2006年の日本シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
日本の旗2006年の日本シリーズ
チーム 勝数(引分数)
北海道日本ハムファイターズ() 4
中日ドラゴンズ () 1
ゲームデータ
試合日程 2006年10月21日-10月26日
最高殊勲選手 稲葉篤紀
敢闘選手 川上憲伸
チームデータ
北海道日本ハムファイターズ ()
監督 トレイ・ヒルマン
シーズン成績 82勝54敗
(シーズン1位/PO優勝)
中日ドラゴンズ ()
監督 落合博満
シーズン成績 87勝54敗5分
(シーズン1位)
日本シリーズ
 < 2005 2007 > 

2006年のプロ野球日本選手権シリーズは、2006年10月21日から開催されたプロ野球日本選手権シリーズである。

目次

概要

この年の日本シリーズはセントラル・リーグ優勝の落合博満監督率いる中日ドラゴンズと、パシフィック・リーグ優勝のトレイ・ヒルマン監督率いる北海道日本ハムファイターズの対決となった。中日・日本ハムの顔合わせは史上初。北海道で日本シリーズが開催されるのも史上初。 北海道に日本一の優勝旗がやって来たのも史上初。これにより日本全国の全てのドーム球場で開催した事になる。

ナゴヤドーム(中日本拠地)で第1・2・6・7戦、札幌ドーム(北海道日本ハム本拠地)で第3・4・5戦をそれぞれ開催し、勝利チームには11月東京ドームで開催されるアジアシリーズへの出場権が与えられた。

なお、セ・パ両リーグは2007年度シーズンよりクライマックスシリーズ制度を導入したため、ペナントレースの制覇により日本シリーズ出場権を与えられたチームは、2006年度の中日が最後となった。

また、既に2006年限りでの現役引退を表明していた、犠打世界記録保持者の中日・川相昌弘と、チームのムードメーカーとして優勝にも貢献した日本ハム・新庄剛志(SHINJO)の最後の公式戦試合にもなった。

このシリーズは両チームの特徴から、「最強の外野陣対決」「鉄壁の守備力対決」などと称された。

試合日程

  • 第1戦:10月21日・ナゴヤドーム
  • 第2戦:10月22日・ナゴヤドーム
  • 第3戦:10月24日・札幌ドーム
  • 第4戦:10月25日・札幌ドーム
  • 第5戦:10月26日・札幌ドーム
試合開始は全試合18時10分 (JST)。

試合結果

第1戦

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
北海道日本ハム 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 5 1
中日 0 2 1 0 0 0 0 1 x 4 6 0
  1. 日 : ●ダルビッシュ武田久岡島 - 鶴岡
  2. 中 : ○川上、(S)岩瀬 - 谷繁
  3. : 川上(1勝)  : ダルビッシュ(1敗)  S: 岩瀬 (1S)  
  4. * 有料入場者 38,009人
北海道日本ハム
1 森本
2 田中賢
3 小笠原
4 セギノール
5 稲葉
6 SHINJO
7 鶴岡
マシーアス
8 金子
9 ダルビッシュ
坪井
武田久
岡島
田中幸
中日
1 (二) 荒木
2 (遊) 井端
3 (右) 福留
4 (一) T・ウッズ
走中 英智
5 (三) 森野
6 (中) アレックス
奈良原
渡邉
7 (左) 井上
8 (捕) 谷繁
9 (投) 川上
立浪
岩瀬
  • 試合経過
シリーズ開幕投手は中日が川上憲伸、日本ハムがダルビッシュ有だったが、この両先発が4回までで四死球をあわせて9つ(川上:4、ダルビッシュ:5)与えるという、入った点数以上に荒れた序盤の展開となった。
中日は2回に一死満塁から谷繁のセンター前ヒットで2点先制。日本ハムは3回表にセギノールのライト前ヒットとSHINJOの犠牲フライで同点に追いついた。しかしその裏中日は二死二、三塁の場面で井上一樹がレフト前に安打を放ち、再びリードする。中日は、8回裏にも一死二塁から武田久牽制悪送球で代走の英智を三塁に進めると、アレックスの二塁打で4-2として試合を決定付けた。最後は抑えの岩瀬が締め、そのまま逃げ切った。

第2戦

  • 10月22日 ●中日2-5北海道日本ハム○(ナゴヤドーム)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
北海道日本ハム 1 0 0 0 0 0 2 2 0 5 9 0
中日 1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 6 1
  1. 日 : ○八木、武田久、(S)MICHEAL - 鶴岡、中嶋
  2. 中 : ●山本昌平井岡本鈴木久本 - 谷繁
  3. : 八木(1勝)  : 山本昌(1敗)  S: MICHEAL(1S)  
  4. :  日 – セギノール1号(岡本)  中 – 井端1号(八木)、福留1号(八木)
  5. * 有料入場者 38,095人
    • 審判 球審=川口(パ) 塁審=真鍋(セ)、佐藤(パ)、笠原(セ) 外審=中村稔(パ)、渡田(セ)
北海道日本ハム
1 (左) 森本
2 (二) 田中賢
3 (三)一 小笠原
4 (一) セギノール
飯山
5 (右) 稲葉
6 (中) SHINJO
7 (捕) 鶴岡
中嶋
8 (遊) 金子
9 (投) 八木
高橋
武田久
小田
マシーアス
MICHEAL
中日
1 (二) 荒木
2 (遊) 井端
3 (右) 福留
4 (一) T・ウッズ
5 (三) 森野
6 (中) アレックス
7 (左) 井上
8 (捕) 谷繁
9 (投) 山本昌
平井
立浪
奈良原
岡本
鈴木
久本
  • 試合経過
中日は山本昌、日本ハムは八木の先発。
1回表、二死二塁からセギノールが遊撃への内野安打を放ち、1点を先制。しかし中日もその裏、井端が日本シリーズ第1号となるソロホームランをレフトスタンドへ運び同点とした。そして4回裏には、ここまで無安打だった福留がソロホームランを放ち中日が2-1と逆転した。7回表、一死後から稲葉のキャッチャーゴロを谷繁が一塁へ送球する際にバッターの稲葉に当てる悪送球。続くSHINJOは山本昌の外角低めのスクリューをライト前にポテンヒットで運び、一、三塁とした。その後二死二、三塁から金子がセンター前2点タイムリーヒット。日本ハムが3-2と試合をひっくり返し、山本昌はここで降板。日本ハムは8回にも中日の三番手・岡本真也からセギノールが2ランホームランで5-2とダメ押し。
日本ハムは八木の後を受けた武田久、MICHEALが中日打線を抑え、そのまま5-2で勝ち対戦成績を1勝1敗とした。

第3戦

  • 10月24日 ○北海道日本ハム6-1中日●(札幌ドーム)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 9 0
北海道日本ハム 3 0 0 0 0 0 0 3 x 6 7 0
  1. 中 : ●朝倉小林中里 - 谷繁
  2. 日 : ○武田勝、武田久、岡島、MICHEAL - 高橋、中嶋
  3. : 武田勝(1勝)  : 朝倉(1敗)  
  4. :  日 – 稲葉1号(中里)
  5. *有料入場者 41,798人
    • 審判 球審=渡田(セ) 塁審=中村稔(パ)、真鍋(セ)、佐藤(パ) 外審=友寄(セ)、東(パ)
中日
1 (二) 荒木
2 (遊) 井端
3 (右) 福留
4 (一) T.ウッズ
5 (三) 森野
6 (中) アレックス
7 立浪
8 (捕) 谷繁
9 (左) 井上
北海道日本ハム
1 (左)中 森本
2 (二) 田中賢
3 (一) 小笠原
4 (指) セギノール
5 (右) 稲葉
6 (中) SHINJO
紺田
7 (三) 稲田
小田
走三 飯山
8 (捕) 高橋
中嶋
9 (遊) 金子
  • 試合経過
日本ハム・武田勝、中日・朝倉健太の先発で試合開始。
中日は1回表、荒木がヒットを放ち、二塁へ盗塁を成功させる。そして福留がレフト前タイムリーヒットを放ち中日が1点を先制した。日本ハムは1回裏、森本がヒットで出塁。田中賢の犠打をキャッチャー・谷繁が二塁へ送球するも間に合わず(記録は犠打と野選)、無死一、二塁に。そして小笠原が左中間への逆転2点タイムリーを放つ。更に稲葉の犠牲フライで合計3点を挙げた日本ハムが初回で試合をひっくり返した。その後試合は膠着したが、8回裏に二死一、二塁から、中日の三番手・中里篤史の初球のカーブを稲葉がバックスクリーン右へ叩き込む。この3ランホームランで日本ハムが6-1とした。
9回表は日本ハムの守護神・MICHEALが中日の攻撃を三者凡退に退けて、日本ハムが連勝で対戦成績を2勝1敗とした。

第4戦

  • 10月25日 ○北海道日本ハム3-0中日●(札幌ドーム)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0
北海道日本ハム 0 0 1 0 2 0 0 0 x 3 8 0
  1. 中 : ●中田石井、鈴木、久本、吉見 - 谷繁
  2. 日 : ○金村トーマス建山、岡島、(S)MICHEAL - 高橋、中嶋、鶴岡
  3. : 金村(1勝)  : 中田(1敗)  S: MICHEAL(2S)  
  4. * 有料入場者 41,835人
    • 審判 球審=東(パ) 塁審=友寄(セ)、中村稔(パ)、真鍋(セ) 外審=川口(パ)、笠原(セ)
中日
1 (二) 荒木
2 (遊) 井端
3 (右) 福留
4 (一) T.ウッズ
5 (指) 立浪
6 (三) 森野
7 (中) アレックス
打中 上田
打中左 英智
8 (捕) 谷繁
9 (左) 井上
藤井
北海道日本ハム
1 (左)中 森本
2 (二) 田中賢
3 (一) 小笠原
4 (指) セギノール
5 (右) 稲葉
6 (中) SHINJO
鶴岡
7 (三) 稲田
マシーアス
走三 飯山
8 (捕) 高橋
中嶋
走左 紺田
9 (遊) 金子
  • 試合経過
日本ハムは金村曉、中日は中田賢一が先発した。
3回裏、日本ハム・森本が三塁打を放ち、田中賢がレフトへタイムリーツーベースを放ち、日本ハムが1点を先制。なおも小笠原、セギノールの連続死球で無死満塁と中田を攻めたが、ショート・井端の好守備もあり追加点は奪えなかった。結局中田は4回1失点で降板した。日本ハムは5回裏、この回から登板した中日の二番手・石井裕也を攻め、小笠原が二塁打、続くセギノールが四球を選び一死一、二塁とする。ここから稲葉が二塁打を放ち、走者2人が生還して、3-0とした。
このまま3-0で日本ハムが逃げ切り、中日は日本シリーズ史上最多残塁(12)での完封負けを喫した。
なおこの第4戦は、日本シリーズ史上9回戦の試合時間としては過去2番目に長い4時間13分を記録した。

第5戦

  • 10月26日 ○北海道日本ハム4-1中日●(札幌ドーム)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 8 0
北海道日本ハム 0 0 0 0 1 2 0 1 x 4 8 0
  1. 中 : ●川上、平井、久本、中里 - 谷繁
  2. 日 : ○ダルビッシュ、岡島、(S)MICHEAL - 高橋、中嶋
  3. : ダルビッシュ(1勝1敗)  : 川上(1勝1敗)  S: MICHEAL(3S)  
  4. :  日 – =セギノール2号(川上)、稲葉2号(久本)
  5. * 有料入場者 42,030人
    • 審判 球審=笠原(セ) 塁審=川口(パ)、友寄(セ)、中村稔(パ) 外審=渡田(セ)、佐藤(パ)
中日
1 (二) 荒木
2 (遊) 井端
3 (右) 福留
4 (一) T.ウッズ
5 (指) 立浪
6 (三) 森野
7 (左) 井上
川相
上田
8 (捕) 谷繁
9 (中) 英智
アレックス
北海道日本ハム
1 (左) 森本
2 (二) 田中賢
3 (一) 小笠原
4 (指) セギノール
5 (右) 稲葉
6 (中) SHINJO
7 (三) 稲田
走三 飯山
8 (捕) 高橋
中嶋
9 (遊) 金子
  • 試合経過
日本ハムはダルビッシュ、中日は川上と開幕戦の両先発が中4日で先発登板した。
4回表、中日は二死満塁から荒木の打球がファースト・小笠原のグラブをはじく強襲タイムリーヒットとなり、1-0と先制する。日本ハムは5回裏、一死三塁とすると、金子が中日バッテリーの意表を突くスクイズを成功させて同点に追い付いた。6回裏、一死三塁からセギノールがライトスタンドに2ラン本塁打(シリーズ2号)を放ち、3-1。とうとう日本ハムが勝ち越しに成功した。更に日本ハムは8回裏、一死から稲葉が中日の三番手・久本からライトスタンドにシリーズ2号ソロを放ち4-1とダメ押し。
投げては先発のダルビッシュが8回一死まで1失点の好投。後は岡島、MICHEALと自慢の中継ぎ、救援陣が中日打線を抑え4-1で勝利。日本ハムが東映時代も含め、44年ぶり2度目の日本一に輝いた。これは、北海道移転後は基より、北海道勢のチームとして史上初の日本一であった。
  • 最終打者はアレックス・オチョア。左飛であった。

表彰選手

  • 最高殊勲選手賞:稲葉篤紀(日本ハム) ※2HRを含むシリーズ最多の7打点
  • 敢闘賞:川上憲伸(中日) ※第1戦で中日唯一の勝ち星をあげる
  • 優秀選手賞:森本稀哲(日本ハム) ※シリーズ首位打者(.368)
  • 優秀選手賞:フェルナンド・セギノール(日本ハム) ※第2戦と第5戦の決勝HR
  • 優秀選手賞:ダルビッシュ有(日本ハム) ※2試合に先発し、第5戦の勝利投手となる

テレビ・ラジオ中継

テレビ中継

  • 第5戦:10月26日
    • 北海道テレビ放送 ≪テレビ朝日系列 制作・テレビ朝日≫
    実況:清水俊輔(EX) 解説:東尾修、栗山英樹 グラウンド解説:大塚光二
    ゲスト解説:小宮山悟、上原浩治巨人) リポーター:谷口直樹、佐藤裕二
    18:04-21:54(『だめんず・うぉ〜か〜』を休止し、CM無しで『報道ステーション』に接続)、札幌地区の平均視聴率は52.5%、瞬間最高視聴率は73.5%(21:40頃) 関東地区の平均視聴率は25.5%、瞬間最高視聴率は43.5%(21:34頃) 名古屋地区の平均視聴率は31.4%、関西地区の平均視聴率は26.5%
    ※BS朝日では、第3戦と同様、23:00-23:55まで『速報!!日本シリーズ』を放送

※第6戦以降は、第6戦が東海テレビ・フジテレビ系列とBSフジ、第7戦がCBC・TBS系列の予定だった。 ※NHK衛星第1テレビ(BS1)とNHK衛星ハイビジョン(BShi)の同時放送は今大会の第4戦が最後となった。

ラジオ中継

  • 第1戦:10月21日
  • 第2戦:10月22日
ゲスト解説:山崎武司楽天) リポーター:北山靖(東海ラジオ)、永井公彦(STV)
  • 第3戦:10月24日
  • 第4戦:10月25日
  • NHKラジオ第1 実況:道谷眞平 解説:鈴木啓示
  • HBCラジオ(独自) 実況:川畑恒一 解説:岩本勉 リポーター:山田泰子
  • HBCラジオ(JRN裏送り) 実況:山内要一 解説:金石昭人
  • STVラジオ・文化放送(NRN) 実況:永井公彦 解説:広瀬哲朗 ゲスト解説:関川浩一(楽天)
  • TBSラジオ(独自) 実況:松下賢次 解説:盛田幸妃 ゲスト解説:三浦大輔(横浜)
  • ニッポン放送(独自) 実況:宮田統樹 解説:大矢明彦(次期横浜監督)
  • ラジオ日本 実況:細淵武揚 解説:水野雄仁
  • CBCラジオ(独自) 実況:角上清司 解説:彦野利勝
  • 東海ラジオ(独自) 実況:大澤広樹 解説:古葉竹識
  • 第5戦:10月26日

※HBCは北海道内向けの独自内容と全国放送(JRN加盟各局向け裏送り)の2本分が製作された。またナゴヤドーム開催分もCBCのネット受けはしないで北海道向けの独自内容、札幌ドーム開催分についても名古屋の2局はそれぞれ北海道各局のネット受けをせず中京広域圏愛知県岐阜県三重県)向けの独自内容で放送された。

※また、ラジオ大阪はNRN(文化放送・ニッポン放送)のうち、加盟各局に向けた全国放送のライン(大阪の場合は第1・2・6・7試合がMBS、第3-5試合はABCがライン受けをする)に流れない試合を対象に放送されていたが、この年から日本シリーズの中継から撤退し、NRNラインに流れない試合は事実上東京都のみのローカル放送となった。

関連項目

外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語