イオンスーパーセンター
イオンスーパーセンター(AEON SUPERCENTER)は、イオングループが展開するスーパーセンター(SuC)である。
本項目では、東北地方でイオンスーパーセンターを展開しているイオンスーパーセンター株式会社についても説明する。
概要
イオングループは2000年9月22日に開業した「マックスバリュスーパーセンター弥富店」(現:ザ・ビッグエクストラ弥富店)を皮切りにスーパーセンター業態の展開を開始。
以前はジャスコ株式会社(現:イオン、事業自体はイオンリテールが継承)が「ジャスコスーパーセンター(五城目店、天理店が該当)」や「マックスバリュスーパーセンター(弥富店が該当)」、ホームワイド(現:イオン九州)が「スーパーセンターホームワイド(古賀店が該当、食品フロアは開店当時マックスバリュ九州が運営)」を展開していたが、現在はイオングループが運営する全てのスーパーセンターは「イオンスーパーセンター」に統一されており、これまで旧名称で展開されていたスーパーセンターもすべて「イオンスーパーセンター」に屋号変更している。
イオングループではメガマートに代わってディスカウント業態のメインブランドとなっていたが、最近ではマックスバリュ西日本のディスカウント業態だったザ・ビッグに軸が移ってきており、「イオンスーパーセンター」の店舗を派生業態の「ザ・ビッグエクストラ」に転換するケースも見られようになった。現在では店舗の大半が東北地方に存在し、それ以外では北海道の道央地区に3店舗のみ存在する。
店舗の看板類は北海道では「ÆON SUPERCENTER」と英字で表記されるが、イオンスーパーセンター株式会社が運営する東北地区の店舗の一部は「イオンスーパーセンター」とカタカナで表記される(店舗画像の写真を参照)。かつて本州(東北地方除く)と九州に存在した店舗は北海道と同様の英字表記であった。
運営会社
現在の運営会社
- イオン北海道株式会社
- イオンスーパーセンター株式会社
過去の運営会社
企業としてのイオンスーパーセンター
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒020-0024 岩手県盛岡市菜園一丁目11番5号 |
設立 | 2005年(平成17年)11月21日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6400001004029 |
事業内容 | 衣料品、食料品、家庭用品、日用品雑貨、電気製品、家具製品、化粧品、装飾品雑貨その他の百貨の小売および輸出入など |
代表者 | 代表取締役社長 宮下 雄二 |
資本金 | 1億円 |
純利益 | ▲14億3516万5000円(2020年02月29日時点)[1] |
総資産 | 108億3213万4000円(2020年02月29日時点)[1] |
従業員数 | 3,586名(2008年2月現在) |
決算期 | 2月20日 |
主要株主 | イオンリテール株式会社 100% |
外部リンク | http://www.aeonsupercenter.co.jp/ |
イオンスーパーセンター株式会社は東北地区で「イオンスーパーセンター」を展開するイオングループの企業である。2005年11月21日にイオン株式会社から分社化する形で設立された。本社は岩手県盛岡市にある。
一部店舗においては、ホームセンター部門の運営を同じイオングループで青森県八戸市に本社のあるサンデーが行っているが、店舗内ではサンデーがコンセッショナリー形態(看板のない専門店)で出店しているため、サンデーとスーパーセンターの区別はなく会計をまとめてすることができる(サンデー発行のマイカードは利用不可)。なお、一部店舗の酒類の販売をイオン東北が行っているが、こちらは酒税法の関係などから別会計となる。
沿革
- 2005年11月 - イオン株式会社から分社化して設立。東北地区の「イオンスーパーセンター」9店舗の運営を引き継ぐ。
- 2006年
- 3月 - 秋田県大館市に「イオンスーパーセンター大館店」を開店(分社化後初の新店舗)。
- 4月 - 宮城県仙台市の「鈎取ショッピングセンター」の核店舗として「イオンスーパーセンター鈎取店」を開店。
- 2007年
- 2月 - 岩手県一関市に「イオンスーパーセンター一関店」を開店。
- 9月 - 宮城県栗原市の「イオン栗原志波姫ショッピングセンター」の核店舗として「イオンスーパーセンター栗原志波姫店」を開店。
- 10月 - 宮城県登米市の「イオンタウン佐沼」の核店舗として、「イオンスーパーセンター佐沼店」を開店。
- 2008年
- 4月 - 岩手県盛岡市の「イオン盛岡渋民ショッピングセンター」の核店舗として「イオンスーパーセンター盛岡渋民店」を開店。
- 10月- 秋田店湯沢市の「イオン湯沢ショッピングセンター」の核店舗として「イオンスーパーセンター湯沢店」を開店。
- 2009年7月 - 福島県南相馬市の「南相馬ジャスモール」の核店舗として「イオンスーパーセンター南相馬店」を開店。
- 2011年5月 - 岩手県のジョイスから秋田県仙北郡美郷町の「スーパーセンター仙南店」を譲り受け[2]、「イオンスーパーセンター美里店」をオープン[3]。
- 2012年10月 - 岩手県陸前高田市に当社初の衣料品専門店として、「イオンスーパーセンター陸前高田 衣料館」をオープン[4]。
- 2014年
- 3月 - 岩手県釜石市に「イオンタウン釜石」の核店舗である「イオンスーパーセンター釜石店」を開店。本店舗は東日本大震災の津波被害を教訓に、津波からの安全確保として1階部分をピロティ(普段は駐車場として使用)としているため、「イオンスーパーセンター」初の空中店舗(2階と3階の2フロア)となる。また、本店舗の開業により当社運営の店舗が20店舗目となった[5]。
- 6月 - 「イオンスーパーセンター陸前高田 衣料館」を閉店(跡地には大創産業が展開する「ザ・ダイソー」が出店)[6]。
- 7月 - 閉店した「イオンスーパーセンター陸前高田 衣料館」を食料品や家庭用品も扱うスーパーセンター業態に拡張し、「イオンスーパーセンター陸前高田店」として移転オープン。併せて、イオンリテールが仮設店舗の「イオン陸前高田分店」・「イオン大船渡分店」を拠点として近隣の仮設住宅を対象に運営を行っていた「イオン移動販売車」を同社が運営していた仮設店舗の閉店に伴って当社が運営を引き継ぎ、ルートや品ぞろえの見直しを行った上で「イオンスーパーセンター陸前高田店」を拠点に再スタートすることになった[6]。
- 10月 - 岩手県奥州市水沢区に「イオンスーパーセンター水沢桜屋敷店」をオープン[7]。
- 2016年5月 - 当社の独自企画として実施していた「シニアデーご優待カード」の割引特典を終了。「ゆうゆうワオンカード」への切り替えに伴う発行手数料を無料にする移行措置を実施する。
- 2018年9月 - 岩手県紫波郡紫波町に約3年11ヶ月ぶりの新規店舗となる「イオンスーパーセンター紫波古館店」をオープン[8]。
店舗
関連項目
脚注
- ^ a b イオンスーパーセンター株式会社 第15期決算公告
- ^ "秋田県仙北郡美郷町への新規出店のご案内" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 6 December 2010.
- ^ "5/18(水)「イオンスーパーセンター美郷店」オープン" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 22 April 2011.
- ^ "「イオンスーパーセンター陸前高田 衣料館」オープンのご案内" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 19 October 2012. 2012年11月21日閲覧。
- ^ "3月14日(金)午前9時「イオンタウン釜石」オープン!" (PDF) (Press release). イオンタウン、イオンスーパーセンター(2社連名). 19 February 2014. 2014年8月17日閲覧。
- ^ a b "「イオンスーパーセンター陸前高田店」7月19日(土)AM9:00グランドオープン" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 16 June 2014. 2014年8月17日閲覧。
- ^ "「イオンスーパーセンター水沢桜屋敷店」10月3日(金)AM8:00グランドオープン" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 17 September 2014. 2014年11月30日閲覧。
- ^ "「イオンスーパーセンター紫波古館店」9月15日(土) AM8:00グランドオープン" (PDF) (Press release). イオンスーパーセンター株式会社. 21 August 2018. 2019年2月4日閲覧。