赤面

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赤面(せきめん)は、人間無意識な行為の一種で、他人と対話する際などに顔が紅潮してしまう現象をいう。

赤面をするとき[編集]

赤面をする場合には次のような理由が挙げられる。

  1. 感情的理由(恥ずかしい・嬉しい・激怒している・泣く・好意を寄せている・興奮状態…etc..)
  2. 生理的理由(発熱などの体調不良、飲酒)
  3. 環境的理由(暑い)

赤面恐怖症[編集]

対人恐怖症に現れる代表的な症状の一つに赤面恐怖症というものがある(単に、赤面症ともいう)。 他人とのコミュニケーションが比較的活発な人でもこの症状を持つ者がいるが、深層心理から、表面上は活発的にコミュニケーションを行ってはいるものの、実際には克服できていない対人恐怖症の症状としても挙げられる。根本的に対人関係を苦手・苦痛としている者が起こるのが前提である。しかし、医学的には何故赤面が起こるのかという合理的な解明はされていない。酷い場合は交友相手と普通に会話するだけでも赤面することがある。

赤面になることと赤面症は違う。赤面は自然的な現象であるのに対し、赤面症は一種の脅迫概念である。恥ずかしくて赤面になっても、それだけで赤面症ではない。恥ずかしい思いをしても必ずしも赤面するわけではないが、赤面症の人は赤面になる前から、赤面になることを恐れて羞恥心の感情が興奮し自意識過剰になってしまう。赤面になる自分を強く恥じる反射的・自責的な心理が潜んでいる。

大した事は無いものと思われがちであるが、俳優モデルグラビアアイドルなど、この症状が直接に職業生命に関わってくる場合もある。

対処法[編集]

赤面しているときは緊張しているときと同じような状態であることが多いので過呼吸であることが多い。そのときには深呼吸をすると呼吸が正常になり一時的に赤面を抑えることができると言われているが個人差が大きくあまり大きな効果は期待されていない。応急処置程度である。また他人の目を気にしすぎていることが赤面症患者には多く、あまり周囲を気にしないという方法もあるが、自ら実行するのは非常に難しい。この方法を実行するのは目をつぶることが最善の方法だが、目をつぶってしまうと赤面症患者は「まわりは目を開けているのに自分だけ・・・」という具合にさらに周りの目を気にしてしまう。学校などでは難しいが、街中などではサングラスをかけて対処できる。

なお、本格的な赤面症の治療法のひとつに「森田療法」がある。森田療法は医師の森田正馬氏が考案したもので、「顔が赤くなる自分」を肯定して受け入れ、「赤面しても構わない」という心情を得ることにより赤面症を克服するものである。

また、金井 (2013) は、赤面を含む社交不安症に曝露を含む認知行動療法の有効性を示した[1]。患者が社交場面で振る舞っているところを録画したビデオを見ることで「患者(自分)は実際には赤面していない」ということに気づいたりする[1]。加えて、曝露を伴った行動実験的アプローチにより、一緒に話をした周りの人が患者(自分)の赤面に全く気づかないということを知り、さらにインタビューを通して人々は他者が実際に赤面しているか否かは全く気にしておらずただ単に体質の問題であり何の意味もないと考えているということが分かるようになることを通じて、症状が改善した事例が報告されている[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b 金井嘉宏「社交不安症の認知・行動療法―最近の研究動向からその本質を探る―」、『不安症研究』第7巻第1号、2015年、 40-51頁、 doi:10.14389/jsad.7.1_40NAID 130005131073
  2. ^ レドリー, D. R., マルクス, B. P., & ハイムバーグ, R. G. 井上 和臣(監訳) 黒澤 麻美(翻訳) (2007).認知行動療法を始める人のために 星和書店,247-248頁.

関連項目[編集]