土萠ほたる

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土萠 ほたる
ともえ ほたる
美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初) Act 24「無限1—予感」
美少女戦士セーラームーンS・第111話「聖杯の神秘な力! ムーン二段変身」
作者 武内直子
声優 皆口裕子(テレビアニメ)
藤井ゆきよ(『Crystal』)
俳優 武田惠子今井ちひろ三瓶あさみ三田真央冨岡真理央垣内彩未仲村瑠璃亜飯塚由衣船越英里子(バンダイ版ミュージカル)
高橋果鈴未来(ネルケ版ミュージカル)
プロフィール
別名 セーラーサターン
性別
種類 地球人
親戚 土萠創一(父)
土萠蛍子(母)
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土萠 ほたる(ともえ ほたる)は、武内直子著作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。

声優は、テレビアニメ皆口裕子で、『Crystal』は藤井ゆきよミュージカル版で演じた俳優は、初代:武田惠子[注釈 1]、二代目:今井ちひろ、三代目:三瓶あさみ、四代目:三田真央、五代目:冨岡真理央、六代目:垣内彩未、七代目:仲村瑠璃亜、八代目:飯塚由衣、九代目︰船越英里子、十代目︰高橋果鈴、十一代目︰未来

Mixx(現TOKYOPOP)から刊行された北米版では初登場時にJenny(ジェニー)という名前だったが、後にファンの抗議を受けて修正されている。

人物[編集]

原作と『Crystal』では第三期の冒頭、テレビアニメでは第3シリーズ『美少女戦士セーラームーンS』(以下『S』)の後半で初登場。セーラーサターンに変身する、ミステリアスな雰囲気の少女。黒髪のおかっぱが特徴で、瞳は淡い紫色。

無限学園のオーナーである土萠創一教授の娘。登場当初は無限学園初等部6年生で、本人は病弱だが癒しの能力を持つ。内気で物静かだが優しくて芯が強い性格で、テレビアニメでは薄幸の美少女として描写される。傷跡(後述)を隠すため、季節に関わりなく長袖の黒いタートルネックの服と黒いタイツを着用していた。原作者は「アニメで大変可愛くしてもらったが、漫画では土くさくドスのきいた少女のイメージで描いていた」と述べている。

4年前に火災事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、デス・バスターズの介入によって生還したが、密かに創一(テレビアニメでは彼に憑依したゲルマトイド)によってダイモーンの卵を移植され、ミストレス9に器化(憑依)されている。セーラーサターンの生まれ変わりであるためにミストレス9に体を支配されずに済んでおり、ミストレス9の精神が体を奪おうとする度に起きる苦しみを「病気の発作」と誤認させられている。原作では創一に「母の形見」として渡された「アミュレット」(実はミストレス9に力を与える小型のタイオロン・クリスタル)で発作を鎮めていた。

創一は研究に没頭することが多く、無意識にミストレス9の人格がサイコキネシスで周囲に危害を加えてしまい友達もできなかった。同居している創一の秘書兼助手のカオリ(カオリナイト)を嫌っており、テレビアニメでは彼女に辛く当たられていた。このまま孤独と苦しみの中で死んでいくのだと絶望していたが、土萠研究所(原作)・十番自然公園(テレビアニメ)で出会ったちびうさと親友になる。原作ではちびうさに「女のコ同士なのにヘンかもしれないけど、運命の出会いだって思ったわ」と語っていた。

目覚めと同時に世界を滅ぼしてしまう「破滅と誕生の戦士」セーラーサターンの生まれ変わりとして、ウラヌスネプチューンプルートら外部太陽系三戦士に命を狙われ、テレビアニメではセーラームーンら内部太陽系戦士に守られた。ほたるの体が危険に晒された時にはミストレス9やセーラーサターンの意識が表出し、テレビアニメではサターンの意思がセーラー戦士を助ける場面も多い。

三期終盤ではちびうさの魂(原作は『幻の銀水晶』と聖体、テレビアニメは「ピュアな心」の結晶)を吸収したミストレス9に身体を奪われ、ほたるの魂は身体の奥底に押し込められてしまう。原作ではタリスマン集結によって、テレビアニメでは自らの意志でミストレス9を体から追い出してセーラーサターンに覚醒し、ちびうさを救出してファラオ90を道連れに命を落とすが、メシアとして覚醒したセーラームーンの力で赤子として再生した。

原作第四期、テレビアニメ第五期『スターズ』でははるか・みちる・せつなに育てられていたが、8歳の姿まで急成長を遂げ、プリンセスとプリンスの危機を感知して再びセーラーサターンに覚醒した。転生後は健康な肉体となったため、年相応の活発な性格になっており、原作第五期ではちびうさが通う区立十番小学校の3年3組に編入した。

原作では初登場の第三期以降も仲間として登場していたが、テレビアニメでは第四期の『SuperS』には登場せず、第五期の『セーラースターズ』でも登場は少なかった[注釈 2]。テレビアニメの劇場版でもレギュラーのセーラー戦士の中で唯一登場していない。

また、テレビアニメではセーラー戦士の中で唯一変身シーンが描かれていない。ただし、セガサターン版ゲーム『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』の挿入クリップ動画では変身シーンのアニメーションが見られる。動画は新たに書き加えられたものであると見られるが、音楽は他の戦士と共通。

バンダイ制作のミュージカルに『SuperS 夢戦士〜愛・永遠に』で初登場した時には、記憶喪失の状態でデッド・ムーンに夢への憎しみを植え付けられ、サターンの力を利用された。改訂前は「謎の少女」としてのみの登場だが、改訂版ではタキシード仮面に救われてセーラーサターンに覚醒した。演者によって性格の違いはあるが、原作寄りの活発なキャラクターになっていることが多い。『かぐや島伝説』では、彗星コアトルに壊された星々の記憶と意思の集合体・コンに憑依された。

経歴[編集]

原作と『Crystal』[編集]

4年前にビル建設中の大火災に巻き込まれ、母親・螢子を亡くして自身も重体となるが、「機械と人間の融合」を追求していた父親・土萠創一教授の実験台としてサイボーグ化され一命を取り留めており、ダイモーンの卵を移植されている。

第三期では、ミストレス9に体を奪われて意識だけになった時、自らの中に眠るセーラーサターンの意思を感じ取り、ミストレス9に飲み込まれたちびうさの銀水晶、ちびうさと四守護神の聖体(魂)を抱え込んでかばい、それらを奪われる前にと魂だけ脱出した。ちびうさたちの聖体と銀水晶を返して一旦消滅するが、セーラームーンの『幻の銀水晶』と「伝説の聖杯」の力による特攻にタリスマン発動が誘発されたことで、ミストレス9と肉体が分離したほたるはセーラーサターンに覚醒。自らゲルマトイドと化した創一に対し、母の死後の優しい父は自分を利用するための演技だったと悟って別れを告げる。ファラオ90とともにタウ星系に続く時空の門をくぐり、プルートに頼んで時空の門を閉じてもらった。その後、救世主としてネオ・クイーン・セレニティの力を覚醒させたセーラームーンによって赤子として再生。創一が死亡したため、はるか・みちる・せつなの3人に引き取られた。

第四期では尋常ではない速度で幼児まで成長し、並外れた頭脳を見せている。デッド・ムーンの侵入をきっかけに成長がさらに加速し、ちびうさ(の外見年齢)と同じくらいの8歳で止まり、スーパーセーラーサターンとして再覚醒。また、この回でほたるが読んでいる詩はウィリアム・バトラー・イェイツ作の「再臨(The Second Coming)」である。

第五期では、ちびうさと同じ区立十番小学校3年3組に編入した。転生後ははるかを「はるかパパ」、みちるを「みちるママ」、せつなを「せつなママ」と呼び、健康な肉体を得て性格も活発になり、肌を露出させる服装になった。同級生との関係も良好で、ちびうさとは手を繋いで登校し、寂しがるうさぎに「じゃ まもちゃんと手つなげば?」と発言するおませで小生意気な性格になっている。セーラーサターンに再覚醒後は、以前の冷徹でミステリアスな一面も時折覗かせている。

セーラープルートがセーラーギャラクシアに襲われたのを察知し、変身前のまま冥王星に向かうが、ギャラクシアにセーラークリスタルを抜かれてしまったようで、後に他のセーラー戦士と共にギャラクシアの傀儡として復活し、セーラームーンたちの敵として襲い掛かるが、セーラームーンに倒されて消滅した。ギャラクシー・コルドロンの中でうさぎと再会した後、コルドロンに溢れたラムダ・パワーで再生し、数年後にはうさぎと衛の結婚式に出席した。

テレビアニメ[編集]

事故と関係なく父子家庭であり、創一に大切に育てられていた。創一の研究所の見学中にダイモーンが起こした大火災に巻き込まれ、瀕死の重症を負うが、突然現れたダイモーンの卵に創一がほたるの蘇生を懇願し、一命を取り留めていた。

子供の頃からの虚弱体質を克服した高校生ジャンパーの早瀬瞬に憧れており、ファンレターを出そうとしたことがある。

『S』終盤では、ミストレス9に支配されてほたるの心が消えかけていたが、ゲルマトイドから解放された創一の呼びかけで意識を取り戻す。自分の魂を消そうとするミストレス9に創一とちびうさへの想いで打ち勝ち、サターンに覚醒。ミストレス9を自分の体ごと滅ぼした後、サターンに変身したほたるの魂はちびうさにピュアな心を返して一旦消滅する。サターンの意思に目覚めた戦士としてセーラームーンの前に現れ、自分の体を守ってくれたセーラームーンにお礼を言い、自らの滅びと引き換えにファラオ90を倒そうとする。止めようとするセーラームーンと創一に「聖杯を失ったセーラームーンにファラオ90は倒せない」「自分はもうほたるではない」として別れを告げ、ファラオ90の内部に飛び込むが、ピュアな心の結晶の力で変身したスーパーセーラームーンによって赤子として再生する。その後は創一に託されたが、第五期『セーラースターズ』のネヘレニア編でサターンの力が必要になると判断したせつなが迎えに訪れている。

第五期『セーラースターズ』のネヘレニア編では、セーラーギャラクシアの陰謀でちびうさと同じ8歳くらいの年齢まで急成長し、スーパーセーラーサターンとして再覚醒。無邪気で天真爛漫な性格だが人並み外れた頭脳を持ち、幼くして一般相対性理論を理解し、太陽系を高速でシミュレートする能力を見せるようになる。ネヘレニアに衛が呪われたことでちびムーンが消滅しかけ、サイレンス・グレイブをネヘレニアに振りかざそうとするが、ほたるの消滅を恐れたちびムーンに阻止された。

『セーラースターズ』終盤に他の外部戦士と共にギャラクシアと対決するが敗北し、「配下にならないか」というギャラクシアの誘いを拒否したため、ギャラクシアの配下に下ったふりをしたウラヌスとネプチューンによって、プルートと共にスターシードを抜かれて消滅したが、セーラームーンによって希望の光を取り戻したギャラクシアの手で復活した。

テレビアニメ『S』から『SuperS』までの間を舞台にしたSFCゲーム『ANOTHER STORY』では赤子の姿で登場し、なぜか原作同様にはるか・みちる・せつなが育てている。ヘル・デスティニーが運命を変えようとしていることを察知して、一時的に12歳の姿に急成長してセーラーサターンに変身し、セーラームーンとちびムーン達に同行する。ヘル・デスティニーが運命を変えたことでミストレス9に戻ってしまい、ミストレス9とほたるの間でせめぎ合うが、セーラームーンの銀水晶の光で安定し、ゲルマトイドに憑依された創一を助けようとする。ヘル・デスティニーとの闘いが終わった後は、ちびうさに別れを告げて赤子の姿に戻り、はるかたちに託される。

プロフィール[編集]

プロフィールはほとんど原作のもの。

セーラーサターン[編集]

土星を守護星に持つ沈黙、そして破滅と誕生の戦士。イメージカラーは紫。「死への案内人」「破滅の神」「死の淵よりの使者」などの別名を持つ。

禁忌の滅びの星・土星を守護に持つ太陽系最後のセーラー戦士。その使命は星が逃れ得ぬ終焉の運命を迎えた時、再生のために世界を破滅に導き、滅びと死を消し去ること。星を滅ぼすほどの驚異的な力を持つが、禁忌の破滅の力を解放する代価としてサターン自身の命も失われる。テレビアニメ『セーラースターズ』では、「破滅の力は諸刃の刃、その力を使えば自らの肉体も滅びる」とネヘレニアが述べている。ミュージカルでは1つの宇宙が消滅するほどの力が描写され、一瞬だけセーラー戦士たちが死亡している。

シルバー・ミレニアムが崩壊した時にも「破滅をもたらす沈黙の戦士」として現れたため、ウラヌスら外部太陽系三戦士に警戒されていた。原作第三期では、セーラーサターンが目覚める鍵となる3つのタリスマンが揃った時に共鳴し、セーラーサターン現身の予兆が見られた(ミュージカル版では「時空の扉」に侵入するほどの強敵が現れる時に復活し、この前は変身不能)。

ファラオ90を道連れに消滅した後、スーパーセーラームーン(原作では救世主(メシア)としてネオ・クイーン・セレニティの力を覚醒させたスーパーセーラームーン)の再生の力で赤子として再生した。しばらくしてプリンセスを守るためにスーパーセーラーサターンとして覚醒し、外部太陽系セーラー戦士の一員に加わっている。

「破滅と誕生の戦士」の能力を単純な高い攻撃力と見ることはふさわしくはないが、あえてそう理解するなら太陽系のセーラー戦士で最強であり、星系や一つの世界を簡単に破壊してしまうほどの強大な威力を持つ。また単に必殺技が強いだけでなく、本人のエナジーも強く、テレビアニメ版においては、セーラームーンがはじき飛ばされたファラオ90の内部へも侵入してしまえる高い能力を持ち、銀河最強を謳うセーラーギャラクシアの攻撃をも相撃ちにするほどである。他のセーラー戦士に比べて戦闘経験は少ないが、秘めた実力は相当なものを持っている[1]

決めゼリフは「沈黙の星、土星を守護に持つ、破滅と誕生の戦士セーラーサターン」。原作第三期の登場セリフは「破滅の星!土星を守護にもつ沈黙の戦士!セーラーサターン!」。

セーラースーツは青みがかった紫色がメインで、胸前と後腰のリボンは深い赤茶色。ティアラの宝玉は紫色(テレビアニメのみ白色)。胸のブローチ(チョーカーの飾りと同じで、無数の鋭い結晶を星の形に集めた半球型[注釈 3])、ピアス(錐状に尖らせた結晶を垂らした惑星型)、袖の形(花弁のようなフリル状)、手袋(袖のプロテクターの一番外側が尖っている)、セーラー襟のラインがない等などが、他のセーラー戦士とまったく違う形をしている。ヒールが高めの編み上げのロングブーツをはいている。

原作初期設定では守護星が土星のためコスチュームの色が黄土色に設定され、ドルイドの杖を持つ魔術を操るとされる[2]

スーパーセーラーサターン(原作第四期、テレビアニメ『スターズ』)
転生後にほたるが覚醒した姿。原作では第四期にてプリンセスとプリンスの危機が近づいた時に覚醒、テレビアニメでは第五期『スターズ』にてセーラームーンの真の姿を告げる為に覚醒した。転生前と比較するとやや小柄だが、パワーは数倍に持ね上がっている[3]。体よりも大きな「サイレンス・グレイブ」を最強武器に戦う。テレビアニメ第五期『スターズ』ではザコ敵との戦闘シーンはなく、ネヘレニア戦とギャラクシア戦ではいずれも敗れているが、精神的な衝撃を受けた事で注意力を乱すのが弱点である。
第三期の初登場時と、再覚醒しスーパー変身した際のコスチュームが異なっている。袖の形、チョーカーの星、ハート型のブローチ、セーラーカラーの白いライン、尖らない手袋になり、他のセーラー戦士と近づいたデザインになっている。
エターナルセーラーサターン(原作第五期)
原作での最終形態。セーラークリスタルの形が星型へ変化し、ティアラの宝石やピアス、チョーカー、ブローチが紫色の星型に、コスチュームも肩プロテクターが球形に、スカートは二重になり、後腰のリボンが紐状になるなど変化した。
プリンセス・サターン(原作第四期)
原作の第四期末で新しい聖杯が誕生した時に変化したプリンセスとしての姿。土星に「タイタン・キャッスル」という城を持っている。
コスチュームは紫色のマーメイドドレスで、同色のリボンチョーカー、ペンダント、ロンググローブを着けている。色以外は基本的にプリンセス・プルートと同じコスチュームだが、肩部のストラップと飾りが一つ少ない点が異なる。スカート部は左右に深い切れ込みが入っており、淡い色のスカートが見え隠れする。
備考
サターンはローマの農耕神サトゥルヌスに由来。太陽から遠く運行が遅いことから年老いた神の名が付けられた。習合されるギリシャの農耕神はクロノスだが、前述の時間神とは別神であるものの、古代ギリシアでもすでに説話の混同が生じている。セーラーサターンの特質は、主に中国名「土星」の五行と「土」から着想されている。
ユダヤ・キリスト教の悪魔、堕天使サタンとは無関係。まして「死」とも「滅亡」とも無関係で、セーラーサターンの設定は、農耕神の名残としてを持たせてみたところ、連想が死神に繋がったもの。占星術では土星が「老成」に関連付けられることとの関連を見るものもいる。
ただし土星全般に目を向けてみるとあながち的外れな解釈という訳でもなく、ヒンドゥー教で土星の主宰神は死と審判の神ヤマで、さらに土星が司るシヴァ神は「終わりの近づいた世界を破壊し、新たな秩序を持つ世界を創造する神」であり、サターンの能力とほぼ同一である。ヒンドゥー教の土星神サターン=シャニ(シャナイシュチャラ)は人間の死と不幸を司り「恩恵を与えるものであり破壊するもの」とされるため、土星は厄災をもたらす凶星であり吉星でもあると言い伝えられている。
今日の西洋占星術では土星でなく冥王星が「破壊と再生の星」とされており、土星は「困難・限界・不運」を表す「マレフィック(凶星)」であり、「長期的な忍耐と努力を必要とする厳しい試練を与え、何事かを成し遂げさせる星」とされている。しかし、天王星・海王星・冥王星からなるトランス・サタニアン発見以前の古典占星術においては、当時最果ての星と考えられていた土星は「災厄・死・凶作などの不幸を呼ぶ大凶星」として恐れられており、セーラーサターン及び本作の土星のイメージと共通する部分がある。

アイテム[編集]

変身アイテム[編集]

サターン・クリスタル(原作第四期)
過去の自身が鏡に映ったことがきっかけで再覚醒した際、手に入れたセーラークリスタル。他の戦士同様にハート型。スーパーセーラーサターンへの変身アイテム。

武器[編集]

沈黙の鎌(サイレンス・グレイブ)
セーラーサターンの持つ巨大な鎌。総ての生と死を司ると言われ、「死の女神の鎌」の別名を持つ。沈黙の鎌が振り下ろされるとき、世界は崩壊すると伝えられている。
「鎌」と訳されているが、「グレイブ」とも呼ばれるように、形状は農耕用の大鎌よりも戦鎌薙刀に近い。刃の色は白色[注釈 4]。タリスマンより格上の威力を誇り、敵のパワーなどを吸収する力がある。逆にネヘレニア戦のように弾き飛ばされてしまうと為す術がなくなってしまう。

その他[編集]

アミュレット(原作第三期)
原作第三期に登場。創一から「母の形見」として貰ったクリスタルのペンダントで、これを持っていると発作が収まる。実は小型の「タイオロン・クリスタル」だった。
白いマニキュア(セガサターン版対戦格闘ゲーム)
セーラーサターンがつけるマニキュア。ティアラの宝石と合わせたためか白色。

変身呪文[編集]

サターン・プラネットパワー!メイクアップ!(ゲーム「ANOTHER STORY」、セガサターン版の対戦格闘ゲーム)
サターン・クリスタルパワー!メイクアップ!(原作第四期)

セーラーサターンの必殺技[編集]

死世界変革(デス・リボーン・レボリューション[注釈 5]。原作第三期、アニメ『Crystal』)
原作では世界そのものを破滅させてしまう禁断の技。沈黙の鎌を掲げ、体を数回転させると無数のリボンが現れて消え、同時に負のエネルギーで全てを破滅させる(リボンはもともとコスチュームの袖部分)。その力は一つの世界、即ち星系一つを消滅させるほど。
スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から発生した強力な衝撃波を地面に走らせて相手に大ダメージを与える技。
プレイステーション版とセガサターン版の対戦格闘ゲームとほぼ同じ技であり、赤紫色の電撃を沈黙の鎌の刃にまといながら振り上げる。
『Crystal』では禁断の技ではなく、複数の青紫色に光るリボンを沈黙の鎌の刃で収束させ、それを負のエネルギーとしての光の柱が昇り、敵のパワーを吸い取り破滅の力を発揮できる。刃の部分から発生した気流のような複数のエネルギーを沈黙の鎌にまといながら振り下ろされる際に、セーラームーンの復活によって中断された。
不動城壁(サイレンス・ウォール。テレビアニメではサイレント・ウォール。原作第四期、テレビアニメ『スターズ』)
原作では沈黙の鎌からエネルギーの障壁を出現させ、彼女自身および他者を敵の攻撃から保護する。
テレビアニメ版のサイレント・ウォールでは沈黙の鎌を正面に押し出すことでドーム型の透明なバリアーを張る。他者をいかなる強力な攻撃から保護することが多い。また、ギャラクシアのブレスレットから撃ち出した光弾に防ぐ強度を持っている。
プレイステーション版の対戦格闘ゲームではサターンが黒い球状のバリアーの中に包まれ、相手の攻撃を防いだ。また、至近距離で発動すると相手にダメージを与える。
セガサターン版の対戦格闘ゲームでは前方に丸い形をした紫色のシールドを張る。
沈黙鎌奇襲(サイレンス・グレイブ・サプライズ。原作第四期、テレビアニメ『スターズ』)
原作では他のセーラー戦士たちと同じ通常の必殺技で、沈黙の鎌の刃から発生した強力な電撃が敵を貫く。また雷光を飛ばして攻撃もできる。
テレビアニメでは沈黙の鎌の先端から発生した高い破壊力のエネルギー光球を拡散させ、沈黙の鎌を頭上から振り下ろし、周囲一帯が破滅の閃光に包まれた後消滅する。この技は世界そのものを破滅させてしまう禁忌の技(原作におけるデス・リボーン・レボリューション)だが、ちびうさの体を張った説得で破壊力の片鱗を見せるに留まった。
プレイステーション版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から大きな球体状の空気の塊で相手にぶつけると大ダメージを与える。
セガサターン版の対戦格闘ゲームでは沈黙の鎌から大量の刃状の衝撃波を一直線に繋いで相手にぶつけると大ダメージを与える。
ギャラクティカ鎌奇襲(ギャラクティカ・グレイブ・サプライズ、原作第五期)
沈黙鎌奇襲のギャラクシアに操られたバージョン。
ギャラクティカ・キャノン(原作第五期)
ギャラクシアに操られた状態で、プルートとの武器を使った合体技。プルートが「ガーネット・オーブ!!」、サターンが「サイレンス・グレイブ!!」と叫んで、武器から生成した巨大な球体状のエネルギー砲撃を放つ。
サイレンス・バスター(対戦格闘ゲームのみ)
沈黙の鎌の先端から破壊音波のような連なったリング状のエネルギーを一直線に飛ばして攻撃する。
ブレス・クラッシャー(対戦格闘ゲームのみ)
『美少女戦士セーラームーンSuperS 全員参加!! 主役争奪戦』では空中で沈黙の鎌を振るうことで、三日月状の衝撃波を飛ばして攻撃する。
『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』では沈黙の鎌の先端から連なった螺旋状のエネルギー波を一直線に放つ攻撃。
デス・ドライブ・ブレイク(対戦格闘ゲームのみ)
沈黙の鎌を振って相手を乱れ撃ちした後、「デス・リボン・レボリューション」を放って相手を倒す超必殺技。

反響[編集]

テレビアニメ『S』後半における、病弱で、しかも数々の不幸な運命という逆境に立たされつつも他人を思いやり、クライマックスにおいて自ら運命に向き合うという儚げなキャラクター像は、放送当時のアニメファンの心を揺さぶり爆発的な人気を得た[4]。この頃からおたく層を発祥として、美少女キャラクターに対する好意を意味する「萌え」という俗語が普及するが、その語源に関する諸説の中には、土萠ほたるの名前をルーツに求める説もある[5][6]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 芸能界を引退したため「永遠伝説」で今井ちひろに交代したが、同公演の改訂版の間だけ復帰した。
  2. ^ 前半のネヘレニアとの対決と終盤のギャラクシアとの対決しか登場しなかった。
  3. ^ テレビアニメと『Crystal』では結晶が中央から放射状に伸びる平面的デザインにアレンジされている。
  4. ^ 『Crystal』では金属をイメージした銀灰色を基調とするデザイン。
  5. ^ 一部対戦型格闘ゲームでは「デス・リボン・レボリューション」という表記もある。

出典[編集]

  1. ^ 『美少女戦士セーラームーンSuperS Various Emotion』ブックレット第27頁より。
  2. ^ 原作『美少女戦士セーラームーン』第9巻 - 第95頁の初期設定より。
  3. ^ 『テレビマガジンデラックス66 決定版 美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』第41頁より。
  4. ^ 「空想美少女整理箱 其の7 はかなげ」『空想美少女大百科 電脳萌え萌え美少女大集合!』 宝島社別冊宝島〉、1999年1月3日、143,146頁。ISBN ISBN 4-7966-9421-8
  5. ^ 苗村章夫 (2005年6月8日). “着実にマーケット広げる「萌え」に注目!”. nikkei BPnet. 日経BP. 2011年9月8日閲覧。
  6. ^ 斎藤環 『戦闘美少女の精神分析』 太田出版2000年4月27日、51頁。ISBN 4-87233-513-9