今井遥

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今井 遥
Haruka IMAI
Figure skating pictogram.svg
Haruka IMAI Skate Canada 2010.jpg
2010年スケートカナダ SPでの今井
photo by David W. Carmichael
基本情報
代表国 日本の旗 日本
生年月日 (1993-08-31) 1993年8月31日(26歳)
出生地 東京都
身長 159 cm
選手情報
コーチ 道上留美子
元コーチ ジェイソン・ダンジェン
佐藤有香
長久保裕
川梅みほ
成瀬葉里子
杉浦幸江
本郷裕子
振付師 パスカーレ・カメレンゴ
元振付師 フィリップ・ミルズ
ナタリア・ベステミアノワ
イゴール・ボブリン
佐藤有香
川梅みほ
川越正大
杉浦幸江
所属クラブ 新潟県スケート連盟
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア 175.40 2014 四大陸選手権
ショート 62.72 2014 四大陸選手権
フリー 112.68 2014 四大陸選手権
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今井 遥(いまい はるか、1993年8月31日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。

2008年JGPゴールデンリンクス優勝。2008年全日本ジュニア選手権優勝。 2010年2013年オンドレイネペラトロフィー優勝。2011年冬季アジア大会銀メダル。2011年GPスケートアメリカ4位。2014年4大陸選手権4位。2015年CSオータムクラシック2位。

経歴[編集]

東京都武蔵村山市出身。武蔵村山市立第四小学校、武蔵村山市立第二中学校[1]日本橋女学館高等学校卒。大東文化大学外国語学部英語学科中退[2]早稲田大学人間科学部通信教育課程(eスクール)卒業[3]学位学士(人間科学)

スケートを始めたのが小学校3年生(9歳)と国際大会に出場する選手としては遅い部類に入る[4]

2007年全日本ジュニア選手権で7位に入りジュニア強化選手に選ばれ、翌2008-2009シーズン、初出場となったジュニアグランプリシリーズのゴールデンリンクスで優勝。その勢いのまま全日本ジュニア選手権でも鈴木真梨村上佳菜子中村愛音水津瑠美庄司理紗村元哉中佐藤未生西野友毬石川翔子藤澤亮子國分紫苑河西歩果上野沙耶高山睦美ら同世代のスターが揃う黄金世代を破って優勝し、全日本選手権および世界ジュニア選手権に出場。

2009-2010シーズンは全日本ジュニア選手権で2位となり連覇は逃すものの、前年に続いて出場した全日本選手権で6位に入る。世界ジュニア選手権への出場はならなかったが、欠場した中野友加里に代わり四大陸選手権日本代表となり[5]、自己ベストスコアを更新し5位に入る。この成績により翌2010-2011シーズンにはグランプリシリーズ出場を果たす。 2010-2011冬季アジア大会で2位表彰台に上がった。

2011-2012シーズンはフィギュアスケートに集中できる環境を求め、拠点をアメリカのデトロイトに移した。そこでアリッサ・シズニージェレミー・アボットらトップ選手と共に、ジェイソン・ダンジェン佐藤有香の指導を受けるようになる[6]グランプリシリーズではファイナルに進出できなかったが、前シーズン不調に終わった全日本選手権では、自己最高の4位という結果を残す。しかし、夏に疲労骨折と判明した右足甲のケガが治りきっておらず、2年ぶりに出場した四大陸選手権ではミスが相次ぎ9位に終わった[7]

2012-2013シーズン、スケートアメリカで5位、NHK杯で8位となり、グランプリシリーズでの表彰台は叶わずに終わる。また、全日本選手権ではジャンプのミスなどが響き14位に終わった。

2013-2014シーズンからは拠点を日本へ戻し日本スケート連盟フィギュアスケート特別強化選手へ昇格(2013年10月)。コーチを道上留美子に変更した。シーズン初戦のネペラメモリアルで優勝。全日本選手権では同大会において自己記録を更新し、安藤美姫本郷理華らを上回ったが、鈴木明子村上浅田真央宮原知子に次ぐ5位に留まりソチオリンピック日本代表選出はならなかった。四大陸選手権では自己ベストをマークし、総合4位に入った。続くチャレンジカップは総合2位。

2014年7月から祖父母の出身地で新設の新潟アサヒアレックスアイスアリーナ新潟市)に練習拠点を移し、ムサシノFSC(東京)から新潟県スケート連盟所属へ変更となった[8]。 2014-2015シーズン 昨シーズンの結果と浅田真央の休養、鈴木明子の引退で、全日本選手権表彰台、世界選手権代表、世界選手権上位を期待され、さらなる飛躍が期待されてたが、ISUチャンジャーシリーズオンドレイネペラ杯で5位に終わり、GPシリーズではフランス杯でロシア勢3人、アメリカ勢3人、地元フランスの黒人選手メイテに敗れ8位、スケートアメリカでは再びロシア勢3人、アメリカ勢3人とさらに韓国の新星朴小宴にスケート陣勢でただ一度の敗北で8位と2戦とも振るわず悲願の表彰台を逃した。巻き返しが期待されたが全日本選手権では10位と低迷。悲願だった世界選手権代表、前年出場した四大陸選手権、さらにユニバーシアード代表も逃した。

2015-2016シーズン シーズン初戦カナダで行われたオータムクラシックで、非公式ではあるがFS自己ベストをわずかに上回る116.72、トータルも174点代と自己ベストに迫る得点で2位に入り、前シーズンとは違い好調なスタートだった。しかし、GPシリーズではスケートアメリカで158点と振るわず10位。続くエリックボンバール杯ではSP9位と出遅れたがFSがテロの影響で中止になり9位に終わった。また、全日本選手権は大失敗で宮原樋口新葉浅田本郷白岩優奈村上の上位6人が180点以上を出すハイレベルな争いの中、161.23点で新星新田谷凜永井優香木原万莉子松田悠良磯邉ひな乃、更にジュニアの本田真凜坂本花織横井ゆは菜にも敗れて14位に終わり、悲願の世界選手権代表、四大陸選手権代表も2年連続逃した。

2016-2017シーズン、地方予選を突破し出場した全日本選手権は19位と振るわなかった。年明けに長野で行われた国民体育大会に出場、以後大会出場はなくシーズンを終えた。

2017-2018シーズン、シーズン初戦の北海道・東北選手権は2位[9]。東日本選手権はブロック大会からの怪我が響き棄権。結果、2008年から9年連続で出場していた全日本選手権を逃し、全日本選手権出場は9年連続でストップした。

2018年3月1日、自身のインスタグラムで現役引退を表明[10][11]

技術・演技[編集]

アクセルを除く3回転ジャンプを飛べる。コンビネーションでは、3T+3T、2A+3T、3S+3T、3Lo+3T、3Lo+2T+2Loを成功している。特に、3S+3TはSPでよく使い高い評価を受けることもよくある。

サルコウとループを得意としていてよくコンビネーションにすることが多い。

また、ドーナツスピンは回転が速くポジションもきれいなスピンで高い評価を受けている。

滑らかな、柔らかいスケーティングが特徴。

主な戦績[編集]

大会/年 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17
四大陸選手権 5 9 4
全日本選手権 14 6 12 4 14 5 11 15 19
GPエリック杯 6 8 9[12]
GPスケートアメリカ 4 5 8 10
GPロステレコム杯 6 9
GP中国杯 6
GP NHK杯 8
GPスケートカナダ 5
CSネペラ杯 1 1 5
オータムクラシック 2
チャレンジカップ 2
ガルデナスプリング杯 3 2
ネーベルホルン杯 3
冬季アジア大会 2
アイスチャレンジ 5
ニース杯 3
世界Jr.選手権 16
全日本Jr.選手権 7 1 2
JGPブダペスト 3
JGPゴールデンリンクス 1
国民体育大会 1 3 7

詳細[編集]

2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年12月22日-25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 21
51.29
18
96.29
19
147.58
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年12月24日-27日 第84回全日本フィギュアスケート選手権札幌 15
55.20
14
106.03
15
161.23
2015年11月13日-15日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 9
47.87
中止 9
2015年10月23日-25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 9
56.52
10
102.13
10
158.65
2015年10月12日-15日 2015年スケートカナダオータムクラシックバリー 3
58.17
2
116.72
2
174.89
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年12月25日-28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 10
56.95
11
101.08
11
158.03
2014年11月21日-23日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯ボルドー 8
54.72
8
99.98
8
154.70
2014年10月24日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 8
53.79
7
104.18
8
157.97
2014年10月1日-5日 ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 11
41.90
2
93.25
5
135.15
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月6日-9日 2014年チャレンジカップハーグ 4
43.30
2
90.73
2
134.03
2014年1月20日-25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 3
62.72
6
112.68
4
175.40
2013年12月20日-23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 6
60.63
4
125.53
5
186.16
2013年11月22日-24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 8
49.55
9
95.75
9
145.30
2013年11月1日-3日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 5
54.79
6
95.51
6
150.30
2013年10月3日-5日 2013年オンドレイネペラトロフィーブラチスラヴァ 2
52.71
1
110.93
1
163.64
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年4月1日-3日 2013年ガルデナスプリング杯ガルデナ 7
46.67
2
107.52
2
154.19
2012年12月20日-24日 第81回全日本フィギュアスケート選手権札幌 18
47.30
13
90.62
14
137.92
2012年11月23日-25日 ISUグランプリシリーズ NHK杯利府 9
48.10
8
97.32
8
145.42
2012年10月19日-21日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカケント 7
49.90
4
107.82
5
157.72
2012年9月27日-29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 9
47.70
3
105.94
3
153.64
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年2月9日-12日 2012年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 11
45.19
9
89.30
9
134.49
2011年12月22日-26日 第80回全日本フィギュアスケート選手権門真 5
57.82
5
108.85
4
166.67
2011年11月25日-27日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 6
55.20
6
99.56
6
154.76
2011年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 4
54.67
9
88.27
4
142.94
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年3月31日-4月3日 2011年ガルデナスプリング杯ガルデナ 2
47.89
3
88.43
3
136.32
2011年1月30日-2月6日 第7回アジア冬季競技大会アスタナ 2
54.02
2
112.98
2
167.00
2010年12月24日-27日 第79回全日本フィギュアスケート選手権長野 17
45.96
11
93.59
12
139.55
2010年11月26日-28日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 3
58.38
9
87.09
6
145.47
2010年10月29日-31日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダキングストン 6
52.52
3
102.02
5
154.54
2010年9月30日-10月2日 2010年オンドレイネペラメモリアルブラチスラヴァ 1
54.61
2
87.01
1
141.62
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月25日-31日 2010年四大陸フィギュアスケート選手権全州 5
55.06
6
100.23
5
155.29
2009年12月25日-27日 第78回全日本フィギュアスケート選手権大阪 7
55.98
6
110.18
6
166.16
2009年11月21日-23日 第78回全日本フィギュアスケートジュニア選手権横浜 3
49.82
2
94.15
2
143.97
2009年11月4日-8日 2009年ニース杯ニース 3
51.46
3
90.00
3
141.46
2009年10月28日-11月1日 2009年アイスチャレンジグラーツ 5
52.48
5
83.14
5
135.62
2009年8月26日-29日 ISUジュニアグランプリ ブダペストブダペスト 4
47.95
3
83.18
3
131.13
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年2月23日-3月1日 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 17
43.58
16
69.66
16
113.24
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権長野 16
43.86
14
77.53
14
121.39
2008年11月23日-24日 第77回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 2
53.05
4
91.10
1
144.15
2008年10月1日-4日 ISUジュニアグランプリ ゴールデンリンクスホメリ 3
47.60
1
97.40
1
145.00
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年11月24日-25日 第76回全日本フィギュアスケートジュニア選手権仙台 7
43.42
9
76.57
7
119.99

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2017-2018 映画『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』より
作曲:ジェームズ・ホーナー
振付:フィリップ・ミルズ
プリマヴェーラ
作曲:ルドヴィコ・エイナウディ
振付:パスカーレ・カメレンゴ
2016-2017
2015-2016[13] マラゲーニャ
作曲:エルネスト・レクオーナ
ボーカル:ナナ・ムスクーリ
振付:パスカーレ・カメレンゴ
恋人達の夢
作曲:サン・プルー
振付:パスカーレ・カメレンゴ
Open Your Wings
ボーカル:Hánna
振付:国友慎之助
2014-2015 ジゼル
作曲:アドルフ・アダン
振付:フィリップ・ミルズ
Defying Gravity ミュージカル『ウィケッド』より
作曲:スティーヴン・シュワルツ
ボーカル:イディナ・メンゼル
2013-2014 無言歌 ニ長調 作品109
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:ナタリア・ベステミアノワイゴール・ボブリン
恋人達の夢
作曲:サン・プルー
振付:パスカーレ・カメレンゴ
無言歌 ニ長調 作品109
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン
朝からゴキゲン
歌:ザ・バード・アンド・ザ・ビー
振付:佐藤有香
2012-2013 映画『シャレード』より
作曲:ヘンリー・マンシーニ
振付:佐藤有香
ディヴェルティメント K.137
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
振付:佐藤有香
ピュア・イマジネーション
歌:グリーキャスト
2011-2012 無言歌 ニ長調 作品109
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン
振付:佐藤有香
マイ・フェア・レディ
作曲:フレデリック・ロウ
振付:佐藤有香
朝からゴキゲン
歌:ザ・バード・アンド・ザ・ビー
振付:佐藤有香
2010-2011 ジプシーダンス
バレエ音楽『ドン・キホーテ』より
作曲:レオン・ミンクス
だったん人の踊り
作曲:アレクサンドル・ボロディン
カトゥーン・ヒーローズ
歌:アクア
2009-2010 フェスタ・フラメンカ
作曲:モンティ・ケリー
ライモンダ
作曲:アレクサンドル・グラズノフ
サムウェア
歌:スウィートボックス
2008-2009 セビリアの理髪師
作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ
映画『ネバーランド』サウンドトラックより
作曲:ヤン・A・P・カチュマレク

脚注[編集]

  1. ^ 武蔵村山市役所企画財務部秘書広報課広報広聴グループ
  2. ^ 大東文化大学ニュース
  3. ^ 今井遥 インスタグラム 2018年3月27日
  4. ^ 伊藤超短波メディカル事業部スポーツプロジェクトインタビュー
  5. ^ 時事ドットコム:「中野が四大陸欠場=フィギュアスケート〔五輪・関連〕」2010年1月13日[リンク切れ]
  6. ^ フィギュアスケート日本女子ファンブック2012. 扶桑社. p. 42,44. ISBN 978-4594065447. 
  7. ^ “今井9位「ケガで…悔しい」/フィギュア”. 日刊スポーツ. (2012年2月12日). http://www.nikkansports.com/sports/figure/fc/2012/news/f-sp-tp0-20120212-902727.html 2012年2月13日閲覧。 
  8. ^ フィギュア今井遥選手 アイスアリーナを拠点に活動, 新潟市, 2014年7月18日
  9. ^ 2017-2018フィギュアスケート競技会(国内公式大会)日本スケート連盟リザルトサイト
  10. ^ 今井遥、現役引退を発表「15年間のフィギュア人生に悔いはありません」スポーツ報知2018年3月2日閲覧。
  11. ^ フィギュア今井遥が引退表明 元全日本ジュニア女王、朝日新聞(電子版)
  12. ^ パリ同時多発テロ事件によるフリー種目の中止でSPの順位が最終結果となった。
  13. ^ トップ選手が移籍!フィギュアスケート熱が高まる新潟県

外部リンク[編集]