秋葉原通り魔事件

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秋葉原通り魔事件
外神田交差点で現場検証をする捜査員
場所 日本の旗東京都千代田区外神田
秋葉原
座標 北緯35度41分59秒 東経139度46分17秒 / 北緯35.69972度 東経139.77139度 / 35.69972; 139.77139座標: 北緯35度41分59秒 東経139度46分17秒 / 北緯35.69972度 東経139.77139度 / 35.69972; 139.77139
日付 2008年06月08日 (2008-06-08)(日曜日)
12時30分 (UTC+9)
標的 民間人
攻撃手段 トラックで轢く。
ダガーで刺す。
武器 2トントラック(いすゞ・エルフ)のレンタカー
ダガー
死亡者 7人
負傷者 10人
犯人 加藤智大
動機 掲示板荒らしに対する抗議の表明
[1][2][3][4]

秋葉原通り魔事件(あきはばらとおりまじけん)とは、2008年平成20年)6月8日(日曜日)に東京都千代田区外神田秋葉原)で発生した通り魔事件である。7人が死亡、10人が負傷した。

マスメディアや本件に言及した書籍においては秋葉原無差別殺傷事件と呼ばれることが多い[5]

概要

事件概要

犯行現場となった中央通り(事件2時間後の様子)
犯行に使われたトラック
(フロントガラスが破損している)
加藤が警察官に取り押さえられた現場
(写真中の建物は現在のクラブセガ秋葉原新館)

2008年平成20年)6月8日(日)12時30分過ぎ、東京都千代田区外神田四丁目の神田明神通りと中央通りが交わる交差点で、当時25歳の元自動車工場派遣社員男性加藤智大(かとう ともひろ、1982年9月 - )の運転するいすゞ・エルフが西側の神田明神下交差点方面から東に向かい、中央通りとの交差点に設置されていた赤信号を無視して突入、青信号を横断中の歩行者5人をはねとばした。

このトラックは交差点を過ぎて対向車線で信号待ちをしていたタクシーと接触して停車。周囲にいた人々は最初は交通事故だと思っていたが、トラックを運転していた加藤は車を降りた後、道路に倒れこむ被害者の救護にかけつけた通行人・警察官ら14人を、所持していた両刃のダガーで立て続けに殺傷した[注 1]

さらに、加藤は奇声を上げながら周囲の通行人を次々に刺して逃走。事件発生後まもなくして近くの万世橋警察署秋葉原交番から駆けつけた警察官が加藤を追跡し警棒で応戦、最後には拳銃の銃口を加藤に対して向け、ダガーを捨てるよう警告し、応じなければ拳銃を発砲することを通告した。それに応じナイフを捨てた加藤を非番でたまたま居合わせた蔵前警察署の警察官とともに取り押さえ、旧サトームセン本店(現・クラブセガ秋葉原新館)脇の路地で現行犯逮捕にて身柄を拘束した[7][8]。これらはおよそ5 - 10分間ほどの間の出来事だった。

事件当日は日曜日で中央通りは歩行者天国となっている区域だった。この日も多くの買い物客や観光客でごった返しているなかの凶行であり、事件直後に多くの人々が逃げ惑い、また、負傷者が横たわる周囲が血の海になるなど事件現場はさながら戦場の様相を呈しており、まさに白昼の惨劇であった。加藤はナイフは他にも5本所持していたことが明らかになった。

救急活動

一方、これらの凶行に対する救命活動はおおむね迅速に遂行された。犯行現場にいた一般の通行人は加藤がまだ拘束されていない段階から積極的に被害者たちに対する一次救命処置を開始し[9]、また、携帯電話などを活用しての迅速な通報がなされた。

東京消防庁は12時36分に最初の119番通報を受信、通常の交通事故による救急事案として、救急隊1隊と救急隊支援のための消防隊1隊を出場させたが、さらに通報が相次いだことから、指揮隊1隊と救急隊4隊を応援隊として出場させた。12時43分には最初の救急隊(浅草消防署浅草橋出張所)が現場に到着した。現場到着部隊は、通常の態勢で対処できる状況ではないと判断し、現場到着とほぼ同時に、災害派遣医療チーム (DMAT) の出場を要請、東京消防庁は東京DMATに対して出動要請を行った。12時47分には消防の現場指揮本部から応援要請を受け、多数の傷病者に対応するための「救急特別第1出場」を発令、救急隊10隊や、東京DMATの支援のための消防隊等を追加出場させた。12時49分には、先に出場を指令された救急隊5隊が現場での活動を開始している。

東京消防庁がDMATチームに出動を要請してから12分後の12時55分、現場から最も近かった日本医科大学付属病院のDMATチームが現場到着した。日本医大DMATチーム指揮官は、犯行規模の大きさからDMATチームをさらに2チーム追加投入するよう要請し、13時8分に東京医科大学病院のDMATチームが到着、これにより、殺人事件としては初のDMATチーム複数投入が実施されることとなった。最終的には、日本医大、東京医大に加え、白鬚橋病院都立広尾病院の4チームが現場に展開している。13時過ぎにはDMATチームの現地指揮所が設置され、最初に現場に展開した日本医大チームが全体の指揮を執ることで指揮系統が確立された[10]

これらのDMATチームが主導することで、救急活動はおおむね円滑に遂行されたと評価されている。しかし、一方で、DMATチームの出動に頼ったために、初動のトリアージに遅れが出た可能性も指摘されている[11]

被害者

17名がトラックではねられたり刺されたりするなどの被害を受け、その内、7名(19歳から74歳までの男性6名、21歳の女性1名)が死亡した[12]。通り魔事件としては過去30年で最悪の事件とみられている[13]。被害者数は平成時代に起きた無差別殺傷事件としては7年前の同じ日に発生した大阪教育大学附属池田小学校の児童殺傷事件に次ぐ惨劇になった。

トラックではねられる(5人、死亡3人・負傷2人)
被害者 負傷詳細 搬送先
74歳無職男性 左背中刺創・死亡 東京慈恵会医科大学附属病院
19歳男子学生 腹部打撲・死亡 国立国際医療センター
19歳男子学生 全身打撲・死亡 三井記念病院
20歳男子学生 腰の痛み・軽傷 白鬚橋病院
19歳男子学生 擦過傷・軽傷 三井記念病院
ナイフで刺される(12人、死亡4人・負傷8人)
被害者 負傷詳細 搬送先
21歳女子学生 失血・死亡 東京医科歯科大学医学部附属病院
47歳無職男性 背部刺創・死亡 東京女子医科大学病院
33歳調理人男性 背部刺創・死亡 駿河台日本大学病院
31歳男性会社員 胸部貫通刺創・死亡 東京都立墨東病院
43歳男性会社員 背部刺創・重傷 聖路加国際病院
53歳男性会社員 腰・重傷 東京医科歯科大学医学部附属病院
24歳女性会社員 肺・重傷 東京医科歯科大学医学部附属病院
53歳男性警察官 胸部刺創・重傷 東京大学医学部附属病院
27歳男性派遣社員 背部刺創・軽傷 日本医科大学付属病院
54歳男性タクシー運転手 右胸刺創・重体 日本医科大学付属病院
30歳女性大学職員 腹部刺創・重傷 聖路加国際病院
28歳男性フォークリフト技師 右前腕切創・軽傷 東京厚生年金病院

加害者

加害者の経歴

  • 1982年9月、青森県五所川原市で出生(犯行時25歳)。
  • 1998年4月、青森県立青森高等学校入学(母が卒業した学校であり母が進学を望んでいた)[14]
  • 2001年2月、青森県立青森高等学校卒業(学業に意欲を持てず成績は低迷し、母が望んでいた北海道大学への進学を断念)[15]
  • 2001年4月、中日本自動車短期大学自動車工学科入学[16]
  • 2003年3月、中日本自動車短期大学自動車工学科卒業(学業に意欲を持てず成績は低迷し、自動車整備士資格を取得せず)[17]
  • 2003年4月、母から資金提供を受け仙台市内にアパートを借りて一人暮らしを始めた[18]
  • 2003年7月、宮城県仙台市の警備会社に就職、警備事業部に配属され、警備現場の警備員に配属。雇用形態は準社員。月収は残業を含めて、多い月で25万円に達した。同じ職場で働いている人の中で仕事以外で交友する友人がいた[19]
  • 2004年1月、内勤に移動になり警備業務の案件ごとに必要な人を配置する職種に配属。月収は固定給になり手取りで17万6000円[20]
  • 2004年4月、母から資金提供を受けて自動車運転免許を取得、30万円の自動車を購入。自動車の改装のため消費者金融から借金[21]
  • 2005年2月、職場の人間関係の不満に対する抗議の表明として無断欠勤し警備会社を退職[22]
  • 2005年4月、一般労働者派遣事業(登録型派遣)会社と契約し、埼玉県上尾市の自動車メーカーの工場に派遣。住居は派遣会社が提供する独身寮。月収は残業や休日出勤を含めて、多い月で27万円に達した。同じ職場で働いている人の中で仕事以外で交友する友人はできなかった。ネット上の掲示板への投稿に深入りするようになった[23]
  • 2005年、70万円の自動車を借金して購入[24]
  • 2006年4月、職場の人間関係の不満に対する抗議の表明として無断欠勤し派遣会社を退職[25]
  • 2006年5月、一般労働者派遣事業(登録型派遣)会社と契約し、茨城県つくば市の住宅部品メーカーの工場に派遣。住居は派遣会社が提供する独身寮。同じ職場で働いている人の中で仕事以外で交友する友人はできなかった。ネット上の掲示板への投稿に深入りするようになった[26]
  • 2006年8月、職場の人間関係の不満に対する抗議の表明として無断欠勤し派遣会社を退職。青森や仙台時代の友人宛に、自殺するつもりであると携帯電話のメールで送信し、青森の母宛に電話した。メールを受信した友人たちは考え直すよう説得するメールを返信した。3年ぶりに両親宅に帰宅し母と面会した。母は子供時代の教育姿勢を謝罪した[27]
  • 2006年9月、母は次に仕事が決まるまでしばらく自宅で休養するように勧めた。父はこのまま自宅にいていいと勧めた[28]
  • 2006年秋、高校時代の友人たちとたびたび飲食し歓談した。母から資金提供を受けて大型自動車運転免許を取得[28]
  • 2007年1月、青森の運送会社に大型輸送車の運転士として就職[29]
  • 2007年3月、雇用形態が正社員に変更。同じ職場で働いている人の中で仕事以外で交友する友人がいた。高校時代の友人たちとの交友関係も継続していた[30]
  • 2007年7月、自宅を出て青森市内にアパートを借りて一人暮らしを始めた[31]
  • 2007年9月、ネットの掲示板の投稿者と面会する旅行2週間のための休暇を会社に対して申請するが、会社から却下されたことに対する抗議の表明として無断欠勤し運送会社を退職。借金の返済をしないまま青森を去る[32]
  • 2007年9月~10月、掲示板の投稿者と面会するための旅行と面会を繰り返す[33]
  • 2007年10月、掲示板の投稿者宛に、自殺するつもりであるとメールを送信し、メールを受信した人たちは考え直すように説得した。駐車場に無断駐車した自動車内で寝泊まりしていて、警察官に職務質問され、自殺するつもりと供述し、警察官は考え直すように説得した[34]
  • 2007年11月、一般労働者派遣事業(登録型派遣)会社である日研総業と契約し、関東自動車工業静岡県裾野市に所在する工場に派遣。住居は派遣会社が提供する独身寮。日勤と夜勤の交代制で、月収は残業や休日出勤が多い月は手取りで20万円(寮費を引いた金額)、残業や休日出勤が無い月は手取りで14万円。同じ職場で働いている人の中で仕事以外で交友する友人がいた。ネットの掲示板への投稿に深入りするようになった[35]
  • 2008年5月、派遣会社が6月末での派遣契約の解約と、希望者には他の派遣先を紹介すると通知したので、他の派遣先で就業することを選んだ。そのことについて特に不満はなかった[36]
  • 2008年5月~6月、掲示板を成りすましで荒らされ、掲示板荒らしが去って孤独を感じ、掲示板に通り魔事件を起こすと投稿するようになった[37]
  • 2008年6月、更衣室で自分の作業服が見つからないことを理由に無断欠勤し、そのまま職場放棄。その後は、通り魔事件を起こすとの予告を掲示板に投稿を繰り返し、通り魔事件に使用する自動車やナイフを準備をして、6月8日の事件に至る[38]

犯行に使用されたトラックは犯行日前日に静岡県沼津市レンタカーとして借りた車で、犯行に使用されたダガーなどのナイフ類6本は犯行日2日前に福井県福井市のミリタリー輸入雑貨店で購入したものであった[注 2]。トラックで人を跳ね飛ばすのは2005年(平成17年)4月に発生した仙台アーケード街トラック暴走事件(加藤は仙台市の事件現場の近くに住んでいたことがある)を参考にし、ナイフで人を襲うのは2008年(平成20年)3月に発生した土浦連続殺傷事件を参考にしたと供述している。

加藤はそのトラックを自ら運転し、東名高速道路を経由して上京し、ネットの掲示板荒らしに対する抗議の表明手段として、通り魔殺人を行った[1][2][3][4]

加藤は拘置所においては弁護士以外との面会を拒否し、手紙の受け取りを拒否している[39]

神戸親和女子大学教授片田珠美は、加藤の屈折した人格形成について母親の影響があったと意見している[40]

事件のきっかけの一つである掲示板

さらに、加藤は心のよりどころとしていた携帯サイト電子掲示板で千回を超える書き込みをおこなっていた。そこでは「不細工スレの主」という独自キャラを確立して、成りすましや偽物が現れたために次第に孤立感を深め、次第に殺人を予告する書き込みを行うようになっていった。6月8日5時21分、「秋葉原で人を殺します」とのタイトルで、「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」との犯行予告を行った[41][42][43]。その後、沼津市から犯行現場まで移動する間に約30回のメッセージを書き込んでいた[44]

否定された犯罪要因

労働環境

加藤が派遣労働社員であったことから、若者の雇用環境が厳しくなっていることで将来に希望を失い、事件の動機になったとする見方も出た。また、この事件をもって若者の雇用環境悪化を問題視する意見が報道機関から多数出て、読者からの投稿でもそれに追随する意見が出された。だが、刑事裁判において、加藤は本件犯行の動機も原因も雇用形態が派遣であることとは無関係であると供述し、弁護人検察官裁判官も、その供述が事実であると認定した[1][2][3][4]。加害者は短期大学卒業後の最初の就職から事件を起こす直前まで働いていた最後の就職先まで、全ての就職の雇用形態が登録型派遣労働社員だったわけではなく、青森県の運送会社では正社員として、宮城県警備会社で準社員として、直接雇用されている(後に自己都合退職)。加藤は、短期間で転職を繰り返した理由は、上記のように職場や人間関係に対して不満があると、雇用主や同じ職場で働いている人と話し合いをせずに、不満への抗議の表明手段として、無断欠勤してそのまま職場放棄して退職するという、極端な考え方とその現象としての言動が原因であると、裁判で供述している。

また加藤による自著『解+』においても否定している[45]

作業服の紛失

加藤は一貫して否定しており[46]、加えて取り調べ段階において、供述の文言を書き換えて勝手に動機とした捜査機関による捏造行為があったことを述べている[47]

負け組

加藤が掲示板に「負け組は生まれながらにして負け組なのです まずそれに気付きましょう そして受け入れましょう」などと書き込んでいたこともあり[48]、事件後加藤を負け組の英雄とし、「神」「教祖」「救世主」とまでみなす共感現象が起きた[49]。これに対し、加藤は「本気で自分を「負け組」だと考える人のことは全く理解できません。また、自分の努力不足を棚に上げて「勝ち組」を逆恨みするその腐った根性は不快です。」[50]と切って捨てている。

社会的孤立

社会学者の宮台真司は社会の側の包摂が足りないのが原因として「絆のある人間関係の中で生きられること」が必要などと主張したが[51]、加藤は地元の青森や仙台を中心に趣味の合う仲の良い友人が幾人もおり[52]、どの職場でも友人付き合いをし、心を開いて話をする店主がいる行きつけの酒場などもあった。また掲示板を介しても自らオフ会を提案し、全国を旅行して相手先に宿泊し心を通わせるなど、積極的人間関係の構築により友人が多数いた[53]。事件当日も作業着事件で辞めた元職場の友人へ遊ぼうと呼びかけている。

また、「若者が希望を持てる社会、などと言われたりしているようですが、意味不明です。何故そうやって社会のせいにするのか、全く理解できません。あくまでも、私の状況です。社会の環境ではありません。勝手に置き換えないでください。」[54]と述べている。

北海道大学准教授の中島岳志は「コミュニケーションが下手で、友達がいない若者はたくさんいる。加藤はうまくやっている方で、もしかしたら、私が教えている学生の方が友達がいないかもしれない。なのに、加藤は孤独だった。問題は友達がいないことではなくて、友達がいるにもかかわらず孤独だったこと」と主張している。[55]

オタク

『夕刊フジ』により氏名不詳の同僚の証言として「加害者は「2D(アニメなど2次元世界)しか興味ない」と公言し「秋葉原のメイド喫茶を案内した」といった、加藤がオタクであることが犯罪の要因となったことを匂わせる報道が行われ、また掲示板の書き込みに基づき「事件数日前にネット掲示板で殺人ゲームであるひぐらしのなく頃にGTAに言及した」という報道も行われた[56]。しかし、加藤の実弟は、加藤家ではビデオゲームは週に一度土曜にわずか1時間許されるのみで、中学の卒業文集に出ていた「テイルズ オブ デスティニー」は3番目に買ったもの、漫画や雑誌なども読んだことがなかったと証言しており[57]、ひぐらし・GTAもなりすましへの警告として持ちだしただけで未購入[58]、加藤自身も「オタクも理由ではない」と否定している。

そもそも加藤は友人関係を維持する為に相手に合わせて特定の人格を演じており[59]、「オタクで生身の女性に興味がないキャラ」は友人関係の中でそれを維持し笑いを取るためのネタであった[60]。加藤にとってゲームは他者と交流するための媒介で、それ自体が目的でなく[61]、むしろゲームは万人にとって犯行を抑止する理由となるとしている[62]

加えて同じ加藤の友人への取り調べで、加藤がはまっていたとされる同一のゲームのことを警察の調書では「暴力的なゲーム」としながら、検察の調書では「女の子がたくさん登場する、萌えゲーム」とするなど、捜査機関がゲーム原因説に沿うように、矛盾する調書を作ったことなどその出鱈目ぶりを批判している[63]

容姿についての自己評価および異性との交際経験

加藤は掲示板において女性関係や容姿に対する劣等感に基づくとみられる書き込みを繰り返していたが、『解+』において「容姿のコンプレックスなども事件の理由とは関係ない。生え際の後退も自分にとってはネタ」と否定している[64]。また、中学時代に2人の同級生と交際を経験している。

学歴

加藤は親への恨みから大学に進まなかったことを、不利益であったので後で考えれば損だったとは述べている[65]ものの、「事件とは無関係です」ときっぱり否定し、むしろその様な動機を盛る者達の学歴に対する劣等感を指摘している[66]

「盛られた動機」に対して

加藤は繰り返し捜査機関側が都合のいい供述調書を作ろうと様々な動機をでっち上げ、それを前提とした供述をさせようとした事を挙げ、そのような「盛られた動機」を調べもせずに垂れ流す 「広報」と化した大手報道媒体を捜査機関とともに批判している。また「専門家の話もほとんど嘘」と指弾し、そこから出てくる対策に効果などないと結論づけている[67]

過去の自暴自棄

加藤は精神的に不安定になり、短大時代には対立していた学生がいる寮へエアガンで襲撃する計画を立てたり、仙台の警備会社では事務所を火をつけるかトラックを突っ込むかして襲撃する計画を立てたり、地元の青森で車で対向車線側のトラックに突っ込んで自殺するという計画を立てたりしていた。しかし、襲撃計画は短大卒業寸前に退寮したり、警備会社を無断欠勤することで実行する気は収まった。2006年8月末と2007年には自殺計画を練り、友人や家族に自殺予告のメールをした後で実行に着手しようとしたが、最終的に実行されなかった。

事件後の対応

歩行者天国の中止

通り魔事件は、事件当時秋葉原で実施されていた歩行者天国にも悪影響を与えた。事件発生を受けて、千代田区万世橋警察署、地元町会で歩行者天国の在り方を検討することとなり、毎週日曜日および祝日の12時から17時まで、中央通りで実施していた、歩行者天国の当面の中止を、東京都公安委員会が決定した[注 3]

その後、自治体や地元町会・商店街の検討会により、住民によるパトロールの実施・監視カメラの設置、安全に関する協定の制定など防犯体制の案がまとまり、2010年平成22年)の夏休みを目処に再開することを予定していた[68]。しかし警察庁から、地元からも警備要員を出すように要望があり、その体制がまとまらなかったことから、歩行者天国の再開時期が報じられては延期という状態がしばらく続いていた。[69]。最終的には、路上パフォーマンスを警戒する警備要員を一定数、常時巡回させる計画でまとまり、地元住民の同意もほぼ得られたとして、2011年(平成23年)1月からの歩行者天国再開を、2010年(平成22年)12月中に東京都公安委員会に諮ることとなった[70]

歩行者天国の再開

その結果、毎週日曜日のみ、実施時間を13時から17時(4月以降は18時)まで[71]とし、実施区間も従来より200メートル短縮したうえで、2011年(平成23年)1月23日より歩行者天国が再開されている[72]。また、歩行者天国実施中は事件再発防止の観点から、事件が発生した交差点への車両の進入が禁止となった。再開は試験的なもので、期間は2011年(平成23年)6月26日までを予定している。歩行者天国は2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災による、余震計画停電が懸念されたため一時中止[73]されたが、計画停電の影響が薄れたことや地元商店から再開の要望が多かったため4月17日より歩行者天国が再開された[74]

公的機関

警察のパトロール強化

警視庁のパトカー
スバル・レガシィB4

福田康夫内閣総理大臣(当時)は、泉信也国家公安委員長に対し、事件の再発防止策の検討を指示した。 事件後、秋葉原周辺には模倣犯防止のため、警視庁・万世橋警察署の制服警察官や私服警察官、刑事警視庁公安部の職員が多数配置されており、パトカーによる巡回、不審者に対しては職務質問を随時実施している。

犯罪予告への対応強化

事件後複数の電子掲示板において、殺人などの犯罪予告が相次ぎ、7月7日までに33人を検挙した。事件前は月に2,3件だったが、事件後1ヶ月で100件以上になっている。このほとんどが10代と20代で、供述内容などからそのほとんどが悪戯とされているが、実行の意思とは関係なく脅迫罪威力業務妨害に該当するれっきとした犯罪である。小学生や中学生が行ったものもある[75]。また、通り魔事件や犯人に対して言及したものも一定数みうけられる。警察庁は6月24日に、全国の警察本部に電子掲示板への犯罪予告の書き込みを厳正に取り締まり、検挙例を積極的に広報することなどの通達を出した[76]

この事件に伴い、矢野さとるが運営する、犯罪予告情報共有ウェブサイト『予告.in』が作成された。

銃刀法の改正

この事件の影響を受け、町村信孝内閣官房長官は刃物の所持規制強化を検討すると述べた。その後、2009年(平成21年)1月5日銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)が改正された。内容は、「刃渡り5.5cmの剣が原則所持禁止」が主となっている。これにより集蜜用ナイフやカキの殻むきナイフも違法にあたると発表され、各業界で混乱を招いている。

カウンセラーの派遣

千代田区は、要望があれば区内の全小中学校に子供達の精神ケアを行うカウンセラーを派遣することを決めた[77]

民間

  • Yahoo!ショッピングAmazon.co.jp楽天市場においてダガーナイフの販売を全面中止。インターネットオークションへの出品も全面禁止となった[78][79]
  • TBS6月9日月曜ゴールデンで放送予定であったテレビドラマ『森村誠一サスペンスシリーズ(7) 〜時〜』にひき逃げや人が刺されるシーンがあり、事件を連想させるとして放送を自粛すると発表し、急遽、映画『NANA』を代替放送した[80][81]。なお、『〜時〜』は2008年9月15日に放送された。
  • ゲームソフト『メタルギアソリッド4』の発売記念イベントが、秋葉原を含む都内3ヶ所で6月12日に行われる予定であったが、この事件(公式発表では「諸般の事情」)により中止となった[82][83]
  • 事件現場の前にあるソフマップ秋葉原本館は当日午後の営業を取りやめ、現場近くのPCパーツショップなどの店舗も事件発生後、当日の営業を急遽中止・終了した。
  • ドン・キホーテ秋葉原店も事件を受けて営業を中止した。しかし、AKB48劇場の公演は行われた。
  • 東映制作の特撮テレビドラマ『炎神戦隊ゴーオンジャー』では番組中に登場する武器「ロケットダガー」の呼称を当分自粛[注 4]、メインスポンサーであるバンダイは、同武器の玩具の発売直前に商品名を「スイッチ噴射剣ロケットダガー」から「スイッチ噴射剣ロケットブースター」に急遽変更[84]し、パッケージと説明書の作り直しのため発売が延期された。『ダガー』の名称が本事件に用いられた凶器「ダガーナイフ」を連想させるための配慮である[注 5]。呼称の自粛は同年度の冬ごろには解除されている(劇中の武器名は変更なし)。
  • 当年8月に開催れたコミックマーケット74については、当事件及び脅迫があったことから、荷物検査を実施した。

監視カメラの設置

監視カメラ

2010年(平成22年)1月、千代田区外神田三丁目の一部地域で、防犯目的での監視カメラが公園や電柱上に16台設置・運用開始された。運用管理は末廣町会が行っている。同年4月には外神田一丁目などに監視カメラ34台が電柱などに上などに設置された。これにより一部地区を除き秋葉原全域にて監視カメラが設置・運用されている。

レンタカー事業者の対応

窃盗事件や殺人、拉致監禁事件やそれらの下見など、犯罪の手段として使用されやすいレンタカーの貸出要件の厳格化を行う動きがみられた。仙台のアーケードでの暴走事件と本事件では同じレンタカー会社の車両が使われた。このレンタカー会社は後日、追悼の意を表明する旨をトップページに掲載した。

なお、トラックにはねられて死傷した5名については自動車損害賠償責任保険が適用され、自賠責による賠償範囲を超過した部分については「運転者が故意に発生させた事故」であるものの、運行供用者責任を負う立場であるレンタカー会社の故意ではないため、任意保険部分についても補償の対象とされた。また、仙台の事件で遺族がレンタカー会社を相手取って起こした裁判でも、レンタカー会社に運行供用者責任を問う判決が下っている。

事件の反響

報道

日曜日の昼食時間帯に一般市民を巻き込んで発生した重大事件であったため、主要マスメディアが大きく報道した[85][86][87][88]。また、国外のメディアも速報で伝えた[89][90][91][92][93][94]。事件の最初の速報では死者2人だったのが度々速報が入るにつれて死者の数が増えていき、最終的に死者7人になる殺人事件となった。

主要新聞社は号外を発行し、NHKテレビ(NHK総合テレビジョンNHKのど自慢」)ではニュース速報テロップにて配信し、その後放送中の番組を急遽差し替え、事件現場から生中継を交えてNHK放送センターからニュース専用スタジオにて臨時ニュース放送をした。

また、たまたまその場所に居合わせた日本テレビ関連会社のテレビカメラマンが、加藤を現行犯逮捕する瞬間や加藤をパトカーで護送する瞬間をビデオカメラで撮影し、日本テレビが単独スクープを飛ばした。

NHKと在京民放キー局5局は、事件現場にSNG中継車を出して、事件の様子をENGにて逐一放送局に電送した。また、報道特別番組を随時組んだ。ただし、フジテレビに関しては、GI競走である安田記念と重なったことから、15時から「みんなのケイバ」放送のため、途中での中断があった。

また、新聞各社はこの日が新聞休刊日であったため、記者やカメラマンがハイヤーを使えず、鉄道等の公共交通機関を使って事件現場へ駆けつけた。事件翌日に朝刊が発行されず、各新聞社では事件の様子を公式ウェブサイトのみにてニュース配信せざるを得なかった。なお、駅売りとコンビニ売りの各スポーツ新聞の特報版は通常通り発行されたため、「スポーツ報知」(事件当日読売ジャイアンツが勝利)、「東京中日スポーツ」(事件当日中日ドラゴンズが勝利)、「デイリースポーツ」(事件当日阪神タイガースが勝利)を除き、本事件の記事を1面記事とした。

なお、事件現場が秋葉原であったことから、店舗等の防犯カメラや一般人によるカメラなどでの撮影が多く、加藤と警察官が対峙する場面の写真撮影や警察官が加藤を押さえつけている動画映像が存在しており、一部のマスメディアはこれらの写真や映像を使用した。

インターネット上における反応

  • インターネット上の一部で、加藤を英雄視する見方が発生した。この見方においては、加藤に対して「犯人は神」「格差社会の英雄」「勝ち組に対して事件を起こすことで一矢報いた」「犯人は我々のスケープゴートとなった聖人」などと語られた[95]。しかし、公判で加藤本人の供述が進み、当初報じられたものと異なる動機が明らかになるにつれ、そうした好意的・同情的な見方も薄れつつある[1][2][96]
  • マスメディアとは無関係な一般市民が撮影した事件発生直後の様子を撮影した動画が、YouTubeニコニコ動画に多数アップロードされた。

献花台の設置・供物の窃盗

献花台の様子(2008年6月14日)

事件を受け、事件現場の交差点傍のソフマップ秋葉原本館側の歩道に、仮設テント付の献花台が設営された。多くの人が亡くなった犠牲者に対して献花した。

  • 事件現場が秋葉原とあって、花や飲食物の他にフィギュアやおでん缶等、秋葉原と関係の深い物も供えられた。
  • 7月に入り、事件そのものの報道が次第に減少した中、献花台に供えられたタバコや飲食物が持ち去られる事案が、メディアで報道されるようになった。持ち去りは人通りの少なくなった夕方から夜間にかけて行われ、なかには自転車の前籠や紙袋に大量の清涼飲料水やビールを詰め込んで立ち去る者もいた。
  • なお、この献花台は6月16日以降、交差点の反対側の旧日本通運本社跡の当時ビル建設中側(現:住友不動産秋葉原ビル)に移設されていたが、犠牲者の四十九日にあたる2008年7月27日を過ぎたことを機に、翌7月28日撤去された。その後、移設された献花台付近に、犠牲者のご冥福をお祈りする旨の、怪我をされた人には一日も早い回復を祈る旨書かれた立て看板が、千代田区によって設置された。しばらくして、その看板も撤去された。

事件から1年後の2009年(平成21年)6月7日(日曜日)・8日(月曜日)前後には、一周忌ということもあり、ソフマップ秋葉原本館側の交差点に献花台は設置されなかったものの、多くの人が亡くなった犠牲者に対して献花や飲食物を供えたり、冥福の祈りを捧げる人が訪れたりした。加藤の運転したトラックが停車した場所付近、中央通りの犠牲者が発生した場所付近にも、花や飲食物を供えた人もいた。

  • 献花台に供えられた物品は法的にみて献納者個人の所有物であり千代田区には注意義務があり、それらを持ち去ることはれっきとした窃盗にあたる。万世橋警察署はこうした事例を受け、定期的に保管所へ移動させるなどの処置を行ったが持ち去りは後を絶たず、巡回を強化するなどして対応した。現在は前述の通り献花台は撤去されている。

犯人の世代

この事件の犯人は、1997年(平成9年)の神戸連続児童殺傷事件の犯人(酒鬼薔薇聖斗・逮捕時14歳)や2000年(平成12年)の西鉄バスジャック事件(ネオむぎ茶・逮捕時17歳)を始めとする一連の少年犯罪キレる17歳と呼ばれた世代(同学年・1982年4月2日 - 1983年4月1日生まれ)と同じ年齢だったことから、「理由なき犯罪世代」として世代論について語られた[97]。また、西鉄バスジャック事件とはインターネットでの犯行予告という共通点もある。ただし、この世代の犯罪率が特段高いというデータは未だ存在せず、世代と事件の関連性は不明である。

この事件が引き金になった類似事件

  • マツダ本社工場連続殺傷事件…2010年(平成22年)6月22日、広島市南区のマツダ本社宇品工場にて当時42歳の男が12人の従業員を次々とはね、1人が死亡、11人に重軽傷を負わせる事件が発生。犯人は「マツダに恨みがあった。秋葉原のような事件をおこしてやろうと思い、工場内で車を止めて振り回すつもりで包丁も持っていった」と話していることが分かった[98][99]

この事件を題材とした作品

  • 2012年(平成24年)3月に廣木隆一監督・脚本、蓮佛美沙子主演の映画「RIVER」が公開された(2011年(平成23年)11月の東京フィルメックスで特別招待作品として上映)。この事件で電機オタクだった恋人を失った女性が人との関わりを通じて立ち直っていく姿を描いた作品で、廣木は「衝撃的な事件だったのに、時間の経過とともに話す人が少なくなってきた。映画にすることで永遠に残したかった」と企画意図を述べている[100]
  • 2013年3月15日に大森立嗣監督・脚本、水澤紳吾主演の『ぼっちゃん』が公開。事件の犯人をモデルに派遣労働者が社会の中で追い詰められていくさまが描かれる。

起訴および裁判

3ヶ月にわたる精神鑑定の結果「完全な責任能力あり」との鑑定結果が出されたことから、東京地方検察庁10月6日から被害者や遺族への通知を開始し、10月10日に加藤を殺人、殺人未遂、公務執行妨害銃刀法違反での起訴に踏み切った[101]10月31日には公判前整理手続に入ることが決定され、翌2009年平成21年)6月22日には第1回公判前整理手続が行なわれて、弁護側は起訴事実を大筋で認めた[102]

第一審・東京地方裁判所

2010年平成22年)1月28日東京地方裁判所にて、刑事裁判による第一審の初公判が開かれた。加藤は事件発生後、初めて公の場に姿を現した。なお、この裁判は裁判員裁判制度施行前に起訴された事件で、裁判員裁判の対象外であり、東京地方裁判所の裁判官のみで審理され、判決が出る。

  • 裁判長より刑事訴訟法に則り、人定質問がなされ、被告人の氏名住所生年月日職業住居本籍地等を確認した(人違いを防止するため。この行為は、どの刑事裁判でも初公判時に必ず行われる)。
  • 検察側の起訴状朗読の後、検察側の冒頭陳述にて当該事件の内容が詳細に述べられた。
  • 裁判長による黙秘権の説明の後、罪状認否において加藤は起訴事実を認めた。弁護人からは責任能力に疑問がある旨の冒頭陳述があった。

公判前整理手続きにおいて、被害者や目撃者の証人の供述調書などは弁護人が証拠採用に同意しなかったため、検察は、伝聞証拠禁止の原則に従い、供述証拠については、被害者や目撃者の証人に出廷してもらい、公判にて証言させる必要に迫られた(供述調書により証人尋問を省略できるのは、ごく一部の例外を除いて弁護人の同意がある場合のみであるため)。2010年(平成22年)2月1日の第2回公判から同年12月15日の第27回公判までは、被害者や目撃者等の証人尋問を中心に証拠調べが行われた。ナイフで刺した際に右前腕部を切る被害に留まった男性フォークリフト技師(当時28歳)への殺意の有無、被告人を身柄拘束した警察官への襲撃について公務執行妨害罪が成立しているか否か、事件当時に完全責任能力があるかについてが主な争点となった。

2011年(平成23年)1月25日、東京地方裁判所で行われた第28回公判の論告求刑で、検察は加藤に対して死刑を求刑し[103]、同年3月24日に加藤に対して求刑通り死刑が言い渡された[104]。判決では完全責任能力、比較的軽傷だった被害者への殺意、警察官に対する公務執行妨害罪について検察の主張通りに認定した。

直接的な動機としては掲示板荒らしに対する抗議の表明[1][2]、根本的な原因としては不満に対して多様な観点から熟慮せず、話し合いで解決しようとせず、自分の意思を相手に分からせるために、直接的行動で相手の望まないことをしたり、相手との関係を遮断したり、暴力を行使する考え方[3][4]、間接的な原因として母の養育方法が前記のような加藤の人格形成に影響を与えたと認定された。

第二審・東京高等裁判所

2012年平成24年)6月、加藤の控訴により東京高等裁判所で第一回控訴審が開かれ、減刑を主張[105]。2012年9月12日、東京高等裁判所(飯田喜信裁判長)は第一審の死刑判決を支持し、加藤の控訴を棄却した[106]。同年9月25日、加藤には精神障害の疑いがあるとして、最高裁判所上告した[107]

脚注

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注釈

  1. ^ 当初、サバイバルナイフを使用したとの報道もあったが、トラック内のショルダーバッグにはサバイバルナイフなどもあったものの事件当時使用されたのはダガーナイフであった。ほか、ペティナイフ特殊警棒1本がトラック内から発見されている[6]
  2. ^ このミリタリー輸入雑貨店は10日間販売を自粛した後で福井市の実店鋪での対面販売を止めて、インターネット通信販売を再開したが、後に閉店している。
  3. ^ 通り魔事件が歩行者天国中止の直接のきっかけではあったが、以前より歩行者天国での過激なパフォーマンス(東京都迷惑防止条例違反による逮捕者まで出した)やそれを取り囲むカメコの輪、エアガン乱射等周囲の迷惑を顧みないマナー違反がたびたび問題となっていた。
  4. ^ 武器自体は登場。事件直後に放送された数話では明らかに台詞を消したと思われる"間"がある。
  5. ^ ただし『ダガー』という名称自体はゲームや玩具などで以前から使われており珍しいものではない。

出典

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  107. ^ “「精神障害の疑い」 秋葉原連続殺傷で弁護人が上告”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年12月7日). オリジナル2012年9月25日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20120925123112/http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120925/trl12092516190009-n1.htm 2012年12月11日閲覧。 

参考文献、関連書籍

  • 加藤智大 『解』Psycho Critique 17、批評社、2012年7月ISBN 978-4-8265-0559-8
  • 加藤智大 『解+ 秋葉原無差別殺傷事件の意味とそこから見えてくる真の事件対策』Psycho Critique 21、批評社、2013年4月ISBN 978-4-82-650559-8
  • 中島岳志 『秋葉原事件―加藤智大の軌跡』 朝日新聞出版、2011年3月ISBN 978-4-02-330922-7
  • 片田珠美 『無差別殺人の精神分析』 新潮社、2009年5月ISBN 978-4-10-603637-8

関連項目

外部リンク