だったん人の踊り

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だったん人の踊り』または『ポロヴェツ人の踊り』は、ロシアの作曲家アレクサンドル・ボロディンが作曲したオペライーゴリ公』の第2幕の曲で、ボロディンの最も有名な曲のひとつであり、またクラシック音楽でも有数の人気曲である。日本語の題名は『ダッタン人の踊り』『韃靼人の踊り』『ポロヴェッツ人の踊り』などとも記される。しばしばオーケストラのコンサートなどで、オペラとは独立に演奏される。ただし、オペラでは合唱を伴うが、演奏会では合唱のパートを省略することが多い。序曲や「ポロヴェツ人の行進」などと併せて『イーゴリ公組曲』とすることもある。

題名になっている「韃靼(だったん)人」あるいは「ポロヴェツ人」に関する詳細は「タタール」「キプチャク」、また「イーゴリ遠征物語」「イーゴリ公」を参照。

曲の内容[編集]

  • No.8、だったん人の娘の踊り["Пляска половецких девушек"]: Presto, 6/8,ヘ長調
  • No. 17, だったん人の踊り(合唱付き) ["Половецкая пляска с хором"]
    • [a] 序奏: Andantino, 4/4,イ長調
    • [b] 娘達の踊り[Пляска девушек плавная]: Andantino, 4/4, イ長調
    • [c + a] 男達の踊り[Пляска мужчин дикая]: Allegro vivo, 4/4, ヘ長調
    • [d] 全員の踊り[Общая пляска]: Allegro, 3/4, ニ長調
    • [e] 少年達の踊り[Пляска мальчиков]と、男達の踊り[Пляска мужчин]: Presto, 6/8, ニ短調
    • [b’ + e’] 娘達の踊りと少年達の踊り Moderato alla breve, 2/2, イ長調
    • [e’’] 少年達の踊りと男達の踊り: Presto, 6/8, ニ短調
    • [c’ + a’’] 全員の踊り: Allegro con spirito, 4/4, イ長調

だったん人の踊りの音譜

翻訳[編集]

The text of the first stanza of this particular section in the opera is given below.

ロシア語原文[1] ローマ字転写 英訳からの重訳[2]
Невольницы:

Улетай на крыльях ветра
Ты в край родной, родная песня наша,
Туда, где мы тебя свободно пели,
Где было так привольно нам с тобою.
Там, под знойным небом,
Негой воздух полон,
Там под говор моря
Дремлют горы в облаках;
Там так ярко солнце светит,
Родные горы светом заливая,
В долинах пышно розы расцветают,
И соловьи поют в лесах зеленых,
И сладкий виноград растет.
Там тебе привольней, песня,
Ты туда и улетай.

Половцы:

Пойте песни славы хану! Пой!
Славьте силу, дочесть хана! Славь!
Славен хан! Хан!
Славен он, хан наш!
Блеском славы
Солнцу равен хан!
Нету равных славой хану! Нет!
Чаги хана славят хана.
Хана своего.

Nevolnitsy:

Uletay na krylyakh vetra
Ty v kraj rodnoy, rodnaya pesnya nasha,
Tuda, gde my tebya svobodno peli,
Gde bylo tak privolno nam s tobyu
Tam, pod znoynym nebom,
Negoy vozdukh polon,
Tam pod govor morya
Dremlut gory v oblakakh;
Tam tak yarko solntse svetit,
Rodnyye gory svetom zalivaya,
V dolinakh pyshno rozy rastsvetayut,
I solovyi poyut v lesakh zelyonykh,
I sladkiy vinograd rastyot.
Tam tebe privolney, pesnya,
Ty tuda i uletay.

奴隷女

風の翼に乗って飛べ
故郷へ、我らの愛する歌よ
かの地では我らは自由に歌い、
歌いながら自由を感じたところへ
熱い空の下、
大気は喜びに満ち、
さざ波を聞きながら
山々は雲居にまどろむ
太陽が燦然と輝き
故郷の山々を光に包む
谷間には華麗な薔薇の花々が咲き乱れ
蒼い森には黒歌鳥が鳴き
甘い葡萄が繁る。
お前はそこでは自由、歌よ
故郷へ飛べ

英訳からの重訳:

だったん人
ハーンを称える歌を歌え!歌え!
ハーンの勇気の力を称えよ!
栄光あるハーンを称えよ!
栄光ある我らのハーン!
栄光の輝かしさのうちに
ハーンは太陽に等しい!
栄光あるハーン並ぶものはいない!いない!
女奴隷たちがハーンを称える
彼女らのハーン

コンチャック・ハーン
遠い海からの虜を見たか、
わが美女たちを見たか、
カスピ海の向こうから来た美女たちを?
友よ朕に
朕に一言申せば
欲しいと申せば このうち一人をとらせようぞ。

だったん人
ハーンを称える歌を歌え!歌え!
ハーンの寛大さを称えよ、ハーンの慈悲を称えよ!
ハーンを称えよ!
敵にはハーンは無慈悲なり
彼は、我らのハーン
栄光あるハーンに誰が匹敵しようか?誰が?
栄光の輝かしさのうちに
ハーンは太陽に等しい!
我らのハーン、コンチャック・ハーン、は
祖先の栄光に比肩する!
恐るべきハーン、コンチャック・ハーンは、
祖先の栄光の比肩する!
栄光ある者、それは我らがコンチャック・ハーン!
万歳!万歳!


奴隷全員
(オペラスタンザを繰り返す)

だったん人
我らがハーン、コンチャック・ハーンは
祖先の栄光に比肩する!
恐るべきコンチャック・ハーンは
祖先の栄光に比肩する!
万歳、万歳、コンチャック・ハーン!
コンチャック・ハーン!
踊りで汝がハーンを楽しませよ
奴隷ども、ハーンを踊りで楽しませよ!
汝がハーンを!
奴隷ども、ハーンを踊りで楽しませよ! 汝がハーンを!
踊りで汝がハーンを楽しませよ!
踊って楽しませよ!
我らがコンチャック・ハーンを!
我らがコンチャック・ハーンを!

[2]

ポピュラー音楽への編曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Князь Игорь (Бородин)/Либретто — Викитека” (ロシア語). Ru.wikisource.org (2016年12月7日). 2016年12月20日閲覧。
  2. ^ a b Alexander Borodin : Prince Igor : Opera in four acts and a prologue; Libretto by the composer after The Lay of the Host of Igor (PDF)”. Brilliantclassics.com. 2016年12月20日閲覧。

参考文献[編集]

  • Borodin, A. Le Prince Igor. Partition pour chant et piano. Edition M.P. Belaieff. (Russian, French, and German text.)