塔の上のラプンツェル
| 塔の上のラプンツェル | |
|---|---|
| Tangled | |
|
| |
| 監督 |
バイロン・ハワード ネイサン・グレノ |
| 脚本 | ダン・フォーゲルマン |
| 原作 | 『ラプンツェル』(グリム童話) |
| 製作 | ロイ・コンリ |
| 製作総指揮 |
グレン・キーン ジョン・ラセター |
| 出演者 |
マンディ・ムーア ザッカリー・リーヴァイ |
| 音楽 | アラン・メンケン |
| 編集 | ティム・マーテンズ |
| 製作会社 | ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ |
| 配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 100分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $260,000,000[1] |
| 興行収入 |
$590,721,936[1] 25.6億円[2] |
| 次作 | ラプンツェルのウェディング |
『塔の上のラプンツェル』(とうのうえのラプンツェル、原題: Tangled )は、2010年のアメリカ合衆国のアニメ映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品第50作目であり、初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。本作は長年ディズニーのアニメーターとして活躍していたグレン・キーンが初めて企画の立ち上げから製作総指揮まで自ら務めた作品である。
目次
ストーリー[編集]
ある王国の森の奥深くにそびえる高い塔に、ラプンツェルという少女が暮らしていた。ラプンツェルは18年間、育ての親であるマザー・ゴーテルから、塔の外に出ることを禁じられていた。それでも彼女は、自分の誕生日の夜に遠くの空に現れる無数の灯りを不思議に思い、外の世界への憧れを強くしていった。18歳の誕生日を翌日に控えたラプンツェルは思い切って「今年こそあの灯りを見に行きたい」とゴーテルに伝えるが、例の如くに「外は危ないから」と説き伏せられてしまう。
その日の朝早くに城からティアラを盗み出した大泥棒フリン・ライダーは、衛兵に追われて森へと逃げ込んでいた。追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは壁をよじ登って侵入するが、油断したところをラプンツェルに気絶させられてしまう。一人で侵入者を捕まえたことで自信をつけたラプンツェルはティアラを隠し、目を覚ましたフリンに、ラプンツェルは"自分を「灯り」が現れる場所まで案内し、それが済んだら塔まで送り届けること。そうすればティアラを返す"という条件を突きつける。得意の口説き顔も通じない相手に、フリンはしぶしぶ条件を受け入れる。
ゴーテルの言いつけに背いて塔の外に出たラプンツェルは、母への後ろめたさを感じながらも、初めて見る世界に胸を躍らせる。一方、森の中に衛兵の馬がいるのを見て塔に引き返してきたゴーテルは、ラプンツェルがいなくなったことを知り、部屋でフリンの手配書を見つける。事態を察したゴーテルは、ラプンツェルを捜し始めるのだった。
登場キャラクター[編集]
- ラプンツェル(Rapunzel)
- 演 - マンディ・ムーア、デラニー・ローズ・ステイン(幼少時) / 日本語吹替 - 中川翔子、小此木麻里(歌唱シーン)、諸星すみれ(幼少時)
- 本作のヒロイン。森の中の塔でゴーテルと2人で暮らす少女。その髪の長さは70フィート(21メートル)にもおよび、中盤で長い髪を引きずらないため広場にいた子供達に頼んで三つ編みと編み込みにしてもらう。一人称は「私」。彼女の髪には特別な力が秘められており、「外には髪を狙う悪者がいる」とゴーテルに教えられながら育てられて来たため、外の世界を知らずにずっと塔の中で暮らしてきた。しかし不自由な生活とは裏腹に非常に好奇心旺盛であり、唯一の友人であるカメレオンのパスカルとの塔での暮らしを楽しみながらも外に憧れ、「灯り」の正体を確かめたいという夢を抱いている。読書、料理、音楽など多趣味な中、部屋の壁に絵を描くのが一番の趣味であるが、描きすぎたあまりスペースが無くなってしまう、またヨガなどの運動も趣味としていることから運動不足ではなく、力持ちである。18歳の誕生日の前日、フリンと出会ったのをきっかけに、夢を実現させるべく塔の外へと踏み出す。長い髪をロープや鞭のように自由自在に操って様々なアクションをこなすお転婆なところもある。
- 実は行方不明となっていた王国の王女で、自分の美貌を保とうと考えたゴーテルに誘拐され、育てられていた。
- 髪を切ると髪の力が失われ、ブルネットの髪になる。幼いころに誘拐される前にゴーテルに切られた部分が、一房だけブルネット(栗毛)になっている。また、ゴーテルに塔の中に再び閉じ込められそうになった際、フリン(ユージーン)は自分がゴーテルにナイフで刺されて死にそうになっていたのにも関わらず、これを利用して彼女を助けた。ディズニープリンセスの一人。
- フリン・ライダー(Flynn Rider) / ユージーン・フィッツハーバート(Eugene Fitzherbert)
- 演 - ザッカリー・リーヴァイ / 日本語吹替 - 畠中洋
- 数々のトラブルを切り抜けてきた、自信家でナルシスト、そしてロマンチストの美青年。指名手配もされている王国で一番の泥棒。フライパンだけで武装した衛兵を数人倒す武芸を持ち、突き出ている板に思い切り体を打ち付けても軽傷で済ませる強靭な肉体を持つ。スタビントン兄弟と組んで王女のティアラを盗んだ罪で衛兵に追われる中、身を隠そうと侵入した塔でラプンツェルと出会う。ラプンツェルに撃退されて捕まってしまい、解放の条件として彼女を灯りが現れる場所まで連れて行くことになる。世間知らずのラプンツェルには振り回されるばかりだが、彼女のひたむきさに触れるうちに自分を見つめ直し、誰にも話したことのない孤独な過去をラプンツェルに打ち明けていく。一人称は「俺」。
- フリンという名前は子供の頃に読んだ物語の主人公に肖ってつけた偽名である。本名の方をラプンツェルは気に入り、本名を知った以後は「ユージーン」をフリンの呼称としている。
- ラプンツェルと共に灯りを見た後、スタビントン兄弟にティアラを渡すために兄弟のもとに向かうが、ゴーテルの策略で衛兵に捕まってしまう。
- 酒場で出会った荒くれ者たちに助けられて何とかマキシマスとともに塔へたどり着くが、そこでゴーテルにナイフで刺され、ラプンツェルが自分の自由と引き換えに彼を助けようとして近づいた際、彼女を救うために髪を鏡の破片で切り取り、息絶えてしまう。だが、ラプンツェルが流した涙の中に僅かに残っていた金色の花の力により息を吹き返した。ラプンツェルを本来の家族である王と王妃のもとに送り届けた後は名前を本名に戻し、泥棒稼業から足を洗ってラプンツェルと結婚した。
- ゴーテル(Mother Gothel)
- 演 - ドナ・マーフィ / 日本語吹替 - 剣幸
- 本作のディズニー・ヴィランズの一人。
- ラプンツェルの育ての親で、塔に出入りするただ一人の人間。ラプンツェルの長髪を昇降機がわりにして塔の窓から出入りする。隠し事があるかのように、ラプンツェルを塔の中に閉じ込めてきた。外の世界がどんなに恐ろしいことに満ちているか、自分が娘をどんなに大事に思っているか、そしてラプンツェルがどんなに無力かを言い含めている。
- 本来の姿は400歳の老婆で、ラプンツェルが生まれる前は"どんな病気も治す金色の花"を独占し、何百年もその力を利用して美貌を保っていた。だが、妊娠中の王妃が病気になったことにより金色の花が摘まれてしまったため、後にその花の力を髪に宿して産まれてきた赤ん坊のラプンツェルを誘拐して育てつつ、その力を利用していた。ラプンツェルを度々「お花ちゃん」と呼ぶのも『金色の花の代用』という意味である。また、ラプンツェルの髪が一房だけブルネットになっていたのは、誘拐する前に彼女が切ってしまったため。
- ラプンツェルがフリンと共に塔の外に出ていったことを知った後、フリンに裏切られたスタビントン兄弟を協力させてラプンツェルを連れ戻し、フリンを策略をもって衛兵に逮捕させることに成功するが、酒場で出会った荒くれ者たちとマキシマスの協力を得て脱獄したフリンが再び自分の前へ現れた事に激昂してフリンをナイフで刺す。しかし、最後の力を振り絞ったフリンがラプンツェルを運命から解き放つために彼女の髪を切り落としたことで魔法が解け、同時に自らの美貌も失ったことでパニック状態に陥っていたところを、パスカルの機転で塔から転落し、灰となって消滅した。
- パスカル(Pascal)
- ラプンツェルと暮らす小さなカメレオン。ラプンツェルにとっては唯一の遊び相手であり、何でも話せる大切な友達。ラプンツェルに劣らず好奇心旺盛で、塔の外で遊び回ることを夢見ている。一方でラプンツェル以外の人間への警戒心は強く、ゴーテルから隠れたり、フリンに不信感を抱いたりする。
- マキシマス(Maximus)
- 警護隊長を乗せて走る、危険知らずで仕事熱心な白馬。頭がよく、犬のように優れた嗅覚も持つが、それでもラプンツェルの塔へ続く道は見つけられなかった。逃走したフリンが自分に落下して乗ってきたのを機に執着するようになり、乗り手がいなくなってもフリン追跡に執念を燃やすが、彼を追った先でラプンツェルと出会い、彼女の優しさに懐いてしまう。ラプンツェルの夢のため、フリンと一日かぎりの協力関係を結ぶ。フリンは「マックス」と呼んでいる。
- 酒場の荒くれ者たち
- 街外れの酒場を根城にしている。見た目は怖いがみんな純粋な夢があり、ラプンツェルにその思いを伝えている。
- フックハンド
- 演 - ブラッド・ギャレット / 日本語吹替 - 岡田誠
- 片方の手がフックになっている。将来はピアニストになりたいらしい。終盤にてピアニストとして夢を叶えた。
- ビッグノーズ
- 演 - ジェフリー・タンバー / 日本語吹替 - 石原慎一
- 鼻が大きく、足が六本あるのが特徴。将来恋人を作りたい。こちらも終盤にて夢が叶い、恋人が出来た。
- ウラジミール
- ユニコーンを集めるのが趣味の無口な大男。
- ウルフ
- 演 - 日本語吹替 - IKKAN
- パントマイマーになるのが夢で、一切喋らない。
- ショーティー
- 演 - ポール・F・トプキンス / 日本語吹替 - 多田野曜平
- 天使の格好をしている。夢は明かされていない。
- アッティラ
- お菓子づくりが趣味。つねに騎士のような仮面をかぶっていて、顔は明かされていない。
- トール
- 背の高い大男。
- スタビントン兄弟(Stabbington Brother)
- 演 - ロン・パールマン / 日本語吹替 - 飯島肇
- 本作のディズニー・ヴィランズの兄弟。
- フリンと一緒にティアラを盗み出した共犯者。追っ手から逃げる途中でフリンに裏切られ、復讐のために彼を狙う。途中でゴーテルに言葉巧みに誘われて協力することになるが、返り討ちにあい結局は捕まってしまう。
- 続編にあたる『ラプンツェルのウェディング』では手錠をかけられた状態でラプンツェルとフリンの結婚式に出席して号泣するという、涙もろい一面を見せている。
- 警護隊長
- 演 - M・C・ゲイニー / 日本語吹替 - 佐山陽規
- 衛兵の隊長。愛馬マキシマスと共にフリンを追跡する。
- 王と王妃
- 海に囲まれた王国の国王と妃であり、ラプンツェルの実の両親。髪の色は二人共にブルネット(栗毛)。愛と知恵で王国を治め、国中の皆に慕われている。
- 妃はラプンツェルを産む前に重い病を患ってしまうが、金色の花の力で無事に回復した末にラプンツェルを出産。しかし、その花の力を髪に宿して産まれた赤ん坊のラプンツェルをゴーテルに誘拐され、心に影を落としてしまうが、行方不明になった娘の無事を祈り、1年に一度、彼女の誕生日に灯りを飛ばしている。
- 終盤でラプンツェルと悲願の再会を果たした際、最初は髪を切って様変わりした娘の姿に戸惑いつつも、家族が再び巡り会えた喜びを分かち合った。
- 続編にあたる『ラプンツェル あたらしい冒険』では、それぞれ「フレデリック王」「アリアナ王妃」という名前が判明している。
- ヴラッド
- 演 - リチャード・キール / 日本語吹替 - 田中英樹
- 花を置く少女
- 演 - デラニー・ローズ・ステイン / 日本語吹替 - 飯田汐音
下記は役者不明。
- グレノ
- 日本語吹替 - 根本泰彦
- 店の悪漢
- 日本語吹替 - 小西のりゆき、村上勧次朗、Kuma
- 王妃
- 日本語吹替 - 菅原さおり
- 衛兵
- 日本語吹替 - 落合佑介、遠藤純平
- 踊る少年
- 日本語吹替 - 宮崎亜友美
- スカーフの女性
- 日本語吹替 - さとう優衣
- パンを持った女性
- 日本語吹替 - 鶴岡瑛梨
日本語吹替版のラプンツェルを除き、日本語吹替声優は歌唱も担当している。
製作[編集]
本作のヴィジュアル・スタイルは、フランスロココの芸術家であるジャン・オノレ・フラゴナールによる絵画『ぶらんこ』をベースとしている[3]。
塔の上のラプンツェルの原案は、映画が公開される14年前からグレン・キーンが1人で温めていたアイディアであり、当初は彼が監督を務める予定であった[4]。2003年10月、塔の上のラプンツェルがコンピューターアニメーションであること、公開時期は2007年を予定していることが明かされた[5][6]。しかし、キーンの「物語をつくるための時間がもっと欲しい」という要望により、公開時期が2009年へ延びることになった[7]。エド・キャットムルによると、マイケル・アイズナーから出された「現代のサンフランシスコに住むヒロインが童話の世界に入り込む」という提案に対して、キーンが上手く対応できなかったらしい[8]。そのようなトラブルもあり、塔の上のラプンツェルの企画は頓挫してそのまま放置されていたが、2006年にウォルトディズニーアニメーションスタジオに配属されたキャットムルとジョン・ラセターによって企画が再び動き出した[9]。彼らの最初の仕事はキーンをこの企画に引き留めておくことだった。2007年4月、監督がグレン・キーンとディーン・ウェリンズであると発表された[10]。しかし、2008年10月には監督がバイロン・ハワードとネイサン・グレノに交代したことが発表され、キーンは製作総指揮、スーパーバイジング・アニメーター、キャラクター・デザイナーを担当することになった。監督を辞退して製作総指揮に回ったことについて、キーンは2008年に心臓発作に見舞われており体調が優れなかったからだと述べている[11]。
アニメーション[編集]
本作は3DCGアニメーションだが、2Dアニメーションの質感を再現しようと様々な試みがなされている。グレン・キーンは当初、塔の上のラプンツェルを2Dアニメーションで作成したいと考えていたが、スタジオ側は3DCGで作成することを要求した[12]。これを受けて、キーンはウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで働く2Dアニメーターと3DCGアニメーターを集めたセミナーを開催し、作品の方針について討論した[13]。セミナーで交わされた議論の結果、3DCGアニメーションで作成することが決まり、ディズニーの伝統的な2Dアニメーションの美的センスを3DCGで再現するというテーマが掲げられた[14]。キーンは「3DCGによる手描き絵」「鉛筆で描いたような質感」を目指したと語っている。キーンの要望に応えるためには様々な最新技術やツールが必要であり、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオはそれを自ら作り出さなければならなかった[15]。キーンは「我々が求めていたのは“写実的な髪の毛”ではなく“温かみのある髪の毛”であり、それを実現するための方法を開発した。私は温かく直感的な手描き絵の質感を3DCGで表現したかったのだ」と語っている[16]。 髪の毛の表現を満足なものにするのは困難であり、2010年1月の時点でも製作チームはこの問題について悩んでいた。しかし、同年3月に彼らがDynamic Wiresと呼んでいる技術が完成し、この問題は解決された[17]。
タイトル変更[編集]
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品の前作『プリンセスと魔法のキス』(2009年)は、高い評価を得て世界中でおよそ2億7千万ドルを稼いだが、それはディズニー社が予想していたよりも低い収益であり、原因は「プリンセス」を強調しすぎていたために男子層からあまり支持を得られなかったことにあると同社は考えた[18]。ディズニーは男女両方へ映画を売り出すために、男性キャラクターのフリン・ライダーを強調し、また、タイトルを『ラプンツェル』(Rapunzel)から『タングルド』(Tangled)に変更した[18]。
原作との相違点[編集]
原作とは似たような設定があるものの、原作にあった性的要素・過激な内容からストーリーは大きく異なる。また、登場人物の設定も大きく異なり、主人公・ラプンツェルは本作では王家出身の設定だが、原作では庶民の家に生まれた一人娘であり、王家出身ではない。一方、ラプンルェツの恋人・ユージーンも本作では王国一番の泥棒だが、原作では王家出身、つまり、王子(名前は不詳)であるなど、主人公と恋人で身分が原作とは逆になっている。「ラプンツェル」は元々野菜の一種であり、ドイツ語でオミナエシ科のノヂシャなどの複数の意味を持ち、原作ではゴーテルが大事に育てた植物のラプンツェルを、主人公の母親が勝手に食べてしまったため、赤ん坊をゴーテルに強制的に連れて行かれた際に、植物代わりとして「ラプンツェル」と名付けられる。しかし、本作ではそのような設定は削除され、代わりに病気を簡単に治すことができる黄金の花と呼ばれる植物が登場し、後に続編を含む物語の柱となる。
音楽[編集]
| 『塔の上のラプンツェル オリジナル・サウンドトラック』 | |
|---|---|
| アラン・メンケン の サウンドトラック | |
| リリース | |
| 録音 | 2010年 |
| ジャンル | サウンドトラック、映画音楽 |
| レーベル | ウォルト・ディズニー |
音楽は8度アカデミー賞を受賞した作曲家のアラン・メンケンが作曲し、歌詞がグレン・スレイターによって書かれた[19]。メンケンは、新しい歌を作成するために1960年代のフォークロックと中世の音楽を混合するのを試みたと述べた[20]。
| # | タイトル | パフォーマー | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「自由への扉 When Will My Life Begin」 | マンディ・ムーア | |
| 2. | 「自由への扉 (リプライズ1) When Will My Life Begin (Reprise 1)」 | マンディ・ムーア | |
| 3. | 「お母様はあなたの味方 Mother Knows Best」 | ドナ・マーフィ | |
| 4. | 「自由への扉 (リプライズ2) When Will My Life Begin (Reprise 2)」 | マンディ・ムーア | |
| 5. | 「誰にでも夢はある I've Got a Dream」 | ブラッド・ギャレット、ジェフリー・タンバー、ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、Company | |
| 6. | 「お母様はあなたの味方 (リプライズ) Mother Knows Best (Reprise)」 | マーフィ | |
| 7. | 「輝く未来 I See the Light」 | ムーア、リーヴァイ | |
| 8. | 「魔法の花 Healing Incantation」 | ムーア | |
| 9. | 「お尋ね者、フリン Flynn Wanted」 | アラン・メンケン | |
| 10. | 「プロローグ Prologue」 | マーフィ、ステイン | |
| 11. | 「お城の馬 Horse with No Rider」 | メンケン | |
| 12. | 「秘密の通路 Escape Route」 | メンケン | |
| 13. | 「二人のキャンプ Campfire」 | メンケン | |
| 14. | 「王国でダンス Kingdom Dance」 | メンケン | |
| 15. | 「あの灯りが待ち遠しい Waiting for the Lights」 | メンケン | |
| 16. | 「お母様のもとへ Return to Mother」 | メンケン | |
| 17. | 「真実に気付いたラプンツェル Realization and Escape」 | メンケン | |
| 18. | 「いやしの涙 The Tear Heals」 | メンケン、ムーア | |
| 19. | 「歓びに包まれる王国 Kingdom Celebration」 | メンケン | |
| 20. | 「サムシング・ザット・アイ・ウォント Something That I Want」 | グレイス・ポッター |
公開[編集]
評論[編集]
Rotten Tomatoesの映画評論家のうち90%(162人中145人)が本作に対し肯定的な評価を下し、平均点は10点満点で7.5であった[21]。また、同サイトで特に注目度の高い評論家のレビューを集めたCream of the Cropでは、93%(28人中26人)の支持率を得て、平均点は10点満点で7.9であった[22]。Metacriticでは、34のレビューで平均点が100点満点中71点であった[23]。CinemaScoreの調査によると、公開初週末に鑑賞した観客による平均評定は最高位である「A+」であった[24]。
『ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットは「ディズニーの50番目のアニメであり、その外観と精神は現代的にアップデートされているにもかかわらず、古きディズニーの誠実で紛れもない品質である」と評した[25]。
クエンティン・タランティーノは本作を2010年のベストで5位にした[26]。
興行収入[編集]
2011年6月30日時点で、アメリカ合衆国とカナダで2億82万1936ドル、それ以外の国々で3億8990万ドル、全世界で5億9072万1936ドルを稼いでいる[1]。世界興行収入は2010年で第8位であり、アニメーション映画としては『トイ・ストーリー3』(10億6300万ドル)、『シュレック フォーエバー』(7億5000万ドル)に次いで第3位であり、ディズニー映画としても第3位である[27]。
アメリカ合衆国とカナダでは、公開初日の2010年11月24日(水曜日)に1190万ドルを稼いだ[28]。公開初週末3日間には4880万ドルを稼ぎ、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(4910万ドル)に次いで第2位となった[29]。感謝祭シーズン5日間では6870万ドルを稼ぎ、『トイ・ストーリー2』に次ぐ成績であった[29]。公開2週目の週末3日間では前週末比で55.7%を減らして2160万ドルを稼ぎ、65.3%を減らした『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を抜いて第1位となった[30]。3週目の週末には1430万ドルを稼ぎ、公開1週目の『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』(2400万ドル)、『ツーリスト』(1650万ドル)に次いで第3位となった[31]。公開15日目には北米累計収入は1億7669万7860ドルに達し、『ベスト・キッド』を抜いて2010年の北米興行収入10位となった[32]。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの製作のアニメ映画としては『ライオン・キング』(3億2854万1776ドル)、『アラジン』(2億1735万219ドル)に次いで歴代北米興行収入第3位である[33]。
日本では2011年3月12日に公開された。公開前日に発生した東日本大震災によりスクリーン数が減ったものの、『SP THE MOTION PICTURE 革命編』、『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』に次いで動員ランキングで初登場3位となり、公開2日間の興行収入は1億4000万円を記録した[34]。公開9週目の2011年5月10日時点では動員数172万7718人、興行収入25億71万5750円を記録した[35]。
受賞とノミネート[編集]
| 賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
|---|---|---|---|
| アカデミー賞[36] | 歌曲賞 | 「輝く未来」 | ノミネート |
| アニー賞[37] | 長編アニメ映画賞 | ノミネート | |
| 長編アニメ脚本賞 | ダン・フォーゲルマン | ノミネート | |
| ゴールデングローブ賞[38] | アニメ映画賞 | ノミネート | |
| 主題歌賞 | 「輝く未来」 | ノミネート | |
| 放送映画批評家協会賞[39] | アニメ映画賞 | ノミネート | |
| 主題歌賞 | 「輝く未来」 | ノミネート | |
| フェニックス映画批評家協会賞[40] | アニメ映画賞 | ノミネート | |
| 主題歌賞 | 「誰にでも夢はある」 | ノミネート | |
| サターン賞[41][42] | アニメ映画賞 | ノミネート | |
| ナショナル・ムービー・アワード | アニメーション部門 | 受賞 |
トリビア[編集]
- ウォルト・ディズニー・プロダクションでは1940年代からラプンツェルを映画化する企画が検討されていた[43]。
- 製作総指揮兼アニメーション監修を行ったグレン・キーンによると、フリンのデザインを決めるために、多数のフリンのデザイン案を壁に貼って女性たちの意見を聴くという会議が行われたとのこと[43]。キーンはフリンのデザインについて「筋肉質過ぎても美形過ぎてもいけない。温かみをたたえた目にしたかった」と語っている[43]。
- ゴーテルの服のデザインは物語の時代設定よりさらに400年前の服を参考にしている[43]。
- パスカルという名前のカメレオンが登場するが、アニメーションアーティストのケリー・ルイスが飼っているカメレオンの名前をそのまま使わせてもらっている[43]。
- 映画に登場する灯りだが、インドネシアなどでは実際に空に灯りを飛ばす風習がある。監督のバイロン・ハワードはその光景をインターネットで見て感動し、この灯りを映画の名シーンに採用したと語っている[43]。
- 今までのディズニーのアニメーション映画の中で最も多くの群集が登場する。村のシーンには3000人の群衆が描かれている[43]。
- ラプンツェルの髪の毛のアニメーションの作成には、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのソフトウェアエンジニアであり、大学で髪の毛の研究をしていたケリー・ウォードが協力している[43]。ウォードは髪の毛の動きや光の当て方に詳しく、ウォードが開発に協力したソフトウェアによって手描きのアニメーションとシミュレーションを調和させることができるようになった[43]。
- 本作後に公開された映画『アナと雪の女王』では、ラプンツェルが髪を切った姿で、フリンと共に登場しているシーンがある(両者とも後姿のみ)[44]。
続編[編集]
- 『ラプンツェルのウェディング』(Tangled Ever After) - 映画のラストで言及されたラプンツェルとユージーンの結婚の様子を描いた短編作品。「シンデレラ ダイヤモンド・コレクション」にボーナスコンテンツとして初めて収録された。
- 『ラプンツェル あたらしい冒険』(Tangled: Before Ever After) - 本映画の6か月後を描いた『ザ・シリーズ』の序章となるディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー。北米では2017年3月10日に放送され、日本でも同年5月14日にBSテレビ局・Dlife、6月10日にディズニー・チャンネルで初放送された。
- 『ラプンツェル ザ・シリーズ』(Tangled: The Series) - 映画本編のその後を描くテレビシリーズ。北米では2017年3月より放送が開始され、日本でもディズニー・チャンネルで8月11日より放送が開始された。
テレビ放送[編集]
| 回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 視聴率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | TBS | 水曜プレミア | 2014年3月19日 | 21:00 - 22:54 | 114分 | 8.5% |
| 2 | フジテレビ | 金曜プレミアム | 2015年4月24日 | 21:00 - 22:52 | 112分 | 11.7% |
| 3 | 日本テレビ | 金曜ロードSHOW! | 2017年3月10日 | 21:00 - 22:54 | 114分 | 12.6% |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
参考文献[編集]
- ^ a b c “Tangled (2010)” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月30日閲覧。
- ^ 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
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- ^ Catmull, Ed; Amy Wallace (2014). Creativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration. New York: Random House. p. 271. ISBN 978-0812993011.
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- ^ 『アナと雪の女王』にラプンツェルが出演していた!(シネマトゥデイ、2014年3月5日)2014年4月26日閲覧
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- 塔の上のラプンツェル - allcinema
- 塔の上のラプンツェル - KINENOTE
- Tangled - オールムービー(英語)
- Tangled - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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