内藤剛志

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ないとう たかし
内藤 剛志
内藤 剛志
本名 内藤 剛志
生年月日 (1955-05-27) 1955年5月27日(68歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府大阪市東区
(現:中央区
身長 183 cm
血液型 O型
職業 俳優タレント司会者
ジャンル 映画テレビドラマバラエティ
活動期間 1980年 -
配偶者 既婚
事務所 阪口京子事務所
主な作品
テレビドラマ
家なき子』 /『ホテルウーマン
水戸黄門』 / 『新・科捜研の女』/ 『わかば
映画
ヒポクラテスたち

情報バラエティ
スタイルプラス
 
受賞
第10回 最優秀助演男優賞
幻の光
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内藤 剛志(ないとう たかし、1955年5月27日 - )は、日本俳優タレント司会者大阪府大阪市中央区(かつての東区)生まれ、寝屋川市香里園育ち。大阪星光学院高等学校卒業、日本大学芸術学部映画学科中退。身長183cm、体重77kg。血液型O型阪口京子事務所所属。

略歴

NHK職員の父、人形製作の母の元に生まれ[1]、幼少期は両親からの強要で習い事としてピアノ教室や児童劇団に通っていた傍ら、在阪テレビ局及び映画各社製作品に子役としての出演経験がある。

サックスでジャズミュージシャンを志望し飯田ジャズスクールに入学するために上京、入学直後にその道をあきらめ日本大学芸術学部映画学科へ入学[2]。それと同時に、同級の長崎俊一自主映画の制作を開始。『獏をぶっ殺せ』『造花の枯れる季節』など、長崎作品の主演を多数務める。

文学座研究所を経て、一般の映画としては1980年、『ヒポクラテスたち』でデビュー。以後、テレビドラマ映画を中心に活動、地道に芸能活動を続ける。80年代は刑事ドラマなどで悪役、犯人役を演じることが多かったが、1991年10月に『ホテルウーマン』(関西テレビ)に同郷出身の沢口靖子演ずるホテル従業員の上司として出演し、1992年10月開始の『ウーマンドリーム』(関西テレビ)に裕木奈江演ずるアイドル歌手の事務所のマネージャー役を演じた。1994年 - 1995年日本テレビドラマ『家なき子』では、安達祐実が演ずる主人公を苛める酒浸りの凶暴な父親役を演じ、同作品が高視聴率の話題作となったことで知名度が上がった。1995年1月 - 2001年9月にかけて、27クール(6年9ヶ月・81ヶ月)連続で連続ドラマに出演という日本新記録を樹立し、同時期に2つのドラマを掛け持ちで出演するなど、主演・助演問わずドラマに欠かせない存在となり、「連ドラの鉄人」と呼ばれるようになった[3]

ドラマ『人生は上々だ』(TBS)にて浜田雅功と共演したことがきっかけとなり、同じ関西出身の浜田と親交を持ち、浜田を「師匠」と呼ぶ仲になる。1996年10月から『女神の天秤』(TBS)で関口宏と司会を担当、タレント活動を開始。1998年4月からは浜田とともに『人気者でいこう!』(朝日放送)にレギュラー出演し、「芸能人格付けチェック」コーナーの人気もあり、さらに広い層にまでその存在が知れ渡った。2000年 - 2001年に放送された土曜昼前の生放送情報番組ウォッ!チャ』(フジテレビ)、2001年 - 2002年の『リアルタイム』(毎日放送)、その他にも2005年 - 2006年の『音遊人』(テレビ東京)、2006年10月からは生放送番組『スタイルプラス』(東海テレビ)の司会を担当。様々なバラエティ番組・情報番組(特に司会業)に出演している。

ドラマでは2000年、『科捜研の女』第2シリーズにプロファイラーの武藤要として登場。第4シリーズ(2002年)まで出演した後、第5シリーズ(2004年)より役を変え、京都府警捜査一課刑事の土門薫として再登場した。主人公の科学捜査研究員・榊マリコ(沢口靖子)と協力して事件捜査にあたる準主役格として、長期に渡るレギュラー出演を続けている。2007年の6月から『水戸黄門』第37部(TBS)に2代目風車の弥七として登場。2011年のシリーズ最終回まで出演した。2010年の『必殺仕事人2010』(朝日放送・テレビ朝日)には、中村主水藤田まこと、藤田は同年逝去)に代わる新仕事人・カルタの力役として出演している。

声優業では主にアニメーション映画に出演している。OVA版『ブラック・ジャック』の主人公、ブラック・ジャックの声優として当初キャスティングされていたが本人が急病を患った為降板しており、大塚明夫と交代している。2000年のアニメーション映画『風を見た少年』の記者会見で「顔がツギハギになっているお医者さんのアニメーションがあったんですけれど、お医者さんの役をやるどころか、入院してしまいまして」と語っている[4]。 後にブラック・ジャック役にキャスティングされた大塚も自身の講演にて明かしている[5]

過去に演じた役の87%は刑事役だとする記事もあり、自身が刑事を演じたドラマは32作におよぶ(2016年2月現在)[6]

人物

普段は関西なまりのない標準語を使うが、劇中で関西人の役を演じる場合や関西出身の芸人・タレントと接したりする時は関西弁を使用している。

趣味・特技はトランペットサックス等の楽器演奏[7]バイクの運転。

炭酸飲料「リアルゴールド」が大好きで、「人気者でいこう!」のコーナーで本人がリアルゴールドを何本も飲みCM出演をねらっていたとのことだが、現在も実現していない。

視力が弱く中学生の頃から眼鏡を着用しており、バラエティ番組に出演する時は眼鏡を着用していることが多々ある。

現在の家族構成は1982年に結婚した帽子デザイナーの妻(横浜市出身)と、スタジオジブリ勤務のアニメーターの長女(1983年生まれ、東京都出身[8][9])で、いずれも一般人であるとして氏名は公表していない。また、妻は本人と違う姓である。

斉藤洋介船越英一郎古尾谷雅人と親交が深く、特に斉藤と古尾谷に関しては多数のドラマで共演している[10]

出演作品

テレビドラマ

NHK

NTV

YTV

TBS

毎日放送

CX

KTV

  • 直木賞作家サスペンス「新宿花園神社」(1990年、松竹)
  • ホテルウーマン(1991年10月7日 - 12月23日、Gカンパニー) - 長沢英一 役
  • 六つの離婚サスペンス「三年目の本気」(1992年3月、東映)
  • ウーマンドリーム(1992年10月 - 12月、Gカンパニー) - 氷川秋彦 役
  • 七つの離婚サスペンス「すかんたこ」(1993年、東映)

THK

テレビ朝日

ABC

テレビ東京

映画

劇場アニメ

バラエティ

現在

過去

ドキュメンタリー

情報番組

音楽番組

CM

音楽

シングル
その他

著書

脚注

  1. ^ NHKラジオ、すっぴん!、2013年5月22日放送
  2. ^ NHKラジオ、すっぴん!、2013年5月22日放送
  3. ^ a b 内藤剛志、刑事ドラマ33作目は連ドラ主演 沢口靖子もエール”. ORICON STYLE (2016年2月19日). 2016年2月19日閲覧。
  4. ^ “『風を見た少年』 声優発表記者会見”. http://www.werde.com/movie/interview/kaze_shonen.html 
  5. ^ “一番難しいのは「生き残ること」、大塚明夫が「声優」という職業を語る”. Gigazine. (2012年). http://gigazine.net/news/20120506-digitalcreator-machiasobi8/ 
  6. ^ [内藤剛志]“土ワイ”連ドラ化に「テンション上がってます」 “科捜研”沢口靖子もエール”. マイナビニュース STYLE (2016年2月19日). 2016年2月19日閲覧。
  7. ^ その他、ウクレレピアノギターの演奏もお手の物であり、自宅でも多数の楽器を所有しており、バラエティ番組に於いても内藤本人が楽器演奏をしている様子が放送されている。
  8. ^ 映画『ゲド戦記』において本人と長女がエンドロールで共演したことがあるが、ここでも長女の氏名は公表されていない。
  9. ^ 内藤本人の談では、長女がスタジオジブリに入社したのは内藤が『千と千尋の神隠し』で出演した縁によるコネではなく、長女自身の実力によるとのこと。
  10. ^ 「家なき子」で共演した際は内藤・斉藤・古尾谷の三者とも凶悪な人物を演じており、本人が酒浸りで主人公の安達をいじめる父親、斉藤はムチを振り回して子供をいじめるサーカス団員、古尾谷は出世の為に子供を殺害しようとする父親の役を演じていた。
  11. ^ 本人自身、実際ルネッサに数年間乗っていたことがある。
  12. ^ ミュージックステーション」で披露した際には浜田雅功と袴田吉彦も参加。

外部リンク