高野山真言宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)は、真言宗宗派である。総本山は金剛峯寺。別称として、高野宗高野派

全国約3700の末寺を包括する包括宗教法人である。

最高職は管長で、総本山金剛峯寺の座主を兼ねる。現在の管長は2014年11月15日に就任した第413世中西啓寶大僧正。任期は4年。

宗務は宗務総長及び各部長が方針を定める。各役員は、総本山金剛峯寺の責任役員を兼ねる。

法流[編集]

歴史[編集]

成立[編集]

高野山(和歌山県伊都郡高野町)は816年弘仁7年)に嵯峨天皇より空海に下賜された。それ以後、高野山内に伽藍・諸堂を整備して、修法と門弟の教育を行った。

1593年(文禄2年)に豊臣秀吉が母・大政所の追善菩提のために高野山に建立した青厳寺とその隣にあった1590年(天正18年)に木食応其が建立した興山寺を1869年(明治2年)に合併して、寺号を金剛峯寺とした。青厳寺は、建立当初は寺号を剃髪寺と称していた。興山寺は後陽成天皇より「興山寺」の勅額が下賜された勅願寺であった。

合併以前は、寺号の金剛峯寺は高野山全体を指す名称であった。現在のように特定の寺院を指して寺号とすることはなかった。現在の金剛峯寺の建物は1863年(文久3年)に建立され、高野山真言宗管長(兼金剛峯寺座主)の住居としても使用されている。

近代[編集]

明治時代以降、政府の宗教政策から、他の真言宗宗派(真言宗御室派(総本山仁和寺)・真言宗大覚寺派(大本山大覚寺)など)と合同した古義真言宗に属し、古義真言宗総本山となる。のちに分派・合同した。

1872年(明治5年)、女人禁制が解かれる。

現代[編集]

大真言宗から1946年(昭和21年)高野山真言宗として独立、1952年(昭和27年)2月18日に包括宗教法人認証。

2013年(平成25年)2月末、資産の一部を金融商品で運用し、2002年(平成14年)4月から2012年(平成24年)5月までの間に9億0184万円の利益と6億8933万円の短期的な損失を出していたことが公になった。[1][2][3][4]。2月27日、宗会(=議会)で宗務総長不信任決議が行なわれ、これを受けて庄野光昭総長は宗会を解散した[5]

2013年6月7日、総長選挙に末寺住職一名が立候補をし、同月下旬に開催予定の臨時宗会で承認された。 2015年、高野山開創1200年記念大法会が執行された。

金剛峯寺座主歴代[編集]

1 弘法大師空海 104 能算 207 秀尊 310 智翁 413 中西啓寶
2 伝灯国師真然 105 頼審 208 行算 311 如体
3 寿長 106 弘算 209 良運 312 弘範
4 無空 107 澄喜 210 空雅 313 真弁
5 峰禅 108 祐勝 211 来宗 314 恵亮
6 観賢 109 隆覚 212 快慶 315 宥淳
7 観宿 110 祐金 213 空鑁 316 実同
8 済高 111 厳祐 214 良盛 317 臨恭
9 峰宿 112 頼算 215 清胤 318 即定
10 仲応 113 泰助 216 頼旻 319 立幢
11 定観 114 継満 217 竜海 320 快弁
12 雅真 115 実果 218 政遍 321 鑁雄
13 明朝 116 定実 219 玄仙 322 雲津
14 成徳 117 永澄 220 宥全 323 純浄
15 峰杲 118 頼暹 221 宥光 324 竜剛
16 真念 119 長芸 222 弁雄 325 覚宝
17 行明 120 昌実 223 融義 326 智体
18 興胤 121 弘恵 224 快盛 327 秀慧
19 維範 122 了算 225 俊圭 328 英寂
20 明算 123 快祐 226 祐範 329 霊信
21 定深 124 有遍 227 全秀 330 圭瑜
22 良禅 125 聖算 228 賢祐 331 寛耕
23 信恵 126 隆喜 229 快舜 332 明道
24 真誉 127 禅恵 230 良胤 333 任教
25 良禅 128 実即 231 宥盛 334 寛雄
26 聖任 129 寛芸 232 覚雄 335 竜渓
27 琳賢 130 長深 233 実慶 336 増興
28 行恵 131 静喜 234 遍宥 337 義諦
29 兼賢 132 頼宗 235 弘恵 338 妙海
30 俊寛 133 行清 236 真誉 339 湛海
31 宗賢 134 覚栄 237 定秀 340 真海
32 禅信 135 頼応 238 弘翁 341 寛海
33 房光 136 長慶 239 良遍 342 義弁
34 玄信 137 竜秀 240 覚運 343 覚道
35 済俊 138 行算 241 雲雪 344 唯仁
36 定賢 139 長恵 242 快盛 345 曇海
37 理賢 140 頼済 243 叟遍 346 体妙
38 明信 141 覚実 244 雄胤 347 仙巌
39 覚善 142 宣順 245 賢雄 348 寛光
40 灌実 143 隆法 246 信栄 349 弘栄
41 智真 144 慶意 247 義英 350 増啓
42 玄叡 145 定秀 248 尚政 351 圭道
43 勝成 146 宥信 249 頼仙 352 実本
44 覚基 147 鏡忠 250 栄範 353 霊瑞
45 覚海 148 明祐 251 隆朝 354 陳実
46 宗禅 149 信忠 252 栄覚 355 弘源
47 明任 150 良尊 253 仙誉 356 浄応
48 忍信 151 定忠 254 懐宣 357 英竜
49 勝心 152 道兼 255 朝遍 358 乗如
50 良任 153 勝算 256 快存 359 経尊
51 信寛 154 長範 257 宥専 360 増源
52 良任 155 善秀 258 遵胤 361 寛雅
53 明賢 156 弘恵 259 青祐 362 瑞教
54 慶源 157 貞算 260 栄義 363 周存
55 親性 158 宥澄 261 勝英 364 竜遍
56 定信 159 鏡範 262 日玉 365 研竜
57 親性 160 重印 263 文啓 366 専雄
58 良覚 161 慶尊 264 教宥 367 霊明
59 実真 162 仙義 265 実秀 368 来応
60 定運 163 宥仁 266 堯雅 369 快般
61 理俊 164 弘算 267 堅雄 370 増琢
62 英賢 165 重仙 268 秀伝 371 実賢
63 良覚 166 善勢 269 信竜 372 湛智
64 真弁 167 成隆 270 快然 373 徳淵
65 成詣 168 真叡 271 尖恵 374 湛然
66 真弁 169 長任 272 長翁 375 鋭信
67 祐遍 170 快憲 273 秀翁 376 増応
68 覚伝 171 快算 274 観誉 377 隆快
69 栄舜 172 慶芸 275 栄鏡 378 竜雄
70 恵深 173 良重 276 唯心 379 周伝
71 覚胤 174 俊善 277 宥乗 380 義空
72 頼弁 175 賢珍 278 政俊 381 宥明
73 覚伝 176 蔵恵 279 長清 382 降魔研暢
74 興実 177 快舜 280 良遍 383 獅子岳快猛
75 弘尊 178 宥増 281 全算 384 原心猛
76 興実 179 清毫 282 堯実 385 密門宥範
77 賢定 180 亮遍 283 雄宣 386 土宜法竜
78 静弁 181 重任 284 良宥 387 鎌田観応
79 賢隆 182 快義 285 隆恭 388 泉智等
80 祐信 183 秀存 286 懐英 389 龍池密雄
81 泰然 184 雄吟 287 栄融 390 高岡隆心
82 光信 185 任誉 288 乗阿 391 加藤諦見
83 隆弁 186 朝盛 289 玄鏡 392 藤村密幢
84 明玄 187 厳範 290 心海 393 関栄覚
85 寛範 188 頼宣 291 義雄 394 和田性海
86 長任 189 朝鑒 292 弁春 395 庄野琳真
87 隆昇 190 宥雅 293 哲真 396 金山穆韶
88 良喜 191 宗範 294 宥映 397 近藤本玄
89 良任 192 堯栄 295 覚津 398 竹内慈観
90 良弘 193 忠海 296 教栄 399 水原堯栄
91 乗阿 194 澄恵 297 普仟 400 大原智乗
92 頼成 195 覚融 298 宥栄 401 中井竜瑞
93 寛舜 196 長舜 299 性海 402 津田実雄
94 尚寛 197 頼全 300 存青 403 堀田真快
95 慶胤 198 良弘 301 有遍 404 亀山弘応
96 親円 199 行祐 302 英同 405 高峰秀海
97 源意 200 栄任 303 昶遍 406 森寛紹
98 定範 201 快宗 304 伝誉 407 阿倍野竜正
99 頼玄 202 長秀 305 存栄 408 竹内崇峯
100 隆伝 203 行遍 306 恭翁 409 稲葉義猛
101 円雅 204 祐清 307 運応 410 和田有玄
102 忍宗 205 頴仁 308 寛淳 411 資延敏雄
103 道淳 206 頼宗 309 理峰 412 松長有慶

宗紋[編集]

教義と信仰[編集]

対して、13世紀末に古義真言宗から別れ、覚鑁(興教大師)を派祖とする。大日如来の加持身説の教学(新義)を持った新義真言宗新義派)があり、根来寺新義真言宗総本山)(和歌山県)から分流した新義真言宗諸派(真言宗智山派真言宗豊山派など)がある。

高野山真言宗檀信徒三信条[編集]

  • 高野山真言宗では信仰のあり方について三信条というものをあげている。
    • 高野山真言宗檀信徒三信条
    • 一.大師の誓願により二世の信心を決定すべし
    • 一.四恩十善の教えを奉じ人の人たる道を守るべし
    • 一.因果必然の道理を信じ自他のいのちを生かすべし
  • 弘法大師を宗祖とする。高野山奥之院・弘法大師御廟を信仰の源泉とする。
  • 信仰の対象としては、西塔・根本大塔には両部(金剛界胎蔵界)大日如来を祀り、御影堂(みえどう)(弘法大師御住坊・現在は、真如様(しんにょよう)の弘法大師御影(絵像)を祀る)・不動堂などの諸堂がある壇上伽藍と弘法大師入定の地・奥之院御廟の2つを聖地としている。
  • 宇宙すべてのものは大日如来の「いのち」の顕れであり、この「いのち」を表現したのが「曼荼羅」である。
  • 根本を法身仏の大日如来、根本経典を「大日経」「金剛頂経」とする。
  • 1984年昭和59年)に菩提心の復活と即身成仏の教え(「いのち」の平等と尊厳をさとり、大日如来の智慧をこの世に実現する)を広め、この世に生きた仏国土をつくり、心豊かな社会の実現を目指して、標語「生かせ いのち」を提唱した。
  • また、弘法大師の共利衆生(きょうりしゅじょう)の精神に立ち、社会に貢献する「御宝号念誦運動」を宗団として取り組んでいる。「御宝号」とは「南無大師遍照金剛」(なむだいしへんじょうこんごう)のことである。

僧籍取得、僧階補任・住職資格要件[編集]

  1. 得度
  2. 度牒授与(僧籍簿記載)
  3. 加行
  4. 受戒
  5. 灌頂(伝法潅頂
  6. 僧階補任
  7. 祖廟参籠

住職資格上記に加えて、法流禀承(ほうりゅうほんじょう)を受ける必要がある。

住職以外に、副住職を置く寺院がある。

名誉住職[編集]

高野山真言宗の寺院住職に補任されて、20年を経るなど、高野山真言宗の定める要件を満たすと、名誉住職(めいよじゅうしょく)の称号が許される。

高野山真言宗では住職には任期がなく、終身制を採っていたが、高齢などの理由で住職を辞した場合、辞した住職は、厳密にいうと身分上、その住職が務めていた寺院の徒弟となる。他の徒弟と同じ身分となる。これは、住職を辞して後も引き続き寺院に居住して、後継の住職に対して指導・教育に当たるとき、身分上と言えども、寺院の徒弟(前住職)が住職に指導するということになってしまうので、住職を辞しても身分を保障する配慮として、名誉住職という地位を設けた。また、名誉住職を設けることで、住職の交代を容易にして世代交代を活発化させる目的もある。

住職と名誉住職の、寺院内での職務上の権利の差異はほとんどないが、名誉住職に関しては、高野山真言宗管長の被選挙権がないなど一部制限が設けられている。

僧階[編集]

補任・昇階[編集]

  • 僧階の補任・昇階には高野山真言宗が定めた条件を満たさなければならない。
    • 教師検定試験に合格する・定まった年数以上僧階に留まるなど
    • 僧正に昇階する時は、僧正参籠を受けなければならない。
    • 昇階時は所定の礼録を納める。

転派[編集]

  • 古義・新義真言宗系宗派所属の教師が所属宗派を離脱して、高野山真言宗へ転派した場合は、僧階が2階級降格となる。
  • 転派した教師が大僧正の僧階である場合は、本人が僧階降格の申請をしない限り、降格とはならない。但し、真言宗智山派・真言宗豊山派・新義真言宗の場合は、1階級の降格となる。

僧階以外にも、各種の階級・称号等が設けられている。

布教師[編集]

  • 布教師(高野山布教師に加えて、高野山に駐在、あるいは全国を巡回する本山布教師が任命される。口説と詠歌の2種がある。)

教階一覧[編集]

  • 教階(主教・弘教・示教・司教・補教)本山布教師に対して補任される階級。弘教以上は審議がある。

詠階一覧[編集]

  • 詠監・詠監補・詠匠・詠匠補・詠真・詠道・詠伝・詠範・詠教・詠修・准教師・・・以下略)詠匠までは昇補試験(筆記・実技)が必要。詠監補以上は審議がある。

特遇称号一覧[編集]

  • 宿老・学頭 

学階一覧[編集]

  • 碩学・学匠・都講・司講・補講 学階選考会を経て審議がある。

僧階一覧[編集]

級数・僧階・特遇称号・学階・教階)(資格認定・色衣) (称号が無い場合は無と記載する) ※特遇称号・学階・教階については、その僧階の者全てが持っているわけではなく、それぞれ協議が行われて任命あるいは贈呈などが行われる。

(緋色の折五条の着用を許される。)

  • 2級・権大僧正・宿老・碩学・主教(紫)

(緋色の折五条(略式の袈裟の一種)の着用を許される。権大僧正に昇階した記念として、総本山金剛峯寺より、緋色の折五条を贈呈(1回限り)される。

  • 3級・中僧正・学頭・学匠・弘教(紫)
  • 4級・権中僧正・学頭・学匠・弘教(紫)
  • 5級・少僧正・無・都講・示教(紫)
  • 6級・権少僧正・無・都講・示教(紫)
  • 7級・大僧都・無・司講・司教(大学院卒)
  • 8級・権大僧都・無・司講・司教(大学卒)
  • 9級・中僧都・無・司講・司教(大学3)
  • 10級・権中僧都・無・補講・補教(大学2年)
  • 11級・少僧都・無・補講・無(大学1年)
  • 12級・権少僧都・無・無・無(高校卒・専修学院卒)
  • 13級・大律師・無・無・無(高校2年)
  • 14級・律師・無・無・無(高校1年)
  • 15級・権律師・無・無・無
  • 16級・教師試補・無・無・無

寺格(順不同)[編集]

  • 大本山 寳壽院(和歌山県高野町)
  • 一般寺院教会

毎日・毎月行事[編集]

  • 毎日・奥之院 ・ 行法師2人常在・読経などを行う
  • 毎日・伽藍(壇上伽藍) - 沙汰人2名、阿闍梨2名・5日交替
  • 毎月(月並)・毎月16日 - 山王院問講
  • 毎月(月並)・毎月19日 - 御影堂問講
  • 毎月(月並)・毎月21日 - 御影堂・奥之院にて御影供

年中行事[編集]

  • 奥之院修正会 - 1月1・2・3日
  • 金堂修正会 - 1月1・2・3日
  • 大塔修正会 - 1月5日
  • 金剛峯寺新年祈祷会 - 1月5日
  • 御修法遥拝会 - 1月11日
  • 阪神淡路大震災物故者追悼法会 - 1月17日
  • 大塔節分祈祷会 - 2月3日
  • 金剛峯寺常楽会 - 2月14日・15日
  • 法印転衣式 - 3月10日前後吉日
  • 東日本大震災物故者追悼法会 - 3月11日
  • 春季金堂彼岸会 - 春季彼岸中日と春季彼岸中日前後2日を加えて3日間
  • 奥之院正御影供(新暦) - 3月21日
  • 金剛峯寺仏生会 - 4月8日※甘茶接待あり
  • 金堂庭儀大曼荼羅供 - 4月10日
  • 旧正御影供御逮夜・萬燈萬華会(旧暦) - 3月20日
  • 旧正御影供(旧暦) - 3月21日
  • 御影堂旧正御影供(旧暦) - 3月21日
  • 奥之院萬燈会 - 4月21日
  • 金堂胎蔵界結縁灌頂 - 5月3・4・5日
  • 奥之院大施餓鬼会 - 5月21日
  • 山王院夏季祈(旧暦) - 5月1・2日
  • 山王院堅精(旧暦) - 5月3日
  • 宗祖降誕会 - 6月15日
  • 高野山青葉祭り - 6月15日
  • 准胝堂陀羅尼会 - 7月1日
  • 金剛峯寺内談義(旧暦) - 6月9・10日
  • 山王院御最勝講(旧暦) - 6月10・11日
  • 金堂不断経 - 8月7日より1週間
  • 大塔御国忌 - 7月16日
  • 金剛峯寺盂蘭盆会 - 8月11日
  • 奥之院萬燈供養会 - 8月13日
  • 関東大震災物故者追悼法会 - 9月1日
  • 勧学会 - 9月中
  • 傳燈國師忌 - 9月11日
  • 秋季金堂彼岸会 - 秋季彼岸中日と秋季彼岸中日前後2日を加えて3日間
  • 金堂土砂加持 - 秋季彼岸中日
  • 奥之院萬燈会 - 10月1・2・3日
  • 金堂金剛界結縁灌頂 - 10月1・2・3日
  • 明神奉送迎(旧暦) - 9月3日
  • 諡號奉讃会 - 10月27日
  • 高野山御社御幣納め - 12月31日

臨時行事[編集]

  • 高野山開創記念大法会 - 50年ごとに行う
  • 宗祖弘法大師御降誕記念大法会 - 50年ごとに行う
  • 宗祖弘法大師御入定御遠忌大法会 - 50年ごとに行う

宗務組織[編集]

  • 管長(金剛峯寺座主) - 任期4年・推戴
    • 推戴期日を定めて、推戴公示を行い、推薦の届け出を受け付ける。推薦を受け、座主として推戴される資格として、大僧正の僧階を有する正住職。座主の候補者が複数の場合、130名からなる座主推戴人の投票により決定する。推戴管理長が3人の推戴立会人を任命し、推戴期日に開票する。
    • 管長(座主)が任期中に退任・辞任した場合の後任者の任期は、就任日から4年とする。
  • 責任役員 - 7名
  • 宗務所 - 金剛峯寺内に設置
  • 宗務出張所
    • 東京別院(東京宗務出張所)(東京別院の主監は東京宗務出張所長を兼務)
    • 堀川別院(京都宗務出張所)(堀川別院の主監は京都宗務出張所長を兼務)
  • 高野山真言宗宗会(しゅうかい、略称・宗会)
    • 春期・秋期に開会
    • 構成・金剛峯寺耆宿10名
    • 地方区被選挙議員(宗会議員)(任期4年・27名)
  • 内局
  • 責任役員(金剛峯寺執行(しぎょう)を兼ねる)
  • 責任役員が任期中に退任・辞任した場合の後任者の任期は、就任日から4年とする。
    • 宗務総長 (内局を統括・選挙制・任期3年・金剛峯寺執行長を兼ねる) - 総長公室(総長公室長を置く)
    • 総務部長 (総務部を統括。金剛峯寺執行を兼ねる)- 総務部 - 総務課・労務厚生課・社会人権局 - 社会課・人権課(社会人権局長を置く)
    • 教学部長 (教学部を統括。金剛峯寺執行を兼ねる)- 教学部 - 教学課・教宣課・教化課
    • 法会部長 (法会部を統括。金剛峯寺執行を兼ねる)- 法会課・信徒局(信徒課、伽藍、奥之院、霊宝館)
    • 財務部長 (財務部を統括。金剛峯寺執行を兼ねる)- 会計課・工務課・調度課
    • 山林部長 (山林部を統括。金剛峯寺執行を兼ねる)- 山林課
  • 内事(管長の秘書的な役割を担う。内事長を置く)
  • 伽藍(責任者として維那を置く)
  • 奥之院(責任者として維那を置く)
  • 国際局
  • 宗機顧問会
  • 制度調査会
  • 審査委員会
  • 寺族婦人会
  • 密教婦人会

宗務支所組織[編集]

  • (日本国内を9地区に分け、53支所を設置) - 全国寺院教会(約3700ヶ寺) - 代表役員住職 - 責任役員
    • 寺院・教会の慶弔火災があった場合、高野山真言宗が定める慶弔見舞金規定に基づき、慶弔見舞金が給付される。
    • 寺院・教会の住職・住職を退任した者、寺族が死亡した時は香華料を給付する。
    • 宗務支所(支所長・任期3年 各宗務支所下の寺院住職による輪番制。)

宗務支所内の各種事務処理を行う機関であると共に、宗務支所内寺院を統括する。宗務支所ごとに代議員・副長などを置いて、宗務支所下の寺院住職・寺族がその役職に就く。宗務支所に置かれる役職は、各宗務支所ごとに概(おおむ)ね差異は無いが、宗務支所の状況に応じて、独自の役職を設けることがある。また、事務を行う事務局が設けられることもある。

宗務支所一覧[編集]

  • 北海道宗務支所
  • 福島宗務支所
  • 栃木宗務支所
  • 群馬宗務支所
  • 山梨宗務支所
  • 長野宗務支所
  • 埼玉宗務支所
  • 東京宗務支所
  • 神奈川宗務支所
  • 相模宗務支所
  • 富山宗務支所
  • 愛知宗務支所
  • 濃飛宗務支所
  • 三重宗務支所
  • 福井宗務支所
  • 富山宗務支所
  • 石川宗務支所
  • 丹後宗務支所
  • 丹波宗務支所
  • 京都宗務支所
  • 大阪宗務支所
  • 和泉宗務支所
  • 河内宗務支所
  • 奈良宗務支所
  • 内吉野宗務支所
  • 和歌山宗務支所
  • 但馬宗務支所
  • 兵庫宗務支所
  • 播磨宗務支所
  • 徳島宗務支所
  • 阿波宗務支所
  • 香川宗務支所
  • 高知宗務支所
  • 愛媛宗務支所
  • 美作宗務支所
  • 備中宗務支所
  • 備前宗務支所
  • 広島宗務支所
  • 鳥取宗務支所
  • 島根宗務支所
  • 山口宗務支所
  • 五島宗務支所
  • 福岡宗務支所
  • 熊本宗務支所
  • 大分宗務支所
  • 宮崎宗務支所

関連機関・組織[編集]

  • (財)高野山文化財保存会 - 高野山霊宝館
  • 高野山壇信徒協議会
  • 高野山枢議会
  • 弘法大師奉賛会 - 1984年設立
  • 高野山真言宗参与会
  • 高野山寺領森林組合
  • 高野山教化伝道本部
    • 華道高野山総司庁(総裁・高野山真言宗管長) - 教宣課
    • 高野山金剛流 - 御詠歌の組織・金剛講総本部を大師教会本部に設置 - 教宣課
    • 高野山宗教舞踊会総司所 - 教宣課
    • 高野山大師教会
    • 高野山本山布教師会
  • 御写経奉納総司所
  • 財団法人高野山勧学財団
  • 高野山競書大会

教育機関[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 高野山真言宗、6.8億損失か お布施など運用に失敗 朝日新聞2013年2月27日
  2. ^ 高野山真言宗:宗会を解散 宗務総長の不信任案可決で 毎日新聞2013年2月28日
  3. ^ 高野山真言宗が宗会解散 法人化後で初 日本経済新聞2013年2月27日
  4. ^ 宗務についてのご報告:宗会解散について 高野山真言宗ホームページ2013年3月1日
  5. ^ 高野山真言宗が宗会解散 法人化後初、不信任可決も 共同通信2013年2月27日

外部リンク[編集]