「ザ・ビッグ」の版間の差分

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*[[1989年]][[9月]] - 株式会社みどりが「ザ・ビッグ」1号店となる岩国店(山口県[[岩国市]]、「スーパーみどり」の業態転換)を開店。
*[[1989年]][[9月]] - 株式会社みどりが「ザ・ビッグ」1号店となる岩国店(山口県[[岩国市]]、「スーパーみどり」の業態転換)を開店。
*[[1994年]][[11月]] - 業態転換でない新規出店第1号となる大内店(山口県[[山口市]])が開店。
*[[1994年]][[11月]] - 業態転換でない新規出店第1号となる大内店(山口県[[山口市]])が開店。
*[[1999年]][[2月]] - 株式会社みどりと山陽ウエルマート株式会社の合併により山陽マックスバリュー株式会社(広島市)が発足。
*[[2000年]][[5月]] - 商号を[[マックスバリュ西日本|マックスバリュ西日本株式会社]]に変更。
*[[2008年]][[4月11日]] - マックスバリュ西日本エリア外では初の店舗となる青森東店([[青森県]][[青森市]]、マックスバリュ東北運営、「ザ ビッグ」表記)開店。
*[[2008年]][[4月11日]] - マックスバリュ西日本エリア外では初の店舗となる青森東店([[青森県]][[青森市]]、マックスバリュ東北運営、「ザ ビッグ」表記)開店。
**以後、各地のマックスバリュ運営会社が順次「ザ・ビッグ」店舗の展開を始める。
**以後、各地のマックスバリュ運営会社が順次「ザ・ビッグ」店舗の展開を始める。

2011年11月5日 (土) 09:06時点における版

ザ・ビッグ信濃大町店(長野県大町市
現行の3代目ロゴのもの。
ザ・ビッグ安古市店(広島県広島市安佐南区)の看板
現在でも用いられている初代ロゴ。
ザ・ビッグ宮内店(広島県廿日市市
2代目ロゴのもの。
ザ・ビッグエクスプレス荒子店(名古屋市中川区
「Express」のロゴデザインは同じイオングループが展開する「マックスバリュエクスプレス」のロゴと同一である。

ザ・ビッグ (THE BIG) は、イオングループが展開するディスカウントストア (DS) である。

概要

エブリデー・ロー・プライス(毎日がお買得)」を基本コンセプトに、実用衣類と生鮮食料品を中心に衣食住に関する商品全般を扱う。

「ザ・ビッグ」は元々、マックスバリュ西日本(MV西日本)の前身の一つである株式会社みどり[1]がイオングループ入りする前の1989年から山口県広島県で展開していた独自業態の店舗であった。イオングループ全体で見たとき、従来からのイオンのディスカウントストア業態である「メガマート」と区別する意味もあって、MV西日本ではこの店舗形態そのものを「ビッグ (BIG)」と称している[2]。山口・広島の店舗(既存店舗と新店舗の大型店)では、持ち帰ることが可能な家電製品等の扱いもあるほか、数年前まで冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビなどの大型家電を取り扱っていた店舗も存在した。

イオングループ入り後は「ザ・ビッグ」をスーパー・スーパーマーケット業態である「マックスバリュ」などへ転換する施策もあって店舗数は減少傾向にあったが、2008年以降、消費者のデフレ嗜好に応える形で、「マックスバリュ」や「ジャスコ」をディスカウント業態である「ザ・ビッグ」店舗に転換する動きが見られ、MV西日本以外のマックスバリュ運営会社により全国的に展開されるようになっている。さらに、2009年以降は日配品中心だった「メガマート」を食品中心の「ザ・ビッグ」へ、2011年以降はイオンリテール運営の「イオンスーパーセンター」を派生業態の「ザ・ビッグ エクストラ」へそれぞれ転換する動きもみられる。このため、他業態店舗の業態転換による出店(あるいは旧業態店舗の閉鎖後に隣接地に出店)の事例が多く、純然たる新規店舗はMV西日本が運営する10店舗のみである。(2011年9月現在)

出店形態そのものも「ディスカウント版マックスバリュ」との位置づけが強くなり、ジャスコの1階部分(食料品・日用品フロア)のみを転換した倉敷店[3]や、マックスバリュとして出店計画していた(このため日用品スペースが極端に小さい)ものを開店直前に転換した国分寺店など、これまでの「ザ・ビッグ」店舗とは形態のやや異なる店舗も登場している。また、ザ・ビッグ焼山店広島県呉市)は、一度マックスバリュに業態転換しているが、数年後増床し、再度ザ・ビッグとなっている。

店舗のロゴデザインについてはオレンジを基調とした独自デザインを守っていた(1988年頃にデザインをマイナーチェンジしている)が、2009年の平島店(岡山県岡山市東区)以降にオープンした店舗について、オレンジ基調を生かしつつ、新ブランドマークとして「PRICE VALU」を加えた、マックスバリュのものに類似した新しい店舗ブランドロゴを導入した。また、2011年3月に総合スーパーの店舗ブランドを「イオン」に統一するのに先駆け、後述の同年2月開店のエクストラ野洲店より左側に「AEON」ロゴを配した店舗ブランドロゴ(表記上は「AEON BIG」)にマイナーチェンジされている[4]。旧ロゴの時代にオープンした既存店舗の看板類の掛け替えは行われていないが、マックスバリュ南東北マックスバリュ中部では、既存の店舗も公式サイトや折り込みチラシで「AEON BIG」表記を用いている。なお、マックスバリュ東北イオン琉球(旧・琉球ジャスコ)では旧ロゴ時代には店名が中黒が入らない「ザ ビッグ」表記となっていた(新ロゴ導入となった2010年9月以降は中黒入りの「ザ・ビッグ」表記となっている)。

店内でのBGMとしてオリジナルソング「ザ・ビッグソング」が流れている(一部の運営会社は除く)。MV西日本のみで店舗展開されていた頃から使用されており、現在MV西日本のウェブサイトで聴取可能となっている。

個人ブログ等において、店名表記が、ザ・ビックと誤植されることがある。

派生業態

ザ・ビッグは売場面積2,000m2~5,000m2で広域商圏を対象としているが、以下のような派生業態も存在する。

ザ・ビッグ エクスプレス(The BIG Express)
都市型の小商圏を対象とした売場面積1,000m2クラスの小型店舗業態。マックスバリュ中部並びに、マックスバリュ北海道・マックスバリュ九州・イオン琉球の一部店舗で展開している。なお、マックスバリュ西日本では同クラスの小型店舗でも「ザ・ビッグ」として営業している。
ザ・ビッグ エクストラ(The BIG EXTRA)
「ザ・ビッグ」よりも店舗面積が広く、品揃えを充実させた店舗業態。イオンビッグ運営店舗(エクストラ野洲店・エクストラ津河芸店・エクストラ真岡店・エクストラ那須塩原店・エクストラさくら店)は全て「イオンスーパーセンター」から業態転換している。2011年9月にマックスバリュ西日本が新規店舗としてエクストラ萩店を開店した。

沿革

  • 1989年9月 - 株式会社みどりが「ザ・ビッグ」1号店となる岩国店(山口県岩国市、「スーパーみどり」の業態転換)を開店。
  • 1994年11月 - 業態転換でない新規出店第1号となる大内店(山口県山口市)が開店。
  • 2008年4月11日 - マックスバリュ西日本エリア外では初の店舗となる青森東店(青森県青森市、マックスバリュ東北運営、「ザ ビッグ」表記)開店。
    • 以後、各地のマックスバリュ運営会社が順次「ザ・ビッグ」店舗の展開を始める。
  • 2009年7月1日 - この日オープンの平島店(岡山県岡山市東区)[5]にて3代目ロゴデザインを採用。
  • 2010年2月6日 - 「ザ・ビッグ エクスプレス」の1号店である平岸店(北海道札幌市豊平区、マックスバリュ北海道運営)が開店[6]
  • 2010年10月30日 - 能代長崎店(秋田県能代市、マックスバリュ東北運営)の出店により全エリアで3代目ロゴでの出店及び「ザ・ビッグ」表記での出店となる。
  • 2011年1月28日 - 「ザ・ビッグエクストラ」の1号店である野洲店(滋賀県野洲市、イオンリテール運営)が開店(同店舗より「AEON BIG」表記の店舗ブランドロゴを導入)。
  • 2011年6月25日 - 東日本大震災による大津波で被災し、一時休業していたマックスバリュ塩釜店宮城県塩釜市)がザ・ビッグに業態転換の上、営業再開。
  • 2011年8月21日 - ディスカウント事業の強化を目的に、イオンリテールが行っていたDS事業本部を吸収分割によりイオンビッグ株式会社イオン株式会社100%出資の子会社)として分社化。イオンリテール運営の「ザ・ビッグエクストラ」(ザ・ビッグ昭島、八潮、倉敷笹沖店は除く。[7])、メガマートスーパーセンターの21店舗を同社へ継承した[8]

運営会社・店舗

9つのマックスバリュ運営会社(マックスバリュ北海道マックスバリュ東北マックスバリュ南東北マックスバリュ長野マックスバリュ東海マックスバリュ中部マックスバリュ西日本マックスバリュ九州イオン琉球)およびイオンビッグ、イオンリテールが全国に展開している。北陸は未出店。各社の営業エリアは各社の記事を参照。

イオンビッグやイオンリテールが展開するザ・ビッグは他のマックスバリュ運営会社とエリアが重複しており、岡山県や三重県では運営会社の異なる「ザ・ビッグ」が混在している。

脚注

  1. ^ 1964年に創立、1999年の山陽マックスバリューへの合併を経て現在に至る。
  2. ^ 店舗所在地(マックスバリュ西日本公式サイト内)。ただし、山陽マックスバリュー当時はザ・ビッグの業態を「ディスカウントストア (DS) 」と称しており(参考(MV西日本設立のニュースリリース))、ザ・ビッグの業態を「ビッグ (BIG)」と称するようになったのは近年のことである。
  3. ^ 10月15日(金)ザ・ビッグ倉敷店オープン!! - マックスバリュ西日本ニュースリリース2010年10月8日 (PDF) 。なお、ジャスコ部分もイオンリテールが2011年3月にザ・ビッグ倉敷笹沖店に業態転換している。
  4. ^ 同時期よりマックスバリュも新規店舗やリニューアル店舗については「AEON」ロゴを配した店舗ブランドロゴ(表記上は「AEON MaxValu」)にマイナーチェンジされている。
  5. ^ 岡山に1号店、順次「ザ・ビッグ」に。 日経MJ 2009年7月8日
  6. ^ マックスバリュ北海道、DS業態に参戦 「ザ・ビッグエクスプレス平岸店」オープン - 日本食糧新聞2010年2月15日
  7. ^ ジャスコから業態転換した昭島・八潮・倉敷笹沖の各店は従来からイオンの企画も一部実施しており、イオンリテールによる運営が継続されている。
  8. ^ 「イオンビッグ株式会社」設立のお知らせ (PDF) - イオン株式会社 ニュースリリース 2011年8月19日

関連項目

外部リンク