羽田圭介

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羽田 圭介
(はだ けいすけ)
誕生 (1985-10-19) 1985年10月19日(32歳)
日本の旗 日本 東京都
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
教育 学士商学
最終学歴 明治大学商学部
活動期間 2003年 -
ジャンル 小説
代表作 『スクラップ・アンド・ビルド』(2015年)
主な受賞歴 文藝賞(2003年)
芥川龍之介賞(2015年)
デビュー作 『黒冷水』(2003年)
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羽田 圭介(はだ けいすけ、1985年10月19日 - )は、日本小説家東京都生まれ、埼玉県北葛飾郡松伏町育ち[要出典]明治大学商学部卒業[1]

経歴[編集]

幼少時、車に轢かれるが奇跡的に助かるという経験を持つ。高校時代は毎日放課後に40km、自転車で走りトレーニングをしていた。将来の夢として実業団選手を目指しており、自転車で北海道まで走破したこともある[2]

明治大学付属明治高等学校在学中の2003年、高校生と中学生の兄弟が憎み合い、「家庭内ストーキング」を繰り返すさまを独特の表現で描いた「黒冷水」で第40回文藝賞を受賞[1]。17歳での文藝賞受賞は堀田あけみ綿矢りさと並んで当時3人目で、当時最年少だった(のち2005年に三並夏に更新される)。応募は締切日ぎりぎりの投函だった。

明治大学に進学し、2006年受賞第一作「不思議の国のペニス」を『文藝』に発表。2008年同誌に「走ル」を発表、芥川賞候補作となる。大学卒業後は一般企業に就職するが、1年半で退職し専業作家となる[3]2010年、第四作「ミート・ザ・ビート」で第142回芥川賞候補。2012年、「ワタクシハ」で第33回野間文芸新人賞候補。2013年、「盗まれた顔」で第16回大藪春彦賞候補。2014年、「メタモルフォシス」で第151回芥川賞候補、第36回野間文芸新人賞候補。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞候補。同年7月16日、同作で芥川賞を受賞[4]。お笑い芸人の又吉直樹火花』との同時受賞や本人のキャラクターが話題となり、その後はテレビ番組などマスコミへの出演が激増[5]。2017年にはNHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー2017』に出演し、俳優デビューも果たした[6]

人物[編集]

  • TBSラジオコサキンDEワァオ!』(小堺一機関根勤)のヘビーリスナーである。『王様のブランチ』内の本のコーナーにおいて、スタジオにいる関根にコサキン本を披露した。以後、何度か同番組内でハガキを読まれている[7]
  • 久保田利伸CHEMISTRY山下達郎の大ファン[8]
  • 2004年に大学近くのレコード店で偶然CDを購入して以来聖飢魔IIの信者(ファン)となり、2015年には芥川賞受賞の連絡を待つ間も銀座のカラオケボックスで先輩の芥川賞作家・長嶋有と悪魔メークでカラオケを楽しんでいた[9]。受賞会見では「受賞したら聖飢魔IIの『WINNER!』を歌おうと決めていた。X JAPANオジー・オズボーンを歌って疲れてきて、ちょうど誰も歌っていないときに電話が鳴りました」と語っている[10]。同年10月19日の30歳の誕生日には聖飢魔IIの地球デビュー30周年記念ツアー東京公演に招待され悪魔メークでデーモン閣下らと対面し、メンバーからケーキで祝福された[9]

作品リスト[編集]

単行本[編集]

  • 黒冷水(2003年11月 河出書房新社 / 2005年11月 河出文庫) - 初出:『文藝』2003年冬号
  • 不思議の国のペニス(2006年10月 河出書房新社 )
    • 【改題】不思議の国の男子(2011年4月 河出文庫) - 初出:『文藝』2006年夏号
  • 走ル(2008年3月 河出書房新社 / 2010年11月 河出文庫) - 初出:『文藝』2008年春号
  • ミート・ザ・ビート(2010年2月 文藝春秋
    • 収録作品
      • 「ミート・ザ・ビート」 - 初出:『文学界』2009年12月号
      • 「一丁目一番地」
  • 御不浄バトル(2010年7月 集英社 / 2015年10月 集英社文庫
    • 収録作品
      • 「御不浄バトル」 - 初出:『すばる』2010年3月号
      • 「荒野のサクセス」(「黒くなりゆく」改題) - 初出:『すばる』2010年5月号
  • 「ワタクシハ」(2011年1月 講談社/ 2013年1月 講談社文庫) 
  • 隠し事(2012年1月 河出書房新社 / 2016年2月 河出文庫) - 初出:『文藝』2011年冬
  • 盗まれた顔(2012年10月 幻冬舎 / 2014年10月 幻冬舎文庫
  • メタモルフォシス(2014年7月 新潮社 / 2015年11月 新潮文庫
    • 収録作品
      • 「メタモルフォシス」 - 初出:『新潮』2014年6月
      • 「トーキョーの調教」 - 初出:『新潮』2013年9月号
  • スクラップ・アンド・ビルド(2015年8月 文藝春秋) - 初出:『文學界』 2015年3月号/全文掲載:『文藝春秋』2015年9月号
  • コンテクスト・オブ・ザ・デッド(2016年11月 講談社
  • 成功者K(2017年3月 河出書房新社)

アンソロジー[編集]

  • 村上春樹への12のオマージュ いまのあなたへ(2014年5月24日 NHK出版)「みせない」
  • 20の短編小説(2016年1月 朝日文庫)「ウエノモノ」(初出:『小説TRIPPER』 2015年夏季号)

単行本未収録作品[編集]

小説[編集]

  • 「グリーンゾーン」(『紡』 Vol.7 2013年2月 実業之日本社
  • 「飢える虚像」(『紡』 Vol.9 2013年8月 実業之日本社)
  • 「テキサスの風」(『群像』2010年4月号 講談社
  • 「迂回」(『文學界』 2015年8月号 文藝春秋
  • 「成功者Kのペニスオークション」(『文學界』 2015年9月号 文藝春秋)

エッセイ[編集]

  • 「私のたからもの」(『月刊 J-novel』 2011年6月号 実業之日本社)
  • 「読み取り強要」(『文學界』 2014年8月号 文藝春秋
  • 「AgeX」(『月刊 J-novel』 2015年12月号 実業之日本社)

鼎談[編集]

  • 「僕らのはじまり」中村航×羽田圭介×朝井リョウ(『紡』 Vol.5 2012年4月 実業之日本社)

出演[編集]

バラエティ[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

メディア・ミックス[編集]

テレビドラマ
  • スクラップ・アンド・ビルド(2016年12月17日、NHK総合、主演:柄本佑[12]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 明治大学校友・羽田圭介氏(2008年商学部卒業)が、「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞”. 明治大学 (2015年7月17日). 2017年3月18日閲覧。
  2. ^ ダ・ヴィンチ』2004年12月号[要ページ番号]より
  3. ^ 作家の読書道 羽田圭介さん その4
  4. ^ 第153回芥川龍之介賞候補作品決定!
  5. ^ 五目舎 (2015年9月30日). ““『火花』じゃない”ほう、羽田圭介氏 芸人顔負けのキャラに注目”. ORICON STYLE. 2017年3月18日閲覧。
  6. ^ a b 羽田圭介氏、来年新春ドラマで俳優デビュー NHK『富士ファミリー2017』”. ORICON STYLE (2016年8月2日). 2017年3月18日閲覧。
  7. ^ TBSラジオ編 『コサキンの中二の放課後』 興陽館、2005年8月5日、282頁「コサキン年表」2003年12月3日
  8. ^ 月刊ソングス』2007年12月号[要ページ番号]より
  9. ^ a b “芥川賞作家の羽田氏、悪魔メークで聖飢魔IIと対面”. nikkansports.com. (2015年10月19日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1554856.html 2015年10月20日閲覧。 
  10. ^ “「受賞したら聖飢魔IIの『Winner!』を」”. 産経ニュース. (2015年7月17日). http://www.sankei.com/life/news/150717/lif1507170002-n1.html 2015年10月20日閲覧。 
  11. ^ 海江田宗 (2017年3月16日). “テレ東「バス旅」復活!田中要次&羽田圭介で新シリーズ!”. シネマトゥデイ. 2017年3月18日閲覧。
  12. ^ 柄本佑主演、羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』ドラマ化”. ORICON STYLE (2016年8月29日). 2017年3月18日閲覧。

外部リンク[編集]