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真夏の大感謝祭 LIVE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『真夏の大感謝祭 LIVE』
サザンオールスターズライブ・ビデオ
リリース
録音 2008年8月16日 - 8月24日
横浜国際総合競技場
(メイン収録日は8月24日)
ジャンル ロック
レーベル タイシタレーベル
ビクターエンタテインメント
SPEEDSTAR RECORDS
チャート最高順位
  • 週間1位 (DVD総合・オリコン[1]
  • 週間6位(Blu-ray総合・オリコン)[2]
  • 2008年度年間10位(DVD音楽・オリコン)
  • 2008年度年間29位(DVD総合・オリコン)[3]
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会[4]
  • サザンオールスターズ 映像作品 年表
    FILM KILLER STREET (Director's Cut) & LIVE at TOKYO DOME
    2006年
    真夏の大感謝祭 LIVE
    (2008年)
    SUPER SUMMER LIVE 2013 「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 胸熱完全版
    2013年
    テンプレートを表示
    au by KDDI present サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE supported by WOWOW
    サザンオールスターズ の ツアー
    場所 横浜国際総合競技場
    初日 2008年8月16日
    最終日 2008年8月24日
    公演数 全4公演
    ウェブサイト 公式サイト
    サザンオールスターズ ツアー 年表
    TOYOTA Presents SOUTHERN ALL STARS Live Tour 2005 みんなが好きです! supported by RUSS・K
    2005年
    au by KDDI present サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE supported by WOWOW
    (2008年)
    WOWOW presents サザンオールスターズ SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 supported by Volkswagen Golf
    2013年
    「『真夏の大感謝祭』 30周年記念LIVE」が行われた横浜国際総合競技場

    真夏の大感謝祭 LIVE』(まなつのだいかんしゃさい ライブ)は、サザンオールスターズのライブ・ビデオ。2008年12月3日DVD、2008年12月17日Blu-ray Discで発売。発売元はタイシタレーベル / ビクターエンタテインメント / SPEEDSTAR RECORDS

    背景

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    同年の5月に「無期限の活動休止」を発表したサザンオールスターズが、2008年8月16日 - 8月24日(16日・17日・23日・24日の4日間)に横浜市横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行った「サザンオールスターズ 『真夏の大感謝祭』 30周年記念LIVE」の模様を収めた作品。当日の18:00 - 21:40(JST)にWOWOWで全編の生放送を行っているが、本作品の内容もほぼその放送に則したものとなっている。

    30周年記念公演であると共に活動休止前最後のワンマンライブとなった本公演は、1週間に2日ずつ開催する変則的な日程ながらも、横浜国際総合競技場の開場から初となる「同一ミュージシャンの4連続コンサート公演」が行われた。また、事前に「ライブで演奏して欲しい曲」を公式サイトの特設ページでファンから募り、それを中心に構成した選曲となった。あくまでもリクエストであるため、上位に入った曲の全てが演奏されたわけではないが、メドレー形式でランクイン上位の楽曲がほぼ演奏された。

    リリース

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    初回限定版は「真冬の御歳BOX」と銘打たれ、名前の通り歳暮に見立てたものとなっており、ボックス仕様のケースが風呂敷に包まれているなどしている。また、初回特典としてブックレット・DVD・特製かるたなどが付属された。本作はサザンオールスターズの映像作品としては初めて、Blu-ray Discでも発売された。

    チャート成績

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    2008年12月15日付のオリコンDVD総合ランキングで、初週12.1万枚を売り上げて初登場1位を獲得した。なお、DVDとしては前作から2年9か月ぶりの首位獲得となり、自身の最年長キャリア記録の29年9か月を上回り、30年6か月となりDVD史上初のキャリア30年以上のアーティストによる首位獲得となった[5]

    なお、本作が発売される前までは『ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)』の累計10.4万枚が自身の映像作品の最高売上記録だったが、本作が発売1週間で上回った[5]。なお2018年現在、本作は自身のDVD作品では最も高い売上を記録している(オリコン調べ)[6]

    リクエストランキング (上位50曲)

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    順位 曲名 発表年
    1 真夏の果実 1990
    2 希望の轍 1990
    3 いとしのエリー 1979
    4 LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜 1998
    5 ボディ・スペシャルII 1983
    6 TSUNAMI 2000
    7 Ya Ya (あの時代を忘れない) 1982
    8 マンピーのG★SPOT 1995
    9 Oh! クラウディア 1982
    10 夕陽に別れを告げて 1985
    11 イエローマン 〜星の王子様〜 1999
    12 HOTEL PACIFIC 2000
    13 マチルダBABY 1983
    14 1984
    15 女呼んでブギ 1978
    16 わすれじのレイド・バック 1980
    17 勝手にシンドバッド 1978
    18 JAPANEGGAE (ジャパネゲエ) 1984
    19 みんなのうた 1988
    20 ミス・ブランニュー・デイ 1984
    21 逢いたくなった時に君はここにいない 1990
    22 涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜 2003
    23 Bye Bye My Love (U are the one) 1985
    24 栞のテーマ 1981
    25 メロディ (Melody) 1985
    26 心を込めて花束を 1996
    27 夕方Hold On Me 1984
    28 涙のキッス 1992
    29 エロティカ・セブン 1993
    30 愛の言霊 〜Spiritual Message 1996
    31 ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜 2005
    32 旅姿六人衆 1983
    33 ドラマで始まる恋なのに 1996
    34 あなただけを 〜Summer Heartbreak〜 1995
    35 Tarako 1984
    36 DIRTY OLD MAN 〜さらば夏よ〜 2006
    37 BOHBO No.5 2005
    38 YOU 1990
    39 Young Love (青春の終わりに) 1996
    40 BLUE HEAVEN 1997
    41 太陽は罪な奴 1996
    42 思い過ごしも恋のうち 1979
    43 慕情 1992
    44 MY FOREPLAY MUSIC 1981
    45 恋のジャック・ナイフ 1996
    46 彩 〜Aja〜 2004
    47 シャ・ラ・ラ 1980
    48 せつない胸に風が吹いてた 1992
    49 ネオ・ブラボー!! 1991
    50 いなせなロコモーション 1980

    収録曲

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    • DVD版(初回・通常共通)は本編2Disc、Blu-ray版は1Disc。「涙のキッス」以降がDisc 2。

    OPENING ACT

    • 神奈川県を拠点に活動しているマーチングバンドYOKOHAMA ROBINSが「I AM YOUR SINGER」「勝手にシンドバッド」を演奏。三浦知良がスペシャルゲストとして登場し開会宣言を行った[7]
    • 桑田と親交がある小林克也がVTR出演し、30年の歴史を語った上でメンバーの登場をアナウンスした[7]

    本編

    1. YOU
    2. ミス・ブランニュー・デイ
    3. LOVE AFFAIR 〜秘密のデート
      MC。このライブのコンセプトが「いつも通りのサザン」であることを語り、これ以降「メロディ」まで「青山通りからKAMAKURAまで」と題したメドレー[7]
    4. 女呼んでブギ
    5. いとしのフィート
    6. お願いD.J.
    7. 奥歯を食いしばれ
      収録アルバムのブックレットに歌詞の記載がされていない作品だが、DVD/Blu-rayのインタラクティブ機能における字幕表示では、本曲の歌詞も表示されている。
    8. ラチエン通りのシスター
    9. TO YOU
    10. C調言葉に御用心
    11. 働けロック・バンド (Workin' for T.V.)
    12. 松田の子守唄
    13. Hello My Love
    14. 朝方ムーンライト
    15. 思い出のスター・ダスト
    16. 夏をあきらめて
    17. Oh! クラウディア
    18. 東京シャッフル
    19. そんなヒロシに騙されて
    20. あっという間の夢のTONIGHT
    21. メリケン情緒は涙のカラー
    22. Bye Bye My Love (U are the one)
    23. メロディ(Melody)
      MC。メンバー紹介を行う。途中から桑田の口調が髭男爵のようになってしまい自分でもツッコミを入れていた。これ以降「由比ヶ浜からキラーストリートまで」と題したメドレー[7]
    24. 愛の言霊 〜Spiritual Message〜
      大サビのラップ部分が省略される[7]
    25. シュラバ★ラ★バンバ
      「愛の言霊」と同様に大サビのラップ部分が省略される[7]
    26. 爆笑アイランド
      二番の歌詞の行革の部分が増税に、間奏のラップのフレーズも拉致問題景気対策CO2削減に変更されている。モニターには当時内閣総理大臣だった福田康夫の写真が映し出されていた[7]
    27. ごめんよ僕が馬鹿だった
    28. ロックンロール・スーパーマン 〜Rock'n Roll Superman〜
      この間にサザン・斎藤・三沢がオープンカーに乗りバックスタンド前のサブステージへ移動。アコースティックコーナー[7]
    29. 涙のキッス
    30. チャコの海岸物語
      当時流行していた鼠先輩の「六本木 〜GIROPPON〜」のフレーズや客いじりを交えながら歌った[7]
    31. せつない胸に風が吹いてた
      16日公演のみで行われたテイク[8]
      大サビの英語の部分が省略された[7]
    32. 夕陽に別れを告げて
      メインステージへ移動。この間ファン投票の結果発表[7]
    33. いとしのエリー
    34. 真夏の果実
    35. TSUNAMI
    36. I AM YOUR SINGER
      この曲ではサポートメンバーが退場。野沢を含めたサザンのメンバーのみとなり、楽器を演奏せずミュージック・ビデオと同じダンスを踊った[7]
    37. 希望の轍
    38. OH!! SUMMER QUEEN 〜夏の女王様〜
    39. エロティカ・セブン
      バックモニターには時代劇風の映像が映し出された[7][9]
    40. HOTEL PACIFIC
    41. ボディ・スペシャルII
    42. マンピーのG★SPOT
      本編ラスト曲。恒例のマンヅラは前半2日間は同年に北京オリンピックが開催されたことも影響して、当時物議を醸したレーザーレーサーと金メダルをあしらいつつも男性器を連想させる過激なものであり、本作収録の後半2日間はマンピーならぬピーマン[注 1]を模したものを披露した[9]
      アウトロでは国歌「君が代」の冒頭のメロディーが挿入された[7]

    ENCORE

    1. 夕方 HOLD ON ME
      曲開始前には桑田が書き下ろしたCD化されていないオリジナル楽曲(「あの日から何度目の~」から始まるOVERTURE[10])が歌唱されており、その曲は活動再開後のスタジアムツアー全国ツアーでも歌われた。
      最終日にはスタッフの計らいにより、北スタンド・南スタンドの観客が一人ずつ赤と白のシートを上げ「WE ARE SAS FAMILY!」と書かれた人文字を作り、客席全員で「30周年おめでとう!!」と叫ぶサプライズメッセージをメンバーに贈る企画が行われた。この演出はメンバーには一切知らされておらず、これを行うため最終日は楽屋のモニターに「WOWOWのオンエアのためモニターは使えません」という嘘の理由の表示がなされていた[9]
    2. みんなのうた
      この曲に入る前に「伊勢佐木町ブルース」の替え歌を歌うプランもあったがリハーサルの段階で断念し、普通に演奏された[9]
    3. 勝手にシンドバッド
      この曲から野沢も合流して演奏に参加。
    4. Ya Ya (あの時代を忘れない)
      最後のMCでは桑田が「サザンの屋号を一旦皆さんにお預けしますので、また会える日まで預かっといて頂戴!![注 2]」「みんな本当に死ぬなよ!![注 3]」といったメッセージを発した[7]
      メンバーの退場後には前述の無期限活動休止が将来的な活動再開に向けた未来志向なものであることを示すことの表れとして「つづく to be continued.」という文字がモニターに表示された。退場曲は「I AM YOUR SINGER」[7][15]

    BONUS DVD “-サザン'08「夏」ドキュメント- 完全版 + I AM YOUR SINGER MOVIE”

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    DVD初回版限定のボーナスディスク。

    • -サザン'08「夏」ドキュメント- 完全版 … WOWOWで放送されたドキュメント番組の完全版
    • 「I AM YOUR SINGER」ミュージック・ビデオ(2パターン[注 4]

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 逆さまのピーマンで「マンピー」の意味[9]
    2. ^ この発言を踏まえ、活動を再開した2013年のスタジアム公演では「屋号返還の儀」と題して玉手箱からヤゴを出す内容のコントを行っている[11]
    3. ^ 桑田は活動再開後のサザンのライブでも折に触れてこの発言をしている[12][13]。また、活動休止期間中に食道がんが発覚し療養したため、2013年には「お前ら死ぬなよーなんて(5年前に)言ったのに、自分が死にそうになっちゃった」と自虐的に振り返る発言をした[14]
    4. ^ 発売当時にはサザンのメンバーの他にエド・はるみやエキストラが出演したバージョンとサザンのみが出演しているバージョンの2種類が制作された[9]。現在は後者が正式なMVとして取り扱われている[16]

    出典

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    1. ^ 【DVD】真夏の大感謝祭 LIVE オリコン 2016年1月10日閲覧
    2. ^ 【Blu-ray】真夏の大感謝祭 LIVE オリコン 2016年1月10日閲覧
    3. ^ オリコン 2008年 年間総合DVDランキング オリコン 2015年11月17日閲覧
    4. ^ 2008年12月度認定作品 日本レコード協会 2015年9月20日閲覧
    5. ^ a b サザンオールスターズ、キャリア30年以上アーティストによるDVD史上初の首位 オリコン 2017年1月6日閲覧。
    6. ^ サザンオールスターズのDVD売上ランキング1位〜10位 オリコン 2016年5月30日閲覧。
    7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 2008年のライブ・ビデオ『真夏の大感謝祭 LIVE』収録。
    8. ^ au by KDDI present サザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVE supported by WOWOW - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE
    9. ^ a b c d e f 2008年のライブ・ビデオ『真夏の大感謝祭 LIVE』初回限定盤封入 BONUS DVD “-サザン'08「夏」ドキュメント- 完全版 + I AM YOUR SINGER MOVIE”より。
    10. ^ デビュー40周年サザンオールスターズのプレミアライブにファン熱狂 「久しぶりで緊張する」2018年7月2日配信 2021年1月26日閲覧 オリコンニュース
    11. ^ 2013年のライブ・ビデオ『SUPER SUMMER LIVE 2013 「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 胸熱完全版』収録。
    12. ^ 「死ぬなよー!みんなー!死ぬなー!」サザン、22年ぶりの武道館を徹底的に振り返る! rockin'on.com 2015年8月21日配信 2021年5月13日閲覧
    13. ^ サザンオールスターズ、夜明けを祈った年越しライブで再会約束「その日は必ずやって来る。死ぬなよ!」 音楽ナタリー 2021年1月1日配信 2021年5月13日閲覧
    14. ^ サザンオールスターズ:復活ライブで「帰ってくることができました!」 宮城公演は生中継決定まんたんウェブ 2013年08月12日配信 2021年5月13日閲覧
    15. ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p232
    16. ^ サザンオールスターズ – I AM YOUR SINGER(Full ver.)YouTube 2021年5月22日閲覧

    外部リンク

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