高野山高等学校

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高野山高等学校
校舎
過去の名称 高野山中学林
国公私立の別 私立学校
設置者 高野山真言宗
学校法人高野山学園
校訓 身のこなし美しく
口にいつもありがとう
意に思いやりの優しさあり
設立年月日 1886年5月1日
創立記念日 5月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程通信制課程
設置学科 普通科
専攻科 宗教科
高校コード 30501E
所在地 648-0288
外部リンク 公式サイト
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高野山高等学校(こうやさんこうとうがっこう)は、和歌山県伊都郡高野町にある学校法人高野山学園設置の私立高等学校全国私立寮制学校協議会参加・加盟校。

概要[編集]

高野山真言宗の元で、古義大学林(現・高野山大学)と共に1886年(明治19年)に設立された高校。開学当時は高野山真言宗の設置であったが、学校法人高野山学園が設立された後に高野山学園に所属した。仏教色の強い学校であり、高野山真言宗の教えに基づいた教育が行われている。多くの生徒が学生寮から通学している。近年は、進学コースが出来たためか、難関・中堅大学への進学も目立つ。

沿革[編集]

  • 1886年5月1日 古義真言宗尋常中学林として興山寺跡(現金剛峯寺別・奥殿)に古義大学林に併置して創立。三ヵ年課程を以て初歩の自他宗学を教授する。
  • 1895年 学科及び学年の編制を改め、自他宗学の外に普通学科を加える。
  • 1908年 私立古義真言宗聯合高野中学林と称す。第4学年を置く。
  • 1909年 第5学年を置き、5年制確立さる。
  • 1916年 私立真言宗高野山中学と改称、大学から分離独立する。
  • 1919年 在家(檀信徒)の子弟の入学を許可する。
  • 1923年 谷上の校舎竣成す。興山寺跡にあった旧校舎から移転する。
  • 1924年 高野山中学と改称する。
  • 1936年 講堂竣成
  • 1937年 創立50周年記念祭挙行。校門、武道場建設さる。
  • 1948年 学制改革により、高野山高等学校と改称する。修業年限3年、男女共学となる。
  • 1951年 創立記念日を期して、現在の校章を制定する。高野山中学の伝統をいかし、三宝鳥の羽に「中」とあったものを三宝鳥に「高」とする。
  • 1955年 体育館竣成、三笠宮崇仁親王殿下の御台臨を得て開館式を挙行する。
  • 1956年 創立70周年記念式典挙行。恩師の碑、和泉猪之吉先生胸像建立さる。
  • 1966年 第38回全国高等学校選抜野球大会に出場。第38回選抜高等学校野球大会に初出場。土佐高校に0-4で1回戦敗退。
  • 1968年 寄宿舎竣成
  • 1969年 柔道場竣成
  • 1982年 韓国東国大学校師範大学附属高等学校と姉妹結縁。
  • 1984年 韓国東国大学校師範大学附属中学校と姉妹結縁。
  • 1986年 新体育館竣工。創立100周年記念式典挙行
  • 1988年 第70回全国高校野球選手権記念大会に出場。第70回全国高等学校野球選手権大会に初出場。堀越高校(西東京)に1-4で1回戦敗退。
  • 1990年 第二体育館竣工
  • 1994年 宗教科(男女共学)新設
  • 1996年 多目的グラウンド落成
  • 1999年 普通科に海外留学コース新設
  • 2001年 宗教科(男女共学)が文部科学省より認可される。
  • 2002年 普通科に総合コース(総合学力・国際福祉)、スポーツWコースをもうける。
  • 2004年 普通科に京都大学文系特別進学コースを新設する。
  • 2006年 創立120周年記念式典挙行
  • 2009年 京都大学文系特別進学コースを京都大学特進コースに改称
  • 2010年 全普通科をAL進学、自己探求、介護福祉士養成、スポーツの4コースに編成。
  • 2012年 普通科をAL進学、自己探求、スポーツの3コースに編成。
  • 2015年 高野山開創1200周年をむかえる。9月、広域通信制課程マイウェイコースを新設する。
  • 2016年 公式SNSを開始。
  • 2017年 寄宿舎の改装が行われる。

校訓[編集]

『身のこなし美しく、口にいつもありがとう、意に思いやりの優しさあり』 - 仏教における身口意の重要さをわかりやすく説法。

宗教科[編集]

  • 専攻科として宗教科を持っている。なお、類似したものとして、身延山高等学校では僧侶を目指す生徒のために普通科内に「仏教コース」が設けられていたり、比叡山高等学校では僧侶を目指す生徒のために、別枠で宗教の単位を取得させ、寮生活が行われる「宗内生」という制度が設けられているが、高野山高校の宗教科は高等学校課程では日本で唯一の宗教専攻学科である。
  • 卒業すれば准教師の資格を得られる。なお僧侶の資格(僧階)の取得は出来ないものの、高野山大学や高野山専修学院などに進学すれば僧階を取得できる。
  • この日本唯一の「宗教科」はその特殊性が注目され、しばしばメディアに取り上げられる。
  • 宗教科の在籍中に得度、理趣経加行、御身法加行を終わらせるほか、希望があれば夏休み期間中などに四度加行を受ける事ができる。これにより高校在学中に真言宗の僧侶の資格を取得する事が可能である。
  • 「宗教科」と言っても、実家が寺院である生徒だけでなく、一般の在家からの生徒も多い。
  • 生活も、宗教の授業を除いては、ほぼ一般の生徒と大差はなく、部活動に精を出す生徒が多い。また、山内の宿坊に住み込んで働きながら、通っている生徒もいる。
  • また、女子生徒も受け入れており、女子生徒は長髪も許可されており、一般の女子生徒と同じ寮生活を送っている。
  • 宗教科は他のコースに比して行事も多い。四国遍路実習(1番から12番までを徒歩で巡礼)や水行、各法会などが行われる。修学旅行ではハワイに行き、ハワイの高野山真言宗の寺院にて国際交流が行われたり、えひめ丸事故にてなくなった人々の慰霊を行ったりする。
  • 2016年の研修旅行では台湾に行き天后宮での法会や台湾の高野山真言宗の寺院に訪れた。
  • 2013年度入学生から、宗教科はI類とII類に分類され、I類は従来同様のカリキュラムであるが、II類は「私立文系難関大学対策コース」とし、従来のカリキュラムに加え、難関私大文系への進学が出来るように、土曜日に特別授業が行われる。

普通科[編集]

  • 普通科には「特別進学」、「自己探求」、「スポーツ」の3コースがある。かつては「国際福祉」「海外留学」などのコースも存在した。
  • 普通科には共通して「宗教」の授業がある。だが、授業内容は弘法大師空海の伝記などが中心のため、宗教的要素は少ないといえる。
    • なお、「宗教」の授業については、般若心経を暗唱することが単位の認定要件である。
  • 特別進学コースは2004年に当時の学校長であった添田隆昭(現・高野山真言宗宗務総長・京都大学文学部卒)の肝いりで、自らのおじである土生川正道宗務総長(当時)のバックアップもあり、「京都大学文系特別進学コース」として設立され、当時流行りの「特別進学」「学校内予備校」を導入した。
    • 創始期は、滝山敏郎をはじめとする大手予備校講師を招いて授業が行われていると宣伝していた。だが瀧山の授業は月に一度程度の授業(1期生のみが対象)や学校説明会における客寄せとして行われていただけで、契約上の事情により瀧山は2年半ほどで同校の講師を辞した。特進コースの教員は数名を除いてその大半が非常勤講師によるところもあり、また学校側の方針に合わないという理由で辞めていく教員もおり、入れ替わりが激しい。
    • 少人数制を行っているが、一学年あたり数人程度であるため、過密な人間関係を強いられる。勉学に集中させるためという理由で、本校とは区別され、特進コースの生徒は高野山大学の校舎で授業が行われる。また、かつて特進コースの生徒は本校とは別の寮に寄宿していたが、後述の2012年6月18日の女子生徒傷害事件のため、寮は本校と統合された。
    • 高大連携教育の一環として、高野山大学の教授による古文・漢文の授業が行われている。
    • 1日50分授業が8限あるため、部活動等、課外活動への参加は許可されない。ただし、インターアクトクラブの活動への参加は許可されている。
    • 当時は「第一志望に合格出来なければ授業料免除」という独特の制度があった。もっとも、これは模試の結果において、第一志望がD判定・E判定の場合には適用されないというもので、後にこの制度は非効率性や同校や学園の経営方針の転換から、廃止に至った。
    • 創設当初は「京都大学文系特別進学コース」としていたが、京都大学への合格者は卒業生から1名出したほどで、関関同立・産近甲龍など中堅私立大学への進学が目立つ。また、理系への進学者も出して以降、理系への対策も行われるようになり、後に自治医科大学など医学部への合格者も出しており、「AL進学」、「特別進学」と改めて、現在に至る。
    • 2006年には全国の進学校・特進設置校において高等学校必履修科目未履修問題が発生したが、特進コースも例外ではなかった。また、2012年には高野山大学の体育館にて特進コースの女子生徒による同級生傷害事件が発生したりと、その特殊性と閉鎖性から少なからず問題も発生し、内外からその改善が指摘されている。
  • スポーツコースは従来野球部とバスケット部があり、2014年度からはサッカー部がやハンドボール部(女子)が新設された。
    • 近年では、女子生徒の受け入れも行っており、女子プロ野球選手の養成も期待されている。
    • 毎年ホノルルマラソンにも出場している。
  • 自己探求コースは、一般の高校における標準的なコースの位置づけである。もっとも、切り絵(宝来)づくりなど高野山の文化体験ができたり、修学旅行は東北地方に行くなど、独創的なカリキュラムが用意されている。

広域通信制課程マイウェイコース[編集]

2015年9月から広域通信制課程マイウェイコースが開設された。同コースは、高野山東京別院に東京校を置き、高野山大学 大阪サテライトキャンパスに大阪校を置き、各個人塾がサポート校として協力しており、芸能・美容・ペット等の専門学校とも提携していることが特色である[1]

各種メディアによる特集[編集]

日本で唯一宗教科がある学校として有名なため、さんまのSUPERからくりTVの「生徒だけの学級会」や、ちちんぷいぷい大阪ほんわかテレビなどに出演したことがあった。また2014年1月15日から1月25日まで朝日新聞の教育欄に「お坊さん高校生」として特集された[2]

SNSなどの活用[編集]

2016年より公式Twitter 公式YouTube 公式LINEのアカウントを開設。日々の学校の様子を配信している。

学校生活[編集]

  • 入学時に輪袈裟と念珠を受ける。
  • 制服はブレザーである。かつては詰襟・セーラー服だった。宗教科の生徒は行事などで法衣を着用する。
    • 渡辺麻友のシングルヒカルものたちの カップリング曲「サヨナラの橋」のMVは、全国47都道府県の実在する高校の制服を渡辺が着用して出演しているが、高野山高校の女子制服はこれに採用された。
  • 高野山高校生徒は金剛峰寺において学生証を見せると、無料で参拝することができる。
  • 寄宿舎は学校に併設しており、多くの生徒は寄宿舎から通学している。もちろん、近隣の地域に住む生徒は自宅通学も可能であり、橋本駅などからスクールバスも出ている。
    • 宿坊に住み込みで働きながら、通学している生徒もいる。
    • 毎年6月15日に青葉祭の前になると、寮の有志によってねぶたが作られる。
    • 寄宿舎は原則として2人部屋である。二段ベッドである。例外的に1人部屋になることもある。
    • 食事以外、洗濯等は自分ですることが求められる。
    • 土日などは許可を得て帰省することもできる。
    • 寄宿舎では、11時消灯(ブレーカーごと)、部屋によっては電波状況が悪い部屋もあるが2017年の改装によりwifiが完備され電波状況は改善された。各部屋にテレビは設置できないが、各階にテレビ室がある。
    • 寄宿舎の老朽化が問題となっていたが、2017年に改装され、トイレがすべて洋式になったり、全室照明がLEDになったり、浴室もきれいに改装された。
  • 寮生は3食を食堂で食べる。通学生は昼のみ食堂を利用する。
    • なお、廟参の前日・当日の給食は精進料理であり、肉や魚は出されない。もっとも、チクワが入っていたりするため、絶対的な精進料理ではないこともある。
    • 高野山の名産品であるゴマ豆腐が出されることもある。
    • 特進コースは例外的に高野山大学の学食にて自由に食事をすることが認められている。

学校行事[編集]

  • 毎朝講堂で朝礼が行われ、般若心経を読経し、不動明王・愛染明王の真言、大師宝号、明神号、校訓を唱え、校長の講話を聞く。
  • 宗教学校のため、宗教行事も多く、毎月(ない月もある)空海の命日にあたる21日には廟参(奥の院参拝)が行われる。廟参では、大師教会で専修学院生などとともに法話を聞く(僧侶ではなく、著名人の場合もある。夜回り先生こと水谷修などが講演したこともある)。その後、法衣に身を包んだ宗教科の生徒、制服に輪袈裟を付けた普通科の生徒たちが列をなして、奥の院に参拝し、奥の院灯篭堂前で、宗教科は理趣経、普通科は般若心経を7回唱える。
  • 入学した生徒は大師教会で受戒を受け、金剛峯寺を参拝する。
  • 5月には金剛峯寺本堂において、音楽法会があり、生徒個人の目標を奉納のほか宗教科生によりご詠歌や舞踊の奉納を行う。
  • 弘法大師空海の誕生日である6月15日には青葉祭があり宗祖弘法大師空海の生誕を祝い、街中で「大師音頭」を踊ったり、その前夜祭では生徒有志でつくられたねぶたを引いて街を練り歩く。
  • 秋には文化祭(南嶺祭)が行われ、弁論大会や講演会、各クラスによる出店が行われる。
  • 10月中旬、高野山の産土神を祀る明神社の大祭においては、神輿をかつぐ。
  • 11月には追悼法会があり、高野山真言宗の高僧を導師として宗教科の生徒による理趣経の読経が行われ、高校の出身者・関係者で亡くなった人々を追悼している。
  • 釈尊が入滅した2月14日、15日(常楽会)には金剛峯寺前で般若心経・釈尊の真言を唱えて、釈尊をしのぶ。また、常楽会の最後の座は宗教科生も金剛峯寺内にて参列する。
  • 寒行托鉢は宗教科生が本山や高野山専修学院生と共に行う。行き先は高野山周辺だが班によって別れる。また花坂の地域は高野山高校生のみで行われる。
  • 修学旅行については、韓国や台湾の姉妹校に行ったり、グアムやハワイに行ったりとコースや年によって異なる。もっとも2016年、自己探求コースの修学旅行先は東北であり、ボランティア活動を行うなど画期的な取り組みとして新聞で取り上げられた。

部活動 [編集]

  • 野球部
    • 野球部は和歌山県における強豪校の一つであり、過去に夏の甲子園大会(1988年・第70回)と春の甲子園大会(1966年・第38回)にそれぞれ1回ずつ出場したことがある。校庭には甲子園出場を記念する石碑が建立されている。
    • 2007年第89回全国高等学校野球選手権大会和歌山大会で決勝戦に進出、智辯和歌山と対戦したが、結果は1-4で敗退し久々の甲子園出場はならなかった。
    • 2015年・2016年の秋季和歌山大会では智辯和歌山を破り、準優勝を飾っている。近畿大会で初戦敗退したものの、センバツ出場に向けてあと一歩というところにまで迫り、かつての強豪校としての復活を見せてきている。
    • 2016年11月には、学園130周年を記念して比叡山高校野球部との交流試合が高野山高校グラウンドで行われ、見事勝利を飾ることができた[3]
  • バスケットボール部(マウンテン・ベアーズ)
  • 空手道部(白蓮会館)
    • 白蓮会館の空手道部は国内の高校ではほとんどなく、W.K.O.空手ワールドカップ等の主要な大会に出場し、上位入賞を果たしている部員もいる。
  • サッカー部
  • 女子ハンドボール部
  • 宗教行道部
    • 宗教行道部については、宗教科の生徒がそのまま入部して活動するという形式をとっている。
  • 文芸部
  • 書道部
  • 家庭科部
  • マンガ・イラスト部
  • インターアクト部
    • 奥の院前で募金活動をしたり、周辺校・海外との交流など積極的に活動している。
  • 軽音楽部

不祥事[編集]

  • 2006年4月24日、普通科国際福祉コース2学年に在籍する男子生徒が町内在住の写真店主を殺害し、大阪府内の警察署に出頭し逮捕される事件が発生した(逮捕された男子生徒は家庭裁判所送致、観護措置、検察官送致を経て刑事裁判において、懲役5年から10年の不定期刑を言い渡された)[1]
  • 2006年9月、6~8月の間、野球部の1年生3人が寮内で、個別に同級生の部員1人に暴行を加えたとして、秋季近畿地区高校野球大会県1次予選への出場を辞退した[2]
  • 2006年10月、普通科京都大学文系特別進学コースにて、高等学校必履修科目未履修問題が発生した[3]
  • 2012年6月18日、普通科AL進学コース3学年に在籍する女子生徒が高野山大学の体育館にて同級生を刺傷し、逮捕される事件が発生(逮捕された女子生徒は家庭裁判所送致、観護措置を経て中等少年院送致処分となった)[4]
  • 2013年9月、部員の家族から現金などを受け取って私的流用していたとして、野球部の元監督が日本学生野球協会から1年間の謹慎処分となった。
  • 2014年6月15日、同校1年生の男子生徒が蓮華定院(添田隆昭住職-元校長・現高野山真言宗宗務総長)へ放火を図ったとして、現住建造物放火未遂罪で逮捕される事件が発生した(逮捕された男子生徒は家庭裁判所送致となった)[5]
  • 2014年8月、野球部内で喫煙があったとして高校野球新人戦への出場を辞退する[6]

備考[編集]

  • 校長職は僧侶が務めることが慣例となっている。もっとも、非僧侶が校長職を務めることもある。
  • 2013年度から、作家であり高野山真言宗僧侶でもある、家田荘子を特任講師として招聘し、年に数回程度講義が行われている[4]
  • 入学者数の減少などから財政難が深刻な問題となっており、庄野光昭内局時代には「その存在自体を問わねばならない事態となっている」と指摘され、一時は高野山大学との校舎の統合も模索されていたが、2009年の高野山大学生の大麻所持事件などを受けて計画は見直され、現在に至っている。
  • 教育方針には、高野山真言宗内部の権力抗争が大いに影響しているという指摘が挙げられる。とりわけ、土生川正道宗務総長・学園理事長時代には、彼自身のバックアップもあって自らの甥である添田隆昭により、京都大学文系特別進学コースなどの新設改革が行われたが、2006年に庄野光昭宗務総長となってからは、経費削減のためコースの再編成などの改革が行われ、学校への予算も減額されたり、外部講師との契約が解除されるなどがなされた。一時は同校の廃校や大学との校舎統合も検討された。添田は外部コンサルタントによる指摘もあって、2009年で同校校長を解任された[7]。しかし、2013年に資産運用の損失問題により庄野内局が退陣に追い込まれると、添田が新宗務総長となり、同時に高野山学園理事長となった。添田は「同窓会だより」において、「校長時代には前理事会の理不尽な方針に現場が困惑した」と庄野前内局の学園運営を批判した上で、コース運営などについては元に戻すと発言し、自己の教育方針の正当性を訴えた[8]
  • 元は高野山真言宗の僧侶養成機関であり、今も宗教科があることから、高野山真言宗僧侶の子弟を対象とした奨学金制度もある。
  • 高野山真言宗が母体であり、総本山のある高野山に位置する高校であるにもかかわらず、山内寺院の子弟の高野山高校への進学の少なさが指摘されている[9]

アクセス[編集]

  • 南海電鉄鋼索線高野山駅下車
    • 南海りんかんバス(奥の院口行き・奥の院行き)千手院下車、徒歩20分
    • 南海りんかんバス(大門行き)本山前(金剛峯寺前)下車、徒歩15分 / 高校前下車、徒歩2分(大門行きで高校前経由は1日に1本ほどしかない)。

系列校[編集]

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2006年4月25日「朝日新聞」朝刊
  2. ^ 2006年09月09日「朝日新聞」朝刊
  3. ^ 2006年11月01日「朝日新聞」朝刊
  4. ^ 2012年6月19日「朝日新聞」夕刊
  5. ^ 2014年06月16日「朝日新聞」夕刊
  6. ^ 和歌山放送ニュース 平成26年8月21日
  7. ^ 『エルネオス』2013年 6月号「開祖の弘法大師も泣いている…聖地・高野山真言宗で起きた内紛」
  8. ^ 『高野山高等学校 同窓会だより』2013年号
  9. ^ 「高野山教報」平成29年4月21日5頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 高野山高等学校
  • 高野山高等学校宗教科
  • 高野山高等学校マイウェイコース