三原舞依

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Pix.gif 三原 舞依
Mai MIHARA
Figure skating pictogram.svg
Photos - Skate America 2016 - Ladies (Mai MIHARA JPN - Bronze Medal) (12).jpg
2016年スケートアメリカでの三原舞依
基本情報
代表国: 日本の旗 日本
生年月日: (1999-08-22) 1999年8月22日(18歳)
出生地: 神戸市
身長: 154 cm
コーチ: 中野園子
グレアム充子
振付師: ブノワ・リショー
デヴィッド・ウィルソン
元振付師: マッシモ・スカリ
佐藤有香
マリナ・ズエワ
川越正大
太田由希奈
中村園子
所属クラブ: 神戸ポートアイランドFSC
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 218.27 2017 国別対抗戦
ショートプログラム: 72.10 2017 国別対抗戦
フリースケーティング: 146.17 2017 国別対抗戦
 
獲得メダル
フィギュアスケート
四大陸選手権
2017 江陵 女子シングル
世界国別対抗戦
2017 東京 団体

三原 舞依(みはら まい、英語: Mai Mihara, 1999年8月22日 - )は、日本女性フィギュアスケート選手(女子シングル)。兵庫県神戸市出身。血液型はA型

2017年四大陸フィギュアスケート選手権優勝。2016年ネーベルホルン杯優勝。

人物[編集]

神戸市立東須磨小学校神戸市立飛松中学校を卒業、兵庫県立芦屋高等学校在学中。憧れの選手は浅田真央神戸市立東須磨小学校2年の時、テレビで見た浅田に憧れ、スケートを始める[1]

メディアからは「氷上のシンデレラ」と称えられている[2]

経歴[編集]

ノービス時代[編集]

2012-13シーズン、全日本ノービス選手権Aクラスで3位に入り、推薦により初出場となった全日本ジュニア選手権では8位と健闘した。2013年プランタン杯ではノービスクラスで優勝する。

ジュニア時代[編集]

2013-14シーズン、アジアフィギュア杯のジュニアクラスで2位に入った。ISUジュニアグランプリシリーズに初参戦し、JGPミンスクに出場。全日本ジュニア選手権では本郷理華に続いて2位に入り、同大会で初めて表彰台に立った。初出場となった全日本選手権ではショートプログラムで20位と出遅れたが、フリーでは8位に入り総合で12位となった。

2014-15シーズン、JGPリュブリャナ杯に出場し6位となる。全日本ジュニア選手権では7位となり、全日本選手権では9位となった。シーズンの締め括りとなった2015年ガルデナスプリング杯ではジュニアクラスで優勝した。

2015-16シーズン、2015年アジアフィギュア杯のシニアクラスに出場し優勝。JGPJ&Tバンカでは2位となり、国際スケート連盟(ISU)主催の公式大会で初めて表彰台に立った。続くJGPオーストリア杯でも2位となり、JGPファイナル進出を決めた。全日本ジュニア選手権ではショートプログラムでのジャンプのミスが響き15位と出遅れ、結局総合8位に終わった。初出場となったJGPファイナルでは6位となる。スペインからの帰国後、若年性特発性関節炎(若年性リウマチ)で2週間ほど入院し[3]、2015全日本選手権も病室のベッドで見ていたという。

シニア以降[編集]

2016-17シーズン、病気の治療によるブランクがありながらも、2016年4月から氷上練習を再開し復帰、シニアデビューシーズン初戦となるISUチャレンジャーシリーズネーベルホルン杯で優勝する。ISUグランプリシリーズに初参戦し、スケートアメリカで3位・中国杯で4位となった。グランプリファイナルへの出場は逃すものの、2年振りの出場となった全日本選手権では、ショートプログラム5位スタートながら、フリーで冒頭の3回転ルッツ-3回転トウループで加点が1.40点付くなどノーミスの演技でフリー2位となる132.26点を獲得、合計198.17点で3位となり表彰台にたどり着き、世界選手権の代表に選出された[4]四大陸選手権では、女子シングルでショートプログラム4位からフリーで134.34点を叩き出し、パーソナルベストとなる合計200.85点で逆転での国際大会初優勝を飾った[5][6]。これは日本人では奇しくも三原が尊敬している浅田真央以来となる快挙となった。また国際大会での合計200点超えは日本人選手としては浅田、安藤美姫宮原知子に次いで4人目の達成者である[6]

自身初出場でかつ翌2018年2月開催の、平昌オリンピック・女子シングル出場枠の掛かった世界選手権では、ショートプログラムで3回転ルッツ-3回転トウループのコンビネーションジャンプを成功させるなど、演技終盤までほぼ完璧な演技を披露したが、最後の3回転フリップが2回転となり転倒、15位スタートと大きく出遅れた[7]。2日後に行われたフリーでは、ショートプログラムで失敗したジャンプも成功させ、全てのスピンで最高のレベル4を獲得。フリーでパーソナルベストを4点近く更新し、順位を日本女子トップの総合5位まで上げ健闘する[8]。しかし他日本選手の樋口新葉は総合11位、本郷理華も総合16位に終わり、平昌五輪女子シングルの日本代表枠は「2」となった[9]

シーズン最後の試合となる世界国別対抗戦では、ショートプログラムでパーソナルベストを更新して3位、フリーでは歴代日本選手最高の146.17点を叩き出す。ショート・フリーともに全てのジャンプで加点がつき、スピン・ステップ全てでレベル4を獲得。総合では218.27点を獲得し、パーソナルベストをさらに更新した[10]。2017年5月、国際スケート連盟の公式ウェブサイトで、躍進した選手として三原が紹介された[11][12][13][14]

2017-2018シーズン、ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシックに出場し2位となる。

技術・演技[編集]

アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転ルッツ-3回転トウループ、3回転フリップ-3回転トウループ、3回転トウループ-3回転トウループ、2回転半アクセル-3回転トウループを成功させた。3回転アクセルへの挑戦にも意欲を見せている[15]

2015年ジュニアグランプリシリーズJ&Tバンカのフリースケーティング、2017年世界国別対抗戦のショートプログラム・フリースケーティングにて、すべてのステップスピンでレベル4を獲得した。

主な戦績[編集]

国際大会
大会/年 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18
世界選手権 5
四大陸選手権 1
GP中国杯 4 TBD
GPスケートアメリカ 3
GPフランス杯 TBD
CSオータムクラシック 2
CSネーベルホルン杯 1
JGPファイナル 6
JGPオーストリア杯 2
JGP J&Tバンカ 2
JGPリュブリャナ杯 6
JGPミンスク 5
ガルデナスプリング杯 1 J
アジアフィギュア杯 2 J 1
チャレンジカップ 4 J
プランタン杯 1 N
国内大会
全日本選手権 12 9 3
全日本ジュニア選手権 8 2 7 8
全日本ノービス選手権 19 B 7 B 3 A
団体戦
世界国別対抗戦 1
ジャパンオープン 2
  • J - ジュニアクラス
  • A - Aクラス
  • B - Bクラス

詳細[編集]

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年10月7日-日 2017年ジャパンオープンさいたま  
 
2
147.83
2
団体
2017年9月20日-23日 ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシックピエールフォン 2
66.18
2
132.84
2
199.02


2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年4月20日-23日 2017年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 3
72.10
2
146.17
1
団体
(218.27)
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 15
59.59
4
138.29
5
197.88
2017年2月14日-19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 4
66.51
1
134.34
1
200.85
2016年12月22日-25日 第85回全日本フィギュアスケート選手権門真 5
65.91
2
132.26
3
198.17
2016年11月18日-20日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 3
68.48
4
122.44
4
190.92
2016年10月21日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカシカゴ 2
65.75
3
123.53
3
189.28
2016年9月22日-24日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
63.11
1
125.92
1
189.03


2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年12月9日-13日 2015/2016 ISUジュニアグランプリファイナルバルセロナ 6
56.01
6
110.24
6
166.25
2015年11月21日-23日 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権ひたちなか 15
49.08
7
111.04
8
160.12
2015年9月9日-13日 ISUジュニアグランプリ オーストリア杯リンツ 1
63.55
2
118.50
2
182.05
2015年8月19日-23日 ISUジュニアグランプリ J&Tバンカブラチスラヴァ 3
60.81
2
118.55
2
179.36
2015年8月5日-8日 2015年アジアフィギュア杯バンコク 1
53.92
1
105.08
1
159.00


2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年3月22日-24日 2015年ガルデナスプリング杯 ジュニアクラス(ガルデナ 1
52.67
1
113.89
1
166.56
2014年12月25日-28日 第83回全日本フィギュアスケート選手権長野 13
53.23
9
105.58
9
158.81
2014年11月22日-24日 第83回全日本フィギュアスケートジュニア選手権新潟 6
53.47
8
101.13
7
154.60
2014年8月28日-30日 ISUジュニアグランプリ リュブリャナ杯リュブリャナ 9
44.68
4
97.81
6
142.49


2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月6日-9日 2014年チャレンジカップ ジュニアクラス(ハーグ 9
38.01
1
99.05
4
137.06
2013年12月20日-23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権さいたま 20
45.51
8
106.99
12
152.50
2013年11月22日-24日 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権名古屋 2
53.19
5
100.66
2
153.85
2013年9月25日-29日 ISUジュニアグランプリ ミンスクミンスク 9
45.94
4
95.88
5
141.82
2013年8月8日-11日 2013年アジアフィギュア杯 ジュニアクラス(バンコク 2
48.97
2
96.06
2
145.03


2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月22日-24日 2013年プランタン杯 ノービスクラス(ルクセンブルク市 1
40.58
1
71.68
1
112.26
2012年11月16日-18日 第81回全日本フィギュアスケートジュニア選手権西東京 11
47.53
8
92.61
8
140.14
2012年10月26日-28日 第16回全日本フィギュアスケートノービス選手権 Aクラス(京都市  
 
3
86.77
3
86.77


2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年10月28日-30日 第15回全日本フィギュアスケートノービス選手権 Aクラス(西東京市  
 
7
71.88
7
71.88


2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年10月29日-31日 第14回全日本フィギュアスケートノービス選手権 Bクラス(千葉市  
 
19
50.73
19
50.73


プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2017-2018 リベルタンゴ
作曲:アストル・ピアソラ
振付:ブノワ・リショー
ガブリエルのオーボエ
映画『ミッションより』
作曲:エンニオ・モリコーネ
振付:デヴィッド・ウィルソン
2016-2017 序奏とロンド・カプリチオーソ
作曲:カミーユ・サン=サーンス
振付:マッシモ・スカリ
映画『シンデレラ』より
作曲:パトリック・ドイル
振付:佐藤有香
タイスの瞑想曲
作曲:ジュール・マスネ
カプリース
作曲:ニコロ・パガニーニ
2015-2016 バレエ『ジゼル』より
作曲:アドルフ・アダン
振付:マリナ・ズエワ、川越正大、太田由希奈
Le Jazz Hot
映画『ビクター/ビクトリア』より
作曲:ヘンリー・マンシーニ
2014-2015 カディスの娘たち
作曲:レオ・ドリーブ
ボーカル:ディアナ・ダービン
振付:川越正大
2013-2014 さくら
作曲:森山直太朗
振付:川越正大
ミュージカル『ウエスト・サイド物語』より
作曲:レナード・バーンスタイン
振付:川越正大
ディズニーメドレー
作曲:フランク・チャーチル

表彰歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “舞依と花織ーフィギュアの新星(上)出会い”. 神戸新聞NEXT (神戸新聞社). (2016年12月20日). https://www.kobe-np.co.jp/news/sports/201612/0009765495.shtml 2017年5月15日閲覧。 
  2. ^ シンデレラ演じた三原舞依 SPから10人抜きの5位 世界の壁も実感産経新聞2017.4.1
  3. ^ フィギュアスケート新潟・夏の発表会【中編】
  4. ^ “三原舞依「驚きです」初の表彰台で世界選手権切符”. nikkansports.com (日刊スポーツ新聞社). (2016年12月25日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1756712.html 2017年5月7日閲覧。 
  5. ^ “三原舞依、200点超えで逆転金!新エース候補誕生”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2017年2月19日). http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170219-OHT1T50030.html 2017年2月20日閲覧。 
  6. ^ a b “三原舞依 200点超え逆転V「跳び上がるほどうれしかった」”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2017年2月18日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/02/18/kiji/20170218s00079000484000c.html 2017年2月20日閲覧。 
  7. ^ “三原舞依15位「跳び急いだ」最後の回転で転倒”. nikkansports.com (日刊スポーツ新聞社). (2017年3月29日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1799586.html 2017年5月7日閲覧。 
  8. ^ “三原舞依、フリーで自己ベスト更新 世界フィギュア女子”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2017年4月1日). http://www.asahi.com/articles/ASK410TDTK30OIPE02G.html 2017年5月7日閲覧。 
  9. ^ 【フィギュア世界選手権】三原舞依が自己ベスト更新し5位
  10. ^ “日本歴代最高点・三原舞依「まおちゃんありがとう」寄せ書き「ノーミス演技後に出せ良かった」”. スポーツ報知. 報知新聞社. (2017年4月22日). http://www.hochi.co.jp/sports/winter/20170422-OHT1T50194.html 2017年4月23日閲覧。 
  11. ^ Featured Interview: Mai Mihara (JPN)国際スケート連盟公式ウェブサイト、2017年5月9日
  12. ^ 躍進の三原舞依、国際スケート連盟も注目 フリー日本歴代最高点「146.17」の価値とはTHE ANSWER、2017年5月9日
  13. ^ 17歳三原舞依、浅田真央への憧れをISUに明かす 3回転半に意欲「トライしてみたい」THE ANSWER、2017年5月13日
  14. ^ 【ISU特別インタビュー】今季躍進の三原舞依選手、夏の練習計画や来季のプログラム、一番好きな技など様々な質問に答える。2017年5月9日
  15. ^ 17歳三原舞依、浅田真央への憧れをISUに明かす 3回転半に意欲「トライしてみたい」THE ANSWER 5/13

外部リンク[編集]