仙台市科学館

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Japanese Map symbol (Museum) w.svg 仙台市科学館
3M Sendai Science Museum
仙台市科学館
仙台市科学館
仙台市科学館の位置(宮城県内)
仙台市科学館
仙台市科学館の位置
施設情報
正式名称 仙台市科学館[1]
愛称 スリーエム仙台市科学館
前身 サイエンスルーム
来館者数 約17.9万人(2012年度)[2]
事業主体 仙台市
管理運営 仙台市教育委員会
建物設計 久米設計
延床面積 12,207.70m2
開館 9:00
閉館 16:45(入館は16:00まで)
所在地 981-0903
宮城県仙台市青葉区台原森林公園4番1号
位置 北緯38度17分55.7秒 東経140度52分59.6秒 / 北緯38.298806度 東経140.883222度 / 38.298806; 140.883222
アクセス 仙台市地下鉄南北線旭ヶ丘駅より徒歩5分
外部リンク www.kagakukan.sendai-c.ed.jp
プロジェクト:GLAM

仙台市科学館(せんだいしかがくかん)は、仙台市北部の台原森林公園に隣接する科学館である。

2013年(平成25年)6月15日より、命名権導入に伴って「スリーエム仙台市科学館」を愛称として使用している。

沿革[編集]

仙台市科学館は1968年(昭和43年)に開館するが、それ以前に仙台市には科学教育施設として「サイエンスルーム」があった。このサイエンスルームは1952年(昭和27年)に開設されたもので、東三番丁の仙台市レジャーセンターの中に所在した。この施設は14坪の研究室と34坪の実験室を持ち、物理化学生物電気の各種実験に対応できるようになっていた。サイエンスルームは仙台市教育委員会の所管施設だったが、教育委員会のほかに東北大学の教授やサイエンスルームの研究指導員からなる運営委員会がこの施設の運営に当たった。サイエンスルームは、市民への科学教育サービスとして科学講習会や科学講座を実施し、また市内の中学校や高等学校の理科実験室として用いられた。この当時、仙台市内の市立中学校全18校のうち16校は理科室を持っていなかった。このため、サイエンスルームは市立中学校3年生の共同の実験室として扱われ、1クラス単位で利用計画が組まれた[3]。1954年(昭和29年)9月には第1回仙台市児童生徒理科作品展を開催した[4]

仙台市科学館の設置計画は1966年(昭和41年)に始まる。この年、仙台市長の島野武が科学館構想を発表し、これが同年12月の市議会で承認された。科学館は青葉通り東二番丁通りの角の長銀ビル地下1階を賃借する形で設置され、1968年(昭和43年)5月に開館した[5]。この科学館は一つの展示室と二つの実験室から成っていた[4]。また、これと前後してサイエンスルームの機能が仙台市科学館に移った。仙台市科学館はサイエンスルーム以来の実験指導を継承し、その他にも映画会や特別展の企画、実施など、多方面で活動を行った。しかしこの科学館には、立地場所が手狭であり、また市街地の中に立地することから屋外観察ができないといった問題があった。このため、次第に新しい科学館の設置が望まれるようになり、1985年(昭和60年)に科学館の移転が決まった。1988年(昭和63年)に新科学館の建設工事が始まり、1990年(平成2年)9月、台原森林公園の中に新しい科学館が開館した[5]。これが現在の仙台市科学館である。

仙台市科学館は1996年(平成8年)4月にインターネット上にウェブサイトを開設した。また、2000年(平成12年)度から2001年(平成13年)度にかけて、展示室のリニューアルを行った[4]。2004年(平成16年)4月には田中耕一ノーベル化学賞受賞を記念する展示物が、2005年(平成17年)1月にはIEEEジュンイチ・ニシザワメダルの創設を記念する展示物が設置された[6]

現在の仙台市科学館の建物や景観は、いくつかの賞を受けている。まず、開館した1990年(平成2年)に第11回「東北建築賞(作品賞)」を受賞し[7]、1992年(平成4年)に第4回「仙台市都市景観賞(建築・都市緑化部門)」を[8]、1996年(平成8年)に第5回「公共建築賞(優秀賞・公共建築協会会長表彰)」を受賞した[9]。1998年(平成10年)には当時の建設省が企画した「公共建築百選」に選定された。

2013年(平成25年)4月、提案型施設命名権の導入が行われ、住友スリーエムが1年間につき100万円の3年契約という条件でこれを取得し[2]、同年6月15日から施設愛称が「スリーエム仙台市科学館」となった[10][11]

施設概要[編集]

屋内展示[編集]

館内3階の様子(2015年5月)。展示物は2011年および2012年の「鳥人間コンテスト選手権大会」において優勝した東北大学Windnautsの機体(復元)[12]
  • 生活系展示(3階)
  • 理工系展示(4階)
  • 自然史系展示(3階)

7種類のゾウの標本が展示されている。

エントランスホールの上部には東北大学Windnautsが2011年と2012年の鳥人間コンテストで使用した機体の復元機が展示されている。

野外施設[編集]

  • 岩石園
  • 自然観察園

観覧料金[編集]

  • 一般 - 500円。
  • 高校生 - 300円。
  • 中学生・小学生 - 200円。
  • 30人以上の団体には割引制度あり

周辺[編集]

アクセス[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 仙台市科学館条例(仙台市)
  2. ^ a b 仙台市科学館のネーミングライツ(命名権)の優先交渉権を取得(住友スリーエム 2013年4月16日)
  3. ^ 『仙台市史』通史編8(現代1)525頁。
  4. ^ a b c 科学館について”(仙台市科学館)2018年11月1日閲覧。
  5. ^ a b 『仙台市史』通史編9(現代2)543頁。
  6. ^ 科学館の沿革・運営方針 (PDF) ”(仙台市科学館)2018年11月1日閲覧。
  7. ^ 東北建築賞 歴代受賞作品日本建築学会東北支部)
  8. ^ 仙台市都市景観賞受賞作品一覧”. 仙台市. 2016年10月9日閲覧。
  9. ^ 公益活動 - 公共建築賞一般社団法人公共建築協会
  10. ^ ネーミングライツの運用を開始します”. 仙台市 (2013年6月11日). 2016年10月9日閲覧。
  11. ^ 仙台市科学館のネーミングライツ(命名権)を取得(住友スリーエム 2013年6月11日)
  12. ^ 東北大学Windnautsが2011年、2012年の鳥人間コンテスト優勝機体を復元。スリーエム仙台市科学館において11月29日(土)より展示がスタートしました(東北大学工学部 2014年12月1日)

参考文献[編集]

  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編8(現代1) 仙台市、2011年。
  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編9(現代2) 仙台市、2013年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]