エフゲニア・メドベージェワ

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Pix.gif エフゲニア・メドベージェワ
Evgenia Medvedeva
Figure skating pictogram.svg
Evgenia Medvedeva Podium 2017 World Championships.jpg
2017年世界選手権の表彰式にて
基本情報
代表国: ロシアの旗 ロシア
生年月日: (1999-11-19) 1999年11月19日(17歳)
出生地: 中央連邦管区
モスクワ
身長: 157 cm
コーチ: エテリ・トゥトベリーゼ
セルゲイ・デュダコフ
振付師: イリヤ・アベルブフ
ダニイル・グレイヘンガウス
元振付師: アレクサンドル・ズーリン
エテリ・トゥトベリーゼ
アレクセイ・ジェレーズニコフ
リュボーフィ・ヤコヴレヴァ
所属クラブ: Sambo 70
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 241.31(WR) 2017 国別対抗戦
ショートプログラム: 80.85(WR) 2017 国別対抗戦
フリースケーティング: 160.46(WR) 2017 国別対抗戦
 
獲得メダル
フィギュアスケート
世界選手権
2016 ボストン 女子シングル
2017 ヘルシンキ 女子シングル
欧州選手権
2016 ブラチスラヴァ 女子シングル
2017 オストラヴァ 女子シングル
世界国別対抗戦
2017 東京 団体
グランプリファイナル
2015 バルセロナ 女子シングル
2016 マルセイユ 女子シングル
世界ジュニア選手権
2014 ソフィア 女子シングル
2015 タリン 女子シングル
ジュニアグランプリファイナル
2013 福岡 女子シングル
2014 バルセロナ 女子シングル

エフゲニア・アルマノヴナ・メドベージェワロシア語: Евгения Армановна Медведеваロシア語ラテン翻字: Evgenia Armanovna Medvedeva1999年11月19日 - )は、ロシアフィギュアスケート選手(女子シングル)。なお、姓は「メドベデワ」と表記されることもある。

主要な戦績として、世界選手権2連覇(2016年-2017年)、欧州選手権2連覇(2016年-2017年)、グランプリファイナル2連覇(2015年-2016年)、2015年世界ジュニア選手権優勝。ロシア選手権2連覇(2016年-2017年)など。

世界記録は2016年から9度にわたって更新しており、女子シングル競技におけるショートプログラム(80.85点)、フリースケーティング(160.46点)、トータルスコア(241.31点)の現世界歴代最高得点記録保持者である。世界ランキング最高位1位。現在の世界ランキングは1位(2016-2017シーズン)。

人物[編集]

アルメニア人の父親と元フィギュアスケーターのロシア人の母親の間にモスクワで生まれたが、両親は離婚したため、母親の元で育てられた。

日本のアニメをモチーフにしたおもちゃが好きで、宮崎駿の映画がお気に入りである[1]。また、「セーラームーン」も好きで「2016年世界選手権」演技後のインタビューの際、インタビューしているのが日本のテレビ局と知ると「日本のファンを喜ばせたい」と述べ、同作品の主題歌・ムーンライト伝説の日本語の歌詞を朗読・披露した。さらには、2016年のドリーム・オン・アイスにて、セーラームーンのコスプレで演技を披露。原作者の武内直子とも対面を果たした[2]。フィギュアスケートアニメの「ユーリ!!! on ICE」はグランプリファイナルの会場の細かい描写を気に入っており、自身が優勝したバルセロナの会場に「もう一度戻った気がして嬉しかったです」と語っている[3]。最近はSNSへの興味がなくなったが、家族や趣味のための時間が増えたため「とても良いこと」だとしている[4]

樋口新葉とは、お菓子などのお土産を贈り合うほど仲がいい[1]。 できるだけ長く競技生活を続けることが目標とのこと。


技術・演技[編集]

ISUによる略称:
ジャンプ
T トウループ
S サルコウ
Lo ループ
F フリップ
Lz ルッツ
A アクセル

アクセルを除く、5種類の3回転ジャンプをこなす。

コンビネーションジャンプは3回転フリップ-3回転トウループや、3回転サルコウ-3回転トウループなどをプログラムで使用している。練習では3F-3T-3T、3S-3T-3T、3S-3Lo-3T、3S-3T-3T-3Tなどのような高難度のコンビネーションジャンプも披露している。ジャンプの際に片手を挙げて跳ぶ(タノジャンプ)のを得意としており、高い加点を得ることができる。また、基礎点が1.1倍になる演技後半にジャンプを多く配置することができるため、これも高得点につながっている。特にSPでは全てのジャンプを後半に跳んでいる。

非常に強靭なメンタルを持ち、試合では常に精神面で安定しているという。アレクセイ・ミーシンは「彼女のジャンプや回転ではなく、持っている自信に驚き感動する」と語っている[5]

経歴[編集]

3歳の頃に、エレーナ・プロスクリナとリュボーフィ・ヤコフレワに指導を受けた。2008年からはエテリ・トゥトベリーゼのチームに加わった[6]。2011-2012シーズンにはロシア選手権に初出場し8位に入った。

2013-2014シーズン、ジュニアグランプリシリーズに参戦。リガ杯、バルティック杯と優勝を重ね、ジュニアグランプリファイナルでは銅メダルを獲得。マリア・ソツコワセラフィマ・サハノヴィッチと共にロシア選手で表彰台を独占した。ロシアジュニア選手権では4位だったが、怪我をしたソツコワの代わりに世界ジュニア選手権に出場[7]エレーナ・ラジオノワとサハノヴィッチと共にロシア選手で表彰台を独占した。

2014-2015シーズン、ジュニアグランプリシリーズは2年連続で2連勝。ジュニアグランプリファイナルでも優勝。ロシア選手権では銅メダルを獲得。世界ジュニア選手権でも優勝し、このシーズン出場したジュニアクラスの試合は全てで金メダルを獲得した。

2015-2016シーズン、シニアクラスへ移行。オンドレイネペラトロフィーでシニアの国際大会で初優勝。グランプリシリーズに参戦し、スケートアメリカで優勝、またロステレコム杯では準優勝し、グランプリファイナルに進出。グランプリファイナルでは自己ベストを大きく更新し、初出場ながら優勝を果たした。ロシア選手権では、参考記録ながら234.88をマークし初優勝。欧州選手権でも初出場で優勝した。世界選手権ではフリースケーティング(FS)の歴代最高得点となる150.10を記録し、総合得点223.86で優勝した。世界ジュニア選手権で優勝した翌年に世界フィギュアスケート選手権を制したのは女子シングル競技史上初となる。

2016-2017シーズン、スケートカナダフランス杯でそれぞれ1位を獲得。フランス杯のSPでは歴代2位の78.52を獲得。そして3シーズンぶりにグランプリシリーズ3連勝がかかったグランプリファイナルで2年連続優勝を飾り、SPでISU歴代最高得点79.21を獲得した。欧州選手権でFSで150.79、総合229.71と2つの世界歴代最高得点を更新し2連覇を達成。世界選手権ではさらにFSで154.40、総合233.41と再び世界記録を塗り替え2連覇を成し遂げた。世界国別対抗戦ではSPで80.85、FSで160.46、総合241.31とSP、FS、総合の全てで世界記録を塗り替えた。

出場した全ての試合で優勝し、女子シングル競技における全てのレコードホルダーとなった。

主な戦績[編集]

大会/年 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 1 1
欧州選手権 1 1
世界国別対抗戦 2
ロシア選手権 8 7 3 1 1
GPファイナル 1 1
GPフランス杯 1
GPスケートカナダ 1
GPロステレコム杯 2
GPスケートアメリカ 1
CSネペラ杯 1 1
世界Jr.選手権 3 1
ロシアJr.選手権 12 6 4 4 1
JGPファイナル 3 1
JGPチェコスケート 1
JGPクールシュヴェル 1
JGPバルティック杯 1
JGPリガ杯 1
アイススター 1 J
2016年コーセー・チームチャレンジカップ 2 |団体
  • J - ジュニアクラス

詳細[編集]

  • 赤い数字はISU公認国際大会での当時の世界最高得点(国内大会は含まない)。
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年9月21日-23日 ISUチャレンジャーシリーズオンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 1
80.00
1
146.72
1
226.72


2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年4月20日-23日 2017年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 1
80.85
1
160.46
2
団体
241.31
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 1
79.01
1
154.40
1
233.41
2017年1月25日-29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 1
78.92
1
150.79
1
229.71
2016年12月22日-25日 ロシアフィギュアスケート選手権チェリャビンスク 1
80.08
1
153.49
1
233.57
2016年12月8日-11日 2016/2017 ISUグランプリファイナルマルセイユ 1
79.21
1
148.45
1
227.66
2016年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 1
78.52
1
143.02
1
221.54
2016年10月27日-30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 1
76.24
1
144.41
1
220.65


2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年4月22日-24日 2016年コーセー・チームチャレンジカップスポケーン 1
77.56
1
151.55
[8]
2016年3月26日-4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 3
73.76
1
150.10
1
223.86
2016年1月25日-31日 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブラチスラヴァ 1
72.55
1
142.90
1
215.45
2015年12月23日-27日 ロシアフィギュアスケート選手権エカテリンブルク 1
79.44
1
155.44
1
234.88
2015年12月9日-13日 2015/2016 ISUグランプリファイナルバルセロナ 1
74.58
1
147.96
1
222.54
2015年11月20日-22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 3
67.03
1
139.73
2
206.76
2015年10月23日-25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 1
70.92
1
135.09
1
206.01
2015年9月30日-10月4日 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 1
63.68
2
120.26
1
183.94


2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月2日-8日 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権タリン 1
68.48
1
124.49
1
192.97
2015年2月4日-7日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ヨシュカル・オラ 1
70.95
1
134.10
1
205.05
2014年12月24日-28日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 3
72.57
3
137.24
3
209.81
2014年12月11日-14日 2014/2015 ISUジュニアグランプリファイナルバルセロナ 1
67.09
1
123.80
1
190.89
2014年9月3日-6日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 2
55.92
1
116.93
1
171.12
2014年8月20日-24日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 1
61.12
1
118.43
1
179.55


2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月10日-16日 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 3
63.72
3
114.71
3
178.43
2014年1月22日-25日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク 4
63.25
4
120.45
4
183.70
2013年12月22日-27日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 8
62.19
8
119.67
7
181.86
2013年12月5日-8日 2013/2014 ISUジュニアグランプリファイナル福岡 3
58.75
5
104.93
3
163.68
2013年10月17日-20日 2013年アイススター ジュニアクラス(ミンスク 3
62.12
1
118.01
1
180.13
2013年9月18日-22日 ISUジュニアグランプリ バルティック杯グダニスク 1
61.61
1
118.35
1
179.96
2013年8月27日-9月1日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 3
55.17
1
114.35
1
169.52


2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月1日-3日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(サランスク 5
61.35
4
118.84
4
180.19


2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年2月5日-7日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(ヒムキ 7
54.86
7
103.64
6
158.50
2011年12月25日-29日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 11
53.21
8
108.53
8
161.74


2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年2月2日-4日 ロシアジュニアフィギュアスケート選手権(カザン 13
42.57
12
88.93
12
131.50


プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2016-2017 River Flows in You
演奏:イルマ
The Winter
作曲:バルモレイ
振付:イリヤ・アベルブフ
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』サウンドトラックより
Extremely Loud and Incredibly Close
Piano Lesson with Grandma
作曲:アレクサンドル・デスプラ
振付:イリヤ・アベルブフ
セーラースターソング
ボーカル:花沢加絵
ムーン・プリズム・パワー・メイクアップ!
作曲:有澤孝紀
ムーンライト伝説
ボーカル:DALI
あまい囁き
ボーカル:ダリダ
Moi je joue
ボーカル:ブリジット・バルドー
2015-2016[9][10] 映画『白夜の調べ』より
作曲:イサーク・シュワルツ
振付:アレクサンドル・ズーリン
愛が世界を救う
Dance For Me Wallis 映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』サウンドトラックより
作曲:アベル・コジェニオウスキ
Allegro
作曲:ルネ・オーブリー
Charms 映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』サウンドトラックより
作曲:アベル・コジェニオウスキ
振付:イリヤ・アベルブフ、イーゴリ・ストレルキン
ステイン・アライヴ
曲:ビージーズ
コープス・ブライド
Tore my heart
ボーカル:ウーナ
Rama Lama (Bang Bang)
ボーカル:ロイシーン・マーフィー
Ostanus
曲:Gorod 312
ユー・レイズ・ミー・アップ
ボーカル:ケルティック・ウーマン
2014-2015 映画『シェルブールの雨傘』サウンドトラックより
作曲:ミシェル・ルグラン
夏の夜の夢
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン
演奏:Hans-Gunther Wagener

Tango Tschak
by Hugues Le Bars
水に流して
ボーカル:エディット・ピアフ
ステイン・アライヴ
曲:ビージーズ
2013-2014 Ballet Russe
作曲:フランク・ミルズ
映画『ラ・カリファ』より
作曲:エンニオ・モリコーネ
Never Gonna Miss You
Russian Gypsy Music

脚注[編集]

  1. ^ a b フィギュアのメドヴェージェヴァ選手がすっかり日本のとりこ Sputnik 日本 2016年2月1日
  2. ^ 氷上のセーラームーンガチ勢・メドベージェワ選手 コスプレで作者の武内直子さんと2ショットで笑顔
  3. ^ エフゲニア・メドベデワ選手 インタビュー
  4. ^ エフゲニア・メドベデワ選手 インタビュー
  5. ^ 2季優勝し続けるメドベージェワ
  6. ^ Евгения Медведева: «На злости и зависти далеко не уедешь»
  7. ^ Фигуристка Медведева заменила Сотскову на юниорском ЧМ в Болгарии
  8. ^ 男女シングルSP団体3位、総合団体2位
  9. ^ Евгения Медведева: в новой произвольной программе, которую поставил Илья Авербух, буду использовать язык жестов
  10. ^ ロシア女子シングル・メドヴェーデワ選手インタビュー

外部リンク[編集]