丸佳浩
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広島東洋カープ #9 | |
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2013年10月12日 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県勝浦市 |
生年月日 | 1989年4月11日(35歳) |
身長 体重 |
177 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2007年 高校生ドラフト3巡目 |
初出場 | 2010年9月12日 |
年俸 | 8,500万円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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丸 佳浩(まる よしひろ、1989年4月11日 - )は、広島東洋カープに所属するプロ野球選手(外野手)。
経歴
プロ入り前
千葉県勝浦市出身。小学3年からソフトボールを始める。勝浦市立勝浦中学校時代は軟式野球で投手と遊撃手を兼任した。
高校は千葉経済大学附属高等学校に進学。2006年の夏の甲子園では、2年生ながら「3番・右翼手」として出場し、1回戦で沖縄県立八重山商工高等学校と対戦。延長戦で敗れたが、エースの大嶺祐太から安打を記録している。
高校最後の一年は肩と精神面の強さを買われて投手に転向し、エースとしてチームを牽引。関東大会を制し、同校は初の選抜出場を果たした。その春のセンバツでは1回戦の中京大学附属中京高等学校と対戦して勝利、2回戦進出。2回戦で藤村大介擁する熊本県立熊本工業高等学校に延長戦の末、敗れた。
2007年の高校生ドラフトで広島東洋カープから3巡目指名を受け、契約金4000万円、年俸500万円(推定)で仮契約。背番号は「63」。プロ入り後は野手に専念することを公言した。
プロ入り後
- 2008年 - 2010年
- 1年目は春にノロウイルスや巻き爪、秋には左肘痛など故障に悩まされた。6月からは打撃でアピールしてファームの上位打線や中軸を任されるようになり、6月のウエスタン・リーグ月間MVPを受賞。高卒ルーキーのウエスタン・リーグ月間MVP受賞は初めてのことである。8月にはフレッシュオールスターゲームにも出場した。
- 3年目となる2010年にはウエスタン・リーグ104試合中92試合に出場。打率.277(311打数86安打、チーム首位打者でリーグ7位)、4本塁打、30打点、21盗塁という好成績を残した。9月11日には初の一軍昇格を果たすと、9月21日のヤクルト戦でプロ初安打と初打点を記録した[1]。
- 2011年
- 4月19日の横浜戦で大家友和からプロ初本塁打を打ち[2]、4月21日の横浜戦では本塁打を含む4安打、3打点と活躍した[3]。以降131試合に出場し、主に中堅手や右翼手として起用され、一軍に定着する飛躍のシーズンとなった。
- 2013年
- 開幕戦は二番・中堅でスタメン出場すると、シーズンを通してほぼ全ての試合でスタメン出場を果たす。序盤は打率4割台を記録し、俊足を生かし長打を織り交ぜたバッティングスタイルを存分に発揮。前半戦終了時点で打率はチームトップを記録している。8月2日のヤクルト戦(明治神宮野球場)の5回表にはライト方向へ大きな打球を放つと、その打球がフェンスに当たって大きくハネ返った隙に激走してホームインしランニングホームランを達成。広島平和記念日の8月6日に本拠地広島で行われた阪神タイガース戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)では、0-0の9回裏にサヨナラ勝ちを決める犠飛を放った。この年は打率.273、14本塁打。また、29盗塁を記録しセ・リーグ盗塁王を獲得した。
- オフの11月には台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された[5]。
- 2014年
- 7年目のシーズンは1年を通して好不調の波が少なく、全144試合に出場して打率.310、19本塁打、166安打など自己最高の成績を記録。また26盗塁を記録して初のベストナインと2年連続のゴールデングラブ賞を獲得し走攻守3拍子揃った選手として広く認知されることとなった。また、リーグトップの100四球、リーグ2位の出塁率.41925を記録し選球眼の成長を印象付けた。
- 2015年
- 開幕前の2月16日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出されたことが発表された[8]。3月10日の第1戦に途中出場した[9]。3月11日の第2戦には「7番 左翼手」で先発出場した[10]。。
- シーズンでは全試合出場を果たした2015年シーズンは、本塁打や打点の数は前年と横ばいであったものの、月間打率が1割の月も3割の月も両方あるなど好不調の波が大きく、打率.249と3年ぶりの2割4分台を記録した。特に打撃フォームが年間通して安定しておらず、セ・リーグワーストの143三振を記録した。その一方で、四球の数はセ・リーグトップとなる94四球を記録した。10月7日の中日ドラゴンズとのシーズン最終試合にて、この試合で引退となる山本昌投手の現役最後の対戦打者となった。
- また7月16日に第1回WBSCプレミア12の日本代表第1次候補選手に選出されたことが発表され[11]、9月10日に第1回WBSCプレミア12の日本代表候補選手に選出されたことが発表された[12]が、10月9日に発表された最終ロースター28名には選出されず、代表入りはならなかった。
- 2016年
- 開幕前の2月20日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」の日本代表に追加登録されたことが発表された[13]。
人物
- 憧れの選手は前田智徳。「投手を殺すような眼が印象的」だと語っている。
- 顔が大きい事を売りにしている。2009年の「カープファン感謝デー」ではインタビュアーが質問するたびに「顔でかいんで、頑張ります!」などと答え、2010年もFUJIWARA・藤本敏史のギャグ「顔がでかいからや」を連呼するなど、「顔」に拘ったコメントを残している。
- 実家は理髪店を経営している。
- クラシック音楽が好きで、登場曲にベートーヴェンの交響曲第7番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第3楽章などを使用していた[14]。
- 好きな漫画は、「モンキーターン」。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2010 | 広島 | 14 | 22 | 19 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 7 | 0 | .158 | .227 | .158 | .385 |
2011 | 131 | 495 | 435 | 48 | 105 | 16 | 4 | 9 | 156 | 50 | 9 | 6 | 9 | 1 | 44 | 1 | 6 | 105 | 2 | .241 | .319 | .359 | .678 | |
2012 | 106 | 339 | 283 | 26 | 70 | 10 | 4 | 4 | 100 | 22 | 14 | 6 | 5 | 3 | 46 | 0 | 2 | 59 | 4 | .247 | .353 | .353 | .707 | |
2013 | 140 | 601 | 506 | 82 | 138 | 25 | 5 | 14 | 215 | 58 | 29 | 15 | 5 | 4 | 85 | 5 | 1 | 103 | 6 | .273 | .376 | .425 | .801 | |
2014 | 144 | 644 | 536 | 106 | 166 | 30 | 5 | 19 | 263 | 67 | 26 | 11 | 0 | 4 | 100 | 3 | 4 | 95 | 12 | .310 | .419 | .491 | .910 | |
2015 | 143 | 633 | 530 | 81 | 132 | 28 | 1 | 19 | 219 | 63 | 15 | 7 | 4 | 4 | 94 | 2 | 1 | 143 | 4 | .249 | .361 | .413 | .777 | |
NPB:6年 | 678 | 2734 | 2309 | 344 | 614 | 109 | 19 | 65 | 956 | 261 | 94 | 45 | 23 | 17 | 371 | 11 | 14 | 512 | 28 | .266 | .368 | .414 | .786 |
- 2015年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
外野 | |||||
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試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | |
2010 | 9 | 11 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2011 | 126 | 252 | 5 | 2 | 2 | .992 |
2012 | 95 | 142 | 5 | 4 | 0 | .974 |
2013 | 136 | 256 | 1 | 2 | 1 | .992 |
2014 | 144 | 293 | 8 | 2 | 2 | .993 |
2015 | 143 | 273 | 6 | 1 | 0 | .996 |
通算 | 653 | 1227 | 25 | 11 | 5 | .991 |
- 2015年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞年
タイトル
- 盗塁王:1回 (2013年)
表彰
- ベストナイン:1回(2014年)
- ゴールデングラブ賞:3回(2013年 - 2015年)
- JA全農Go・Go賞「最多盗塁賞」(2012年3,4月)[15]
- スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞月間大賞(2013年7月)
記録
- 初出場:2010年9月12日、対読売ジャイアンツ23回戦(東京ドーム)、9回表2死に中田廉の代打で出場
- 初打席:同上、9回表にマーク・クルーンから二塁ゴロ
- 初安打:2010年9月21日、対東京ヤクルトスワローズ19回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、7回裏に今井啓介の代打で出場、押本健彦から左前安打
- 初打点:同上、8回裏に渡辺恒樹から左犠飛
- 初盗塁:2010年9月29日、対横浜ベイスターズ24回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回裏に三盗(投手:弥太郎、捕手:武山真吾)
- 初先発出場:2010年10月2日、対阪神タイガース23回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、6番・中堅手で先発出場
- 初本塁打:2011年4月19日、対横浜ベイスターズ1回戦(横浜スタジアム)、4回表に大家友和から右越3ラン
- その他の記録
背番号
- 63 (2008年 - 2013年)
- 9 (2014年 - )
代表歴
- 2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ
- 日米野球2014
- GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表
- 侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ
脚注
- ^ “若鯉・丸、プロ初安打初打点の二重丸”. デイリースポーツ. (2010年9月22日) 2010年9月22日閲覧。
- ^ 広島・丸が特大3ラン「打ててうれしい」サンケイスポーツ 2011年4月19日
- ^ 広島、打の主役は丸!6連勝で首位キープサンケイスポーツ 2011年4月21日
- ^ 丸が22歳和風美人と結婚!9月にパパ - デイリースポーツ 2012年3月20日
- ^ 2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ トップチーム 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト 2015年3月30日閲覧
- ^ http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw201311020048.html
- ^ 2014年10月9日 侍ジャパン「2014 SUZUKI 日米野球」出場選手発表! 侍ジャパン公式サイト (2014年10月9日) 2015年3月26日閲覧
- ^ 欧州代表戦、侍ジャパン出場選手発表!6選手が小久保体制下で初招集 侍ジャパン公式サイト (2015年2月16日) 2015年3月22日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第1戦 2015年3月10日(火) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月10日) 2016年3月10日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧
- ^ トップチーム第一次候補選手発表!11月に行われる「WBSC世界野球プレミア12」へ向けて65名が名を連ねる 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年7月16日) 2015年8月4日閲覧
- ^ 「WBSC世界野球プレミア12」侍ジャパントップチーム候補選手45名を発表 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年9月10日) 2015年9月20日閲覧
- ^ 侍ジャパン強化試合 出場選手変更のお知らせ 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年2月20日) 2016年2月24日閲覧
- ^ 丸、来季はチャイコフスキーで登場
- ^ 丸佳浩選手 “JA全農Go・Go賞”「最多盗塁賞」受賞!広島東洋カープ公式サイト
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 丸佳浩 - NPB.jp 日本野球機構