小岩井久美子

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小岩井 久美子(こいわい くみこ、1975年6月27日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。1993年世界ジュニア選手権優勝、1995年世界選手権日本代表(16位)。

経歴[編集]

愛知県大府市出身。スケートを始めた時は小塚光彦(小塚崇彦の祖父)が設立したオリオンFSCに所属し、のちに伊藤みどりらを育てた山田満知子に師事し、女子フィギュアスケート選手として活躍。1991-1992シーズンに全日本ジュニア選手権で優勝し、翌1992-1993シーズンの世界ジュニア選手権で日本人選手として2人目の優勝を果たした[1]。また、シニアのNHK杯全日本選手権でも表彰台に上り、翌1994年に控えたリレハンメルオリンピックの有力な若手選手であった。

1993-1994シーズン、オリンピック日本女子シングルの2つの参加枠をかけた全日本選手権では、佐藤有香井上怜奈に及ばず惜しくも3位に終わり、リレハンメル五輪出場はならなかった。翌1994-1995シーズン、世界選手権に初出場。フリー演技で着氷に失敗した際、太股をエッジで切り、血を流しながらも最後まで演技を続けた。1998年長野オリンピックのシーズンを前に、1997年ユニバーシアードでの優勝を花道に競技から引退した。

主な戦績[編集]

大会/年 1991-92 1992-93 1993-94 1994-95 1995-96 1996-97
世界選手権 16
全日本選手権 3 3 3 6 4
NHK杯 2 5 8
ユニバーシアード 2 1
世界Jr.選手権 8 1
全日本Jr.選手権 1 2

脚注[編集]

  1. ^ 未来のフィギュア界を担う!世界ジュニアフィギュアスケート選手権とは”. 【SPAIA】スパイア (2016年9月8日). 2020年11月18日閲覧。

外部リンク[編集]