関健一郎

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関 健一郎
せき けんいちろう
関健一郎.jpg
生年月日 (1978-08-08) 1978年8月8日(44歳)
出生地 日本の旗 日本 神奈川県鎌倉市
出身校 慶應義塾大学法学部政治学科
前職 日本放送協会(NHK)記者
所属政党民主党→)
民進党旧細野G)→)
希望の党→)
国民民主党前原G)→)
立憲民主党階G)→)
無所属
称号 学士(法学)(慶應義塾大学)
公式サイト 衆議院議員 関健一郎 公式ウェブサイト

選挙区 比例東海ブロック愛知15区
当選回数 1回
在任期間 2017年10月25日 - 2021年10月14日
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関 健一郎(せき けんいちろう、1978年8月8日 ‐ )は、日本政治家。元衆議院議員(1期)。

来歴[編集]

神奈川県鎌倉市生まれ。鎌倉市立大船小学校、鎌倉市立岩瀬中学校、神奈川県立大船高等学校慶應義塾大学法学部政治学科卒業[1][2]。大学卒業後、NHKに記者職で入局し、名古屋放送局に赴任した[2]。その後、豊橋支局、東京経済部、高松放送局に勤務した[2]

2014年11月19日豊橋市役所で記者会見を開き、第47回衆議院議員総選挙民主党公認で愛知15区から立候補する意向を表明し[3]12月1日付でNHKを退職した[2]。愛知15区から民主党公認で出馬するも、自由民主党前職の根本幸典に敗れ、落選した[2][4][5]

2016年3月27日、民主党・維新の党が合流して結党した民進党に参加[6]。それに伴い、関は同党愛知15区総支部長に就任した[7]

2017年9月28日、民進党の前原誠司代表は両院議員総会で、希望の党への事実上の合流方針を提案し、了承された[8]。9月29日、関は田原市で選挙事務所を開設。中日新聞の取材に応じ、希望の党の公認を目指すと述べた[9]10月3日、希望の党は衆院選の第1次公認192人を発表。関もその中に選ばれた[10]。10月22日の衆院選の愛知15区は自民党前職の根本幸典が当選。希望の党は比例東海ブロックで5議席を獲得。関は4番目の惜敗率(80.805%)により比例復活で初当選した[11][12][13]

2018年5月7日、民進党・希望の党が合流して結党した国民民主党に参加した[14]

2020年9月15日、旧立憲民主党と旧国民民主党は、2つの無所属グループを加えた形で新「立憲民主党」を結成[15]。関も新党に参加。

2021年10月19日、第49回衆議院議員総選挙公示。愛知15区は立憲民主党公認の関、根本、れいわ新選組公認の菅谷竜の3人が立候補。10月27日、中日新聞社は、電話世論調査の結果に取材を加味した愛知県内15選挙区の情勢を発表。15区については「序盤に自民、公明の支持層を固めていた根本が、無党派層の四割弱を取り込み、幅広い年代から支持を受け優位を保つ」と報じた[16]。10月31日、投開票。小選挙区は根本が4期目の当選を果たした。立憲民主党は比例東海ブロックで5議席を獲得。関は10番目の惜敗率(77.517%)により比例復活もかなわず落選した[17][18]

同年12月8日、愛知県警が関の元公設秘書を公選法違反の疑いで書類送検(後述[19]。同月9日、関は中日新聞の取材に応じ、年明けに立憲民主党を離党する意向を明らかにした。「私の主義主張と、政党の政策、与党への向き合い方の違いが最大の理由」と説明し、元公設秘書の件は「(離党と)全く関係ない」と話した[19]。2022年1月1日付けで同党を離党した[20]

同年12月、東愛知新聞の客員編集委員に就任[21]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 憲法改正について、2017年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[22]。2021年のアンケートでは「賛成」と回答[23]
  • 9条改憲について、2017年の中日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[24]。9条への自衛隊の明記について、2021年のNHKのアンケートで「反対」と回答[25]
  • 改正すべき項目として「環境権に関する条項を新設する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「地方公共団体の権限強化を明記する」「首相の解散権に制約を加える」と主張[26]
  • 安全保障関連法の成立について、2017年のアンケートで「評価しない」と回答[22]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2017年のアンケートでは「どちらかといえば反対」と回答[22]。2021年のアンケートでは「賛成」と回答[23]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートでは「どちらかといえば賛成」と回答[25]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「賛成」と回答[23]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[25]

その他[編集]

不祥事[編集]

  • 2021年の衆院選公示直前の10月中旬、関の元公設秘書が「投票用紙に『せき健一郎』とお書きくださいますようお願いします」という文言の入った文書を不特定多数に郵送。郵送した文書は3万通以上にのぼるとされる。同年12月8日、愛知県警は元公設秘書を公選法違反の疑いで書類送検した[29][30][19]

人物[編集]

  • 民進党・希望の党の合流に際し、青山大人浅野哲森田俊和緑川貴士、関の5人が、党名について「新党ゼロ」を提唱した[31]。関は「新党ゼロ」の理由について「民主党政権に対する有権者の「裏切られた感」はまだ残っており、新党がその名残だと思われることが一番ダメ」であり、「新党名として関心をもたれやすい」と説明した[31]

脚注[編集]

  1. ^ せき健一郎Facebook 自己紹介
  2. ^ a b c d e プロフィール - 衆議院議員 関健一郎 公式ウェブサイト
  3. ^ “関氏が出馬表明 衆院15区―民主公認/人口減歯止めへ「地方都市元気に」”. 東海日日新聞. (2014年11月20日). http://www.tonichi.net/news/index.php?id=41120 2019年2月24日閲覧。 
  4. ^ “2014衆院選 愛知”. 毎日新聞. http://senkyo.mainichi.jp/47shu/ichiran.html?aid=A23001&st=tk 2019年2月24日閲覧。 
  5. ^ 東海ブロック(比例区) - 開票速報”. 2014衆院選. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  6. ^ “民進党:結党、衆参156人…安倍政権に対抗”. 毎日新聞. (2016年3月27日). https://mainichi.jp/articles/20160328/k00/00m/010/028000c 2019年2月24日閲覧。 
  7. ^ “民進・関氏が出馬表明 衆院愛知15区/安倍政権批判/初の議席獲得に意欲”. 東海日日新聞. (2017年9月28日). http://www.tonichi.net/news/index.php?id=63205 2017年10月25日閲覧。 
  8. ^ “民進 事実上の新党合流を了承 両院総会で”. NHK. (2017年9月28日). オリジナルの2017年9月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170928110319/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170928/k10011160191000.html 2022年2月2日閲覧。 
  9. ^ “肩書未定、希望と不安 「民進」ポスター使えず混乱も”. 中日新聞. (2017年9月29日). http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/chu/CK2017092902100035.html 2019年2月24日閲覧。 
  10. ^ “【衆院選】希望の党・第1次公認リスト(192人)(3/4ページ)”. 産経新聞. (2017年10月3日). https://www.sankei.com/article/20171003-NK7P4VUV5BN6FHCY22UVSGOJMY/3/ 2022年2月2日閲覧。 
  11. ^ 愛知-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  12. ^ 東海ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙”. 2017衆院選:朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2021年12月9日閲覧。
  13. ^ “<15区>根本さん、信頼取り戻す”. 中日新聞. (2017年10月23日). http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2017/aic/CK2017102302000211.html 2019年2月24日閲覧。 
  14. ^ “国民民主党参加者、不参加者、新「希望の党」参加者一覧”. 産経新聞. (2018年5月7日). https://www.sankei.com/politics/news/180507/plt1805070029-n1.html 2019年2月24日閲覧。 
  15. ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
  16. ^ “県内の15選挙区終盤情勢”. 中日新聞. (2021年10月27日). https://www.chunichi.co.jp/article/354652 2021年11月8日閲覧。 
  17. ^ 衆議院選挙2021 愛知(名古屋・豊橋など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  18. ^ 【2021年 衆院選】東海ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  19. ^ a b c “関健一郎氏、立民離党へ 元秘書書類送検との関係否定”. 中日新聞. (2021年12月10日). https://www.chunichi.co.jp/article/381033 2021年12月10日閲覧。 
  20. ^ “関前衆院議員が立民離党”. 東日新聞. (2022年1月4日). https://www.tonichi.net/news/index.php?id=92361 2022年1月11日閲覧。 
  21. ^ 地元紙・東愛知新聞の「客員編集委員」という仕事を頂きました😊 – 前衆議院議員 関健一郎 公式サイト | 豊橋市 | 田原市
  22. ^ a b c d e 関健一郎”. 2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  23. ^ a b c 関健一郎”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  24. ^ a b “<中部6県 立候補者アンケート> 県内46人の回答、おおむね3極化”. 中日新聞. (2017年10月17日). https://static.chunichi.co.jp/chunichi/archives/article/senkyo/shuin2017/aic/CK2017101702000246.html 2022年5月25日閲覧。 
  25. ^ a b c d 愛知15区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  26. ^ 憲法改正 改正すべき項目”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
  27. ^ a b c d “第48回衆院選 希望 愛知15区 関 健一郎”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A23015002002 2019年2月17日閲覧。 
  28. ^ “受動喫煙対策、国会議員アンケートでわかった5つの「傾向」”. BuzzFeed News (BuzzFeed Japan). (2018年3月23日). https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/judokitsuen-kokkai-giin-comment 2021年2月14日閲覧。 
  29. ^ “衆院選挙で落選した立憲民主党・関健一郎前議員の元公設秘書が公選法違反で書類送検”. CBC News. (2021年12月9日). https://hicbc.com/news/article/?id=2021120906 2021年12月9日閲覧。 
  30. ^ “公示前に投票呼び掛けか…愛知15区・関健一郎前衆院議員の元公設秘書を書類送検 郵送した文書3万通以上”. 東海テレビ. (2021年12月9日). https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20211209_14182 2021年12月9日閲覧。 
  31. ^ a b “幻の提案「新党ゼロ」 希望の1年生議員「僕らの現実」”. 朝日新聞. (2018年4月24日). https://www.asahi.com/articles/ASL4S4Q05L4SUTFK00T.html 2019年2月24日閲覧。 

外部リンク[編集]