ブリュノ・マッソ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
Pix.gif ブリュノ・マッソ
Bruno Massot
Figure skating pictogram.svg
2016 Rostelecom Cup Aliona Savchenko Bruno Massot IMG 1885.jpg
2016年ロステレコム杯のSPにて
基本情報
代表国: ドイツの旗 ドイツ
フランスの旗 フランス
生年月日: (1989-01-28) 1989年1月28日(29歳)
出生地: フランス カーン
身長: 184 cm
パートナー: アリオナ・サフチェンコ
元パートナー: ダリア・ポポワ
カミーユ・フーシェ
アンヌ=ロール・レッシャー
コーチ: アレクサンダー・ケーニッヒ
ジャン=フランソワ・バレスティー
元コーチ: インゴ・シュトイアー
ジャン=フランソワ・バジェステル
振付師: ジョン・ケアー
シルビア・フォンタナ
元振付師: ゲイリー・ビーコン
ロスティスラフ・シニツィン
カリーヌ・アリベルト
ピエール=ルー・ブーケ
所属クラブ: EC Oberstdorf
ISU パーソナルベストスコア
トータルスコア: 236.68 2017 GPファイナル
ショートプログラム: 79.84 2017 世界選手権
フリースケーティング: 159.31 (WR) 平昌オリンピック
 
獲得メダル
オリンピック
Olympic rings with transparent rims.svg
2018 平昌 ペア
世界選手権
2016 ボストン ペア
2017 ヘルシンキ ペア
2018 ミラノ ペア
欧州選手権
2016ブラチスラヴァ ペア
2017オストラヴァ ペア
グランプリファイナル
2017 名古屋 ペア

ブリュノ・マッソフランス語: Bruno Massot, 1989年1月28日 - )は、フランス出身、ドイツ男性フィギュアスケート選手(ペア男子シングル)。パートナーはアリオナ・サフチェンコダリア・ポポワなど。

2016年世界選手権3位。2016年2017年欧州選手権2位。2018年平昌オリンピック金メダリスト。

経歴[編集]

2006-2007シーズンまではシングルの選手としてジュニアグランプリシリーズなどに出場していた。その後ペアに転向。

2011年3月にロシア人のダリア・ポポワとペアを結成。練習拠点はフランスカーンに置き、3ヶ月に3週間のペースでドイツを拠点にしているインゴ・シュトイアーの元で練習するスタイルをとった[1][2][3]フランス選手権で優勝を果たし、ヨーロッパ選手権の代表に選出された。フランスのペアでは2番目の成績だったため世界選手権の代表には選出されなかったが国別対抗戦の代表となった。

2013-2014シーズン、ポポワの疲労骨折の影響でシーズン前半の試合は全て欠場。ヨーロッパ選手権では11位。1月21日にフランス国籍の取得ができず、ソチオリンピックに出場できない事になった[4]世界選手権では15位。その後アリオナ・サフチェンコの口から新しくペアの結成が発表された[5]。ドイツまたはフランスでの代表の可能性を模索していた中、7月17日にフランス氷上競技連盟より、マッソのドイツへのリリースが拒否が発表された[6]。しかし、9月28日にはドイツスケート連盟との間で署名がなされ、ドイツ所属で競技をすることが決まった[7]。その後、シュトイアーとの師弟関係を解消し、新たにアレクサンダー・ケーニッヒをコーチに迎えた[8]

2015年9月、フランス氷上競技連盟による活動費用の負担を主張され、リリースが再度拒否された。またリリースには70,000ユーロを要すると報道された[9][10]。その後リリースにかかる費用は30,000ユーロに減額された。10月26日、フランス氷上競技連盟のディディエ・ゲヤゲ会長との間で話し合いが持たれ、ドイツへのリリースが決定した[11]

2015-2016シーズン、チャレンジャーシリーズに参戦。タリントロフィーワルシャワ杯で連続優勝。シリーズ全体では、2位に50点近い大差をつけ、最上位の成績を収めた。欧州選手権では銀メダルを獲得した。世界選手権では銅メダルを獲得し、表彰台に立った。

2016-2017シーズン、グランプリシリーズに参戦し連勝。しかしながら、サフチェンコがフランス杯FSでスロー3回転アクセルを転倒し、右足首を負傷した。その影響でグランプリファイナル出場を辞退した[12]欧州選手権では2年連続で2位。世界選手権では銀メダルを獲得した。

2017-2018シーズン、スケートカナダで2位、スケートアメリカで優勝。前の年はパートナーの負傷で辞退したグランプリファイナルに初出場し、当時のFP世界最高得点で優勝した。平昌オリンピックはSPで3回転サルコーが2回転になるミスがあり、4位発進となった。しかし、最終グループ一番滑走となったFPでは自身の持つ世界最高得点を2ヶ月で更新する会心の演技を披露し、SPでの6点近い差を逆転して初の金メダルを獲得した。世界選手権はSPで82.98点のパーソナルベストを更新するとFSでも162.86点の歴代最高得点を更新どころか2度も超えられなかったタチアナ・ボロソジャル/マキシム・トランコフの総合歴代最高得点を4年半ぶりに更新する245.84点を叩き出し、ペア史上初の1シーズンでグランプリファイナル、オリンピック、世界選手権を制覇する快挙となった。

その後、同年4月に2018-2019シーズンは競技会に出場せずに11月29日から翌年2月24日までのアイスショー契約を結んだと発表した。

主な戦績[編集]

ペア[編集]

大会/年 2015-16 2016-17 2017-18
冬季オリンピック 1
世界選手権 3 2 1
欧州選手権 2 2
ドイツ選手権 1
GPファイナル 1
GPスケートカナダ 2
GPフランス杯 1
GPロステレコム杯 1
GPスケートアメリカ 1
CSネーベルホルン杯 1 2
CSワルシャワ杯 1
CSタリントロフィー 1
ババリアンオープン 1 棄権
  • 2009-2010シーズンまではカミーユ・フーシェとのペア(フランス所属、以下同)
  • 2010-2011シーズンはアンヌ=ロール・レッシャーとのペア
  • 2011-2012シーズンからはダリア・ポポワとのペア
大会/年 2007-08 2008-09 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14
世界選手権 15
欧州選手権 8 7
国別対抗戦 6
フランス選手権 3 3 3 1 2
GP中国杯 8
GPエリック杯 7
GPスケートカナダ 5
チャレンジカップ 4 1
ニース杯 10 5
ネーベルホルン杯 5
NRW杯 4
世界Jr.選手権 18 14
JGP J.カリー記念 11

詳細[編集]

2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年3月21日-25日 2018年世界フィギュアスケート選手権ミラノ 1
82.98
1
162.86
1
245.84
2018年2月9日-25日 平昌オリンピック平昌 4
76.59
1
159.31
1
235.90
2017年12月7日-10日 2017/2018 ISUグランプリファイナル名古屋 1
79.43
1
157.25
1
236.68
2017年11月24日-26日 ISUグランプリシリーズスケートアメリカレークプラシッド 3
72.55
1
150.58
1
223.13
2017年10月27日-29日 ISUグランプリシリーズスケートカナダレジャイナ 1
77.34
3
138.32
2
215.66
2017年9月27日-30日 ISUチャレンジャーシリーズネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
72.99
2
138.09
2
211.08
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年3月27日-4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 2
79.84
2
150.46
2
230.30
2017年2月14日-19日 2017年ババリアンオープンオーベルストドルフ - - 棄権
2017年1月25日-29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 3
73.76
1
148.59
2
222.35
2016年11月11日-13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 1
77.55
1
133.04
1
210.59
2016年11月4日-6日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
69.51
1
138.38
1
207.89
2016年9月22日-24日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
74.24
1
128.80
1
203.04
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月26日-4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 4
74.22
3
141.95
3
216.17
2016年2月17日-21日 2016年ババリアンオープンオーベルストドルフ 1
72.74
1
130.72
1
203.46
2016年1月25日-31日 2016年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブラチスラヴァ 2
75.54
3
125.24
2
200.78
2015年12月11日-12日 ドイツフィギュアスケート選手権エッセン 1
80.61
1
141.61
1
222.22
2015年11月26日-29日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 1
76.30
1
133.30
1
209.60
2015年11月18日-22日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 1
71.44
1
142.98
1
214.42
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月24日-30日 2014年世界フィギュアスケート選手権さいたま 15
52.50
15
89.50
15
142.00
2014年3月6日-9日 2014年チャレンジカップハーグ 1
54.90
1
92.00
1
146.90
2014年1月13日-19日 2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブダペスト 11
52.36
11
97.00
11
149.36
2013年11月1日-3日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 7
51.82
8
89.51
8
141.33
2013年10月23日-27日 2013年ニース杯ニース 5
46.77
5
94.76
5
141.53
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月21日-24日 2013年チャレンジカップハーグ 2
56.63
6
92.46
4
149.09
2013年1月23日-27日 2013年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ザグレブ 7
53.75
7
103.37
7
157.12
2012年12月13日-16日 フランスフィギュアスケート選手権ストラスブール 2
47.90
2
86.64
2
134.54
2012年11月16日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 6
52.96
7
98.38
7
151.34
2012年10月26日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダウィンザー 5
48.43
5
100.94
5
149.37
2012年9月27日-29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 5
47.44
5
85.24
5
132.68
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年4月19日-22日 2012年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 6
42.07
6
77.03
6
119.10
2012年1月23日-29日 2012年ヨーロッパフィギュアスケート選手権シェフィールド 6
53.91
9
86.07
8
139.98
2011年12月16日-18日 フランスフィギュアスケート選手権ダンマリー=レ=リス 2
46.99
1
90.76
1
137.75
2011年11月29日-12月4日 2011年NRW杯ドルトムント 2
48.94
6
77.10
4
126.04
2011年10月26日-30日 2011年ニース杯ニース 9
41.90
10
77.57
10
119.47
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年12月17日-19日 フランスフィギュアスケート選手権トゥール 2
38.02
3
60.68
3
98.70
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年2月22日-3月1日 2009年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 13
40.98
15
63.28
14
104.26
2008年12月19日-21日 フランスフィギュアスケート選手権コルマール 4
38.76
3
65.28
3
104.04
2008年10月15日-18日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 12
41.60
10
71.54
11
113.14
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年2月25日-3月2日 2008年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 18
33.99
18
55.10
18
89.09
2007年12月6日-9日 フランスフィギュアスケート選手権(メジェーヴ) 2
31.57
3
59.09
3
90.66

男子シングル[編集]

大会/年 2004-05 2005-06 2006-07
フランス選手権 8 J 8 J 16
JPGブダペスト 14
JPGメキシコ杯 9
トリグラフ杯 5 J

詳細[編集]

2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年12月1日-3日 フランスフィギュアスケート選手権オルレアン 13
46.86
16
74.39
16
121.25
2006年9月14日-17日 ISUジュニアグランプリ メキシコ杯メキシコシティ 7
42.23
8
79.15
9
121.38
2006年8月31日-9月3日 ISUジュニアグランプリ ブダペストブダペスト 14
39.00
12
70.49
14
109.49
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年4月13日-16日 2006年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(イェセニツェ 6
34.94
4
67.46
5
102.40
2006年2月10日-12日 フランスフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(アヌシー 7
41.05
8
70.01
8
111.06

プログラム使用曲[編集]

シーズン SP FS EX
2016-2017 That Man
ボーカル:カロ・エメラルド
振付:ジョン・ケアー
Lighthouse
曲:パトリック・ワトソン
振付:シルビア・フォンタナ
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Nero
作曲:Two Steps from Hell
Un Giorno Per Noi
ボーカル:ポール・ポッツ
2015-2016[9] Creature de Siam シルク・ドゥ・ソレイユ『キュリオス』より
振付:ロスティスラフ・シニツィン
Sometimes
作曲:ワックス・テイラー
ソルヴェイグの歌 『ペール・ギュント』より
作曲:エドヴァルド・グリーグ
振付:ゲイリー・ビーコン
Time After Time
曲:ダヴィド・フェファー
2014-2015[13] ハッピー
曲:ファレル・ウィリアムス
You Don't Bring Me Flowers
ボーカル:ニール・ダイアモンドバーブラ・ストライサンド
2013-2014 Les Aristochats
by C2C
映画『バリー・リンドン』サウンドトラックより
作曲:レナード・ローゼンマン
2012-2013 映画『La Belle Histoire』より
アレンジ:Gablé
振付:カリーヌ・アリベルト
Chocca
Far Away
作曲:アポカリプティカ
2011-2012 Broken Sorrow
演奏:ナッシン・バット・ストリングス
振付:ピエール=ルー・ブーケ

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]