草津市

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くさつし ウィキデータを編集
草津市
草津市の玄関 JR草津駅の東口風景
草津市旗
草津市章
1954年昭和29年)10月15日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 滋賀県
市町村コード 25206-9
法人番号 7000020252069 ウィキデータを編集
面積 67.82km2
総人口 147,688[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 2,178人/km2
隣接自治体 大津市守山市栗東市
市の木 キンモクセイ
市の花 アオバナ
草津市役所
市長 橋川渉
所在地 525-8588
滋賀県草津市草津三丁目13番30号
北緯35度0分47.4秒 東経135度57分35.6秒 / 北緯35.013167度 東経135.959889度 / 35.013167; 135.959889座標: 北緯35度0分47.4秒 東経135度57分35.6秒 / 北緯35.013167度 東経135.959889度 / 35.013167; 135.959889
草津市役所
外部リンク 草津市役所

草津市位置図

― 市 / ― 町

ウィキプロジェクト

草津市(くさつし)は、近畿地方北東部、滋賀県南西部に位置する。県庁所在地の大津市に次ぐ県下第二の人口を有する都市である。

可住地面積人口密度(2863.7人/km²、2011年7月1日現在)は大津市とほぼ同じで、10倍以上の面積を持つ高島市の2.19倍の人口を有する。また平成22年度国勢調査によると人口集中地区 (DID) 人口密度は約7,090人/km²に達し、これは県庁所在地の大津市や、政令指定都市である仙台市熊本市新潟市等を上回っている[1]

概要

江戸時代には東海道中山道が接する宿場町草津宿)として栄えた。また、近年はJR東海道本線草津線国道1号名神高速道路新名神高速道路など日本を東西に結ぶ交通網を有しており、近世から現代にわたって交通の要衝となっている。なお、JRの駅別乗降客数の県内1位(草津駅)と2位(南草津駅)の駅はいずれも当市域にある。

大企業の滋賀県における拠点(支店・営業所)が大津市ではなく当市に置かれることも多い[2]

国土交通省による都市圏の概念では「京都都市圏」と定義する区域に含まている[3]が、その中でも当市は第2次産業の集積を要因とした求心力が強い都市とされている[4]。尚、平成22年度国勢調査によると当市の昼夜間人口比率は109となっている[5]

A-SQUAREから草津駅西口を望む。当駅周辺には商業施設、ホテル、オフィス、マンションなどが集中している。

また平成24年経済センサスによると、平成23年の人口当たり年間小売販売額は1,209千円と高く、当市が滋賀県湖南地域における商業の中心的都市となっており、周辺の大津市栗東市守山市野洲市湖南市などから消費・購買力が流入している。尚、他に人口10万人以上の比較的規模の大きい都市で人口当たり年間小売販売額が高いのは、滋賀県内では彦根市の1,111千円、甲賀市の1,018千円、長浜市の1,005千円となっており(3市とも著名な観光都市)、周辺府県では名古屋市の1,192千円、京都市の1,082千円、四日市市の1,054千円、金沢市の1,007千円、岡山市の949千円、神戸市の935千円、岐阜市の905千円、豊橋市の841千円、松阪市の820千円などとなっている[6]

東洋経済新報社が公表する住みよさランキングでは、当市は兵庫県芦屋市や大阪府箕面市を上回る、2013年・2014年の2年連続近畿ブロック1位を獲得した[7]

同地名の温泉で有名な草津町群馬県吾妻郡)とは1997年(平成9年)9月8日から友好都市提携を結んでいる。


地理

草津市中心部周辺の空中写真。市街地中央を旧草津川(現在は廃川)が南東から北西方向へ流れる。画像左下方に見える緑色のベルト地帯は現草津川放水路予定用地である。1987年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

草津川は代表的な天井川で、治水事業として中流域(金勝川合流点)から南寄りに草津川放水路(草津川)が開削され、2002年に旧河道は合流点から廃川となった。 草津川放水路は、廃川になった時点で、草津川と名称を替え、管轄も国土交通省から滋賀県に移管されている。 旧草津川と呼ばれるようになった旧河道跡は、築堤の一部が切り崩されたものの大半は現存しており、JR西日本東海道本線国道1号、旧中山道などは今なお築堤をトンネルで抜けており、現存する数少ない遺産となっている。

隣接する自治体

滋賀県の旗滋賀県

歴史

現在の草津宿

織田信長は、室町将軍足利義昭から提示された管領または副将軍の職を辞退し、代わりに大津・草津の支配権の承認を求めた。当時の草津は東海道中山道および湖上交通を結ぶ交通の要衝として、世界的な貿易港の役割を持ち鉄砲の名産地として知られる堺や、京都の外港あるいは衛星都市としての役割を持つ大津と並び重視されていた。江戸時代には東海道と中山道の両者にまたがる宿場町草津宿)として発展した。

沿革

人口

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、8.00%増の130,854人である。増減率は県下19市町村でもっとも増加率が高い。


草津市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政

1期目は前市長の任期満了における選挙において、僅差(303票差)で当選。前政策推進部長。選挙では民主党社民党対話でつなごう滋賀の会の推薦を得た。対抗候補は、自民党の支持を得た前市長の伊庭嘉兵衛(無所属として出馬)。2期目は無投票で再選。

警察

広域行政

消防・第二次救急医療屎尿処理を行う。構成は草津市・守山市栗東市野洲市。草津市は消防に関しては西消防署の管轄となる。

経済

草津駅東口にあるナチュラルガーデンを備えたショップ&カフェ「niwa+」(ニワタス)
近鉄百貨店草津店(草津駅東口)
南草津駅東口にある複合商業施設フェリエ南草津

主な商業施設


特産品

工業

立地する主な企業

漁業

  • 志那漁港
  • 北山田漁港

姉妹都市・提携都市

地域

博物館等施設

文教施設

幼稚園

  • 草津市立志津幼稚園
  • 草津市立中央幼稚園
  • 草津市立大路幼稚園
  • 草津市立矢倉幼稚園
  • 草津市立老上幼稚園
  • 草津市立玉川幼稚園
  • 草津市立山田幼稚園
  • 草津市立笠縫幼稚園
  • 草津市立笠縫東幼稚園
  • 草津市立常盤幼稚園
  • 信愛幼稚園
  • 草津幼稚園
  • 若竹幼稚園
  • 草津カトリック幼稚園

小学校

中学校

高等学校

大学・短期大学

特別支援学校

その他

保育施設

  • 草津市立草津保育所
  • 草津市立草津第二保育所
  • 草津市立第三保育所
  • 草津市立第四保育所
  • 草津市立第五保育所
  • 草津市立第六保育所
  • 社会福祉法人 草津保育園
  • あさひ保育園
  • みのり保育園
  • 志津保育園
  • すぎのこ保育園
  • あゆみ保育園(本園)
  • 渋川あゆみ保育園(分園)
  • 草津大谷保育園
  • くるみ保育園
  • 緑波くるみ保育園
  • 若草くるみ保育園
  • PureKidsみのり保育園
  • ののみち保育園
  • さくら坂保育園(本園)
  • さくら坂南保育園(分園)
  • くさつ優愛保育園モンチ
  • 第二博愛保育園
  • 野路保育園
  • 幼児教育実践研究センター・桜ヶ丘保育園
  • ちびっこハウス プティット
    • 草津ルーム
    • 南草津ルーム
  • マーマ京滋オフィス豆の木
  • KIDS豆の木
  • 株式会社湖光SKY/湖光ポケット
  • NPO法人こどもネットワークセンター天気村
  • こども園そら
  • キンダーホーム
  • くじら小規模保育園
  • 豆の木保育園

金融機関

銀行

協同組織金融機関

日本郵政

交通

ペデストリアンデッキより草津駅東口を望む。当駅は日本最長の複々線の起点であり、新快速に乗車すれば大津駅まで約10分、京都駅まで約20分、大阪駅まで約50分で到着する。
南草津駅。乗降客数は草津駅に次いで滋賀県下2位である。駅周辺には立命館大学パナソニックダイキン工業ニプロなどが立地する。

鉄道

※ その他、東海道新幹線JR東海)が米原駅 - 京都駅間で当市を通過している。


路線バス

高速バス

一般路線バス

道路

名神高速道路(草津パーキングエリア付近)

高速自動車国道

一般国道

主要地方道

一般県道

港湾

山田航路の開設に尽力した杉江善右衛門の記念碑(山田港跡付近)

遊覧航路については、かつては琵琶湖博物館への定期航路が運航されていた[11]

一般航路(生活航路)については、かつては大津港と当市を結ぶ旅客航路である山田航路や穴村航路が運航されていたが、1968年に前者が廃止されて以降は運航されていない[12]

名勝・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名勝・旧跡など

くさつ夢風車

催事

イナズマロックフェス
  • 草津宿場まつり

出身有名人

歴史上の人物
学者・教育者
実業家
芸術家
  • 横井金谷 - 画家。「放浪の南画僧」。
  • 野添平米 - 画家。風景画を愛した。
  • 山崎宗鑑 - 戦国時代の連歌師・俳諧作者。本名:志那範重(通称:弥三郎)戦国時代の連歌師・俳諧作者。 ※出自については諸説ある。
タレント・俳優など
スポーツ選手

脚注

  1. ^ 平成22年度国勢調査人口等基本集計 - e-Stat(総務省統計局、独立行政法人統計センター)
  2. ^ 大阪ガス三菱東京UFJ銀行三井住友銀行大和ハウス帝国データバンクなど。
  3. ^ 京都都市圏自治体ネットワーク(2013年5月10日閲覧)
  4. ^ 国土交通省の設定する都市圏(都市・地域レポート2005) p.114 - 国土交通省(2013年5月30日閲覧)
  5. ^ 平成22年度国勢調査昼夜間人口比率 - 総務省統計局
  6. ^ 平成24年経済センサス活動調査 卸売業、小売業に関する集計 - 総務省統計局
  7. ^ 「住みよさランキング2014」西日本編 「近畿」は草津が連覇、「九州・沖縄」は合志が1位により
  8. ^ うばがもちや - 南洋軒
  9. ^ 草津メロン - 草津あおばな館(JA草津市農畜産物交流センター)
  10. ^ 『瀬川工芸』代表 瀬川泰弘さんを訪ねて、2015年1月13日閲覧。
  11. ^ 交通案内 - 琵琶湖博物館(2013年4月29日閲覧)
  12. ^ 航跡 琵琶湖汽船100年史 - 琵琶湖汽船株式会社(1987年)

外部リンク