嬉野市

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うれしのし
嬉野市
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 佐賀県
団体コード 41209-1
面積 126.51km²
総人口 27,669
推計人口、2014年6月1日)
人口密度 219人/km²
隣接自治体 武雄市鹿島市杵島郡白石町
長崎県大村市
東彼杵郡東彼杵町川棚町波佐見町
市の木
市の花 さくらふじ
嬉野市役所
所在地 849-1411
佐賀県嬉野市塩田町大字馬場下甲1769番地
北緯33度7分41.1秒東経130度3分36.3秒
Ureshino city office.JPG
外部リンク 嬉野市

嬉野市位置図

― 市 / ― 町

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嬉野市(うれしのし)は、佐賀県西部のである。嬉野温泉で知られる。

2006年1月1日に、藤津郡嬉野町塩田町とが合併して、佐賀県で9番目の市として誕生した。

地理[編集]

ほぼ全域が周囲を比較的緩やかな山に囲まれた盆地で、東部の一部が白石平野に属する。

地形[編集]

  • 山岳:国見岳(813m)・虚空蔵山 (608.5m)・唐泉山 (410m)・杵島山(345m)・飯盛山 (318m)・篠岳(313.6m)・虚空蔵山(塩田) (288m)
  • 河川:嬉野川・下宿川・岩屋川内川・塩田川・鹿島川
  • 湖沼:広川原池・牟田池・岩屋川内ダム・横竹ダム

気候[編集]

隣接する自治体[編集]

佐賀県
長崎県

地域[編集]

面積/km2 世帯[* 1] 人口[* 1] 旧町村 位置 町・字
嬉野町 080.46 6433 17267 嬉野町 西から南 旧西嬉野村:下宿(甲~丁)・不動山(甲~丙)
旧東嬉野村:岩屋川内(甲~丙)・下野(甲~丙)
旧吉田村:吉田(甲~丁)[* 2]
塩田町 046.05 3504 11088 塩田町 北東 旧塩田村:大草野(甲・丙)[* 3]・馬場下(甲~丙)
旧五町田村:五町田(甲・乙)・谷所(甲~丙)・真崎
旧久間村:久間(甲~丁)[* 4]
126.51 9937 28355
  1. ^ a b 2012年12月31日
  2. ^ 合併前は大字なし
  3. ^ 大草野乙は下野丙に編入され、消滅している。
  4. ^ 合併前は大字なし

人口[編集]

Demography41209.svg
嬉野市と全国の年齢別人口分布(2005年) 嬉野市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 嬉野市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
嬉野市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 32,992人
1975年 32,107人
1980年 32,759人
1985年 32,983人
1990年 32,421人
1995年 32,389人
2000年 31,324人
2005年 30,392人
2010年 28,977人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

近現代[編集]

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行により、現在の市域にあたる以下の村が発足
    • 藤津郡西嬉野村・東嬉野村・吉田村・塩田村・久間村・五町田村
  • 1918年大正7年)10月5日 - 【町制施行】塩田村→塩田町
  • 1929年昭和4年)4月22日 - 【町制施行】西嬉野村→嬉野町
  • 1933年(昭和8年)4月1日 - 【新設合併】嬉野町・東嬉野村→嬉野町
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 【新設合併】嬉野町・吉田村→嬉野町
  • 1956年(昭和31年)9月1日 - 【編入】久間村・五町田村→塩田町へ
  • 2006年平成18年)1月1日 - 【新設合併・市制施行】嬉野町・塩田町→嬉野市

行政[編集]

歴代市長[編集]

嬉野市(2006年-)歴代市長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
初-3 谷口太一郎 2006年1月31日 現職

議会[編集]

  • 議会定数:18名(任期:2018年2月4日まで)

市役所所在地[編集]

  • 塩田庁舎(旧塩田町役場):嬉野市塩田町大字馬場下甲1769番地
  • 嬉野庁舎(旧嬉野町役場):嬉野市嬉野町大字下宿乙1185番地

市役所は、人口が多かった旧嬉野町ではなく、旧塩田町におかれた。これは、対等合併前の合併協議会の中で、新しい自治体の名称に嬉野を使うならば本拠地(市役所本庁舎)は塩田町に置くことが合併の条件として協議が進められた経緯がある。また、旧塩田が先に村から町になったという歴史的経緯、加えて、旧嬉野町の役場がどちらかといえば老朽化していて、旧塩田町の役場が合併を基準日として直近に建て替えられ新しく、防災上有利な立場にあったことが影響した。福岡県西方沖地震で旧嬉野町は震度5弱を記録した。

マスコットキャラクター[編集]

ゆっつらくん
2012年(平成24年)1月28日から嬉野市のマスコットキャラクター。

国政[編集]

県政・県の出先機関[編集]

嬉野市から選出される佐賀県議会議員の定数は1議席である。

出先機関

  • 佐賀県茶業試験場

警察[編集]

鹿島警察署嬉野幹部派出所
かつては、旧嬉野町にも警察署が置かれていたが、2006年平成18年)4月1日佐賀県警察の組織再編により廃止され、塩田町との合併を考慮し同じ藤津地域である鹿島警察署に統合された。これにより、一部の届出は鹿島警察署へ出向かなければならなくなった。なお、市内の駐在所はそのまま残された。
  • 駐在所
    • 今寺警察官駐在所
    • 不動山警察官駐在所
    • 吉田警察官駐在所
    • 大草野警察官駐在所
    • 塩田警察官駐在所
    • 五町田警察官駐在所
    • 久間警察官駐在所

消防[編集]

  • 杵藤地区広域市町村圏組合消防本部
    • 嬉野消防署

産業[編集]

観光業と農業が盛んで、類のほかにの生産が盛ん。

観光
嬉野温泉には年間100万人以上の観光客が訪れる。

嬉野市に本社を置く企業[編集]

嬉野市に工場・事業所を置く企業[編集]

金融機関[編集]

通信・放送[編集]

嬉野市は、同じ藤津郡でありながら、旧嬉野町は武雄寄り、旧塩田町は鹿島寄りと、まるっきり異なる性格を有していた。そのことが、通信・放送の分野にも現れている。

郵便局[編集]

  • 嬉野郵便局(集配局、〒843-03xx)
  • 塩田郵便局(集配局、〒849-14xx)
  • 吉田郵便局
  • 久間郵便局
  • 大草間郵便局
  • 五町田郵便局
  • 下宿簡易郵便局
  • 不動山簡易郵便局


電話[編集]

NTT西日本のMA(単位料金区域)も、旧町により別箇となっている。

  • 武雄MA(市内局番20 - 49) - 旧嬉野町
  • 鹿島MA(市内局番60 - 79) - 旧塩田町

鹿島MAの番号変更により、市外局番は市内全域で「0954」となったが、上記の通りMAが異なっているため、旧町域を跨いで電話をかける場合は、従来通り市外局番からかける必要がある。

放送[編集]

市内には、NHK佐賀放送局サガテレビが中継局を設置している。

福岡・熊本両県の民放については、有明海に近い旧塩田町の一部ではアンテナを設置して視聴できる地域があるものの、大半のエリアでは直接受信不可。このため、旧町域ごとにケーブルテレビ局があり、市内の大半をカバーする。

旧嬉野町の一部では烏帽子岳 (佐世保市)からのVHF波が届くエリアもあり、テレビ放送開始初期はこちらにアンテナを向けていたエリアもあったようだが、アナログ放送終了やケーブルテレビの普及による福岡波視聴習慣の定着もあって需要は減っており、テレビ九州も長崎放送の再送信を取り止めた。

ラジオについては、FMは八幡岳親局からの放送を直接受信。AMは鍋島ラジオ放送所など周辺各地からの放送を受信する。

健康・福祉[編集]

統計はすべて2010年10月1日国勢調査のもの。

  • 平均年齢 : 47.89歳
    • 年少人口(0 - 14)割合:13.31%
    • 生産年齢人口(15 - 64)割合:69.08%
    • 老年人口(65 - )割合:27.01%

病院[編集]

教育[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

  • 市立
    • 嬉野中学校
    • 大野原中学校
    • 塩田中学校
    • 吉田中学校

小学校[編集]

  • 市立
    • 嬉野小学校
    • 轟小学校
    • 大野原小学校
    • 吉田小学校
    • 大草野小学校
    • 塩田小学校
    • 五町田小学校
    • 久間小学校

幼稚園[編集]

  • 私立
    • 嬉野幼稚園
    • 和光幼稚園
    • 塩田幼稚園

保育所[編集]

  • 市立
    • 嬉野保育所
  • 私立
    • 下宿保育園
    • 井手川内保育園
    • 岩屋保育園
    • 吉田保育園
    • たちばな保育園
    • ルンビニ保育園
    • みのり保育園
    • 本応寺保育園
    • 久間子守保育園

交通[編集]

高速バス[編集]

路線バス[編集]

乗合タクシー[編集]

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

鉄道[編集]

  • 現在、嬉野市内を通る鉄道路線はない。嬉野市役所に最寄りの駅は九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線肥前鹿島駅(鹿島市)で、他に佐世保線の武雄温泉駅(武雄市)や大村線の彼杵駅(長崎県東彼杵町)が市内各地への最寄り駅となる。肥前鹿島と武雄温泉には特急、彼杵には快速「シーサイドライナー」が停車する。
  • 九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)では嬉野市内初の鉄道駅となる「嬉野温泉駅」(仮称)の設置が予定されている。嬉野温泉駅を含む同ルートの武雄温泉駅 - 諫早駅間は新幹線規格の新線で建設され、新幹線と在来線を直通するJR九州の軌間可変電車(フリーゲージトレイン)が運行される事になっている。嬉野温泉駅には運行本数(64本)の半分(32本)、1時間当たり上下ともに約1本の停車が想定されている[1]2008年平成20年)4月28日には嬉野総合運動公園(みゆき公園)で着工式が行われた[2]

文化施設[編集]

  • 嬉野市文化センター・嬉野図書館
  • 嬉野市公会堂
  • 肥前吉田焼窯元会館
  • 塩田図書館・歴史民俗資料館
  • 志田焼の里博物館

スポーツ施設[編集]

  • 嬉野総合運動公園(みゆき公園)
  • 嬉野市体育館
  • 嬉野社会体育館
  • 北部公園野球場

特産品[編集]

嬉野での茶の栽培は吉村新兵衛江戸時代慶安年間に始めたとされ、茶業発祥の地不動山地区には、国の天然記念物に指定された樹齢300年を越える嬉野の大チャノキ(大茶樹)がある。「嬉野茶」として知られており、近年では伝統的な「釜煎り茶」の技術も復活された。
温泉湯どうふ
湯豆腐の一種であるが、水ではなく温泉水で特製の豆腐をゆでたものである。温泉水に含有される成分が作用し豆腐がとろりと溶け、湯が白濁した頃に薬味を入れて味わう。「豊玉姫神社」の近くにある「宗庵よこ長」で考案された。町内の多くの温泉旅館・飲食店で味わえる。漫画『美味しんぼ』でも紹介された。
陶磁器
天正年間(1573年 - 1591年)の磁鉱石の発見に端を発し、江戸時代に鍋島藩主の奨励により嬉野町吉田・皿屋地区で「肥前吉田焼」が興隆した。2007年平成19年)現在では主に有田系の磁器が皿屋地区で生産されている。また1700年(元禄13年)前後には塩田町で志田焼の生産が開始され、大正から昭和にかけて大量の磁器が工業生産された。1984年昭和59年)に工場が閉鎖され生産も停止されたが、この工場跡は志田焼の里博物館として整備され窯業遺跡の一部となっている[3]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

嬉野温泉
塩田津の町並み

名所・旧跡等・観光スポット[編集]

行事[編集]

  • 嬉野温泉健康ロードレース大会(1月)
  • うれしのあったかまつり(2月上旬)
  • うれしの茶ミット(4月上旬)
  • 吉田おやまさん陶器まつり(4月上旬)
  • さくらロードウォークラリー
  • お山さん祭り日(4月5日
  • 嬉野温泉 土曜風鈴夜市 (7月の第3・第4土曜日、8月第1土曜日)
  • うれしカーニバル(8月)
  • 嬉野温泉夏まつり(8月11日)
  • 納涼盆踊り大会
  • ほっとマンマ・イン嬉野
  • 嬉野温泉 秋まつり
  • 嬉野温泉 湯どうふフェスタ
  • 丹生神社例祭(塩田くんち)(11月2日 - 11月3日
  • 八幡宮例祭(11月3日
  • 八天神社例大祭(12月二番目の未の日)

伝統工芸[編集]

  • 鍋野和紙 - 嬉野市塩田町鍋野地区で生産される和紙[6][7]

嬉野市出身・ゆかりの著名人[編集]

脚注・出典[編集]

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外部リンク[編集]