大阪市立科学館
Osaka Science Museum | |
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大阪市立科学館(2020年1月) | |
| 施設情報 | |
| 前身 | 大阪市立電気科学館 |
| 専門分野 | 科学 |
| 事業主体 | 大阪市 |
| 管理運営 | (地独)大阪市博物館機構(2019年3月までは(公財)大阪科学振興協会) |
| 開館 | 1989年10月7日 |
| 所在地 |
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-1 |
| 位置 | 北緯34度41分28秒 東経135度29分29秒 / 北緯34.69124度 東経135.49152度座標: 北緯34度41分28秒 東経135度29分29秒 / 北緯34.69124度 東経135.49152度 |
| 外部リンク | 公式ホームページ |
| プロジェクト:GLAM | |
概要
[編集]大阪市制100周年事業として[2]、関西電力から65億円の建物設備の寄付を受けて1989年に開館した[3]。
前身は、日本初の科学館であり、初めてプラネタリウムを導入した大阪市立電気科学館(開館は戦前の1937年[4])である[2]。
科学館が所在する中之島4丁目にはかつて大阪大学理学部があり、後にノーベル賞を受賞する湯川秀樹が中間子論を構想した。日本で初めて天体電波観測が行われた地ともいわれ、関連する資料の収集や研究を積極的に行われている。
常設展示では参加型を中心に200のアイテムがあるほか、サイエンスショーなどが行われている。2024年8月1日には展示場が全面リニューアル[5]された。そのさい、2008年にのリニューアルで製造された、1928年に東洋最初のロボット(人造人間)とされた学天則を復元した実物大の動態模型は4階で公開されるようになった。友の会は会員数約700人[6]、ジュニア科学クラブで50人[7]を擁する。科学の書籍やグッズを販売するショップとカフェを併設する。
プラネタリウムは世界有数の規模の大型施設で、過去に数回リニューアルされており、2022年2月のリニューアルでスペースエンジンにSkyExplorer(RSACosmos社)、プロジェクターにGTZ380 (SONY) を使用した全天周映像システムMediaGlobeΣ SE(コニカミノルタプラネタリウム社)が、2019年に導入された光学式プラネタリウムInfiniumΣ(コニカミノルタプラネタリウム社)と連動する形で、導入した[8]。
また、収蔵資料として日本初のプラネタリウム(カールツァイスII型)や[9]、大阪大学で使われたコッククロフト・ウォルトン型加速器[10]、日本初の本格的化学研究所である舎密局(せいみきょく)についての資料、戦前からの電気計測器や電気設備に関する資料などのコレクションを持つ。また、戦前からの天文学を中心とする普及書籍・雑誌のコレクションは西日本随一である。


なお、同科学館の建設費や改装費などに充てる目的で、大阪市が関西電力から1989年以降、72億円を超す寄付を受けていたと、2012年になって新聞各社が報道、寄付金は電気料金から支出されていることもあって、問題視されているとした[11]。しかし、科学館の前身である大阪市立電気科学館は関西電力の母体である旧大阪市電気局[12]が設立に関わっており、その歴史的関係[13]について記事では触れられていない。
建築概要
[編集]展示場概要
[編集]館内は4階から1階まである。1階から入場後すぐエレベータで4階にあがり、下がりながら見学する形式となっている。
- 4F 科学の探究
- この階のみドーナツ型の回廊であり、展示の最初と最後が同じ場所になっている。 私たちの宇宙、大阪と科学、科学の歴史とあゆみの3つのコーナーからなる。 私たちの宇宙では、天文学・宇宙科学の紹介。 大阪と科学では、大阪の江戸時代から大阪帝国大学など近現代までの科学研究の歴史と大阪市立電気科学館の紹介がされている。2008年に復元された東洋初のロボット学天則ここで展示されている。 科学の歴史とあゆみでは、古代から現代までに太陽系をはじめとする宇宙、大阪の科学史、古代から20世紀初頭までの科学の発展が展示されている。また、このコーナーの最後には2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のアメリカパビリオンで展示された大型ロケットスペース・ローンチ・システムの模型が展示されている。
- 3F 物質の探究
- 鉱物・結晶から、金属、ガラス、プラスチックなどの物質、ステンドグラスや焼き物色にまつわる様々な物品、繊維、匂い、生薬など化学的に展示している。巨大な岩塩の塊もある。また、図書コーナーもこの階にある。さらにサイエンスショーもこの階の奥にあるサイエンス・ステージで行われる。
- 2F みんなでたのしむサイエンス
- ボールの運動、風、鏡、音、磁石などによる様々な現象を、小さな子供から大人まで楽しく体験できるようになっている。
- 1F みんなのサイエンス・ラボ
- 企画展やイベントなどが行われるフロア。また博学連携と称して、大学の出展による展示がある。展示の出口をでたところにミュージアムショップがある。
- 地下1階 ツアイス広場
- 広場はカフェになっており、中央に日本で初めて使われたプラネタリウム投影機(ツアイスII型)が展示されている。また、このフロアからプラネタリウムにアクセスする。
- 4階
- 3階
- 2階
- 1階
プラネタリウム
[編集]日本初のプラネタリウム大阪市立電気科学館[9]を継承する。世界でも最大規模のプラネタリウムが設置されている。プログラムはオリジナル番組を中心に構成され、1日7~8回投影。ほぼ全てスタッフによる生解説による星空解説が行われている。観覧料金は大人600円、学生450円、中学生以下300円。
- ドーム直径:26.5m(20度傾斜・170度欠球)
- 座席数:250席
- 光学式プラネタリウム:インフィニウムΣ(コニカミノルタプラネタリウム社) 2019年導入
- デジタル全天周システム:MediaGlobeΣSE(コニカミノルタプラネタリウム社)2022年導入
- スペースエンジン SkyExploer (RSA Cosmos社)
- プロジェクター GTZ380(SONY社 )×6台 総合解像度 6K×6K
- メディアサーバー アマテラスサーバー(オリハルコンテクノロジーズ社)
沿革
[編集]- 1983年8月25日 - 大阪市制100周年記念事業の基本構想に新たな科学技術館の新設を盛り込む[16]。
- 1986年9月29日 - 関西電力が市制100周年事業に賛同し科学技術館の寄贈を申し出る[16]。
- 1988年1月27日 - 建設工事着工[16]。
- 1989年
- 1994年7月29日 - 第1次展示改装全面オープン[16]。
- 1999年10月7日 - 第2次展示改装オープン[16]。
- 2004年7月7日 - プラネタリウム機器リニューアル、初代機器「インフィニウムα」に代わり「インフィニウムL-OSAKA」(コニカミノルタプラネタリウム)を導入[16][17]。
- 2010年2月1日 - 大阪科学振興協会が指定管理者となる[16]。
- 2018年
- 2019年3月30日 - 第3次改装オープン[20]、3代目プラネタリウム「インフィニウムΣ-OSAKA」(コニカミノルタプラネタリウム)導入[21]。
- 2019年4月1日 - (地独)大阪市博物館機構による運営に移行
- 2022年2月2日 - プラネタリウム(全天周映像システム)のスペースエンジン、メディアサーバー、レーザープロジェクター、デジタル音響システム、シート等をリニューアル[8]。
- 2023年11月6日 - 改装工事に伴い、全館展示休止(2024年夏までを予定)[22]。
- 2024年8月1日 - 展示場および地下広場の全面リニューアルオープン[23]。
- 2026年2月20日 - 米国国務省から2025年国際博覧会アメリカパビリオンで展示されたスペース・ローンチ・システム模型を寄贈され展示開始。[24]
プログラム
[編集]- 「宇宙ヒストリア~138億年、原子の旅~」…トンプソン・アイミを起用した。
館長
[編集]交通アクセス
[編集]出典・脚注
[編集]- ↑ “大阪市立科学館について | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- 1 2 “プレスリリース | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “プレスリリース | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ https://www.sci-museum.jp/about/
- ↑ “プレスリリース | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “友の会 | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “ジュニア科学クラブ(2026春夏) | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年5月20日閲覧。
- 1 2 2022年2月2日リニューアルオープン 大阪市立科学館、2022年2月7日閲覧。
- 1 2 “カールツアイスⅡ型プラネタリウム (大阪市指定文化財、日本天文遺産) | 大阪の宝”. dom.ocm.osaka. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “主な所蔵資料 | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “公表求めた大阪市にも、関電から寄付72億円”. 読売新聞. 2012年5月9日. 2012年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ.
- ↑ 関西電力#沿革も参照
- ↑ 大阪市立電気科学館#来歴を参照
- 1 2 3 4 “その他の施設 | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年3月26日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 科学館の歴史 - 大阪市科学館
- ↑ スタッフだより 第129回 スペシャルナイト「さよならインフィニウムL-OSAKA」 - 大阪市立科学館
- ↑ 平成30年(2018年)度における (1)9月からの展示場休止、および、12月からの全館閉館 (2)「幼児向けプラネタリウム」の代替措置(「ファミリータイム」へ変更) (3)予約方法の変更(電話での先着順)のお知らせ - 大阪市立科学館
- ↑ チアフルライター通信 大阪市立科学館が12月から休館 今のプラネタリウムが楽しめるのは11月末まで★ - HANSHIN女性応援WEB Cheer*full Cafe 2018年9月26日(阪神電気鉄道)
- ↑ 平成31年3月30日(土曜日)大阪市立科学館リニューアルオープン! ~世界初を含む、特注仕様を盛り込んだプラネタリウムと 展示場4階の展示物を刷新!長良隕石もお披露目~ - 大阪市立科学館
- ↑ ~さよなら平成~プラネタリウムさよならイベント&大阪市立科学館リニューアルの概要について - 大阪市立科学館
- ↑ “2024年夏、リニューアル!改装工事のため、11月6日から全館休館いたします。”. 大阪市立科学館. 2024年4月19日閲覧。
- ↑ “大阪市立科学館が新装オープン 本物・実物にこだわった構成 スタッフと交流しつつ科学体験できる場も | ラジトピ ラジオ関西トピックス”. ラジトピ (2024年8月1日). 2026年3月26日閲覧。
- ↑ “プレスリリース | 大阪市立科学館 公式ホームページ”. www.sci-museum.jp. 2026年5月20日閲覧。
- ↑ “【プレスリリース】次期大阪市立科学館長予定者の選出について – 地方独立行政法人 大阪市博物館機構”. 地方独立行政法人 大阪市博物館機構 (2024年1月18日). 2026年3月26日閲覧。