キウイフルーツ

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?キウイフルーツ

キウイフルーツ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ツバキ目 Theales
: マタタビ科 Actinidiaceae
: マタタビ属 Actinidia
: オニマタタビ chinensis
学名
Actinidia deliciosa あるいは Actinidia chinensis
和名
オニマタタビ
英名
kiwifruit

キウイフルーツ(kiwifruit、学名:Actinidia deliciosa あるいは Actinidia chinensis)とは、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物、またはその果実。日本在来の近縁種にはマタタビ属のサルナシがある。シナサルナシ(オニマタタビ)という長江流域などの中国中部原産の植物が1904年にニュージーランドに移入されて栽培され、改良されたものである。日本における花期は5月頃。「キーウィーフルーツ」「キーウィフルーツ」「キウィフルーツ」などの表記も使用される。耐寒性があり冬期の最低気温-10℃程度の地域でも栽培が可能で、産地は温帯から亜熱帯で、熱帯果実ではない。

目次

[編集] 概要

雄花(左)と雌花(右)

以前は Actinidia chinensis という学名で統一されていたが、1984年に果実表面が粗毛に覆われた緑色果肉品種は Actinidia deliciosa、果実表面が軟かい疎毛で覆われた品種(果肉は黄色いことが多いが、黄緑色や赤色が混じるものもある)は Actinidia chinensis と、別々の種に分類された。最も一般的に市販されているヘイワード種は、A. deliciosa種である。一方、2000年より販売の始まったゴールド・キウイ(ゼスプリTM ゴールド、ホート16A種)は、 A. chinensis 種である。 鶏卵程度の大きさをもつ楕円体の果実は、皮が茶色く毛状の繊維に覆われており、鳥のキーウィに似ていることからその名が付いたとも言われているが、その真偽のほどは定かではない。この植物および果実自体もキウイ(またはキーウィーキーウィキウィ)と略して呼ばれる場合がある。マタタビ属であることから、幼木や若葉はネコ害を受けることもある。

木に実ったキウイフルーツ

栽培は国内でも比較的簡単で、ホームセンターなどの園芸コーナーで容易に苗が入手できる。雄雌を1株ずつ植え、藤棚を使いツルを上手くはわせて栽培すれば、10~11月頃には食べきれない量の果実が収穫できる。よく成熟した株の場合、一株から約1000個もの収穫を得ることもしばしばであるが、大量の結実は糖度が下がり酸が増加することで食味を低下させてしまう。表年・裏年もあるので、人工授粉と実の大きさがピンポン球大の頃に、摘果を行う事が望ましい。収穫後は30~60日程度の追熟をさせると食べられる。

普通のキウイフルーツ(ヘイワード種)の果肉は緑色を呈し、白色の果心の周囲に胡麻粒ほどの黒い種子が放射状に並んでいる。味は甘味と爽やかな酸味がある。糖質としては、還元糖であるグルコースフルクトースが多く、糖全体の75~85%を占め、残りの15~25%がスクロースである。有機酸としては、クエン酸キナ酸が多く、それぞれ果実質量の1%前後含む。次いで多いのがリンゴ酸で、0.2~0.3%程度含んでいる。特に未熟果では酸味が強い。また蛋白質分解酵素であるアクチニジンを含むため、食肉軟化剤としての応用や、舌苔除去タブレット(ブレオ)等への利用が行われている。果実の生食により、消化促進効果も期待されている。 キウイフルーツ果実の食品学的な特徴としては、ビタミンCアスコルビン酸)含量が多いことや、果実としては珍しくクロロフィルを含むことなどが挙げられる。これらの果実成分の含量は、キウイフルーツの品種によって大きく異なっている。

また、近年ではニュージーランド産を中心に、ゴールデンキウイという、果肉が黄色いものも出回っている。普通の(果肉が緑色の)キウイよりも酸味が弱く、甘みが強い。

ニューエメラルドという品種は両性種であるが、それ以外の多くの品種は雌雄異株である。2009年にA. chinensis(2n=58)の遺伝子地図の作成を通して、A. chinensisがXY型の性染色体を持つ性決定様式であることが示された[1]

[編集] 利用

  • 生食 - 熟した果実の皮を剥くか、半分に切りスプーンなどで中を抉り、食用にする。サラダデザートなどへの利用もされる。
  • ジャム - 砂糖を加えて煮て作る。もっと煮詰めて羊羹のような菓子にする例もある。
  • 乾燥品 - スライスして凍結乾燥させた食品もある。
  • - 醸造原料として利用しワインなどが作られている。

[編集] 産地

主な産地として以下がある。

[編集] イタリア

年産50万トン弱で世界最大の産地。

[編集] 中華人民共和国

年産30数万トンで世界第二位の産地。

  • 陝西省周至県 - 陝西省の生産量は20万トン以上で、中国一多く、南部の秦嶺山脈に産地が多い。西安に近い周至県では「中華獼猴桃」の名で、他の産地と比べてかなり大振りのものも作られ、名産品となっている。
  • 河南省南陽市西峡県 - 原産地に近く、30数種と多様な栽培種があるといわれる。
  • 湖南省
  • 四川省

[編集] ニュージーランド

年産30万トン程度で世界第三位。

[編集] チリ

[編集] フランス

[編集] ギリシャ

[編集] 日本

2007年の全国収穫量は3万2800トン。シェアは以下の通り。

  • 1位 愛媛県 全国シェア25%(8200トン)
  • 2位 福岡県 全国シェア16%(5110トン)
  • 3位 和歌山県 全国シェア11%(3460トン)
  • 4位 静岡県 全国シェア6%(2020トン)
  • 5位 神奈川県 全国シェア6%(1890トン)

[編集] アメリカ合衆国

[編集] イラン

[編集] 表記・呼称について

キウイフルーツキーウィーフルーツ英語: kiwifruit)の名はニュージーランドで生まれたものである。果実の外観が同国の国鳥キーウィを思わせることからの命名。

[編集] 英語での表記・呼称

ニュージーランドで栽培が開始された当初、この果物は原産地の名をとって Chinese gooseberry と呼ばれた。 販売促進を狙い、現地の輸出商社によって kiwifruit の愛称を与えられたのは、1959年のことであったとされる。 古い名称は、ニュージーランド産とオーストラリア産のものを区別したいときにわずかに使用されることがある。

北アメリカでは単に kiwi と呼ぶことが多い。ニュージーランドでは kiwi はあくまでも鳥の名であり、kiwifruit を kiwi と呼ぶことはしないため、注意が必要である。

[編集] 日本語での表記・呼称

アレルギーの原因となることがあるので、この果物を使用した加工食品では、それを表記することが推奨されている。その際に使用可能な表記は、キウイフルーツで、キウイを使用してもよい。

[編集] 中国語での表記・呼称

原産地の中国では、古くから自生のシナサルナシを指す語としては「獼猴桃」(びこうとう。ミーホウタオ míhóutáo)が一般的であり、李時珍の『本草綱目』に収載されるなど、生薬の名としても使われた。現在でも中国本土では、栽培品のキウイフルーツもこの語で指すのが一般的である。「獼猴」はアカゲザルを意味し、サルが好んで食べる果実という命名である。

一方、香港や台湾で栽培品のキウイフルーツを指す語は、kiwifruit の音訳である「奇異果」(広東語: ケイイークオ、台湾語:キーイーコー。中国語:チーイーグオ qíyìguǒ)が一般的であり、台湾では「幾維果」(ジーウエイグオ jǐwéiguǒ)の名もある。 ほかにシナサルナシ(キウイフルーツ)を指す語には、「陽桃」(羊桃、楊桃とも。ヤンタオ yángtáoスターフルーツまたはヤマモモを指すこともある語)、「毛梨」(マオリー máolí)、「藤梨」(トンリー ténglí)の語がある。

[編集] 関連項目

[編集] 参考画像

[編集] 脚注

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  1. ^ Fraser LG, Tsang GK, Datson PM, De Silva HN, Harvey CF, Gill GP, Crowhurst RN, McNeilage MA (2009). “A gene-rich linkage map in the dioecious species Actinidia chinensis (kiwifruit) reveals putative X/Y sex-determining chromosomes” (pdf). BMC Genomics 10: 102(15pages). DOI: 10.1186/1471-2164-10-102. PMID 19284545. 2009-04-28 閲覧。
  2. ^ 日本記念日協会

[編集] 外部リンク


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