美少女戦士セーラームーン (テレビドラマ)
美少女戦士セーラームーン | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 武内直子 |
企画 | 加藤直次(CBC)、渡辺哲也(電通) |
脚本 | 小林靖子 |
監督 | 田﨑竜太 他 |
出演者 |
沢井美優 浜千咲(現芸名・泉里香) 北川景子 安座間美優 小松彩夏 渋江譲二 |
声の出演 |
潘恵子 山口勝平 塩野勝美 |
音楽 | 大島ミチル |
オープニング | キラリ☆セーラードリーム! |
製作 | |
プロデューサー | 岡﨑剛之、竹澤寿之 |
制作 | 中部日本放送、東映 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2003年10月4日 - 2004年9月25日 |
放送時間 | 土曜日 7:30 - 8:00 |
放送枠 | 美少女戦士セーラームーン |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49話 |
CBC公式サイト | |
特記事項: 『美少女戦士セーラームーン』の実写特撮ドラマ 特別編ビデオ2巻[注 1](DVDオリジナル) |
『美少女戦士セーラームーン』(びしょうじょせんしセーラームーン)は、2003年10月4日から2004年9月25日まで放送された武内直子の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』を原作にしたテレビドラマ。本編全49話。
概要[編集]
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1990年代にテレビアニメ化され大ブームとなった武内直子の漫画『美少女戦士セーラームーン』を原作に、CBC・電通・東映製作によって制作され、TBS系列各局で毎週土曜7:30 - 8:00に放送された。TBS系で東映特撮作品が放送されるのは、『仮面ライダーBLACK RX』(MBS製作)以来15年ぶりである。また、女児向けの特撮テレビドラマとしては『有言実行三姉妹シュシュトリアン』以来10年ぶりとなる。『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダーアマゾンズ』などを制作した東映プロデューサーの白倉伸一郎と脚本家の小林靖子が参加し、小林靖子が初めて脚本を全話執筆した作品である。
原作漫画の第1期ダーク・キングダム編をベースにしているが、原作漫画のテーマ「前世の運命への回帰」とは逆に、「登場人物たちが様々な葛藤を乗り越えて前世を終わらせる」ことがテーマになっている。水野亜美や愛野美奈子などの性格の改変や、原作とテレビアニメで描かれなかった衛と四天王の関係が掘り下げられるなど設定や展開が異なる。原作のちびうさにあたるセーラールナや黒木ミオ、ダークマーキュリーなどのオリジナルキャラクターが登場し、セーラールナとプリンセス・セーラームーンのキャラクターデザインは原作者の武内直子が担当した。
白倉伸一郎によると、既にミュージカルが成功していたことから、映画監督の那須博之がモーニング娘。主演で実写映画化を企画したが諸事情で実現しなかった[注 2]。しかし、この案が関係者の脳裏に焼き付いたためにテレビドラマ化が企画され、企画を横取りしてしまったお詫びにと那須は実写映画『デビルマン』の監督に選出されたという。
セーラー戦士役のオーディションの審査には武内直子が参加し、全国1100人以上の希望者からスターダストプロモーション[注 3]に所属するファッション・グラビアモデル出身の沢井美優、泉里香、北川景子、安座間美優、小松彩夏が選ばれた。本作で女優デビューした北川景子は「演技の基本を学んだ大切な作品」と語っている。セーラー戦士役の五人は現在でも仲が良く、定期的に「戦士会」と呼ばれる女子会を開いている。ミュージカル版に続いて一部の出演者は本作終了後、『平成仮面ライダーシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』などの東映の特撮番組に出演している。
2003年12月21日には、CBCラジオでラジオ特番「DJムーン」を放送したことがある[注 4]。また放送終了後、特別編ビデオ(オリジナルビデオ。東映 / バンダイビジュアル製作)として、最終回から4年後、うさぎと衛の結婚前夜を描いた「Special Act.」と、愛野美奈子がセーラーVとして覚醒するセーラームーン前史「Act.ZERO」が発売された。
テレビアニメ版とミュージカル版のタイトルの英語表記はPretty Soldier Sailor Moonだが、テレビ実写版ではPretty Guardian Sailor Moonに変更されており、原作も新装版コミックスからこの英語表記に変更されている。
『燃えろ!!ロボコン』以来となる、シリーズ物に属さない単発の東映特撮作品で、『非公認戦隊アキバレンジャー』までは単発の東映特撮テレビ作品は放送されなかった。
商業評価[編集]
- 放映当時の情報番組がとある量販店の店舗を基準に集計したランキングでは、放映期間中の2003年クリスマス時期で本作のアパレル商品が女玩で一番売れていた事実が報道されている。
- 2003年11月のバンダイこどもアンケートにおいてもクリスマスプレゼントに欲しい玩具では3〜5歳の女児では東映オリジナルの『明日のナージャ』を上回る3位(上位二つは実用品、キャラものでは最上)、6〜8歳においても8位(タカラのリカちゃん人形と同列)であり、これらの事実から女児層における人気は高かったことが分かる[1][2]。
- ビデオソフトとDVDの合計売り上げは、2004年11月時点の8巻までで計11万本[3]。
キャスト[編集]
レギュラー・準レギュラー[編集]
- 月野うさぎ / セーラームーン / プリンセス・セレニティ - 沢井美優
- 水野亜美 / セーラーマーキュリー / ダークマーキュリー - 浜千咲(現・泉里香)(幼少期:松元環季)
- 火野レイ / セーラーマーズ - 北川景子(幼少期:田中明)
- 木野まこと / セーラージュピター - 安座間美優(幼少期:鳴海美翔)
- 愛野美奈子 / セーラーヴィーナス - 小松彩夏
- 地場衛 / タキシード仮面 / マスター・エンディミオン - 渋江譲二
- ルナ - 潘恵子(声の出演)
- アルテミス - 山口勝平(声の出演)
- クインベリル - 杉本彩
- ジェダイト - 増尾遵
- ネフライト - 松本博之
- ゾイサイト - 遠藤嘉人
- クンツァイト / シン - 窪寺昭
- 妖魔(各回の登場妖魔) - 塩野勝美(声の出演)
- 大阪なる - 河辺千恵子[注 5]
- 月野育子 - 森若香織
- 月野進悟 - 武子直輝
- 古幡元基 - 黄川田将也
- 桜田春菜 - 大寶智子
オリジナルキャラクター[編集]
- ルナ(人間時) / セーラールナ - 小池里奈(26 - 49)
- 日下陽菜 - 松下萌子(16 - 26、Act.ZERO)
- 黒木ミオ - 有紗(29 - 48、Special Act.)
- 木村桃子 - 清浦夏実
- 阿部香奈美 - 平井愛子
- 斎藤菅生 - 池田成志(act11,12,39,40)
ゲスト出演[編集]
- 大阪まゆみ(なるの母) - 渡辺典子(act1)
- アルトゼミナール講師 - 春木みさよ(act2)
- 女生徒 - 金田莉奈、星野智美(act2)
- 桜木由加 - みさきゆう(act4)
- アナウンサー - 牧里江子(act4,15)
- DJ - 露木亮介(act4,28)
- タケル - 田代功児(act6)
- シュン - 上杉祐斗(act6)
- マサ - 高山基彦(act6)
- クラ - 奥野木純(act6)
- 高井康太 - 三嶋啓介(act7)
- 村田 - 宮下今日子(act8)
- 美奈子のマネージャー - 長友克巳(act8,10)
- 司会者 - 北村隆幸(act8)
- お付き役 - 鈴木淳至(act8)
- 偽タキシード仮面 - 弓削智久(act9)
- 青井輝明 - 木村靖司(act10)
- 成田政信 - 森富士夫(act10)
- エリカ - 小池彩夢(act10)
- 松尾 - 細川智三(act11)
- アユミ - 国光レイナ(act13)
- 上島 - 吉田朝(act15)
- 中本 - 山中崇(act15)
- 下村 - 花井京乃助(act15)
- 警官 - 寺十吾(act15)
- 菊池先生 - 松井涼子(act16 - 18)
- 神父 - ビクター・カサレ(act17,18)
- 野崎ひかり - 望月瑛蘭(act19,20)
- 清水大地 - 松川真之介(act19,20)
- 看護婦 - 弘中麻紀(act23)
- 愛野美奈子のバンドメンバー(act30)
- ユウト - 一條俊(act32)
- 火野隆司(火野レイの父) - 升毅(act33,34)
- 水野冴子(水野亜美の母) - 筒井真理子(act33,34)
- コウタ:依田悠希(act45,46)
- キューティ・ケンコー(セーラーVと対決した怪盗。名前は佐藤健光監督のパロディ) - IZAM(Act.ZERO)
- キューティ・ケンコーの部下 - ビジュアル・コレオグラファーの彩木映利[4]他、TVシリーズでセーラー戦士のスタントを担当したアクトレスが顔出し出演(Act.ZERO)
スタッフ[編集]
- 企画 加藤直次(CBC)、渡辺哲也(電通)
- チーフプロデューサー - 岡﨑剛之(CBC)、竹澤寿之(CAZBE)
- プロデュース - 矢田晃一(東映エージエンシー)、坂田雄馬(電通)、白倉伸一郎、丸山真哉(東映)
- 脚本 - 小林靖子
- 監督 - 田﨑竜太、高丸雅隆、舞原賢三、鈴村展弘、佐藤健光
- 特撮監督 - 佛田洋
- 音楽 - 大島ミチル
- 撮影 - 松村文雄、上赤寿一、川口滋久、上林秀樹、小林元、いのくままさお
- 照明 - 斗沢秀、水本富男
- 美術 - 山下宏、長谷川真弘
- 録音 - 土屋和之(第一話から最終話・TV全放映分)、井家眞紀夫
- 録音助手 - 松本敦子
- ビジュアルコレオグラファー - 彩木映利
- スタントコーディネーター - 玉寄兼一郎(17 - )
- セーラー戦士アクション - 今村ゆり子、半澤友美(G-Rockets)
- デザイン - 竹田団吾(衣裳) 、篠原保(妖魔)
- 助監督 - 加藤弘之、塩川純平、大峯靖弘、細屋朱美、鳥飼久仁、ほか
- 番組宣伝 - 重松和世(CBC)
- VFXスーパーバイザー - 佐藤敦紀
- CG - Motor/lieZ、特撮研究所、日本エフェクトセンター、日本映像クリエイティブ
- 造型 - レインボー造型企画
- 技術協力 - 映広、共立、東映ラボ・テック
- 企画制作協力 - 電通、CAZBE、東映エージエンシー
- 製作・著作 - 中部日本放送、東映
主題歌[編集]
アニメ版とは異なり、本作にはエンディングが存在しない。後にこの枠で放送された『ウルトラマンマックス』やその後継作品『ウルトラマンメビウス』も同様である。
- 「キラリ☆セーラードリーム!」作詞 - 武内直子 作曲 - 羽場仁志 編曲 - 京田誠一 歌 - 小枝(さえ)
- OP映像では一部分(サビ前とサビ終盤前の変身した姿で踊りながら歌っているシーン)を主演者5人が歌唱している[注 6]。
- 劇中歌
実写版と他メディア版の差異[編集]
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セーラー戦士関連[編集]
- 人物設定
- 原作、アニメ独特の「髪の色」、耳のピアスは変身後のみ。変身前は全員が黒髪か茶髪。
- 月野うさぎ
- 泣き虫でドジというキャラはあまり見られない。
- 最終回にプリンセスが世界を滅ぼしてしまうが、自らの命で世界を復元したため、彼女が存在しない世界になったが、その後四人の記憶で蘇った。
- 水野亜美
- 髪型はセミロングヘア(セーラーマーキュリーに変身後は水色のショートカット)。また、物語前半では常時メガネを着用している。
- 水野亜美の母親絡みのエピソードが追加された。
- 火野レイ
- キャラクター設定は、原作のような「神秘的なクールビューティー」となっている。そのため、テレビアニメ版で見られた月野うさぎと火野レイの大喧嘩は見られない。
- 火野レイの父親絡みのエピソードが追加された。
- 愛野美奈子
- 「アイドルになることを夢見る女子中学生」から「ティーンエイジャーに人気のアイドル」となっている。性格も原作やアニメ版のような明るいおバカキャラではなく、冷静で意地っ張りな性格となっている。
- セーラーヴィーナス登場後、プリンセス覚醒後も、かなり後まで美奈子が仲間として合流することはなく、単独行動をしている。
- 最終決戦を前に病死したため、残された4人で最終決戦に向かった。最終回のラストでプリンセスが一度滅ぼした世界を復元した際に病気の件もリセットされたため生存している。
- ヴィーナス以外、前世の記憶を完全に取り戻すことはなかった。
- オリジナル形態
-
- ダークマーキュリー
- セーラーマーキュリーがダークキングダムに捕らわれ一時的に敵に回った姿。亜美の心に踏み込んだ点も含めて、実写オリジナルの展開としては好評で、アニメ風にアレンジしたダークマーキュリーのガレージキットのフィギュアも造られた。
- セーラールナ
- ルナが人間の少女に変身し、さらにセーラー戦士「セーラールナ」となる。基本的にギャグ担当のにぎやかしキャラで、原作やテレビアニメ劇場版で登場した大人びた人間バージョンとは落差がある。原作第5部の「マウ星出身でセーラー戦士になれるのは本来セーラーマウだけである」という設定にも合わない。ただし、キャラデザと「お菓子が大好き」という設定は原作者自らによるものである。また、役者の体型の問題からスタントマンが存在しないので他のセーラー戦士と異なり側転や宙返りなどもできず、妖魔や四天王と対決する際も必殺技を使って立ち向かうこともあるが通用せずに戦闘不能にされるか逃げ回る場面がほとんどである。
- プリンセス・セーラームーン
- セーラームーンの最終形態。武器は剣とハープに変形する「プリンセスハープ」。
- 衣装・アイテム・能力
- セーラー戦士のコスチュームが原作に沿ったデザインに変更。大きな変更点は以下のようなものがある。このコスチュームは原作の新装版で見られる。
- 変身アイテムが変更。うさぎはネックレス、4守護戦士はブレスレットになっている。
- セーラー戦士は変身後もお互い名前で呼び合う。但しセーラーヴィーナスのみ、後半まで他の戦士を戦士名で呼び、本人も基本的に「ヴィーナス」と呼ばれる。
- 5人のセーラー戦士には「戦士の力に目覚める」というパワーアップがある。
- セーラージュピターは草木の風の声を聞き、行動を導く制御を行う。セーラーマーキュリーは水流と水滴の声を聞き、敵の行動を予測した。
- セーラー戦士全員の決め台詞が「○○と××(それぞれの戦士を表す言葉が入る)の戦士〜」「○○(それぞれの守護星が入る)に代わって〜」という形に統一された。
- アニメ版では月野うさぎのみが持っていた「変装ペン」を、「変身携帯テレティアS」としてセーラー戦士全員に持たせた。
- セーラー四戦士の新装備として「セーラースタータンバリン」が登場する。光線などを放ったり、戦士達の力を増幅する機能を持つ。最終決戦とオリジナルビデオでは武器に変化させて使われ、マーキュリーの物は片刃の剣に、マーズとヴィーナスの物は2本の短剣に、ジュピターの物は長くて大きな矛槍になる。
- その他
- 原作で第2期シリーズ以降(テレビアニメではR以降)に登場するちびうさと外部太陽系戦士達(ウラヌス、ネプチューン、プルート、サターン)は登場せず、外部太陽系戦士達の設定が語られることもなかった。
- なお、セーラールナ役の小池里奈は当初はちびうさ役としてオーディションを受けて合格、その後セーラールナに正式決定した[5]。これは当時設定が固まっていなかった「新キャラクター」役のオーディションを、暫定的にちびうさ役として行ったためである[6]。
- 前世世界を滅ぼしたのはプリンセスだった。現世でも、過去のプリンセスという別人格が存在し、うさぎの「負」の心が高まると現れる。
- プリンセス・セレニティやクイーン・セレニティ(「Special Act」)の髪は黒髪でツインシニヨンではなく、長さもぐんと短い。衣装も変わっている。
その他のキャラクター[編集]
- ルナとアルテミスが猫から「しゃべる猫のぬいぐるみ」に変更。ルナの声優はテレビアニメ版と同じ潘恵子が演じているが、アルテミスの声優が山口勝平に変更。
- クラウンがゲームセンターからカラオケボックスに変更。古幡元基が店員である点は同じ。
- 古幡元基のキャラクター設定が変更。原作・アニメ版では大学生で、うさぎの憧れのお兄さんだったが、実写版では高校生(「地場衛の同級生で親友」というテレビアニメ版の設定を踏襲している)、冴えない亀の愛好家となっている。また、原作とアニメ版ではまことが元基に恋するが結ばれないのに対し、実写版では元基がまことに恋して結ばれており、「Special Act」のラストシーンで、うさぎが投げた花嫁のブーケをキャッチした元基がまことに渡してプロポーズする。
- うさぎのママ・月野育子はイケイケ主婦のイメージで、原作やアニメ版ほど教育ママという雰囲気ではない。愛情深さが前面に出ている母で、うさぎもやや甘えん坊である。「オムレツにチーズを入れるか入れないか」というくだらない理由でうさぎとケンカしたり、TVリポーターデビューを夢見たりする。進悟が小生意気な弟である点は変わらず。父親は電話で存在が示されただけだったが、その後、前述の「Special Act」の結婚式シーンにおいてこの作品の監督田﨑竜太が父親役を演じた。総じて月野家のシーンは満ち足りた円満な家庭描写となっている。
- 原作・アニメ版ではほとんど描かれていなかったうさぎの親友の大阪なると亜美の関係が描かれている。なるがうさぎと亜美の仲に嫉妬心を抱くなどといったエピソードがあるが、最終的には3人とも仲良くなる。
- オリジナルの敵キャラクターとして、クイン・ベリルの分身的存在であり、愛野美奈子のライバルであるアイドルの黒木ミオが登場。うさぎに友好的に接近しながら、一方ではうさぎをクラスから孤立させるなど、陰険な策略でうさぎを心理的に追い詰めた。「Special Act」では、クインベリルに代わる新女王として地球の支配を企て、最後は植物型の巨大妖魔に変身した。
- 地場衛/タキシード仮面関連
- 原作同様、高校生という設定になっている。タキシード仮面の仮面に宝石がはめ込まれている。
- うさぎが地場衛から「うさぎ」と呼ばれている。 また、地場衛がうさぎから「まもる」と呼ばれている。
- タキシード仮面の正体に最初に気づくのはうさぎではなく、まことになっている。
- 地場衛に、日下陽菜という幼なじみの婚約者がいる。また、一時期ロンドンへ留学する。
- 地場衛は洗脳されず、四天王を人質にダークキングダムに幽閉される。星を守るためにクインメタリアを体内に取り込むが、逆に取り憑かれる。この時の姿は、メタリア・エンディミオンと呼ばれる。
- メタリア・エンディミオンとして死亡、うさぎが復元した世界で、四天王の魂が絵に封じ込めていた衛の命を使って彼を復活させた。
- ダークキングダム関連
- ダークキングダム四天王のキャラクター設定。「元人間でタキシード仮面(プリンス・エンディミオン)の従者だった」「四つの石の化身である点」という原作の設定が生かされている。地場衛を「マスター」と呼ぶ。ジェダイトとゾイサイトは一度石に戻ったが蘇り、4人ともラスト近くまで健在。
- 「Act ZERO」ではダークキングダム四天王が登場しないため、同じ俳優陣が交番勤務の警察官(ジェダイト役の増尾遵のみ婦人警官)という別人の役になっている。ただし、性格や口癖などは四天王を踏襲している。
- クインメタリアは銀水晶により増幅されたプリンセスの「負」の心だったという設定。
- 原作ではクイン・ベリル、クインメタリアを倒して終わったが、実写版ではメタリアの最後が描かれる。
設定・用語[編集]
- 作中の音楽ソフト
-
- C'est la vie 〜私のなかの恋する部分(セ・ラ・ヴィ 〜わたしのなかのこいするぶぶん)
- 愛野美奈子の初回限定盤シングル。『Act.ZERO』で初登場。セカンドアルバム「VENUS」先行発売のシングルとして、2003年夏にリリースされた。初回特典は愛野美奈子特大ポスター付き。Act.1で月野うさぎの部屋にはそれが貼ってある。
- IMITATION(イミテーション)
- 愛野美奈子の2002年のファーストアルバム。全9曲が1枚CDにわたり収録された。『Act.ZERO』で初登場。劇中の電子掲示板に表示される収録曲目は以下のとおり。
- 始まりの伝説
- IMITATION
- 負けるな!クリスマスガール
- LOVE vs DREAM
- うれしくて…
- ナイショ!
- ハートはORANGE
- 白い出会い
- MAKE UP! POWER!!
![]() | この節の加筆が望まれています。 (2014年9月) |
全話リスト[編集]
※各話サブタイトルの出典は『美少女戦士セーラームーン 完全版メモリアルブック』のパーフェクト・エピソードガイドより。
放送日・発売日 | 話数 | サブタイトル | 監督 |
---|---|---|---|
2003年10月4日 | Act.1 | わたしがセーラームーン! | 田﨑竜太 |
2003年10月11日 | Act.2 | 亜美ちゃんが仲間になったわ | |
2003年10月18日 | Act.3 | 三人目の戦士はみこのレイちゃん | 高丸雅隆 |
2003年10月25日 | Act.4 | パーティーに潜入よ! | |
2003年11月1日 | Act.5 | うさぎちゃんは本当の友達? | 舞原賢三 |
2003年11月8日 | Act.6 | 転校生はセーラージュピター | |
2003年11月15日 | Act.7 | 変身するのをみられちゃった! | 田﨑竜太 |
2003年11月22日 | Act.8 | レイとお父さん | |
2003年11月29日 | Act.9 | 守れ! 幻の銀水晶 | 鈴村展弘 |
2003年12月6日 | Act.10 | わらわが闇の女王クイン・ベリル | |
2003年12月13日 | Act.11 | 本物の美奈子ちゃんに会っちゃった! | 高丸雅隆 |
2003年12月20日 | Act.12 | セーラーVの正体はプリンセスだったの! | |
2003年12月27日 | Act.13 | 四天王最後の一人クンツァイトあらわる | 舞原賢三 |
2004年1月10日 | Act.14 | うさぎが妖魔に? | |
2004年1月17日 | Act.15 | どろぼうをおしおきよ! | 鈴村展弘 |
2004年1月24日 | Act.16 | 大阪さんをたすけなきゃ! | |
2004年1月31日 | Act.17 | レイのめのまえで美奈子が変身! | 佐藤健光 |
2004年2月7日 | Act.18 | ついにそろった5人のセーラー戦士 | |
2004年2月14日 | Act.19 | うさぎのドキドキバレンタイン | 高丸雅隆 |
2004年2月21日 | Act.20 | 陽菜さんは衛の婚約者だったの… | |
2004年2月28日 | Act.21 | 亜美ちゃんになにをした! | 舞原賢三 |
2004年3月6日 | Act.22 | 亜美ちゃんが敵のてに… | |
2004年3月13日 | Act.23 | 戦士の力を目覚めさせるため、うたうレイ | 佐藤健光 |
2004年3月20日 | Act.24 | やっぱり地場衛のことがわすれられないの | |
2004年3月27日 | Act.25 | タキシード仮面の正体が地場衛だったなんて… | 高丸雅隆 |
2004年4月3日 | Act.26 | うさぎちゃんが本当のプリンセス! | |
2004年4月17日 | Act.27 | ルナがセーラー戦士になっちゃった! | 舞原賢三 |
2004年4月24日 | Act.28 | 亜美ちゃんおかえり! | |
2004年5月1日 | Act.29 | 美奈子のライバル、黒木ミオが転校生? | 佐藤健光 |
2004年5月8日 | Act.30 | うさぎをだまそうとするミオ | |
2004年5月15日 | Act.31 | ジュピターが戦士の力に目覚めた! | 高丸雅隆 |
2004年5月22日 | Act.32 | かえってきた衛 | |
2004年5月29日 | Act.33 | 亜美ちゃんが転校? | 舞原賢三 |
2004年6月5日 | Act.34 | はなしあう親子 | |
2004年6月12日 | Act.35 | セーラーヴィーナスとゾイサイトが協力? | 鈴村展弘 |
2004年6月19日 | Act.36 | プリンセス・セーラームーン登場! | |
2004年6月26日 | Act.37 | プリンセスがわざわいをおこす!? | 高丸雅隆 |
2004年7月3日 | Act.38 | 信じて! ぜったい、星はほろびない!! | |
2004年7月10日 | Act.39 | うさぎちゃんのママがレポーターにちょうせん!! | 舞原賢三 |
2004年7月17日 | Act.40 | 美奈子VSレイバトルのゆくえは? | |
2004年7月24日 | Act.41 | じつは戦士なの! | 佐藤健光 |
2004年7月31日 | Act.42 | 幻の銀水晶の力は使わない! | |
2004年8月7日 | Act.43 | うさぎと衛の約束 | 鈴村展弘 |
2004年8月14日 | Act.44 | 石にもどったゾイサイト | |
2004年8月21日 | Act.45 | メタリア妖魔のはげしい攻撃 | 高丸雅隆 |
2004年8月28日 | Act.46 | 戦士の力にめざめたセーラーヴィーナス | |
2004年9月4日 | Act.47 | さようなら、美奈子 | 鈴村展弘 |
2004年9月18日 | Act.48 | 衛がメタリアにのっとられた! | |
2004年9月25日 | Act.49 | 前世をのりこえた5人の戦士たち | 舞原賢三 |
2004年11月26日 (オリジナルビデオ作品) |
Special Act | わたしたち結婚します!! | |
2005年3月25日 (オリジナルビデオ作品) |
Act.ZERO | セーラーV誕生![注 7] | 高丸雅隆 |
放送局[編集]
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
中京広域圏 | 中部日本放送 | 土曜 7:30 - 8:00 | 製作局 |
北海道 | 北海道放送 | ||
青森県 | 青森テレビ | ||
岩手県 | IBC岩手放送 | ||
宮城県 | 東北放送 | ||
山形県 | テレビユー山形 | ||
福島県 | テレビユー福島 | ||
関東広域圏 | 東京放送 | ||
新潟県 | 新潟放送 | ||
長野県 | 信越放送 | ||
山梨県 | テレビ山梨 | [注 8] | |
静岡県 | 静岡放送 | ||
富山県 | チューリップテレビ | ||
石川県 | 北陸放送 | ||
近畿広域圏 | 毎日放送 | ||
鳥取県・島根県 | 山陰放送 | ||
岡山県・香川県 | 山陽放送 | ||
広島県 | 中国放送 | ||
山口県 | テレビ山口 | 2004年4月よりネット | |
愛媛県 | あいテレビ | [注 8] | |
福岡県 | RKB毎日放送 | ||
長崎県 | 長崎放送 | ||
熊本県 | 熊本放送 | ||
大分県 | 大分放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||
沖縄県 | 琉球放送 | [注 8] | |
高知県 | テレビ高知 | 水曜 16:24 - 16:54 | 遅れネット |
関連商品[編集]
書籍[編集]
単行本[編集]
- 美少女戦士セーラームーン 完全版メモリアルブック(小学館 2004年10月に発売) ISBN 978-4-09-110656-8
写真集[編集]
- 美少女戦士セーラームーン ビジュアル・ブック(2004年4月、ソニー・マガジンズ)撮影・細野晋司 ISBN 978-4-7897-2257-5
テレビ絵本[編集]
講談社のテレビ絵本「美少女戦士セーラームーン」(全5巻+別巻2巻)
巻 | 発売日 | サブタイトル | ISBN |
---|---|---|---|
1 | 2003年11月 | わたしが せんし? | 978-4063442847 |
2 | 2003年12月 | セーラーマーズ セーラージュピター とうじょう | 978-4063442878 |
3 | 2004年3月 | プリンセスの ひみつ | 978-4063442908 |
4 | 2004年8月 | プリンセスと エンディミオン | 978-4063442977 |
5 | 2004年9月 | セーラーせんし、 さいごの たたかい | 978-4063443134 |
別巻 | 2005年1月 | スペシャルアクト | 978-4063443257 |
別巻 | 2005年6月 | アクトゼロ~セーラーVたんじょう! | 978-4063443356 |
- 1巻から5巻はテレビシリーズ、別巻はテレビシリーズ終了後に発売されたオリジナルビデオ作品を元にした内容。
小学館のテレビ絵本「美少女戦士セーラームーン」(全6巻)
巻 | 発売日 | サブタイトル | ISBN |
---|---|---|---|
1 | 2003年11月 | セーラームーン たんじょう! | 978-4091156013 |
2 | 2003年12月 | セーラーせんし せいぞろい | 978-4091156020 |
3 | 2004年3月 | たたかうプリンセス セーラーヴィーナス | 978-4091156037 |
4 | 2004年4月 | しんせんし セーラールナ とうじょう | 978-4091156044 |
5 | 2004年8月 | プリンセス・セーラームーン たんじょう!! | 978-4091156051 |
6 | 2004年9月 | セーラーせんし さいごのたたかい | 978-4091156068 |
音楽CD[編集]
主題歌シングル[編集]
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2003年11月19日 | キラリ☆セーラードリーム! | COCC-15610 |
キャラクターシングル[編集]
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2004年3月31日 | セーラームーン 月野うさぎ | COCC-15636 |
2 | 2004年4月21日 | セーラーマーキュリー 水野亜美 | COCC-15637 |
3 | 2004年3月31日 | セーラーマーズ 火野レイ | COCC-15638 |
4 | 2004年4月21日 | セーラージュピター 木野まこと | COCC-15639 |
5 | セーラーヴィーナス 愛野美奈子 | COCC-15640 |
DJ MOON[編集]
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2004年2月18日 | 美少女戦士セーラームーン DJ MOON 1 | COCX-32652 |
2 | 2004年5月19日 | 美少女戦士セーラームーン DJ MOON 2 | COCX-32738 |
3 | 2004年7月21日 | 美少女戦士セーラームーン DJ MOON 3 | COCX-32829 |
コロちゃんパック[編集]
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2004年2月25日 | 美少女戦士セーラームーン コロちゃんパック | COCZ-1002 |
2 | 2004年5月19日 | 美少女戦士セーラームーン コロちゃんパック2 | COCZ-1012 |
3 | 2004年7月21日 | 美少女戦士セーラームーン コロちゃんパック3 | COCZ-1014 |
オリジナルアルバム[編集]
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
1 | 2004年6月23日 | 美少女戦士セーラームーン オリジナルソングアルバム Dear My Friend | COCX-32782 |
2 | 2004年11月25日 | 美少女戦士セーラームーン 〜全曲集〜 | COCX-33009 |
CD-BOX[編集]
発売日 | タイトル | 規格品番 | |
---|---|---|---|
2004年9月22日 | 美少女戦士セーラームーン Moonlight Real Girl Memorial CD-BOX | COCX-32878→80(3枚組) | |
収録枚 | |||
- | Vol.1 - 美少女戦士セーラームーン レアトラック コレクション | COCX-32878 | |
Vol.2 - 美少女戦士セーラームーン 一夜限りの特別番組 ラジオ特番 DJ MOON | COCX-32879 | ||
Vol.3 - I'll Be Here | COCX-32880 |
未発売CD[編集]
2003年12月17日に『美少女戦士セーラームーン オリジナル・サウンドトラック』が発売予定であったが、発売中止となった。規格品番COCX-32472。全15曲収録予定であった。
ビデオ・DVD[編集]
- 美少女戦士セーラームーン DVD-BOX 全2箱 (全巻封入特典)
- いっしょにおどろう! セーラームーン・スーパーダンスレッスン(2004年7月、小学館)[注 9]
- 美少女戦士セーラームーン キラリ☆スーパーライブ(2004年8月、バンダイビジュアル)
- 美少女戦士セーラームーン Special Act.(2004年11月、バンダイビジュアル)
- 美少女戦士セーラームーン Act.ZERO(2005年3月、バンダイビジュアル)
- 美少女戦士セーラームーン Super Special DVD-BOX(2011年9月、バンダイビジュアル)
エピソード[編集]
この実写版では、原作を連載していた講談社のライバル会社である小学館も出版権を獲得し、小学館から幼児向け雑誌での連載や、上記のメモリアルブックが発売されていた。講談社側は幼児向け雑誌で原作本の宣伝や読者プレゼントページとは別に連載ページでプレゼントをするなどしていた。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ Special Actは長編1話、Act ZEROは通常の長さの1話+短編2話。
- ^ 那須の盟友の佛田洋は自身の著書「佛田洋の世界」で、那須が「モーニング娘。をセーラームーンにして油田の上で戦わせる」と語っていたと記している。
- ^ テレビアニメ主題歌を担当した歌手やミュージカル版の女優も所属していた。
- ^ この放送は年明けの2004年1月4日に、MBSラジオ、TBSラジオでも放送された。
- ^ ミュージカル版では5代目水野亜美 / セーラーマーキュリーを演じた。
- ^ 第48話のみ2コーラス構成で、2番の途中から本来のOP映像となるが、セーラーVのキャストテロップ映像のみ別Ver(変身前は白ワンピースでのアップ映像、変身後の姿は最後がモノクロ)となり、主演者歌唱シーンもセーラーV役の小松彩夏からセーラールナ役の小池里奈に変更されている。
- ^ その他、衛がタキシード仮面の秘密を語る話と日下陽菜のその後を描いた話の短編2本が収録されている。
- ^ a b c アニメ版も放送実績あり。(テレビ山梨は全シリーズ、あいテレビは「R」のみ、琉球放送は「無印」のみ。)
- ^ 雑誌読者限定販売の商品で一般販売されていない
出典[編集]
- ^ バンダイこどもアンケート Vol.99
- ^ バンダイこどもアンケート Vol.105
- ^ 『美少女戦士セーラームーン Special Act.』DVD&ビデオを11月26日に発売、バンダイビジュアル、2004年11月24日。
- ^ 東映ヒーローネット | special fanclub toeihero.net
- ^ DVD映像特典「『セーラームーン』におしおきよ」
- ^ 東映ヒーローネット小池里奈×潘恵子対談 - ウェイバックマシン(2014年7月15日アーカイブ分)
- ^ 「VisualRadar」『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ、2004年5月1日、 66頁、 雑誌コード:01843-05。
外部リンク[編集]
- 美少女戦士セーラームーン公式ホームページ
- 実写版 CBC公式サイト
- 実写版 東映公式サイト (2013年6月14日アーカイブ分)
中部日本放送制作・TBS系列 土曜7:30 - 8:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
美少女戦士セーラームーン
【ここから特撮ドラマ枠】 |
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