月野うさぎ

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月野 うさぎ
つきの うさぎ
美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初) 原作・アニメ共に第1話から
作者 武内直子
声優 三石琴乃
荒木香恵(テレビアニメ第44話〜50話)
俳優 沢井美優(実写版)
大山アンザ原史奈神戸みゆき黒木マリナ(バンダイ版ミュージカル)
大久保聡美野本ほたる(ネルケ版ミュージカル)
プロフィール
愛称 うさぎちゃん、お団子頭、うさこ、うさ
別名 セーラームーン
プリンセス・セレニティ
ネオ・クイーン・セレニティ
セーラーコスモス
性別
種類 地球人
親戚 月野謙之(父)
月野育子(母)
クイーン・セレニティ(前世の母)
月野進悟(弟)
地場衛(夫)
ちびうさ(娘)
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月野 うさぎ(つきの うさぎ)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物で、同作品の主人公。アニメ他、各媒体における演者は#キャストの節を参照。

名前の由来は月の兎から。DICエンターテイメントによる北米版の名前はSerena Tsukino(セリーナ・ツキノ)で、プリンセス・セレニティの名前はPrincess Serena(プリンセス・セリーナ)だった。

原作・アニメともに第1話(原作の表記はAct.1)から最終話まで登場。『コードネームはセーラーV』にもカメオ登場している。

人物[編集]

本作品の主人公で、セーラームーンに変身する、明るく天真爛漫な性格の少女。港区麻布十番に住み、家族構成は両親と弟(家族の詳細は「月野家」を参照)。超ロングの金髪(設定上は黄髪)を大きなシニヨンがついたツインテール[注釈 1]にセットしており、瞳の色は濃い水色[注釈 2]地場衛には当初「お団子頭」(最初は「たんこぶ頭」)と呼ばれ、恋人になってからは「うさこ」、「うさ」(テレビアニメ版無印〜『R』魔界樹編、実写版では「うさぎ」)と呼ばれる。

原作第2期までは港区立十番中学校2年生だった[注釈 3]が、第3期で3年生に進級。第4期と第5期では都立十番高校に進学し、高校1年生となった。テレビアニメ版『無印』と『R』は十番中学校2年生で、『S』と『SuperS』で3年生、『セーラースターズ』では十番高校1年生になった。

性格はドジで泣き虫でお調子者。遅刻と朝寝坊は日常茶飯事で、運動音痴で学校の成績もかなり悪く、テストはいつも赤点ばかり(国語52点、英語20点、数学10点、社会32点)で、そのたびに母に家から閉め出されている。しかも、廊下に立たされながら早弁しようとする図々しい一面もあるが、誰とでも仲良くなれる純粋で優しい心を持つ。原作では華やかな顔立ちという設定らしく、テレビアニメではフィッシュ・アイ曰くプロポーションは良いが平凡な顔立ちらしい。

当初は嫌味を言ってくる衛を快く思わなかったが、第一期中盤で恋仲となる。実は前世でも恋人同士だったのだが、二人は前世の記憶が戻るまでそのことを知らなかった。原作と実写版のラストでは衛と結婚している。惚れっぽいところもあり、正体を知る前のタキシード仮面やゲームセンターで働く古幡元基天王はるかにアプローチしようとした。一方でプリンセス・セレニティとしての輝き(テレビアニメでは月野うさぎの優しさ)に惹かれる人物も多く、前世ではプリンス・エンディミオン(地場衛の前世の姿)、天王はるか(原作)、星野光を始め、海野ぐりお銀河星十郎ことエイル(テレビアニメ)、30世紀の未来ではプリンス・デマンドに想いを寄せられていた。

原作と『Crystal』では1度も死亡していないが、テレビアニメでは第46話(無印最終回)でクイン・ベリルを倒す際、「幻の銀水晶」の力を解放したことで死亡している。その後「普通の生活に戻りたい」という願いを銀水晶が叶えたことで、ダーク・キングダムとの最終決戦の1年前に遡る形で記憶を封印されて転生・復活している。『劇場版R』では、銀水晶の力で地球に衝突しかけた小惑星を壊した後、銀水晶が砕けて死亡するが、フィオレにエナジーを分け与えられて蘇生した。

前世[編集]

前世は月の王国シルバー・ミレニアムの王女プリンセス・セレニティ。地球国の王子・エンディミオン(衛の前世)と恋仲だったが、実は月の人間と地球の人間の恋は掟によって禁じられたものであり、後にベリルと地球の人々がメタリアに操られて月を襲撃した際にエンディミオンと共に命を落とし、悲恋に終わった(原作と『Crystal』ではエンディミオンが自分をかばって命を落としたのを目の当たりにして自ら命を断つ。テレビアニメ版では2人の愛に激怒したクイン・ベリルがメタリアに攻撃させて殺してしまう。実写版ではエンディミオンの死を目の当たりにした際に自身の「負の心」であるクイン・メタリアが生まれ、世界を滅ぼしてしまう)。

死後、前世の母クイーン・セレニティの「幻の銀水晶」の力によってエンディミオンや他のセーラー戦士たちと共に地球に転生し、「月野うさぎ」として生まれ変わった。

未来[編集]

原作・『Crystal』[編集]

原作では彼女が即位するに至ったいきさつは描かれていないが、第五期ラストの衛との結婚式で懐妊を認知している。21世紀初頭の22歳でクリスタル・トーキョーの女王ネオ・クイーン・セレニティに即位[注釈 4]し、「幻の銀水晶」の力で不老不死になり、同じく不老不死となったキング・エンディミオン(未来の衛)との間に第一王女・うさぎ・スモールレディ・セレニティ(ちびうさ)を産んだ。

ブラック・ムーン一族がクリスタル・トーキョーを襲撃した際は、「幻の銀水晶」の異変に気づいてスモールレディ(ちびうさ)を探しに表に出たところ、プリンス・デマンドの邪視攻撃を受け、防御のためにクリスタルが体を包み込み、眠りについた。ちびうさがセーラー戦士として目覚めたことがきっかけで蘇り、本体に戻ったキングと共にパレスから登場し、離れ離れになっていた娘との再会を果たした。戦士としては力を失った自身の代わりにと、娘にネメシスを倒すため自らのロッドを託す。戦いの後は「過去の自分とは会ってはいけない」という禁忌を破り、セーラームーンにコズミック・パワーを含む新しい変身コンパクト、内部戦士にプラネット・パワーを与え、うさぎにお礼を言った。

原作ではさらに先の未来での姿も描かれており、ギャラクシー・コルドロンを護るセーラー戦士セーラーコスモスがうさぎのさらに未来の姿であるとされている。コスモスは争いが絶えない遥か未来の巨大な敵・セーラーカオスとの戦いを避け、過去を振り返る為にちびちび(セーラーちびちびムーン)となってうさぎたちの前に現れた。カオスとの戦いの後は過去に自分のしたことは間違っていなかったと再確認し、未来に帰って行った。なお、コスモスが30世紀よりも後の未来から来たうさぎの転生後の存在なのか、別の未来(平行世界)の存在であるのかなどは明らかにされていない。

テレビアニメ[編集]

20世紀に起きた大変動[注釈 5]で、壊滅的な被害を受けた地球全体はコールドスリープした状態になり、30世紀にうさぎが「幻の銀水晶」の力で地球を目覚めさせ、クリスタル・トーキョーという都市を創り、その都市の女王となったとされている。原作のように不老不死になったというわけではなく、寿命は従来の地球人と変わらないと思われる。衛(キング・エンディミオン)と結婚し、彼との間に娘・スモールレディ(ちびうさ)が生まれた。

ブラック・ムーン一族がクリスタル・トーキョーを襲撃した際は、ちびうさを過去の時代へ逃がし、自身は攻撃を受ける寸前に4人の守護戦士(未来のマーズ、マーキュリー、ジュピター、ヴィーナス)の力でクリスタルに封じられ、守護戦士に護られながらクリスタルの中で眠りについた。その後、未来へやってきたセーラームーンたちがワイズマンを倒したことで眠りから醒め、離れ離れになっていたちびうさと再会を果たす。

母となってからは娘のちびうさに、悲しいことやつらいことがあってもそれに耐えて生きていかなければならないことを説き、娘に対して母らしい威厳を見せている。しかし、過去の自分宛に送った手紙が誤字だらけである[注釈 6]など、過去と変わらない面もあり、手紙の追伸で現在のうさぎに「若いうちの勉強はやはり必要だったからがんばってください」と付け加えていた。

経歴[編集]

原作漫画[編集]

テレビアニメよりも大人っぽく、恋に生きる女性として描かれる。ストーリーが進むに連れてドジで泣き虫な面は見られなくなり、凛々しい戦士として成長していった。戦士の中では愛野美奈子と仲がいい。

第一部では、衛との出会いやセーラー戦士への覚醒が描かれる。「ムーンスティック」を得てセーラー戦士のリーダーとなった後、プリンセス・セレニティを名乗るセーラーヴィーナスと合流した。街の人を救うために力を使い果たして倒れた時に衛の家で介抱され、そこでタキシード仮面の衣装を見つけ、衛と急速に惹かれ合っていくが、クンツァイトの攻撃から自分を庇って倒れた衛への悲しみで前世の記憶を取り戻し(この時衛にもらったムーンフェイズの懐中時計の時間が遡っている)、プリンセス・セレニティに覚醒した。覚醒後に髪の毛が身長の倍近い長さにまで伸び、学校に行けなくなっていた。ダーク・キングダムに洗脳された衛を「伝説の聖剣」で刺した後に心中を図るが、懐中時計が身代わりとなって死ねず、四天王の石に救われた衛も失明する代わりに正気に戻り、クイン・メタリアに飲み込まれてしまうが、変身ペンを投げ出した四戦士の犠牲で目を覚ました。

衛にクイン・メタリアの弱点を教えられ、厶ーン・キャッスルにいるルナの思念と一体化し、柄が大きく伸びたムーンスティックに装着し、花の形に開いた『幻の銀水晶』の力でクイン・メタリアを完全に消滅させる。一時的にルナの思念と融合したため『幻の銀水晶』の力を解放しても気絶ですみ、衛のキスで目覚めた。その時役目を終えた変身ブローチが壊れてムーン・キャッスルが蘇り、クイーン・セレニティのホログラムに新女王としてシルバー・ミレニアムを再興するよう頼まれるが、それを断って地球に帰還する。クイーン・セレニティにもらった新たな変身ブローチで変身し、地球の人々と四戦士たちを『幻の銀水晶』の力で蘇生させた。

第二部では衛と恋人同士になったところに謎の少女・ちびうさが現れ、ブラック・ムーン一族と戦うことになった。タキシード仮面のとの愛の力で生まれた「ムーン・ロッド」で、あやかしの四姉妹を消滅させるが、ヴィーナス以外の戦士たちを惑星ネメシスの「暗黒の部屋」にさらわれてしまう。ちびうさに事情を打ち明けられた後にセーラープルートと出会い、荒廃した30世紀のクリスタル・トーキョーにワープする。その後20世紀に帰還するが、30世紀に残ったちびうさを助けるために再び未来に戻り、ワイズマンにちびうさがブラック・レディにされ、ブラック・レディにタキシード仮面を洗脳されてしまう。自身はプリンス・デマンドに『邪黒水晶』の力に満ちた惑星ネメシスへと攫われ、彼にキスをされてショックを受ける。蒼のサフィールに「兄さんを惑わせた恐ろしい女」「おまえと『幻の銀水晶』の存在が歴史を狂わせている」と言われて殺されかけ、『幻の銀水晶』の力で撃退したが、この言葉に衝撃を受けたうさぎは「戦いが起きるのは自分のせいかもしれない」と考えるようになる。その後、脱出したマーキュリーたちと合流。

最終決戦ではプリンス・デマンドが『過去の幻の銀水晶』と『未来の銀水晶』を接触させて世界を消し去ろうとしたが、セーラープルートの時間停止によって二つの『幻の銀水晶』を取り返す。正気に戻ったタキシード仮面とともにプリンス・デマンドを倒し、タキシード仮面と覚醒したちびムーンとともに惑星ネメシスを消滅させ、役目を終えた変身ブローチとムーン・ロッドは壊れてしまった。ネオ・クイーン・セレニティとは同一人物のため会うことを禁じられていたが、20世紀に帰る直前に追いかけてきた彼女と対面する。20世紀に帰還したあと、ちびうさがネオ・クイーン・セレニティに預かってきた「ハート・ムーン・ロッド」を渡された。

第三期では内部戦士たちが星の力を、外部三戦士がタリスマンの力を「伝説の聖杯」に注ぎ込み、スーパーセーラームーンにパワーアップした。巨大化したデス・バスターズのファラオ90に「伝説の聖杯」と『幻の銀水晶』の力で特攻したが、タリスマンの共鳴によって覚醒したセーラーサターンの力で救出された。デス・バスターズとの戦いが終わった後、「メシア」として覚醒したセーラームーンはネオ・クイーン・セレニティに変身し、壊滅した地球を『幻の銀水晶』の力で再生させた。この時、ファラオ90を道連れにタウ星系へと消えたセーラーサターンも赤子として転生していた。

第四期では十番高校に進学し、衛にちびうさとお揃いの万華鏡を買ってもらう。デッド・ムーンが現れた時に自力で新しい変身ブローチを生み出し、意思を持った万華鏡が「ムーン・カレイド・スコープ」に変化した。ネヘレニアの呪いで衛と共に赤子になってしまう。新たな聖杯「ホーリー・ムーン・カリス」にセーラー戦士が各キャッスルの力を注ぎこみ、ダイアナ曰く「最もネオ・クイーン・セレニティに近い力を持つ」エターナルセーラームーンにパワーアップした。

第五期では、ハーバード大学に留学する衛から婚約指輪を贈られるが、その直後にシャドウ・ギャラクティカのセーラーギャラクシアによって「ゴールデン・クリスタル」を奪われた衛が消滅し、反射的にその時の記憶を喪失して衛が無事に留学したと思い込む。まもなく仲間たちがシャドウ・ギャラクティカに襲われて次々と消滅させられ、マーズとヴィーナスが消滅した時に衛が死亡したことを思い出した。セーラー火球とセーラースターライツとちびちびとともに「いて座αスター」に移動し、ギャラクティカ・パレスでギャラクシアを裏切ったセーラーレテ・セーラーモネシュネやスターライツが消されてしまう。救援に来たエターナルセーラーちびムーンとセーラーカルテットと合流し、「戦いが終わらなくてもまたみんなでめぐりあいたい」と言う火球の死を看取る。その後、ギャラクシアの傀儡として復活した太陽系セーラー戦士たちとタキシード仮面(セーラークリスタルで作られた土人形)と戦わされ、なすすべなくエターナル・ティアルを破壊されて背中の羽をもがれてしまった。新しく生み出したエターナル・ティアルの力で傀儡のセーラー戦士たちを倒してギャラクシアと戦うが、タキシード仮面と仲間たちのセーラークリスタルをコルドロンに投げ捨てられ、衛の存在が消えてちびムーンも消滅し、絶望してしまう。

カオスに「今まで倒した敵全てがコルドロンから生まれた自分たちの兄弟だった」と知らされ、何を信じればいいのか分からなくなる。カオスに始末されかけたギャラクシアを助けるが、彼女はブレスレットを残して消滅してしまった。コルドロンと一体化してしまったカオスを倒すことができず、裸の天使の姿でコルドロンに飛び込み、カオスを包み込もうとして弾き飛ばされるが、コルドロンの中で仲間たちと再会し、コスモス・クリスタルを守護するガーディアン・コスモスに出会う。そしてちびちびの正体である銀河全体を守るセーラーコスモス=遙か遠い未来のセーラームーンに対し、将来カオスが復活して永遠に戦いが終わらなくてもコルドロンを残すことを望み、終わりのない孤独な戦いに疲れ果てていたセーラーコスモスに「全てを捨て去る勇気と全てを受け入れる勇気」を思い出させ、コスモス・クリスタルからコルドロンに光の洪水として溢れたラムダ・パワーで再生した。数年後には衛と結婚式を挙げ、ちびうさとなる子供を体に宿して物語は終わる。

テレビアニメ[編集]

ドジで泣き虫でお調子者の性格が強調され、原作より幼い雰囲気になった。戦士で一番のムードメーカーで、ほかの戦士からツッコミやボケを入れられることが多い。また、海野ぐりおに「友達づくりの天才」と評されるなど心の優しさが大きくフィーチャーされ、『劇場版R』では、前世由来の能力から敬遠されがちだった水野亜美たち内部戦士四人がうさぎの優しさに支えられているとされた。戦士の中では火野レイと特に親しく、喧嘩するほど仲がいい姉妹のような関係。

『無印』で親友の大阪なるとネフライトの悲恋を経験した影響もあるのか、どんな敵とでも分かり合おうとするのがテレビアニメの特徴で、エイルとアン、あやかしの四姉妹、蒼のサフィールとプリンス・デマンド、アマゾン・トリオ、アマゾネス・カルテット、ネヘレニア、セーラーギャラクシアと和解している。

『無印』では、衛との馴れ初めや仲間たち(特にレイ)と絆を深めていく姿が描かれた。能天気なうさぎに責任感を持ってもらおうと考えたルナが、セーラー戦士のリーダーの証「ムーンスティック」をうさぎに与えようとし、レイに「うさぎにリーダーが務まるはずがない」と反対されたことがある。衛とは腐れ縁で喧嘩ばかりだったが、ダイヤモンド国の舞踏会への潜入中、ジュースと間違えてカクテルを飲んで酔った時にタキシード仮面からキスされている。スターライトタワーで衛の過去を知った後、ゾイサイトの攻撃に巻き込まれてやむなく衛の目の前で変身し、その場で衛がタキシード仮面の正体と知る。まもなくタキシード仮面が自分を庇って死亡してしまい、その時涙が『幻の銀水晶』に結晶化してプリンセス・セレニティに覚醒し、前世の記憶を蘇らせて気絶した(この時一人称が「私」になっている)。うさぎの覚醒と同時に記憶の封印が解けたルナとアルテミスに前世からの使命を聞かされ、マーズたち四人は戦いを決意するが、衛のように仲間たちが死ぬことを恐れたうさぎは前世や戦いを拒絶し、衛に好意を寄せていたため苛立つマーズに「意気地なし!」と平手打ちされ、「意気地なしだもん!わたしレイちゃんのように強くない!」と怒鳴りつけた。クンツァイトに多次元混乱世界へと吹き飛ばされた際、クイーン・セレニティの意識体に前世の自分の過去を教えられる。

北極圏DポイントのDDガールズ戦では、仲間の命を助けるためにクイン・ベリルに降伏しようとしたが聞き入れられず、四戦士がDDガールズと相打ちで戦死してしまい現実逃避に陥るが、彼女たちの魂に励まされてダーク・キングダムのアジトにたどり着く。力量不足で洗脳されたダーク・エンディミオン(衛)を浄化できなかったが、「星空のオルゴール」で衛の洗脳を解くことができた。しかし、エンディミオン(衛)への恋に敗れたベリルの攻撃から自分を庇った衛も死亡してしまい、好きな男の子とキスもできずに死んでしまったレイたちを思って、衛の亡骸とキスをせずに最終決戦に向かう。

無印最終決戦では、プリンセス・セレニティに変身して『幻の銀水晶』の力を解放するが、スーパー・ベリルの世界に対する憎しみのエナジーに圧倒される。仲間たちが守ろうとした世界を信じ、四戦士の魂に力を借りて『幻の銀水晶』の最大の力を解き放ち、スーパー・ベリルを封印した。自身も『幻の銀水晶』の力を出し切って死亡するが、その際に残していた「普通の生活に戻りたい」という願いを『幻の銀水晶』が叶え、セーラームーンになる直前の過去の地球に記憶を封じられる形で衛や四戦士たちと転生した。

『R』の魔界樹編では普通の女の子として暮らしていたが、新たな敵のエイルとアンが現れたためルナに記憶を戻された。「もう戦いは嫌、普通でいたい」と思い出すのを嫌がるが、最後には記憶を受け入れて「普通のうさぎちゃんにバイバイ」と呟いている。「みんなには普通の女の子でいてほしい」としばらくの間一人で戦ったが、ガーディアンに変身ブローチを壊された時にクイーン・セレニティから新しいブローチをもらってパワーアップし、その場に居合わせたため記憶を戻された四戦士とセーラーチームを再結成する。魔界樹編終盤では魔界樹に衛と囚われてしまい、魔界樹が暴走した際に解放され、エイルとアンの前で変身した。失恋で逆上したエイルとアンの攻撃を受けながら衛に記憶を思い出すよう訴え、衛と互いをかばい合う姿がエイルに衝撃を与える。エイルとともに魔界樹の声を聞いて魔界樹の真実を知り、魔界樹を浄化する。月影のナイトと融合して記憶を取り戻した衛と相思相愛になり、エイルとアンの旅立ちを見送った。

PCエンジン版では、ダーク・キングダムが復活した夢を見た後、海野の相談から大阪なるとネフライトの再会を知り、ネフライトのなるへの愛を信じようとした。前世の記憶を取り戻したネフライトにクイン・ベリルと四天王の正体を知らされ、ベリル戦での自分の力不足を悔やみ、ベリルとネフライトを除いた四天王の苦しみを感じ取る。ベリルの最期を看取った後、衛や四戦士と四天王たちと力を合わせ、銀水晶の力でベリルと四天王を戦いと無縁の人間に転生させた。

『R劇場版』ではフィオレに衛をさらわれ、泣いていた時にちびうさに励まされて四戦士と小惑星に向かう。仲間たちを人質に取られて戦いを放棄し、フィオレにエナジーを奪われ尽くしかけた時、衛に救われた。愛のエナジーでフィオレをキセニアンから救った後、小惑星の衝突から地球を守るため、花の形に進化させた銀水晶の力を解放し、四戦士や衛と力を合わせて小惑星を破壊した。銀水晶が砕けたことで命を落とすが、フィオレが花の蜜に変化させたエナジーを衛に口移しで与えられて蘇生する。

『R』のブラック・ムーン編では、家族を洗脳して月野家に転がり込んだ謎の少女・ちびうさと衛を取り合って喧嘩し、キング・エンディミオンに悪夢を見せられた衛に絶交宣言をされてしまう。ドロイドの悪夢で衰弱するほど追いつめられたが、衛に事情を打ち明けられて復縁した。ブラック・ムーン一族に狙われるちびうさの秘密を知り、時には命を懸けてちびうさを守りながら母性に目覚めていき、戦士としての自覚が芽生え始めた。また、改心したあやかしの四姉妹に『幻の銀水晶』の光を浴びせ、「邪黒水晶」の力をなくした人間に転生させた。プリンス・デマンドに拉致されるが、こちらはキス寸前にタキシード仮面に救出されている。ワイズマンに洗脳されてブラック・レディに変身したちびうさをなんとか元に戻そうとし、衛と抱きしめてちびうさに戻すことができた(この時、ちびうさが未来の自分と衛の娘だと知る)。デス・ファントムとの最終決戦では、『過去の銀水晶』でネオ・クイーン・セレニティに変身し、『未来の銀水晶』を手に入れたちびうさと力を合わせてデス・ファントムと「邪黒水晶」を消滅させ、30世紀と惑星ネメシスを救った。『幻の銀水晶』の力を解放してちびうさと共に死を覚悟したが、ネオ・クイーン・セレニティに助けられた。

『S』では、使命のためなら犠牲を厭わない天王はるか海王みちるに誰も犠牲にならない方法を探そうと訴えるが拒否され、ちびうさの友達でセーラーサターンの覚醒前だった土萠ほたるを殺そうとするウラヌス・ネプチューン・プルートと対立した。タリスマン集結の際に現れた「伝説の聖杯」の力でスーパーセーラームーンに変身できるようになるが、必殺技を使うと疲れて変身が解けてしまうため、ウラヌス・ネプチューン・プルートに「メシアではない」と判断される。

『S』終盤では、ちびうさの「ピュアな心の結晶」を取り込んだほたるがミストレス9に支配されてしまい、ちびうさとほたるを救うために仲間たちと無限学園に向かうが、自分はミストレス9に攫われてしまう。その先でほたるからちびうさを助けるために聖杯を求められるが、ほたるを偽物だと気づき、正体を現したミストレス9にほたるが吸収されたと聞かされる。しかし、ほたるを探しに現れた土萠教授にミストレス9の中のほたるの心が反応したため、身を挺して二人を庇い続けた。2つの意識の狭間で苦しむほたるのために聖杯を土萠教授に渡し、ミストレス9にファラオ90を召喚されてしまう。ミストレス90の意識に打ち勝ったほたるがセーラーサターンに覚醒し、世界の終わりが来たと思われたが、セーラーサターンは自分の体を守ってくれたお礼にファラオ90に立ち向かい、セーラームーンもついて行こうとするが聖杯なしでは力不足と断られてしまう。命と引き換えにファラオ90を滅ぼそうとするサターン(ほたる)を救うため、マーズたち内部戦士とウラヌス・ネプチューンの力を自分の「ピュアな心の結晶」に集めてスーパーセーラームーンに変身して追いかけるが、ほたるを助けきれずに赤子に転生させた。デス・バスターズとの戦いが終わると、「世界を滅ぼそうとした」と激怒するウラヌスとネプチューンに攻撃されながら不戦を貫き、二人が探していた「真のメシア」と認められて忠誠を誓われる。

『SuperS』では、ちびうさと同時に変身するようになる。ネヘレニアとの決戦ではゴールデン・クリスタルの力を引き出せなかったが、ちびムーンの祈りを聞いた地球の人々の夢の力で発動したゴールデン・クリスタルでデッド・ムーンを滅ぼした。ネヘレニアに天空から落とされたちびムーンを追って地上に飛び込み、ちびうさを助けたいと思う心でプリンセス・セレニティに変身し、その想いに反応したゴールデン・クリスタルの力で二人とも助かった。

『スターズ』のネヘレニア編では、ネヘレニアに目の前で衛をさらわれ、ネヘレニアの罠で仲間たちと分断されてしまう。うさぎは忘却の罠などを乗り越えてネヘレニアの城にたどり着くが、仲間たちは鏡の中に囚われ、衛と結ばれる未来が消えたためにちびムーンは消滅してしまう。ネヘレニアの孤独な幼少期を知ったうさぎは衛の呪いを打ち破り、衛とちびムーンを含めた戦士たちと心を一つにしてエターナルセーラームーンにパワーアップし、ネヘレニアを悪夢から解放して美しい夢があった頃の子供時代にかえした。

『スターズ』では、ハーバード大学に留学した衛への手紙を毎日書いていた。謎の少女のちびちびと同居することになり、スリーライツの星野光に好意を抱かれてアプローチされるようになる。非友好的だったキンモク星のセーラー戦士・セーラースターライツの正体がスリーライツと知った時は緊張状態になるが、スターライツが火球皇女にセーラームーンを守るよう伝えられたことで仲間になる。 『スターズ』終盤ではギャラクシアに衛の死を知らされ、仲間の太陽系戦士たちもスターシードを奪われて消滅してしまう。ギャラクシアの「希望の光」(スターシード)であるちびちびに「封印の剣」を託されてプリンセス・セレニティに変身するが、カオスを消し去るためにギャラクシアを封印することを拒み、裸の天使に変身してギャラクシアを抱きしめ、彼女をカオスから解放した。「希望の光」を取り戻したギャラクシアの手で復活した衛と太陽系戦士たちに再会し、キンモク星に帰るスリーライツに別れを告げた。そして、衛とデートするところで物語は終わる。

実写版[編集]

実写版では黒髪+小さめのシニヨンのツインテールという現実の中学生らしい容姿で、セーラームーンに変身した時におなじみの金髪+大きなお団子つきツインテールになる。

明るく天真爛漫な部分は共通しているが、ドジで泣き虫ではなく惚れっぽくもなく、原作やアニメと比べると若干落ち着いた、前向きなしっかり者の性格になっている。衛には「うさぎ」と呼ばれ、衛に婚約者がいることを知りながら好きな気持ちには嘘をつきたくない、という健気さも持つ。

うさぎの負の心が強くなった時にプリンセス・セレニティの人格が覚醒し、プリンセス・セーラームーンに変身するという設定になっており、前世で地球国とシルバー・ミレニアムを滅ぼしたのはエンディミオンを失ったプリンセス・セーラームーンで、クイン・メタリアの正体も銀水晶に増幅されたセレニティの負の心だった。

最終回ではエンディミオンを殺した悲しみで再び世界を滅ぼしてしまい、一人で泣いていた時に衛の思念に励まされる。命と引き換えに銀水晶の力を解放して地球を復活させたが、プリンセス・セーラームーンの消滅と引き換えに命を与えられ、衛も四天王の力で蘇生した。『Special act』では、衛と結婚式を挙げた。

プロフィール[編集]

キャスト[編集]

声優
女優

セーラームーン[編集]

を守護星に持つ、愛と正義のセーラー服美少女戦士。原作のネオ・クイーン・セレニティには「神秘の戦士」と評される。月のプリンセスの生まれ変わりで『幻の銀水晶』の守護者。特別装備は武器になるティアラと羽根ピンや超音波増幅バレッタ、浄化の光を放つロッド型の武器。イメージカラーは白と銀色。

他の太陽系戦士とは異なり、現代で初めて誕生したセーラー戦士。第三期では伝説の聖杯の力でスーパーセーラームーンにパワーアップし、さらに原作第四期終盤(テレビアニメでは第五期「セーラースターズ」)では、『幻の銀水晶』が『シルバームーン・クリスタル』に生まれ変わり、エターナルセーラームーンにパワーアップする。

原作のキング・エンディミオンは「どんな敵にもまけたことがない つよい心とすばらしい仲間と無敵の力をもつ」と評し、原作のセーラーギャラクシアには「おまえはすべてを包み込む戦士なのか?」、セーラーコスモスには「エターナルセーラームーンの最後の勇気と力には永遠にかなわないでしょう」、原作の地場衛には「きっと君は永遠に不滅だ。永遠に一番美しく輝く星だよ」と評されている。

原作では真っ先に必殺技を使うが、テレビアニメでは主に必殺技のチャンスが来るまでは逃げ専門[注釈 11]。テレビアニメ無印初期の3人体制の頃は、他の戦士の技と連携して妖魔を倒していたが、人間が妖魔にされ始めた中盤からはむやみに攻撃できなくなり、仲間に率制してもらい浄化技で倒すのが主になった。ただし、仲間たちが敗れた時は単独で妖魔を倒すこともある(第17話)。テレビアニメでは、変身の強制解除もしくは戦闘不能の状態になると、セーラースーツがほどけてピンク色の光のリボンを全裸に纏った状態になる[注釈 12]

実写版でもセーラー戦士達のリーダー格だが、個人の戦闘力はあまり高くはない。そのため他の戦士達とチームプレーで戦い、特殊攻撃でとどめを刺すことが多かった。格闘戦には弱く、ジェダイトと一対一で戦った時にはパワー・スピード共に圧倒されたほか、亜美が変身したダークマーキュリーと戦った時も敗北している。プリンセス・セーラームーンへの覚醒など先天的なポテンシャルはあるようだが、成熟度ではヴィーナスに敵わず、最後までセーラームーンとしての才能を開花させることはなかった。

テレビアニメ・実写版・ミュージカル・『Crystal』の決め台詞は「愛と正義の、セーラー服美少女戦士、セーラームーン!」「月に代わって、おしおきよ!」、原作第三期の登場台詞は「愛と正義の星! 月を守護にもつ神秘の戦士! セーラームーン参上!」。『Crystal』の名乗りシーンの背景は三日月と薔薇の花(色は1期・2期がクリーム色、3期が赤とピンク)。

セーラースーツの基調カラーは、原作・『Crystal』・バンダイミュージカルでは紺色、テレビアニメ・実写版・ネルケミュージカルでは濃い青色。胸・後腰のリボンとロングブーツの色は、原作・テレビアニメ・ネルケミュージカルではローズレッド、バンダイミュージカル・実写版ではビビットピンク。縦長の赤い宝石がはまったティアラと三日月のピアス、飾り付きチョーカーとロンググローブを装備している。テレビアニメと原作でティアラ・ピアス・ブローチなどのデザインが異なり、テレビアニメで羽根ピンはスーパーセーラームーンから装備される。セーラーカラーのラインは3本(テレビアニメは2本)。原作最初期のみ変身後は銀髪[注釈 13]に変わり、セーラーVと色違いの白い仮面を装着していた。

スーパーセーラームーン(原作・『Crystal』第三期、テレビアニメ『S』)
「伝説の聖杯」の力でセーラームーンが二段変身した姿。虹色のをかたどった白いセーラースーツが特徴で、セーラーカラーとスカートにグラデーションかラインが入り[注釈 14]、透明な後腰のリボンは幅広で長く、肩のプロテクターは透明の三段フリル(テレビアニメはピンクがかった半透明)。また、ティアラの赤い宝石が金色の三日月型の宝石(原作と『Crystal』は赤色のまま)、チョーカーの三日月形の飾りがハート型、ピアスは三日月型に変わっている。
通常のセーラームーンよりも攻撃力、防御力が飛躍的にアップする[2]。ただし、急激にエナジーを消耗するため長時間のスーパー化はできず、スーパー変身が解けた後は戦闘不能になってしまう[3]。テレビアニメ版ではこのスーパー化から頭に羽根ピンがつく。第3期では二段変身だったが、第4期でちびうさと共にペガサスの力を受けてからは、エターナルセーラームーンにパワーアップするまで常にこの姿で、テレビアニメ「SuperS」ではセーラーちびムーンと同時変身する。
本作には占星術にちなんだ要素が使われているが、「スーパームーン」も天文学用語ではなく、1979年にアメリカの占星術士リチャード・ノールが作り出した造語である。
エターナルセーラームーン(原作第四期以降、テレビアニメ「セーラースターズ」)
セーラームーンの真の姿とされる。新たな聖杯に全ての戦士たちが集めた力を受けて、スーパーセーラームーンから進化した。ダイアナには「クイーンのお力に一番近い力を持つ」、カオスには「銀河最強の光の戦士」「美しきコルドロンの光の力をうけついだ子」と称される。
テレビアニメでは第五期「セーラースターズ」で変身し、うさぎと衛、全ての戦士たちの愛から生まれた戦士とされる。テレビアニメでは各シンボルマークを額に浮かべたセーラー戦士全員が、エナジーをスーパーセーラームーンに注ぎ、エターナル化した。
デザインがさらに一新され、額のティアラがなくなった代わりに三日月の印が現れ、純白が基調のセーラースーツは天使のような背中の4枚の羽根、金とマゼンタと黒の三段スカート、ピンクの丸い肩プロテクター(原作は小さく透明・テレビアニメは大きく不透明)、後腰の紐状のリボンが特徴。武器はエターナル・ティアル。
バンダイ版ミュージカルでは「SuperS」で原作・テレビアニメに先駆けて初公開された。衣装の羽根は当初10kgあり、公演を重ねるに連れて軽量化がされていた。
プリンセス・セレニティ(原作・アニメ・実写版・ミュージカル全てに登場)
『幻の銀水晶』を使う時に変身する、うさぎの前世の姿。月の王国シルバー・ミレニアムの王女で、額には三日月型の印がある。 原作ではシルバー・ミレニアムに「ムーン・キャッスル」という宮殿を持つ。原作では神にも等しい血統を受け継ぐ存在。テレビアニメ『SuperS』と『スターズ』では天使の羽を生やしている。
各メディアで髪色が異なり、原作では銀髪、テレビアニメでは金髪、実写版では黒髪。基本的にうさぎと同じお団子ツインテールだが、実写版のみお団子ハーフアップのロングヘアである。原作・テレビアニメでは真珠の髪飾りとブレスレットをつけている。
ドレスのデザインに差異はあるが、原作・アニメでは胸元に丸い飾りと真珠を連ね、後腰に大きなリボンがついた純白のエンパイアラインドレスで、両二の腕に胸元と同モチーフの飾りをはめている。
また、原作のドレスのデザインはクリスチャン・ディオールの1992年春夏コレクション「Palladium Dress」にインスパイアされたものである。
ネオ・クイーン・セレニティ(原作・『Crystal』第二期、テレビアニメ『R』、ミュージカル)
『幻の銀水晶』を使う時に変身するうさぎの未来の姿で、30世紀クリスタル・トーキョーの女王。セーラー戦士の力を失っているが、セレニティ・クリスタル・ティアラの宝石と銀色のムーン・ロッド(原作)から『幻の銀水晶』の力を繰り出し、クリスタル・トーキョーを浄化し続けている。原作第二期act40ではプリンス・デマンドに「無敵の城(パレス)に住む、けっして姿を見せなかった全能の女神」と言われた。
原作と『Crystal』では銀髪[注釈 15]だが、テレビアニメ版ではうさぎと同じ金髪。ドレスのデザインはプリンセス・セレニティとほぼ同じだが、後腰に蝶の羽のような巨大なリボンがついた純白のマーメイドドレス。
セーラーコスモス(原作第五期、ネルケミュージカル『Le Mouvement Final』)
演 - 大久保聡美(ミュージカル)
原作とネルケミュージカルのみ登場。原作におけるちびちびの正体。気の遠くなるほど遠い未来のセーラームーンの究極の姿で、銀河中を守護する銀河最強のセーラー戦士。
セーラーセレスに「未来のネオ・クイーン・セレニティが変身した究極の姿」と評された。『Le Mouvement Final』では、うさぎが転生を繰り返した姿とされる。テレビアニメ『スターズ』には登場しないが、希望の光に言及された時に一瞬だけシルエットが登場した。
原作では未来のセーラーカオスとの終わりの見えない戦いから逃げ出し、かつてのカオスとの戦いでギャラクシー・コルドロンを消さなかった自分の選択は間違いだったのかを確かめるため、力を制限して過去に渡り、カオスと戦う過去の孤独な自分(エターナルセーラームーン)を支えた。セーラームーンだった頃の仲間たちは周りにいないようで、一人で戦っているらしい。最後にはセーラームーンに「すべてをすて去る勇気と すべてを受けいれる勇気の力」をもらい、逃げずに前へ進むことを決意する。
長い銀髪をハート型のシニヨンつきツインテールにセットし、瞳の色は銀。純白が基調のセーラースーツとマント、小さな羽根がついたプロテクターとハイヒールとロッドを装備しており、セレニティのような真珠の髪飾りに羽根飾りが追加され、グローブがなくなっている。名前の由来はギリシア語で世界・宇宙・秩序を意味するコスモス(「混沌」を意味するカオスとは対の名前でも)。
プリンセス・セーラームーン(実写ドラマ)
セーラームーンに前世プリンセス・セレニティの人格が宿った姿。「幻の銀水晶」で増幅された力に突き動かされており、エンディミオン以外の者は一切目に入らない。月野うさぎの怒り・悲しみが制御しきれなくなったときに現れ、立ちふさがる者全てをなぎ払う強大な力を持つ。武器は聖剣に変形するプリンセス・ハープで、星を滅ぼすと言われるほどの凄まじい破壊力と癒しの力を発揮できる。
ネオ・クイーン・セレニティのティアラに似たパールのティアラを装着し、濃い青色が基調でパールとフリルに飾られたセーラースーツが特徴で、二重フリルを重ねたスカート、胸のリボンは薄ピンク、後腰の白いリボンは長い広幅のフリルになっており、エターナル形態に似た白いロングブーツをはく。
備考
惑星由来のセーラー戦士の中で、何故一人だけ衛星が混じっているのか」という疑問がしばしば挙がるが、天動説宇宙観で惑星の原義は「恒星天に固定されない動き回る星」とされ、これには太陽も含まれる。さらに七曜(一週間)の呼称は、多くの言語でこの定義の惑星名にちなみ、さらに神話などからも取材している。
セーラームーンの母性と浄化能力は、占星術における月の性質が「母性と癒し」である点や、古来から月の光が浄化作用を持つと言われる点に関連する。月野うさぎのかに座支配星は月であり、うさぎの性格もかに座O型の特徴に一致する点が多く、甘えん坊で母性と感受性が強いなどの性格、色の白、宝石の真珠、金属の銀などが共通する。
決め台詞と同時に両手を交差する決めポーズは、テレビアニメ『無印』から『R』前半のシリーズディレクターだった佐藤順一が『がきデカ』の「死刑!」のポーズを女の子らしく改良したもの[4]で、全メディアに使用されてセーラームーンの代名詞となっている。

アイテム[編集]

変身アイテム[編集]

変身ブローチ(実写版ではハート・ムーン・ブローチ)
第一期の変身アイテム。ルナにもらったブローチで、デザインは各メディアで異なる。
原作・『Crystal』では、三日月と星が刻まれた金色の丸いブローチで、外回りは4つの中サイズの宝珠(水色・赤色・緑色・金色)に囲まれている。
テレビアニメでは、三日月の装飾とピンク色の宝珠が埋め込まれた小さな丸い金色のブローチ[注釈 16]で、中央の宝珠を取り囲むように小さな4つの宝珠(水色・赤色・緑色・金色)が埋め込まれた。
実写版では第三期の「コズミック・ハート・コンパクト」によく似たハート型のブローチで、変身前はペンダント形態になっている。
変身リップ・スティック(実写)
実写版でうさぎがセーラームーンに変身する際、ブローチと併用するリップスティック型のアイテム。普段はブローチの中にしまわれている。
変装ペン(原作、テレビアニメ無印、『Crystal』)
ルナにもらった変装用アイテムで、アンティーク調で先端に大きな赤い宝石がついたピンク色のペン。これを掲げたり(原作)投げて(テレビアニメ)「ムーン・パワー!○○になれ!」と叫ぶと、様々な職業や人間の姿に変装できる。
変身携帯テレティアS(実写)
実写版でルナに授かった変装用アイテムで、セーラー戦士たちが通信する際に使う携帯電話。電話やメールとしての機能はもちろん、写真に撮った雑誌やマネキンなどの服装に変身する機能も持つ。変装ペンと通信機に該当する。
クリスタル・スター(原作・『Crystal』第二期、テレビアニメ『R』)
第2期の変身アイテム。ピンク色で星が刻まれたコンパクト状のブローチで、中には「幻の銀水晶」がはめ込まれている。デザインは深野洋一で、コンパクトの中に「幻の銀水晶」がはめ込まれたこのデザインは、原作・テレビアニメ第2期以降の変身ブローチに踏襲された。
テレビアニメ版ではカーディアンに壊された変身ブローチが、クイーン・セレニティに授けられた新たな「幻の銀水晶」と融合して変化した。
コズミック・ハート・コンパクト(原作・『Crystal』第三期、テレビアニメ『S』)
第三期の変身ブローチ。それまでは丸型だった変身ブローチから一転、中の「幻の銀水晶」も含めてハート型に変わった。デザインは深野洋一。原作ではネオ・クイーン・セレニティから授かったコズミック・パワーを含む新しい変身コンパクト。
テレビアニメ版ではうさぎと衛の愛の力でクリスタル・スターから変化したものとして描写されている。
クライシス・ムーン・コンパクト(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』)
第四期の変身ブローチ。ペガサスの力でパワーアップした時に、ちびうさの変身ブローチと共にコズミック・ハート・コンパクトが変化したもの。ハートに翼と王冠がプラスされ、その中に三日月を配したデザインになっている。
エターナル・ムーン・アーティクル(テレビアニメ『スターズ』)
全太陽系セーラー戦士の力が集結して生まれた、エターナルセーラームーンの新たな変身コンパクト。中の「幻の銀水晶」は星型になっている。翼の生えたハート型の金のブローチで、全戦士の守護星カラーの宝石が配されている。終盤にギャラクシアの攻撃を受けて砕け散ってしまった。

装備品[編集]

ピンクのネイルグロス
テレビアニメ第一期で手の甲を掲げて変身する時、爪に光り輝くピンクのマニキュア。実写版では変身リップを使った後にピンクのマニキュアがつく。テレビアニメ放送当時の玩具では、「ピンクなネイルグロス」として変身ブローチ(ネイルを収納できる)とセット販売された。
ゴーグル(原作漫画第一期)
セーラームーンがつけている白いゴーグル。変身後すぐに取り外してしまうため、第二期以降は省略された。
羽根ピン(原作漫画、テレビアニメ、実写、『Crystal』より)
セーラームーンが頭に挿している羽根飾りの付いたピン。先が針状になっていて手裏剣のように使うことができるが、使用されたのは原作のAct2のみ。テレビアニメでは第三期中盤までは省略されている。
超音波増幅バレッタ(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
セーラームーンがシニヨンに装着しているバレッタで、音声や音波を増幅させる機能を持つ。ムーンが泣き声をあげると、音声を変換して超音波を発する。助けを呼ぶ人の声が聞こえることもある。
セレニティ・クリスタル・ティアラ(原作第二期、テレビアニメ『R』、『Crystal』)
ネオ・クイーン・セレニティの王冠。中心の赤い宝石から「幻の銀水晶」の力を放ち、常にクリスタル・トーキョーを浄化の力で守っている。原作とテレビアニメでデザインが異なる。

武器[編集]

ムーンスティック(原作第一期、テレビアニメ無印、『Crystal』)
第1期中盤でセーラー戦士が四人揃った時にルナから与えられた武器で、主に浄化を行う。先端に金色の三日月の飾りが付いたピンクのスティックで、大まかなシルエットは原作新装版・完全版・テレビアニメなどで共通だが、それぞれ細部のデザインが異なっている[注釈 17][注釈 18]
妖魔にされた人間を浄化したり(テレビアニメ)、相手に生命力を与えるなどができる。三日月部分中央に「幻の銀水晶」をはめる窪みがあり、原作最終決戦・テレビアニメ後期に「幻の銀水晶」を装着して強化された。原作最終決戦では柄を身長の高さまで伸縮させている。 テレビアニメでは貯金箱を壊すトンカチ代わりに使われたことがある。
シルバー・ミレニアムの血を継ぐ者だけが使用でき、クイーン・セレニティはメタリアを封じる際にムーンスティックで『幻の銀水晶』の力を解放した。クイーンの心が弱っており封印が不完全だったため、20世紀ではうさぎがムーンスティックでメタリアを完全封印した後に消失した(テレビアニメでは紛失)。
ムーンライト・スティック(実写ドラマ)
第一話から登場するロッド。三日月部分が透明な以外はムーン・スティックと同じ。普段はハート・ムーン・ブローチに収納され、使用時に取り出す。 妖魔にされた人間を浄化したり、生命力を与えることが出来るほか、後期には「幻の銀水晶」の力を放つことも出来るようになった。先端の三日月はクリスタル製で、強い攻撃を受けると砕けることも。
ムーン・ロッド(原作)/キューティー・ムーン・ロッド(テレビアニメ)(原作第二期、テレビアニメ『R』、ミュージカル)
第二期の武器。デザインは深野洋一。原作ではうさぎと衛の力で生まれた女王(クイーン)のしるしの杖(ロッド)で、惑星ネメシスとデス・ファントムを消滅させた時にクリスタル・スターと共に砕け散った。
ネオ・クイーン・セレニティのムーン・ロッドは「幻の銀水晶」の力を操り、奇跡を起こせる。セーラームーンと同じデザインだが、銀色ベースの色と伸縮可能の長い柄が特徴。テレビアニメ版では第51話で新しい変身ブローチを得て変身した後、クイーン・セレニティから授かった新しい専用武器として描かれている。
スパイラル・ハート・ムーン・ロッド(原作第三期、テレビアニメ『S』、ミュージカル、『Crystal』)
第三期でセーラームーンが使用するロッド。ハートをモチーフにした王笏のような形をしている。デザインは深野洋一。原作ではネオ・クイーン・セレニティからちびうさが預かってきたもの。テレビアニメ版ではコンパクトと同様、うさぎと衛の愛の力で生まれたものと描写されている。
カレイド・ムーン・スコープ(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、ミュージカル)
第四期のロッド。羽根の生えたスコープ状の杖で、開閉可能。原作では衛に買ってもらった万華鏡が、意思を持って変化した。テレビアニメ版ではセーラームーンが再びスーパー化した時に、スパイラル・ハート・ムーン・ロッドから変化した。
エターナル・ティアル(原作第四期終盤、テレビアニメ『スターズ』、ミュージカル)
ネヘレニアとの決戦でエターナル化した時に生まれたステッキ。模様が塗り潰されており分かりづらいが、デザインはキューティ・ムーン・ロッドに類似する。原作では先端に『シルバームーン・クリスタル』を装着しいるが、テレビアニメではそっくりな赤い宝石である。原作と原作第五期終盤では、セーラーギャラクシアの泥人形にされた太陽系セーラー戦士の合体攻撃で一度砕けてしまうが、後に再生している。テレビアニメ『スターズ』前半では、うさぎとエンディミオンと太陽系戦士の愛を受けた「カレイド・ムーン・スコープ」が変化して誕生した。柄の部分は自由に伸縮可能。
ムーン・パワー・ティアル(テレビアニメ『スターズ』終盤)
エターナル・ティアルとホーリー・ムーン・カリスが融合して生まれた武器。必殺技の「シルバームーン・クリスタル・パワー・キッス」が使える。『スターズ』終盤の決戦で、ギャラクシアの攻撃を受けて折れてしまった。
プリンセス・ハープ(実写ドラマ)
プリンセスセーラームーンのみが扱えるアイテム。ハープ形態と聖剣形態の2つに変形する。ハープの音色には治癒能力がある。聖剣は敵のあらゆる攻撃を弾き、五芒星の描かれた大型光弾や衝撃波を放つ他、数人の月の僕を作り出すことも可能。

キーアイテム[編集]

幻の銀水晶(原作、テレビアニメ、実写、ミュージカル、『Crystal』)
本作の最重要アイテムで、月の王族だけが持つ奇跡を起こす秘宝。原作では銀河を統べる聖石と言われる。第一期ではうさぎの体内に封印されており、プリンセスに覚醒したうさぎの涙が結晶化して生まれた。普段はうさぎが持ち歩く変身ブローチの中で力を封じられている。原作第一期では父・謙之にペンダントに加工してもらった。
うさぎの心に応じてあらゆる物を浄化・再生する力を持ち、使い方によっては星をも破壊できるが、本来の力は月の王族のみが発揮できる(仲間の力を受け取ってパワーを増幅させることはできる)。ただしうさぎのエナジーと直結するらしく、銀水晶の力の解放が限界を超えると死亡してしまう。テレビアニメの設定では、気持ちの強さに応じて効力を発揮することができる。
水晶」を冠する通り透明な鉱物で、原作・劇場版S・実写版では丸みの強い雫型の多面体、テレビアニメ『無印』と『R』では球状の多面体として描かれている。原作最終決戦と『劇場版R』では、蓮の花に似た形へと蕾が開くようにパワーアップした。
星空のオルゴール(テレビアニメ無印)
かつてプリンセス・セレニティがプリンス・エンディミオンに贈った星型のロケットペンダントで、タキシード仮面が落としたのを拾った。内部はオルゴールになっており、蓋をあけると「ムーンライト伝説」を奏でながら三日月が回転する。夢野ユメミの絵には「恋人が愛の証に彼へ贈ったプレゼント」として描かれている。原作第一部で衛にもらったムーンフェイズの懐中時計を玩具化を前提に女の子らしくアレンジしたもので、ダーク・エンディミオンになった衛が近づくと鳴り出したり、最終決戦でオルゴールを鳴らしながら衛の洗脳を解いた。
「伝説の聖杯」(でんせつのせいはい/レインボームーンカリス[5]。原作漫画第三期、アニメ『S』)
ネオ・クイーン・セレニティが若いころ持っていたという聖杯で、クイーンの部屋に絵が飾られている。
原作および『Crystal』では、ムーンの持つ聖杯。セーラー戦士の心の絆を結ぶ力を注ぐもので、7人のセーラー戦士の心の絆によってスーパーセーラームーンにパワーアップする。そのため、7人の心の絆が途切れると変身が解ける。第三期の終盤で2つ現れ、セーラーちびムーンもスーパーセーラーちびムーンにパワーアップした。ちびうさの図工の授業の課題で宿題になったものを、うさぎと衛が手伝って完成させた。
テレビアニメでは、3つのタリスマンが集まる時に現れ、この世を思いのままに支配できるという伝説の道具。扱う者によって世界を破滅にも平和にも導く無限の力を持つ。愛情、憎しみ、喜び、怒り、悲しみなど、全ての感情を最高レベルまで高めたピュアな心の結晶体が融合した物[6](その本質は人を想う心そのもの)。話によっては7人全員が揃っていない時もあるため、ムーンは器械的にスーパーセーラームーンにパワーアップする。しかし、技を放った後、疲れから二段変身が解けるため、「真の使い手ではない」と外部太陽系3戦士から判断された。ちびうさが美術教室で作成したもの。後にミストレス9が聖杯を機械装置に組み込んだことで、聖杯の力がタウ星系へ流れ、粉砕された。
ホーリー・ムーン・カリス(原作第四期、テレビアニメ『スターズ』)
ネヘレニアとの決戦時、新たに誕生した聖杯。全太陽系セーラー戦士の集結のしるしでで、聖杯に各戦士の力が注ぎ込まれた時にセーラームーンはエターナル化した。
原作第五期序盤では、変身ブローチと連動して使われている。テレビアニメ第五期では、セーラーちびちびの希望の光の力で生まれたアイテムで、エターナル・ティアルのパワーアップアイテムとしての役割も備えている。
シルバームーン・クリスタル(原作第五期、ミュージカル)
『幻の銀水晶』がセーラームーンのセーラー・クリスタルに生まれ変わった姿で、銀河最強の無限の再生力と浄化力を持つ聖石。うさぎのスターシードでもある。
ミュージカルでは、コスモス・シードの代わりにギャラクシー・コルドロンのスターシードを再生させたことがある。
封印の大剣(テレビアニメ『スターズ』終盤、ミュージカル)
ギャラクシアを倒すために、ちびちびムーン(テレビアニメの正体はギャラクシアのスターシード)が変身してうさぎに託された剣。バンダイミュージカル『永遠伝説』では、ギャラクシアの中にちびちびムーンを還す媒体として使用された。

その他[編集]

通信器(原作漫画第一期、『Crystal』第一期)
変身ブローチを象ったデザインの腕時計型通信機で、蓋の内部は時計になっている。クラウンで水野亜美がセーラーVゲームをプレイした時に、景品で出てきた腕時計2つをルナが改造したものの1つ。
通信機(テレビアニメ第一期)
ルナにもらったピンク色のポケベル型通信機で、通信中は相手の顔が表示される。
腕時計型通信機(原作第二期、テレビアニメ『R』)
セーラー戦士たちが使用するクリスタル・スターを象った通信機。配色はピンク色。蓋の内部はレシーバーになっている。
カラオケ・クラウン・パスポート(実写ドラマ)
カラオケ・クラウンに自由に入館するための年間パスポート。発行したのはルナで、クラウンではない。元基は「年間パスポートなんてあったけなぁ?」と首を傾げつつ、入館を許可してしまう。

変身呪文[編集]

ムーン・パワー!(原作第一期、テレビアニメ無印)
変装ペンを使う時の呪文。「○○になれ!」と続く。
ムーン・プリズムパワー!メイクアップ!(原作第一期、テレビアニメ無印、実写、ミュージカル、『Crystal』)
第一期でセーラームーンに変身する呪文。
ムーン・クリスタルパワー!メイクアップ!(原作第二期、テレビアニメ『R』、ミュージカル、『Crystal』)
第二期でセーラームーンに変身する呪文。
ムーン・コズミックパワー!メイクアップ!(原作第三期、テレビアニメ『S』、ミュージカル、『Crystal』)
第三期でセーラームーンに変身する呪文。
クライシス!メイクアップ!(原作第三期、テレビアニメ『S』、『Crystal』)
「伝説の聖杯」の力で、スーパーセーラームーンに二段変身する時の呪文。
ムーン・クライシス!メイクアップ!(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、ミュージカル)
第四期でスーパーセーラームーンに変身する呪文。
シルバームーン・クリスタルパワー・メイクアップ!(原作第五期)
エターナルセーラームーンに変身する呪文。新装版ではテレビアニメと同じ呪文に変更された。
ムーン・エターナル!メイクアップ!(新装版原作第五期、テレビアニメ『スターズ』、ミュージカル)
エターナルセーラームーンに変身する呪文。

セーラームーンの必殺技[編集]

ムーン・ティアラ・ブーメラン(原作第一期、アニメ(『スターズ』を除く)、実写)
原作初期では「ムーン・フリスビー」(後述の事情で、新装版では「ムーン・ティアラ・ブーメラン」に修正された)。テレビアニメでは「フリスビー」が別会社に商標登録されていたため、「ムーン・ティアラ・アクション」に変更された。
原作ではティアラを外すとリング状の手裏剣に変化し、敵に投げて切り裂く物理攻撃。敵にティアラを素手で止められた際には、ティアラが輪になって敵を締め付け動きを封じることも可能で、原作ではルナとの連携で使用されたほか、テレビアニメ版でもセーラーマーズ初登場のエピソードで使用され、投げつけた後でもパワーの調整が可能[注釈 19]
テレビアニメでは額のティアラを外し、エナジーを纏わせて円盤状に変化させ、敵に投げつけて浄化・塵にする技[注釈 20]。投げたティアラはある程度の軌道修正をすることが可能である。
テレビアニメ最終作『スターズ』では装飾品のティアラがないために必殺技として使われていないものの、敵怪人のセーラーソムリエに「ムーン・ティアラ・アクション」と言ってピザを投げるシーンがあった(184話)。
超音波攻撃(原作、テレビアニメ、アーケードゲーム)
セーラームーンの感情が不安定になる(主に「泣く」状態)と、お団子の超音波増幅バレッタが反応して高周波の超音波を発し、相手を痺れさせる。敵味方問わず影響が出るため、攻撃技としてはあまり役に立たない。テレビアニメ版でも初期に2回ほど使用された。
セーラームーン・キック(原作、テレビアニメ、アーケードゲーム)
何の変哲もない飛び蹴りである。テレビアニメ版では無印17話などで使用された。
ムーン・トワイライト・フラッシュ(原作第一期、実写、『Crystal』、アーケードゲーム)
原作とテレビアニメのアーケードゲーム版では月光をティアラの宝石の部分に反射させて増幅させ、ビーム状にして放つことで敵を浄化させる技。
『Crystal』では技名は無いが、「月に変わって、おしおきよ!」との掛け声で原作と同様の効果の技を発揮する。テレビアニメではアーケードゲームのみ登場。
実写版ではティアラでは無くムーンライト・スティックを使用し、月の光をぶつけて無数の閃光弾を放つ攻撃となっている。
ムーン・ヒーリング・エスカレーション(原作第一期、アニメ無印、実写、ミュージカル、『Crystal』)
原作ではムーンスティックから浄化の光を広範囲に放つことで、エナジーを奪われた人々の体力を回復させたり、壊された街を元に戻すなどといった効果を発動する。
テレビアニメ版ではムーンスティックで光輪を描き、それを相手に放つことで妖魔化された人間を元に戻す技で、原作に比べるとその効果や威力はやや抑え目となっている。「幻の銀水晶」を手に入れてからはムーンスティックに装着された「幻の銀水晶」から浄化光線と浄化光弾を放つことで、妖魔化された人間を元に戻す技に変わった。
実写版ではムーンライト・スティックを使った大量の星屑をぶつけ、敵を浄化して消し去る。テレビアニメ版と同じく妖魔化された人間を元に戻す技でもあるが、あまり使用されなかった。
『Crystal』ではムーンスティックを使って、金色の光のリボンを創り出し、洗脳された人々を回復させたり、敵にダメージを与える効果もある。
ムーン・プリンセス・ハレーション(原作第二期、テレビアニメ『R』、ミュージカル、『Crystal』)
原作ではムーンロッドを使った、敵を浄化して消し去る技。テレビアニメ版ではキューティームーンロッドにエナジーを集中させ、ロッドの先端から聖なる三日月状の光弾を放ち、敵を浄化して消し去る技。浄化能力がさらに強化された。
『Crystal』ではキューティームーンロッドの先端にエナジーを集中させ、それから金色の光波を敵に浴びせて消し去る。
ムーン・クリスタル・パワー(原作第三期、テレビアニメ『S』)
「幻の銀水晶」の力で闇の力を浄化する。テレビアニメ版では第2期であやかしの四姉妹を浄化し普通の人間に変える際に使用した。
ムーン・スパイラル・ハート・アタック(原作第三期前半、テレビアニメ『S』前半、ミュージカル、『Crystal』)
通常セーラームーンのスパイラル・ハート・ムーン・ロッドを使った技。原作では光のエネルギーを放ち敵を消し去る。テレビアニメ版ではロッドの先端の飾りから小型のハート形のエネルギーを無数に放ち、それを巨大なハート形の光の塊として敵にぶつける事で浄化・消滅させる。『Crystal』ではロッド先端の飾りから巨大なハート形のエネルギー弾を放ち、それが敵に向かって回転しながら突進し、敵を浄化・消滅させる。
虹色月心激(レインボー・ムーン・ハート・エイク)(原作第三期後半、テレビアニメ『S』後半、『Crystal』、ミュージカル)
伝説の聖杯を手に入れ、パワーアップしたムーン・スパイラル・ハート・アタックの強化技。スパイラル・ハート・ムーン・ロッド先端の飾りからハートがついた光のリボンを螺旋状にして放ち、七色の虹で一閃した後、巨大なハート形の光の塊を敵にぶつける事で浄化・消滅させる。
虹色双月心激(レインボー・ダブルムーン・ハート・エイク)(原作第三期、『Crystal』)
スーパーセーラームーンとスーパーセーラーちびムーンによる合体技。効果自体は上2つのそれと同様。
ムーン・ゴージャス・メディテイション(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』、ミュージカル)
スーパーセーラームーンのカレイド・ムーン・スコープを使った技で、大量の万華鏡の破片に敵を映すことで浄化・消滅させる。テレビアニメ第4期冒頭では、カレイド・ムーン・スコープから万華鏡の破片のエネルギー光球を敵に放つ浄化技として描かれており、この技を使用する際には原作とは異なり、スーパーセーラーちびムーンがクリスタル・カリヨンでペガサス(エリオス)を召喚する必要がある。また、劇場版SuperSではスーパーセーラーちびムーンと一緒に敵に突撃して行う強化バージョンも登場した。
スターライト・ハネムーン・セラピー・キッス(原作第五期、テレビアニメ『スターズ』、ミュージカル)
原作では初登場時の際、全ての太陽系セーラー戦士たちのセーラークリスタルとゴールデン・クリスタルのパワーをエターナル・ティアルヘ集めて放った。後に太陽系セーラー戦士たちがセーラーギャラクシアに操られていた際には、迷いから全力が出せずパワー不足に陥った。
テレビアニメ版ではティアル先端の水晶から、ピンク色の光線と羽根の嵐を放って敵を浄化・消滅させる技として描かれている。
バンダイミュージカル『永遠伝説』では、エターナル・ティアルの代わりにちびちびムーンが変身した剣を斬りつけるようにして、ギャラクシアに浴びせた。
シルバームーン・クリスタル・パワー(テレビアニメ『スターズ』)
柄を伸ばしたムーン・パワー・ティアルの先端から、金色の月光を広範囲に拡散させ、敵に浴びせて浄化する技。第33話で使用された。
シルバームーン・クリスタル・パワー・キッス(テレビアニメ『スターズ』)
スターライト・ハネムーン・セラピー・キッスの強化バージョンで、セーラーちびちびの希望の光の力を受けて使用可能になった。ムーン・パワー・ティアル先端の水晶から金色の光線と羽根の嵐を放ち、敵を浄化・消滅させる。セーラーギャラクシアを倒すほどの威力はない。
シルバームーン・クリスタルパワー・セラピー・キッス(原作第五期)
「スターライト・ハネムーン・セラピー・キッス」よりさらに強力な威力を持つ浄化技。再生したエターナル・ティアルを使って、セーラーギャラクシアの傀儡にされた太陽系セーラー戦士たちを一撃で消滅させ、セーラーギャラクシアとも相撃ちに持ち込んだ。
シルバームーン・クリスタル・エターナル・パワー(原作第五期終盤、ミュージカル)
ギャラクシー・コルドロンの中のセーラークリスタルと共鳴し、カオスに向けてシルバームーン・クリスタルの優しい愛の力を発揮する。しかし、その代償は強大すぎてカオスとともにコルドロンの中へと浄化して溶けてしまった。
ミュージカルでは「永遠伝説」でセーラー・コスモス・アタックのエネルギー源として使ったり、「新かぐや島伝説」でスターライト・ダブル・ハネムーン・セラピー・キッスと併用した。
ムーン・ティアラ・スターダスト(テレビアニメ無印)
ムーン・ティアラ・アクションと同じモーションでティアラを投げ、ティアラからエナジーを星屑のように降らせ、洗脳された人間を元に戻す浄化技。第5話にて使用された。
セーラー・ボディ・アタック(テレビアニメ『R』)
胸の前で腕をクロスさせて敵に突っ込んでいく。コーアンが初登場した第60話でのみ使用。
ダブル・セーラームーン・キック(テレビアニメ)
ちびムーンとの合体技。セーラームーン・キックの強化版。
ダブル・セーラー・キック(原作番外編「ちびうさ日記」)
ヴィーナスとの合体技。セーラームーン・キックの強化版。
スターライト・ダブル・ハネムーン・セラピー・キッス(原作番外編「ちびうさ日記」、ミュージカル)
エターナルセーラーちびムーンとの合体技。スターライト・ハネムーン・セラピー・キッスの強化版。
ムーン・フェザー・アタック(アーケードゲームのみ)
アーケードゲームのオリジナル必殺技。頭に挿した羽根ピンを使った攻撃。原作では技名はないが、それらしい攻撃が存在する。
ムーン・スパークリング・テンプテーション(アーケードゲームのみ)
アーケードゲームのオリジナル必殺技。交差させた両手を胸に置いて目を閉じ、精神を集中して大量のエナジーの光を両手に集めた後で5つの金色の光球を作り出し、そこからヴィーナスのクレッセント・ビームのような光線を発射する。ムーンとしては珍しく、道具を介さずエナジーのみで放つ必殺技。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 原作・『Crystal』では、明るい髪色の真っ直ぐなツインテールで長いもみあげがある。テレビアニメ・実写版(変身後)・ミュージカルでは、暗い髪色でもみあげがなく、ツインテールの毛先を巻いている。実写版の変身前は黒髪で、小さめのシニヨンのツインテール。
  2. ^ 原作では美奈子よりも淡い色で、テレビアニメでは美奈子よりも濃い色。
  3. ^ 第1期と第2期で1年経過しているはずだが、進級していない。第13話で母・育子の「うさぎももうすぐ中三だもんね」という言葉があり、また、第18話ではうさぎの言葉に「去年の春に衛に会い、夏に衛の部屋に初めて訪ねた」とある。『Crystal』ではその発言は割愛されている。
  4. ^ これは、第二期連載当時から数えて21世紀の始まる年に当たる。
  5. ^ 具体的な経緯は作中では語られなかった。
  6. ^ 原作と『Crystal』では平仮名ばかりの手紙だった。
  7. ^ 三石が卵巣嚢腫で入院したことを受けての起用で、第44話 - 50話(『無印』第44話 - 『R』第4話)まで出演。1998年に発売された「アニメイトカセットコレクション3」には、三石版無印最終回が収録された。
  8. ^ 『S』と『SuperS』の主題歌を「ムーンリップス」名義で森野文子と歌った。うさぎ役の女優では唯一、衛役の俳優とキスシーンを演じている。
  9. ^ 卒業後に『Le Mouvement Final』でセーラーコスモス役を演じている。
  10. ^ 大人になったうさぎという設定で出演。
  11. ^ とは言え、体格の上回る男性3人を殴り合いで圧倒するなど、常人を超える戦闘力を持つ(テレビアニメ無印第4話)。
  12. ^ テレビアニメ『R』〜『SuperS』のシリーズディレクターを務めた幾原邦彦による演出。
  13. ^ 原作者・武内直子はセーラームーンの髪色を銀髪に決めていたが、当時の編集者に「地味でカラーに映えない」と反対され、うさぎと同じ金髪になったらしい。
  14. ^ 原作のスカートは白→黄色→緑色→青に変わるグラデーションカラー。テレビアニメでは裾に黄色と青のラインが入った白スカート、『Crystal』では色の境界線がぼやけた黄色と青のライン。セーラーカラーは原作が青→黄色のグラデーションだが、テレビアニメは通常形態と同じ青一色のまま。
  15. ^ 『Crystal』ではテレビアニメの金髪で描写されることがあり安定しない。
  16. ^ 当時販売された玩具はコンパクト状で、中にピンクのネイルカラー(色水)が入っていた。プレミアムバンダイの「ミラクルロマンス」ではアイシャドウとして販売された。
  17. ^ 原作は三日月が尖ったデザインだが、テレビアニメでは「子供が怪我をすると危ない」という理由で丸みを帯びている。
  18. ^ 視聴率は好調だったものの、玩具が売れずに半年で打ち切りが危ぶまれたテレビアニメを救った存在。
  19. ^ テレビアニメ第33話の妖魔アカン戦では「ちょっとだけヨ!」と言ってパワーダウンさせた。
  20. ^ テレビアニメ版ではティアラが光りながら先がやや尖った板状に変形、実写版ではV字型のブーメラン状に変形する。

出典[編集]

  1. ^ 小泉今日子、大人セーラームーンに(朝日新聞&Woman 2015年10月8日)
  2. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS II』第95頁 - セーラームーンS設定集より。
  3. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS II』第113頁より。
  4. ^ 美少女戦士セーラームーン20周年記念BOOK(講談社、2016年10月)p.114 - 115「初代SD佐藤順一さんが語るアニメ版『セーラームーン』誕生秘話」
  5. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS II』第95頁 - セーラームーンS設定集より。
  6. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS 2』第113頁より。