中野香織

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なかのかおり
中野香織
生誕1962年6月8日
富山市
職業服飾史家エッセイスト
代表作『「イノベーター」で読むアパレル全史』『ダンディズムの系譜』『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』他

中野 香織(なかの かおり、1962年6月8日 - )は、日本のエッセイスト服飾史家。イギリス文化史、ファッション史、その延長にあるラグジュアリー・スタディーズを中心に研究・執筆・講演をおこなうほか、企業のアドバイザーを務める。

略歴[編集]

富山県立富山中部高等学校理数科卒[1][2]。1981年、東京大学文学部文科Ⅲ類に入学[2]。1985年に文学部を卒業後、教養学部イギリス科に学士入学し、1987年に卒業[2]。1994年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程を満期退学[3]

在学中の19歳のときに旅行ライターとして執筆を始め、ケンブリッジ大学客員研究員、東京大学教養学部非常勤講師などを経て、服飾史家として本格的に研究・執筆・講演に携わる[4]。2008年度から2017年度まで明治大学国際日本学部特任教授[4]。2018年、総合研究所、株式会社Kaori Nakanoを設立[4]。2019年度から2021年度まで昭和女子大学国際学部英語コミュニケーション学科客員教授[5][6]。2021年秋冬の経済産業省「ファッション未来研究会」委員[7]。2021年より京都クリエイティブ・アッサンブラージュ専門家講師[5][8]

著書[編集]

  • 『スーツの神話』 文藝春秋〈文春新書〉、2000年3月、ISBN 4-16-660096-6
    • 加筆修正され『スーツの文化史』として電子書籍化(2013年7月)
  • 『モードの方程式 : Satisfashion for Men and Women 』 新潮社、2005年2月、ISBN 4-10-474701-7
  • 『着るものがない!』 新潮社、2006年10月、ISBN 4-10-474702-5
  • 『ダンディズムの系譜 : 男が憧れた男たち』 新潮社〈新潮選書〉、2009年2月、ISBN 978-4-10-603630-9
  • 『愛されるモード』 中央公論新社、2009年2月、ISBN 978-4-12-004004-7
  • 『モードとエロスと資本』 集英社〈集英社新書〉、2010年5月、ISBN 978-4-08-720543-5
  • 『紳士の名品50 = The Gentleman's World Through 50 Masterpieces』 小学館〈小学館セレクトムック〉、2016年5月、ISBN 978-4-09-103777-0
  • 『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』 吉川弘文館、2019年6月、ISBN 978-4-642-08355-3
  • 『「イノベーター」で読むアパレル全史 = Apparel Innovators』 日本実業出版社、2020年1月、ISBN 978-4-534-05752-5

共著[編集]

  • 『フォーマルウェアの教科書〈洋装・和装〉』 日本フォーマルウェア文化普及協会監修、横山宗生, 赤木南洋共著、日本フォーマルウェア文化普及協会(発行)、ネコ・パブリッシング(発売)、2019年9月、ISBN 978-4-7770-5458-9
  • 『新・ラグジュアリー = DECAMERON ABOUT NEW LUXURY : 文化が生み出す経済10の講義』 安西洋之共著、クロスメディア・パブリッシング、2022年3月、ISBN 978-4-295-40663-1

翻訳[編集]

監修・監訳[編集]

連載[編集]

  • 「流行通信」誌において「From Preview Room」(1987年)
  • 「流行通信」誌において「テクノロジー」(1988年)
  • 「NAVI」誌において「スタイリッシュ・カリズマ」(1999 - 2000年)
  • 「ENGINE」誌において「映画の中の英語」(2001年)
  • 「日本経済新聞」において「地球はおもしろい イギリス」(2001年)
  • 「日本経済新聞」において「モードの方程式」(2001 - 2008年)
  • 「キネマ旬報」誌において「ドーバー越えて」(2002 - 2006年)
  • 「Gentry」誌において「ダンディズムへの招待状 気高き男たちの精神史」(2004 - 2005年)
  • 「Gentry」誌において「ジェントルマンの履歴書」(2005 - 2006年)
  • 「翼の王国(ANA)」誌において「Who's who」(2006 - 2007年)
  • 「ハーパースバザー」誌において「落日のマッチョ」(2006 - 2007年)
  • 「朝日新聞」において「コロモのココロ」(2006 - 2008年)
  • 「STORY」誌において「ブランドスト―リー」(2006 - 2008年)
  • 「25ans」誌において「ダイアナ妃物語」(2007年)
  • 「FRaU」誌において「ドルチェを待ちながら」(2007 - 2010年)
  • 「uomo」誌において「その着こなしに理由あり エレガンスの社会学」(2007 - 2008年)
  • 「サライ」誌において「紳士のもの選び」(2010 - 2014年)
  •   中国「端麗服飾美容」において「中野香織ファッションコラム (2010 - 2014年)
  • 「北日本新聞」別冊「まんまる」において「ファッション歳時記」(2011年 - )
  • 「マグナカルタ」誌において「ダンディズム白熱教室」(2012 - 2013年)
  • 「リシェス」誌創刊号より「リシェス・オブリージュ 富の品格」(2012 - 2014年)
  • 「読売新聞」において「スタイル アイコン」(2013年 - 2012年)
  • 「メンズプレシャス」公式ウェブサイトにて「伝説のジェントルマンかく語りき」(2013年 - )
  • 「リシェス」誌において「ソーシャル・カレンダー」(全4回)(2015年)
  • 「ダーバン」公式ウェブサイトにて「Man of Dandyism 中野香織が考えるダンディズムの定義」(全6回) (2015年)
  • 「フェアファクス」公式ウェブサイトにてメンズファッションコラム (2015年)
  • 「日本経済新聞」において「モードは語る」(2017年 - )
  • 「婦人画報.jp」において「フォーマルウェアの基礎知識」(2019年12月 - 2021年12月)
  • 「kotoba」において「S&F スポーツとファッション」(2020年3月 - 2021年12月)
  • 「JBpress autograph」にて「モードと社会」(2020年5月 - )
  • 「Forbes Japan」において「ポストラグジュアリー360°の風景」(安西洋之との共著、2020年12月 - )

脚注[編集]

  1. ^ エレガンスとは、「一行ですっきり」”. 中野香織オフィシャルサイト (2013年8月5日). 2022年4月4日閲覧。
  2. ^ a b c 東大な人:中野香織さん”. 東大ナビ. 2022年4月4日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 中野 香織 | 著者ページ”. 東洋経済ONLINE. 2022年8月14日閲覧。
  4. ^ a b c About”. 中野香織オフィシャルサイト. 2022年4月4日閲覧。
  5. ^ a b Profile”. 中野香織オフィシャルサイト. 2022年4月4日閲覧。
  6. ^ 昭和女子大学 2021 年度 客員教員等一覧. 2022年4月4日閲覧
  7. ^ 中野香織さんが語る、新たな時代のラグジュアリーとは”. marie claire (2021年12月15日). 2022年4月4日閲覧。
  8. ^ Kyoto Creative Assemblage”. 2022年4月4日閲覧。

外部リンク[編集]