モンスターバース

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モンスターバース
MonsterVerse
Godzilla(1995,repaint) Head at Abeno Harukas Art Museum August 31, 2014.jpg
大ゴジラ特撮展のゴジラ
監督 ギャレス・エドワーズ (1)
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ英語版 (2)
マイケル・ドハティ英語版 (3)
アダム・ウィンガード (4)
原作 東宝
ゴジラ
メリアン・C・クーパー
エドガー・ウォーレス
キングコング
製作 トーマス・タル英語版
ジョン・ジャシュニ
メアリー・ペアレント
ブライアン・ロジャーズ (1,3)
製作総指揮 エリック・マクレオド
アレックス・ガルシア
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ
配給 ワーナー・ブラザース
東宝 (『ゴジラ』シリーズ)
公開 2014年 - 継続中
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 合計 (2作品):
$345,000,000[1]
興行収入 合計 (2作品):
$1,095,228,881[1]
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モンスターバースMonsterVerse)は、ワーナー・ブラザースが配給し、レジェンダリー・エンターテインメント東宝と提携して製作する、ゴジラキングコングが登場する怪獣映画を中心とするアメリカ合衆国のメディアフランチャイズで、シェアード・ユニバースである。シェアード・ユニバースの映画1作目は『ゴジラ』シリーズのリブートの『GODZILLA ゴジラ』(2014年)である。2作目として『キングコング: 髑髏島の巨神』(2017年)が公開され、さらに『Godzilla: King of Monsters』(2019年)及び『Godzilla vs. Kong』(2020年)が企画中である。

企画[編集]

キングコング

2014年7月のサンディエゴ・コミコン・インターナショナルレジェンダリー・エンターテインメントは、同社が東宝からモスララドンキングギドラの権利を獲得したことを明かし、「Conflict: inevitable. Let them fight」と書かれたタイトルカードで締められるコンセプト映像を公開した[2]。また、『GODZILLA ゴジラ』の監督ギャレス・エドワーズは『Godzilla 2』にメカゴジラを登場させる構想を抱いていた[3]

2015年9月、レジェンダリーは『キングコング: 髑髏島の巨神』をユニバーサル・スタジオと共同で製作しない方針を発表した。同社は代わりにワーナー・ブラザースとの協同を発表し、メディアではゴジラとキングコングが映画で共演するという憶測が流れた[4][5]。10月にレジェンダリーが『Godzilla vs. Kong』というタイトルのゴジラとキングコングの共演作を2020年公開に向けて企画中であることを発表した。レジェンダリーは「モナークを中心に」フランチャイズを作り上げ、「古いものと新しいもの、異なる巨大超生物種族の生態系の中でゴジラとレジェンダリーのコングを結集する」計画を立てている。レジェンダリーはユニバーサルとの契約を続ける一方で、フランチャイズのためにワーナー・ブラザースと協力する[6]。同月末に『キングコング: 髑髏島の巨神』では『GODZILLA ゴジラ』初登場した秘密機関モナークに触れられることが発表された[7]

モンスターバースシリーズのゴジラ(『ゴジラ-GODZILLA-VS』のワンシーン)

2016年1月、中国企業大連万達グループがレジェンダリーを35億ドルで買収したことが発表された[8]。5月、ワーナー・ブラザースは『Godzilla vs. Kong』が2020年5月29日公開予定であり、『Godzilla 2』が当初予定されていた2018年6月から2019年3月22日に変更したことを発表した[9]。また、レジェンダリーがアレックス・ガルシア主導の下で、シリーズの脚本を構築するための「ライターズ・ルーム」を設置したことが明らかとなった[10]

2017年1月、プロデューサーとしてシリーズを手掛けたトーマス・タル英語版がレジェンダリーCEOを退任することが発表された。退任は大連万達グループとの軋轢が原因とされているが、プロデューサーとして引き続きシリーズには参加する[11]。この際にシリーズの名称が「MonsterVerse(モンスターバース)」であることが公表された[12]。3月に、ライターズ・ルームに『GODZILLA』の原案を担当したテリー・ロッシオの他、パトリック・マッケイ、J・D・ペイン、リンジー・ビアー、キャット・バスコ、ジャック・パグレン、T・S・ノーリン英語版J・マイケル・ストラジンスキーが参加していることが公表された[13]。10月には、『パシフィック・リム: アップライジング』の監督スティーヴン・S・デナイトが、モンスターバースに『パシフィック・リム』が合流する可能性について話し合いを重ねていることを明言した[14]。しかし、同作のプロデューサーのケイル・ボイターはモンスターバースへの合流について「合流の計画はない」と否定している[15]。ゴジラと『パシフィック・リム』の関係については、2015年時点で『Pacific Rim 3』にゴジラが登場する可能性が報じられている[16]

映画作品[編集]

『GODZILLA ゴジラ』[編集]

ギャレス・エドワーズ

シリーズ第1作。現代の日本で発生した原子力発電所事故から15年後の世界を舞台に、ペルム紀の生態系崩壊以来地球の地下で生き永らえていた古代生物ムートー英語版と、その捕食者であり古代地球の生態系の頂点に君臨していたゴジラの復活を描いている。本作で、シリーズにおけるゴジラと古代生物、特務研究機関モナークなど物語の共通項となる存在が登場する。

2004年、『ゴジラ対ヘドラ』の監督を務めた坂野義光が、東宝からIMAXによる『ゴジラ』の短編映画製作権を取得し、紆余曲折を経てレジェンダリーが企画を引き継ぐことになった[17]。2010年3月にレジェンダリーが『ゴジラ』の映画化の権利を取得したことを発表し、製作が公式に進められることになり[18]、2011年1月にはギャレス・エドワーズが監督に起用されることが明らかとなった[19]。映画はワーナーと共同製作で進められ、2013年に撮影が終了し、2014年に全国公開された[20]

『キングコング: 髑髏島の巨神』[編集]

ジョーダン・ヴォート=ロバーツ

シリーズ第2作。ベトナム戦争終結直後の世界を舞台に、未知の島・髑髏島に古代生物の調査のため訪れたモナークの調査員とアメリカ陸軍兵士を通して、成長過程にあるキングコングを描いている。本作ではコングの他にスカル・クローラーなど髑髏島独自の生物が多数登場し、エンドロール後にはゴジラ・モスラ・ラドン・キングギドラが次作に登場することが示唆された[21]

2014年7月、サンディエゴ・コミコンで『Skull Island』と題したキングコングの企画を発表し、ユニバーサル・スタジオ配給で公開予定であることが明かされ[22]、9月にはジョーダン・ヴォート=ロバーツ英語版が監督に起用されたことが発表された[23]。2015年9月には配給がユニバーサルからワーナーに変更され、シリーズの拡大を企図した[24]。2017年に全国公開され、映画には日本のアニメ・ゲームを愛好するヴォート=ロバーツの嗜好が反映され、多くのアニメ・ゲーム作品のオマージュが含まれている[25]

『Godzilla: King of the Monsters』[編集]

マイケル・ドハティ

シリーズ第3作。『GODZILLA ゴジラ』から数年後の世界を舞台に、復活した神話時代の生物たちとゴジラの戦い、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとするモナークの活躍を描いている。本作ではゴジラの他にモスラ・ラドン・キングギドラの怪獣が登場し、『GODZILLA ゴジラ』に登場した芹沢猪四郎(渡辺謙)、ヴィヴィアン・グレアム(サリー・ホーキンス)が引き続き登場する[26][27]

当初、レジェンダリーはエドワーズに引き続き監督を務めてもらう予定だったが、彼は小規模な映画作品に取り組むために監督を降板した[28][29]。2017年1月に、マイケル・ドハティ英語版が監督に就任することが決定した。元々は脚本のみ担当する予定だったが、レジェンダリーとの信頼関係が構築されているドハティが就任することになったという[30]。撮影は親会社である大連万達グループが所有する青島市青島東方影都で、『パシフィック・リム: アップライジング』と共に撮影を行うことを発表した[31]。主演には『ストレンジャー・シングス』の好演で有名となった子役ミリー・ボビー・ブラウンが抜擢され、撮影は6月19日からアトランタで開始される[32][33]。2月には、2005年版『キング・コング』でブルース・バクスター役を演じたカイル・チャンドラーヴェラ・ファーミガが、ブラウンが演じる子供の両親役で出演することが判明した[34][35]

『Godzilla vs. Kong』[編集]

アダム・ウィンガード

シリーズ第4作。『Godzilla: King of the Monsters』の続編で、ゴジラとキングコングの対決が描かれる[36]。プロデューサーのアレックス・ガルシアは、「この映画は『キングコング対ゴジラ』のリメイクではありません」と述べており[37]、監督のアダム・ウィンガードはゴジラとキングコングの対決について「勝者を決めたい」と発言するなど、『キングコング対ゴジラ』とは異なる物語になる[38]

2015年10月、レジェンダリーが『Godzilla vs. Kong』の製作を発表した[6]。2017年5月、ワーナーは戦没将兵追悼記念日を避けるため、公開日を1週間早めて2020年5月22日に決定した[39]。同月には『サプライズ』『ザ・ゲスト』で高い評価を受けたウィンガードが監督に起用された[40]

シリーズ関連作品一覧[編集]

映画[編集]

タイトル 米国公開日 監督 原案 脚本 製作 出典
GODZILLA ゴジラ 2014年5月16日 (2014-05-16) ギャレス・エドワーズ デヴィッド・キャラハム英語版 マックス・ボレンスタイン英語版 トーマス・タル英語版ジョン・ジャシュニ英語版メアリー・ペアレント、ブライアン・ロジャーズ [41][42][43][44]
キングコング: 髑髏島の巨神 2017年3月10日 (2017-03-10) ジョーダン・ヴォート=ロバーツ英語版 ジョン・ゲイティンズダン・ギルロイ マックス・ボレンスタイン、ダン・ギルロイ、デレク・コノリー英語版 トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、アレックス・ガルシア [45][46][47]
Godzilla: King of Monsters 2019年3月22日 (2019-03-22) マイケル・ドハティ英語版 マックス・ボレンスタイン、マイケル・ドハティ、ザック・シールズ トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、ブライアン・ロジャーズ [48][9][49]
Godzilla vs. Kong 2020年3月29日 (2020-03-29) アダム・ウィンガード TBA トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、アレックス・ガルシア [6][9][50]

小説[編集]

タイトル 米国発売日 ライター 備考
Godzilla – The Official Movie Novelization 2014年5月20日 グレッグ・コックス 公式ノベライズ
Kong: Skull Island – The Official Movie Novelization 2017年3月14日 ティム・リボン

コミック[編集]

タイトル 米国発売日 ライター 原案 作画 カバー絵 備考
ゴジラ:アウェイクニング<覚醒> 2014年5月7日 マックス・ボレンスタイン英語版、グレッグ・ボレンスタイン エリック・バトル英語版、アイブル・ギシェー、アラン・クア、リー・ローリッジ英語版 アーサー・アダムス英語版 GODZILLA ゴジラ』とタイインしたプレリュードコミック
Skull Island: The Birth of Kong 2017年4月12日 アルヴィッド・ネルソン英語版 TBA

ゲーム[編集]

タイトル 米国発売日 開発 販売 備考
Godzilla: Crisis Defense 2014年5月7日 レジェンダリー ウェブ・ゲーム
Godzilla: Strike Zone 2014年5月15日 ワーナー・ブラザース モバイル・ゲーム
Godzilla: Smash 3 2014年5月16日 Rogue Play Pipeworks Software

評価[編集]

興行成績[編集]

作品 米国公開日 製作費 興行収入 出典
北米 その他 全世界
GODZILLA ゴジラ 2014年5月16日 $160,000,000 $200,676,069 $328,400,000 $529,076,069 [51]
キングコング: 髑髏島の巨神 2017年3月10日 $185,000,000 $168,052,812 $398,600,000 $566,652,812 [52]
合計 $345,000,000 $368,728,881 $727,000,000 $1,095,728,881 [1]

批評[編集]

作品 Rotten Tomatoes Metacritic CinemaScore英語版 出典
GODZILLA ゴジラ 74% (292件) 62 (48件) B+ [53][54][55]
キングコング: 髑髏島の巨神 76% (299件) 62 (49件) [55][56][57]

関連項目[編集]

出典[編集]

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  3. ^ 『GODZILLA ゴジラ』続編、監督ついに決定か”. シネマトゥデイ (2016年10月24日). 2017年1月30日閲覧。
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