アリッサ・シズニー

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Pix.gif アリッサ・シズニー
Alissa CZISNY
Figure skating pictogram.svg
Czisny 2010 Skate Canada.jpg
2010年スケートカナダの表彰式にて
基本情報
代表国: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日: (1987-06-25) 1987年6月25日(30歳)
出生地: アメリカオハイオ州
身長: 164 cm
元コーチ: 佐藤有香
ジェイソン・ダンジェン[1]
ブライアン・ボイタノ
エリザベス・スワロー
ジュリアン・バーリン
リンダ・リーバー
ナタリア・アンネンコ
元振付師: マリナ・ズエワ
デヴィッド・ウィルソン
カート・ブラウニング
ローリー・ニコル
テレサ・マッケンドリー
レネー・ロカ
パスカーレ・カメレンゴ
佐藤有香
所属クラブ: デトロイト SC
引退: 2014年6月19日
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 182.25 2011 世界選手権
ショートプログラム: 64.20 2011 GPスケートアメリカ
フリースケーティング: 121.90 2011 GPエリック杯
 
獲得メダル
フィギュアスケート
グランプリファイナル
2010 北京 女子シングル

アリッサ・シズニー英語: Alissa Czisny, 1987年6月25日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州シルバニア(トレド郊外)出身の女性フィギュアスケート選手。

2009年、2011年全米選手権優勝。2010年GPファイナル優勝。

双子の姉妹アンバー・シズニー(Amber Czisny)も全米選手権出場歴があるフィギュアスケート選手である。

経歴[編集]

オハイオ州シルバニアで生まれ、2歳でスケートを始めた。

2005-2006シーズン、スケートアメリカで2位、スケートカナダで初優勝を飾りグランプリファイナルに出場、6位となった。トリノオリンピック出場を賭けた全米選手権では7位となり、出場権を逃した。

2006-2007シーズン、スケートカナダおよびロシア杯では結果が残せず2年連続のグランプリファイナル出場はならなかったが、全米選手権で3位となり四大陸選手権および世界選手権の出場権を得た。四大陸選手権では5位、世界選手権では15位となった。

2007-2008シーズン、グランプリシリーズ初戦の中国杯では9位。2戦目となったNHK杯では6位に終わった。

2008-2009シーズン初戦のネーベルホルン杯では、ISUの公式記録とはならないものの、フリースケーティングで国際大会の自己ベストを上回るスコアを獲得して優勝。続くスケートカナダでも表彰台に上る。また、当初はスケートカナダのみ出場の予定だったが、ロシア杯に欠場者が出たため繰り上げで出場となり4位。2009年1月の全米選手権ではショートプログラム1位、フリースケーティング3位、総合1位で、初の全米タイトルを手にした。翌年の全米選手権では10位に終わり、バンクーバーオリンピックの出場権を逃した。

2010-2011シーズン、スケートカナダで優勝、エリック杯で3位となり、5シーズンぶりに出場したグランプリファイナルでは初優勝を果たした。

2011-2012シーズン、グランプリシリーズ初戦のスケートアメリカで優勝。エリック杯では3位となり、2年連続でグランプリファイナル進出を果たした。しかし、連覇が掛かったファイナルではショートプログラム前日の練習で左足を負傷してしまい[2]、精彩を欠いた演技で5位に終わった。また続く全米選手権でも連覇がかかっていたが、結果は2位だった。世界選手権ではFSで5度の転倒があり22位に終わった。5月に行ったMRI検査で左股関節の負傷が見つかり、6月6日に手術を行った。4ヶ月は氷に乗れないため、グランプリシリーズの出場は最終戦のNHK杯のみとなった[3]。その後、手術からの完全な回復を目指すためにNHK杯の出場辞退を発表した[4]。2013年、国内大会のフォックスシティーズインビテーショナルで競技復帰をしたが、フリースケーティングの途中に左股関節を脱臼し棄権。全米選手権への出場も取り止めた[5]

2013-2014シーズン、全米選手権の地方予選であるイースタン・グレートレークス・リージョナル選手権に出場し優勝。最終予選であるミッドウェスタン・セクショナル選手権に進出を決めたが、大会直前に棄権とシーズン全ての試合に出場しないことを発表した[6]。6月19日、競技生活からの引退を発表した[7]

技術[編集]

スピンに定評がある[8]。2006年からブライアン・ボイタノとリンダ・リーヴァーにジャンプの指導を受けていた[9]

シズニーはジャンプおよびスピンは多くの選手とは逆の時計回りで回る選手である。好きな選手はスコット・ハミルトン[10]

主な戦績[編集]

大会/年 2000-01 2001-02 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12
世界選手権 15 11 5 22
四大陸選手権 5 9 5
全米選手権 2 J 11 10 12 7 7 3 9 1 10 1 2
GPファイナル 6 1 5
GPスケートアメリカ 4 2 1
GPエリック杯 3 3
GPスケートカナダ 1 4 3 2 1
GPロシア杯 9 4 4
GPNHK杯 6
GP中国杯 9
チャレンジカップ 3
ネーベルホルン杯 1 1
世界Jr.選手権 6 6
JGPファイナル 5
JGPソフィア杯 5
JGPスケートスロバキア 2
JGPクールシュベル 2

詳細[編集]

2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年3月26日-4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 16
48.31
22
75.80
22
124.11
2012年3月8日-11日 2012年チャレンジカップハーグ 2
59.82
5
92.92
3
152.74
2012年1月22日-29日 全米フィギュアスケート選手権サンノゼ 2
63.14
2
116.86
2
180.00
2011年12月8日-11日 2011/2012 ISUグランプリファイナルケベック・シティー 4
60.30
5
96.67
5
156.97
2011年11月18日-20日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 3
57.25
1
121.90
3
179.15
2011年10月20日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 1
64.20
2
113.28
1
177.48
2011年10月1日-日 2011年ジャパンオープンさいたま - 5
107.64
1
団体


2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日-5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 4
61.47
5
120.78
5
182.25
2011年2月15日-20日 2011年四大陸フィギュアスケート選手権台北 5
58.94
5
109.87
5
168.81
2011年1月23日-30日 全米フィギュアスケート選手権グリーンズボロ 2
62.50
1
128.74
1
191.24
2010年12月9日-12日 2010/2011 ISUグランプリファイナル北京 1
63.76
3
116.99
1
180.75
2010年11月26日-28日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 4
55.50
4
104.30
3
159.80
2010年10月29日-31日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキングストン 4
55.95
1
116.42
1
172.37


2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月14日-24日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 7
54.18
11
86.19
10
140.37
2009年11月19日-22日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキッチナー 2
63.52
4
100.01
2
163.53
2009年10月22日-25日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
57.64
4
100.66
4
158.30
2009年9月23日-26日 2009年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
60.38
6
91.02
1
151.40


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年3月23日-29日 2009年世界フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 14
53.28
8
106.50
11
159.78
2009年2月2日-8日 2009年四大陸フィギュアスケート選手権バンクーバー 7
55.62
9
104.19
9
159.81
2009年1月18日-25日 全米フィギュアスケート選手権クリーブランド 1
65.75
3
112.31
1
178.06
2008年11月20日-23日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 5
53.50
4
97.53
4
151.03
2008年10月30日-11月2日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダオタワ 6
49.66
2
108.26
3
157.92
2008年9月125日-28日 2008年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
56.55
1
111.73
1
168.28


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年1月20日-27日 全米フィギュアスケート選手権セントポール 9
50.58
9
95.80
9
146.38
2007年11月29日-12月2日 ISUグランプリシリーズ NHK杯仙台 4
58.24
6
86.08
6
144.32
2007年11月7日-11日 ISUグランプリシリーズ 中国杯ハルビン 5
51.08
11
69.35
9
120.43


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権東京 18
49.43
12
98.31
15
147.74
2007年2月5日-11日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 4
54.64
6
99.39
5
154.03
2007年1月21日-28日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 5
58.15
1
119.59
1
177.74
2006年11月23日-26日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 8
44.98
10
76.23
9
121.21
2006年11月2日-5日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダビクトリア 4
56.12
3
107.57
4
163.69


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2006年5月14日-日 2006年ジャパンオープンさいたま - - - 2
団体
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権リュブリャナ 3
83.40
4
50.36
11
73.82
6
124.18
2006年1月7日-15日 全米フィギュアスケート選手権セントルイス - 5
54.51
7
95.00
7
149.51
2005年12月16日-18日 2005/2006 ISUグランプリファイナル東京 - 6
48.26
6
92.64
6
140.90
2005年10月27日-30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダセントジョンズ - 1
58.54
1
109.78
1
168.32
2005年10月20日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカアトランティックシティ - 3
52.82
1
106.48
2
159.30
2005年9月22日-25日 2005年オンドレイネペラメモリアルブラチスラヴァ - 2
49.06
1
91.04
2
140.10


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2005年2月28日-3月6日 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権キッチナー 8
69.26
2
52.91
8
84.08
6
136.99
2005年1月9日-16日 全米フィギュアスケート選手権ポートランド - 8 7 7
2004年10月21日-24日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカピッツバーグ - 3
50.20
4
91.16
4
141.36
2004年9月2日-4日 2004年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ - 4
44.64
4
79.39
4
124.03


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2004年1月3日-11日 全米フィギュアスケート選手権アトランタ 8 15 12
2003年9月11日-13日 ISUジュニアグランプリ ソフィア杯ソフィア 6 5 5


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年1月12日-19日 全米フィギュアスケート選手権ダラス 14 9 10
2002年12月12日-15日 2002/2003 ISUジュニアグランプリファイナルハーグ 4 5 5
2002年10月3日-6日 ISUジュニアグランプリ スケートスロバキアブラチスラヴァ 6 1 2
2002年8月21日-25日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 2 2 2


2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2002年1月6日-13日 全米フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 11 11 11


2000-2001 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年4月18日-22日 2001年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(イェセニツェ 2 1 1
2001年1月14日-21日 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ボストン 5 1 2


プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2013-2014[11] コンソレーション第3曲
作曲:フランツ・リスト
振付:佐藤有香
映画『風と共に去りぬ』より
作曲:マックス・スタイナー
演奏:リチャード・クレイダーマン
振付:マリナ・ズエワ
映画『きみに読む物語』より
作曲:アーロン・ジグマン
2012-2013 ラ・ヴィ・アン・ローズ
編曲:ジョン・ウィリアムズ
振付:パスカーレ・カメレンゴ、佐藤有香
2011-2012 悲しきワルツ
作曲:ジャン・シベリウス
振付:パスカーレ・カメレンゴ
ムーン・リバー
ボーカル:オードリー・ヘプバーン
Dancing with Myself
曲:ヌーヴェル・ヴァーグ
2010-2011 ヴァイオリン協奏曲第2楽章ロマンス
作曲:エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
振付:レネー・ロカ
February Sea
Ocean Waves
作曲:ジョージ・ウィンストン
振付:パスカーレ・カメレンゴ
ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン
作曲:リチャード・ロジャーズ
ボーカル:バーブラ・ストライサンド
振付:佐藤有香

I like the way you move
by Bodyrockers
Dancing with Myself
曲:ヌーヴェル・ヴァーグ
2009-2010 映画『マスク・オブ・ゾロ』サウンドトラックより
映画『レジェンド・オブ・ゾロ』サウンドトラックより
作曲:ジェームズ・ホーナー
映画『ドクトル・ジバゴ』サウンドトラックより
作曲:モーリス・ジャール[12]
明日に架ける橋
曲:サイモン&ガーファンクル
ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン
作曲:リチャード・ロジャーズ
ボーカル:バーブラ・ストライサンド
2008-2009 白鳥[8]
作曲:カミーユ・サン=サーンス
明日に架ける橋
曲:サイモン&ガーファンクル
ミュージカル『ラ・マンチャの男』より
作曲:ミッチ・リイ
2007-2008 ミュージカル『ウエストサイド物語』より
作曲:レナード・バーンスタイン
2006-2007 Prelude and Quadukka-I-Mayas
作曲:ジェシー・クック
演奏:the Hamzy Egyptian Strings Ensemble
映画『サブリナ』サウンドトラックより
作曲:ジョン・ウィリアムズ
ミュージカル『ラ・マンチャの男』より
作曲:ミッチ・リイ
2005-2006 バレエ『ラ・バヤデール』より[13]
作曲:レオン・ミンクス
Someone Like You
ボーカル:リンダ・エダー
2004-2005 映画『ミッション』サウンドトラックより
作曲:エンニオ・モリコーネ
バレエ『白鳥の湖』より
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
ある晴れた日に 歌劇『蝶々夫人』より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
ボーカル:オペラ・ベイブズ
2003-2004
2002-2003 夜明けの翼
作曲:ティム・ジャニス
パガニーニの主題による狂詩曲
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
映画『ロミオとジュリエット』サウンドトラックより
作曲:ニーノ・ロータ
演奏:アンドレ・リュウ
2001-2002
2000-2001 月光
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
歌劇『ファウスト』より
作曲:シャルル・グノー

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ U.S. U.S. Figure Skating announces off-season changes ice network com,05/07/2010
  2. ^ “Czisny fights through calf injury, will take time off”. icenetwork.com. (2011年12月10日). http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20111210&content_id=26143894&vkey=ice_news 
  3. ^ Two-time US figure skating champion Alissa Czisny has hip surgery
  4. ^ Recovering Czisny withdraws from NHK Trophy
  5. ^ Ailing Czisny withdraws from U.S. championships
  6. ^ ALISSA CZISNY WITHDRAWS FROM THE MIDWESTERN SECTIONAL CHAMPIONSHIPS
  7. ^ Czisny pursues skating, only in different direction
  8. ^ a b 『ワールド・フィギュアスケート 35』新書館、2008年12月、p.76
  9. ^ 『ワールド・フィギュアスケート 35』新書館、2008年12月、p.37
  10. ^ 公式サイト:プロフィール
  11. ^ Czisny preparing for one last run at Olympic glory
  12. ^ 『ワールド・フィギュアスケート 35』新書館、2008年12月、p.31
  13. ^ 「Color of Costume」『フィギュアスケートDays vol.9』ダイエックス出版、2009年4月、pp.58-61

外部リンク[編集]