坂本花織

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Pix.gif 坂本 花織
Kaori SAKAMOTO
Figure skating pictogram.svg
Kaori Sakamoto 4cc 2018.jpg
2018年四大陸選手権表彰式での坂本花織
基本情報
代表国: 日本の旗 日本
生年月日: (2000-04-09) 2000年4月9日(18歳)
出生地: 神戸市
身長: 158 cm
コーチ: 中野園子
グレアム充子
振付師: ブノワ・リショー
デヴィッド・ウィルソン
元振付師: 宮本賢二
マッシモ・スカリ
中野園子
川越正大
太田由希奈
所属クラブ: シスメックス
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 214.21 2018 四大陸選手権
ショートプログラム: 73.18 2018 平昌オリンピック
フリースケーティング: 142.87 2018 四大陸選手権
 
獲得メダル
主要な国際競技会
大会 1 2 3
四大陸選手権 1 0 0
世界ジュニア選手権 0 0 1
ジュニアグランプリファイナル 0 0 1
合計 1 0 2
四大陸選手権
2018 台北 女子シングル
世界ジュニア選手権
2017 台北 女子シングル
ジュニアグランプリファイナル
2016 マルセイユ 女子シングル

坂本 花織(さかもと かおり、英語: Kaori Sakamoto, 2000年4月9日 - )は、日本フィギュアスケート選手(女子シングル種目)。兵庫県神戸市出身。血液型はB型シスメックス所属。

主な実績に、2018年平昌オリンピック個人戦6位・団体戦5位各入賞、2018年四大陸選手権優勝、2017年全日本選手権2位、2017年スケートアメリカ2位、2017年世界ジュニア選手権3位、2016年ジュニアグランプリファイナル3位など。

人物[編集]

神戸市立渚中学校を卒業、2018年現在は神戸野田高等学校に在学中。三人姉妹の末っ子。

2003年NHK連続テレビ小説てるてる家族』で主人公の姉がフィギュアスケート選手だったのを見て興味を持ち、4歳でスケートを始めた[1]

特技は水泳長距離走。憧れの選手は鈴木明子で、ライバルとして同じく神戸市出身で1つ年上の三原舞依の名前を挙げている。性格は負けず嫌い、明るい、面白い。フィギュアスケート界では珍しい「お笑いキャラ」で、ボケとツッコミが激しく、誰かがボケたのをすぐに拾ってツッコむ[2]

経歴[編集]

ノービス時代[編集]

2012-2013シーズン、全日本ノービス選手権Aクラスで優勝し、招待選手として初出場となった全日本ジュニア選手権で9位となった。2013年3月には初めての国際大会である2013年トリグラフトロフィーに出場し、2位となる。2013年4月に日本で開催された世界国別対抗戦のエキシビションに全日本ノービスA優勝者として招待され演技を披露した。

ジュニア時代[編集]

2013-2014シーズン[編集]

2013-2014シーズンからジュニアクラスに移行し、アジアフィギュア杯のジュニアクラスで優勝する。ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPチェコスケートに出場し6位となった。全日本ジュニア選手権では6位に入り、ジュニア招待選手として初出場となった全日本選手権では15位に終わった。チャレンジカップではジュニアクラスで優勝した。

2014-2015シーズン[編集]

2014-2015シーズン、日本開催であるJGPメ~テレ杯に出場し7位となる。全日本ジュニア選手権ではSP4位からFSで3位となり、総合で樋口新葉に続く2位に入った。全日本選手権では6位に入り、世界ジュニア選手権の代表に選出された。初出場となった世界ジュニア選手権ではSPで4位につけ、FSで6位となり総合6位に入った。

2015-2016シーズン[編集]

2015-2016シーズン、アジアフィギュア杯のシニアクラスに出場し3位に入る。JGPリガ杯では、SP・FSともにパーソナルベストを更新し2位、続くJGPコペルニクススターズでは4位となった。全日本ジュニア選手権では5位となる。全日本選手権では13位となり、リレハンメルユースオリンピックでは6位に入った。4月18日には須本光希とともに台湾選手権にゲスト出演し、FSを披露した。

2016-2017シーズン[編集]

2016-2017シーズン、JGPサン・ジェルヴェで2位、続くJGP横浜で優勝しJGPファイナル進出を決めた。初出場のJGPファイナルでは銅メダルを獲得した。全日本ジュニア選手権では初優勝を飾った。4度目の出場となった全日本選手権では7位となり、世界ジュニア選手権の代表およびアジア冬季競技大会の補欠に選出された。アジア冬季競技大会では宮原知子がケガで欠場となり、補欠として繰り上がり出場の予定であったが、インフルエンザため欠場となった。2回目の出場となった世界ジュニア選手権では、SPFSともにパーソナルベストを更新して、銅メダルを獲得した。

シニア時代[編集]

2017-2018シーズン[編集]

2017-2018シーズン、SPの3本のジャンプを基礎点が1.1倍となる後半に固め、FSでも7本中5本を後半に飛ぶ高難度の構成に挑戦。シニア国際大会デビュー戦となったアジアフィギュア杯で優勝。ISUチャレンジャーシリーズUSインターナショナルクラシックでは、SP・FSともにミスが出て4位。全日本選手権の出場を目指す近畿選手権で、参考記録ながら自身初の200点超えとなる201.15点を獲得して優勝した。ISUグランプリシリーズに初参戦し、ロステレコム杯ではFSにミスが出て5位となる。続くスケートアメリカでは、SPはスピンで僅かなミスが出るも自己ベストを更新し2位、FSではミスなくまとめ自己ベストを大きく更新し2位につけた。トータルでも210.59点を獲得し、ISU公認大会初の200点越えを果たし2位表彰台と大きな飛躍を遂げた大会となった。平昌オリンピックの代表選考がかかった全日本選手権ではSPで自己ベストとなる73.59をマーク。大会3連覇中であった宮原知子を抑え首位発進となる[3]。最終滑走で迎えたFSでもほぼノーミスで演技を終え、大会4連覇達成の宮原に次ぐ総合2位に。それまで五輪代表有力候補とみられた樋口新葉三原舞依らをかわして、平昌オリンピック・女子シングル日本代表2枠を、優勝の宮原と共に勝ち取った[4]。同じく初選出された四大陸選手権では、同じ日本代表の宮原・三原を抑え初優勝を飾った[5]

平昌冬季オリンピック、初の五輪出場で入賞達成

平昌五輪・団体戦はFSに出場した。冒頭のコンビネーションジャンプにミスが出たが、後半のジャンプでリカバリーするなどで本領発揮。しかし思うように得点が伸びず5位、日本代表も前大会と同じく総合5位に留まった[6]。 個人戦のSPでは、後半に集めた全てのジャンプ決め、ステップ、スピンでもレベル4を獲得するなど完璧な演技を見せ、自己ベストを更新する73.18点で5位発進[7]。FSでは、終盤での3回転ループの着氷でバランスを乱したものの、それ以外は大崩れせずにまとめて6位。総合でも堂々の6位入賞を果たし、シニア1年目で初のオリンピックは、目標の一桁順位を大きく上回る健闘を見せた[8]。演技後「次は自信を持って臨めると思う。4年間やりこんでパーフェクトにしたい」と4年後を見据えた[9]

技術・演技[編集]

アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転ルッツ-3回転トゥーループ、3回転フリップ-3回転トゥーループ、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを飛ぶものの、ルッツジャンプを苦手としておりエラージャンプとして減点されることがある。

幅・高さ・着氷後の流れがあるダイナミックなジャンプを得意としており、多くの加点を期待できる。また、トリプルアクセルを試合で組み込む構想についても言及している[2]

主な戦績[編集]

国際大会
大会/年 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 2018-19
冬季オリンピック 6
四大陸選手権 1
GPファイナル 4
GPスケートアメリカ 2 2
GPロステレコム杯 5
GPグランプリヘルシンキ 3
CSUSクラシック 4
CSロンバルディア杯 4
アジアフィギュア杯 1 J 3 1
プランタン杯 2
ユースオリンピック 6
世界Jr.選手権 6 3
JGPファイナル 3
JGP横浜 1
JGPサン・ジェルヴェ 2
JGPコペルニクススターズ 4
JGPリガ杯 2
JGPメ~テレ杯 7
JGPチェコスケート 6
チャレンジカップ 1 J
トリグラフトロフィー 2 N
国内大会
全日本選手権 15 6 13 7 2 TBD
全日本Jr.選手権 9 6 2 5 1
全日本ノービス選手権 24 B 5 A 1 A
団体戦
冬季オリンピック 5
ジャパンオープン 1
  • J - ジュニアクラス
  • N - ノービスクラス
  • A - Aクラス
  • B - Bクラス

詳細[編集]

2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年12月20日-24日 第87回全日本フィギュアスケート選手権門真  
 
 
 
 
 
2018年12月6日-9日 2018/2019 ISUグランプリファイナルバンクーバー 4
70.23
4
141.45
4
211.68
2018年11月2日-4日 ISUグランプリシリーズ グランプリヘルシンキヘルシンキ 7
57.26
2
140.16
3
197.42
2018年10月19日-21日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカエバレット 2
71.29
2
142.61
2
213.90
2018年10月6日-日 2018年ジャパンオープンさいたま  
 
2
130.28
1
団体
2018年9月12日-16日 ISUチャレンジャーシリーズ ロンバルディアトロフィーベルガモ 9
49.91
2
130.94
4
180.85
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年3月16日-18日 2018年プランタン杯ルクセンブルク 1
73.27
2
129.29
2
202.56
2018年2月9日-25日 平昌オリンピック平昌 5
73.18
6
136.53
6
209.71
2018年2月9日-25日 平昌オリンピック 団体戦(平昌  
 
5
131.91
5
団体
2018年1月22日-27日 2018年四大陸フィギュアスケート選手権台北 2
71.34
1
142.87
1
214.21
2017年12月20日-24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権調布 1
73.59
4
139.92
2
213.51
2017年11月24日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 2
69.40
2
141.19
2
210.59
2017年10月20日-22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 4
68.88
5
125.12
5
194.00
2017年9月13日-17日 ISUチャレンジャーシリーズUSインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 5
56.82
4
112.30
4
169.12
2017年8月2日-5日 2017年アジアフィギュア杯香港 1
63.70
1
112.41
1
176.11
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年3月13日-19日 2017年世界ジュニアフィギュアスケート選手権台北 3
67.78
3
127.76
3
195.54
2016年12月22日-25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 6
63.36
9
120.64
7
184.06
2016年12月8日-11日 2016/2017 ISUジュニアグランプリファイナルマルセイユ 3
64.48
4
111.85
3
176.33
2016年11月18日-20日 第85回全日本フィギュアスケートジュニア選手権札幌 1
67.45
2
124.52
1
191.97
2016年9月9日-11日 ISUジュニアグランプリ 横浜横浜 1
65.66
2
122.15
1
187.81
2016年8月24日-27日 ISUジュニアグランプリ サン・ジェルヴェサン・ジェルヴェ 2
64.12
2
114.74
2
178.86
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年2月12日-21日 リレハンメルユースオリンピックハーマル 5
56.25
6
98.98
6
155.23
2015年12月24日-27日 第84回全日本フィギュアスケート選手権札幌 17
53.90
12
111.60
13
165.50
2015年11月21日-23日 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権ひたちなか 5
58.96
6
111.76
5
170.72
2015年9月23日-27日 ISUジュニアグランプリ コペルニクススターズトルン 3
56.89
4
101.55
4
158.44
2015年8月26日-30日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 3
58.75
2
112.20
2
170.95
2015年8月5日-8日 2015年アジアフィギュア杯バンコク 3
39.64
3
99.36
3
139.00
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月2日-8日 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権タリン 4
58.72
6
107.53
6
166.25
2014年12月25日-28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 7
57.81
6
109.65
6
167.46
2014年11月22日-24日 第83回全日本フィギュアスケートジュニア選手権新潟 4
57.35
3
111.47
2
168.82
2014年9月11日-14日 ISUジュニアグランプリ メ~テレ杯長久手 6
52.70
7
93.46
7
146.16
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月6日-9日 2014年チャレンジカップ ジュニアクラス(ハーグ 1
54.98
2
98.89
1
153.87
2013年12月20日-23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 9
56.29
16
95.56
15
151.85
2012年11月22日-24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 8
47.14
4
101.64
6
148.78
2013年10月2日-6日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 7
52.80
6
93.69
6
146.49
2013年8月8日-11日 2013年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(バンコク 1
53.20
1
102.28
1
155.48
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月27日-31日 2013年トリグラフトロフィー ノービスクラス(スロベニア 2
37.64
2
77.51
2
115.15
2012年11月16日-18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 13
46.56
7
92.96
9
139.52
2012年10月26日-28日 第16回全日本ノービス選手権 Aクラス(京都市  
 
1
90.28
1
90.28
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年10月28日-30日 第16回全日本ノービス選手権 Aクラス(西東京市  
 
5
73.95
5
73.95
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年10月29日-31日 第16回全日本ノービス選手権 Bクラス(千葉市  
 
24
47.71
24
47.71

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2018-2019 From my first moment
ボーカル:シャルロット・チャーチ
振付:デヴィッド・ウィルソン
映画『ピアノ・レッスン』より
作曲者:マイケル・ナイマン
振付:ブノワ・リショー
ミュージカル『キャバレー』より
ママには内緒よ
ボーカル:スターライト・オーケストラ&シンガーズ
2017-2018 月光
作曲者:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
振付:ブノワ・リショー

死の舞踏
作曲:カミーユ・サン=サーンス
振付:宮本賢二
アメリ
作曲者:ヤン・ティルセン
振付:ブノワ・リショー
映画『007 ダイヤモンドは永遠に』より
ボーカル:シャーリー・バッシー
振付:川越正大
2016-2017 映画『アーティスト』サウンドトラックより
作曲:ルドヴィック・ブールス
振付:マッシモ・スカリ
メインテーマ 映画『カラーパープル』より
作曲:クインシー・ジョーンズ
振付:マッシモ・スカリ
ブエノスアイレスの春
作曲:アストル・ピアソラ
振付:川越正大
2015-2016 マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
振付:川越正大
映画『007 ダイヤモンドは永遠に』より
ボーカル:シャーリー・バッシー
2014-2015 黒い瞳
振付:川越正大
ロメオとジュリエット
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
振付:中野園子、川越正大、太田由希奈
プレイヤー・イン・ザ・ナイト(サラバンド)
作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
2013-2014 ミュージカル『エニシング・ゴーズ
作曲:コール・ポーター
映画『アラジン』より
作曲:アラン・メンケン
映画『塔の上のラプンツェル』より
作曲:アラン・メンケン

受賞歴[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 疲労骨折乗り越え、ひたすら跳ぶ フィギュア・坂本花織 朝日新聞
  2. ^ a b 「トリプルアクセルを絶対に跳びたい」シニアデビュー控える17歳・坂本花織
  3. ^ フィギュアSP首位の坂本、会場どよめく初の70点超え朝日新聞デジタル、2017年12月21日付
  4. ^ 坂本花織が女子フィギュア代表2枠目に決定スポーツ報知
  5. ^ 坂本花織、四大陸フィギュア初Vが平昌五輪でメダル獲得への追い風にSportiva Web2018年1月27日
  6. ^ 坂本花織フリー5位、日本団体5位のままでメダル消滅日刊スポーツ2018年2月12日
  7. ^ 宮原4位、坂本5位日刊スポーツ2018年2月21日
  8. ^ 心折れない坂本花織の強さ、メダル取るレベルにない日刊スポーツ2018年2月22日
  9. ^ 坂本花織「4年後はパーフェクトに」ライバルとかなえた初五輪ホロ苦6位.デイリースポーツ2018年2月24日

外部リンク[編集]