亡国のイージス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
亡国のイージス
著者 福井晴敏
発行日 1999年8月25日
発行元 講談社
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 656
コード ISBN 978-4-06-209688-1
Portal.svg ウィキポータル 文学
[ Wikidata-logo-en.svg ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

亡国のイージス』(ぼうこくのイージス)は、1999年講談社から刊行された福井晴敏の小説。これを原作として、映画(2005年公開)・漫画などのメディアミックス展開がなされている。

概要[編集]

2000年日本推理作家協会賞日本冒険小説協会大賞大藪春彦賞をトリプル受賞した。また、これを基にした映画が2005年公開され、『モーニング』誌でもこれを基にした漫画が連載されている。この物語の後日談としてコーエーPlayStation 2用ゲームとして『亡国のイージス2035 〜ウォーシップガンナー〜』を発売している。

2006年現在、発行部数は110万部を越える。

前作『Twelve Y. O.』の続編にあたるが、短編集や漫画も含めれば、『6ステイン(920を待ちながら)』や『C-blossom case729』の続編でもある。

原作あらすじ[編集]

「いそかぜ」と「うらかぜ」から成る海上自衛隊第65護衛隊は、訓練のため呉地方隊を出港し、太平洋の訓練海域へ向かっていた。ミニ・イージスシステム搭載ミサイル護衛艦いそかぜ」(艦番号はDDG183)は大規模改修が行われてTMD対応イージス艦の一番艦となったばかりな上、幹部がほぼ全員交代しており、練度が低い状態だったが、海上訓練指導隊(FTG)を受け入れ、監査を受けなければならなかった。「いそかぜ」先任伍長の仙石は、イージスシステムの経験者として異動してきた如月一士や、独身者揃いの幹部たちの不自然な様子に気づく。如月も、自らの「目的」のためとは言え、同僚や仙石達に接近する。特に仙石に対しては絵画を通じて心を開いていく。

その頃、『辺野古ディストラクション』後に米軍から奪われた特殊兵器「GUSOH」(通称:ネスト、あれ)は、防衛庁情報局(DAIS)の監視も虚しく7人の工作員の手で持ち出されてしまう。

予定通り、由良基地で溝口三佐以下FTG隊員を受け入れるが、彼らの不自然さに、「いそかぜ」の下士官たちも気が付いていく。そんな中、オセアニア航空の墜落事故が発生し、「いそかぜ」は救助活動を行い、奇跡的に女性を救出するが、やがて死亡する。しかし、「いそかぜ」には不可解な事故が続発。女性も、生き返って艦内に潜入した噂まで出る始末だった。ついに、菊政二士が訓練中に事故死し、艦内に動揺が広がる中、演習続行が決断される。仙石はクルーを守るべく竹中副長ら幹部に食って掛かり、ついに宮津艦長と溝口三佐から「真相」を聞く。

DAISの人間である溝口三佐らは、FTGを装って「いそかぜ」に乗艦し、艦内に潜伏している北朝鮮工作員「ホ・ヨンファ」の影響下にある工作員:如月を捕える任務を帯びていた。艦内に隠れていた女性も溝口の部下だった。ヨンファは宮津艦長の息子:隆史に接近し、それをヨンファ捕縛の好機ととらえたDAISにより、隆史は死に追いやられたという。

「真相」を知った仙石は、戦闘配置が命じられる中で如月を問い詰め、プレイステーションに偽装された通信機を破壊するが、逆に気絶させられてしまう。混乱の中で、先任海士長だった田所が殺害された。さらに如月は艦を爆破し始める。仙石は如月を機械室に見つけると、激しく詰問するが、艦長らの「真相」とはまったく異なる説明を如月から聞くこととなる。

溝口こそがホ・ヨンファであり、潜伏した女も高練度の工作員で、28名の幹部全員がグルである、と。仙石は混乱するが、入れ替わるように機械室に乱入したホ・ヨンファの部下たちは如月を捕え、発煙筒をばら撒いていく。宮津艦長は「最後の命令」として総員離艦を命ずるが、仙石は土壇場で救命筏から海に飛び込み「いそかぜ」に戻る。宮津は「うらかぜ」を撃沈し、航空自衛隊のF-15をも撃墜すると、自衛艦隊宛に叛乱を宣言する。「弾頭は通常にあらず」と。

東京を射程に収めた「いそかぜ」が東京湾方面へ航行する中、政府は、大戦中の米軍の不発弾処理のため、として東京湾を封鎖する。一般市民に被害を出さない解決法は、「解毒剤」である特殊焼夷弾(Tプラス)で「いそかぜ」を破壊するか、艦内部から制圧するしかなかった。宮津の要求は、GUSOHやDAISの存在の公表、DAISが隆史を暗殺したことの公表等であった。

午前9時、政府首脳との2回目の通信で、梶本首相は宮津を懐柔しようとDAISの存在や暗殺を否定する。そこで宮津は如月を呼び寄せるが、如月は組織のためではなく「生き甲斐を守るために戦う」を話す。政府首脳にも宮津にも衝撃が走り、ヨンファが如月を殺害しようとした瞬間、「いそかぜ」閉鎖区画に潜入していた仙石が爆発を起こし、工作員の一人からマシンガンを奪う。仙石は艦内放送で、幹部とは違う海曹としての「いそかぜ」への愛着を語り、その隙に如月は脱走に成功し、二人は合流する。

一方、「いそかぜ」を監視する護衛艦「ひえい」は、「いそかぜ」の照明を使ったモールス信号を解読し、仙石と如月が潜入していることを発見する。梶本首相らはTプラスによる爆撃を計画するが、DAISの渥美は時間稼ぎして二人による制圧作戦の計画を立案する。最終的に首相を説得し「亡国の危機」解決のため作戦実行の許可を得る。3回目の通信で、首相は要求を全て飲む旨を宮津に伝える。そして渥美が宮津と話し、隆史の暗殺への関与を認めるが、その会話から15時に作戦が実施されることを仙石と如月は理解する。

しかし、DAIS対テロ特殊要撃部隊の攻撃は露見して失敗。救助を求める政府と、受け入れを迷う宮津の双方をヨンファは嘲笑う。GUSOH発射を試みるが、突如海自のヘリが現れる。ヘリから「うらかぜ」元艦長の阿久津が発した「シーマンシップ」という言葉に宮津は激しく動揺する。葛藤の中宮津はCIWSの発射スイッチに手をかけるが、竹中に制止される。同じタイミングで、仙石と如月はCIWSを使用不能にする。

やがて工作員たちとの戦闘が始まる。「いそかぜ」はTプラス使用を防ぐため沿岸へ移動を開始する。ヨンファとジョンヒ、宮津と竹中の関係にもやがて亀裂が入る。如月はついにジョンヒを倒す。仙石と如月は、盗聴器から竹中とヨンファの口論を聞き、GUSOHが現在はVLSの第7セルに装填されたことを知る。ヨンファは先回りしてGUSOHを回収し専用容器『ネスト』に格納するが、宮津と、次に如月と相撃ちになり、双方に重傷を負わせる。

仙石は如月を治療するためVLS管制室に救急セットを取りに行くが、そこで宮津艦長と再会する。宮津は残存の隊員を先任伍長である仙石の指揮下に入れることを、艦内放送で命じる。一切の対話を拒否して「いそかぜ」を晴海に向け、GUSOHを開放するつもりのヨンファは、舵を破壊し「いそかぜ」を暴走させていた。仙石は残存の幹部たちに、退艦を命ずる。仙石はヨンファとの直接対決に臨むが阻止できず、ヨンファは『ネスト』を頭上で開放する……が、何も起こらなかった。

茫然となった二人は再び対決し、仙石も重傷を負うが、ヨンファは転落死する。航空自衛隊機の攻撃が迫る中、仙石は手旗信号で「グソー存在せず、艦暴走せり」と外部に伝え、攻撃は阻止された。退艦が進む中、なおも暴走する「いそかぜ」に残る宮津艦長は、最後の決断として如月に代わって艦を自沈させる。

事件後、事件は「事故」として闇に葬られ、仙石は退職して兄の会社で働いていた。妻子とも関係が修復されつつあり、絵を仕事にし始めた仙石は、死亡したとされる如月の消息を訪ねる。再会した二人は、海に護衛艦を見つけると、新しい未来を信じて大きく手を振るのだった。


登場人物[編集]

「演」は映画でのキャスト

主要人物[編集]

仙石恒史(せんごく ひさし)
演:真田広之
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」先任警衛海曹(先任伍長)。
東京の下町出身。高卒で海上自衛隊に入る。かつては兄に対する強い劣等感から、いわゆる不良だった彼も、自衛隊で長く過ごす中で上意下達に身を任せるようになっていた。自分の艦に対する愛着が深く、「艦は我が家。クルーは家族」と信じて疑わない。離艦後に単身「いそかぜ」に戻る。絵が得意だが、人前では描かない。
海自初のミサイル護衛艦「あまつかぜ」乗組員出身で艦載ミサイルの専門家だったが、イージスシステム及びVLSを搭載したこんごう型護衛艦の配備以降は技術革新から取り残されていた。
「いそかぜ」がミニ・イージス艦化されたためミサイル班長ながら新装備の運用からは外され、若い海士の取り扱いにも悩まされ、また家庭においても離婚の危機にある。
映画版では妻は既に他界している他、娘の年齢や自らの体型も異なる。配属も「いそかぜ」の設定変更もあってVLSと設定され原作での鬱屈や懊悩は見られない。
宮津弘隆(みやつ ひろたか)
演:寺尾聰
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」艦長。二等海佐。そして、今回の事件の首謀者。
神奈川県出身。父親も大日本帝国海軍から戦後は海上自衛隊の技術幹部となり、父に憧れて自衛官を志す。人望に厚く、同級生・先輩後輩・同僚に彼を慕う者は多い。部内幹部を目指す海曹を対象に、勉強会「宮津学校」を主催していたことがあり、人脈も豊かである。
妻と防大生の息子:隆史に恵まれていたが、隆史の「事故死」に強いショックを受けたところにホ・ヨンファが現れ、関わりを持つ。冷徹になろうとするも、ここ一番で冷徹になりきれない。初任幹部時代に仙石と出会っていて、中学生時代の如月とも縁があるらしい描写が見られる。
映画では、防衛庁側の意向もあり副長に変更された。
如月行(きさらぎ こう)
演:勝地涼
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」第一分隊砲雷科一等海士
横須賀にて試験艦「あすか」に在籍していたが、ミニ・イージスシステムの習熟者として、「いそかぜ」のクルーに新システムの指導を施すため配転されて来た。
しかしそれは偽の経歴であり、彼の正体は防衛庁情報局(DAIS)に所属する二曹。DAISの特殊部隊である対テロ特殊要撃部隊「920SOF」の特別班(単独任務専門)に配属されている。宮津達による叛乱を阻止する特命を受け、海上自衛官の一等海士として「いそかぜ」に派遣された。
少年時代に母が自殺し、放蕩者の父に引き取られる。慕っていた祖父を父に殺された復讐として父を殺害するが、直後にDAISに服役免除を条件にスカウトされ、組織の一員として行動することになる。寡黙で、訓練の成果もあるが感情を押し殺している。天才的なの才覚を持っている。
映画では、親子三人で暮らしていたが母の自殺がきっかけで父親を殺害したと、設定変更された。

「いそかぜ」関係者[編集]

竹中勇(たけなか いさむ)
演:吉田栄作
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」副長兼船務長(映画では船務長のみ)。三等海佐。他の主要幹部達と違い、防大出身ではなく一般大学から海上自衛隊幹部候補生学校に入隊。「有事法制研究会」メンバーだったが、高い能力から左遷を免れ「いそかぜ」に残った古参(着任3年目)の幹部である。A幹内の防大出身者と一般代出身者の待遇差に潜在的な不満を持っている。
いわゆる「ムードメーカー」として描かれている一方で、自分の本心や本来の感情をどこか押し殺しているように見える場面も多い。明るく穏やかかつ誠実な人柄で、下士官からも好かれる幹部として描かれ、嫌われ者として描かれている杉浦や風間らとは一線を画した存在である。葛藤からか、仙石に「何か」を打ち明けようとしたが、結局伝えられずに終わる。妻とは死別して久しい。
叛乱以後も、船乗りとしての正常な感性を維持していたことでヨンファと、そして宮津とも対立。叛乱を裏切ったことが露見すると、ヨンファを負傷させるが、逆に致命傷を負い、宮津に止めを刺される。
杉浦丈司(すぎうら たけし)
演:豊原功補
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」砲雷長。一等海尉(映画では三等海佐)。防衛大出身。
竹中とは逆に、規律に厳しく融通の利かない「嫌われ者」として描かれている。父親に憧れて防大を経て海上自衛隊に入隊するが、エリート意識も強く現場叩き上げの海曹士が幹部に上申(リコメンド)する慣習に不満を抱き、「有事法制研究会」の活動にのめり込む。周囲の人間に関心が無く、無意識のうちに社会との関わりを閉ざしていた。戦闘の中で仙石と遭遇し虚脱し改心するが、如月に殺される。
映画では積極的にヨンファたちに協力しながらも葛藤する姿が描かれた。
横田利一
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」航海長。一等海尉。「有事法制研究会」メンバー。
仙石とは交流が少なかった。叛乱の終盤、舵輪を握ったまま死亡する。
酒井宏之
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」機関長。一等海尉。「有事法制研究会」メンバー。
さえない幹部の典型と描写されたが、叛乱の終結にあたって冷静に振る舞う。
風間雄大(かざま ゆうだい)
演:谷原章介
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」砲雷科水雷士三等海尉。防衛大出身の初任幹部。
茨城県出身。優等生であるが、その分エリート意識が強く、小心者で頭でっかちのヒステリー男として同世代の海曹海士達の嫌悪を一手に引き受ける存在として描かれている。田所殺害後の混乱では「こんなことをするために海自に入ったんじゃない」と発言し、本心を覗かせる。「有事法制研究会」で宮津隆史とも交流があったため、隆史の死後、初度配置から希望に反して経補幹部となり、左遷に等しい扱いを受けたと感じていた
叛乱にあたって気持ちが高揚していたが、終盤ではヒステリックに銃を乱射する。仙石に銃を取り上げられると、子供にかえったように号泣する。如月の治療を通じて生命の尊さを実体感し、人の生命を奪う叛乱に加わったことを後悔すると、同期の初任幹部たちを一喝し、退艦を決意させる。
若狭祥司
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」掌帆長。海曹長。仙石の親友であり、家庭内事情に対して親身に相談に乗る。プライベートでは家庭を大切にしており、20年来家族との交換日記を欠かさない。
「いそかぜ」に戻った仙石から乗組員を託されるが、潜水艦「せとしお」に最初に救助されることを潔しとしなかった。その後、作戦計画立案のため、渥美から仙石の情報を聞かれる。事件後は「はるゆき」に異動する。
田所祐作(たどころ ゆうさく)
演:斉藤陽一郎
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」第一分隊砲雷科海士長
暴走族を辞めてブラブラしているところを自衛隊地方連絡部(当時)の広報官に声を掛けられて入隊した。入隊後も暴走族くずれの気質がぬけなかったが、仙石の推薦で防衛記念章を授与されてからは見違えるように訓練に励むようになり、元々の面倒見の良さから海士達のまとめ役「兵長」として若いクルーを取り仕切るようになる。仙石の弟分的な存在。海曹への昇任試験を控え、米国への留学を夢見ている。戦闘配置の混乱の中、如月を追い、何者かに殺害される。
映画では主人公やストーリーそのものへの絡みが少なくなっており、既婚者で恐妻家であることを窺わせている。
菊政克美(きくまさ かつみ)
演:森岡龍
海上自衛隊ミサイル護衛艦「いそかぜ」第一分隊砲雷科二等海士
人間関係がギクシャクしがちな「いそかぜ」クルーの潤滑剤的な存在。幼い頃に両親が離婚して、祖母に育てられた。魚雷訓練中、事故死する。
他の福井作品でも同姓の登場人物[1]はしばしば登場し、同じく悲劇に襲われることが多い。

自衛隊関係者[編集]

衣笠秀明(きぬがさ ひであき
演:橋爪淳
海上自衛隊第65護衛隊司令。一等海佐(映画では宮津が副長に設定変更されたため「いそかぜ」艦長に変更されている、また風貌も大きく異なる)。
隆史の死に際し、宮津が海上勤務から離れそうになった時、上司越しに直接人事に直談判しており、また、訓練航海においても「うらかぜ」を座乗艦に選んで宮津の負担を減らす等、恩人といえる存在。ただし、宮津はその恩を仇で返すことなる。阿久津とは馬があい、良好な関係だった。「うらかぜ」沈没に際し、宮津の暴挙を止めるよう阿久津に頼んで、艦と命運を共にする。
阿久津徹男(あくつ てつお)
演:矢島健一
海上自衛隊ミサイル護衛艦「うらかぜ」艦長。二等海佐
宮津の3学年下の後輩として防衛大時代からの付き合いがある。宮津のことを現在でも「部屋長」と呼び、慕っていた。若々しい容姿で、女性隊員からも好感を持たれる。「夢見るロマンチスト」らしい一面があると描写され、男気に溢れた一面が色濃く描かれている。それは、自分の座乗艦が「いそかぜ」により沈められたことでより強くなっており、報復をせず自らの信義に従う姿勢を見せたことで、息子の仇討ちに囚われていた宮津を激しく動揺させる。事件後は「はるゆき」で再び艦長職に返り咲いた。
映画版ではストーリーへの絡みは少ない。
吉井真人
海上自衛隊第1護衛隊群司令。海将補
安藤亮二
航空自衛隊百里基地第7航空団第204飛行隊所属三等空佐
宗像良昭(むなかた よしあき)
演:真木蔵人
航空自衛隊百里基地第7航空団第204飛行隊所属一等空尉
F-15Jイーグルの操縦士。「いそかぜ」事件発生直後に上司(安藤三等空佐)と共に「いそかぜ」攻撃命令を受け、同艦に攻撃をしかけるも「いそかぜ」の反撃で上官の安藤を失う。その後、仇討ちの機会を与えられ特殊焼夷弾(テルミット・プラス)を搭載したミサイルによる「いそかぜ」撃沈の命令を受け、再出撃する。
映画では飛行班長で彼の上司にあたる安藤三等空佐は登場しておらず、三沢基地に所属しており、搭乗機はF-2に変更されている。また、宗像役の真木蔵人は、映画の撮影に際し本物のパイロットから行為の指導を受けている。
武石誠
海上自衛隊 潜水艦「せとしお」艦長。二等海佐
沢口博
海上自衛隊海上幕僚監部人事部課長。眼鏡面の中年で、身体的理由から艦艇勤務を外れて久しい。ロリコンであることから脅迫を受け、不自然な人事異動を行ったと目されたためDAISの「監視対象者」となっていたが、新浦安駅で投身自殺する。
木島祐孝
統合幕僚会議議長
湊本仁志
海上幕僚長
宮津隆史(みやつ たかし)
宮津弘隆の一人息子。防衛大学校に入学し海上要員となるが、卒業を半年後に控えた第4学年時に、父に打ち明けずに中退。その後、車を運転中に「事故死」し、弘隆に激しいショックを与える。インターネット上に、実名で論文『亡国の楯』を遺す。
真相は、『亡国の楯』を実名で発表したことで、ヨンファの接触を受けていた。DAISは隆史に彼好みの女性局員をあてがい、ヨンファの捕縛に協力させようとするが失敗。口封じのため隆史を暗殺したのだった。
在学中は「有事法制研究会」に参加し、変革を夢見て議論を交わしていた。

DAIS関係者[編集]

渥美大輔(あつみ だいすけ)
演:佐藤浩市
防衛庁情報局(DAIS)内事本部長。
華族の家系出身で、東大法学部卒業後、実家の反対を押し切って「二流官庁」である防衛庁に入庁。宮津による「いそかぜ」叛乱を早くから察知し、様々な作戦を繰り出す。仙石が戦っていることを知り、何とか助けてやりたいと思っている。潔癖な性格で、自分の仕事と性格の不一致に嫌気が差している。
野田 輝夫
防衛庁情報局の局長。大半が防衛庁の正規職員出身者で占める局の中で、数少ない警察出身者でもある。
梶良巳
防衛庁情報局 対テロ特殊要撃部隊「920SOF」隊長。一等陸尉
宮下武
防衛庁情報局 対テロ特殊要撃部隊「920SOF」隊員。三等陸尉
真壁義成
防衛庁情報局 対テロ特殊要撃部隊「920SOF」隊員。三等陸曹
805
沢口博を監視していた男性局員。持病の痔を悪化させる。
645
『ネスト』のひとつD(デルタ)を監視ししていた女性局員。他のネストと異なり唯一の女性であるDの監視は、彼女にしかできなかった。CIA局員と新婚旅行を装って、オセアニア航空202便に搭乗し、事故に巻き込まれる。

政治家・官僚等[編集]

菅原裕二
警察庁警備局長。
汀陽介
国家公安委員長自治大臣
明石智司
警察庁長官
鍋島秀一
防衛庁長官
曾根岳士
内閣安全保障室長。
瀬戸和馬
内閣情報調査室長。
梶本幸一郎(かじもと こういちろう)
演:原田芳雄
日本国内閣総理大臣であり、自衛隊最高指揮監督者である。
いわゆる「数で転ぶ政治屋」なところを随所に見せ、最初は諦めて捨てようとする。しかし、渥美の説得や「いそかぜ」内部における様々なドラマが、彼の気持ちや考え方を変化させていく。
小説『川の深さは』には、同一人物と思われる梶本という官房長官が登場している。

工作員[編集]

ホ・ヨンファ(許 英和)
演:中井貴一
北朝鮮対日工作員(映画では某国工作員・指導教官)である。
朝鮮戦争や窮乏にあえぐ北朝鮮での経験から、非常に冷徹で目的遂行のために高い意思を持つ。そこが宮津たちと違うところであり、彼の暗さを引き立たせている。しかし、ジョンヒの死には我を忘れて激昂し、周囲からなだめられる場面もあった。ジョンヒにこそ劣るが、かなりの戦闘能力を有する。艦内では少佐と階級で呼ばれる。
自身を海上自衛隊海上訓練指導隊群訓練科長の溝口哲也三等海佐と身分を偽り、護衛艦「いそかぜ」に部下と共に潜入する。
彼自身の目的は、GUSOHを用いて北朝鮮を恫喝して叛乱を起こし、米国と内通する北朝鮮政府を倒し、溺愛するジョンヒを「女王」とした貧困と差別とは無縁の新国家を樹立することだった。
チェ・ジョンヒ(崔 静姫)
演:チェ・ミンソ
北朝鮮工作員(浸透員)の1人。本編において、1つの鍵を握る人物でもある。黄海北道の農場出身だが、非嫡出子のため迫害されて育つ。幼い頃に平壌のリン・ミンギに引き取られ、浸透員として教育される。
ヨンファの義兄妹であり、女性としては類稀な体力・戦闘技術を持つ。対南浸透作戦時に韓国側の地雷により声帯を吹き飛ばされているため、声を出すことができない。その後、韓国国家安全企画部により、性的暴行や大量の自白剤投与等の凄惨な拷問を受けるが、ヨンファに救われ献身的な介護を受けたことから、強い絆で結ばれているものの、それ以上の関係性は不明。この際の傷を隠すためか、首に常にマフラーを巻いている。
GUSOH(格納容器の通称から『ネスト』と呼ばれる)を米軍から強奪し、1年近く地下に潜伏した後、Dとして逃亡。オセアニア航空202便を爆破すると、事前に用意したパラシュートで脱出し「いそかぜ」に救助されて潜伏した。似た境遇の如月に関心を持つが、彼の手で殺される。
映画では傷が確認でき、ヨンファとも血のつながった兄妹の設定。
ドンチョル少尉
演:安藤政信
北朝鮮工作員の1人。表向きは海上訓練指導隊所属 山崎謙二二等海尉
原作では「いそかぜ」に戻った仙石に気絶させられ、武器を奪われる。戦闘の中で、如月の手榴弾により死亡する
映画では溝口(ヨンファ)の副官という設定で、仙石にいそかぜが狙われている(如月が工作員で、自分達がダイスの人間という虚構)状況を説明するという原作のヨンファの役割を演じた。
イルジュン大尉
北朝鮮工作員の1人。
リン・ミンギ
北朝鮮人民武力省偵察局局長。ヨンファとジョンヒの上司にして養父。二人を工作員として育てるが、やがて仲違いする。ヨンファにとって、唯一の交渉ルートだったが、彼に殺害され、生首が本国へ送り返された。

物語のキーワード[編集]

論文『亡国の楯』[編集]

本作のタイトルは劇中で登場する論文に由来する。この論文の作者は宮津弘隆の息子で防衛大生の宮津隆史。隆史は父親と同じく海上自衛官を目指していたが、防大卒業が近づいてもいまだ国を守るという信念を持てず、悩んでいた。その果てに執筆しネットで公開したのが「亡国の楯(イージス)」である。

中身を要約すると「国力とは財力や軍事力ではなく、国民が祖国に抱く愛国心」、「今の日本には愛国心も、国家の意思と呼べるものも無い」、そして「防衛の要であるイージス艦は、守るべき国を亡くしている」である。

この論文がある意味、物語の1つの始まりと言える。

護衛艦「いそかぜ」[編集]

なお作中では「こんごう型」と同様に同時12目標を攻撃可能な能力を持ち、また、すべての護衛艦に順次同様の改修を行う予定があるとも書かれている。Mk.13 ミサイル発射機は撤去費用の問題から残されており、旧式化したSM-1ミサイルと共にお荷物扱いされ、あまつかぜ時代からこれを扱ってきた仙石は複雑な想いを抱いている。化学兵器「グソー」をMk 13とVLSどちらに積んでいるのか分からず特殊部隊による無力化を狙う日本政府が対応に苦慮するなどの描写がある。

他作品との関係・用語[編集]

通称「DAIS(ダイス)」もしくは本部のある場所を指して「市ヶ谷」と呼ばれる防衛庁自衛隊の秘匿情報機関。防衛庁情報本部を表の顔として運営されている。詳しくは『防衛庁情報局』を参照。
  • 辺野古ディストラクション
前作『Twelve Y. O.』の終盤にて起きる在日米軍基地の爆発事故。
前作『Twelve Y. O.』に登場した新型の毒ガス兵器。本作では、この兵器が物語に深く関与し、通称は『あれ』。その容器は『ネスト』と呼ばれる。
前作『Twelve Y. O.』に登場した新型の爆薬。改良型が『Op.ローズダスト』に登場する。詳しくは「テルミット・プラス」を参照。
  • 登場人物
主人公の如月行は『6ステイン(920を待ちながら)』や『C-blossom case729』にも登場している(時系列的には本作より前)。
渥美大輔『C-blossom case729』『震災後』『人類資金』に、野田輝夫は『震災後』に再登場している。
内閣総理大臣の梶本幸一郎は『川の深さは』にて官房長官として同名の人物が登場している。
  • SOF(Special Operation Force/特殊要撃部隊)
本作に登場するDAISの特殊部隊。他作品に登場するのは920SOFで、他に013SOF・464SOF等が設定上存在する。920SOFの「920」は、他作品(『6ステイン』『敗者達の黙示録』『壊点 ポイント・ブレイク』)に登場する結城圭一 二曹のIDを冠したもの。

刊行一覧[編集]

講談社(単行本)

講談社文庫

スピンオフ[編集]

  • 水平線の光の中、また逢えたら―another『亡国のイージス』ジョンヒ〜静かなる姫〜(著:橋口いくよ、2005年3月、ISBN 4344406125
橋口いくよによる本編の前日譚。チェ・ジョンヒと日本の男子学生とのふれあいを描く。
  • 亡国のイージス former part コール ザ ロール(2005年8月、ISBN 4062751518
本編の登場人物の数週間前の様子を描いた短編集。全4章で構成され、それぞれ仙石、宮津、行、ジョンヒの視点で描かれており、『水平線の光の中、また逢えたら』や『C-blossom case729』と本編をつなげる役割も果たしている。原作版「いそかぜ」精密フィギュアセットに同梱され、限定1万部が発売された。後に『IN★POCKET』2008年8月号に仙石の章が掲載された。

メディアミックス[編集]

映画[編集]

亡国のイージス
監督 阪本順治
脚本 長谷川康夫
飯田健三郎
原作 福井晴敏
製作 坂上直行
久松猛朗
千野毅彦
住田良能
製作総指揮 小滝祥平
遠谷信幸
出演者 真田広之
寺尾聰
原田芳雄
佐藤浩市
中井貴一
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
撮影 笠松則通
編集 ウィリアム・アンダーソン
製作会社 『亡国のイージス』アソシエーツ
配給 日本ヘラルド映画=松竹
公開 日本の旗 2005年7月30日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 20.6億円[2]
テンプレートを表示

防衛庁海上自衛隊航空自衛隊協力の下、2005年7月30日に公開。興行収入は21億円。日本での公開の後、台湾でも2005年11月26日から「亡國神盾艦」の名で劇場公開された。

映画版あらすじ[編集]

「いそかぜ」を演じた、実在の「みょうこう

護衛艦「いそかぜ」の専任伍長:仙石恒史は、多くの若年隊員からの信頼が厚かった。しかし、気に掛けていた如月一士は、訓練海域へ向かう航海の途上、徐々に不審な動きを見せていく。そんな中、如月の異状に気付いた菊政二士が訓練中に事故死。それでも、帰港せず航海を続けることに、仙石は抗議するため艦長室を訪れる。由良基地から乗艦している海上訓練指導隊(FTG)の溝口三佐や、いそかぜ副長の宮津二佐の説明によれば「北朝鮮の工作員ホ・ヨンファの影響下にある如月が米軍からGUSOH」を奪い、潜入している」とのことだった。そして、すでに艦長は殺害されていた。

その直後、如月が艦内に爆弾を仕掛け立てこもり事件を起こす。説得のため仙石は一人で如月の下に赴く。しかし、彼の説明によれば「溝口こそホ・ヨンファ本人であり、宮津ら幹部もグルである」とのことだった。仙石と入れ替わるようにFTGの隊員に如月は拘束され、溝口は総員離艦を命ずる。曹士隊員はその命令に従うが、FTG隊員と幹部たちは護衛艦に立てこもる。救命ボートからその様子を見た仙石は、「いそかぜ」へ戻ろうとする。叛乱を起こした「いそかぜ」は、静止を試みた護衛艦「うらかぜ」と戦闘の末、「うらかぜ」を撃沈する。

GUSOHの照準は東京都心、水深が浅い東京湾では潜水艦の活動は不可能、残留した幹部全員が宮津のシンパであった。内閣総理大臣以下、最高幹部らと宮津は直接会話する。宮津の要求は、GUSOHの存在の公表・宮津の息子である防大生が防衛庁情報局(DAIS)により死亡したことの公表等であった。しかし、最高幹部はDAISの存在を認めず、如月を見殺しにする。如月が殺害されようとした瞬間、潜入した仙石が如月の残した爆発物を作動させ、艦内を混乱させる。その隙に如月は脱出を図る。

合流した仙石と如月は徐々に心を通わせつつ、航空自衛隊のF-2による特殊焼夷弾での対艦攻撃が迫る中、阻止限界線までにGUSOH発射を阻止すべく奮闘することとなる。

スタッフ[編集]

キャスト(主な登場人物以外)[編集]

映画版の評価[編集]

護衛艦の副長が幹部自衛官達を従えて日本政府に対し叛乱を起す」というアクション・エンターテインメント的な内容ではあるが、一方で「国家としてのありようを見失った日本に、はたして守るに値する価値があるのか?」と、問いかける作品となっている。当作品に限らず福井晴敏の映画化作品は愛国的・反米的な描写が目立つが、決して戦争を賛美するものではなく(むしろ、戦争批判のメッセージさえ込められている)、前述の通り日本という国家のあり方を問いかける主題のものが多い。

映画版が公開された2005年戦後60年の節目の年でもあり、日本の防衛庁が本作を含め『ローレライ』『戦国自衛隊1549』『男たちの大和/YAMATO』など、日本の軍備を描いた作品への協力を積極的に行なった。そのこともあってか、韓国国内では映画版に出演したチェ・ミンソに対して「日本の軍拡に繋がる右翼映画に出演する女優」と非難・批判が噴出した。

実写化にあたっては上映時間などの制約上、原作の内容をすべて盛り込めず、前述の問いかけに対する原作終盤の仙石の返答と行動は全て無くなっている。また、原作のハリウッド調のシーンが削除され娯楽色が薄められているほか、その他の重要なエピソードについても一部が原作者自身の判断により削除されている。

防衛庁の協力[編集]

本作品は当初2000年に映画化する予定だったが、企画を持っていった1999年当時の防衛庁(現:防衛省)側は「現職の海上自衛隊護衛艦艦長が叛乱を起し、最新鋭護衛艦を乗っ取り、日本政府に対して脅迫をするなどという内容の映画には、一切協力はできない」と強く拒否した経緯がある(その後の映画版でも、叛乱の首謀者である宮津の役職が艦長から副長へ変更されている)。

2度目の協力要請の時、同庁広報は再度拒否するつもりだったが、同作品の読者であった石破茂長官(当時)が再考を促し[3]、また原作者や映画制作関係者が艦艇部隊や江田島(幹部候補生学校等が所在)などをくり返し見学し、映画の内容修正を行ったこともあって、防衛庁側の協力が実現した[4]

映画版登場兵器[編集]

DDG-175 護衛艦「みょうこう」
海上自衛隊の「こんごう型護衛艦」の3番艦。劇中、主役のイージス護衛艦「いそかぜ」を演じる。
DD-107 護衛艦「いかづち」
海上自衛隊の「むらさめ型護衛艦」の7番艦。劇中、「いそかぜ」から発射されたハープーンの攻撃を受けて撃沈される、護衛艦「うらかぜ」役として、出演。
DD-101 護衛艦「むらさめ」
海上自衛隊の「むらさめ型護衛艦」の1番艦。劇中、「いそかぜ」から異動した仙石が乗艦する護衛艦「はるかぜ」役として、出演。
SS-597 潜水艦「たかしお」
海上自衛隊の「おやしお型潜水艦」の8番艦。劇中、乗っ取られた「いそかぜ」を追う潜水艦「せとしお」役として、出演。
F-2戦闘機
航空自衛隊戦闘機。劇中、小説版で「いそかぜ」を攻撃するF-15Jに代わり、出演。
SH-60J哨戒ヘリコプター
海上自衛隊の哨戒ヘリコプター。劇中、小説版で仙石先任伍長を始めとした、「いそかぜ」乗員の救助に出動するMH-53に代わり、出演。

漫画[編集]

2000年-エニックス(現スクウェア・エニックス)の漫画雑誌「コミックバウンド」で中村嘉宏作画によるコミカライズが連載されていた(雑誌廃刊のため打ち切り)。

2004年-講談社モーニングにて横山仁作画によるコミカライズ版が連載された。現在は物語中盤で連載が休止されており、発売されているコミックス上では「第1部完」と表示されている。

2005年-講談社別冊フレンドにて霜月かよ子作画による本作の前日談『C-blossom case729』が連載された。この作品において、如月行が二等陸曹に昇進する顛末が描かれており、また、エピローグにおいて『いそかぜ』に配属された彼の姿を確認できる。

ゲーム[編集]

2005年7月21日-コーエー PlayStation 2 亡国のイージス 2035 ウォーシップガンナー発売

2007年12月27日-コーエー PlayStation 2 コーエー定番シリーズ 亡国のイージス 2035発売(上記の廉価版)

ラジオドラマ[編集]

2005年7月に劇場公開と併せてラジオドラマTOKYO FMで放送された。また同年8月7日までネット配信[1]された。

その他[編集]

『亡国のイージス』の文庫版の表紙には、背景として海上に浮かぶ 「いそかぜ」の姿が小さく描かれているが、上巻では通常のはたかぜ型護衛艦の状態、下巻では改造されミニ・イージスシステムを搭載した後の姿になっている。週刊モーニング掲載のコミックの絵やピットロードが商品化した模型はこのデザインが元になっている。

また、解説本『亡国のイージス 公式大綱』(角川書店)にも「いそかぜ」の描きおろしイラストが掲載されたが、主砲が背負い式になっていない等、上記のものとはデザインがやや異なっている。

脚注[編集]

  1. ^ 終戦のローレライ』の菊政一等水兵、『機動戦士ガンダムUC』のネェル・アーガマ乗員キクマサ、『亡国のイージス2035』のいそかぜ通信長菊政聡美
  2. ^ 2005年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ 今作に限らず石破の映画産業への理解は深く、彼が防衛庁長官在任中はテロSFといった大胆なテーマの作品にも自衛隊の協力が得られた。例えば同年に公開された「戦国自衛隊1549」なども自衛隊の大規模な協力により撮影されている。2007年11月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)。
  4. ^ 石破茂著『国防』(新潮社、2005年)より

外部リンク[編集]