宮台真司

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みやだい しんじ
宮台 真司
生誕 1959年3月3日(52歳)
日本の旗 日本
宮城県仙台市
国籍 日本の旗 日本
教育 社会学博士東京大学大学院・1987年
出身校 東京大学
職業 社会学者
肩書き 首都大学東京都市教養学部教授
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宮台 真司(みやだい しんじ、1959年3月3日 - )は、宮城県仙台市出身の社会学者首都大学東京教授(旧東京都立大学教授)。

目次

[編集] 概略

父親の転勤に伴い、小学校時代の大部分を入間市京都市で、小学6年のから大学時代まで三鷹市大和市で過ごす。団地住まいで、6回転校している。麻布の進学校に通い、学園紛争の時期で荒廃していた中で生活を過ごした。中学の頃から革命家を目指しており、最も効率的なのは映画だと思い、この勉強のため、受験勉強は4時間に抑えていた。この時期、映画は年間300本以上見ていた。大学・大学院時代に廣松渉小室直樹見田宗介吉田民人などに師事した。サブカルチャーなどをやりたかったが、数理社会学で博士号を取得。

オウム真理教による一連の事件、渋谷にあてもなく集う若者など「混迷」の1990年代を独自の理論で鮮やかに解明し、多くの賞賛と批判を浴びつつも一躍論壇の主役に躍り出る。

ビデオジャーナリストの神保哲生が代表を務めるインターネット放送局ビデオニュース・ドットコムにて、神保とともに『マル激トーク・オン・デマンド』のパーソナリティを務める。

現在の伴侶は佐伯胖の娘であるが、過去に佐伯の教育論を大批判しており、結婚を決めた女性がその佐伯の娘であるとは知らず、両親に挨拶するのに困ったという[1]。なお、結婚を反対しなかったのは佐伯だけで、結婚の際に言われたのは「うちはカトリックですよ、離婚は出来ませんよ」の一言だけだという。

鈴木謙介鈴木弘輝などが弟子。

[編集] 思想

早期教育として英会話を習うものの、おかげで英語嫌いになってしまう。

90年代は自由主義者を名乗っていたが、2000年代にはいると天皇主義に基づく思想を展開する。解放的関心の強烈な「左」と条理によって条理の限界を見極める「右」は論理的に両立可能、と主張する。

クリスチャンであるか定かではないが、文語訳聖書を愛読している。

[編集] 「権力の予期理論」

権力関係を数理的に分析する仕事で、博士号を受けた。「権力の予期理論」というタイトルで出版もされた。複雑な図式が網羅されているが、「社会成立のため、権力は必要」というシンプルな結論。

[編集] 右翼

小室直樹から右翼思想を受け継いでいる。誤った右翼思想をもつ政治家に特に厳しく、「政府に逆らう者は反日分子」と発言した柏村武昭に対し、このような発言をする政治家を取り除くことが真の右翼であるとした。また米国に何も条件をつけずにテロ対策特別措置法を延長した小池百合子を売国政治家であるとした。 

[編集] 政治・経済

上げ潮派新自由主義者を名乗っている。小泉内閣に関しては、その中期までは非常に好意的であり、メディアでも度々称賛してきた[2]。ただし2006年頃から竹中平蔵の主導した市場原理主義を厳しく批判している。

[編集] 倫理

自身に傾倒して自殺してしまったファンの手記を読み、ショックで寝込んでしまったことがある。浅田彰はこの件について「僕ならそんな奴放っておいて、とっとと逃げる。ラディカルなことは、そうしないと言えない」と述べており、言論人の倫理について問いを投げた。

[編集] 日本国憲法

改憲論者である[要出典]。米国からの自立を目指すべきと提唱している。

[編集] 映画

グラムシの構造改革の思想的影響で、映像によって革命は起こそうと、映像作家を目指しそのため社会学を勉強しようと思った。大学入学当初は映画部に入り、廣松渉を読みながら映画ばかり撮っていて勉強していなかった(教授にウィスキーを差し入れるなどして単位を貰い、社会学科に入れた)[要出典]。その頃から若松孝二足立正生を尊敬している。

志望を変更し社会学者になったあとも、雑誌に映画評を連載するなど思い入れは熱い。クリント・イーストウッド作品はアメリカの草の根右翼の思想を表現していると評価している(クリントが自身の原点の述べている黒澤作品には詳しくない)。

個人的に親交のある園子温監督の「紀子の食卓」を非常に高く評価している。また、同監督の作品「愛のむきだし」には、宗教団体の先生役で出演している。「ヒミズ」には、コメンテーター役で出演している。

[編集] 音楽

幼い頃からバイオリンを習っていて、造詣が深い。Cocco山下達郎を評価している。矢沢永吉のファン。尾崎豊および、フォークミュージックが嫌い。カラオケではディープ・パープルなどを歌っていたが、番組で披露した所、あまりの音痴っぷりに、後に本人が「死ねよ!」と呟いていた。

また、Mr.Childrenの歌詞(「しるし」など)の観察力を評価している。学生時代はプログレッシブ・ロックが好きで、レコードを買いあさっていた。特に好きだったのはキング・クリムゾン

[編集] セクシュアリティ

売春合法化論者である。

援助交際を専門的に調べるきっかけは、当時付き合っていた女子高生が援助交際をやっていたからだと言う。[3]

過去にテレクラにハマっていた時期があったが、母親に50枚の会員証が見つかり、すべて捨てられている。なお、その後も続けていた[4]

最初に自慰をしたのは小学3年生あたりで、対象にした漫画のキャラクターは、『サイボーグ009』に登場するフランソワーズ・アルヌール。この時の妄想は、自分自身がフランソワーズになりきって拷問されるというシチュエーションだという[5]

[編集] その他

幼少時から霊感が強く、神秘的な経験を多く体験しており、不可解に思っていたが、現在では社会的に理解できる現象だという見解を持っているようである[6]

アルコールに弱く、酒が飲めない。本人曰く、酒を飲まなくても酔ったような状態で話すことはできるという。頼むときは、烏龍茶やノンアルコールビールを選ぶ[7]

近年になってTwitterを始めた理由は、東北地方太平洋沖地震で連絡がとれなくなった弟を見つけるためである[8]

[編集] 論争

[編集] 小林よしのりとの関係

当初は小林よしのりを罵倒していたが後に小林とは「共闘関係が可能」と自称するまでになり、小林の著作「沖縄論」を「素晴らしい読後感」と評価し、「私も沖縄を左翼から奪還する計画だ」と同調するまでになった。その関係の変遷について宮台本人は、「私や小林氏のどちらかが変わったのではなく、小林氏の主張が時代を経て純化し、夾雑物が削ぎ落とされ(つまりここでは「つくる会」的な物を意味しますが)、優先順位がはっきりしてきたためだ。」と説明した。

[編集] 石原慎太郎との関係

PHP研究所の雑誌「Voice」2007年9月号の石原慎太郎東京都知事との対談で「ポピュリズムと揶揄されるものとは別次元の感染力であり、都知事選ではメディア効果も手伝って人の凄さの違いが際立つのを実感した」とその政治手腕を絶賛している[9]ほか、主に教育についての考え方に一致点が多い。また石原は「首都大学に面白い社会学者が居る」として一目置いている。

[編集] 浅田彰との関係

浅田彰に対して、宮台は天才を認めつつもあまり高く評価していない。浅田は宮台に対して、「『終わりのない日常を生きろ』か、『終わりなき日常を生きよ』のどちらかにしてもらいたい」と批判した。[10]

[編集] 学歴

[編集] 職歴

[編集] 著作

[編集] 単著

  • 『権力の予期理論――了解を媒介にした作動形式』(勁草書房, 1989年)
  • 『制服少女たちの選択』(講談社, 1994年)
  • 『終わりなき日常を生きろ――オウム完全克服マニュアル』(筑摩書房, 1995年)
  • 『まぼろしの郊外――成熟社会を生きる若者たちの行方』(朝日新聞社, 1997年)
  • 『透明な存在の不透明な悪意』(春秋社, 1997年)
  • 『新世紀のリアル』(飛鳥新社, 1997年)
  • 『世紀末の作法――終ワリナキ日常ヲ生キル知恵』(メディアファクトリー 1997年)
  • 『これが答えだ!――新世紀を生きるための100問100答』(飛鳥新社, 1998年)※
    • 後に8問8答追加された『これが答えだ!――新世紀を生きるための108問108答』として朝日新聞社より出版される。ちなみにこの本に描かれている、タイトルを唱えながら「うりゃーっ!!」と絶叫している宮台のイラストは江川達也の手によるものである。
  • 『野獣系でいこう!!』(朝日新聞社, 1999年)
  • 『自由な新世紀――不自由なあなた』(メディアファクトリー, 2000年)
  • 『援交から革命へ――多面的解説集』(ワニブックス, 2000年)
  • 『援交から天皇へ――Commentaries 1995-2002』(朝日新聞社, 2002年)
  • 『絶望から出発しよう』(ウェイツ, 2003年)
  • 『絶望 断念 福音 映画――「社会」から「世界」への架け橋』(メディアファクトリー, 2004年)
  • 『亜細亜主義の顛末に学べ―宮台真司の反グローバライゼーション・ガイダンス』(実践社, 2004年)
  • 『宮台真司interviews』(世界書院, 2005年)
  • 『宮台真司ダイアローグズ1』(イプシロン出版企画、2006年)
  • 『14歳からの社会学――これからの社会を生きる君に』(世界文化社、2008年)
  • 『〈世界〉はそもそもデタラメである』(メディアファクトリー, 2008年)
  • 『日本の難点』(幻冬舎新書, 2009年)ISBN 978-4-344-98121-8
  • 『中学生からの愛の授業』(コアマガジン, 2010年)
  • 『宮台教授の就活原論』(太田出版, 2011年)

[編集] 共著

[編集] 「M2」単行本(宮崎哲弥との共著)

  • 『M2われらの時代に』(朝日新聞社, 2002年)
  • 『ニッポン問題。M2:2』(インフォバーン, 2003年)
  • 『エイリアンズ――論壇外知性体による「侵犯」的時評'03-'04』(インフォバーン, 2004年)
  • 『M2:思考のロバストネス』(インフォバーン, 2006年)
  • 『M2:ナショナリズムの作法』(インフォバーン, 2007年)

[編集] 「神保・宮台 マル激トーク・オン・デマンド」単行本(神保哲生との共著)

  • 『漂流するメディア政治――情報利権と新世紀の世界秩序』(春秋社, 2002年)
  • 『アメリカン・ディストピア――21世紀の戦争とジャーナリズム』(春秋社, 2003年)
  • 『ネット社会の未来像』(春秋社, 2006年)
  • 『天皇と日本のナショナリズム』(春秋社, 2006年)
  • 『中国――隣りの大国とのつきあいかた』(春秋社、2007年)
  • 『教育をめぐる虚構と真実』(春秋社, 2008年)

[編集] 「人生の教科書」シリーズ(藤原和博との共著)

  • 『人生の教科書「よのなか」』(筑摩書房, 1998年)
  • 『人生の教科書「ルール」』(筑摩書房, 1999年)
    • 2005年に、1つの文庫本にまとめた『人生の教科書「よのなかのルール」』がちくま文庫より出版されている。

[編集] 編著

  • 『教育「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ, 2004年)
  • 『サブカル「真」論――That's Japan special:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ, 2005年)

[編集] 共編著

  • 門脇厚司)『「異界」を生きる少年少女』(東洋館出版社, 1995年)
  • (鈴木弘輝)『21世紀の現実――社会学の挑戦』(ミネルヴァ書房, 2004年)
  • 高岡健)『こころ「真」論:連続シンポジウムの記録』(ウェイツ, 2006年)
  • 辻泉岡井崇之)『「男らしさ」の快楽――ポピュラー文化からみたその実態』(勁草書房, 2009年)

[編集] 共訳書

[編集] 出演番組

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. ^博士も知らないニッポンのウラ』(教育のウラ 宮台真司)
  2. ^ 『M2われらの時代に』 朝日文庫 2004年 ISBN 4022614471 宮崎哲弥との共著
  3. ^ 『これからの多様な性・家族』(本人の発言)
  4. ^マンガ・エロティクス・エフ』(2011年3月8日)
  5. ^ビデオニュース・ドットコム マル激』猿でもわかるオタク入門
  6. ^ 『ビデオニュース・ドットコム』(超常体験が絶対性や超越性を信じるきっかけ)
  7. ^ 『デイキャッチ ニュース解説』2011年11月4日)
  8. ^ TOKYOFM『TIME LINE』2011年12月21日)
  9. ^ 「Voice」PHP研究所2007年9月号影を潜めた破壊者ぶり 石原・宮台対談
  10. ^ 『憂国呆談リターンズ 長野が動く、日本が動く』(ダイヤモンド社, 2002年)

[編集] 外部リンク

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