滋賀県立琵琶湖博物館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 滋賀県立琵琶湖博物館
Lake Biwa Museum
Lake Biwa Museum.jpg
滋賀県立琵琶湖博物館の位置(滋賀県内)
滋賀県立琵琶湖博物館
滋賀県立琵琶湖博物館の位置
施設情報
正式名称 滋賀県立琵琶湖博物館
愛称 びわはく
専門分野 淡水魚琵琶湖
館長 篠原徹2010年4月~)
研究職員 28名
事業主体 滋賀県
管理運営 滋賀県
延床面積 23,987m2
開館 1996年10月20日
所在地 525-0001
滋賀県草津市下物町1091番地
位置 北緯35度4分26.9秒 東経135度56分5.7秒 / 北緯35.074139度 東経135.934917度 / 35.074139; 135.934917
アクセス JR草津駅(新快速でJR京都駅から約20分)から近江鉄道バスで約25分
公式サイト http://www.biwahaku.jp/
プロジェクト:GLAM

滋賀県立琵琶湖博物館(しがけんりつびわこはくぶつかん)は、滋賀県草津市琵琶湖湖岸烏丸半島にある県立の博物館をテーマにした博物館としては日本で最大規模であり、淡水専門の水族展示を含め多彩な展示がある。

特徴[編集]

琵琶湖の歴史は、およそ400万年前まで遡る。その琵琶湖をテーマに置いていることから、それに特化した展示内容が充実している。水族館施設は、ほかでは珍しい淡水魚を中心とするもので、琵琶湖固有種がすべて見られるほか、国内外の淡水魚も展示されている。プランクトンは生きたものが観察できる。また、琵琶湖と人間の関わりについての展示も充実している。琵琶湖や「湖と人間」に関する資料を、11分野、512,036点を収蔵・登録し、利用に供している(2016年3月現在)。

概要[編集]

目的
琵琶湖に対する総合的な理解を深めることにより、湖と人間のよりよい共存関係を築いていく(滋賀県立琵琶湖博物館の設置および管理に関する条例 第1条)。
事業
  1. 研究、資料の整備および情報の提供を行う
  2. 常設展示、企画展示その他の展示を行う
  3. 観察会、見学会その他の交流事業を行う
  4. その他博物館の設置の目的を達成するために必要な事業
3つの「基本理念」
1. テーマをもった博物館
「湖と人間」というテーマを掲げ、自然と文化の両方を同時に扱う総合博物館を目指す
2. フィールドへの誘いとなる博物館
みなさんの興味が博物館の中だけで終わるのではなく、生活や地域などのフィールド(現場)に向かいたくなるような展示や体験プログラムを提供する
3. 交流の場としての博物館
あらゆる人びとが、展示や交流活動、研究・調査活動などに関わることができ、楽しみながら学び考え、出会いの場となる博物館を目指す


施設[編集]

建築概要[編集]

常設展示[編集]

C展示室には、彦根市から移設された実際の民家(冨江家)が展示されており、電化製品や生活用品など昭和39年頃の生活の様子が忠実に再現されている。
A展示室 琵琶湖のおいたち
自然環境の変化について展示してあり、化石岩石鉱物も展示している。
B展示室 人と琵琶湖の歴史
琵琶湖に関する湖底遺跡や湖上の交通、漁業について展示している。展示室中央にはかつての湖上水運の主力だった「丸子船」を展示している。
C展示室 湖の環境と人びとのくらし
琵琶湖と人々の暮らしの関わりについて展示している。彦根市から移築された農家を利用して昭和30年代の生活風景を再現している。展示室入り口付近の床には、琵琶湖瀬田川宇治川淀川周辺の巨大な航空写真が印刷されている。
水族展示室 淡水の生き物たち
琵琶湖に住む多くの種類の魚を展示している。竹生島の周辺の水中を再現したトンネル形の水槽があり、展示通路を進みながら魚を見ることができる。
ディスカバリールーム(2018年7月リニューアルオープン予定)
ザリガニの模型など、主に子ども向けの展示がされている。

この他、野外展示(生活実験工房)もある。

企画展示[編集]

第25回 小さな淡水生物の素敵な旅(Dispersal: The fantasitic journeys of aquatic micro-fauna) 2017年7月15日ー11月19日

第24回 20周年記念 びわ博カルタ 見る知る楽しむ新発見

第23回 琵琶湖誕生 -地層にねむる7つの謎-

第22回 魚米之郷(ぎょまいのさと) -太湖・洞庭湖と琵琶湖の水辺の暮らし-

第21回 生きものがたり -生物多様性 湖国から 世界から-

第20回 ニゴローの大冒険 ~フナから見た田んぼの生き物のにぎわい~

第19回 こまった! カワウ-生きものとのつきあい方-

第18回 湖底探検~びわ湖の底はどんな世界?~

第17回 骨の記憶―あなたにきざまれた五億年の時

第16回 「昆虫記」刊行100年記念日仏共同企画 ファーブルにまなぶ

第15回 琵琶湖のコイ・フナの物語 -東アジアの中の湖と人-

第14回 湖辺~水、魚、そして人~東アジアの中の琵琶湖

第13回 歩く宝石オサムシ―飛ばない昆虫のふしぎ発見―

第12回 のびる・ひらく・ひろがる 植物がうごくとき


その他の施設[編集]

レストラン「にほのうみ」で提供されているブラックバスを使用したメニュー「バス天丼」
  • ホール(246席)
  • 実習室
  • 生活科学実習室
  • セミナー室(90席)
  • ミュージアムショップ
  • ミュージアムレストラン にほのうみ(80席)
  • 休憩コーナー・カフェテリア
  • 図書室(貸し出しは不可能)
  • 情報利用室・新空間
  • 総合案内所
  • 授乳室
  • 屋上広場
  • うみっこ広場

文化財[編集]

  • 東寺文書(107通)


WEB図鑑[編集]

  • 珪藻
  • 里山のゴミムシ
  • 琵琶湖地域の火山灰

収蔵品データベース[編集]

  • 歴史・民俗データベース
    • 民具
    • 人と暮らしアルバム
  • 地学データベース
    • 化石
    • 岩石・鉱物
    • 堆積物
    • 地学プレパラート
  • 生物データベース
    • 植物さく葉
    • 魚類
    • 貝類
    • 昆虫液浸
    • 昆虫乾燥
    • 爬虫両生類
    • 鳥類
    • 哺乳類

書籍[編集]

生命の湖 琵琶湖をさぐる 滋賀県立琵琶湖博物館編 文一総合出版 2011年4月5日 初版

琵琶湖博物館ブックレットシリーズ(サンライズ出版)

1「ゾウがいた、ワニもいた琵琶湖のほとり」高橋 啓一

2「湖と川の寄生虫たち」浦部 美佐子

3「イタチムシの世界をのぞいてみよう」鈴木 隆仁

4「琵琶湖の漁業 いま・むかし」山根 猛

5「近江の平成雲根志 鉱山・鉱物・奇石」福井 龍幸

6「タガメとゲンゴロウの仲間たち」市川 憲平

利用情報[編集]

  • 開館時間
    • 9時30分 - 17時00分(入館は16時30分まで)
  • 休館日
    • 月曜日(ただし祝日である場合を除く)
    • 祝日の翌日(ただし土曜日または日曜日である場合を除く)
    • 年末年始(その年の曜日配列により休館日は異なる)
    • 館長が特に必要があると認めるとき
  • 観覧料金
    • 通常
    • 20人以上の団体
      • 小学生・中学生 : 無料
      • 高校生・大学生 : 320円
      • 大人 : 600円
    •  琵琶湖博物館常設展示・みずの森共通券(※個人券のみ、みずの森は小中学生は有料です)
      •  高校生・大学生 : 520円
      •  大人 :850円
    • 年間パスポート
      • 1年間、常設展示と企画展示の観覧が何回でもできる。
      • 高校生・大学生 : 800円
      • 大人 : 1,500円
  • 障害者や滋賀県内に住む65歳以上の人は、常設展示の観覧が無料となる(ただし証明となるものが必要)。
  • 滋賀県内の小学校・中学校・高校・特別支援学校が教育課程に基づく学校行事で観覧する場合は、常設展示と企画展示の観覧が引率者も含めて無料となる(ただし減免申請書の提出が必要)。
  • 家族ふれあいサンデー (毎月第三日曜日)
県内在住で、家族連れで来館された方は、受付で「滋賀プラスワン」または「スマイルカード」を提示すると常設展示観覧料が無料になる。なお、「滋賀プラスワン」または「スマイルカード」に代わるものとして、滋賀県内に在住していることが分かるもの(運転免許証・健康保険証等)をご提示いただくと、同様のサービスが受けられる。
  • 体験学習の日 (毎週土曜日)
滋賀県の高校生は学生証を提示すると、常設展示観覧料が無料になる。
  • 駐車料金
大型車 1,700円、マイクロバス 1,100円
普通車 550円、自動二輪・原付 200円
普通車、自動二輪・原付については、博物館利用者の方に総合案内所で駐車無料サービス券を渡している。


交通アクセス[編集]

JR草津駅「西口」2番バス乗り場から、近江鉄道バス、琵琶湖博物館行き(約25分)、「琵琶湖博物館前」下車、徒歩1分。なお、夏期には草津駅西口発、琵琶湖博物館行の路線バスにおいて、期間限定で臨時増便運行されている。 またはJR草津駅「西口」から、タクシーで20分。

脚注[編集]

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参考文献[編集]

  • 竹内誠監修『知識ゼロからの博物館入門』幻冬舎 2010年



関連する人物[編集]

館長[編集]

研究者[編集]

退職[編集]

その他[編集]

  • 松井三四郎(館内に復元展示されている丸子船を製作した船大工)

関連施設[編集]

海外研究機関との連携[編集]

琵琶湖の価値を世界的に高めるとともに博物館活動の発展のために積極的に海外の研究機関と協力関係を結んでいる。

外部リンク[編集]