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[[神奈川県]]に在住する。
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筋疾患[[先天性ミオパチー]]により症候性側弯症を罹患し、[[人工呼吸器]]と電動[[車椅子]]<ref name="a">[https://book.asahi.com/article/14917541 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1]</ref>を常用する。紙の本ではなく、電子書籍や録音図書などで読書をしており、芥川賞の授賞式では[[録音図書]]のさらなる普及など「読書バリアフリー」の推進を訴えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://realsound.jp/book/2023/07/post-1379318.html|title=第169回 芥川賞・直木賞受賞式レポート 受賞作品の評価ポイントは?|publisher=[[リアルサウンド]]|date=2023-07-19|accessdate=2023-08-24}}</ref>。
筋疾患[[先天性ミオパチー]]により症候性側弯症を罹患し、[[人工呼吸器]]と電動[[車椅子]]<ref name="a">[https://book.asahi.com/article/14917541 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1]</ref>を常用する。紙の本ではなく、電子書籍や録音図書などで読書をしており、芥川賞の授賞式では[[録音図書]]のさらなる普及など「読書バリアフリー」の推進を訴えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://realsound.jp/book/2023/07/post-1379318.html|title=第169回 芥川賞・直木賞受賞式レポート 受賞作品の評価ポイントは?|publisher=[[リアルサウンド]]|date=2023-07-19|accessdate=2023-08-24}}</ref>。きしょい


療養生活のため就職が難しいことから小説家を志した。20代から20年以上にわたり、[[コバルト・ノベル大賞]]他、女性向けライトノベルやSF、ファンタジーの賞に応募を続けた<ref name="a"/>。
療養生活のため就職が難しいことから小説家を志した。20代から20年以上にわたり、[[コバルト・ノベル大賞]]他、女性向けライトノベルやSF、ファンタジーの賞に応募を続けた<ref name="a"/>。

2023年12月24日 (日) 10:24時点における版

市川 沙央
(いちかわ さおう)
誕生 1979年(44 - 45歳)
日本の旗 日本 神奈川県
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士
最終学歴 早稲田大学人間科学部eスクール人間環境学科卒業
活動期間 2023年 -
ジャンル 小説
代表作 『ハンチバック』(2023年)
主な受賞歴 文學界新人賞(2023年)
芥川龍之介賞(2023年)
デビュー作 『ハンチバック』(2023年)
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市川 沙央(いちかわ さおう、1979年 - )は、日本小説家である。芥川龍之介賞受賞者。

経歴

乳幼児期から筋力低下がみられた[1]

10代で難病の「先天性ミオパチー」と診断された[2]

14歳から仰向けになるときには人工呼吸器をつけた[3]

2012年平成24年)春学期に八洲学園大学へ特修生入学し、2013年4月から正科生[4]となる。

2019年、39歳の時、早稲田大学人間科学部eスクルール人間環境科学科に入学[5]

2023年令和5年)に卒業し、卒業論文「障害者表象と現実社会の相互影響について」で小野梓記念学術賞[6]を受ける。

2023年に処女作『ハンチバック』が、第128回文學界新人賞[7]と第169回芥川龍之介賞[8]を受ける。史上初の重度障害者の同賞受賞者である。

人物

神奈川県に在住する。

筋疾患先天性ミオパチーにより症候性側弯症を罹患し、人工呼吸器と電動車椅子[9]を常用する。紙の本ではなく、電子書籍や録音図書などで読書をしており、芥川賞の授賞式では録音図書のさらなる普及など「読書バリアフリー」の推進を訴えた[10]。きしょい

療養生活のため就職が難しいことから小説家を志した。20代から20年以上にわたり、コバルト・ノベル大賞他、女性向けライトノベルやSF、ファンタジーの賞に応募を続けた[9]大江健三郎島田雅彦若木未生への私淑を公言している[11]

産経新聞に寄稿した内容によれば、「十代半ばから月刊『正論』読者」であると明かし、「(自身がマイノリティの権利を訴えただけで)こいつは反日だの、左の活動家だのと、ずいぶん皮相浅薄なことを言ってくるものだと悲しくなった」、「バリアフリーには右も左もない」としている[12]

作品リスト

単行本

  • 『ハンチバック』(2023年6月22日、文藝春秋、ISBN978-4163917122)
    • 「ハンチバック」-『文學界』2023年5月号

単行本未収録作品

  • 「市川沙央→←荒井裕樹往復書簡-世界にとっての異物になってやりたい」-『文學界』2023年8月号
  • 高瀬隼子×市川沙央「小説家になるために必要なもの/差し出したもの」」[13]- 『文學界』2023年11月号

外部リンク

脚注

  1. ^ 「怒りだけで書きました」芥川賞・市川沙央が贈呈式で語ったこと【全文掲載】”. 2023年10月26日閲覧。
  2. ^ 「怒りだけで書きました」芥川賞・市川沙央が贈呈式で語ったこと【全文掲載】”. 2023年10月26日閲覧。
  3. ^ 「怒りだけで書きました」芥川賞・市川沙央が贈呈式で語ったこと【全文掲載】”. 2023年10月26日閲覧。
  4. ^ 「大学卒業:学芸員資格取得を目指して」|通信大学の八洲学園大学[司書ほか、国家資格取得を目指せる通信大学]”. 八洲学園大学. 2023年7月20日閲覧。
  5. ^ 「この社会に障害者はいないことになっている」芥川賞・市川沙央が語った10の言葉”. 2023年10月27日閲覧。
  6. ^ 2022年度 小野梓記念学術賞の授与について
  7. ^ 文學界 2023年5月号 第128回 文學界新人賞決定発表
  8. ^ https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230719-OYT1T50210/
  9. ^ a b 文學界新人賞・市川沙央さん 「なにか職業が欲しかった」ままならぬ体と応募生活20年の果てに 「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#1
  10. ^ 第169回 芥川賞・直木賞受賞式レポート 受賞作品の評価ポイントは?”. リアルサウンド (2023年7月19日). 2023年8月24日閲覧。
  11. ^ Xユーザーの市川沙央 ICHIKAWA Saouさん_ 「私淑しますのは大江健三郎、島田雅彦、若木未生(敬称略)。 ナスターシャ・フィリッポヴナが永遠のヒロインです。 どうぞよろしくお願いします。」 _ X.html”. 2023年8月30日閲覧。
  12. ^ 右も左もない「読書バリアフリー」 芥川賞 の市川沙央さんが本紙に寄稿”. 産経新聞 (2023年8月24日). 2023年8月24日閲覧。
  13. ^ 高瀬隼子×市川沙央「小説家になるために必要なもの/差し出したもの」