MH-53 (航空機)

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MH-53 ペイブロウ

MH-53J ペイブロウIII

MH-53J ペイブロウIII

MH-53 ペイブロウ(MH-53 Pave Low)は、アメリカ合衆国シコルスキー・エアクラフト社製のヘリコプター

概要[編集]

HH-53は、HH-3 ジョリーグリーンジャイアントの後継となる長距離の戦闘捜索救難(CSAR:Combat Search And Rescue)用として、CH-53 シースタリオンを元にアメリカ空軍向けに開発された機体であった。同機は、ベトナム戦争撃墜されたパイロットの救出に活躍したが、迅速なパイロット救出のためには夜間/全天候下での作戦能力が必要であることを米空軍は早くから認識していた。このため、性能は限定的ながら低光量テレビを搭載したYHH-53H ペイブロウIが試験的に開発された。1975年には、より強力な夜間/全天候救出装置を搭載したペイブロウIIが登場、そして、さらに能力を向上したペイブロウIIIがHH-53Hとして正式採用され、8機のHH-53Cと2機のCH-53Cがこの規格に改修され、1979年から配備された。HH-53Hの名称は、後に特殊作戦任務が課されることになったためMH-53Hと改称された。

その後、イーグルクロー作戦の失敗により、同作戦に使用されたRH-53Dの能力不足が指摘された戦訓を元に、MH-53J ペイブロウIIIが開発され、MH-53Hと少数のCH-53Cがこの仕様に改修されることとなり、1988年から配備された。MH-53Jは、統合デジタル電子機器の採用によって信頼性を向上させ、強化型トランスミッションや重量454kgの装甲板が採用された。MH-53Jは、さらに1999年末からMH-53M ペイブロウIVへと能力向上された。

現在はCV-22B オスプレイの配備により、全機退役している。

派生型[編集]

YHH-53H ペイブロウI
HH-53Bから改造。1機のみ。
YHH-53H ペイブロウII
HH-53Cから改造。
HH-53H ペイブロウIII
CH-53CとHH-53Cから改造。後にMH-53Hと改称。
MH-53J ペイブロウIII
MH-53M ペイブロウIV

登場作品[編集]

映画トランスフォーマー』でのワンカット

映画[編集]

ジャッカル
ブルース・ウィリス演じるジャッカルの大統領夫人暗殺を阻止するため使用される。
トータル・フィアーズ
核爆発後に大統領を救出する輸送機として登場。
トランスフォーマー
ディセプティコンズの1人、ブラックアウトが変形する。
バイオハザードIII
アンブレラ社の地下施設からスーパーアンデッドを積んだコンテナ輸送する際に登場。
パシフィック・リム
PPDC司令官の移動時などに登場。なお、小説版ではCH-53K キングスタリオンとされている。

小説[編集]

今そこにある危機
MH-53が登場する。映画版では状況設定を変えているので、民間用のUH-1に置き換えられている。
亡国のイージス
防衛庁情報局(DAIS)が対テロ特殊部隊輸送に使用。

ゲーム[編集]

Double Clutch
アメリカ軍が使用し、主人公達の輸送に使われる。
コール オブ デューティシリーズ
CoD:MW2
キャンペーンでローチ達を救出するために登場する他、終盤にもシェパードたちの乗るゾディアックボートを回収するために登場する。また、マルチプレイではキルストリーク報酬として航空支援を受けられる。
CoD:MW3
マルチプレイにて、アサルトストリーク報酬として航空支援を受けられる。
マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス
「重輸送ヘリ」という名称で登場し、国連軍が所有する。

外部リンク[編集]