あにゃまる探偵 キルミンずぅ
| あにゃまる探偵 キルミンずぅ | |
|---|---|
| ジャンル | ハートフルコメディ[1] 魔法少女もの、動物[2] |
| アニメ | |
| 原作 | 河森正治/サテライト ハルフィルムメーカー JM ANIMATION |
| 監督 | 増井壮一 |
| シリーズ構成 | 裕木陽介(第1話 - 第29話) 松田恵里子(全話) |
| 脚本 | 裕木陽介、松田恵里子、土屋理敬、 黒河影次、待田堂子、河原ゆうじ、 川邊優子、ハラダサヤカ |
| キャラクターデザイン | 相澤澄江 |
| 音楽 | 川嶋可能 |
| アニメーション制作 | サテライト ハルフィルムメーカー JM ANIMATION |
| 製作 | あにゃまる探偵社 |
| 放送局 | |
| 放送期間 | |
| 話数 | |
| 漫画:キルミンずぅ | |
| 作者 | はんざわかおり |
| 出版社 | 集英社 |
| 掲載誌 | りぼん |
| レーベル | りぼんマスコットコミックス |
| 発表号 | 2010年2月号 - 10月号 |
| 巻数 | 全1巻 |
| ラジオ:あにゃまる探偵 キルミンずぅ ラジオ+ | |
| 放送期間 | 2010年2月4日 - 3月25日 |
| 放送局 | ラジオ大阪 |
| 放送時間 | 毎週木曜日 |
| 放送回数 | 全8回 |
| パーソナリティ | 丹下桜 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
| ウィキプロジェクト | アニメ・漫画 |
| ポータル | アニメ・漫画・ラジオ |
『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』(あにゃまるたんてい キルミンずぅ)は、日本のサテライト・ハルフィルムメーカーと大韓民国のJM ANIMATIONにより制作された日本のテレビアニメ。
目次 |
[編集] 概要
架空の町「神浜市」を舞台に、動物に変身できる道具「キルミン」を手に入れた主人公たちがさまざまな事件に挑む姿をコメディタッチで描いた作品。「オリジナル本格変身アニメ[1]」と銘打ち、2009年10月5日よりテレビ東京系6局ネットで、毎週月曜夕方[注 1]に放送された。全50話。原案は「マクロスシリーズ」などで知られる河森正治。シリーズの演出は監督の増井壮一に一任されている[2](河森は「黒河影次」名義で第5話の脚本を担当)。
テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪では、深夜のリピート放送『あにゃまる探偵 キルミンずぅ+』( - プラス)が第24話まで放送された[注 1]。深夜に再放送する夕方のアニメとしては、2009年4月2日まで放送されていた『ソウルイーター』の深夜版『ソウルイーターレイトショー』以来である。
2010年5月3日から2011年5月9日まで韓国版が韓国KBSで放送された。タイトルは"쥬로링 동물탐정(Zoororing Animal Detective / ジュロリン動物探偵)"。舞台は韓国、登場人物も韓国人に変更されている。主題歌も独自のものに変更され、番組の最後にはミニコーナーが設けられている。日本版の全50話に加え、第29話、第41話の総集編が第51話、第52話として再度放映され、韓国版独自の総集編が第53話として放映された[3]。
韓国メディアの報道によると、本作のために日本側7割、韓国側3割のファンドが設立され総額7億600万円(100億ウォン相当)を投資、収益配分も日本側7割・韓国側3割になるとされている[4]。
[編集] 作品解説
[編集] 制作・テーマ設定
「魔法少女もの」を一度作ってみたいと考えていたという河森は、多数の作品が作られている当該ジャンルにおいて自分がやることの意味について考えている中でふと「動物」をモチーフにすることを思いつき、動物の作画が困難であることから「人間が動物に変身する」というアイディアに至ったとしている[2]。動物に興味を持つようになったのは生物や生態系などをテーマにした『地球少女アルジュナ』での取材経験が元になっており、さらに異種生物とのコミュニケーションを描いた『マクロスF』での経験も踏まえ、人間とはまったく異なる感覚を持った動物の視点で人間社会を見るという、「魔法少女もの」としては従来にないコンセプトの作品を生み出せるのではないかと考えたことを語っている[2]。
企画の当初より関わっていたのは河森とキャラクターデザイン担当の相澤澄江の二人で、そこにプロデューサーより声をかけられたという長崎行男が加わり、河森とともに企画書と第3話までの話を作った[5]。増井がその企画書を受け取り参加、シリーズ構成の松田恵里子が加わって全体のストーリーやテーマなどが決められていった[5]。長崎は音響監督に加え、「裕木陽介」名義でシリーズ前半の構成と脚本を担当した[5]。
河森は「魔法少女もの」と表現しているが、本作における変身のメカニズムはファンタジー的な魔法ではなく、人工的に開発された装置により遺伝子内の特殊な因子を発現させ変身するというSF的な設定がなされている。主人公側の人間が動物と、その前段階として中間形態である3頭身の着ぐるみのような姿に変身するのが特徴で、河森はこの中間形態の着ぐるみモードを、「マクロスシリーズ」において自身がデザインを手がけた可変戦闘機の中間形態である「ガウォーク」にたとえている[2]。
本作の主人公は少女だが、クラスメイトの男子もメンバーの一員として変身を行うという特徴がある。また、羽鳥カノンという主人公たちをライバル視するキャラクターが設定されており、約10年ぶりにアニメ声優として復帰した丹下桜が声を担当している。丹下は、本作品の表のテーマは探偵団の活躍劇、裏のテーマはカノンの成長物語であると増井に言われていたことを自身のブログで明かしている[6]。
環境問題もテーマに含まれている[7]。日本動画協会と西武鉄道が制作した子供向けの環境パンフレット『アニッコ vol.7』では、本作のキャラクターが採用された[8][9]。
タイトル『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』の「あにゃまる探偵」は相澤澄江、「キルミン」は河森、「ずぅ」は増井の考案によるもの[2]。「キルミン」という単語は「着ぐるみ」と「テルミン」をあわせたもので、河森はもともとテルミンのような物で変身するというアイディアを持っていたと語っている[2]。
[編集] 対象・支持層
本作の対象は長崎によると「小さな女の子向け」だが、「もっと大きなお姉さん」も狙って美形男性のグループを登場させている[5]。また長崎は「男の子が見ても面白い作品になっていると思います」とも語っている[5]。『ASCII.jp』の記事では、一部の「大きなお友達」と呼ばれる層の人気を得ていると紹介されている[10]。
[編集] タイ語の主題歌
オープニングテーマと前期エンディングテーマはタイ語で歌われている。また、両方とも2006年にタイで発売されたアルバム『Neko Jump』(日本未発売)に収録されている曲で、本作のために作られた曲ではない[注 2]。なお、主題歌を歌うNeko Jumpはタイでデビューした双子アイドルデュオ[11]で、本作の主題歌として彼女たちのデビューミニアルバムからの選曲による2曲が起用された。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
豊かな自然に恵まれた神浜市に住む御子神家の双子の姉妹リコとリムはある日、生物の研究をしていた祖父のユウキ博士が残した屋根裏の研究室で、動物に変身できるアイテム「キルミン」を手に入れる。さらに姉のナギサや、クラスメイトの猪俣ケン、木島タマオもキルミンを手に入れることになる。同じころ、東ヨーロッパのヴラドニアより、人間と動物の姿を持ち変身する種族「アニマリアン」の少女、羽鳥カノンがリコたちの通うカトレア学園に転校してくる。その母ミサは、部下の「アニマリアン牙組」を従えて神浜市長に接近し、神浜市で「アニマリアン革命」を起こすべく暗躍すると同時に、協力関係にあるアニマリアンの龍堂パルスに革命の要となる「棺」を探すよう命じる。リコたちはキルミンを使って遊んだり、身の回りの動物がらみの事件に挑む中、日本にいるはずのない野生動物や、謎の怪人の出現といった奇妙な出来事も目撃する。さまざまな事件を解決し、キルミンを人助けに役立てようと考えたリコたちは、御子神三姉妹の母で、キルミンについて知るハルカの許しを得て、動物専門の探偵団「神浜キルミンズ」を結成する。
活動を始めたキルミンズが次々に事件に挑む中、ケンに好意を抱きリコたちに対抗意識を燃やすカノンは「怪盗ビューティ・バット」に扮し探偵団に挑戦する。一方、御子神三姉妹はキルミンを何度も使ううちに別の動物に変身できる「キルバラ変身」を身につける。ある日キルミンズは神浜自然公園に出現したUFOについて調べるうち、森の中で動物を捕まえている謎の巨大施設に閉じ込められる。この事件の中で、今まで変身できなかったタマオが初めて変身に成功する。しかし、御子神家を憎むミサが来日していること、リコたちが結成時の約束を破っていることを知ったハルカは、子供たちからキルミンを取り上げる。リコたちはその最中に起こった事件から反省し、活動内容を報告するという条件でキルミンを返してもらう。
キルミンズが活動を再開し、メンバーが次々に新しい変身を身につけていく中で、一人ネズミにしか変身できないケンは次第に焦りを感じ始める。牙組のひとりが起こした事件から自分たち以外にも動物に変身する者がいることを知ったキルミンズは、飲むと妖怪になるという泉の伝説を聞き、それを調べに向かうが、ケンはついにネズミの姿にも変身できなくなり、キルミンを手放す。カノンはケンを心配し、自分と同じアニマリアンにするため屋敷に招待するが、カノンの言葉から仲間の大切さを思い出したケンは、再び変身に成功して、謎の人物に捕まり危機に陥ったリコたちを救い出す。
動物への変身について調べるうち、キルミンズはアニマリアンの存在を知り、さらに御子神三姉妹がアニマリアンの血を引くクォーターであることを両親によって知らされる。一方、これまでミサと表向き協力関係にあった謎の人物・二ツ木キョウスケが自らの目的を達成すべく「アニマリアン因子活性化ガス」を散布して人々を強制的にアニマリアンに変え、神浜市内を特殊な植物で満たしジャングル化するといった行動に出る。リコたちと交流し、母の活動に疑問を抱くようになったカノンはキルミンズと話し合おうとするが、行き違いからリコと喧嘩になる。二ツ木はカノンの行動を利用してキルミンの研究データを盗み出し、さらに自らが保管する「棺」の中に眠る、ミサの父にしてアニマリアン革命の創始者シェーンベルクを目覚めさせるためにカノンを連れ去る。それを追うキルミンズと、これまで事件に関わった者たちがそれぞれの思惑のもとに神浜樹海の地下施設に集い、一連の事件は解決へと向かう。その後、御子神家と和解した羽鳥親子やパルスは日本を発ち、牙組は神浜に残ることを選ぶ。動物の心に寄り添えるようになったキルミンズは、しばらくキルミンを使わずに探偵団を続けていくことにする。
[編集] 登場人物
[編集] キルミン所持者(神浜キルミンズ)
キルミンを入手し動物に変身する5人の子供たち。本作における中心的存在で、後に人命救助に尽力した経験からキルミンで人助けをしようと考え、探偵団「神浜キルミンズ(かみはまキルミンズ)」を結成する。御子神ハルカが課した宿題をクリアすることで認められ、御子神ユウキが残した屋根裏の研究室を本拠として活動する。キルミンを使って変身するうち、次第に動物と意思疎通する術を身に付けてゆく。
- 御子神 リコ(みこがみ リコ)
- 声 - 悠木碧
- カトレア学園初等部5年生。明るく楽観的、いたずら好きな性格で、ユニークな発想もできるが、気まぐれで飽きやすいという一面もある[12]。クラスメイトのケンとは幼馴染で、頻繁に喧嘩になり、スポーツで張り合うことも多い。
- 屋根裏の研究室でキルミンを手に入れ、ネコの姿に変身する。変身後は木登りなど、高い場所での活動が得意になる。変身中は「秘密探偵キャサリン」(後に「名探偵キャサリン」)と名乗り、リムとナギサの変身時の名前も付ける。変身を経験した後は、変身していないときでもしばしばネコのような振る舞いを見せる。キルミンの使用に積極的だが、自分の楽しみのために変身する傾向があり、後に母ハルカにキルミンを取り上げられるという出来事を経てからは、キルミンを持つことの意味についても考えなければならないと思うようになる[* 1]。
- 御子神 リム(みこがみ リム)
- 声 - 佐藤聡美
- リコの双子の姉妹[12][注 3]で、同じくカトレア学園初等部5年生。いつもリコと一緒に行動し、クラスも同じ。読書と空想が好きで、手芸、編み物を得意とする[12]。学園では新聞部に所属しており、リンゴ型の筐体に入ったデジタルカメラを愛用する。普段はおとなしく心配性だが、スクープの予感がすると積極的な一面を見せる。渦巻模様で表現された眼鏡をかけており、普段は目が描かれないが、まれに素顔を見せる場面がある。
- リコとともにキルミンを手に入れ、ウサギの姿に変身する。リコによる変身中の命名は「ピョン」。変身後は聴覚が発達し、かすかな音でも聞き分ける。哺乳類共通の祖先にまでさかのぼりカモノハシへのキルバラ変身を遂げて以降、カンガルーやイルカといったウサギ以外の動物への変身も可能になる。
- 御子神 ナギサ(みこがみ ナギサ)
- 声 - 安済知佳
- 御子神三姉妹の長女でカトレア学園中等部2年生。神浜市一の美少女とされる[13]。優しく機転も利くが、少し抜けたところもある[12]。家を空けることが多い母親の代わりを務める[12]。学園では弓道部に所属しているが、放った矢は毎回隣の的に当たる。図書館で龍堂パルスと出会い、以降微かに恋心を抱きはじめる。
- 変身したリコ、リムに誘われてキルミンを手にし、イヌの姿に変身する。リコによる変身中の命名は「ポチ姉(ねえ)」。変身後は主に嗅覚が発達する。
- 猪俣 ケン(いのまた ケン)
- 声 - 田村睦心
- カトレア学園初等部5年生でリコたちのクラスメイト。活発で負けず嫌いだが、臆病な一面があり、暗い場所を苦手とする[12]。また、リコには数多くの弱みを握られ尻に敷かれているとされる[12]。気合いを入れるとき口癖で「ガッツ(一発)」と言い、何かを探るときは「名探偵ケンロック・ホームズ」を自称する。運動能力は高いが学業成績は芳しくない。音痴の上に声が大きいため、歌うと周囲の顰蹙を買うが、独特の超音波を発しており、羽鳥カノンに気に入られることになる。家はコロッケが自慢の精肉店で、店の手伝いもする。登場しないが母親も存在する[* 2]。テレビドラマ「ラッキー探偵」の大ファンでもある。
- 変身したリコたちをいぶかしみ潜入した御子神家でキルミンを手に入れ、ネズミの姿に変身する。着ぐるみモードのサイズはリコたちのそれよりも二回り以上小さく、その体を生かし狭い場所への侵入を得意とするが、時に肉食動物に狙われて生命の危機に瀕することもある。変身中は声が高くなり、叫び声がネズミの鳴き声になる。また、アニマルモードになるとくしゃみをしなければ元に戻れない[* 3]。
- 木島 タマオ(きじま タマオ)
- 声 - 池辺久美子
- カトレア学園初等部5年生。リコたちのクラスメイトでケンの友人。何かを探るときのケンには助手の「タマソン」と呼ばれる。父親は現・神浜市長の木島ヒロオ。外見は冴えないが、機械やコンピュータに詳しく、動物に関する知識も豊富[12]。リムに恋心を抱いている。目の表情がうかがえない眼鏡をかけており、褒められたり落ち込んだりすると眼鏡がひとりでに割れることがある。
- ケンとともにキルミンを手に入れるが、変身には失敗する。以降も変身できない状態が続くが、UFO事件の最中に初めてひよこになる卵に変身し、その後さまざまな鳥類にキルバラ変身する。当初は思い通りの姿になれない場合が多いが、次第に変身を自身でコントロールできるようになる。着ぐるみモードは他のメンバーと違いサイズは大きめで、動きも鈍くなる。
[編集] 御子神家
御子神三姉妹の家族。登場する人物は全員何らかの形で生物に関係する職業に就いている。
- 御子神 ハルカ(みこがみ ハルカ)
- 声 - 根谷美智子
- 三姉妹の母で、頻繁に外国への出張もするアニマルカウンセラー。動物との意思疎通がある程度できる。三姉妹にキルミンのことを最初に打ち明けられるが、キルミンに関しては当初よりある程度の知識を持っている。その後、キルミンに関する相談相手になり、子供たちを心配しながら見守る。アニマリアンの母と人間の父との間に生まれた。
- 御子神 タモツ(みこがみ タモツ)
- 声 - 田中秀幸
- 三姉妹の父で、カトレア学園の理科教諭。プランクトン、特にミジンコを大切に飼育しており、密かに「ミジンコ先生」と呼ばれている。リコたちには学校では「御子神先生」と呼ばせている。柔和な性格で、ストレスには縁遠いと思われている[* 4]。妻や娘たちにはキルミンのことは内緒にされる。
- 御子神 ユウキ(みこがみ ユウキ)
- 声 - 島田敏
- 御子神三姉妹の祖父で、ハルカの父。キルミンを作った人物で、博士号を持ち、生物に関する研究をしていた。妻は「生物逆進化論序説(Biological Evolution with New Possibilities)」を著したマリアンヌ・シェーンベルク。本編中の記録映像にのみ登場し、自身を実験台としてキルミンの試作品を使用する姿が残されているが、記録用のカメラがバッテリー切れとなったため、その後は不明となっている。
- ドクトル
- 御子神家にいる神出鬼没のカメ。ハルカと意思疎通し屋根裏の研究室に姿を現し、リコたちに対しヒントになることをそれとなく示唆する。渦巻模様の眼鏡を掛け、鳥打帽を被り、煙管を咥えている。その正体については第50話のラストで触れられる。
[編集] ヴラドニア
神浜市を東アジアにおける「アニマリアン革命」の拠点とすべく、東ヨーロッパのヴラドニアより来日した羽鳥親子とその関係者。羽鳥カノンは母ミサの命によりカトレア学園に編入しリコたちと大きく関わることになり、協力者の龍童パルスも留学生としてカトレア学園大学部に通う。ミサ配下の集団「アニマリアン牙組(きばぐみ)」は、美貌を生かして異性を誘惑しアニマリアンにするなど、革命活動に関するさまざまな任務を与えられるが、しばしば目先の欲求やストレスに負けて失敗を繰り返す。牙組の勝手な行動が神浜市内の野生動物目撃事件へとつながり、後述するアニマル課発足のきっかけとなる。
- 羽鳥 カノン(はとり カノン)
- 声 - 丹下桜
- カトレア学園初等部5年生でリコたちのクラスメイトになる、ヴラドニアからの転校生。母譲りの金髪碧眼の美少女。コウモリの純血種アニマリアンで、普通の人間を見下しているが、学校では周囲に愛嬌を振りまく。母ミサよりアニマリアン革命の指導者となるべく使命を与えられており、婿候補としての純血種アニマリアンを探すよう命じられる。母の指示で牙組を率いることもあるが、無能な部下に手を焼く。ケンの運動能力と、その歌に含まれる超音波に惹かれ、コウモリのアニマリアンに目覚めさせようと執心する一方で、リコたちのことは「中途半端なアニマリアン」と認識して敵対心を抱き、「怪盗ビューティ・バット」を名乗り神浜キルミンズに挑戦する。しかし次第にリコたちと母との間で心が揺らいでいく。コウモリのアニマリアンであるために日光が苦手で、日中は日傘を手放せない。また、眠る際は逆さにぶら下げられた棺桶の中で逆さまに眠る。
- 龍童 パルス(りゅうどう パルス)
- 声 - 野島健児
- カノンとともにヴラドニアの国費留学生として来日した青年。カトレア学園の大学部で生物学を学ぶ。三姉妹の写真を持っており、ナギサとは図書館での出会いをきっかけに知り合うことになる。また、成り行きからタモツの話を聞くことになり、気に入られる。正体はオオカミの純血種アニマリアンで、ミサの命を受け御子神家の監視を行うと同時に、神浜市のどこかに存在する「棺」を探す。別行動をとる牙組には「雑用係」と見られている[* 5]。過去の経験から人間を憎んでおり、仲間たちがオオカミとして安住できる地を求めて、人間を敵視するミサの活動に協力する。
- 羽鳥 ミサ(はとり ミサ)
- 声 - 渡辺美佐
- カノンの母で、日本人の夫をもつヴラドニア人。過去に自国ヴラドニアの三角州・ヴラドデルタを世界遺産に登録し、その後は夫の祖国の日本で、神浜樹海と神浜市を世界遺産登録するために行動する。正体はクロヒョウのアニマリアンで、裏では「アニマリアン牙組」を従え「アニマリアン革命」を起こそうとしており、神浜市長への接近のほか、「怪盗レディ・パンサー」を名乗り、環境を破壊する者からの窃盗も行う。ハルカの異父姉であり、本名はミシェル・シェーンベルク。革命に反対して自分たちの許を去った母マリアンヌを「裏切り者」と非難する。
- 獅子山 シシノシン(ししやま シシノシン)
- 声 - 白川周作
- ミサの配下「牙組」のリーダー。正体はライオンのアニマリアン。生肉が好物で、時に粗暴な面を見せる。ミサと同僚たちとの板挟みでストレスが絶えない。失敗続きが原因で、後にリーダーを解任される。リーダーの地位にかなりの執着を見せ、後にリーダーとなる新井には事あるごとに「リーダーいびり」を行う。
- 桐野 リンジ(きりの リンジ)
- 声 - 三宅淳一
- 牙組の一員で、キリンに変身する。牙組では最も背が高い。水溜まりの水を平気で飲む。一時期記憶を失い、近所の女子大学生寮の雑用係をする。
- 地井 ハヤト(ちい ハヤト)
- 声 - 島﨑信長
- 牙組の一員で、チーターに変身する。人間の姿でも非常に足が速い。獅子山のリーダー解任により2代目リーダーとなるが、プレッシャーに耐えられず短期間でリーダーの座から降りる。
- 大造 サンダース(だいぞう サンダース)
- 声 - 橋詰知久
- 牙組の一員で、アフリカゾウに変身する。体は大柄で、目は一本の線で表現されており、まれに開くことがある。
- 樺谷 ポポタ(かばや ポポタ)
- 声 - 遠藤広之
- 牙組の一員で、カバに変身する。目が隠れるほどの前髪で、いつも頭に青い小鳥を留めている。水質を舌で判別できる。後にリコたちの担任の岩下ルミコと交際を始める。
- 半田 シェイシェイ(はんだ シェイシェイ)
- 声 - 赤羽根健治
- 牙組の一員で、ジャイアントパンダに変身する。黒いサングラスをかけ、笹の葉を咥えている。
- 新井 ラクタロー(あらい ラクタロー)
- 声 - 成瀬誠
- 牙組の一員で、アライグマに変身する。牙組の中では最も小柄。綺麗好きで、汚れを見ると洗わずにはいられなくなる。一度家出してアライグマの姿で御子神家の世話になり、「ラクちゃん」と名づけられる。獅子山、地井が相次いでリーダーの座を降りた後、じゃんけんに勝ったことで3代目リーダーに就任する。
- 牛島 ケイコ(うしじま ケイコ)
- 声 - 渡辺明乃
- 牙組に噛み付かれてアメリカバイソンのアニマリアンとなり、ミサの配下に加えられる女性。太めの体格で、マイペースな性格。後にカノンにより「ビューティ・ピンク」として怪盗に付き合わされる。一人称は「ケイコりん」。
- 山田 タカオ(やまだ タカオ)
- 声 - 宮崎寛務
- ミサに仕えるシェーンベルク家の執事。普段は一言も言葉を発しない。巨大な異形の怪物に変身し、人間形態でも容姿を変える能力を持つ。
- 羽鳥 シロウ(はとり シロウ)
- 声 - 緑川光
- ミサの夫でカノンの父親。ヴラドニア革命本部の代表代行を務めている。かつてルーファスをシベリアの森に置き去りにし、二ツ木を使って「棺」を隠匿させ、ミサには虚偽の情報を伝える。本編中は電話の声でしか登場しない。
- ルーファス・シェーンベルク[注 4]
- 声 - 大友龍三郎
- ミサの父でカノンの祖父。ヴラドニア革命本部の代表。巨大なオオコウモリのアニマリアン。「アニマリアン革命」の提唱者だが、そのために考え方の異なっていた妻マリアンヌに去られている。カノンが生まれて間もなく冬眠状態となり、その体が収められた「棺」ごと消息不明になっていた。
[編集] 神浜警察署
神浜市内の野生動物目撃事件や怪盗レディー・パンサー事件、ペット行方不明事件など動物が絡んだ事件の対策に追われる。署長・七瀬ミユキは野生動物目撃事件の捜査を目的として「アニマル課」を作り、暇であることを理由に大関・小結両刑事に同課への転属命令を出す。この二人は捜査中にリコたちと知り合い、時に仕事の手伝いを依頼する間柄となる。
- 七瀬 ミユキ(ななせ ミユキ)
- 声 - 久川綾
- 神浜警察署の署長。ハルカとは学生時代からの友人で、動物が絡んだ事件の捜査協力を依頼する。
- 大関 マサタカ(おおぜき マサタカ)
- 声 - 龍田直樹
- アニマル課に配属される神浜警察署の部長刑事。48歳。小柄でサルに似ている上、興奮すると言動がサルのようになる。勘は働くが、多くは的外れに終わる。果物や甘いものが好物。
- 小結 タツロウ(こむすび タツロウ)
- 声 - 乃村健次
- 大関の部下で、ともにアニマル課に配属される刑事。26歳。大柄でオランウータンに似ている。鈍いところがあるが、大関に対しての突っ込みも行う。
- コロンボ
- 声 - 池田千草
- アニマル課の警察豚。鼻は利くが、食欲が優先されるため役に立たない。
[編集] カトレア学園・神浜市の人々
- 岩下 ルミコ(いわした ルミコ)
- 声 - 広橋涼
- リコたちの担任教諭。普段はやる気のなさそうな態度が目立つが、クラスの喧噪を一喝するぐらいに気が強く、生徒思いでもある。得意技はチョーク投げ。猪俣親子同様「ラッキー探偵」の大ファン。「元ヤン」と噂され、スクーターのクラクションは暴走族風。極度の方向音痴で、森で道に迷っていたところを樺谷に助けられ、以後交際を始める。二ツ木が散布させた「アニマリアン因子活性化ガス」を浴びた際はクマに変身する。
- 宮部 カスミ (みやべ カスミ)
- 声 - 宮本佳那子
- カトレア学園中等部2年生で、ナギサと同じ弓道部に所属する親友。ナギサとはよく行動をともにしている。ナギサがパルスに思いを寄せていることに気付き、仲を取り持とうとする。一方で自身は合宿中に助けられたことをきっかけに半田に惹かれるようになる。半田の素顔を見た際に「美形はあまり好みではない」という趣旨の発言をするが、その後再会した際には好意を見せる。「アニマリアン因子活性化ガス」を浴びた際はキツネに変身する。
- 只野 フーコ(ただの フーコ)
- 声 - 神田朱未
- 「只野あにゃまるクリニック」の獣医。ハルカの後輩で、娘の3姉妹とも面識がある。
- 木島 ヒロオ(きじま ヒロオ)
- 声 - 沼田祐介
- 現在の神浜市長でタマオの父。ミサの神浜世界遺産登録計画に賛同し、神浜市内をミサたち同伴で移動することもある。親子そろって眼鏡をかけているため、タマオ同様に目の表情が描かれない。後に世界遺産計画は破綻し、ミサに用済みと判断されて噛み付かれ、ツルのアニマリアンとなる。
- 猪俣 テイゾウ(いのまた テイゾウ)
- 声 - 稲田徹
- ケンの父で、精肉店を営む。巨漢で気風(きっぷ)が良いが、怒ると怖い。カノンに売り物のコロッケを無料で振舞う。息子と同様「ラッキー探偵」の大ファンで、ルミコと意気投合する。初登場は第4話だが、名前は第9話のエンディングクレジットで初めて明かされる。
- 阿部 ヨシヲ(あべ ヨシヲ)
- 声 - 藤本たかひろ
- さまざまな職場を転々としながら働く男性。リコたちの絡む事件に巻き込まれることも多い。リコたちと顔を合わせることもあるが、まったく記憶に留められず、面識を持った後もナギサには毎回名前を間違えられる。「アニマリアン因子活性化ガス」を浴びた際はクジラに変身する。
[編集] 二ツ木コーポレーション
- 二ツ木 キョウスケ(ふたつぎ キョウスケ)
- 声 - 置鮎龍太郎
- 二ツ木コーポレーション社長。巨大なカボチャのような形の帽子など珍奇な服装を着用しており、そのシルエットから警察関係者やリコたちに「キノコ男」と呼ばれる。神浜樹海の地下に密かに巨大な研究施設を保有している。動物や人間に対して独特の考え方を持ち、新たな生態系を作るという理想実現のため神浜市全体のジャングル化を目論む。表向きはミサと協力関係にあるが、「棺」の所在を隠匿したり、独自にシロウと接触するなど不審な動きを見せる。御子神ハルカ・タモツとは大学時代の同級生であり、恋敵だったタモツを恨んでいる。かつて師事したユウキ博士のデータを盗み自作の逆進化推進装置を完成させ、自身の思い描く「最強」の動物に変身しようとするが、その思惑は外れ、警察に身柄を確保される。
- ガールズ
- 声 - 斎藤楓子、阿川りょう
- 二ツ木の下で暗躍する謎の女性たち。非常時には体の一部が変化し、手の爪を伸ばす者、頭に角を生やす者、背中に翼を生やす者の3名が登場する。
[編集] 設定
[編集] 舞台設定
本作の舞台となるのは「日本のどこかにある[14]」とされる「神浜市(かみはまし)」。海に面し、豊富な自然に囲まれた環境が特徴。市街地は旧市街と新市街に分かれており、懸垂式のモノレールが市民の交通手段として用いられている。「神浜樹海」と呼ばれる広大な森林を擁しており、ミサはこの地域を世界遺産に登録すべく行動する。
カノンやミサらの出身国として設定されているのは東ヨーロッパに位置する国家「ヴラドニア」。三角州・ヴラドデルタはミサの尽力により世界遺産に登録されており、国内では革命本部によるアニマリアン革命が推し進められている。文化などの詳細は不明だが、「ミティミティ」という辛い味付けの料理が存在する[* 6]。テレビシリーズ第2話でカノンが話すヴラドニア語はルーマニア語がモデルとなっている[15]。
時代設定は作品内の描写から2015年であることがわかる[* 7]。宙に浮くスケートボードや、タマオが携帯するコンピュータデバイスなど、番組放映時点では実現されていない近未来的なガジェットも登場する。
[編集] キルミン
キルミンとは、御子神ユウキ博士が妻マリアンヌ・シェーンベルクの研究を元に開発した「逆進化推進装置」の通称。進化の系統樹をさかのぼることで人間の遺伝子内にある「アニマリアン因子」を活性化させ、人間を細胞レベルで動物の体に変化させる[* 8]。サイズは手のひらに収まる程度で、それぞれ変身する動物のデザインが施されたコンパクト状、または携帯ゲーム機状の外見となっている。キルミン展開時に現れる画面内にはグルミン(声 - 神田朱未)という名を持つ動物のようなものが表示されており、キルミンの取扱い関係を説明する。
キルミンを展開すると、まずアイリス登録が行われる。登録された者が「キルミン」と発声すると音声登録が完了し「キルミン・フォーゼ」が開始され、画面からグルミンとは別の生物のようなものが迫り出て来る。この体内には宇宙のような空間が広がっており、使用者はこれに飲み込まれるとまず背の低い3頭身の着ぐるみのような姿である「着ぐるみモード(キグルミモード)」へと変身する。着ぐるみと呼ばれてはいるが、着ぐるみに相当する部分は体の一部となっており脱ぐことは不可能である。着ぐるみの頭部には顔が付いており、使用者の感情によって表情が変化する。グルミンからの使用のアドバイスは頭部から行われる。このモードでは、変身前に比べ動きが軽くなり、対応する動物の能力を使えるようになる。さらに、リコは前足の爪を硬い物に向かって引っかいたり、ナギサは大きく体を揺らしたりと、その動物特有の仕草が自然に現れることがある。また、キルミン・フォーゼの際、登録者に痛みなど何らかの異常があると着ぐるみモードへの変身が中途半端な形で行われることがある[* 9]。
この着ぐるみモードからさらに一定の条件(動物になりたいと強く願う、動物のまねをするなど)を満たすと、体が光に包まれた後、完全な動物の姿である「アニマルモード」に変身する。この形態になると動物の能力を完全に使えるようになるが、人間の言葉は話せなくなる。動物とある程度の意思疎通も可能だが、「動物の言葉」で会話するものではなく、イメージによる意思の伝達が行われる。トリキルミンを持つタマオは変身が可能になってしばらくの間、着ぐるみモードを経ずにアニマルモードに変身する場面がある。アニマルモードとして変身できる動物は基本的には特定の一種類だけだが、後述するキルバラ効果が発揮されると多種多様な動物への変身が可能となる。
変身解除は着ぐるみモードで「ヌグミン」と発声することにより実行される[注 5]。解除直後は必ず全裸状態になり、変身前に着ていた服は解除後に上から降ってくる。
キルミンの画面上には使用者の体験を「友愛」「精神」「運動」「経験」の分野で数値化した「ヒーリング」「ハート」「マッスル」「スキル」と呼ばれる4つのアイコンが表示されている。すべての数値が一定以上に達すると「キルミン深度」が深まることにより、進化の系統樹を枝分かれ地点まで逆行させ別の枝に進み、別種の動物に変身できる「キルバラ効果」が発揮される[* 10]。キルミン深度が一定段階に達したことはグルミンにより使用者に通知される。
御子神ユウキ博士が残したキルミンに関する文書の中には「キルミン三原則」と名づけられたものがあり、そこには以下の3箇条が規定されている[* 11]。
- キルミンを用いて人や動物等に危害を加えたりしてはならない。
- 無闇に人前で変身してはならない。
- 完全変身した場合、必ず99分以内に元に戻らなくてはならない。
99分以内に戻らなければならない理由については補足説明があり、動物に変身している際は人間の意識の流れ(ヒト意識)と動物の意識の流れ(アニマル意識)が存在し、99分を過ぎるとヒト意識が急速に低下して人間の姿に戻れなくなる可能性があるためとされている[* 12]。
御子神ハルカの台詞によると、キルミンとは動物への変身そのものを目的としたものではなく、姿形の垣根をなくし動物と話をするための道具であり[* 13]、キルミン開発の元となったマリアンヌの研究は、コウモリのアニマリアンである両親の間に生まれながら、クロヒョウのアニマリアンであることを気にする娘ミシェル(後の羽鳥ミサ)の疑問に答えるためであったとされている[* 14]。
| メンバー | 登録キルミン | 着ぐるみモード | アニマルモード | 登録 | 変身 | 変身時のバンク[注 6] |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 御子神リコ | ネコキルミン | ネコグルミ | ネコ サーバル(第18話以降) ブチネコ(第31話) ピューマ(第42話以降) コウモリ(第50話)[注 7] |
第1話 | 登録直後に成功 | 第1話より |
| 御子神リム | ウサギキルミン | ウサグルミ | ウサギ アンゴラウサギ(第20話) ダッチウサギ(第31話) カモノハシ(第33話) カンガルー(第42話) イルカ(第45話) コウモリ(第50話)[注 7] |
|||
| 御子神ナギサ | イヌキルミン | イヌグルミ | イヌ シェパード(第19話以降) ダルメシアン(第31話) グレイハウンド(第34話以降) セントバーナード(第42話) シベリアンオオカミ(第49話) |
第2話 | 第2話より | |
| 猪俣ケン | ネズミキルミン | ネズグルミ | ネズミ 小さなネズミ(第48話) |
第4話 | 登録直後に成功 第39話にて一時的に アニマルモードへの変身が不能となる |
第46話より |
| 木島タマオ | トリキルミン | トリグルミ | 卵、ひよこ(第25話・第26話以降) クジャク(第26話) メジロ(第32話) スズメ(第35話以降) カラス(第37話以降) ハヤブサ(第38話以降) ペリカン(第48話) プテラノドン(第49話) |
第25話にて初変身 着ぐるみモードは第27話より |
第34話より |
かつて御子神ユウキ博士に師事し、その後独自に動物への変身について研究していた二ツ木キョウスケは、ユウキ博士の残したキルミンの研究データを盗み出すことにより「着ぐるみプログラム」を取り入れ、逆進化推進装置の完成に成功する。この装置はコンパクト状ではなく座席つきの大型装置で、装置に座りマイクに向かって任意の動物の名前を発声することで、いかなる動物にも変身できる。「一番強い生き物」などの抽象的な指示をした場合は、装置の側で独自に判断し、条件に一致する動物への変身が実行される。
[編集] アニマリアン
人間の姿と動物の姿を持ち、変身を行う種族。アニマリアンは自身に恋愛感情を抱かせた状態で噛み付くことにより、特殊なホルモンと唾液が反応して対象となる人物の遺伝子内に眠る「アニマリアン因子」を活性化させ、アニマリアンに目覚めさせる能力を持つ[* 15]。アニマリアン同士の間に生まれた子供は「純粋アニマリアン」と呼ばれ、通常のアニマリアンよりも高貴な存在とされる[* 15]。上述のキルミンによる変身とは異なり、変身できるのは1種類のみで、衣服を着用したまま姿を変えることができる。
人間社会ではかつて神と崇められたこともあるが、次第に吸血鬼や狼男と呼ばれ迫害を受けるようになり[* 16]、やがて歴史上からその存在を抹消された[* 17]。御子神ユウキらの研究では人類とアニマリアンとの間に生物学上の差異はほとんどないとされ[* 17]、御子神ハルカの台詞によると、アニマリアンは長い歴史の中で人間や動物と交じり合っているために、ほとんどの人間や動物はアニマリアンの血を引き継いでいるとされる[* 16]。
[編集] スタッフ
- 原案 - 河森正治 / サテライト・ハルフィルムメーカー・JM ANIMATION
- 企画 - 佐藤道明、Mee Joung、白石恵一、青木建彦、中村直樹
- 監督 - 増井壮一
- シリーズ構成 - 裕木陽介(第1話 - 第29話)、松田恵里子(全話)
- キャラクターデザイン - 相澤澄江、相澤昌弘(補佐)
- 総作画監督 - 相澤昌弘、相澤澄江
- 美術監督 - 田尻健一
- 色彩設計 - 高木雅人
- 撮影監督 - 笹野雄介
- 編集 - 後藤正浩、衛藤太志
- 音響監督 - 長崎行男
- 音響効果 - 今野康之
- 音楽 - 川嶋可能
- 音楽制作 - スターチャイルドレコード
- 音楽協力 - テレビ東京ミュージック
- 音響制作 - 青二プロダクション
- プロデューサー - 兼坂勝利、二瓶茂人、蔵本健太郎
- 企画プロデューサー - 島居理恵、Byul Nam Lee、梅田ノリカツ
- アニメーション制作 - サテライト / JM ANIMATION
- 製作 - あにゃまる探偵社(サテライト、JM ANIMATION、青二エンターテインメント、創通、テレビ東京メディアネット、AT-X)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「Poo」
- 作詞 - ゲーッシリラック・ニッタヤスット / 作曲 - ティチャーウッ・ブントン / 編曲 - ラウィ・ガンサナーラック / 歌 - Neko Jump
- エンディングテーマ
-
- 「Chuai mad noi」(第1話 - 第29話 / リピート第1話 - 第13話)
- 作詞 - ゲーッシリラック・ニッタヤスット / 作曲 - ティチャーウッ・ブントン / 編曲 - ラウィ・ガンサナーラック / 歌 - Neko Jump
- 「朝イチ大パニック!」(リピート第14話 - 第24話)
- 作詞 - あさのまさひこ / 作曲 - ティチャーウッ・ブントン / 編曲 - ラウィ・ガンサナーラック / 歌 - Neko Jump
- 「Clap your Sunday!」(第30話 - 第50話)
- 作詞・作曲・編曲 - sin / 歌 - Neko Jump
オープニングテーマは全話通して変更されていないが、第30話以降オープニングアニメーションが部分的に変更された[注 8]。
前述のように「Poo」「Chuai mad noi」は歌詞がタイ語になっており、「朝イチ大パニック!」は「Chuai mad noi」に日本語の訳詞をつけたものである。「Clap your Sunday!」は日本語と英語の歌詞に一部タイ語を交えたものとなっている。
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | キルミン・フォーゼ、しちゃった!? | 裕木陽介 | 増井壮一 | 斉藤啓也 | 相澤昌弘 | 2009年10月5日 |
| 第2話 | わたしがイヌって……ホント!? | 土屋康郎 | 江上夏樹 | 2009年10月12日 | ||
| 第3話 | ノラネコに恋されて!? | 松田恵里子 | 荒川眞嗣 | 福田貴之 | 伊東克修 うえだひとし 亀井嶺 熊谷勝弘 たかはらしゅうじ |
2009年10月19日 |
| 第4話 | 誰でも変身、できないの!? | 土屋理敬 | 佐山聖子 | Ki Tue Kim | Hyun Ah Oh | 2009年10月26日 |
| 第5話 | 追跡! まろちゃんを探せ!? | 黒河影次 | 福田貴之 | 相澤昌弘 うえだひとし 熊谷勝弘 |
2009年11月2日 | |
| 第6話 | 恋のキューピッド作戦!? | 土屋理敬 | もりたけし | 土屋康郎 | 江上夏樹 吉田雄一 村田憲泰 |
2009年11月9日 |
| 第7話 | 神浜峠でゾウを見た!? | 裕木陽介 | 増井壮一 | 斉藤啓也 Ki Tue Kim |
Hyun Ah Oh Jae Han Lee Chang Hwan Park |
2009年11月16日 |
| 第8話 | 学園七不思議を暴け!? | 松田恵里子 | 佐山聖子 | Jong Hyun Lee 斉藤啓也 |
Sang Jin Park | 2009年11月23日 |
| 第9話 | 屋根裏の白い恐怖!? | 関野昌弘 | 筑紫大介 | 熊谷勝弘 うえだひとし 吉田雄一 相澤昌弘 |
2009年11月30日 | |
| 第10話 | もんもんモンキーパニック!? | 土屋理敬 | もりたけし | 斉藤啓也 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park | 2009年12月7日 |
| 第11話 | 暗闇でドキドキどっきり!? | 裕木陽介 | 木村哲 増井壮一 佐山聖子 |
土屋康郎 | 江上夏樹 吉田雄一 |
2009年12月14日 |
| 第12話 | ラッキーサインの謎を解け!? | 松田恵里子 | 池見友太 | 原博 大川原保豪 Ki Tue Kim |
Hyun Ah Oh Seung Ki Huh |
2009年12月21日 |
| 第13話 | 急げ! キルミン・レスキュー!? | 織原真盃 | 山田徹 | 藤田正幸 Kim Yi Sung Kim Hyun Ok |
2010年1月4日 | |
| 第14話 | 指令! ママの宿題をクリアせよ!? | 土屋理敬 | もりたけし | 斉藤啓也 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park Eun kyung Kwon Kwon Eun Kyung |
2010年1月11日 |
| 第15話 | 消えたグレースを探しだせ!? | 松田恵里子 | 増井壮一 笹木信作 |
玉田博 | Shin Hyung Woo 桜井司 大塚八愛 |
2010年1月18日 |
| 第16話 | ニワトリのキモチ、コケコッコー!? | 待田堂子 | 佐山聖子 | 布施康之 | 江上夏樹 亀井大祐 吉田雄一 |
2010年1月25日 |
| 第17話 | 潜入! 庭にはワニが二匹いる!? | 裕木陽介 | 織原真盃 | 政木伸一 | Kim Yi Sung 藤田正幸 本田辰雄 飯田清貴 |
2010年2月1日 |
| 第18話 | 怪盗ビューティ・バット参上!? | 土屋理敬 | 佐山聖子 | 原博 大川原保豪 Ki Tue Kim |
Hyun Ah Oh Seung Ki Huh Mi Hee Jung Gwang Mo Park Jong Min Jun Yong Sang Kwon |
2010年2月8日 |
| 第19話 | 輝け! 匂いは七色に!? | 裕木陽介 | もりたけし | Jong Hyun Lee 斉藤啓也 |
Sang Jin Park Jong Min Jun |
2010年2月15日 |
| 第20話 | 恋するウサギと吸血鬼!? | 松田恵里子 | 福田貴之 増井壮一 |
福田貴之 | Shin Hyung Woo 桜井司 大塚八愛 |
2010年2月22日 |
| 第21話 | 湯煙の向こうに猫又の影!? | 待田堂子 | 東海林真一 | 玉田博 Ki Tue Kim Moritomo |
Kwang Mo Park Sung Woo Cha |
2010年3月1日 |
| 第22話 | アライグマがやって来た!? | 土屋理敬 | 織原真盃 | 山田徹 | Kim Yi Sung 藤田正幸 本田辰雄 |
2010年3月8日 |
| 第23話 | ラブラブオカメインコの暗号!? | 河原ゆうじ | 筑紫大介 | 飯村正之 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park Chang Hwan Park |
2010年3月15日 |
| 第24話 | 守れ! ふれあいのヒツギ!? | 川邊優子 | 楠本巨樹 | 原博 Bong Hyun Yu Bu Yong Kim |
Sang Hun Cha Jong Min Jun Young San Gwon Jae Hyung Kim |
2010年3月22日 |
| 第25話 | 進め! キルミンUFO探検隊!? | 松田恵里子 | しのゆきひろ | 政木伸一 | Kim Yi Sung 藤田正幸 本田辰雄 飯田清貴 |
2010年3月29日 |
| 第26話 | 宇宙探偵キルミンずぅ!? | 土屋理敬 | 佐山聖子 | 片貝東 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park Chang Hwan Park |
2010年4月5日 |
| 第27話 | ネコの涙にご用心!? | 裕木陽介 | 布施康之 | 吉田雄一 村上直紀 |
2010年4月12日 | |
| 第28話 | ストップ! ローリングタマゴ、カモン!? | 待田堂子 | もりたけし | 玉田博 Bu Yong Kim |
Ki Tue Kim(統括) Jae Hyung Kim Mi Hee Jung Jong Min Jun Gwan Yong San |
2010年4月19日 |
| 第29話 (総集編) |
花だ! ダンゴだ! あにゃまる探偵史!? | 松田恵里子 | 増井壮一 | 飯村正之 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park | 2010年4月26日 |
| 第30話 | モップ師匠と黄色いアイツ!? | 川邊優子 | 織原真盃 | 山田徹 | 藤田正幸 本田辰雄 |
2010年5月3日 |
| 第31話 | 白黒山だよ! パンダだよ!? | 河原ゆうじ | 東海林真一 | 飯村正之 Jong Hyun Lee Bong Hyun Yu |
Ki Tue Kim(統括) Sang Jin Park Sang Hun Cha |
2010年5月10日 |
| 第32話 | 羽ばたけ! タマオの萌ゆる想い!? | 待田堂子 | 筑紫大介 Bu young Lee Mi Hui Jung |
Ki Tue Kim(統括) Jae Hyung Kim Mi Hui Jung Yong Sang Kwon Seong Gi Huh Sang Jin Park Hyun Ah Oh |
2010年5月17日 | |
| 第33話 | 特ダネ! 水面に沈む黒いヤツ!? | ハラダサヤカ | 織原真盃 | 布施康之 | 亀井大祐 吉田雄一 |
2010年5月24日 |
| 第34話 | オオカミなんて怖くない!? | 川邊優子 | もりたけし | 玉田博 Jong Hyun Lee Bong Hyun Yu |
Sang Jin Park Sang Hun Cha Dong Gyun Ryu Jin Uk Im |
2010年5月31日 |
| 第35話 | ダブルでお任せ! ハグハグリーダー!? | 待田堂子 | Jong Hyun Lee | 政木伸一 | 藤田正幸 本田辰雄 |
2010年6月7日 |
| 第36話 | ゾウもビックリ! 洞窟のお宝だゾウ!? | 河原ゆうじ | もりたけし | 飯村正之 Bu young Lee Tae Sung Won |
Jae Hyung Kim Gwae Sik Kim Seong Gi Huh |
2010年6月14日 |
| 第37話 | カノンのじゃまじゃま家庭訪問!? | 川邊優子 | 夜勤坊主 | 斉藤啓也 Jong Hyun Lee Bong Hyun Yu |
Sang Jin Park Sang Hun Cha Dong Gyun Ryu Jin Uk Im |
2010年6月21日 |
| 第38話 | キキカイカイ! ヒョウ仮面現る!? | 河原ゆうじ | Young Chan Kim | 福田貴之 Young Chan Kim Tae Sung Won |
Sang Jin Park Kwan Sik Kim Jea Hyeong Kim Seung Ki Huh Chang Hwan Park |
2010年6月28日 |
| 第39話 | ガッツだケン! 伝説の妖怪に用かい!? | 土屋理敬 | 佐山聖子 | 山田徹 | 藤田正幸 本田辰雄 Kim Hyeon Ok Kim Jun Hwon |
2010年7月5日 |
| 第40話 | 泉へ走れ! ネズミのキルミンブルース!? | もりたけし | 布施康之 | 亀井大祐 吉田雄一 |
2010年7月12日 | |
| 第41話 (総集編) |
海だ! 氷だ! あにゃまる探偵史!? | 松田恵里子 | 増井壮一 | 飯村正之 | Shin Hyung Woo 大塚八愛 |
2010年7月19日 |
| 第42話 | バナナを守れ! 謎の侵入者はサル!? | ハラダサヤカ | Jong Hyun Lee | 北川正人 Jong Hyun Lee Hung Suk Joo |
Sang Jin Park Syung Ki Huh |
2010年7月26日 |
| 第43話 | メェ〜ワクワクワク! 白ヤギさんと黒ヤギさん!? | 河原ゆうじ | 玉田博 Dong Nam Kim Eun Soo Oh |
Jae Hyung Kim Gwan Sik Kim Boo Hee Lee Jae Woon You Sang Jin Park |
2010年8月2日 | |
| 第44話 | カノンにアタック! ヤツらペンギンブラザーズ!? | 待田堂子 | 佐山聖子 | 政木伸一 | 藤田正幸 本田辰雄 Kim Hyeon Ok Kim Jun Hwon Shin Hyung Woo |
2010年8月9日 |
| 第45話 | 恋のビーチバルーン大作戦!? | 川邊優子 | 筑紫大介 | 飯村正之 Jong Hyun Lee Tae Sung Won |
Sang Jin Park Chang Hwan Park Seong Gi Huh |
2010年8月16日 |
| 第46話 | 神浜ジャングルに野生のかおり!? | 松田恵里子 | もりたけし | 布施康之 | 亀井大祐 吉田雄一 |
2010年8月23日 |
| 第47話 | 渡すなキルミン! ねらわれた宝物!? | 土屋理敬 | 佐山聖子 | 北川正人 Eun Soo Oh Tae Sung Won |
Sang Jin Park Jea Woon Yu Jong Min Jyun |
2010年8月30日 |
| 第48話 | カノンはどこだ! キノコランドへGO!GO!GO!? | 川邊優子 | Jong Hyun Lee | 玉田博 Jong Hyun Lee |
Sang Jin Park Shin Hyung Woo |
2010年9月6日 |
| 第49話 | 飛び出せ棺! 迷宮温泉でつかまえて!? | 松田恵里子 | 東海林真一 | 山田徹 | 藤田正幸 本田辰雄 Kim Hyeon Ok Kim Sang Yeop Kim Chang Gui |
2010年9月13日 |
| 第50話 | どうぶつ天国キルミンZOO!? | 増井壮一 | 飯村正之 | Shin Hyung Woo 大塚八愛 桜井司 |
2010年9月20日 | |
[編集] 放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| あにゃまる探偵 キルミンずぅ | |||||
| 関東広域圏 | テレビ東京 | 2009年10月5日 - 2010年9月20日 | 月曜 17時30分 - 18時00分 | 字幕放送あり | |
| 北海道 | テレビ北海道 | ||||
| 愛知県 | テレビ愛知 | ||||
| 大阪府 | テレビ大阪 | ||||
| 岡山県・香川県 | テレビせとうち | ||||
| 福岡県 | TVQ九州放送 | ||||
| 日本全域 | AT-X | 2009年11月11日 - 2010年10月20日 | 水曜 8時00分 - 8時30分 | CS放送 リピート放送あり |
|
| あにゃまる探偵キルミンずぅ+(プラス) | |||||
| 関東広域圏 | テレビ東京 | 2009年10月8日 - 2010年3月25日 | 木曜 26時15分 - 26時45分 | 字幕なし | |
| 愛知県 | テレビ愛知 | 木曜 26時58分 - 27時28分 | |||
| 大阪府 | テレビ大阪 | 2009年10月10日 - 2010年1月30日 | 土曜 26時05分 - 26時35分 | ||
| 2010年2月6日 - 2010年3月27日 | 土曜 26時10分 - 26時40分 | ||||
| 日本全域 | AT-X | 2009年11月11日 - 2010年4月21日 | 水曜 20時00分 - 20時30分 | CS放送 リピート放送あり |
|
[編集] 夕方との差異
※ここでは『ソウルイーターレイトショー』および『しゅごキャラ!』などの別時間枠再放送作品との比較も合わせる。
- 深夜放送のためTVAを除き視聴注意テロップは表示されない。
- TVh、TSC、TVQではネットされていない。
- EPG上などのタイトルは『+(ぷらす)』であるが『レイトショー』などと違い、専用映像が『明日まで待てない!! FAIRY TAIL』と同様に作られていない(本作の場合オープニング終盤に出てくるタイトルロゴに「+」がついていない)。
- 本作の場合、夕方放送分と提供スポンサーが一部異なり、深夜のみサテライトの親会社であるSANKYOがメイン提供として加わっている。また、一部スポンサーは夕方・深夜とも同じでも放送するCMを変えている場合もある。
- 第10話からオープニングアニメーション(第14話からは再び変わり日本版PVに変更)とエンディングアニメーションの左隅にNeko JumpのPVがサブ画面にて表示されている。
- 第14話よりエンディングテーマが日本語版の「朝イチ大パニック!」(日本語歌詞 あさのまさひこ)に変更された。なお画面下には歌詞が桃色の縁取りフォントで表示されている。
- 本編自体に夕方版との差がない点は『ソウル - 』などと同じだが、『ソウル - 』や『しゅごキャラ!』などと異なり「おまけ映像」は次回予告後のみに追加されている。その次回予告後の本作専用の特典映像(30秒)には第5話まで各種動物の紹介映像に出演者がアフレコしたもの、第6話ではNeko Jumpのコメント映像が放送され、第7話より仲村みうと土井よしお(ワンダラーズ)が出演するショートムービー「迷い猫」が放送されている[16]。
[編集] 関連作品
[編集] 漫画
はんざわかおりが手掛ける本作の漫画化作品。『キルミンずぅ』のタイトルで『りぼん』(集英社)2010年2月号より同年10月号まで連載された。全9話。単行本は2010年10月15日にりぼんマスコットコミックスより全1巻(ISBN 978-4088670805)が発売され、『春の大増刊号 りぼんスペシャル』(2010年3月19日発売)に掲載された「キルミンずぅ スペシャルエピソード おばあちゃんとニャン太郎」と『夏の大増刊号 りぼんスペシャル レモン』(2010年7月26日発売)に掲載された「キルミンずぅ 特別編」を併せて収録している。
単行本1巻分に収まる内容とするためストーリーはアニメ版とは異なっており、リコとケンに焦点を当てたラブコメディ風の作品となっている[17]。カノンも登場するが「恋のライバル[17]」という位置づけであり、アニマリアンなどの設定は描かれていない。
[編集] CDドラマ
『あにゃまる探偵キルミンずぅ アソートCD』(後述)には羽鳥カノンを主人公とした録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」が収録されている。
- あらすじ
- 6月のある日、羽鳥カノンは牙組が婿候補と間違えて探してきた幼い純血種アニマリアンの少女、神原マインの面倒を見ることになる。母ミサよりマインを学校に連れて行くことと、木島タマオの篭絡を命じられたカノンだが、ケンをタマオと間違えてカノンと接近するチャンスを作ろうと動き出したマインを探しているうちにボールに激突して気を失い、ケンに瓜二つの少女、有若アルに助けられる。
- 登場人物
- テレビアニメ版より登場するのは羽鳥カノン(丹下桜)、羽鳥ミサ(渡辺美佐)、猪俣ケン(田村睦心)の3名。以下はCDドラマ版におけるオリジナルキャラクター。ナレーションは銀河万丈が務める。
- スタッフ
-
- 企画制作 - 青二エンターテインメント
- シナリオ - 久保亨、村上侑可理
- 音響監督 - 白石恵一
- 録音 - 榊枝一也
- 編集 - 青二エンターテインメント
- 収録スタジオ - プロセンスタジオ
- キャスティング - 青二プロダクション
[編集] 関連メディア
[編集] DVD
スターチャイルドより発売、キングレコードより販売。全13巻。第6巻、第13巻にはサウンドトラックCDが付属する。
[編集] CD
[編集] シングル
- Poo/Chuai mad noi
- 2009年12月23日発売。規格品番はKICM-3198。
- 収録内容
- Poo
- Chuai mad noi
- プー 〜カニさんの悪夢〜
- 朝イチ大パニック!
- Poo(カラオケ)
- Chuai mad noi(カラオケ)
- Clap your Sunday!/Joob Joob
- 2010年8月25日発売。規格品番はKICM-3213。
- 収録内容
- Clap your Sunday!(Japanese ver.)
- Clap your Sunday!(Thai ver.)
- Joob Joob(Thai ver.)
- Joob Joob(Japanese ver.)
- Clap your Sunday!(Instrumental)
- Joob Joob(Instrumental)
[編集] アルバム
- あにゃまる探偵キルミンずぅ アソートCD(1)
- 2010年6月9日発売。規格品番はKICA-3122。
- 収録内容
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.1-(1)
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.1-(2)
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.1-(3)
- 「しあわせの輪舞曲(ロンド)」歌 - 羽鳥カノン(丹下桜)
- 「ズバッと解決! ラッキー探偵(OA Ver.)」歌 - フナコツさんとキルミンずぅの愉快な仲間たち(掛川裕彦、悠木碧、佐藤聡美、安済知佳、田村睦心、池辺久美子)
- 「Poo(リコ&リム&ナギサver.)」歌 - 御子神リコ(悠木碧)、御子神リム(佐藤聡美)、御子神ナギサ(安済知佳)
- 「Chuai mad noi(リコ&リム&ナギサver.)」歌 - 御子神リコ(悠木碧)、御子神リム(佐藤聡美)、御子神ナギサ(安済知佳)
- 「Poo(TV size ver.)」歌 - Neko Jump
- 「Chuai mad noi(TV size ver.)」歌 - Neko Jump
- あにゃまる探偵キルミンずぅ アソートCD(2)
- 2010年8月4日発売。規格品番はKICA-3123。
- 収録内容
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.2-(1)
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.2-(2)
- 録り下ろしスピンオフドラマ「カノンの憂鬱」Vol.2-(3)
- 「真夏の花園」歌 - 御子神リコ(悠木碧)、御子神リム(佐藤聡美)、御子神ナギサ(安済知佳)
- 「ケンとタマオの追跡物語」歌 - 猪俣ケン(田村睦心)、木島タマオ(池辺久美子)
- 「しあわせの輪舞曲 RONDO MIX」歌 - 羽鳥カノン(丹下桜)
- 「ズバッと解決! ラッキー探偵 KAMIHAMA MIX」歌 - フナコツさんとキルミンずぅの愉快な仲間たち(掛川裕彦、悠木碧、佐藤聡美、安済知佳、田村睦心、池辺久美子)
- 「真夏の花園 inst.」
- 「ケンとタマオの追跡物語 inst.」
[編集] ラジオ
2010年2月4日から2010年3月25日まで毎週木曜23時半よりラジオ大阪にて、羽鳥カノン役の丹下桜がパーソナリティを務めるスピンオフラジオ番組『あにゃまる探偵 キルミンずぅ ラジオ+』が放送された。ラジオ大阪の他、アニメイトTVでも12日遅れの2月16日から毎週火曜にネット配信されている[18][19]。
[編集] ゲスト
[編集] Twitter
Twitterサービスを利用した「kirumin(kiruminzoo) on Twitter」において各種告知などが行われている。語尾に「ミン」をつけ、ファンのことを「キル民[注 9]」と呼び、「みんなさん[注 10]」と呼びかけるなど、独特の文体で記されている。書き手は「スタッフキル民」と自称している。各話担当の脚本家がツイートを行う場合もあった。
[編集] iPhoneアプリ
2011年2月4日にiPhoneアプリ『あにゃまる探偵キルミンずぅ たっち』の販売が開始された。iOS4.2以降に対応。発売元はタムタム。価格は450円[20][21]。
[編集] キャラクターグッズ
日本国内では放送中にカバヤ食品より食玩「キルミンずぅ ラバーキーホルダー」[22]、コスプレイヤー向けの商品を主に扱うコスパからは、ショルダートートやTシャツといった商品が発売されている[22]。バンプレストのプライズゲーム賞品「あにゃまる探偵キルミンずぅ スーパーDXプリントまくら」[23]も存在する。一般には販売されていないが、2009年12月29日から31日にかけて開催された「コミックマーケット77」では「ぬりえ」、2010年3月25日から28日にかけて開催された「東京国際アニメフェア2010」では「ぬりえmini」「テレフォンカード」といったグッズが販売された[23]。放送終了後には、メガハウスより15歳以上対象のフィギュア「エクセレントモデル あにゃまる探偵キルミンずぅ 御子神リコ」が発売された[23]。
韓国では日本と異なり、ノート、文房具、粘土など独自のキャラクター商品展開が行われている[24]。
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ^ a b AT-Xでは2009年11月11日より毎週水曜日と日曜日の放送。なお、『+』は水曜夜と土曜の深夜に放送。
- ^ ただし日本で発売される本作版のCD(新録、日本限定版)には、日本語版の歌詞(タイ語版の歌詞の意味とは若干異なる内容)も作成され、これもカラオケと一緒に同時収録される。
- ^ 日本版公式サイトでは「ふたごの姉妹」と説明されている。韓国版公式サイトでは、ミンミン(リコ)が末子と明記されている。
- ^ ファーストネームはテレビシリーズ第44話で初出。同第50話のエンディングクレジットでは「シェーンベルク」と表記された。
- ^ テレビシリーズ第5話ではケンがアニマルモードでくしゃみをして完全解除され、同第26話ではタマオがひよこの姿からひとりでに完全解除される場面がある。
- ^ 変身シーンは多くの変身ヒロインものと同様、バンクフィルム(使い回しのカット)が用いられている。御子神三姉妹は初変身時から完全なものが使用されるが、ケンは当初、三姉妹にはある「人間のシルエットが着ぐるみモードのそれに変化していく」カットがなく、第46話で初登場する。タマオも着ぐるみモードへの初変身は第27話であるが、完全なバージョンは第34話で初登場する。御子神三姉妹とケン、タマオの扱いが異なる理由は作品中では明確に示されることはない。この変身時のバンクは回によっては短縮されたり、省略されたりする。
- ^ a b 着ぐるみ形態やヌグミンとは異なる、アニマリアンの変身と同様の変身プロセスで人間形態に戻るため、キルバラ変身かどうかは定かではない。
- ^ 神浜キルミンズのダンスの振り付けが変更され、タマオがニワトリの仮装から着ぐるみモードになり、ミサの部下、神浜警察署関係者、岩下ルミコ、宮部カスミ、只野フーコ、二ツ木キョウスケが登場する。
- ^ kirumin(kiruminzoo) on Twitter 2009年11月6日12:59のツイートでは「KILL民」と呼称されていることを公開した。
- ^ kirumin(kiruminzoo) on Twitter 2009年11月6日21:24のツイート以降
[編集] 作品内
- ^ テレビシリーズ第28話。
- ^ テレビシリーズ第15話、ケンの台詞。
- ^ テレビシリーズ第9話。第39話ではくしゃみをせずに戻る場面がある。
- ^ テレビシリーズ第7話。
- ^ テレビシリーズ第6話。
- ^ テレビシリーズ第2話。
- ^ テレビシリーズ第27話における博物館内のポスター、および同第32話におけるネットニュース記事の日付。第13話において年明けが描かれている。
- ^ テレビシリーズ第4話、御子神ユウキの台詞。
- ^ テレビシリーズ第38話。
- ^ テレビシリーズ第21話、御子神ユウキの台詞。
- ^ テレビシリーズ第9話。
- ^ テレビシリーズ第28話。
- ^ テレビシリーズ第47話、第50話。
- ^ テレビシリーズ第47話。
- ^ a b テレビシリーズ第10話。
- ^ a b テレビシリーズ第44話。
- ^ a b テレビシリーズ第42話。
[編集] 出典
- ^ a b 「河森正治が描くオリジナル本格変身アニメ『あにゃまる探偵キルミンずぅ』」マイコミジャーナル、2009年8月10日。(日本語)
- ^ a b c d e f g インタビュー:河森正治 『CONTINUE Vol.48』 太田出版、2009年、54-56頁、ISBN 978-4-7783-1195-7。
- ^ "쥬로링 동물탐정 완전정복1.2.3 방송 안내"韓国KBS公式サイト(朝鮮語)
- ^ "한·일 합작 애니메이션 대작 日 전파탄다" Gvalley(2009年10月5日)(朝鮮語)
- ^ a b c d e 「スタッフキル民あにゃまる座談会 増井壮一×松田恵里子×長崎行男」DVD『あにゃまる探偵 キルミンずぅ (13)』付属ブックレット キングレコード、2011年。
- ^ 「どうぶつ天国キルミンZOO!?」 さくらbrog(2010年9月20日更新分)、2010年9月26日閲覧。(日本語)
- ^ kirumin(kiruminzoo) on Twitter 2009年11月7日11:51のツイート(日本語)
- ^ 「子供向け環境冊子を発行」 読売新聞、2010年8月16日。(日本語)
- ^ 「〜アニメ業界からの贈り物・環境マガジン「アニッコVol.7」発行〜 あにゃまる探偵キルミンずぅ 上石神井と武蔵関の「自然」・「リサイクル」・「畑」に潜入取材します。」(PDFファイル) 日本動画協会・西武鉄道、2010年7月23日。(日本語)
- ^ 伊藤真広「大きなお友達にカルト的人気アニメ「キルミンずぅ」が発売!」ASCII.jp(2010年2月10日)。(日本語)
- ^ 「萌えアイドル 逆輸入――分からなさ 妄想を刺激」『朝日新聞』2010年1月9日付朝刊、第13版、第31面。
- ^ a b c d e f g h 「きゃらくたー」あにゃまる探偵 キルミンずぅ(サテライト公式サイト)(日本語)
- ^ DVD『あにゃまる探偵 キルミンずぅ (9)』付属ブックレット キングレコード、2010年。
- ^ 「あらすじ」あにゃまる探偵 キルミンずぅ(サテライト公式サイト)(日本語)
- ^ 「「キルミンずぅ」アフレコレポート!」(日本語)
- ^ 「『あにゃまる探偵キルミンずぅ+』の"オマケ"に仲村みうと土井よしおが登場」 マイコミジャーナル 2009年11月27日(日本語)
- ^ a b はんざわかおり「あとがき」りぼんマスコットコミックス『キルミンずぅ』215頁。
- ^ 「「キルミンずぅ」スピンオフラジオ☆」さくらblog(丹下桜公式ブログ)、2010年1月21日。(日本語)
- ^ kirumin(kiruminzoo) on Twitter 2010年1月22日3:20のツイート以降(日本語)
- ^ 「【キルミンずぅ】「あにゃまる探偵キルミンずぅ」がiphoneアプリで登場!」 サテライト公式サイト(2011年2月4日更新)(日本語)
- ^ 「河森正治原案・サテライト制作のオリジナル本格変身アニメーション『あにゃまる探偵キルミンずぅ』がiPhoneアプリで登場!!」 アニメイトTV、2011年2月4日。(日本語)
- ^ a b 「ぐっず」あにゃまる探偵 キルミンずぅ(サテライト公式サイト)(日本語)
- ^ a b c 「にゅーす」あにゃまる探偵 キルミンずぅ(サテライト公式サイト)(日本語)
- ^ "쥬로링 동물탐정, 팬시상품으로"Gvalley(2010年8月20日)(朝鮮語)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト(サテライト) (日本語)
- StarChild:あにゃまる探偵 キルミンずぅ (日本語)
- kirumin (kiruminzoo) - Twitter (日本語)
- テレビ東京・あにてれ あにゃまる探偵キルミンずぅ (日本語)
- 쥬로링 동물탐정(韓国KBS公式サイト)(朝鮮語)
- あにゃまる探偵キルミンずぅラジオ+[リンク切れ]
| テレビ東京系 月曜17時30分枠(アニメ530枠の第1枠) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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あにゃまる探偵 キルミンずぅ
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| テレビ東京 木曜26時15分枠 | ||
|
あにゃまる探偵キルミンずぅ+
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