塔の上のラプンツェル

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塔の上のラプンツェル
Tangled
監督 バイロン・ハワード
ネイサン・グレノ
脚本 ダン・フォーゲルマン
製作 ロイ・コンリ
製作総指揮 グレン・キーン
ジョン・ラセター
出演者 マンディ・ムーア
ザッカリー・リーヴァイ
音楽 アラン・メンケン
編集 ティム・マーテンズ
製作会社 ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2010年11月24日
日本の旗 2011年3月12日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $260,000,000[1]
興行収入 $590,721,936[1]
25.6億円[2]日本の旗
次作 ラプンツェルのウェディング
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塔の上のラプンツェル』(とうのうえのラプンツェル、原題: Tangled )は、2010年アメリカ合衆国アニメ映画ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品第50作目であり、初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。

ストーリー[編集]

ある王国の森の奥深くにそびえる高い塔に、ラプンツェルという少女が暮らしていた。ラプンツェルは18年間、育ての親であるマザー・ゴーテルから、塔の外に出ることを禁じられていた。それでも彼女は、自分の誕生日の夜に遠くの空に現れる無数の灯りを不思議に思い、外の世界への憧れを強くしていった。18歳の誕生日を翌日に控えたラプンツェルは思い切って「今年こそあの灯りを見に行きたい」とゴーテルに伝えるが、いつものように「外は危ないから」と説き伏せられてしまう。

その日の朝早くに城からティアラを盗み出した大泥棒フリン・ライダーは、衛兵に追われて森へと逃げ込んでいた。追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは壁をよじ登って侵入するが、油断したところをラプンツェルに気絶させられてしまう。一人で侵入者を捕まえたことで自信をつけたラプンツェルはティアラを隠し、目を覚ましたフリンに、ラプンツェルは"自分を「灯り」が現れる場所まで案内し、それが済んだら塔まで送り届けること。そうすればティアラを返す"という条件を突きつける。得意の口説き顔も通じない相手に、フリンはしぶしぶ条件を受け入れる。

ゴーテルの言いつけに背いて塔の外に出たラプンツェルは、母への後ろめたさを感じながらも、初めて見る世界に胸を躍らせる。一方、森の中に衛兵の馬がいるのを見て塔に引き返してきたゴーテルは、ラプンツェルがいなくなったことを知り、部屋でフリンの手配書を見つける。事態を察したゴーテルは、ラプンツェルを捜し始めるのだった。

登場キャラクター[編集]

ラプンツェル(Rapunzel)
演 - マンディ・ムーア、デラニー・ローズ・ステイン(幼少時) / 日本語吹替 - 中川翔子小此木麻里(歌唱シーン)、諸星すみれ(幼少時)
本作の主人公。森の中の塔でゴーテルと2人っきりで暮らす少女。その髪の長さは70フィート(21メートル)にもおよび、中盤で長い髪を引きずらないため広場にいた子供達に頼んで三つ編み編み込みにしてもらう。彼女の髪には特別な力が秘められており、「外には髪を狙う悪者がいる」とゴーテルに教えられたため、外の世界を知らずにずっと塔の中で暮らしてきた。しかし不自由な生活とは裏腹に非常に好奇心旺盛であり、唯一の友人であるカメレオンのパスカルとの塔での暮らしを楽しみながらも外に憧れ、「灯り」の正体を確かめたいという夢を抱いている。読書、料理、音楽など多趣味な中、部屋の壁に絵を描くのが一番の趣味であるが、描きすぎたあまりスペースが無くなってしまう。18歳の誕生日の前日、フリンと出会ったのをきっかけに、夢を実現させるべく塔の外へと踏み出す。長い髪をロープや鞭のように自由自在に操って様々なアクションをこなすお転婆なところもある。
実は行方不明となった王国の王女で、自分の美貌を保とうと考えたゴーテルに誘拐され、育てられていた。
髪を切ると髪の力が失われ、ブルネットの髪になる。幼いころに誘拐される前にゴーテルに切られた部分が、一房だけブルネット(栗毛)になっている。また、ゴーテルに塔の中に再び閉じ込められそうになった際、フリン(ユージーン)は自分がゴーテルにナイフで刺されて死にそうになっていたのにも関わらず、これを利用して彼女を助けた。ディズニープリンセスの一人。
フリン・ライダー(Flynn Rider)
演 - ザッカリー・リーヴァイ / 日本語吹替 - 畠中洋
数々のトラブルを切り抜けてきた、自信家でナルシストの美青年。指名手配もされている王国で一番の泥棒。スタビントン兄弟と組んで王女のティアラを盗んだ罪で衛兵に追われる中、身を隠そうと侵入した塔でラプンツェルと出会う。解放の条件として彼女を灯りが現れる場所まで連れて行くことになる。世間知らずのラプンツェルには振り回されるばかりだが、彼女のひたむきさに触れるうちに自分を見つめ直し、誰にも話したことのない孤独な過去をラプンツェルに打ち明けていく。
フリンという名前は、子供の頃読んだ物語の主人公に肖ってつけた偽名であり、本名はユージーン・フィッツハーバート(Eugene Fitzherbert)。この名前をラプンツェルは気に入り、以後フリンの呼称としている。
ラプンツェルと共に灯りを見た後、スタンビントン兄弟にティアラを渡すために兄弟のもとに向かうが、ゴーテルの策略で衛兵に捕まってしまう。
酒場で出会った荒くれ者たちに助けられて何とかマキシマスとともに塔へたどり着くが、そこでゴーテルにナイフで刺され、ラプンツェルが自分の自由と引き換えに彼を助けようとして近づいた際、ラプンツェルの髪を鏡の破片で切り、息絶える。
ラプンツェルが流した涙により、息を吹き返す。ラプンツェルを本来の家族である王と王妃のもとに送り届けた後は名前を本名に戻し、泥棒稼業から足を洗ってラプンツェルと結婚した。
マザー・ゴーテル(Mother Gothel)
演 - ドナ・マーフィ / 日本語吹替 - 剣幸
本作のディズニー・ヴィランズの一人。
ラプンツェルの育ての親で、塔に出入りするただ一人の人間。ラプンツェルの長髪を昇降機がわりにして塔に出入りする。隠し事があるかのように、ラプンツェルを塔の中に閉じ込めてきた。外の世界がどんなに恐ろしいことに満ちているか、自分が娘をどんなに大事に思っているか、そしてラプンツェルがどんなに無力かを言い含めている。
ラプンツェルが生まれる前は"どんな病気も治す金色の花"を独占し、その力を利用して美貌を保っていた。だが、妊娠中の王妃が病気になったことにより、金色の花が摘まれてしまったため、まだ幼かったラプンツェルを誘拐して育てつつ、ラプンツェルの髪の力を利用していた。ラプンツェルの髪が一房だけブルネットになっていたのは、誘拐する前に彼女が切ってしまったためである。
ラプンツェルがフリンと共に塔の外に出ていったことを知った後、フリンに裏切られたスタンビントン兄弟を協力させてラプンツェルを連れ戻し、フリンを策略をもって衛兵に逮捕させることに成功するが、酒場で出会った荒くれ者たちとマキシマスの協力を得て脱獄したフリンが再び自分の前へ現れた事に激高してフリンをナイフで刺す。しかし、最後の力を振り絞ったフリンがラプンツェルを運命から解き放つために彼女の髪を切り落としたことで魔法が解け、同時に自らの美貌も失ったことでパニック状態に陥った。
その直後、パスカルが引っ張った髪につまずき、塔の上から転落。地面にはローブと灰のような物だけが落ちたため、落ちる途中で命運が尽きて灰と化したと思われる。
パスカル(Pascal)
ラプンツェルと暮らす小さなカメレオン。ラプンツェルにとっては唯一の遊び相手であり、何でも話せる大切な友達。ラプンツェルに劣らず好奇心旺盛で、塔の外で遊び回ることを夢見ている。ラプンツェル以外の人間への警戒心は強く、ゴーテルから隠れたり、フリンに不信感を抱いたりする。
マキシマス(Maximus)
警護隊長を乗せて走る、危険知らずで仕事熱心な白馬。犬のように優れた嗅覚を持つが、それでもラプンツェルの塔へ続く道は見つけられなかった。乗り手がいなくなってもフリン追跡に執念を燃やすが、彼を追った先でラプンツェルと出会い、彼女の優しさに懐いてしまう。ラプンツェルの夢のため、フリンと一日かぎりの協力関係を結ぶ。
酒場の荒くれ者たち
街外れの酒場を根城にしている。フックの片手を持つフックハンド(演 - ブラッド・ギャレット / 日本語吹替 - 岡田誠)、大きな鼻6本指の左足が特徴のビッグノーズ(演 - ジェフリー・タンバー / 日本語吹替 - 石原慎一)、大男ウラジミールなど、強面の荒くれ者ぞろいだが、それぞれピアニストや恋を夢見る純粋な心を隠し持っている。ラプンツェルの夢に力添えし、フリンを捕えにきた衛兵から匿って秘密の通路を教える。エンディングでは夢を叶えた者もいる様子である。
スタビントン兄弟(Stabbington Brother)
演 - ロン・パールマン / 日本語吹替 - 飯島肇
本作のディズニー・ヴィランズの兄弟。
フリンと一緒にティアラを盗み出した共犯者。追っ手から逃げる途中でフリンに裏切られ、復讐のために彼を狙う。途中でゴーテルに言葉巧みに誘われて協力することに。
警護隊長
演 - M・C・ゲイニー / 日本語吹替 - 佐山陽規
衛兵の隊長。愛馬マキシマスと共にフリンを追跡する。
王と王妃
王国を治め、国中の皆に慕われている。行方不明になった王女の無事を祈り、1年に一度、灯りを飛ばしている。
ショーティー
演 - ポール・F・トプキンス英語版 / 日本語吹替 - 多田野曜平
ヴラッド
演 - リチャード・キール / 日本語吹替 - 田中英樹
花を置く少女
演 - デラニー・ローズ・ステイン / 日本語吹替 - 飯田汐音

下記は役者不明。

グレノ
日本語吹替 - 根本泰彦
ウルフ
日本語吹替 - IKKAN
店の悪漢
日本語吹替 - 小西のりゆき村上勧次朗Kuma
王妃
日本語吹替 - 菅原さおり
衛兵
日本語吹替 - 落合佑介遠藤純平
踊る少年
日本語吹替 - 宮崎亜友美
スカーフの女性
日本語吹替 - さとう優衣
パンを持った女性
日本語吹替 - 鶴岡瑛梨

日本語吹替版のラプンツェルを除き、日本語吹替声優は歌唱も担当している。

製作[編集]

本作のヴィジュアル・スタイルは、フランスロココの芸術家であるジャン・オノレ・フラゴナールによる絵画『ぶらんこ』をベースとしている[3]

塔の上のラプンツェルの原案は、映画が公開される14年前からグレン・キーンが1人で温めていたアイディアであり、当初は彼が監督を務める予定であった[4]。2003年10月、塔の上のラプンツェルがコンピューターアニメーションであること、公開時期は2007年を予定していることが明かされた[5][6]。しかし、キーンの「物語をつくるための時間がもっと欲しい」という要望により、公開時期が2009年へ延びることになった[7]。エド・キャットムルによると、マイケル・アイズナーから出された「現代のサンフランシスコに住むヒロインが童話の世界に入り込む」という提案に対して、キーンが上手く対応できなかったらしい[8]。そのようなトラブルもあり、塔の上のラプンツェルの企画は頓挫してそのまま放置されていたが、2006年にウォルトディズニーアニメーションスタジオに配属されたキャットムルとジョン・ラセターによって企画が再び動き出した[9]。彼らの最初の仕事はキーンをこの企画に引き留めておくことだった。2007年4月、監督がグレン・キーンとディーン・ウェリンズであると発表された[10]。しかし、2008年10月には監督がバイロン・ハワードとネイサン・グレノに交代したことが発表され、キーンは製作総指揮、スーパーバイジング・アニメーター、キャラクター・デザイナーを担当することになった。監督を辞退して製作総指揮に回ったことについて、キーンは2008年に心臓発作に見舞われており体調が優れなかったからだと述べている[11]

アニメーション[編集]

本作は3DCGアニメーションだが、2Dアニメーションの質感を再現しようと様々な試みがなされている。グレン・キーンは当初、塔の上のラプンツェルを2Dアニメーションで作成したいと考えていたが、スタジオ側は3DCGで作成することを要求した[12]。これを受けて、キーンはウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで働く2Dアニメーターと3DCGアニメーターを集めたセミナーを開催し、作品の方針について討論した[13]。セミナーで交わされた議論の結果、3DCGアニメーションで作成することが決まり、ディズニーの伝統的な2Dアニメーションの美的センスを3DCGで再現するというテーマが掲げられた[14]。キーンは「3DCGによる手描き絵」「鉛筆で描いたような質感」を目指したと語っている。キーンの要望に応えるためには様々な最新技術やツールが必要であり、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオはそれを自ら作り出さなければならなかった[15]。キーンは「我々が求めていたのは“写実的な髪の毛”ではなく“温かみのある髪の毛”であり、それを実現するための方法を開発した。私は温かく直感的な手描き絵の質感を3DCGで表現したかったのだ」と語っている[16]。 髪の毛の表現を満足なものにするのは困難であり、2010年1月の時点でも製作チームはこの問題について悩んでいた。しかし、同年3月に彼らがDynamic Wiresと呼んでいる技術が完成し、この問題は解決された[17]

タイトル変更[編集]

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品の前作『プリンセスと魔法のキス』(2009年)は、高い評価を得て世界中でおよそ2億7千万ドルを稼いだが、それはディズニー社が予想していたよりも低い収益であり、原因は「プリンセス」を強調しすぎていたために男子層からあまり支持を得られなかったことにあると同社は考えた[18]。ディズニーは男女両方へ映画を売り出すために、男性キャラクターのフリン・ライダーを強調し、また、タイトルを『ラプンツェル』(Rapunzel)から『タングルド』(Tangled)に変更した[18]

音楽[編集]

塔の上のラプンツェル
オリジナル・サウンドトラック
アラン・メンケンサウンドトラック
リリース アメリカ合衆国の旗 2010年11月16日
日本の旗 2011年3月9日
録音 2010年
ジャンル サウンドトラック映画音楽
レーベル ウォルト・ディズニー
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音楽は8度アカデミー賞を受賞した作曲家のアラン・メンケンが作曲し、歌詞がグレン・スレイターによって書かれた[19]。メンケンは、新しい歌を作成するために1960年代のフォークロックと中世の音楽を混合するのを試みたと述べた[20]

# タイトル 作詞 作曲・編曲 パフォーマー 時間
1. 自由への扉
When Will My Life Begin
    マンディ・ムーア
2. 自由への扉 (リプライズ1)
When Will My Life Begin (Reprise 1)
    マンディ・ムーア
3. お母様はあなたの味方
Mother Knows Best
    ドナ・マーフィ
4. 自由への扉 (リプライズ2)
When Will My Life Begin (Reprise 2)
    マンディ・ムーア
5. 誰にでも夢はある
I've Got a Dream
    ブラッド・ギャレット、ジェフリー・タンバー、ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、Company
6. お母様はあなたの味方 (リプライズ)
Mother Knows Best (Reprise)
    マーフィ
7. 輝く未来
I See the Light
    ムーア、リーヴァイ
8. 魔法の花
Healing Incantation
    ムーア
9. お尋ね者、フリン
Flynn Wanted
    アラン・メンケン
10. プロローグ
Prologue
    マーフィ、ステイン
11. お城の馬
Horse with No Rider
    メンケン
12. 秘密の通路
Escape Route
    メンケン
13. 二人のキャンプ
Campfire
    メンケン
14. 王国でダンス
Kingdom Dance
    メンケン
15. あの灯りが待ち遠しい
Waiting for the Lights
    メンケン
16. お母様のもとへ
Return to Mother
    メンケン
17. 真実に気付いたラプンツェル
Realization and Escape
    メンケン
18. いやしの涙
The Tear Heals
    メンケン、ムーア
19. 歓びに包まれる王国
Kingdom Celebration
    メンケン
20. サムシング・ザット・アイ・ウォント
Something That I Want
    グレイス・ポッター

公開[編集]

評論[編集]

Rotten Tomatoesの映画評論家のうち90%(162人中145人)が本作に対し肯定的な評価を下し、平均点は10点満点で7.5であった[21]。また、同サイトで特に注目度の高い評論家のレビューを集めたCream of the Cropでは、93%(28人中26人)の支持率を得て、平均点は10点満点で7.9であった[22]。Metacriticでは、34のレビューで平均点が100点満点中71点であった[23]CinemaScoreの調査によると、公開初週末に鑑賞した観客による平均評定は最高位である「A+」であった[24]

ニューヨーク・タイムズ』のA・O・スコットは「ディズニーの50番目のアニメであり、その外観と精神は現代的にアップデートされているにもかかわらず、古きディズニーの誠実で紛れもない品質である」と評した[25]

クエンティン・タランティーノは本作を2010年のベストで5位にした[26]

興行収入[編集]

2011年6月30日時点で、アメリカ合衆国とカナダで2億82万1936ドル、それ以外の国々で3億8990万ドル、全世界で5億9072万1936ドルを稼いでいる[1]。世界興行収入は2010年で第8位であり、アニメーション映画としては『トイ・ストーリー3』(10億6300万ドル)、『シュレック フォーエバー』(7億5000万ドル)に次いで第3位であり、ディズニー映画としても第3位である[27]

アメリカ合衆国とカナダでは、公開初日の2010年11月24日(水曜日)に1190万ドルを稼いだ[28]。公開初週末3日間には4880万ドルを稼ぎ、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(4910万ドル)に次いで第2位となった[29]。感謝祭シーズン5日間では6870万ドルを稼ぎ、『トイ・ストーリー2』に次ぐ成績であった[29]。公開2週目の週末3日間では前週末比で55.7%を減らして2160万ドルを稼ぎ、65.3%を減らした『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』を抜いて第1位となった[30]。3週目の週末には1430万ドルを稼ぎ、公開1週目の『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』(2400万ドル)、『ツーリスト』(1650万ドル)に次いで第3位となった[31]。公開15日目には北米累計収入は1億7669万7860ドルに達し、『ベスト・キッド』を抜いて2010年の北米興行収入10位となった[32]。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの製作のアニメ映画としては『ライオン・キング』(3億2854万1776ドル)、『アラジン』(2億1735万219ドル)に次いで歴代北米興行収入第3位である[33]

日本では2011年3月12日に公開された。公開前日に発生した東日本大震災によりスクリーン数が減ったものの、『SP THE MOTION PICTURE 革命編』、『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』に次いで動員ランキングで初登場3位となり、公開2日間の興行収入は1億4000万円を記録した[34]。公開9週目の2011年5月10日時点では動員数172万7718人、興行収入25億71万5750円を記録した[35]

受賞とノミネート[編集]

部門 候補 結果
アカデミー賞[36] 歌曲賞 「輝く未来」 ノミネート
アニー賞[37] 長編アニメ映画賞 ノミネート
長編アニメ脚本賞 ダン・フォーゲルマン ノミネート
ゴールデングローブ賞[38] アニメ映画賞 ノミネート
主題歌賞 「輝く未来」 ノミネート
放送映画批評家協会賞[39] アニメ映画賞 ノミネート
主題歌賞 「輝く未来」 ノミネート
フェニックス映画批評家協会賞[40] アニメ映画賞 ノミネート
主題歌賞 「誰にでも夢はある」 ノミネート
サターン賞[41][42] アニメ映画賞 ノミネート
ナショナル・ムービー・アワード アニメーション部門 受賞

トリビア[編集]

本作後に公開された映画『アナと雪の女王』では、ラプンツェルが髪を切った姿で、フリンと共に登場しているシーンがある(両者とも後姿のみ)[43]
ラプンツェルとフリン・ライダーのその後を描いた『ラプンツェルのウェディング』が、「シンデレラ ダイヤモンド・コレクション」にボーナスコンテンツとして収録されている。

参考文献[編集]

  1. ^ a b c Tangled (2010)” (英語). Box Office Mojo. 2011年6月30日閲覧。
  2. ^ 2011年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ Desowitz, Bill (2005年11月4日). “Chicken Little & Beyond: Disney Rediscovers its Legacy Through 3D Animation”. Animation World Magazine. 2006年6月5日閲覧。
  4. ^ Graham, Bill (November 27, 2010). "Animation Director Glen Keane Exclusive Interview TANGLED". Collider.com. Retrieved May 11, 2014.
  5. ^ Orwall, Bruce (October 23, 2003). "Disney Decides It Must Draw Artists Into the Computer Age". The Wall Street Journal. Retrieved July 9, 2014.
  6. ^ Wloszczyna, Susan (September 17, 2003). "A fairy-tale bending". USA Today (Gannett Company). Retrieved July 9, 2014.
  7. ^ Marr, Merrisa (November 7, 2005). "Debut of 'Chicken Little' Gives Disney Something to Crow Over". The Wall Street Journal. Retrieved July 9, 2014.
  8. ^ Catmull, Ed; Amy Wallace (2014). Creativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration. New York: Random House. p. 271. ISBN 978-0812993011.
  9. ^ Catmull, Ed; Amy Wallace (2014). Creativity, Inc.: Overcoming the Unseen Forces That Stand in the Way of True Inspiration. New York: Random House. p. 271. ISBN 978-0812993011.
  10. ^ "LaughingPlace.com: Rhett Wickham: Rapunzel Gets Second Director – Apr 12, 2007 (The #1 Site for Disney)". LaughingPlace.com. Retrieved November 23, 2010.
  11. ^ Graham, Bill (November 27, 2010). "Animation Director Glen Keane Exclusive Interview TANGLED". Collider.com. Retrieved May 11, 2014.
  12. ^ Carter, Chris (July 2013). "An Analysis of the Character Animation in Disney’s Tangled". Sense of Cinema. Retrieved June 29, 2016.
  13. ^ Holson, Laura M. (September 18, 2005). "Disney Moves Away From Hand-Drawn Animation". The New York Times. Retrieved July 5, 2006.
  14. ^ Carter, Chris (July 2013). "An Analysis of the Character Animation in Disney’s Tangled". Sense of Cinema. Retrieved June 29, 2016.
  15. ^ Desowitz, Bill (November 4, 2005). "Chicken Little & Beyond: Disney Rediscovers its Legacy Through 3D Animation". Animation World Network. Retrieved July 5, 2006.
  16. ^ Desowitz, Bill (September 18, 2006). "‘Little Mermaid’ Team Discusses Disney Past and Present". Animation World Network. Retrieved January 21, 2011.
  17. ^ "'Tangled' directors unravel film's secrets". SiouxCityJournal.com. December 5, 2010. Retrieved December 8, 2010.
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  20. ^ Hammond, Pete (2010年9月9日). “Oscar's Animation Race Just Got 'Tangled'”. Deadline Hollywood. http://www.deadline.com/2010/09/oscars-animation-race-just-got-tangled 2010年11月26日閲覧。 
  21. ^ Tangled Movie Reviews, Pictures”. 'Rotten Tomatoes'. Flixster. 2011年2月19日閲覧。
  22. ^ Tangled (Cream of the Crop)”. 'Rotten Tomatoes'. Flixster. 2011年2月19日閲覧。
  23. ^ Tangled reviews at Metacritic.com”. 'Metacritic'. CBS Interactive. 2010年6月22日閲覧。
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  25. ^ Scott, A.O. (2010年11月23日). “Back to the Castle, Where It's All About the Hair”. The New York Times. 2010年11月26日閲覧。
  26. ^ The Quentin Tarantino Archives >> Blog Archive >> Quentin's Favorite Movies of 2010”. The Quentin Tarantino Archives (2011年1月3日). 2011年1月5日閲覧。
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  33. ^ All-Time Domestic Grosses”. Box Office Mojo. 2011年1月24日閲覧。
  34. ^ 地震の影響で映画館の休館が続く中、西日本が映画興行の中心に『SP 革命篇』が初登場首位【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ (2011年3月16日). 2011年6月30日閲覧。
  35. ^ 『塔の上のラプンツェル』公開9週目で25億円突破!女性ファン急増!『トイ・ストーリー3』の倍以上のコメントが殺到中!!”. シネマトゥデイ (2011年5月13日). 2011年6月30日閲覧。
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  38. ^ Reynolds, Simon (2010年12月14日). “In Full: Golden Globes - Movie Nominees”. Digital Spy. 2010年12月14日閲覧。
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  41. ^ The 37th Saturn Award Nominations”. サターン賞. 2011年3月16日閲覧。
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  43. ^ 『アナと雪の女王』にラプンツェルが出演していた!(シネマトゥデイ、2014年3月5日)2014年4月26日閲覧

外部リンク[編集]