赤ひげ (1972年のテレビドラマ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
赤ひげ
ジャンル 時代劇
放送時間 金曜 20:00 - 21:00(60分)
放送期間 1972年10月13日 - 1973年9月28日(49回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 NHK総合テレビジョン
演出 中山三雄深町幸男小林猛
原作 山本周五郎
脚本 倉本聰石堂淑朗横光晃杉山義法
出演者 小林桂樹 ほか
テンプレートを表示

赤ひげ』(あかひげ)は、1972年10月13日から1973年9月28日まで、毎週金曜20:00 - 21:00にNHK総合テレビジョンで放送されたテレビ時代劇ドラマ。

第28回文化庁芸術祭優秀賞(第19話「ひとり」)、第5回テレビ大賞優秀番組賞、第15回児童福祉文化賞を受賞した。

あらすじ[編集]

ドラマは、長崎留学から戻った保本登が、将軍徳川吉宗の命で建てられた小石川養生所に着任するところから始まる。

養生所では、立派な赤い色をした口ひげをたくわえていたことから皆から赤ひげと呼ばれていた所長、新出去定が、江戸町奉行所の定めた規則を守らずに診療を行っていた。例えば規定の診療時間外に飛び込んで来た患者を診察したり、治療費を払えない貧しい患者からは金を取ろうとしなかった。

こうした赤ひげ流のやり方に保本は反発し、「規則ではこうなっている筈です」と声を顕わに非難、ことごとく対立する。規則を守れと言う保本と、今までのやり方を決して変えようとはしない赤ひげ。

赤ひげに反発する保本は、「お仕着せ」と呼ばれる、養生所医師用の制服の着用を拒み、長崎で使っていた頃の自分の服で診察を続けた。

しかし、次第に赤ひげや養生所の先輩医師達、そして患者達との心の交流を通じ、医師として、そして人間として成長していった保本は、ある時からお仕着せを着用するようになる。赤ひげと対立することもなくなっていた。

保本が着任してから1年後。彼にまた長崎行きの命が下った。代わりにやって来た新人医師は、1年前の保本そっくりであった。赤ひげに反発し、規則を守れと言って譲らない新人医師。その姿を見つめる赤ひげの傍らには、お仕着せを着たまま黙って佇む保本の姿があった。

キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

ドラマの冒頭で流れるタイトルやキャスト、スタッフ紹介の文字の背景には、滝平二郎切り絵が使われていた。

サブタイトル[編集]

現存VTR[編集]

当時は2インチVTRが高価だったため、番組終了後はビデオテープから消去された。しかし、第12話「冬の宿」(1973年1月5日)、第19話「ひとり」(1973年3月2日放送、文化庁芸術祭優秀賞)の現存が判明している(保存番組に第1、29、32、35、49話が登録されているが、1、29話は出演者の仁科亜季子の父、岩井半四郎が自宅で録画していたもので、その他は視聴者からの提供による)。

藤岡弘失踪事件[編集]

本作の保本登役のオーディションには、当時『仮面ライダー』の主役だった藤岡弘が参加し、合格していた。しかし、このことは『仮面ライダー』の制作元である東映毎日放送にとっては事後報告となり、トラブルが発生した。そのため藤岡は、芸能界引退を宣言し、本作への出演を辞退して一時失踪した。

脚注[編集]

  1. ^ 20:30 - 21:30に放送
  2. ^ ※20:30 - 21:30に放送

出版資料[編集]

  • 倉本聰コレクション14 赤ひげ(1)(理論社、1984年1月)
  • 倉本聰コレクション15 赤ひげ(2)(理論社、1984年2月)

外部リンク[編集]

NHK総合 金曜20時枠
前番組 番組名 次番組
赤ひげ