木原万莉子

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木原 万莉子
Mariko KIHARA
フィギュアスケート選手
生誕 (1997-09-04) 1997年9月4日(26歳)
滋賀県大津市[1]
身長 158 cm
選手情報
代表国 日本の旗 日本
所属クラブ 同志社大学
引退 2018年4月3日
ISUパーソナルベストスコア
総合163.192015 GP NHK杯
SP59.092016 CSオータムクラシック
FS108.232015 GP NHK杯

木原 万莉子(きはら まりこ、英語: Mariko Kihara女性1997年9月4日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(シングル)。

2014年プランタン杯優勝。2015年ババリアンオープン優勝。2016年トリグラフトロフィー優勝。

人物[編集]

滋賀県大津市出身。京都府京都市在住。父は医療法人社団親和会京都脊椎脊髄外科・眼科病院(現:京都木原病院)理事長・院長の木原俊壱[2]

同志社小学校同志社中学校・高等学校同志社大学スポーツ健康科学部卒業[3][4]同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科在学中[5]

7歳のときにプリンスアイスワールドを観に行ったことがきっかけでスケートをはじめ、小学6年生で3回転ジャンプ5種類をマスターした[6]

経歴[編集]

2010年、中学1年生のときに大腿骨頭すべり症になり、治療のため競技生活を休養する[7]

2012-13シーズン、本格的に競技復帰し、初出場となった全日本ジュニア選手権で10位となる。2013-14シーズン、全日本ジュニア選手権でSP首位となり、総合で4位となった。初出場となった全日本選手権では8位に入り、新人賞を受賞。プランタン杯では、シニアの国際大会にはじめて出場し優勝を果たす。

2014-15シーズン、初参戦となったジュニアグランプリシリーズJGPチェコスケートに出場し4位に入り、続くJGP B.シュベルター杯では6位となる。また、全日本選手権では8位となる。ババリアンオープンでは、SPで2位となるが、FSではSP首位のエリザベータ・トゥクタミシェワが棄権し優勝を果たす。

2015-16シーズン、初戦であるISUチャレンジャーシリーズネーベルホルン杯では6位となる。ISUグランプリシリーズNHK杯に出場しSP・FSともに自己ベストを更新し10位となる。全日本選手権では10位となる。トリグラフトロフィーで優勝。

2017-18シーズン、2018年4月3日の京都フィギュアスケートフェスティバルでエキシビション演技を披露し、現役を引退[8]。引退後は振付師に転身する。

技術・演技[編集]

アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、スプレッドイーグルからの2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させている[9]

主な戦績[編集]

大会/年 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18
全日本選手権 8 8 10 17 15
GP NHK杯 10
CSオータムクラシック 5
CSネーベルホルン杯 6
トリグラフ杯 1
ババリアンオープン 1
プランタン杯 1
ユニバーシアード 7
全日本ジュニア選手権 10 4
JGP B.シュベルター杯 6
JGPチェコスケート 4

詳細[編集]

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年12月20日 - 24日 第86回全日本フィギュアスケート選手権調布 18
55.50
13
114.11
15
169.61
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年1月31日 - 2月5日 ユニバーシアード冬季競技大会アルマトイ 9
56.78
5
104.01
7
154.30
2016年12月22日 - 25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 23
50.44
16
100.91
17
151.35
2016年9月29日 - 10月1日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックピエールフォン 5
59.09
5
102.12
5
161.21
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月23日 - 27日 2016年トリグラフトロフィーイェセニツェ 1
54.37
1
101.12
1
155.49
2015年12月24日 - 27日 第84回全日本フィギュアスケート選手権札幌 12
58.10
11
112.59
10
170.69
2015年11月27日 - 29日 ISUグランプリシリーズ NHK杯長野 10
54.96
8
108.23
10
163.19
2015年9月23日 - 26日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 5
54.72
6
100.93
6
155.65
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年2月11日 - 15日 2015年ババリアンオープンオーベルストドルフ 2
62.19
1
109.62
1
171.81
2014年12月25日 - 28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 8
57.57
8
106.01
8
163.58
2014年10月1日 - 5日 ISUジュニアグランプリ ブラエオン・シュベルター杯ドレスデン 8
44.42
5
89.58
6
134.00
2014年9月3日 - 6日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 4
53.84
3
102.21
4
156.05
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月14日 - 16日 2014年プランタン杯ルクセンブルク市 1
56.48
1
109.49
1
165.97
2013年12月20日 - 23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 8
56.35
10
103.75
8
160.10
2012年11月22日 - 24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 1
53.74
8
97.00
4
150.74
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年11月16日 - 18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 15
44.94
6
93.08
10
138.02

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2017-2018 Creep
ボーカル:ヘイリー・ラインハルト
振付:ジュリー・マルコット
I'm kissing you
映画『ロミオ+ジュリエット』より
振付:ジュリー・マルコット
2016-2017 幻想曲さくらさくら
作曲:平井康三郎
指揮:宮川彬良
振付:トム・ディクソン
 アディオス・ノニーノ
作曲:アストル・ピアソラ
振付:ジュリー・マルコット
2015-2016 映画『ブラック・スワン』より
作曲:クリント・マンセル
振付:ジェフリー・バトル
Let's Get Loud
ボーカル:ジェニファー・ロペス
2014-2015 タンゴ
演奏:ダグ・ワイゼルマン
Tormenta
作曲:ルネ・デュプレ
振付:カタリナ・リンデン
Maria de Nazareth
by Olivier Libouty
Dance of the Young Moorish Slaves 歌劇『アイーダ』より
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
振付:トム・ディクソン
2013-2014 映画『コットンクラブ』より
作曲:ジョン・バリー
夏の夜の夢
作曲:フェリックス・メンデルスゾーン

脚注[編集]

  1. ^ 病越え再び銀盤へ、全日本8位で新人賞 フィギュア女子・木原 京都新聞
  2. ^ Twitter”. 2022年4月13日閲覧。
  3. ^ 木原 万莉子 同志社小学校(スケート)”. 京都私学振興会. 2022年4月13日閲覧。
  4. ^ 選手名簿”. 2022年4月13日閲覧。
  5. ^ ログイン • Instagram”. www.instagram.com. 2022年4月13日閲覧。
  6. ^ 公益財団法人京都私学振興会
  7. ^ 3万人に1人の難病乗り越えて フィギュア美少女が全日本選手権へ 朝日新聞
  8. ^ 「宮原のライバル」が引退へ 難病克服のフィギュア木原朝日新聞2017年12月26日閲覧
  9. ^ 第82回全日本フィギュアスケート選手権

外部リンク[編集]