スカパー!e2

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(スカパー!110 から転送)

スカパー!e2(スカパー!イーツー、英語名SKY PerfecTV! e2)とはスカパーJSAT株式会社が運営している、東経110度CSデジタル放送プラットフォーム(有料放送管理サービス)である。旧名スカイパーフェクTV!2SKY PerfecTV!2)、スカイパーフェクTV!110SKY PerfecTV!110)、e2 by スカパー!e2 by SKY PerfecTV!)。

e2」はeasy entry(手軽に加入できる)とeasy entertainment(手軽に楽しめる)という2つの意味を持つ[1]

目次

[編集] 概要

東経110度通信衛星を用いる12の委託放送事業者のうち、有料放送を行う11社が運営している約70の放送チャンネル(うち、有料チャンネルは約60)の視聴契約・料金収受・番組案内・マーケティングなどの業務を株式会社スカパーJSATが一元的にとりまとめ、各放送事業者と視聴者との橋渡しを行うサービスである(すべてのチャンネルは別会社による放送である点に注意)。同社ではこれに付随しジャンル別などにまとめた複数のチャンネルを安価に視聴できる視聴パック・セットなどの企画・販売、転居等に伴うアンテナ移設工事の斡旋なども行っている(→スカパーJSAT#主要事業も参照)。

またスカパーJSATでは放送衛星を利用しBSデジタル有料放送を行う委託放送事業者2社のうち1社(1チャンネルのみ)の受付顧客管理業務も受託しているが、当該チャンネルは東経110度CSデジタル放送の有料チャンネルと同時に契約する仕組みである。したがって同社のBSデジタル有料放送管理サービスはスカパー!e2のサービスと不可分になることから、以下ではこれを含めて記述している箇所がある点に留意されたい。

[編集] 沿革

  • 2002年
    • 3月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで委託放送事業者の一部が放送を開始。
    • 3月25日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(現・スカパーJSAT)“スカイパーフェクTV!2”で委託放送事業者の一部が放送を開始。
    • 4月1日 - 株式会社プラット・ワンのプラットフォームで本放送を開始。
    • 7月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ“スカイパーフェクTV!2”の本放送を開始。
  • 2004年
    • 3月1日 - 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズと株式会社プラット・ワンが合併。両者のサービスを統合し、“スカイパーフェクTV!110”に。
    • 4月1日 - 株式会社スター・チャンネルより、BS有料放送チャンネルのスター・チャンネルBS(ch.200、現スター・チャンネル ハイビジョン)の受付顧客管理業務を受託。
    • 9月1日 - 一部のチャンネルでハイビジョン放送を開始。
  • 2007年2月1日 - サービス名称を“e2 by スカパー!”に変更。
  • 2008年10月1日 - サービス名称を“スカパー!e2”に変更。

[編集] スカパー!との相違点・受信上の注意

[編集] 相違点

  • スカパー!e2(以下“e2”)の放送を行う通信衛星(N-SAT-110)はBSデジタル放送に用いる放送衛星群(BSAT-2a、BSAT-2c、BSAT-3a)と同じ東経110度に位置しているが、スカパーJSATはこれとは異なるスカパー!というCS放送プラットフォームも運営しておりそちらに用いる通信衛星群は東経124度及び同128度に位置する。
  • スカパー!では放送規格にDVBを採用しているのに対し、e2はBSデジタル放送と同じISDBを採用している。
  • 画角情報を送出することが可能であり、ワイドテレビなど受像機によっては画面アスペクト比16:9での放送ではそのまま引き伸ばされて放送される。
BS 110度CS 地上デジタル共用B-CASカード

[編集] 受信上の注意

  • e2はスカパー!と放送周波数帯が重なるため、電波の混合は出来ない。両方見たい場合はそれぞれ対応アンテナや配線などを用意する必要がある。
一般的な家庭用BS対応アンテナの対応周波数帯域
受信素子
定格受信周波数
コンバーター
定格出力周波数
BSアンテナ
2000年頃まで発売
BS-1 - BS-15ch
11.7 - 12.0GHz
BS-IF(アナログ)
1,035 - 1,332MHz
BS・東経110度CS
(右旋円偏波アンテナ
現行品
BS-1 - ND24ch
11.7 - 12.75GHz
BS-IF(デジタル)・CS-IF
1,032 - 2,072MHz
  • e2放送開始以前に販売されたBSアンテナの場合、コンバーターの周波数(CS-IF)帯域が不足し(右表参照)受信できない場合が多いため、アンテナの交換が必要となる事が多い。スカパーJSATでは無料放送の160ch「C-TBSウェルカムチャンネル」(2番目に周波数が高いトランスポンダ(物理チャンネルND22ch)を使用しており、アンテナや配線が帯域に対応しているかを確認する)とBS800ch「スター・チャンネル データ800」(BSデジタル放送の「スター・チャンネル ハイビジョン」を見るための受信確認。共聴施設によっては受信できないことがある)が受信できることを確認してから加入申込みをするよう呼びかけている。
  • 一部の同軸ケーブルや分配器などにはe2のCS-IF帯域に非対応のものがあるため、e2放送以前から設置しているBSアンテナを使って受信しようと考えている世帯は注意が必要。また、BSアナログチューナーが内蔵されたVTR等の録画機器を経由してデジタルテレビ・チューナーにアンテナを接続すると内蔵分配器・分岐器が非対応である時にe2が受信できない事がある。
  • 001、228、237、239、306、800~802の各チャンネルは受信機の機種によっては「放送切替」操作が必要となる[5]
  • 殆どのチューナーで自動的にNHKのBSデジタル放送が受信可能となる為、NHKとの衛星契約未契約者には契約義務が発生する。

[編集] 無料放送

C-TBSウェルカムチャンネルなど一部あらかじめ終日無料放送となっているものもあるが、基本的に毎月第1日曜日午前0時から次の日の午前4時までの28時間は「スカパー!e2大解放デー」として一部のチャンネルを除いてノンスクランブルで放送する(その他局により随時番組宣伝のために無料放送にする時間帯がある)。なお、スカパー!e2からの電波を受けて放送するケーブルテレビではセットトップボックスなど受信機のシステム上の都合で無料放送が視聴できない場合がある。

[編集] 受託放送事業者

コールサイン受託放送事業者としてのスカパーJSATに対し以下のとおり割り当てられており、委託放送事業者の各団体についての個別コールはない。

[編集] 宇宙通信

  • JO81-CS-HDTV
  • JO81-CS-TV
  • JO81-CS-PCM
  • JO81-CS-DAT

[編集] ジェイサット

  • JO82-CS-HDTV
  • JO82-CS-TV
  • JO82-CS-DAT

[編集] 委託放送事業者一覧

放送中、あるいは過去に放送していたチャンネルは、スカパー! チャンネル一覧を参照。

[編集] 旧スカイパーフェクTV!2

右端太字は2008年9月までの受託放送事業者を示す。

[編集] 放送中

[編集] 放送終了

  • シーエス・ナウ(放送終了後、吸収合併によりマルチチャンネルエンターテイメントに帯域承継)

[編集] 旧プラット・ワン

[編集] 放送中

[編集] 放送終了

[編集] コピー制御

e2では一部無料放送チャンネルを除き、ほぼ全ての局・番組において地上デジタル放送・BSデジタル放送で用いられているコピーワンスによるコピー制御を行っている(全ての受信機がコピー制御を行なっている)。また、2008年7月4日には一部のチャンネル[4]でダビング10によるコピー制御を開始している。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ いわゆる激安薄型テレビやアイ・オー・データ機器 HVT-ST200、ユニデン DT100-HDMIなど地デジしか受信できない受信機器もあるので注意。また、最初期(BSデジタル放送開始直後)のBSデジタル受信機器(20002001年製造)には110度CSチューナーを内蔵していないものもある。
  2. ^ 旧プラット・ワン時代にはPPV放送も行われていたが、合併時に中止している。但しe2ではスカパー!のPPVと同じ番組をWeb、双方向テレビ放送、カスタマーセンターへの電話あるいは書面郵送を通じ事前購入するペイ・パー・シリーズ(PPS)形式による「1回完結のシリーズ放送」という扱いで代用する場合がある(一例として、2007年12月31日放送の格闘技中継『やれんのか! 大晦日! 2007』)。
  3. ^ 旧プラット・ワン時代には「サウンドテリア」という音声チャンネルがあった。
  4. ^ a b 2009年現在ダビング10に対応している局はテレ朝チャンネル朝日ニュースターの2局。
  5. ^ ほとんどのチャンネルはCS2ネットワークに属するが、これらのチャンネルはCS1ネットワークに属するため。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク