木野まこと

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木野 まこと
きの まこと
美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初) Act 4「Masquerade —仮面舞踏会—」
美少女戦士セーラームーン・第25話「恋する怪力少女、ジュピターちゃん」
作者 武内直子
声優 篠原恵美(テレビアニメ)
小清水亜美(Crystal)
俳優 #キャスト 節を参照
プロフィール
愛称 まこちゃん
別名 セーラージュピター
性別
種類 地球人
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木野 まこと(きの まこと)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。

DICエンターテイメントによる北米版の名前はLita Kino(リタ・キノ)。

人物

原作・『Crystal』では第4話、実写では第6話、テレビアニメでは第25話に初登場。セーラージュピターに変身する、気は優しくて力持ちな怪力少女。2つのエメラルドグリーン色[注釈 1]の珠[注釈 2]を付けたヘアゴムで、くせっ毛の長い茶髪をポニーテールに結んでいる。瞳の色は緑[注釈 3]。ピンク色のバラピアスをつけており、変身後も変わらない(実写では変身後のみ)。

セーラーチームの中では一番身長が高く[注釈 4]、グラマーでスタイル抜群。スケバンのような男言葉[注釈 5]で喋るが、一人称は「あたし」。おおらかで面倒見がよく正義感の強い姉御肌だが、誰よりも家庭的で乙女チックな内面を持ち、抜きん出た怪力と身長に少々コンプレックスを抱いている。武闘派でスポーツにも強く、原作では天王はるかと空手対決をしたり、テレビアニメではフィギュアスケートや社交ダンス、クルーザーの運転もこなす。原作第二部act16によると、雷電を操る影響か生まれつき「帯電体質」を持ち、あやかしの四姉妹のペッツが撒いた悪性のウイルスに侵された時は、帯電を制御できなくなっていた。

ファンシーで可愛らしいグッズを集めているらしく、植物(特に花や草木など)も大好きで、部屋で大量の観葉植物を育てている。料理裁縫掃除などの家業全般を得意とし、将来はお嫁さん・ケーキ屋さん・花屋さんのいずれかになる夢を持つため研究に余念がなく、いつも学校に手製の可愛い弁当を持参したり、うさぎたちに手作りお菓子を振る舞うことも多い。アニメイトカセットコレクションでは目玉焼きが不得意だったが、後にテレビの某料理番組をチェックして克服している。原作受験戦争編『まこちゃんのユーウツ!』では、受験勉強からの逃避でファンシーグッズや料理などの趣味に没頭していた。

区立十番中学校に転校してきたが、体が大きくサイズが合わないという理由で(実写では前の制服の方が愛着があるから)、転校前の学校の制服を着ている。第五期で都立十番高校に進学した際には、うさぎたちと同じ制服になった。冬場は緑の帽子を被ることが多い。

表向きな転校の理由は、憧れの先輩(原作では「二挺木」という名前)に失恋した悲しみだが(本当の理由は無意識下で前世からの運命に引き寄せられたため[注釈 6]。テレビアニメでの転校理由は不明)、身長と怪力から「不良」と噂されて敬遠されてしまい、うさぎたちが初めての友達となった。テレビアニメでは水野亜美と行動することが多く、少しズレた亜美の言動をさりげなくフォローすることも多い。勉強が苦手で成績はうさぎをやや上回る程度だが、家庭科の成績だけはよい。ただし、テレビアニメ「セーラースターズ」では成績が上がっており、亜美と共に補習を免れている。

両親を飛行機事故で亡くしてマンションで一人暮らしをしており、事故のトラウマ飛行機(特にエンジン音)を苦手とし、高所恐怖症という説もある。しかし、テレビアニメでは飛行機を怖がる描写がなく、第188話においてはアイドルグループ「スリーライツ」との夜間飛行ツアーに、うさぎを除くほかの3人と一緒に参加して普通にジェット旅客機に乗っていた。

転校前は親友がおり、原作Act17では「その頃はまだ友情の本当の大切さが分かっておらず、何も言わずに引っ越してきてしまった」と後悔を述べている。なお、原作第二期では衛の後輩・浅沼一等に想いを寄せられているが、まこと自身は自分を慕ってくれる浅沼をかつての親友に重ねている。テレビアニメ『SuperS』では、中学生小説家・高瀬智子(声 - 根谷美智子)が前の学校での親友として登場するが、内気でおとなしい性格が亜美と共通している。テレビアニメ『R』第49話で、辛いことや苦しいことを共に分かち合ってきた幼なじみの青年・篠崎(声 - 沼田祐介)が登場したが、本人は単なる恋人ではなくそれ以上の関係だと語っている。

テレビアニメでは極端に惚れっぽく、失恋した先輩に部分的に似ているというだけでも、周りが見えなくなってしまうほど[注釈 7]だが、本人の言動がころころ変わるために先輩の人物像は特定されず、どのメディアでも登場することはなかった。

ミュージカル版では内部太陽系戦士の中で俳優の変更が多いが、長身という設定のため、背の高い役者が多い。

原作の初期設定では「地野まもる」という名前で、煙草を吸う不良少女だった[1]。また、変身後のセーラースーツはハイレグのような、きわどいデザインだった。

うさぎのことを原作・実写では「うさぎ」、テレビアニメでは「うさぎちゃん」と呼んでいる。皆からは「まこちゃん」と呼ばれているが、これはうさぎが名づけた愛称である。

テレビアニメ版

原作以上に惚れっぽく非常に一途であり、一目惚れした相手をすぐに信用してしまう。テレビアニメでは、パワーをいかして仲間たちを危険から庇うように戦ったり、仲間の悩みを察して他のメンバーに悟られないよう相談相手になる一面もあった。

初登場の『無印』第25話では先輩にそっくりなクレーンの丈に一目惚れし、「冷たいところがいい」と言ってボディーガードを称して後をつけ、彼を襲おうとしたゾイサイトと戦うが、丈には「バカでっかい女の子、俺のタイプじゃないんだ」と言い捨てられてしまう。セーラームーンの大ファンらしく、セーラームーンを襲った妖魔七人衆ゲーセーンを素手で投げ飛ばし、ルナに戦士と気づかれた。その後、先輩に声がそっくりの古幡元基に積極的なアプローチをしていたが、次第にその描写は省略された。

『無印』でルナがうさぎをセーラー戦士のリーダーにしようとした時は、仲間になったばかりでうさぎをよく知らなかったため、返事を保留するが、友達を思ううさぎの優しさに感心した。

フィギュアスケート社交ダンス、クルーザーの操縦にも秀でており、特にフィギュアスケートは前世が得意だったのも影響してか、『無印』第39話で自慢の怪力を駆使して軽々とプロ顔負けの技を決めてみせた。

『無印』第45話では、DDガールズの触手に絡められたまま、自分を巻き添えにシュープリーム・サンダーを使用して死亡したが、うさぎの『幻の銀水晶』への願いによって、うさぎたちとの記憶を封じられて過去の世界に転生した。

『R』第2話でカーディアンに苦戦するセーラームーンを見て、他の三人とともにその場に居合わせたため記憶をルナに戻された。

『R』の魔界樹編とブラック・ムーン編の間を描いたPCエンジン版では、「プリンセスだとか、四守護神だとか、知ったこっちゃないね。あたしは今のうさぎちゃんを守ってやってるんだ」と啖呵を切っている。

『SuperS』第147話では、衛が通っている大学の大学祭のダンスパーティで、紳士に成りすましたタイガーズ・アイと踊った時の夢のような一時が忘れられず、終わった後も彼と踊る約束をして一晩中待ち続けた。結局、紳士の正体はタイガーズ・アイだということが判明して失恋してしまう。その後、彼女自身は自分は踊りそのものに憧れていたのだと自己分析して吹っ切れていた。

『R』第65話や『SuperS』第154話では、美奈子と些細なことで対立している。仲間を守るという意識が強いためか、『S』ではウラヌスとネプチューンに反目することもしばしばあった。

『S』第105話では、過去に敵に力負けしてしまったことを悔やんでか、山籠もりして修行に明け暮れるという負けず嫌いな一面を見せている。そこでダイモーンが現れた際、仲間の力を借りてピンチを脱すると、彼女自身がダイモーンに止めを刺した。

『S』第106話では他のメンバーと白樺高校の見学に行った際、陸上部のエルザ・グレイから美奈子ともども「陸上向き」と評価された。『スターズ』第174話では高校の槍投げ部で豪快な槍投げを披露し、「あなたがいればインターハイ出場間違いないわ」と部長に言わしめ、強く入部を勧められた。『スターズ』第179話の大気光との会話によると、料理研究会に入部しているらしい。

『セーラースターズ』196話では、セーラースターライツやセーラームーンを庇い、他の内部戦士共々スターシードを抜かれて消滅したが、戦いの後に希望の光を取り戻したギャラクシアの手で復活した。また、テレビアニメでは計2回死亡している(原作で死亡するのは最終シリーズでセーラークリスタルを奪われた時のみ)。

実写ドラマ版

身長170センチ、9頭身のプロポーションを持つ美少女。原作・アニメ初登場時に似た、ぶっきらぼうで男勝りな性格と口調だが、料理が得意で可愛らしいグッズを好むなど、女の子らしい面も持つ。両親を亡くしたことや、憧れていた先輩や友達などの周囲の人々が自分から離れてしまったトラウマにより、孤独を抱えている。

惚れっぽい性格描写はあまり見られないが、好きな人に似ていたという理由で、騙されていると思いながら雨の中でその人が来るのを待ち続けるという恋愛に一途な所は共通している。髪型は基本的にポニーテールだが、Act.31で覚醒してからは髪を下ろすこともある。

テレビアニメとは逆に元基に好意を抱かれ、初めは興味を持たなかったが、彼のアプローチに対して次第に意識するようになり、後に自分がセーラージュピターだということを明かした。

スペシャルではフラワーデザイナーとなっており、うさぎと衛の結婚式でうさぎのブーケトスを受け取った元基からプロポーズを受けた。

『Crystal』版

基本的な設定・行動は原作と同様だが、巾着袋を自分で作ったりと乙女チックな面が強調されている。失恋の理由は想いを寄せていた先輩に彼女が出来たことによるものとなっている。実写版同様、両親を失ったことや、憧れていた先輩や友達など周りの人間が自分の元から離れてしまう孤独心をネフライトに指摘され絶望するが、うさぎの言葉によって立ち直り、セーラージュピターに目覚めた。

また、ネフライトとの前世での恋仲設定が掘り下げられており、その事実を知った際に彼を倒すことを躊躇していた。

プロフィール

セーラージュピター

木星を守護星に持つ(いかずち)と保護の戦士。アニメ・実写では「勇気の戦士」とも評される。特別装備として、ティアラに雷撃制御用のアンテナを内蔵している。格闘戦ではパワー系で、雷電を中心になどの自然の力を操る。イメージカラーは緑と薔薇色。

セーラーチームの中でパワーには一番自信があり、メンバーで唯一敵に肉弾戦を挑むこともある。戦闘ではセーラーチームの中心として描かれることも多く、必殺技に合わせて格闘戦もこなすなど「戦士」としての面が強調される部分が多い。破壊力の高い攻撃技は、敵への攻撃よりもアジト侵入時などの破壊に多用されたが、終盤ではそうした描写が省略されるようになった。四守護戦士の中でも一番の攻撃力を持っている彼女は、最も頼りになる[2]。原作・『Crystal』では緑色のオーラを身体に纏うことで、他のセーラー戦士を導いて飛行能力を発揮できる。

実写版では草木の風の声を聞き[3]、常に戦いの先領に立つ[4]。セーラー戦士一の身体能力で果敢に戦うのが特徴。実写版でもマーズと並ぶエース格として序盤から頭角を表す。格闘戦が圧倒的に得意で、セーラー戦士で一番のパワーと身体能力を生かしたダイナミックな格闘技はマーズをも上回る。中でも長い脚を生かしたキックは非常に強力で、妖魔の胸板を正確に打ち抜く。しかし、それすら捌ききることのできる相手や遠隔攻撃を行う相手にはまるで歯が立たず、強敵が増えた中盤以降は活躍できなくなった。

テレビアニメと『Crystal』の決めゼリフは「しびれるくらい、後悔させるよ!」。テレビアニメでは「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」という決めゼリフもあるが、ほとんど用いられない。原作第三期の登場セリフは「雷の星!木星を守護にもつ保護の戦士!セーラージュピター参上!」。テレビアニメ第56話の名乗りは「持って生まれたこの力!稲妻パワーの、セーラージュピター!」。ミュージカルでの登場セリフは「愛と勇気の戦士、セーラージュピター!」。『Crystal』での名乗りシーンの背景は木星と、橙と黄色の薔薇の花。

セーラースーツの基調カラーは、原作・実写版・ネルケミュージカルでは明るい緑色、テレビアニメ・バンダイミュージカルでは深緑。胸と後腰のリボンの色はシュガーピンク。ブロックヒールの編み上げショートブーツを履いている。セーラー襟の白ラインは3本(テレビアニメでは連ねた2本)。原作新装版以降と実写版では、腰にバラのポプリ入りの玉がついたピンクのチェーンベルトを巻いている。原作初期設定では、変身すると瞳の色が緑に変わる設定だった。

スーパーセーラージュピター(原作第四期、『SuperS』)
原作第四期ではセーラークリスタルの力によってパワーアップした形態、テレビアニメではペガサスのパワーを受けてパワーアップした姿。他のセーラー戦士と同じハート型のブローチ、リボンや肩のプロテクターなどが変わった。テレビアニメではやはりショートブーツのヒールが高め。セーラー襟の白ラインが1本になった。最強武器「ジュピター・オークの葉の冠」を獲得し、以前の必殺技や戦闘力なども大幅強化されている。「アニメイトカセットコレクション・R2」では料理対決で自分の作った目玉焼きを台無しにしたアンに対する怒りから金色のオーラを発した姿として、この名が使われている。
エターナルセーラージュピター(原作第五期)
原作のみ登場する形態。エターナル化の際に、ブローチが星型へ変化した。コスチュームは円形のプロテクターに二重のスカート、白いロングブーツなど、エターナルセーラームーンに類似したものに変化している。
プリンセス・ジュピター(原作第四期)
原作第四期終盤で新しい聖杯が誕生した時に変化したプリンセスとしての姿。木星のセーラープリンセスの城として「イオ・キャッスル」という城を持っている。ピンクのバラの髪飾りと緑のリボンで髪をまとめ、緑のリボンチョーカーとペンダントをつけている。足先まである緑のマーメイドドレスの両腰には深緑のバラがつき、内側に薄い緑色の透け生地が重なるスカート部分には複数の大きなスリットがあり、布は短い前面から後方にかけて長くなっている。靴はハイヒールでくるぶしにバラをつけている。
備考
ジュピター=ユピテルはローマ神話の主神、ギリシャ神話のゼウスに相当し、雷が彼の武器とされる。また、惚れっぽい性格が愛人の多いゼウスの多情な性格から取られている。
太陽系最大の惑星である木星は重力も一番大きく、彗星や小惑星の衝突を引き受けて他の内部太陽系惑星を保護してきたと考えられていたため、セーラージュピターは高い身長と怪力や保護の性質を持つ戦士となっている。ピアスなどの薔薇のアイテムとイメージカラー、第四期のシンボルアイテムであるジュピターオークやそれを活用した「オーク・エボリューション」は、中国名「木星」の五行「木」のイメージから取られている(雷もまた『木気』である)。「ココナッツ・サイクロン」はそれに加えて、木星の外観上の特徴である大赤斑が木星大気圏の「台風」相当の気象現象であることに取材されている。
まことの星座であるいて座は木星の支配星である。まことの性格は占星術上の射手座O型の性格に一致する点が多く、大らかで裏表がなく洞察力があり、惚れっぽいロマンチストなどが共通する。

アイテム

変身アイテム

変身ペン(原作第一期、テレビアニメ無印)
第一期で使用していた変身ペン。ルナから授かったアイテム。配色は本体が緑色、キャップ部分が金色で、キャップの先端は斜めになった楕円のリングの中央に円盤が付いたような形になっている。
テレビアニメ版では中央の円盤には木星の紋章が刻まれている。
原作では円盤の中に紋章はなく、『Crystal』では円盤の円周上に上から時計回りに赤・橙・青・緑の小さな丸い飾りが付いている。
スター・パワー・スティック(原作第二期、テレビアニメ『R』中期〜『SuperS』初期)
ルナが渡した二番目の変身アイテム。緑色のスティックで、先端についた星型の飾り中央に木星の紋章が浮かんだ緑色の石がついている。
クリスタル・チェンジ・ロッド(原作第三期、テレビアニメ『SuperS』中期以降)
ペガサスの力を受けてパワーアップした時に、スター・パワー・スティックから変化した三番目の変身アイテム。先端にはジュピターの紋章とオークの葉の冠を刻んだ緑色のクリスタル球・クリスタルパワーオーブが付いている。原作でのジュピター・クリスタルにあたる。
ジュピター・クリスタル(原作第四期)
ジュピターの守護力精霊(セーラーパワーガーディアン)から授かったハート形の守護石で、ジュピターのセーラークリスタル。スーパーセーラージュピターへ変身する際のアイテムである。このアイテムを得て以降まことはスーパーセーラージュピターに変身する。エターナル化の際に、形が星型へと変化した。
銀のブレスレット(実写)
セーラームーンから授かったブレスレット。セーラージュピターへ変身する時にジュエリー・スター・ブレスレットに変化する。
ジュエリー・スター・ブレスレット(実写)
実写版での変身アイテム。中央の宝石の色は緑。

装備品

避雷針つきティアラ(原作、テレビアニメ初期)
初期のティアラ。中心近く(ティアラ宝玉の部分)から避雷針が伸び、空中にある電気をそこに集めて、テレビアニメの「シュープリーム・サンダー」や、新装版原作の「ジュピター・サンダーボルト」などの雷撃を繰り出す。普段は雷電の凄まじいエネルギーを自由にコントロールできる[5]
バラのピアス
ピンクの小さなバラの花を象ったピアス。テレビアニメでは敵の目を引き付ける時に投げたことがある。変身前も着けていて、バラの香りがする。
バラのチェーンベルト(実写、原作新装版)
セーラージュピターの腰についているプラスチックのボール状のケースがついたチェーンベルト[6]。ボールの中には薔薇のポプリが入っている。このチェーンベルトは原作新装版でも残っている。
緑のマニキュア
セーラージュピターの爪に塗られている緑色のマニキュア(通常は手袋に隠れ見えない)。原作の初期設定では自然を扱う、風を起こすことができるという設定だった。
腕時計型通信機(第二期以降)
セーラームーンのクリスタル・スターをかたどった通信機で、カラーは緑色。
変身携帯テレティアS(実写ドラマ)
セーラー戦士達が持っている携帯型の通信機。写真を撮った服装に変身もできる。

武器

ジュピター・オークの葉の冠(原作第四期)
スーパーセーラージュピターの専用武器。雷電のエンブレムであり、ジュピターの紋章が浮き上がった、オークの葉が連なった冠。
セーラー・スター・タンバリン(実写)
先端の宝石は緑。固有技「ジュピター・サンダーボルト」を繰り出す。タンバリンが緑色に光った後に鳴らし叩くと、五光星のようなエネルギーや緑色の光弾を複数放つ攻撃もできる。
ジュピター・スピア(実写)
木星のパワーを召喚し、雷光を纏ったセーラー・スター・タンバリンが変化した大きな矛槍。柄は緑色。矛槍の先端にある霹靂の形状が特徴。

変身呪文

ジュピター・パワー!メイクアップ!(第一期)
テレビアニメでは変身ペンの木星のマークが回転し、ペンから溢れ出た激しい緑色の電流が3つの輪となってまことを取り囲み、雷鳴と共にセーラージュピターへ変身する。ポーズを決めると、一閃の雷光の背景が現れる。
『Crystal』では基本動作はテレビアニメ同様だが、変身ペンに集まった緑色の光がマニキュアとなったあと変身ペンを手に取るという動作が追加されており、変身ペンに雷が落ち、その電流で変身する流れとなっている。ペンを手に取る際の動作は全員異なり、まことの場合は大きく手を振りかぶった後鷲掴みにする。また、変身完了時には緑色に光る木星の紋章が額に浮かんだあとティアラが装着される。ポーズを決めると、背景に木星が現れる。
実写では緑色の魔法陣の中、電撃を浴びてセーラージュピターへ変身する。
ジュピター・スターパワー!メイクアップ!(第二期)
手の甲を向けて掲げた手の爪に集まった緑色の光が緑色のマニキュアとなったあと、スター・パワー・スティックを手に取り、スティックの木星のマークが回転する。基本動作は初期のジュピター・パワーと同じ。ポーズを決めると、背景に緑色に光る木星のマークが浮き上がる。
『Crystal』では、変身開始時の演出はジュピター・パワーから引き継がれており、テレビアニメ版とは若干異なる。
ジュピター・プラネットパワー!メイクアップ!(原作第3期、『Crystal』)
『Crystal』では、スター・パワー・スティックの現れ方など変身開始時の演出がテレビアニメのスターパワーと同じものに変更されている。
ジュピター・クリスタルパワー!メイクアップ!(テレビアニメ第四期)
基本動作はスターパワーから引き継がれている。ポーズを決めると、背景に緑色に光るオークの葉の冠の紋章が浮き上がる。

セーラージュピターの必殺技

シュープリーム・サンダー(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
原作初期・テレビアニメは同じ設定であり、雷雲を召喚してティアラの避雷針で受けた落雷のエネルギーを強力な電撃に変えて相手に撃ち飛ばす、ジュピターを象徴する主力技。
テレビアニメではその破壊力は群を抜き、DDガールズとの戦闘の際には自らをも巻き込む形で巨大な電球を作り出した。テレビアニメ初登場時、うさぎに「シュークリームサンデー?」とボケられた。技を繰り出す時に唱える言葉は「我が守護木星よ!嵐を起こせ、雲を呼べ、雷を降らせよ!![注釈 8]。特にセーラーヴィーナスの必殺技クレッセント・ビームとの合体技で頻繁に用いられる。また、劇場版『R』ではカゲキ・バージョンとして、ティアラの避雷針に電撃を貯めてから、腰を捻り、体を半回転させなから電撃を放つ。通常の数回分の電撃を使って、大勢の妖魔をなぎ倒した[7]
実写では身体に落雷のエネルギーを受けて、それから両手に強力な電撃を掲げて敵を攻撃する。初登場時は天にかざし雷撃を落として、敵に直撃させると爆発する。戦士の力覚醒の時は、巨大な放電球を生み出し、敵を包み込んで消滅させた。
『Crystal』では雷雲の召喚ではなく、右手のひらや指先から緑色の強い電撃を放つ他、四肢を広げた状態で自らの身体から発生した勢いのある電撃を敵に向けて攻撃することもある。
フラワー・ハリケーン(原作第一期、実写、『Crystal』)
原作では花びらが舞う突風で敵を撹乱し、怯ませる技。牽制用に使われることが多い。
実写では左手のひらからピンク色のバラの花びらの吹雪を起こし、敵の行動を阻害する[注釈 9]。弾かれることが多い。
メガドライブ版ゲームでは耳に付けているバラのピアスで、ピンク色の凄まじい勢いの竜巻を起こし攻撃する。
『Crystal』では両腕を広げた状態で手のひらに現れたピンク色のバラの花びらを散らし、敵の動きを封じる。また、鋭い花びらの嵐には引き裂く効果もある。
ジュピター・サンダーボルト(原作新装版以降、実写、『Crystal』)
実写版ではセーラー・スター・タンバリンを使ったセーラージュピターの固有技である。タンバリンを手にして回転して、大気中の静電気を集めて叩くと、強力な電撃が敵目がけて放たれる。
新装版・『Crystal』ではジュピターの初期技であり、この技名を付けられている。原作では技の効果は基本的に「シュープリーム・サンダー」と同じで、「我が守護木星!嵐を起こせ!!雷を降らせよ!」の掛け声で雷雲を召喚してティアラの避雷針で落雷のエネルギーを引き寄せ、敵にぶつける。『Crystal』では両手に電撃を握り、それから両手に集めた落雷のエネルギーを強力な雷霆に変えて投げつける。
スパークリング・ワイド・プレッシャー(原作第二期、テレビアニメ『R』以降、『Crystal』)
原作ではティアラの避雷針を引き出して大気中の静電気を振り上げた両手に圧縮し、敵に電光を見舞う技。また、両手が前方に向けて放つ花びらの舞う電撃として新装版の原作でも描かれた。
テレビアニメでは薔薇のピアスからティアラの避雷針へ放電し、両手に圧縮して超高電圧球をアンダースローの動作で投げつける技。このほか電撃を地面に走らせるバージョン及び零距離攻撃も存在する。また、劇場版SuperSでは野茂英雄の「トルネード投法」を模したバージョンがあった。シュープリーム・サンダーの十倍もの威力を持っている[8]
『Crystal』ではティアラの避雷針から放出した緑色の強い電撃を振り上げてクロスした両手に圧縮し、それを広範囲に拡大して敵に放つ攻撃。seasonⅢではテレビアニメ版の動作をリメイクしたものとなっている。
シュープリーム・サンダー・ドラゴン(テレビアニメ『R』前半)
シュープリーム・サンダーと同様に、ティアラの避雷針で受けた落雷のエネルギー電撃を放ち、それらを収束させドラゴンの姿に変化させて攻撃する。通常のシュープリーム・サンダーよりも相手を長く感電させ、ダメージも高い。
ジュピター・ココナッツ・サイクロン(原作第三期、テレビアニメ『S』OP、『Crystal』)
プラネット・パワーで強化された技。ティアラの避雷針を伸ばし、膝を曲げながら両腕を振り上げ、全身から稲妻状の気流を広範囲に放つ攻撃。原作第13巻の番外編では片手からの激しい電撃が熱帯低気圧を巻き起こす技へ変更された。
テレビアニメでは『S』のOPにのみ登場し、本編未使用。オーバースローの動作で、右手のひらから静電気とピンク色の花びらに帯びた緑色の凄まじい旋風を巻き起こし攻撃する。
スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームでは両腕を振り上げ跳び上がり、ティアラの避雷針から雷電のエネルギーボールを貯めて地面に投げつけ、雷撃の嵐を引き上げる。また、「ANOTHER STORY」では複数の相手を倒すのに有効。
『Crystal』では両腕を振り上げ、ティアラの避雷針に静電気を集め、それを雷光の球に変えた状態で身体を高速回転させた後、旋風に纏う雷光の球を打ち出す攻撃。雷光の球を回転させ、敵にぶつける。
ジュピター・オーク・エボリューション(原作第四期、テレビアニメ『SuperS』)
原作では雷電の象徴である植物の冠「オークの葉の冠」で強化された雷撃。
テレビアニメでは手のひらから雷のエネルギーをティアラの避雷針にある緑色の光を変換して閃かせたので、舞い踊る電気を纏わせたオークの葉を自身と共に高速回転することで散らしたあと、凝縮した緑光を無数のエネルギー光弾に変えて放ち、爆発させる技。広範囲を攻撃できる分、分散してしまうからか、これまでの技に対して破壊力や迫力などは明らかに劣り、ピンチに陥った仲間を助けるために使用するも敵に殆どダメージを与えられず、逆に追い詰められてしまったこともある。緑色の光には幻惑効果もあり、敵の目を眩ませる[9]
対戦格闘ゲームでは命中した相手を感電させてダメージを与える。
スーパー・シュープリーム・サンダー(テレビアニメ『SuperS』で1回のみ使用)
シュープリーム・サンダーの強化技。大気中の静電気を一点集中させ、それを強力な轟雷に変えて発射する。拡散的に電撃が伝播し、敵と敵の攻撃を一斉に撃破した。
自爆(実写のみ。名称不明)
雷雲を召喚して、それを落雷のエネルギーを自らの身体に集め、相手を抱えた状態で巨大な放電球を作り出し、相手と一緒に爆発・消滅する。
ライトニング・ナックル(メガドライブ版ゲームのみ)
雷光を纏った拳で地面に強烈な一撃を叩き込む。
ライトニング・ストライク(ゲームのみ)
全身に電撃のエネルギーを纏ってからパンチのように高速で突進する超必殺技。出る前の隙が大きい。
ジュピター・ダブル・アクセル(ゲームのみ)
全ての対戦格闘ゲームに登場する技。バレリーナのような姿勢で脚を上げながら高速で回転させ、相手を蹴りつける。出だしに無敵時間があり、飛び道具をすり抜けながら攻撃することが可能。
ジャイアント・スイング(ゲームのみ)
相手の両足を掴んで振り回し、放り投げるプロレス技。
ジュピター・キック(アーケードゲームのみ)
テレビアニメ版オリジナルの新規アニメーションであり、ライダーキックを繰り出す技。
スープレックス(アーケードゲームのみ)
テレビアニメ版オリジナルの新規アニメーションであり、両腕に重い物を持ち上げる。
サンダー・ストーム(3DOゲームのみ)
全身に電撃を纏った状態でジャンプしながら膝蹴りを繰り出す技。
ダブル・アクセル(3DOゲームより)
ジュピター・ダブル・アクセルと同じ技である。
パワーボム(ゲームのみ)
対戦格闘ゲームに登場する技で空中可能。

キャスト

声優
女優

脚注

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注釈

  1. ^ テレビアニメ版のみ青緑
  2. ^ 原作第一期〜第二期と実写版では、珠の周辺を小さな白い玉の粒が取り囲んでいる。
  3. ^ 原作初期設定では、変身前は制服と同じ色だった。
  4. ^ 後に外部太陽系戦士の天王はるか冥王せつなに身長を抜かれている。身長対比 - セーラームーン図鑑
  5. ^ ただし、キャラクターソングの歌詞や一部の回では女言葉で話すこともある。
  6. ^ 原作act4で、「でも転校を決めたのは、なんかいかなきゃいけないような気がしたから……——風が、あたしをココにつれてきたんだ 恋なんかよりもっとずっとたいせつなコトが ココであたしをまっているって——だれかがそうささやいたんだ」と語っている。
  7. ^ テレビアニメでは月影のナイト、「アニメイトカセットコレクション・無印2」では、アルテミスやフォボス、さらにうっかり足を踏んづけてしまった売り子(変装したクンツァイト)にまで失恋した先輩の面影を追い求めていた。
  8. ^ 原作では初登場時に技名を付けず、「わが守護木星!嵐をおこせ!いかずちをふらせよ!」の言葉を唱えて技を繰り出す。言葉自体もテレビアニメ版と少し異なる。
  9. ^ 植物と自然の生命力を力に変えたかのように、敵を吹き飛ばすのが特徴(『UCHUSEN YEAR BOOK 2004』147頁より)。
  10. ^ テレビアニメ『無印』では第6話の妖魔キュレネ、第18話の妖魔ジュモー、第45話のDDガールズV(橙の将)も演じている。

出典

  1. ^ 『講談社ヒットブックス34 美少女戦士セーラームーン1』初期設定より。原作新装版第3巻あとがき4コマにも同様の記述あり。
  2. ^ 『テレビマガジンデラックス46 決定版 美少女戦士セーラームーンR 2』第18頁より。
  3. ^ 『美少女戦士セーラームーン 完全版メモリアルブック』第12頁より。
  4. ^ 『UCHUSEN YEAR BOOK 2004』第25頁より。
  5. ^ 『テレビマガジンデラックス46 決定版 美少女戦士セーラームーンR 2 - 対決!ブラック・ムーン』第19頁より。
  6. ^ 『美少女戦士セーラームーン 設定資料集』より。
  7. ^ 『映画 美少女戦士セーラームーンR メモリアルアルバム』第67頁より。
  8. ^ 『テレビマガジンデラックス38 決定版 美少女戦士セーラームーンR』第17頁より。
  9. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム27 映画 美少女戦士セーラームーンSuperS メモリアルアルバム』第46頁より。