薩摩川内市

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さつませんだいし
薩摩川内市
Satsumasendai montage.png
1段目:川内平野新田神社
2段目:甑島商船のフェリーニューこしき
3段目:なまこ池可愛山陵丸山
3段目:菅原神社(藤川天神)境内にある臥龍梅、入来麓
4段目:里のトンボロ、藺牟田池
Flag of Satsumasendai, Kagoshima.png
薩摩川内市旗
Satsumasendai Kagoshima chapter.JPG
薩摩川内市章
市旗・市章、共に2005年平成17年)1月1日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
団体コード 46215-2
面積 683.50km²
総人口 96,762
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 142人/km²
隣接自治体 鹿児島市霧島市出水市日置市
阿久根市姶良市いちき串木野市
薩摩郡さつま町
市の木 クロガネモチ
市の花 カノコユリ
他のシンボル 市の鳥:メジロ
市の魚(川):アユ
市の魚(海):キビナゴ
薩摩川内市役所
所在地 895-8650
鹿児島県薩摩川内市神田町3番22号
北緯31度48分48.5秒東経130度18分14.3秒
薩摩川内市役所
外部リンク 薩摩川内市

薩摩川内市位置図

― 市 / ― 町・村

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薩摩川内市(さつませんだいし)は、鹿児島県の北西に位置する

鹿児島県内で最大の面積の市であり、北薩地区の中心都市である。

地理[編集]

下甑島沖にあるナポレオン岩

本土側は鹿児島県のやや北西部、鹿児島市の北西約40kmの場所に広がる川内平野のほぼ全域を市域としており、市域の西側は東シナ海に面している。本市の中心市街地は本土側市域の西部にあるが、海沿いではなく、海岸から10kmほど内陸に入った場所にある。本土側市域を東西に流れる川内川は九州で2番目の流域面積を持つ一級河川である。市域東部には2005年11月8日ラムサール条約に登録された藺牟田池がある。

本土から西側約40kmの東シナ海上に浮かぶ甑島列島も全域が薩摩川内市の市域に含まれる。

隣接している自治体[編集]

人口[編集]

Demography46215.svg
薩摩川内市と全国の年齢別人口分布(2005年) 薩摩川内市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 薩摩川内市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
薩摩川内市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 104,295人
1975年 99,151人
1980年 102,143人
1985年 108,105人
1990年 106,432人
1995年 106,737人
2000年 105,464人
2005年 102,370人
2010年 99,558人
総務省統計局 国勢調査より

町名・大字[編集]

町名・大字は薩摩川内市発足の際、本土側の樋脇町・入来町・東郷町・祁答院町に含まれていた地域の大字名は従来の大字名に旧自治体名を冠したものとなり(例:樋脇町大字市比野樋脇町市比野)、甑島列島にあった鹿島村、上甑村、下甑村、里村にあたる地域の大字名は従来の大字名に旧自治体名の村を町に置き換えたものを冠している(例:上甑村大字中甑上甑町中甑)。また、旧川内市にあたる地域の町名及び大字名は従来のままとなっている[1]

歴史[編集]

古来より薩摩国分寺の所在地であるなど県内でも早期から中央政権の影響下にあった地域である。江戸時代には島津氏薩摩藩)の支配下となった。

近現代[編集]

薩摩川内市名称決定までの経緯とその後[編集]

平成の大合併が全国で進展するなか、鹿児島県北西部でも市町村合併に向けた動きが本格化した。当初、2市4町4村(川内市・串木野市および薩摩郡の樋脇町・入来町・東郷町・祁答院町・里村・上甑村・下甑村・鹿島村)による合併が目指され、2002年10月これら市町村の加盟による川西薩地区任意合併協議会が設置された。同協議会で合併に向けた話合いが進められた結果、下甑村を除く2市4町3村が合併実現の協議を本格化することに合意し、2002年12月に川西薩地区法定合併協議会が設置された。同協議会では引き続き、合併協定項目・合併の期日・合併の方式・新市の事務所の位置・新市の名称など重要案件が審議された。

このうち、新市の名称については合併予定市町村の住民から公募を行ったが、この際、各自治体の対立を防ぐため旧市町村名は使用しないものとされていた。2市4町3村のうち川内市が半数の人口を擁しており、川内市の名称を使用することが順当であるように考えられたが、合計9つもの多数の自治体の合併でもあり、川内市が名称にこだわりすぎれば他の自治体、特に川内に次ぐ人口を擁する串木野市の合併への意欲を削ぎかねないと懸念されたためである。

川内市は人口10万人の達成を長らく目標に掲げてきたが、鹿児島市への一極集中が顕著な鹿児島県でその実現ははなはだ困難だった。県第二の都市の地位をめぐる鹿屋市との競争でも後塵を拝していた。このため、川内市当局では今回の合併を機に人口の大幅増を達成することが大きな目標であり、人口約3万人の串木野市・現いちき串木野市の動向は、市当局にとって極めて重要だった。

川内市当局のこうした思いとは裏腹に、串木野市では川西薩地区での合併が実現すれば旧川内市地域の影響が強くなり、旧串木野市の独自性を保持しつづけることができないのではないかという懸念とともに合併に懐疑的な声が起こりつつあった。こうした声を背景に2003年串木野市長選で当選した田畑誠一市長は、川内市に対抗し串木野市の独自性を確保するため、川西薩地区での合併に強く反対し合併推進派の議会と対立した。そして、2003年4月には田畑市長は川西薩地区法定合併協議会からの離脱を通告したが議会側はこれを承知せず、離脱の是非をめぐって串木野市内では市政の混乱が生じた。

串木野市の動向が不透明な状態が続くなかで、他の自治体は当初静観の構えだったが、結局串木野市の離脱を前提に新法定協議会を設置することを決定し、2003年7月、川薩地区法定協議会設置の運びとなった。新協議会設置の背景には、先に合併協議から離脱した下甑村が再度合併協議への加盟を申請していた事情もあった。

川内市にとっては新市から串木野市を失うことは大きな打撃で、他町村にとってはさらに大きな打撃となった。串木野市内部の動向に介入することはできず、あきらめざるを得なかった。串木野市離脱により、新協議会内で川内市に対抗できる自治体がなくなったため、合併に向けた協議・作業においては川内市がより大きな主導権を確保できることになった。

その結果、新市の名称についても「川内」の名称を使用することを前提に旧市町村名の使用に関する制限が緩和され、名称の一部であるならば旧市町村名を加えることも可能となった。こうして新市の名称は薩摩川内市と決定されたが、このような経緯を経て決定された新市名が対等合併としながらも以降継続される合併当初からの川内市の影響力の大きさをよく示しているといえる

しかし、この問題はこれで終わったわけでは無い。川内市内では「長すぎて筆記時に不便であり、川内市そのままでよかった」という声も良く聞かれる。また、そういう声を聞いたほかの合併した旧町の人達からは批判の声が多く上がっている。広範囲が合併したにも関わらず、一部の地名を新市名に使った市名決定は、川内という名前にまったく愛着もなく関係ない地区の人達に批判されている。この決定は上記の経緯(上記の経緯はあくまで川内市側からの視点による自己擁護である)を有る程度知っている人達には良く思われておらず、合併当初から川内市内と旧町民との温度差を作った要因のひとつである。[要出典]

なお、薩摩川内市の「薩」の字体については「産」の上部が「立」の「J90-3b27.svg」で官報に告示されており、これを用いるのが公式である。

市政[編集]

歴代市長[編集]

氏名 就任期間 備考
初代 森卓朗 2004年11月9日 - 2008年11月6日 旧川内市長(1996年-2004年)
第2代 岩切秀雄 2008年11月7日 - 現職

市の行政機関[編集]

樋脇支所
入来支所
東郷支所
祁答院支所
  • 薩摩川内市役所
総務部
企画政策部
市民福祉部
産業経済部
建設部
会計課
樋脇支所
市比野出張所
樋脇保健センター
入来支所
入来保健センター
東郷支所
東郷保健センター
祁答院支所
黒木出張所
藺牟田出張所
祁答院保健センター
里支所
上甑島クリーンセンター
里診療所
上甑支所
上甑保健センター
上甑診療所
上甑在宅介護支援センター
鹿島支所
鹿島診療所
下甑支所
下甑長浜診療所
下甑青瀬診療所
下甑手打診療所
下甑瀬々野浦診療所
下甑歯科診療所
甑島敬老園
中央消防署
南分署
上甑分駐所
下甑分駐所
西部消防署
東部消防署
祁答院分署
  • 薩摩川内市水道局
樋脇水道
入来上下水道
東郷水道
祁答院上下水道
  • 薩摩川内市教育委員会
教育部
樋脇教育支所
入来教育支所
東郷教育支所
祁答院教育支所
里教育支所
上甑教育支所
鹿島教育支所
下甑教育支所
教育機関
  • 薩摩川内市議会事務局
  • 薩摩川内市監査委員
  • 薩摩川内市選挙管理委員会
  • 薩摩川内市農業委員会
甑農業委員会


市議会[編集]

2008年10月19日に執行された選挙から、旧市町村ごとの選挙区が廃止された。定員は34人。

  • 議長 - 岩下早人
  • 議会運営委員会 10人

常任委員会[編集]

  • 総務文教委員会 9人
  • 企画経済委員会 8人
  • 市民福祉委員会 9人
  • 建設水道委員会 8人

特別委員会[編集]

  • 原子力発電所対策調査特別委員会
  • 交通体系整備対策調査特別委員会
  • 河川改修対策調査特別委員会
  • 産業廃棄物管理型最終処分場対策調査特別委員会
  • 議会改革特別委員会


公共機関[編集]

国の行政機関[編集]

特殊法人[編集]

  • 日本年金機構:九州ブロック本部鹿児島事務センター 川内年金事務所
(旧名称:社会保険庁鹿児島社会保険事務局 川内社会保険事務所)

県の行政機関[編集]

司法機関[編集]

姉妹都市・友好都市[編集]

海外[編集]

教育[編集]

大学[編集]

公立高等学校[編集]

川内高校

私立高等学校・中学校[編集]

公立中学校[編集]


公立小学校[編集]


専修学校[編集]

  • 川内市医師会立川内看護専門学校

学校教育以外の施設[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

中心駅となる川内駅。鹿児島中央駅までは九州新幹線経由で12分ほどで到着する。

道路[編集]

市街地の中心を通る国道3号
国道3号隈之城バイパスを鹿児島方面に望む
鹿児島県道46号阿久根東郷線(東郷町藤川

高速道路[編集]

一般国道[編集]

県道[編集]

主要地方道
一般県道
  • 鹿児島県道332号荒川川内線
  • 鹿児島県道333号川内祁答院線
  • 鹿児島県道341号吉川川内線
  • 鹿児島県道342号上川内停車場線
  • 鹿児島県道394号山崎川内線

道の駅[編集]

バス[編集]

一般路線バス[編集]

鹿児島空港連絡バス[編集]

コミュニティバス[編集]

(くるくるバス「市街地循環線」=南国交通/いわさきバスネットワーク委託)
(くるくるバス「南部循環線(青山・勝目コース/天辰・永利コース)/湯田・西方循環線/城上・吉川循環線/高江・土川線」/川内港シャトルバス/串木野新港線/祁答院バス=南国交通委託)
(樋脇ゆうゆうバス=いわさきバスネットワーク委託)

乗合タクシー[編集]

航路[編集]

  • フェリーニューこしき(甑島商船
    • 串木野 - 里 - 鹿島 - 長浜
  • 高速船甑島(甑島商船)
    • 川内 - 里 - 長浜

経済[編集]

商工会議所・商工会[編集]

  • 川内商工会議所(高城地区を除く旧川内市)
  • 薩摩川内市商工会(旧川内市高城地区・樋脇町・入来町・東郷町・祁答院町・里町・上甑町・下甑町)
  • 鹿島村商工会

薩摩川内市に本社または事業所を置く主要企業[編集]

川内原子力発電所
中越パルプ工業川内工場


主要小売店[編集]

デパート・スーパー[編集]

  • 川内山形屋山形屋グループ)
  • タイヨー
    • タイヨー川内店
    • タイヨー永利店
  • 大和
    • プラッセだいわ川内店
    • プラッセ食品館向田店
    • プラッセ大小路食品館
    • だいわ宮崎店
  • クッキー
    • ラークス川内店
    • クッキー宮内店
  • エーコープ
    • 川内店(旧ライズ店)
    • 東郷店
    • 市比野店
    • 入来店
    • 大村店
    • こしき店

ホームセンター・ディスカウントストア[編集]

専門店[編集]

家電
洋服など
レンタルビデオ・書籍・CD

その他[編集]

郵便[編集]

郵便局

郵便番号は895-****(北部・甑島を除く全域)、896-1***(甑島)または899-1***(北部)

  • 川内郵便局(集配局)
  • 高江郵便局(集配局)
  • 高城郵便局(集配局)
  • 東郷郵便局(集配局)
  • 樋脇郵便局(集配局)
  • 入来郵便局(集配局)
  • 祁答院郵便局(集配局)
  • 中甑郵便局(集配局)
  • 鹿島郵便局(集配局)
  • 長浜郵便局(集配局)
  • 青瀬郵便局(集配局)
  • 手打郵便局(集配局)
  • 西方郵便局(集配局)
  • 水引郵便局(集配局)


  • 吉野山郵便局
  • 永利郵便局
  • 川内向田郵便局
  • 隈之城郵便局
  • 上川内郵便局
  • 川内五代郵便局
  • 川内中郷郵便局
  • 川内大小路郵便局
  • 陽成郵便局
  • 城上郵便局
  • 東郷鳥丸郵便局
  • 東郷山田郵便局
  • 南瀬郵便局
  • 市比野温泉郵便局
  • 入来麓郵便局
  • 藺牟田郵便局
  • 里郵便局
  • 瀬上郵便局
  • 平良郵便局
  • 西山郵便局


簡易郵便局

  • 川内喜入簡易郵便局
  • 平佐簡易郵便局
  • 久見崎簡易郵便局
  • 寄田簡易郵便局
  • 倉野簡易郵便局
  • 野下簡易郵便局
  • 藤本簡易郵便局
  • 山之口簡易郵便局
  • 砂石簡易郵便局
  • 上手簡易郵便局
  • 薩摩黒木簡易郵便局
  • 江石簡易郵便局
  • 川内宮司簡易郵便局


名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

入来麓
藤川天神境内にある臥龍梅(国の天然記念物
川内川花火大会

観光地[編集]

行事[編集]

  • 川内大綱引
  • 川内川花火大会
  • 薩摩川内はんやまつり
  • 川内川河口マラソン大会
  • 新田神社武射祭
  • 新田神社御田植祭
  • がらっぱどん祭り
  • きやんせふるさとフェスタ
  • 西郷どん御狩場マラソン
  • いむた池納涼花火大会
  • いむた池外輪山登山大会
  • いむた池梅マラソン大会
  • 市比野温泉よさこい祭り
  • 市比野温泉サマーフェスティバル
  • とうごう天神梅マラソン大会
  • とうごう夏祭り納涼大会
  • 藤川天神祭
  • 入来納涼花火大会
  • 甑大明神マラソン大会
  • かみこしき夏まつり
  • 八重山高原星物語

出身有名人[編集]

(※太字は故人)

ゆかりの人物[編集]

薩摩川内市を舞台とした作品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ^ 川薩地区合併協議会 町・字の取り扱いについて - 川薩地区合併協議会(薩摩川内市公式ウェブサイト) 2011年11月20日閲覧。
  2. ^ a b 友好都市 - 薩摩川内市 2011年11月20日閲覧。
  3. ^ 藤川天神の臥龍梅 - 国指定文化財等データベース(文化庁) 2011年11月20日閲覧。

関連項目[編集]

  • F&B良品(薩摩川内市はFacebook上にて「F&B良品SATSUMASENDAI」を開設している)

外部リンク[編集]