン」オープニング』がBGMで流れ、ガッテン!のナレーターを務めている山寺宏一が「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱責するチコちゃんの真似をする演出が行われた。
2018年9月22日にNHKと日本テレビで同時生放送された番組『NHK×日テレ同時生放送! テレビ65年 スポーツのチカラ』に特別ゲストとしてチコちゃんが出演した[22]。日テレ・NHKの順で出演者(有田哲平・水卜麻美/博多華丸・博多大吉)に問題を出し、答えられなかったため“ボーッと生きてんじゃねぇよ!”のテロップも両局で表示された。この時の解説は桑子真帆(NHKアナウンサー)が務めている。また、この時のチコちゃんの顔は固定だった。
脚注
注釈
- ^ クイズ番組を標榜しているが、この解説を聞くことに主眼が置かれており、正答数を競うことはしない。
- ^ 直訳すると「生涯眠り続けるな!」ただし、sleepがsleepwalkであれば「無自覚な人生を送るな!」の意味。
- ^ お便りの内容は何でもよいが、番組では唯一の条件として実年齢にかかわらず「5才」と書くことを求めている[6]。
- ^ a b 番組内のチコちゃん(木村)の台詞は8割がアドリブであるといい[9]、問題の正解・不正解の判断も木村の判断に委ねられているという[13]。
- ^ 担当ディレクターはほぼ全員がNHK局員ではない外部の制作会社のディレクターだという[12]。
- ^ 初回パイロット版でのチコちゃんの造形が奈良美智のデザインに似ているとの指摘があったためだとされている。パイロット版2回目では、“プチ整形した”と説明されている[15]。
- ^ メジャーリーグの公式ルールでは「本塁から投手板を経て2塁に向かう線は東北東に向かっていることが望ましくマウンドにピッチャーが立ったとき左腕は南の方角にあるためサウスポーと呼ばれた」と発表しているが、野球用語辞典は「あくまで幻想(野球が始まる前から既にサウスポーという言葉は存在していた)」と否定(由来は記されていなかった)。他にもボクシングのサウスポーから取られた、アメリカ南部出身の大リーグ投手に左腕が多かった等いろいろな説があったものの、結局どれも結論とまでには達しなかった。
- ^ 「祝・レギュラー放送!直前SP」と題して放送された。
- ^ 識者の解説で「スポンジ生地と生クリームで作られたケーキ」と補足された。
- ^ VTRで愛犬家の例として具志堅用高が出演した。
- ^ a b c 『NHKニュース7』が3分延長した(19:00 - 19:33)ため。
- ^ 拡大スペシャルとして放送。翌5日の再放送は8:15-9:30で放送。
- ^ 滝藤賢一が正答。
- ^ 電話出演。同じ質問を投げかけられ正答した。
- ^ 3人で正答にたどり着く。
- ^ a b 『2018 FIFAワールドカップ デイリーハイライト』(20:15 - 20:43)編成のため、27分繰り上げ。
- ^ 安田美沙子が正答。
- ^ 口を窄めた顔
- ^ 道路交通法の信号にかかわることについて、黄色の取り扱いについて6月29日放送分において、訂正があった。
- ^ 「夏の拡大スペシャル」として放送[8]。翌18日の再放送は高校野球中継のため休止。
- ^ a b 八嶋智人が正答。
- ^ 岡村隆史が正答
- ^ 28箇所が日本の中心であると主張。その28箇所の緯度経度の平均を取ると、長野県辰野町となる。
- ^ ただしキログラム原器に誤差が生じたため、2018年11月に定義を変更する可能性がある。
- ^ 船場言葉の影響
- ^ 説明ではホルダチンA、リンゴ酸、カリウムといった成分が取り上げられ、結びの説明では「ビールの中にある成分が胃の中身を先に送り空っぽにしてくれるため」とされた。
- ^ 解説VTR中、夏菜の飲酒にまつわる失敗談が紹介される
- ^ ウサギは「鳴かない」「(人を)噛まない」「昼間動かない」動物であるため、学校での飼育に向いているとの説明。
- ^ 「アタッシュケース」の表記は間違いとされた。
- ^ 本来の説明とは別に補足VTRがあり、スタートの掛け声「位置について、用意」の考案者が紹介された
- ^ 物理学的には「前後の方向が逆になるため左右が逆に見える」と説明可能だが、心理学的には「そもそも鏡の中の左右が逆に見えないケースがあるため、誰もが納得できる説明が出来ない」という説明。
- ^ コンパルソリーフィギュアに由来。フィギュアスケートの歴史参照。
- ^ a b 中尾彬が正答。
- ^ 番組制作サイドとしては、視聴者層を小学校高学年とその親世代の家族視聴を想定していたが、チコちゃんと同じくらい(幼稚園・保育園高学年年代)の子からの反応も良いという[11]。
- ^ 右側の3社は毎回ではなく、放送回によっていずれか1社が携わる。
出典
- ^ a b チコちゃんに叱られる! - NHK - NHK。2018年4月13日閲覧。
- ^ “ボーっと生きてんじゃねーよ! チコちゃん好調のワケは”. 朝日新聞. (2018年8月8日) 2018年9月29日閲覧。
- ^ “ナイナイ岡村“かしこ”になりたい、NHKクイズ番組に初レギュラー出演”. お笑いナタリー. (2018年3月29日) 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b c d e 梅田恵子 (2018年7月20日). “大人気チコちゃん制作者が語る神ワザ神ボイス神設定”. 日刊スポーツ 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b 砂上麻子 (2018年7月28日). “そこのあなた! ボーッと見てると分かりません!! 毒舌が話題「チコちゃんに叱られる!」”. 東京新聞 2018年9月29日閲覧。
- ^ おたより募集
- ^ コーナーのロゴ、コーナー中のBGMがテレビ朝日のトーク番組『徹子の部屋』をパロディしている。
- ^ a b "チコちゃんに叱られる 夏の拡大スペシャル" (PDF) (Press release). 日本放送協会広報局. 18 July 2018. 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b “チコちゃんに叱られる!:キム兄は「8割アドリブ」 意外なMC力とチコちゃんの秘密”. まんたんブロード. (2018年7月19日) 2018年9月29日閲覧。
- ^ TV番組『チコちゃんに叱られる!』メイキング>>CGと着ぐるみの融合でクルクルと表情を変える5歳児キャラクター - CGWORLD(2018.07.24 TUE)2018年8月12日閲覧
- ^ a b c “『チコちゃんに叱られる!』 毒舌の5歳児が人気者に”. NIKKEI STYLE. 日本経済新聞社/日経BP (2018年7月11日). 2018年9月29日閲覧。
- ^ a b c d e 木俣冬 (2018年10月26日). “『チコちゃんに叱られる!』に見られるNHKらしくなさ。ではNHKらしさとは何なのか責任者に聞いてみた”. Yahoo!ニュース 個人. 2018年10月26日閲覧。
- ^ a b c d 矢部万紀子 (2018年7月27日). “【独占】人気爆発「チコちゃんに叱られる」声担当、キム兄が初めて語る「チコちゃんの自由さ」”. BUSINESS INSIDER JAPAN. 2018年9月29日閲覧。
- ^ “チコちゃん以上? 森田美由紀アナの“毒舌ナレ”が人気”. 毎日新聞. 毎日新聞社 (2018年8月18日). 2018年9月2日閲覧。
- ^ “NHK『チコちゃんに叱られる!』好調の裏にいる“民放出身の伝説TVマン”の存在”. 日刊サイゾー (2018年7月4日). 2018年9月29日閲覧。
- ^ チコちゃんに叱られる! - ウェブアーカイブ(ウェブ魚拓、2018年7月14日)
- ^ チコちゃんに叱られる! - ウェブアーカイブ(ウェブ魚拓、2018年7月14日)
- ^ a b “NHK「チコちゃんに叱られる!」で珍現象 再放送の視聴率が常に本放送を上回る理由とは?”. スポーツ報知. (2018年7月13日) 2018年9月29日閲覧。
- ^ “チコちゃんに叱られる!:ギャラクシー賞月間賞 「3世代視聴を実現」「民放カルチャーをうまくNHK化」”. MANTANWEB. (2018年8月20日) 2018年9月29日閲覧。
- ^ 木村隆志 (2018年10月3日). “『チコちゃんに叱られる!』民放バラエティに募る不満を解消” 2018年10月4日閲覧。
- ^ “放送批評懇談会 ギャラクシー賞 月間賞 2018年7月度”. 放送批評懇談会 (2018年8月20日). 2018年8月20日閲覧。
- ^ “そらジロー&どーもくんが禁断の共演!NHK×日テレコラボ企画発表”. マイナビニュース. (2018年9月14日) 2018年9月23日閲覧。
外部リンク
NHK総合テレビ 金曜19:57 - 20:42枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
チコちゃんに叱られる!
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NHK総合テレビ 土曜日8:15 - 9:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
週刊ニュース深読み
※8:15 - 9:30 |
チコちゃんに叱られる!
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