土萠ほたる

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土萠 ほたるともえ ほたる
美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初) Act 24「無限1—予感」
美少女戦士セーラームーンS・第111話「聖杯の神秘な力! ムーン二段変身」
作者 武内直子
声優 皆口裕子(テレビアニメ)
藤井ゆきよ(『Crystal』)
俳優 #キャストを参照
プロフィール
別名 セーラーサターン
性別
種類 地球人
親戚 土萠創一(父)
土萠蛍子(母)
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土萠 ほたる(ともえ ほたる)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』ならびに、同作を原作とするメディアミックス作品群に登場する架空人物

原作・『Crystal』の第三期冒頭、テレビアニメの第三作『美少女戦士セーラームーンS』(以下『S』)の後半で初登場。Mixx(現TOKYOPOP)から刊行された北米版では初登場時にJenny(ジェニー)という名前だったが、後にファンの抗議を受け"Hotaru"に修正されている。

人物

セーラーサターンに変身する、紫に近い黒髪のおかっぱの少女で、紫色の目を持つ。小中高一貫私立無限学園の理事長土萠創一教授の一人娘。

初登場時は無限学園初等部の6年生で、本人は病弱だが人を癒やす不思議な力を持つ。儚げで暗い印象だが優しくて芯が強い性格。テレビアニメでは薄幸の美少女として登場し、当時アニメファンに熱狂的な支持を得ていた水野亜美に並ぶ人気を獲得した。原作者の武内直子は「アニメで大変可愛くしてもらったが、漫画では土くさくドスのきいた少女のイメージで描いていた」と述べている。

原作では4年前にビル建設中の火災事故に巻き込まれ、母親の螢子を亡くして自身も瀕死の重傷を負うが、異星から来たデス・バスターズの力を借りた創一にサイボーグ手術を受けて生き返り、自身もデス・バスターズ上級幹部のミストレス9の依り代にされてしまう。テレビアニメでは創一の研究所を見学中、デス・バスターズの来訪で起きた爆発に巻き込まれ、創一と取引したダイモーンに救われた代わりにミストレス9の依り代にされてしまう。

冬用の制服を一年中着用し、私服も季節に関わりなく長袖の黒いタートルネックの服と黒いタイツ [注釈 1]を着て、全身の手術痕を隠している。友達ができかけてもミストレス9に操られて追い払ってしまい、創一も研究に没頭しているので塞ぎ込んでいた。同居している創一の秘書兼助手のカオリ/カオリナイトとは折り合いが悪く、テレビアニメでは創一を独占したいカオリに辛く当たられている。病気による激しい発作や傷跡だらけの体、無意識に友達を傷つけてしまう自分に悩み、1人きりで死んでいくのかと思い込んでいたが、ちびうさと仲良くなって明るさを取り戻していった。

その正体は「終わりの近づいた世界を全て滅ぼして新しい世界を作る」というセーラーサターンの生まれ変わりであり、今の世界を守ろうとする天王はるか(セーラーウラヌス)、海王みちる(セーラーネプチューン)、冥王せつな(セーラープルート)に命を狙われる。テレビアニメではちびうさと月野うさぎ(セーラームーン)、水野亜美(セーラーマーキュリー)、火野レイ(セーラーマーズ)、木野まこと(セーラージュピター)、愛野美奈子(セーラーヴィーナス)、地場衛(タキシード仮面)に守られた。

実は普段の発作は病気と関係がなく、ほたるの身体を奪おうとするミストレス9の意思と、サターンの力を持ったほたるの意思が衝突して起きており、テレビアニメでは創一に憑依したゲルマトイドに特定の医師以外の診察を禁じられていた。

また、テレビアニメではセーラー戦士の中で唯一変身シーンが描かれていない。ただし、セガサターン版ゲーム『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』の挿入クリップ動画では変身シーンのアニメーションが見られる。アニメーションは新規に作られたと見られるが、音楽は他の戦士と共通。劇場版『Eternal』では、映像作品で初めて変身シーンが描かれた。

バンダイ版のミュージカルでは、『SuperS 夢戦士〜愛・永遠に』に第四期の敵組織デッド・ムーンに操られる記憶喪失の謎の少女として初登場し、改訂版で初めてセーラーサターンに変身してセーラー戦士の仲間になった。その後は原作アニメに未登場の初期作品を題材にした作品にもセーラーサターンとして登場する。バンダイ版ミュージカル『かぐや島伝説』では、宝探しツアーで行った無人島・かぐや島の意志の依り代にされる。

プロフィール

プロフィールは、大概が原作のもの。

原作漫画

4年前にビル建設中の大火災に巻き込まれ、母親・螢子を亡くして自身も重体となるが、「機械と人間の融合」を追求していた父親・土萠創一教授の実験台としてサイボーグ化されて助かり、その手術の際にミストレス9が還る前の「ダイモーンの卵」を移植されている。

第三期で土萠研究所に迷い込んだちびうさと初めて出会った。創一に母の形見として渡された「アミュレット」を握って発作を鎮めているが、実はミストレス9に力を与えるためのアイテムであり、ちびうさの幻の銀水晶に癒やされてアミュレットのようだと言っている。ちびうさに恋愛感情を持っているような節があり、「女のコ同士なのにヘンかもしれないけど、運命の出会いだって思ったわ」と語っている。

終盤でミストレス9に身体を乗っ取られ、ちびうさの銀水晶、セーラーマーキュリーセーラーマーズセーラージュピターセーラーヴィーナスの「聖体」を飲み込んでしまうが、ほたる自身の意思は自分の中に眠るセーラーサターンの意思を感じて肉体から離れ、聖体と銀水晶を返して一旦消滅するが、セーラームーンの銀水晶と伝説の聖杯の力による特攻にセーラーウラヌスセーラーネプチューンセーラープルートのタリスマンが反応した影響で、ミストレス9と肉体が分離したほたるはセーラーサターンに覚醒。

自らゲルマトイドと化した創一に、母の死後の優しかった父は自分を利用する演技だったと気付いて別れを告げ、デス・バスターズ首領のファラオ90を連れて崩壊するタウ星系に続く時空の門をくぐり、時空の扉の番人・セーラープルートに頼んで時空の門を閉じてもらった。その後、ネオ・クイーン・セレニティの姿に変身したセーラームーンの力で赤子の姿に再生し、はるか・みちる・せつなの3人に引き取られる。

第四期では幼児まで急成長し、ウィリアム・バトラー・イェイツ作の「再臨(The Second Coming)」を諳んずる程の並外れた頭脳を見せる。第4期の敵組織・デッド・ムーンの侵入をきっかけに成長がさらに加速し、ちびうさの外見年齢と同じくらいの8歳で止まり、スーパーセーラーサターンとして再覚醒。

第五期では、ちびうさと同じ区立十番小学校3年3組に編入。転生後ははるかを「はるかパパ」、みちるを「みちるママ」、せつなを「せつなママ」と呼び、健康な肉体を得たことで性格も活発になり、肌を露出させる服装もできるようになった。同級生との関係も良好で、ちびうさとは手を繋いで登校し、寂しがるうさぎに「じゃ まもちゃんと手つなげば?」と言う小生意気な性格になっている。セーラーサターンに再覚醒後は、以前の冷徹でミステリアスな一面も時折覗かせている。

セーラープルートがシャドウ・ギャラクティカ首領のセーラーギャラクシアに襲われたのを察知し、変身前のまま冥王星に向かうが、ギャラクシアにセーラークリスタルを抜かれてしまう。仲間と共にギャラクシアの傀儡として復活したが、セーラームーンに倒されて消滅した。ギャラクシー・コルドロンの中でうさぎと再会した後、コルドロンに溢れたラムダ・パワーで再生し、数年後にはうさぎと衛の結婚式に出席した。

テレビアニメ

元から父子家庭で、創一の愛情を受けて育った。創一の研究所の見学中、「ダイモーンの卵」の状態で飛来したデス・バスターズが大火災を起こして瀕死の重症を負う。創一がダイモーンの卵にほたるを助けさせた代わりに創一はゲルマトイドに体を乗っ取られ、ほたるもミストレス9の依り代にされてしまうが、セーラーサターンの生まれ変わりだったほたるだけは操られずに済んでいた。

ちびうさとは十番自然公園で出会う。無限学園の女子生徒の「ともえさん」というかけ声に喜ぶが、勘違いと知って落胆した後にちびうさに話しかけられる場面がある。子供の頃からの虚弱体質を克服した高校生ジャンパー・早瀬瞬の大ファンで、ファンレターを出そうとしたこともある。セーラーサターンの覚醒を防ごうとするウラヌスたち外部太陽系戦士に命を狙われたが、ちびうさとセーラームーンたちに守られた。セーラーサターンやミストレス9の意思がほたるの身を守る描写もあり、ほたるの体の中に潜んだミストレス9にはセーラー戦士の正体を知られている。

『S』終盤でミストレス9に身体を乗っ取られ、ほたるを想うちびうさの「ピュアな心の結晶」を飲み込んでしまう。ミストレス9に残る意思も消されかけたが、ゲルマトイドから解放された創一の声に反応してかすかに意識を取り戻す。「創一とちびうさを守りたい」という気持ちでミストレス9の意思と戦いながらサターンの力に目覚め、ミストレス9の意思を体ごと滅ぼしてセーラーサターンとして蘇る。幻の姿でちびうさにピュアな心を返すと、セーラームーンに守られた恩を返そうとデス・バスターズ首領のファラオ90を滅ぼしに向かった。

大鎌「サイレンス・グレイブ」の力はあまりに大きすぎて自分自身も滅ぼしてしまうと語り、止めようとするセーラームーンと創一に別れを告げ、地球を飲み込もうとするファラオ90の中に飛び込んでいく。セーラームーンもセーラー戦士に受け取った力(ウラヌス・ネプチューンを含む)をピュアな心の結晶に集めて助けに行くが、滅びの力を使って命を落としてしまったほたるは赤子の姿に再生されて連れ帰られた。はるかとみちるに託された後、大きなショックでデス・バスターズに関わった記憶を失った創一の手に戻される。

第五期『セーラースターズ』の序盤のデッド・ムーン首領のネヘレニアとの戦いで、サターンの力が必要になると判断したせつなに預けられた。シャドウ・ギャラクティカ首領のセーラーギャラクシアの陰謀でちびうさと同じ8歳くらいまで急成長し、スーパーセーラーサターンに覚醒。

天真爛漫な性格だが並み外れた頭脳を持ち、幼くして一般相対性理論を理解し、太陽系を高速でシミュレートする能力を見せる。ネヘレニアが衛にかけた呪いでちびムーンが生まれる未来が消えかけ、サイレンス・グレイブをネヘレニアに振りかざそうとするが、ほたるの消滅を恐れたちびムーンに阻止される。その隙をネヘレニアに突かれて敗北し、鏡の中に封印されてしまった。

『セーラースターズ』終盤に他の外部戦士と共にギャラクシアと対決するも敗北する。「配下にならないか」というギャラクシアの誘いを拒み、ギャラクシアに下ったふりをしたウラヌスとネプチューンにスターシードを抜かれて消滅したが、セーラームーンによって心を取り戻したギャラクシアにスターシードを返された。

テレビアニメ『S』から『SuperS』までの間を舞台にしたスーパーファミコン用ソフト『ANOTHER STORY』では赤子の姿で登場するが、原作同様にはるか・みちる・せつなに育てられている。ヘル・デスティニーが運命を変えようとしていることを察知して、一時的に12歳の姿に急成長してセーラーサターンに変身し、セーラームーンとちびムーン達に同行する。ヘル・デスティニーが運命を変えたことでミストレス9に戻ってしまい、ミストレス9とほたるの間で不安定になるが、セーラームーンの「幻の銀水晶」の光でほたるに固定され、ゲルマトイドに憑依された創一を助けようとする。ヘル・デスティニーとの闘いが終わった後は、ちびうさに別れを告げて赤子の姿に戻り、はるか、みちる、せつなに託される。

セーラーサターン

土星守護星に持つ沈黙、そして破滅と誕生の戦士。太陽系最後のセーラー戦士。「死への案内人」「破滅の神」「死の淵よりの使者」などの別名を持つ。

その使命は星が逃れ得ぬ終焉の運命を迎えた時、今ある世界を破滅に導き、滅びと死を消し去って新たな世界の礎となること。星を滅ぼすような驚異的な力を持つが、破滅の力を解放する代価にサターン自身の命も失われる。テレビアニメのネヘレニアによれば「破滅の力は諸刃の刃、その力を使えば自らの肉体も滅びる」。シルバー・ミレニアムが崩壊した時にも現れ、ウラヌスたち外部太陽系三戦士に警戒されていた。ミュージカル版では「時空の扉」に侵入するほどの強敵が現れる時に復活し、この前は変身不能。

コスチュームの色は紫色バイオレット)で、リボンの色はレッドブラウン。ティアラの宝石は紫色(テレビアニメでは白色)で、花びら型の肩のフリル、聖体/ピュアな心の結晶型(大星型十二面体[注釈 2])のブローチチョーカー、銀の三角錐を下げた惑星型のピアス、編み上げのロングブーツが特徴。手袋の先が尖っていてセーラーカラーもない等、他のセーラー戦士とまったく違う形をしている。

テレビアニメ版及び『Eternal』での決めゼリフは「沈黙の星、土星を守護に持つ、破滅と誕生の戦士セーラーサターン」。原作第三期及び『Crystal』での登場セリフは「破滅の星!土星を守護にもつ沈黙の戦士!セーラーサターン!」。『Eternal』での名乗りシーンの背景は土星と紫色と白色の薔薇の花。

「破滅と誕生の戦士」の能力を単純な高い攻撃力と見ることはふさわしくはないが、あえてそう理解するなら太陽系のセーラー戦士で最強であり、星系や一つの世界を簡単に破壊してしまうほどの強大な威力を持つ。また単に必殺技が強いだけでなく、本人のエナジーも強く、テレビアニメ版においては、セーラームーンがはじき飛ばされたファラオ90の内部へも侵入してしまえる高い能力を持ち、銀河最強を謳うセーラーギャラクシアの攻撃をも相撃ちにするほどである。他のセーラー戦士に比べて戦闘経験は少ないが、秘めた実力は相当なものを持っている[1]

原作初期設定ではコスチュームの色が黄土色に設定され、ドルイドの杖を持つ魔術を操るとされる[2]

スーパーセーラーサターン(原作第四期、テレビアニメ『スターズ』、『Eternal』)
転生したほたるが再覚醒した姿。原作では第四期にプリンセスとプリンスの危機が近づいて覚醒、テレビアニメでは『スターズ』でセーラームーンの真の姿を告げる為に覚醒した。
転生前と比較するとやや小柄だが、パワーは数倍に跳ね上がっている[3]。身の丈よりも大きな「サイレンス・グレイブ」を使う。テレビアニメではネヘレニア戦とギャラクシア戦でのみ参加するものの、精神的に未熟で注意力を乱されていずれも敗れている。
スーパー変身してコスチュームも他のセーラー戦士と統一され、肩のフリルと手袋の形、星のチョーカーとハートのブローチ(原作、テレビアニメでは紫色だが『Eternal』では薄紫色)に変更。セーラーカラーにも白い線が入る。『Eternal』ではティアラの宝石は薄紫色だが、エターナル化で紫色に戻る。
エターナルセーラーサターン(原作第五期、『Eternal』)
原作での最終形態。ティアラの宝石やピアス、チョーカー、ブローチが紫の星型になる。肩の袖が球形に、スカートは二重になり、腰のリボンは紐状に変化した。
プリンセス・サターン(原作第四期、『Eternal』)
新しい聖杯が誕生して変身した土星のプリンセスの姿。土星に「タイタン・キャッスル」という城を持っている。
プリンセス・プルートと同型のマーメイドドレス、リボンチョーカー、ペンダント、長い手袋を着用。プリンセス・プルートに比べて、ドレスの肩紐が一つ少ない。スカートの左右には深いスリットが入り、淡い色のひだが見え隠れする。
備考
土星の英名サターンはローマの農耕神サトゥルヌスに由来し、太陽から遠く運行が遅いことから年老いた神の名が付けられた。習合されるギリシャの農耕神はクロノスだが、前述の時間神とは別神であるものの、古代ギリシアでもすでに説話の混同が生じている。セーラーサターンの特質は、主に中国名「土星」の五行と「土」から着想されている。
ユダヤ・キリスト教の悪魔、堕天使サタンとは関係がなく、「死」とも「滅亡」とも無関係で、セーラーサターンの設定は、農耕神の名残としてを持たせてみたところ、連想が死神に繋がったもの。 ただしヒンドゥー教では閻魔大王の元となった死と審判の神ヤマが土星の主宰神で、土星を支配するシヴァ神は「終わりの近づいた世界を破壊し、新たな秩序を持つ世界を創造する神」というセーラーサターンとほぼ同一の性質を持つ。
今日の西洋占星術では冥王星が「破壊と再生の星」であり、土星は「困難・限界・不運」を表す「マレフィック(凶星)」で「長期的な忍耐と努力を必要とする厳しい試練を与え、何事かを成し遂げさせる星」とされるが、天王星・海王星・冥王星からなるトランス・サタニアン発見以前の古典占星術では、当時最果ての星だった土星は「災厄・死・凶作などの不幸を呼ぶ大凶星」として恐れられ、西洋占星術の元となったインド占星術では、ヒンドゥー教の土星神サターン=シャニ(シャナイシュチャラ)が人間の死と不幸を司り「恩恵を与えるものであり破壊するもの」なので土星は「厄災をもたらす凶星であり吉星でもある」とされる。いずれも本作のセーラーサターンのイメージに通じる部分がある。

アイテム

変身アイテム

サターン・クリスタル(原作第四期、『Eternal』)
過去の自身が鏡に映って再覚醒したほたるが手に入れたセーラークリスタル。他の戦士同様にハート型。スーパーセーラーサターンへの変身アイテム。

武器

沈黙の鎌サイレンス・グレイブ
セーラーサターンの持つ、身の丈を超えるほどの巨大な。総ての生と死を司ると言われ、「死の女神の鎌」の別名を持つ。沈黙の鎌が振り下ろされるとき、世界は崩壊すると伝えられている。
「鎌」と訳されているが、「グレイブ」とも呼ばれるように、形状は農耕用の大鎌よりも戦鎌薙刀に近い。刃の色は白色[注釈 3]。タリスマンより格上の威力を誇り、敵のパワーなどを吸収する力がある。逆にネヘレニア戦のように弾き飛ばされてしまうと為す術がなくなってしまう。

その他

アミュレット(原作第三期、『Crystal』)
原作第三期に登場。創一から「母の形見」として貰ったクリスタルのペンダントで、これを持っていると発作が収まる。実は小型の「タイオロン・クリスタル」だった。
白いマニキュア(セガサターン版対戦格闘ゲーム)
セガサターン版のセーラーサターンがつけるマニキュア。ティアラの宝石と同じ白色。
紫のマニキュア(『Eternal』)
劇場版『Eternal』のセーラーサターンがつけるマニキュア

変身呪文

サターン・プラネットパワー!メイクアップ!(ゲーム「ANOTHER STORY」、セガサターン版の対戦格闘ゲーム)
ゲーム版では短縮版で登場。回る守護星マーク(惑星記号)を浮かべ、第一期のムーンのように手を掲げて白いマニキュアを光らせる。変身完了して髪をなびかせながら天を仰ぎ、静かに目を開けると沈黙の鎌を抱えてスピン、守護星マークを背景にポーズを決める。
サターン・クリスタルパワー!メイクアップ!(原作第四期、『Eternal』)
『Eternal』では紫色に輝く守護星マークを額に浮かべ、手を掲げて紫のマニキュアをさす。動作はオリジナルで、膝を抱えた姿勢からスピンしてティアラを装着。変身完了からポーズを決めるまではセガサターン版をリメイクした動作で、変身完了時には土星と守護星マークを背景にポーズを決める。

セーラーサターンの必殺技

死世界変革デス・リボーン・レボリューション[注釈 4](原作第三期、『Crystal』)
原作では世界を破滅させてしまう禁断の技。沈黙の鎌を掲げて体をスピンさせ、肩のフリルから伸ばした無数のリボンが現れては消えながら、負のエネルギーで全てを破滅させる。その力は一つの世界、即ち星系一つを消滅させるほど。
スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から発生した強力な衝撃波を地面に走らせて相手に大ダメージを与える技。
プレイステーション版とセガサターン版の対戦格闘ゲームはほぼ同じ技で、赤紫色のオーラを浴びた沈黙の鎌を高く掲げて一回転させた後、沈黙の鎌を振り上げる攻撃。
『ANOTHER STORY』では沈黙の鎌を一回転させ、複数の金のリボンを放つ攻撃。敵全体にダメージを与え、しかも威力は強い[4]
『Crystal』では禁断の技ではなく、無数の青紫のリボンを沈黙の鎌の刃で収束させ、光の柱を打ち上げて敵の力を吸い取り、破滅の力を発揮する。刃から発生したエネルギーを沈黙の鎌に帯びて振り下ろしたが、セーラームーンの復活で中断した。
不動城壁サイレンス・ウォール[注釈 5](原作第四期、テレビアニメ『スターズ』、美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル 〜ムーン・パレス編〜、『Eternal』)
原作では沈黙の鎌からエネルギーのバリアーを作り、敵の攻撃から身を守る。
テレビアニメのサイレント・ウォールは沈黙の鎌を正面に押し出してドーム型の透明なバリアーを張り、ギャラクシアのブレスレットの光弾を防ぐ強度を持っている。
4D版のサイレンス・ウォールは沈黙の鎌に黒いエネルギーを纏わせて両手を広げ、紫色のフィールドを作り出して対象を閉じ込める。
『Eternal』では沈黙の鎌を構え、紫主体の虹色のドーム型バリアを張る。
プレイステーション版の対戦格闘ゲームでは黒い玉型のバリアーの中に身を包み、至近距離で発動すると相手にダメージを与える。
セガサターン版の対戦格闘ゲームでは前方に楕円形(これは側面の角度で、正面は円形)の紫色のシールドを張る。
沈黙鎌奇襲サイレンス・グレイブ・サプライズ(原作第四期、テレビアニメ『スターズ』、『Eternal』)
原作では他のセーラー戦士たちと同じ通常の必殺技で、沈黙の鎌の刃から発生した強力な電撃が敵を貫く。
テレビアニメでは沈黙の鎌で敵の攻撃を吸収して無力化し、沈黙の鎌から発生させた光の玉を徐々に拡大させ、続けざまに沈黙の鎌を振り下ろし、周囲一帯を消滅させる。この技は世界を破滅させてしまう禁忌の技(原作におけるデス・リボーン・レボリューション)だが、ちびムーンの命がけの説得で破壊力の片鱗を見せるに留まった。
『Eternal』では沈黙の鎌を振りかざして紫色の刃型の衝撃波を放つ。
プレイステーション版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から大きな空気の玉を発射し、相手にぶつけると大ダメージを与える。
セガサターン版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から大量の刃型の衝撃波を横一列に連ねて発射し、相手にぶつけると大ダメージを与える。
ギャラクティカ鎌奇襲ギャラクティカ・グレイブ・サプライズ(原作第五期)
沈黙鎌奇襲のシャドウ・ギャラクティカバージョン。沈黙の鎌の刃から複数の雷光を飛ばすが、セーラーちびちびムーンに防がれた。
ギャラクティカ・キャノン(原作第五期)
ギャラクシアに操られたプルートとの合体技。プルートが「ガーネット・オーブ!!」、サターンが「サイレンス・グレイブ!!」と叫んで、武器から巨大な光の玉の砲撃を放つ。
サイレンス・バスター(対戦格闘ゲームのみ)
沈黙の鎌から連なるエネルギーリングを一直線に飛ばして攻撃する。
ブレス・クラッシャー(対戦格闘ゲームのみ)
『美少女戦士セーラームーンSuperS 全員参加!! 主役争奪戦』では空中で沈黙の鎌を振るい、三日月型の衝撃波を飛ばす。
『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』では沈黙の鎌から連なる螺旋型の電波エネルギーを一直線に飛ばして攻撃する。
デス・ドライブ・ブレイク(対戦格闘ゲームのみ)
沈黙の鎌を振って乱れ撃ちした後、「デス・リボン・レボリューション」で相手を倒す超必殺技。

キャスト

声優
女優

反響

テレビアニメ『S』後半における、病弱で、しかも数々の不幸な運命という逆境に立たされつつも他人を思いやり、クライマックスにおいて自ら運命に向き合うという儚げなキャラクター像は、放送当時のアニメファンの心を揺さぶり爆発的な人気を得た[5]。この頃からおたく層を発祥として、美少女キャラクターに対する好意を意味する「萌え」という俗語が普及するが、その語源に関する諸説の中には、土萠ほたるの名前をルーツに求める説もある[6][7]

脚注

注釈

  1. ^ 原作とテレビアニメ版では露出しているのが指先のみという一種のボディースーツに近いような服装だったが、『Crystal』ではジャンパースカートを着用している。
  2. ^ テレビアニメと『Crystal』では結晶が中央から放射状に伸びる平面的デザインにアレンジされている。
  3. ^ 『Crystal』では金属をイメージした銀灰色を基調とするデザイン。
  4. ^ 一部対戦型格闘ゲームでは「デス・リボン・レボリューション」という表記もある。
  5. ^ テレビアニメでは「サイレント・ウォール」と唱えている。
  6. ^ 芸能界を引退したため「永遠伝説」で今井ちひろに交代したが、同公演の改訂版の間だけ復帰した。

出典

  1. ^ 『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』ブックレット第27頁より。
  2. ^ 原作『美少女戦士セーラームーン』第9巻 - 第95頁の初期設定より。
  3. ^ 『テレビマガジンデラックス66 決定版 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』第41頁より。
  4. ^ 『なかよしメディアブックス17 美少女戦士セーラームーン Another Story バーフェクトガイド』第29頁より。
  5. ^ 「空想美少女整理箱 其の7 はかなげ」 『空想美少女大百科 電脳萌え萌え美少女大集合!』宝島社別冊宝島〉、1999年1月3日、143,146頁頁。ISBN 4-7966-9421-8 
  6. ^ 苗村章夫 (2005年6月8日). “着実にマーケット広げる「萌え」に注目!”. nikkei BPnet. 日経BP. 2011年9月8日閲覧。
  7. ^ 斎藤環 『戦闘美少女の精神分析』太田出版、2000年4月27日、51頁。ISBN 4-87233-513-9